JPH11185920A - 電子部品のリード線中継方法 - Google Patents

電子部品のリード線中継方法

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JPH11185920A
JPH11185920A JP34895597A JP34895597A JPH11185920A JP H11185920 A JPH11185920 A JP H11185920A JP 34895597 A JP34895597 A JP 34895597A JP 34895597 A JP34895597 A JP 34895597A JP H11185920 A JPH11185920 A JP H11185920A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lead wire
heat
shrinkable tube
covered
protection pipe
Prior art date
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Pending
Application number
JP34895597A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuji Shibuya
勝治 渋谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP34895597A priority Critical patent/JPH11185920A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長期間の使用に耐え、信頼性の高い被覆リー
ド線同士の中継方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 電子部品1に接続した被覆リード線12
を延長のため、他の被覆リード線13と接続する際、そ
の接続部分を内層19が粘着性接着剤からなる二層構造
の熱収縮チューブ20で被覆後、加熱収縮させ、その
後、更にその接続部分に金属保護パイプ14を被せ、そ
の外周全体をカシメる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高温多湿な環境下
で使用される電子部品のリード線中継方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の被覆リード線の中継方法は、接続
するリード線の芯線同士を半田で接続した後、その接続
部分をプラスチックパイプで覆い、プラスチックパイプ
の両端部をカシメるか、又は接続部分にビニールテープ
等を巻き付けて電気的に絶縁保護する方法が一般的に行
われていた。
【0003】従来の被覆リード線中継方法の一例を、図
6に正面図、図7にその断面図で示した。両図に示すよ
うに電子部品1から引き出された被覆リード線2の芯線
6と中継用被覆リード線3の芯線7の先端部をハンダ5
で接続した後、その接続部分の外周をプラスチックパイ
プ4で覆い、更にその両端部8,9をカシメ、接続部分
の電気的絶縁保護を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記中継方法は、長期
間の使用において熱的なストレス、或いは各種雰囲気に
より、プラスチックパイプ4が収縮、硬化、又は劣化
し、特に高温多湿下の使用において電気的絶縁性を著し
く低下させ、ひいては使用する機器類の誤動作、故障等
の原因の一つとなっていた。又被覆リード線2,3をプ
ラスチックパイプ4で直接カシメるため、カシメる時に
被覆リード線2,3の被覆部を破る危険性があり、中継
部分の耐湿性を確保する上で問題となっていた。
【0005】本発明は前記問題点を解消し、長期間の高
温多湿等の環境下の使用においても接続部分の安定した
電気絶縁性と、機械的強度を保つことのできる優れた被
覆リード線の中継方法を提供することを目的とするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、電子部品に接続した被覆リード線と、中継
用被覆リード線の接続部分を、内層が粘着性接着剤から
なる二層構造の熱収縮チューブで覆い、加熱収縮後、そ
の接続部に金属保護パイプを被せ、更に金属保護パイプ
全体をカシメることによって、接続部分の熱収縮チュー
ブを介しての電気的絶縁保護と、機械的強度の確保を図
るものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、電子部品に接続した被覆リード線を延長するため、
他の被覆リード線と接続する際、その接続部表面を、内
層が粘着性接着剤からなる二層構造の熱収縮性チューブ
で被覆後、加熱収縮させ、その後、更にその接続部分に
金属保護パイプを被せ、その金属保護パイプの外周をカ
シメることを特徴とする電子部品のリード線中継方法で
あり、電子部品から引き出された被覆リード線と中継用
被覆リード線の接続部と、その近傍の被覆部を二層構造
の熱収縮チューブで覆い、加熱収縮することで接続部分
を外部雰囲気から遮断、保護する。更に、その接続部分
を金属保護パイプ内に収縮すると共に、その外周全体を
カシメることで機械的強度を保つことができる。又、接
続部分は二層構造の熱収縮チューブを介して被覆部と共
にカシメられるため、被覆リード線の被覆部と熱収縮パ
イプとの気密性が更に高まり湿気の浸入を遮断すること
ができると共に、被覆部を傷つけることがなく、長期間
の苛酷な使用条件下においても高い信頼性を維持するこ
とができる。
【0008】以下本発明の一実施形態について図を用い
説明する。 (実施の形態1)本発明の一実施形態を図1から、図3
に示した。
【0009】図1〜図3に示したように、電子部品1に
接続、引き出された被覆リード線12、及び中継用被覆
リード線13の先端部の被覆部を取除き、それぞれの芯
線16,17を露出した後、これを重ね合わせてハンダ
15付けを行った。次に内層19が熱溶融性未架橋ポリ
オレフィン樹脂、外層18が電子線架橋軟質ポリオレフ
ィン樹脂からなる二層構造の熱収縮チューブ20を、前
記ハンダ15付け部、及びその近傍の被覆部を覆うごと
く装着し、120℃の温度中で加熱収縮させた。
【0010】次いで前記熱収縮チューブ20のほぼ全面
を覆うように、肉厚0.1〜0.5mmの金属保護パイプ
14を装着した後、80kg/cm2の荷重で全周を定寸カ
シメを行った。
【0011】得られた本発明の中継方法と、従来の中継
方法で作製した中継部の機械的強度、及び耐久試験を比
較評価しその結果を(表1)に示した。
【0012】
【表1】
【0013】(表1)から明らかなように、接続部の機
械的強度は本発明品は17kgと高く、そのバラツキは
0.07と小さいのに対し、従来品は約13kgで、その
バラツキも大きい。また、接続部の耐久性能の、水中冷
熱サイクル試験において本発明品は1000サイクル後
も絶縁抵抗は殆ど劣化していないのに対し、従来品は5
00サイクル後で既に四桁低下している。他方PCT試
験においては本発明品は500時間後においても絶縁抵
抗が殆ど劣化していないのに対し、従来品は五桁と大き
く劣化している。
【0014】これらの結果から、本発明の二層構造の熱
収縮チューブ20と金属保護パイプ14とでカシメ保護
する被覆リード線12,13の中継方法は、機械的強
度、及び絶縁性強度の優れた信頼性の高いものとなるこ
とが明らかである。
【0015】又、図4、図5に被覆リード線12,13
に芯線16,17が複線のものを用いた中継方法の一例
を図示したが、この場合二ヶ所のハンダ15付け部分が
重ならないよう、図4に示す如く位置をずらし、しかも
一方の被覆部を破壊しないようにカシメを行う必要があ
る。
【0016】
【発明の効果】以上本発明によれば、被覆リード線同士
の接合において、その接合部分を内層が粘着性接着剤か
らなる二層構造の熱収縮チューブで覆い、熱収縮後、更
にその接続部分に金属保護パイプを被せ、金属保護パイ
プ全体を外周からカシメることにより、長期間の使用に
おいて安定した電気的絶縁の維持と、機械的強度を確保
することのできる、信頼性の高いリード線中継方法を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の被覆リード線中継品の正
面図
【図2】同、正面断面図
【図3】同、側面断面図(図2のa−a線断面図)
【図4】本発明の他の実施形態の被覆リード線中継品の
正面断面図
【図5】同、側面断面図(図4のb−b線断面図)
【図6】従来品の被覆リード線中継品の正面図
【図7】同、断面図
【符号の説明】
1 電子部品 2 被覆リード線 3 被覆リード線 4 プラスチックパイプ 5 ハンダ 6 芯線 7 芯線 8 カシメ部 9 カシメ部 12 被覆リード線 13 被覆リード線 14 金属保護パイプ 15 ハンダ 16 芯線 17 芯線 18 外層 19 内層 20 熱収縮チューブ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品に接続した被覆リード線を延長
    するため、他の被覆リード線と接続する際、その接続部
    表面を、内層が粘着性接着剤からなる二層構造の熱収縮
    性チューブで被覆後、加熱収縮させ、その後、更にその
    接続部分に金属保護パイプを被せ、その金属保護パイプ
    の外周をカシメることを特徴とする電子部品のリード線
    中継方法。
JP34895597A 1997-12-18 1997-12-18 電子部品のリード線中継方法 Pending JPH11185920A (ja)

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JP34895597A JPH11185920A (ja) 1997-12-18 1997-12-18 電子部品のリード線中継方法

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JPH11185920A true JPH11185920A (ja) 1999-07-09

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ID=18400523

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JP (1) JPH11185920A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015509781A (ja) * 2012-02-27 2015-04-02 サーレハ,ラフィック 医療用手術ナビゲーションセンサ取付けシステム
KR20180088090A (ko) * 2017-01-26 2018-08-03 영창실리콘 주식회사 히팅케이블의 전원연결부 보호방법 및 구조

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