JPH11185338A - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

Info

Publication number
JPH11185338A
JPH11185338A JP9355682A JP35568297A JPH11185338A JP H11185338 A JPH11185338 A JP H11185338A JP 9355682 A JP9355682 A JP 9355682A JP 35568297 A JP35568297 A JP 35568297A JP H11185338 A JPH11185338 A JP H11185338A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tray
movable base
rom
turntable
cam groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9355682A
Other languages
English (en)
Inventor
Miki Kirinoe
美樹 桐野江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teac Corp
Original Assignee
Teac Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teac Corp filed Critical Teac Corp
Priority to JP9355682A priority Critical patent/JPH11185338A/ja
Publication of JPH11185338A publication Critical patent/JPH11185338A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)
  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明はトレイ方式のディスクローディング機
構を備えたディスク装置に関し、ディスクの確実なイジ
ェクト動作を行なうことを課題とする。 【解決手段】トレイ14が収納位置に位置する時に、タ
ーンテーブル20がクランパ16と係合してCD−RO
M26を保持する保持位置に可動ベース組立体13を移
動すると共に、トレイ14が排出位置に向け移動する時
に可動ベース組立体13を保持位置から退避動作させる
駆動機構を、カム溝182とピン75とにより構成す
る。そして、カム溝182を水平方向に往復動を行なう
スライダー100に形成し、ピン75を可動ベース組立
体13に設ける。更に、カム溝182にその傾斜が段階
的に変化する複数の傾斜溝部182c,182dを形成
すると共に、この複数の傾斜溝部182c,182dの
各々の傾斜角度θ1,θ2が、カム溝182の始点部1
82aと終点部182bとを結ぶ直線の傾斜角よりも小
さく設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディスク装置に係
り、特に、トレイ方式のディスクローディング機構を備
えたディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ディスク装置(例えば、CD−
ROM装置)におけるディスクローディング動作は、大
きく分けて、 ディスクが載置されたトレイを、ディスク装置本体
内に引き込む動作と、 ディスク装置本体内に引き込まれたディスクを、タ
ーンテーブル上に保持された状態とする動作(具体的に
は、ターンテーブルとクランパとの間に挟持する動作)
とによってなされる。この各動作はモータによって行な
われるが、近年のディスク装置の小型化の要求に対応す
べく、上記,の動作を単一のモータで行う構成が各
種提案されている。この種のディスク装置の一例とし
て、例えば特開平7−282512号に開示されたもの
がある。
【0003】この特開平7−282512号に開示され
たディスク装置は、上記のようにトレイを、ディスク装
置本体内に引き込む動作及びターンテーブルとクランパ
との間にディスクを挟持する動作を単一のモータにより
行なう構成とされている。また、このディスク装置は、
ディスクを回転させるためのスピンドルモータ及びター
ンテーブルが可動ベースに配設されており、この可動ベ
ースは駆動機構によりトレイに対し昇降動作する構成と
されている。
【0004】即ち、ディスクが載置されたトレイがディ
スク装置本体内の所定装着位置まで引き込まれると可動
ベースは上昇動作を行い、これに伴いターンテーブルも
上昇動作し、ディスクはターンテーブルに載置されてト
レイから離間した状態となる。更に可動ベースが上昇す
ると、ターンテーブルに載置されたディスクはクランパ
に向け押圧され、これによりディスクはターンテーブル
とクランパとの間で保持された状態となる(この一連の
動作をローディング動作という)。
【0005】一方、ディスクをイジェクトする場合に
は、駆動機構により可動ベースは下昇動作され、これに
伴いターンテーブルも下昇する。よって、ターンテーブ
ル上のディスクはクランパから離間し、更に可動ベース
が下昇することによりディスクはトレイに再び載置され
る。続いて、トレイはディスク装置本体から引き出さ
れ、ディスクはトレイから取出可能な状態となる(この
一連の動作をイジェクト動作という)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
にターンテーブルが設けられた可動ベースが昇降動作す
る構成では、ディスクの再生処理終了後、ディスクのイ
ジェクト動作を行なう際、可動ベースが下昇速度が速す
ぎると、ディスクをトレイの正規域に載置されないまま
トレイが引き出されてしまうことが発生するおそれがあ
る。
【0007】そして、このようにディスクがトレイの正
規域に載置されないままトレイが引き出されると、ディ
スクがトレイ内で遊んでしまい、例えばディスクがフロ
ントベゼル(ディスク装置本体の正面に設けられたフロ
ントパネル)に当接し、損傷するおそれがあるという問
題点がある。この問題点は、特に8cmの小型CD−R
OMを用いた場合に発生し易い。また、トレイの移動速
度を速くした場合もディスクがトレイの中で遊んでしま
う。
【0008】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、ディスクの確実なイジェクト動作を行いうるディ
スク装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、記録媒体となるディスクが載置され、
該ディスクを排出位置と装置本体内の収納位置との間で
移動させるトレイと、前記トレイに対して昇降可能な構
成とされると共に前記ディスクを回転させるためのスピ
ンドルモータ及びターンテーブルが配設された可動ベー
スと、該トレイが前記収納位置に位置する時に前記ター
ンテーブルがクランパと係合して前記ディスクを保持す
る保持位置に前記可動ベースを移動すると共に、前記ト
レイが排出位置に向け移動する時及び前記トレイが排出
位置に位置する時に前記可動ベースを前記保持位置から
退避動作させる駆動機構とを具備するディスク装置にお
いて、前記駆動機構を、水平方向に往復動を行なうスラ
イダーに形成されたカム溝と、前記可動ベースに設けら
れると共に前記カム溝に係合した従動ピンとにより構成
し、かつ、前記カム溝にその傾斜が段階的に変化する複
数の傾斜溝部を形成すると共に、該複数の傾斜溝部の各
々の傾斜角度が、前記カム溝の始点と終点とを結ぶ直線
の傾斜角よりも小さく設定したことを特徴とするもので
ある。
【0010】上記の手段は、次のように作用する。駆動
機構を構成するカム溝は、スライダーが水平方向に往復
動を行なうことにより、同じく水平方向に変位する。ま
た、同じく駆動機構を構成する従動ピンは、カム溝に係
合しているため、カム溝の変位に伴いカム溝形状に沿っ
て駆動される。
【0011】この際、カム溝はその傾斜が段階的に変化
する複数の傾斜溝部が形成された構成であり、かつこの
傾斜溝部の各々の傾斜角度がカム溝の始点と終点とを結
ぶ直線の傾斜角よりも小さく(即ち、なだらかに)設定
されているため、上記始点と終点とを直線状に形成した
カム溝を用いた場合に比べ、従動ピンの移動速度を遅く
することができる。
【0012】これにより、従動ピンが配設された可動ベ
ースの移動速度も遅くすることができ、よって可動ベー
スに設けられたターンテーブルとディスクとの係合(ク
ランプ動作)及び係合解除(クランプ解除)を緩やかに
行なうことができる。従って、ローディング時における
ディスクの装着不備を防止できると共に、イジェクト時
のトレイ内におけるディスクの遊び発生を抑制でき、確
実で信頼性の高いローディング及びイジェクト動作を実
現することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態につい
て、図面と共に説明する。図1乃至図16は、本発明の
第1実施例であるディスク装置を示している。先ず、各
図を用いて第1実施例であるディスク装置の概略構成及
び動作について説明する。尚、本実施例ではディスク装
置としてCD−ROM装置10を例に挙げて説明するも
のとする。
【0014】図1乃至図7に示すように、CD−ROM
装置10は、シャーシ11と、シャーシ11に取り付け
てあるベース12と、ベース12に取り付けてある可動
ベース組立体13と、ベース12に支持されているトレ
イ14と、ベース12に取り付けてあるディスクローデ
ィング駆動機構組立体15と、ベース12に支持されて
いるクランパ16と、シャーシ11の前面に取り付けて
あるフロントベゼル17と、上側を覆うカバー部材(図
示せず)とを有する。
【0015】可動ベース組立体13は、可動ベース本体
19に、ターンテーブル20,ターンテーブル20を回
転させるターンテーブル用モータ21,光学ヘッド2
2,及び光学ヘッド22を移動させる光学ヘッド移動機
構23が取り付けられた構成である。CD−ROM26
を装着するに際して、CD−ROM装置10は、図8
(A)に示す状態とされる。即ち、トレイ14が、図中
矢印Y2 方向に移動して、CD−ROM装置本体25よ
り外に突き出した状態となっており、また可動ベース組
立体13は下方に傾斜した状態となっている。
【0016】この状態よりCD−ROM26をCD−R
OM装置10に装着するには、操作者がCD−ROM2
6をトレイ14上に載置すると共に、操作釦143(図
5参照)を操作するか、或いはトレイ14をCD−RO
M装置10に向け押す操作を行なう。これにより、CD
−ROMローディング駆動機構組立体15が動作を開始
し、先ずトレイ14が図中矢印Y1 方向に移動され、
続いて可動ベース組立体13が水平となる方向に回動
される。
【0017】上記のの動作が行なわれることにより、
図8(B)に示すように、CD−ROM26がCD−R
OM装置本体25内に引き込まれる。また、上記のの
動作が行なわれることにより、図8(C)に示すよう
に、CD−ROM26が、ターンテーブル20により支
持され、トレイ14より浮き上がって、クランパ16に
よってクランプされ、再生が可能となる状態となる。
【0018】次に、CD−ROM26のローディング及
び再生に用いる構成要素について説明する。まず、ベー
ス12について説明する。図1乃至図5に示すように、
ベース12は、略四角の枠形状を有し、略矩形状開口よ
りなる可動ベース組立体取付け部30を有し、図中矢印
2 方向端側に、切欠よりなるCD−ROMローディン
グ駆動機構組立体取り付け部31を有する。このベース
12は、図中矢印X1 ,X2 方向端側に、立上げ壁部3
2,33を有し、図中矢印Y1 方向端側に、立上げリブ
34を有する。
【0019】また、ベース12は切り起こしてなる4つ
の脚部35を、インシュレータ36を介して略箱形状の
シャーシ11の底板11a上に浮いた状態で、取り付け
られておりシャーシ11内に収まっている。更に、ベー
ス12上には、図中矢印X2,X1 端側にトレイガイド
部材37,38が取り付けられると共に、図中矢印X 2
端側にトレイ押し出し板39が図中矢印Y1 ,Y2 方向
に移動可能に設けてある。このトレイ押し出し板39
は、ばね40によって、図中矢印Y2 方向に付勢されて
いる。
【0020】次に、可動ベース組立体13(可動ベー
ス)について説明する。図1乃至図5に示すように、可
動ベース組立体13は、略四角枠形状の可動ベース本体
19を有する。この可動ベース本体19の図中矢印Y2
方向端側にはターンテーブル用モータ21が取り付けて
おり、ターンテーブル20はこのターンテーブル用モー
タ21のスピンドルに固定されている。
【0021】また、ターンテーブル20は可動ベース本
体19より上方(図中矢印Z1 方向)に位置すると共
に、後述するクランパ16とマグネットチャッキングす
るための永久磁石20aが組込まれている。更に、可動
ベース本体19の上面所定位置には、上方に向け突出し
た位置決め突起180が設けられている(図5参照)。
一方、可動ベース本体19の下面側には、一対のガイド
軸50,51が、保持部52,53により両端を保持さ
れて、図中矢印Y1 ,Y2 方向に延在して、平行に取り
付けられている。光学ヘッド22は、その両側を上記ガ
イド軸50,51に支持されて、可動ベース本体19の
開口54内を図中矢印Y1 ,Y2 方向に移動可能に設け
てある。また、可動ベース本体19には、光学ヘッド移
動機構23が設けてある。光学ヘッド移動機構23は、
モータ55と、モータ55により駆動されるギヤ機構5
6とよりなる。
【0022】上記構成とされた可動ベース組立体13
は、可動ベース本体19の図中矢印Y 1 方向端側を、板
ばね部材56を介して、ベース12のY1 方向端側に取
り付けられて、取付部30内に取り付けてあり、板ばね
部材56が撓むことによって、図3中、A,B方向に回
動しうる。また、可動ベース本体19の図中矢印Y2
向端の、X1 ,X2 方向上の中央に、ピン57(従動ピ
ン)が、Y2 方向に突き出して設けてある。このピン5
7は、後述するように、ベース12のY2 方向端近傍の
梁部41に取り付けてある板ばね部材42に押し当た
る。
【0023】次に、トレイ14について説明する。トレ
イ14は、図5に示すように、CD−ROM26が載置
される皿状のCD−ROM載置部60、両側部より図中
矢印Y1 方向に延出する腕部61,62、この腕部6
1,62間をつなぐ梁部63、ターンテーブル20及び
光学ヘッド22が嵌合する開口64、ターンテーブル2
0に対しトレイ14の位置決めを行なうための位置決め
孔181等を有した構成とされている。
【0024】また、トレイ14の図中矢印X1 ,X2
端には、夫々一段下がった細長の鍔部65,66が形成
されると共に、この鍔部65,66には図9に示すよう
にカイド溝67及び突部68が形成されている。また、
トレイ14の裏面のX2 方向側には、ガイド溝69,ギ
ヤ面としてのラック70,凸部71,当接面71a,7
1b,係合部73等が形成されている。更に、上記腕部
62の係合部73の近傍には、孔74が形成してある。
【0025】上記構成とされたトレイ14は、図1及び
図2に示すように、ガイド溝67を、トレイガイド部材
38の三連の突部75-1〜75-3に嵌合させ、ガイド溝
68をトレイガイド部材37の三連の突部76-1〜76
-3に嵌合させ、かつ、鍔部65をトレイガイド部材38
の三連の押え腕部77-1〜77-3により押圧され、鍔部
66をトレイガイド部材37の三連の押え腕部78-1
78-3に押圧されて、図中矢印Y1 ,Y2 方向に摺動可
能な構成とされている。
【0026】即ち、トレイ14は、CD−ROM26を
着脱する排出位置P1 (図8(A)に示す)と、CD−
ROM26をCD−ROM装置本体25内に収納する収
納位置P2 (図8(B),(C)及び図1,図2に示
す)との間を摺動する。また、ラック70は後述するギ
ヤ96と噛合しており、ギヤ96が回転することにより
トレイ14は移動付勢される構成となっている。
【0027】次に、CD−ROMローディング駆動機構
組立体15(以下、駆動機構組立体15という)につい
て説明する。図6,図7及び図1,図2に示すように、
駆動機構組立体15は、各部品を支持するベースプレー
ト90を有する。このベースプレート90には、図中矢
印X 1 方向寄り側に駆動手段としてのローディングモー
タ91が取り付けてあり、また図中矢印X2 方向寄り側
にギヤ92〜96及び回動ベース97が取り付けてあ
り、更に矢印Y1 方向端側には可動ベース移動手段とし
てのスライダ100が取り付けてある。
【0028】ギヤ92〜96は減速ギヤ機構を構成する
ものであり、その内のギヤ93,95は二段のギヤであ
る。そして、減速ギヤ機構の最終段のギヤ96が、上記
のラック70と噛合している。また、ギヤ93及びギヤ
96は、ベースプレート90上のピン101に支持され
ている。また、カラー104はプーリ102に固定して
ある軸103に回転可能に嵌合しており、かつギヤ92
は軸103の上部に固定されている。このカラー104
は、ベースプレート90に形成してある細長開口105
内に位置するよう構成されている。また、細長開口10
5は、ピン101に対して離れる方向に延在するよう設
けられている。この細長開口105の端には、円形の開
口105aが形成されている。
【0029】106はエマージェンシーアームであり、
ベースプレート90の下面にピン107を中心に回動可
能に取り付けられている。このエマージェンシーアーム
106は、ばね108(図2参照)によって反時計方向
に付勢されている。また、エマージェンシーアーム10
6のU字状切欠部106aの縁は、カラー104の外周
のリング状の溝104aより下側の部分に嵌合してい
る。
【0030】このカラー104は、通常は、アーム10
6によって押されて、細長開口105の奥方の位置(定
位置)Q1 に位置しており、溝104aが細長開口10
5の淵と係合している。これにより、ギヤ92はギヤ9
3と噛合している。回動ベース97は、孔97aをピン
101に嵌合され、かつ係止爪部97bをベースプレー
ト90の円弧状スリット109に係合され、かつ円弧状
スリット97cをベースプレート90の切り起こしラグ
110に係合されることにより、浮きを制限されつつベ
ースプレート90に回動可能に設けられている。この回
動ベース97は、孔97aを中心とする円弧に沿うギヤ
部97dを有している。また、回動ベース97には、ピ
ン111に嵌合してギヤ94が支持され、且つピン11
2に嵌合してギヤ95が支持されている。
【0031】このギヤ95はギヤ94とギヤ96に噛合
しており、またギヤ94はギヤ93に噛合している。ま
た、回動ベース97の一対の立上げ片よりなるアームガ
イド取付部97eには、アームガイド113が取り付け
てある。スライダー100は、図4及び図7に示すよう
に、一対の係止爪部100a,100bをベースプレー
ト100のスリット114,115に係合させることに
より、ベースプレート90上を図中矢印X1 ,X2 方向
に摺動可能に取り付けられている。また、スライダ10
0はラック部100cが設けられており、このラック部
100cは上記のギヤ部97dと噛合するよう構成され
ている。更に、スライダ100は立上げ壁部100dを
有しており、この立上げ壁部100dにはカム溝182
が形成されている。
【0032】このカム溝182は、図4(A),(B)
に示されるように、下端に水平方向に延在するよう形成
された始点部182aと、上端に水平方向に延在するよ
う形成された終点部182bと、この始点部182aと
終点部182bとの間に形成され傾斜角度θ1,θ2の
異なる第1の傾斜溝部182c及び第2の傾斜溝部18
2dとにより構成されている。
【0033】これに対し従来の装置では、図4(C)に
示されるように、カム溝200の形状は始点部200a
から終点部200bまで単一傾斜角θ0 を有した傾斜溝
部200cが形成された構成とされていた。ここで、本
実施例におけるカム溝182と従来のカム溝200とを
比較する。すると、本実施例におけるカム溝182の始
点部182aから終点部182bまでの水平方向長さL
1(図中、矢印X1,X2方向の長さ)は、従来のカム
溝200の水平方向長さL0 に対して長くなるよう設定
されている(L1>L0 )。
【0034】また、第1及び第2の傾斜溝部182c,
182dの傾斜角度θ1,θ2と、従来の傾斜溝部20
0cの傾斜角θ0 を比較すると、第1及び第2の傾斜溝
部182c,182dの傾斜角度θ1,θ2は、双方共
に従来の傾斜溝部200cの傾斜角θ0 に対して小さく
なっている(θ1<θ0 ,θ2<θ0 )。更に、第1及
び第2の傾斜溝部182c,182dの傾斜角度θ1,
θ2は、双方共に始点部182aと終点部182bとを
結ぶ直線が水平方向に対してなす角度θ3にたいしても
小さくなるよう設定されている(θ1<θ3,θ2<θ
3)。
【0035】一方、図16に示されるように、ベースプ
レート90の下面側において、モータ91のプーリ11
6と上記プーリ102との間にはベルト117が掛け渡
してある。また、ベースプレート90の図中矢印X2方
向端部近傍には、トレイロックアーム118が配設され
ている。このトレイロックアーム118は、一対の係止
突部118a,118b及び係止突部118cを有して
おり、孔118dをピン119に嵌合されることにより
ベースプレート90上に取り付けている。また、このト
レイロックアーム118は、トーションコイルばね12
0によって反時計方向に回動付勢されている。
【0036】上記構成とされたの駆動機構組立体15
は、図1及び図2に示すように、ベースプレート90の
両端側をベース12にねじ止めされることにより、図5
中の取付け部31に収まるよう取り付けられる。この取
り付け状態において、ギヤ96はラック70と噛合し、
またピン57はカム溝182に係合した状態となる。ま
た、クランパ16は、図1〜図3及び図5に示すよう
に、上面に円形鉄板130が固定してあり、クランパホ
ルダ131の中央の開口132の部分にクランパストッ
パ133により保持されている。また、クランパストッ
パ133は、クランパホルダ131に固定されている。
このクランパホルダ131は長方形状を有し、ベース1
2の両側の立上げ壁部32,33の間にまたがって取り
付けてある。
【0037】また、フロントベゼル17はシャーシ11
に固定されるものであり、図5に示すように、開口14
0,この開口140を塞ぐクラップ141,エマージェ
ンシー孔142,及び操作釦143等を有している。
尚、トレイロックアーム118の係止突部118c及び
アームガイド113は回動ベース97を位置U1 にロッ
クする回動ベースロック機構150を構成し、トレイロ
ックアーム118の二つの係止突部118a,118b
及びトレイ14の凸部71はトレイ14を位置P 2 にロ
ックする機構160を構成する。
【0038】次に、上記構成とさたれのCD−ROM装
置10の動作について説明する。CD−ROM装置10
は、ローディング動作を行なうことによりCD−ROM
26をCD−ROM装置本体25内に収納し、またイジ
ェクト動作を行なうことによりCD−ROM26をCD
−ROM装置本体25から排出する。先ず、主に図8を
用いてCD−ROM装置10のローディング動作につい
て説明する。
【0039】図8(A)は、CD−ROM装置10のイ
ジェクト状態を示している。このイジェクト状態では、
スライダ100は、図中矢印X2 方向にスライドした位
置にあり、また回動ベース97は、図7に示す第1の位
置である回動位置U1 に位置している。また、図11に
示されるように、係止突部118cはアームガイド11
3を係止している。よって、回動ベースロック機構15
0はオン状態にあり(図10(E)参照)、回動ベース
97は回動位置U1 にロックされて反時計方向の回動を
制限されている。また、トレイ14は排出位置P1 に位
置しており、よってCD−ROM載置部60は装置本体
25外に露出している。これにより、操作者はCD−R
OM載置部60に対しCD−ROM26の装着脱を行な
うことができる。
【0040】また、トレイロック機構160はオフの状
態となっており、よってトレイ14は図中矢印Y1 方向
に移動可能な状態となっている。更に、可動ベース組立
体13は、斜め下方に傾斜した位置V1 に位置してい
る。上記のイジェクト状態において、操作者が操作釦1
43を押圧操作するか、或いはトレイ14を装置本体2
5に向け押圧操作することにより、ローディング動作が
開始されている。ローディング動作が開始されると、先
ずモータ91が始動して正転を行なう。モータ91の回
転は、ベルト117→プーリ102→ギヤ93→ギヤ9
4→ギヤ95を介して減速されつつ伝達され、ギヤ96
は時計方向に回転する。尚、回動ベース97はロックさ
れた状態となっているため、位置U1に保たれる。
【0041】上記のように、ギヤ96が回転することに
よりラック70は駆動され、よってトレイ14は、図1
0(D)に示すように、排出位置P1 から図中矢印Y1
方向への移動を開始する。そして、ギヤ96が約1.3
回転することにより、トレイ14は収納位置P2 まで移
動され、CD−ROM26は装置本体25内に収納され
る。
【0042】上記のように、トレイ14が収納位置P2
の直前の位置から位置P2 へ移動する過程において、次
の二つの動作が行われる。先ず、第1の動作としては、
図12に示すように、トレイ14の凸部71の当接面7
2がトレイロックアーム118の係止腕部118bに当
接し、これを押圧することによりトレイロックアーム1
18がばね120に抗して時計方向に回動される。これ
により、凸部118cがアームガイド113より外れ、
図10(E)に示すように、回動ベースロック機構15
0がオフとなる。
【0043】また、第2の動作としては、トレイロック
アーム118が時計方向に回動することにより、図12
に示すように、係止突部118aが当接面71bに対向
し、係止突部118a,118bがトレイ14の凸部7
1のY1 ,Y2 方向上に端に対向して凸部71を挟持す
る。これにより、図10(E)に示すように、トレイロ
ック機構160がオンとなる。
【0044】上記のように、回動ベースロック機構15
0がオフとなると、回動ベース97は反時計方向に回動
可能となる。また、トレイロック機構160がオンとな
ることにより、トレイ14はY1 方向及びY2 方向の移
動が制限され、ギヤ96はそれ以上回転しなくなる。し
かるに、モータ91は上記動作を行なった後も正転を継
続する。これにより、ギヤ95はギヤ96の回りを転動
し始め、図13に示すように回動ベース97が反時計方
向に回動する。回動ベース97は、円弧状スリット10
9の範囲内で、図10(C)に示すように、第2の位置
である位置U2 まで回動する。
【0045】回動ベース97が上記のように回動するこ
とによりギヤ部97dはラック部100cを駆動し、よ
ってスライダ100は、図13及び図10(B)に示す
ように図中矢印X1 方向に摺動する。スライダ100が
1 方向に摺動すると、カム溝182がピン57を押し
上げ、可動ベース組立体13は、図10(G)に示すよ
うにA方向(ラック14に近接する方向)に回動され
る。この動作について、更に詳細に説明する。
【0046】スライダ100がX1 方向に摺動し、これ
に伴いカム溝182も変位すると、カム溝182に係合
したピン57はカム溝182の形状に沿って移動を開始
し、始点部182aから終点部182bに向けカム溝1
82内を移動する。この際、図4を用いて説明したよう
に、本実施例のカム溝182はその傾斜が段階的に変化
する構成とされている。即ち、カム溝182は傾斜角度
θ1,θ2の異なる第1及び第2の傾斜溝部182c,
182dを有した構成とされている。
【0047】更に、カム溝182の始点部182aから
終点部182bまでの水平方向長さL1は、従来のカム
溝200の水平方向長さL0 に対して長く設定されてお
り、かつ第1及び第2の傾斜溝部182c,182dの
傾斜角度θ1,θ2は従来の傾斜溝部200cの傾斜角
θ0 に対して小さく設定されている(θ1<θ0 ,θ2
<θ0 )。また、始点部182aと終点部182bとを
結ぶ線分が水平方向に対してなす角度θ3に対しても小
さく設定されている。
【0048】上記の構成とされた本実施例のカム溝18
2を採用するとにより、従来に比べて可動ベース組立体
13の移動速度を緩やかにすることができる。これにつ
いて、図10(G)を用いて説明する。図10(G)に
おいて、矢印A1で示すのが本実施例のカム溝182を
採用した場合の可動ベース組立体13の移動特性であ
り、矢印B1で示すのが従来のカム溝200(図4参
照)を採用した場合の可動ベース組立体13の移動特性
である。同図より、従来のカム溝200を採用した場合
には、可動ベース組立体13が急激に上動している(即
ち、移動速度が速い)ことが判る。
【0049】これに対し、本実実施例に係るカム溝18
2を採用した場合には、上記のように水平方向長さL1
が長く、かつ第1及び第2の傾斜溝部182c,182
dの傾斜角度θ1,θ2が小さいため、可動ベース組立
体13は緩やかに上動している(即ち、移動速度が遅
い)。これにより、可動ベース組立体13に配設された
ターンテーブル20は、トレイ14に載置されたCD−
ROM26にゆっくりと係合することとなり、CD−R
OM26を確実にターンテーブル20上に載置すること
ができる。
【0050】上記の可動ベース組立体13の移動は、可
動ベース組立体13は、図3に示す水平の位置V2 まで
(即ち、ピン57が終点部182bに至るまで)回動さ
れるが、この可動ベース組立体13が位置V2 に到る最
終の過程において、ターンテーブル20は上記のように
CD−ROM26と係合し、CD−ROM26をトレイ
14のCD−ROM載置部60より若干持ち上げる。
【0051】また、これに伴いクランパ16とターンテ
ーブル20は近接し、ターンテーブル20に設けられて
る永久磁石20aによりクランパ16はターンテーブル
20に磁気的に吸着される(マグネットチャッキングさ
れる)。これにより、CD−ROM26は、ターンテー
ブル20上にクランパ16によってクランプされて支持
された状態となる。
【0052】図1に示される位置検出スイッチ169
は、CD−ROM26がターンテーブル20上にクラン
プされたときに閉成(ON)される構成とされており、
よって位置検出スイッチ169がONされることによ
り、モータ91は図10(A)に示すように停止され
る。これにより、CD−ROM26の一連のローディン
グ動作が完了する。続いて、モータ21が始動し、CD
−ROM26が回転され、光学ヘッド22によって再生
される。
【0053】ところで、上記したように可動ベース組立
体13を構成する可動ベース本体19の上面所定位置に
は、上方に向け突出した位置決め突起180が設けられ
ており、かつトレイ14には位置決め孔181が設けら
れている。この位置決め突起180と位置決め孔181
は、トレイ14が所定収納位置に位置決めされ、かつ可
動ベース組立体13がターンテーブル20とクランパ1
6が係合する所定係合位置に位置決めされた時に係合す
るよう構成されている。
【0054】よって、位置決め突起180と位置決め孔
181とが係合することにより、可動ベース組立体13
とトレイ14を位置決めすることができる。前記のよう
に、可動ベース組立体13にはCD−ROM26を回転
させるためのターンテーブル20が配設されているた
め、上記位置決めが行なわれた状態で、ターンテーブル
20とトレイ14との位置決めがされたこととなる。
【0055】よって、ターンテーブル20とトレイ14
との位置決めを高精度に行なうことが可能となる。ま
た、これによりCD−ROM26を所定収納位置に高精
度に位置させることができ、良好な再生処理を行なうこ
とができる。一方、可動ベース組立体13は、水平の位
置V2 まで回動された状態で、図14に示すように、ピ
ン57が板ばね42に押し当たり、先端を矢印170で
示すように下方に弾性的に押し下げられ、ピン57の終
点部182bに対するガタが生じないよう構成されてい
る。これにより、可動ベース組立体13はガタの無い状
態でベース12に固定された状態となり、よってCD−
ROM26の再生処理を安定化することができる。
【0056】続いて、CD−ROM26をアンローディ
ングするイジェクト動作について説明する。このイジェ
クト動作は、基本的にはローディングモータ91を逆転
させることにより、上記の各構成要素をローディング動
作に対し逆動作させることにより行われる。具体的に
は、次のようなイジェクト動作を行なう。
【0057】 回動ベース97が時計方向に回動し、
スライダ100がX2 方向に摺動し、可動ベース組立体
13が位置V1 へ回動する。これにより、CD−ROM
26は、クランプを解除されてトレイ16上に載置され
る。 回動ベース97が位置U1 まで回動すると、図15
に示すようにトレイロックアーム118が反時計方向に
回動し、回動ベースロック機構150がオンとなり、ト
レイロック機構160がオフとなる。
【0058】 トレイ16がY2 方向に、位置P1
で移動される。これによりCD−ROM26はトレイ1
4の移動に伴いCD−ROM装置本体25の外部に排出
される。また、トレイ14が排出位置P1 まで移動され
ると、突部68がスイッチ171を押し、これによりロ
ーディングモータ91が停止する構成とされている。更
に、図11に示すように、トレイ14の係合部73が係
止突部118bに係止することにより、トレイ14の抜
け出しは制限される。
【0059】ここで、このイジェクト動作の特に可動ベ
ース組立体13の動作に注目し、以下説明する。前記し
たように、CD−ROM26に対し再生処理を行なう
際、CD−ROM26はターンテーブル20に載置され
トレイ14から浮いた状態となっている。従って、イジ
ェクト時においてCD−ROM26をターンテーブル2
0からトレイ14に移す処理が行なわれる。このCD−
ROM26をターンテーブル20からトレイ14に移す
処理は、次のようにして行なわれる。
【0060】先ず、ローディングモータ91が逆回転す
ることにより、スライダ100が図中矢印X2 方向に摺
動する。これにより、カム溝182はピン57を押し下
げ、可動ベース組立体13は、図10(G)に示すよう
にB方向(ラック14から離間する方向)に回動され
る。このように、スライダ100が図中矢印X2 方向に
摺動すると、これに伴いカム溝182も変位し、よって
カム溝182に係合しているピン57はカム溝182の
形状に沿って終点部182bから始点部182aに向け
カム溝182内を移動する。
【0061】前記のように本実施例のカム溝182は、
傾斜角度θ1,θ2の異なる第1及び第2の傾斜溝部1
82c,182dを有しており、よってその傾斜が段階
的に変化する構成とされている。また、従来構成に対
し、カム溝182の始点部182aから終点部182b
までの水平方向長さL1は長く、かつ第1及び第2の傾
斜溝部182c,182dの傾斜角度θ1,θ2は小さ
く設定されている。
【0062】よって、本実施例のカム溝182を採用す
るとにより、イジェクト動作の開始直後における可動ベ
ース組立体13の移動速度を緩やかにすることができ
る。これについて、図10(G)を用いて説明する。図
10(G)において、矢印A2で示すのが本実施例のカ
ム溝182を採用した場合の可動ベース組立体13の移
動特性であり、矢印B2で示すのが従来のカム溝200
(図4参照)を採用した場合の可動ベース組立体13の
移動特性である。同図より、従来のカム溝200を採用
した場合には、可動ベース組立体13が急激に下動して
いる(即ち、移動速度が速い)ことが判る。
【0063】これに対し、本実実施例に係るカム溝18
2を採用した場合には、上記のように水平方向長さL1
が長く、かつ第1及び第2の傾斜溝部182c,182
dの傾斜角度θ1,θ2が小さいため、可動ベース組立
体13は緩やかに下動している(即ち、移動速度が遅
い)。これにより、マグネットチャッキングされたクラ
ンパ16とターンテーブル20のクランプ解除動作を円
滑に行なうことができ、またクランプ解除された後もC
D−ROM26はターンテーブル20からラック14に
ゆっくりと載置される。このため、CD−ROM26を
ラック14上の正規位置に確実に載置することができ、
またラック14上でCD−ROM26が遊んでしまうこ
とを防止することができる。よって、イジェクト動作時
において、CD−ROM26及びイジェクト動作を行な
う各構成要素に損傷が発生することを確実に防止するこ
とができる。
【0064】続いて、本発明の第2実施例について説明
する。前記した第1実施例では、CD−ROM26をタ
ーンテーブル20にゆっくりと載置するために、可動ベ
ース組立体13を駆動するカム溝182に段階的に傾斜
する第1及び第2の傾斜溝部182c,182dを設
け、機械的にターンテーブル20の移動速度を遅くし、
これにより確実なイジェクト動作を実現する構成とし
た。
【0065】これに対し本実施例では、図17に示すよ
うに、ローディングモータ91の回転をCPUシステム
コントローラ190で制御することにより、第1実施例
と同様の効果を実現しうるよう構成したものである。
尚、以下の説明において、第1実施例で説明した構成と
同一構成については、同一符号を付してその説明を省略
する。
【0066】図17は、本実施例に係るCD−ROM装
置のシステムブロック図(要部のみ示す)である。同図
に示すように、位置検出スイッチ169は、CPUシス
テムコントローラ190に対し可動ベース組立体13の
位置情報(即ち、ターンテーブル20の位置情報)を供
給する。また、CPUシステムコントローラ190はメ
モリ191と接続されており、このメモリ191には後
述するローディング動作処理及びイジェクト動作処理の
プログラムが格納されている。更に、CPUシステムコ
ントローラ190は、ドライバ192を介してローディ
ングモータ91の回転を制御する構成とされている。
【0067】ところで本実施例に設けられている位置検
出スイッチ169は、可動ベース組立体13がトレイ1
4の移動に邪魔にならない位置(退避位置)に向け移動
する際、クランパ16がターンテーブル20から引き離
される位置(クランパ解除位置)より更に所定距離移動
した後に開成されるよう配設位置が選定されている。こ
れについて図21及び図23を用いて説明する。図21
は本実施例に係るモータ電圧,ターンテーブル高さ,及
び位置検出スイッチ169の各状態を示すタイミングチ
ャートである。これに対し、図23は従来におけるモー
タ電圧,ターンテーブル高さ,及び位置検出スイッチ1
69の各状態を示すタイミングチャートである。
【0068】図21に示されるように、本実施例に設け
られている位置検出スイッチ169は、ターンテーブル
高さ(これは、可動ベース組立体13の位置と等価であ
る)がクランパ解除位置より所定量低くなった後にON
状態からOFF状態に切り換えられる構成とされてい
る。このように、ターンテーブル高さがクランパ解除位
置に達した時点で直ちにON−OFF切り換えを行なう
のではなく、ターンテーブル高さがクランパ解除位置よ
り所定量低くなった時点でON−OFF切り換えが行な
われるよう位置検出スイッチ169の配設位置を設定す
ることにより、クランパ16からターンテーブル20が
引き離されたことを位置検出スイッチ169の出力より
確実に検出することができる。
【0069】これに対し、図23に示す従来の構成で
は、ターンテーブル高さがクランパ解除位置に達する前
に、位置検出スイッチ169がON状態からOFF状態
に切り換えられるよう構成されていた。このため、位置
検出スイッチ169がON状態からOFF状態に切り換
わった時点では、実際にはクランパ16とターンテーブ
ル20とは依然としてクランプされた状態である。よっ
て、この従来構成では、クランパ16からターンテーブ
ル20が引き離されたことを確実に検出することはでき
ない。
【0070】続いて、本実施例に係るCD−ROM装置
の動作について説明する。先ず、CD−ROM装置のロ
ーディング動作について、図18乃至図20を用いて説
明する。尚、図18はローディング動作が適正に行なわ
れた場合のタイミングチャートであり、図19はCD−
ROM26以外の異物がローディングされた場合のタイ
ミングチャートである。
【0071】CD−ROM26をトレイ17に載置した
上で、操作者が操作釦143を押圧操作するか、或いは
トレイ14を装置本体25に向け押圧操作すると、CP
Uシステムコントローラ190はメモリ191に格納さ
れている図20に示されるローディング動作を起動す
る。ローディング動作が起動すると、先ずCPUシステ
ムコントローラ190はステップ30(図ではステップ
をSと略称している)において、ローディングモータ9
1を起動させることにより、第1実施例で説明したと同
様の動作によりトレイ14の装置本体25への引き込み
処理を行なう。
【0072】そして、トレイ14が装置本体25内の所
定装着位置まで移動すると、ステップ32の処理が実施
され、可動ベース組立体13の上昇処理が行なわれる。
この可動ベース組立体13の上昇処理は、ステップ34
の処理により、位置検出スイッチ169がOFF状態か
らON状態に切り換わるまで実施される。しかるに、ト
レイ14にCD−ROM26ではなく、異物を載置して
ローディングされた場合(以下、これを異物ローディン
グという)には、異物が突っかかった状態となり可動ベ
ース組立体13が所定位置まで移動しない事態が発生す
るおそれがある。
【0073】よって、ステップ36では、可動ベース組
立体13が上昇処理されている時間(上昇処理時間)を
計測し、この上昇処理時間が所定時間T0 を越えた場合
には、CPUシステムコントローラ190は異物ローデ
ィングが行なわれたと判断し、処理をステップ50に進
めてイジェクト動作を行なう。これにより、クランパ1
6,ターンテーブル20,或いは光学ヘッド22等が異
物により悪影響を受けること(例えば、損傷する等)を
防止することができる。
【0074】一方、ステップ34で肯定判断が行なわれ
た場合には、CPUシステムコントローラ190は、以
後におけるローディングモータ91の制御を時間制御に
より行なう。CPUシステムコントローラ190は、ス
テップ34で肯定判断が行なわれるとステップ38に処
理を進め、ディレイ時間Ta(第1の待機時間)だけロ
ーディングモータ91の回転を維持させる(図18及び
図19参照)。これにより、可動ベース組立体13は上
昇動作を続け、従って可動ベース組立体13を完全に水
平方向となる位置まで確実に移動させることができる。
【0075】ディレイ時間Taが経過すると、処理はス
テップ40に進み、時間Tb(第2の待機時間)だけロ
ーディングモータ91をイジェクト方向(逆方向)に回
転させる。このように、ローディングモータ91がイジ
ェクト方向に回転することにより、可動ベース組立体1
3はイジェクト方向(トレイ14から離間する方向)に
下動する。続くステップ42では、時間Tc(第3の待
機時間)だけローディングモータ91を停止させる。
【0076】このステップ40,42の処理は、ステッ
プ34において位置検出スイッチ169がONとされた
状態下で実施される。即ち、ステップ40,42の処理
はクランパ16とターンテーブル20とがマグネットチ
ャッキングされた状態において実施される。ところが、
異物ローディングが行なわれた場合においても、クラン
パ16とターンテーブル20とがマグネットチャッキン
グされてしまう場合がある。
【0077】この場合、異物ローディングがされた場合
におけるクランパ16とターンテーブル20とがマグネ
ットチャッキング力は、適正にCD−ROM26が装着
された場合におけるマグネットチャッキング力に対して
弱くなっている。これは、異物ローディングがされた場
合には、クランパ16とターンテーブル20との係合状
態が不安定で、クランパ16とターンテーブル20との
間の随所に離間部分が発生し、これによりマグネットチ
ャッキング力が弱くなると考えられる。
【0078】本実施例では、このようにクランパ16と
ターンテーブル20との間におけるマグネットチャッキ
ング力が、正常時と異物ローディング時で異なることに
注目し、これに基づき異物ローディングの発生を検出す
る構成とされている。即ち、上記のようにステップ40
でローディングモータ91をイジェクト方向に逆回転さ
せ、可動ベース組立体13をイジェクト方向に移動(こ
の移動は、上記検出を行なうに足る微小量である)する
ことにより、正常な場合には、クランパ16とターンテ
ーブル20とのマグネットチャッキング力は大きいた
め、クランパ16とターンテーブル20とのクランプ解
除は起こらない。
【0079】これに対し、異物ローディングが発生して
いる場合には、クランパ16とターンテーブル20との
マグネットチャッキング力は小さいため、可動ベース組
立体13がイジェクト方向に移動することによりクラン
パ16とターンテーブル20とはクランプ解除される。
このクランパ16とターンテーブル20とのクランプ解
除が行なわれたか否かは、前記した位置検出スイッチ1
69により認知することができる。
【0080】そこで、本実施例では、ステップ40及び
ステップ42の処理を行なった後、ステップ44におい
て、位置検出スイッチ169がON状態からOFF状態
に切り換わったか否かの判定処理を行なう構成としてい
る。そして、ステップ44で否定判断がされた場合、即
ち、図18に示されるように位置検出スイッチ169が
ON状態を維持している場合は、CPUシステムコント
ローラ190はCD−ROM26が適正に装着された状
態であると判断し、ステップ46以降の処理を行なう。
【0081】ステップ46では、ステップ40の処理に
より下動させた可動ベース組立体13を再び上昇させ、
所定時間Td(この時間Tdは、可動ベース組立体13
が水平位置まで移動する時間に設定されている)が経過
するのを待った上で、ローディング動作を終了する。一
方、ステップ44で否定判断がされた場合、即ち、図1
9に示されるように時間Tb或いは時間Tcの間に位置
検出スイッチ169がON状態からOFF状態に切り換
わった場合は、CPUシステムコントローラ190は異
物ローディングが発生していると判断する。そして、処
理をステップ50に進め、トレイ14を退避位置に向け
移動させるイジェクト動作を行なう。
【0082】これにより、CD−ROM26以外の異物
が、装置本体25内に入り込むことを防止することがで
き、よって光学クランパ16,ターンテーブル20,或
いは光学ヘッド22等が異物に起因して悪影響を受ける
こと(例えば、損傷する等)を防止することができる。
続いて、本実施例に係るCD−ROM装置のイジェクト
動作について、図21乃至図23を用いて説明する。
【0083】上記したローディング動作が終了し、また
CD−ROM26に対する再生処理が終了すると、操作
者は操作釦143を押圧操作する。これにより、CPU
システムコントローラ190は図22に示すイジェクト
動作を起動する。図22に示すイジェクト動作が起動す
ると、先ずステップ10において、ローディングモータ
91をイジェクト方向に逆回転させることにより、可動
ベース組立体13をトレイ14から離間する方向に移動
(下降)させる。この可動ベース組立体13の下降処理
は、ステップ12の処理により、位置検出スイッチ16
9がON状態からOFF状態に切り換わるまで実施され
る。
【0084】ステップ12で肯定判断が行なわれた場
合、CPUシステムコントローラ190は、以後におけ
るローディングモータ91の制御を時間制御により行な
う。即ち、CPUシステムコントローラ190は、ステ
ップ12で肯定判断が行なわれるとステップ14に処理
を進め、時間T1 (第1の待機時間)だけローディング
モータ91の回転を維持させる(図21参照)。これに
より、可動ベース組立体13は、時間T1 の間、それ以
前と同じ下降速度で可動ベース組立体13を下降させ
る。
【0085】時間T1 が経過すると、処理はステップ1
6に進み、時間T2 (第2の待機時間)だけローディン
グモータ91をローディング方向に回転させる。このよ
うに、ローディングモータ91がローディング方向に回
転することにより、可動ベース組立体13にはローディ
ング方向への力が作用し、この力はトレイ14から離間
する可動ベース組立体13の下降速度を減速するよう作
用する。
【0086】続くステップ18では、時間T3 (第3の
待機時間)だけローディングモータ91を停止させる。
このように、ローディングモータ91を停止させること
により、ローディングモータ91は可動ベース組立体1
3の移動を規制するブレーキ(ショートブレーキ)とし
て機能し、可動ベース組立体13の下降速度は更に減速
される。
【0087】上記の時間T3 が経過した時点で、可動ベ
ース組立体13は所定の退避位置まで移動するよう構成
されている。そして、ステップ18の処理が終了する
と、続いてステップ20においてローディングモータ9
1はイジェクト方向の回転が開始され、よってトレイ1
4は引出し動作される。上記のイジェクト動作を行なう
よう構成することにより、各待機時間(T1 〜T3 )毎
に可動ベース組立体13にはその下降速度を減速するブ
レーキ力が段階的に作用する。このため、再生時におい
てターンテーブル20に載置されていたCD−ROM2
6をトレイ14にゆっくり載置することができる。
【0088】具体的には、図21(B)に示されるよう
に、本実施例に係るCD−ROM装置では、上記のよう
に可動ベース組立体13の下降速度を減速するブレーキ
力が段階的に作用するため、ターンテーブル高さは緩や
かに下降している。これに対し、図23(B)に示され
る従来構成のCD−ROM装置では、可動ベース組立体
13に対しブレーキ力が作用しないため、ターンテーブ
ル高さは急激に下降している。
【0089】よって、本実施例の構成によれば、CD−
ROM26をターンテーブル20からトレイ14にゆっ
くりと移すことが可能となり、イジェクト動作時におい
てCD−ROM26がトレイ14内で遊ぶことを防止で
きる。これにより、確実で信頼性の高いイジェクト動作
を実現することができる。
【0090】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、ローデ
ィング時におけるディスクの装着不備を防止できると共
に、イジェクト時のトレイ内におけるディスクの遊び発
生を抑制でき、確実で信頼性の高いローディング及びイ
ジェクト動作を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例になるCD−ROM装置
を、トレイが透明であると仮定して示す平面図である。
【図2】図1のCD−ROM装置を、フロントベゼルを
取り外した状態で示す正面図である。
【図3】図1におけるIII-III 線に沿う断面図である。
【図4】図1におけるIV-IV 線に沿う断面図である。
【図5】図1のCD−ROM装置(CD−ROMローデ
ィング駆動機構組立体は省略して示す)の分解斜視図で
ある。
【図6】図1中のCD−ROMローディング駆動機構組
立体を取り出して示す平面図である。
【図7】図6のCD−ROMローディング駆動機構組立
体を、矢印VII よりみて示す分解斜視図である。
【図8】図1のCD−ROM装置のCD−ROMローデ
ィング動作を説明する図である。
【図9】トレイを裏表反転した状態を示す斜視図であ
る。
【図10】図1のCD−ROM装置の各部分のCD−R
OMローディング動作時の動作を説明する図である。
【図11】CD−ROMローディング駆動機構を示すC
D−ROMローディング動作開始前の状態を示す図であ
【図12】トレイが収納位置まで移動したときの状態を
示す図である。
【図13】トレイが収納位置に移動した後に回動ベース
が回動した状態を示す図である。
【図14】可動ベース組立体が水平位置まで回動した状
態を示す図である。
【図15】CD−ROMの排出動作開始直後の状態を示
す図である。
【図16】CD−ROMローディング駆動機構組立体の
底面図である。
【図17】本発明の第2実施例であるCD−ROM装置
のシステム構成を示すブロック図である。
【図18】第2実施例におけるローディング動作(正常
時)を説明するためのタイミングチャートである。
【図19】第2実施例におけるローディング動作(異常
時)を説明するためのタイミングチャートである。
【図20】第2実施例におけるローディング動作処理を
示すフローチャートである。
【図21】第2実施例におけるイジェクト動作を説明す
るためのタイミングチャートである。
【図22】第2実施例におけるイジェクト動作処理を示
すフローチャートである。
【図23】比較のため、従来のイジェクト動作を説明す
るためのタイミングチャートである。
【符号の説明】
10 CD−ROM装置 11 シャーシ 12 ベース 13 可動ベース組立体 14 トレイ 15 CD−ROMローディング駆動機構組立体 16 クランパ 17 フロントベゼル 19 可動ベース本体 20 ターンテーブル(支持部材) 20a 永久磁石 21 ターンテーブル用モータ 22 光学ヘッド 23 光学ヘッド移動機構 25 CD−ROM装置本体 26 CD−ROM 30 可動ベース組立体取付け部 31 CD−ROMローディング駆動機構組立体取付け
部 42 板ばね部材 50,51 ガイド軸 52,53 保持部 54 開口 55 モータ 56 ギヤ機構 56 板ばね部材 60 CD−ROM載置部 67,69 カイド溝 70 ラック(ギヤ面) 90 ベースプレート 91 ローディングモータ(駆動手段) 92〜96 ギヤ 97 回動ベース 100 スライダ 100a,100b 係止爪部 100c ラック部 100d 立上げ壁部 100e 傾斜長孔 105 細長開口 105a 円形開口 106 エマージェンシーアーム 109 円弧状スリット 110 切り起こしラグ 113 アームガイド 114,115 スリット 118 トレイロックアーム 130 円形鉄板 131,133 クランパホルダ 141 フラップ 142 エマージェンシー孔 143 操作釦 150 回動ベースロック機構 160 トレイロック機構 169 位置検出スイッチ 171 スイッチ 180 位置決め突起 181 位置決め孔 182 カム溝 182a 始点部 182b 終点部 128c 第1の傾斜溝部 128d 第1の傾斜溝部 190 CPUシステムコントローラ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体となるディスクが載置され、該
    ディスクを排出位置と装置本体内の収納位置との間で移
    動させるトレイと、 前記トレイに対して昇降可能な構成とされると共に前記
    ディスクを回転させるためのスピンドルモータ及びター
    ンテーブルが配設された可動ベースと、 該トレイが前記収納位置に位置する時に前記ターンテー
    ブルがクランパと係合して前記ディスクを保持する保持
    位置に前記可動ベースを移動すると共に、前記トレイが
    排出位置に向け移動する時及び前記トレイが排出位置に
    位置する時に前記可動ベースを前記保持位置から退避動
    作させる駆動機構とを具備するディスク装置において、 前記駆動機構を、 水平方向に往復動を行なうスライダーに形成されたカム
    溝と、 前記可動ベースに設けられると共に前記カム溝に係合し
    た従動ピンとにより構成し、 かつ、前記カム溝にその傾斜が段階的に変化する複数の
    傾斜溝部を形成すると共に、該複数の傾斜溝部の各々の
    傾斜角度が、前記カム溝の始点と終点とを結ぶ直線の傾
    斜角よりも小さく設定したことを特徴とするディスク装
    置。
JP9355682A 1997-12-24 1997-12-24 ディスク装置 Pending JPH11185338A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9355682A JPH11185338A (ja) 1997-12-24 1997-12-24 ディスク装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9355682A JPH11185338A (ja) 1997-12-24 1997-12-24 ディスク装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11185338A true JPH11185338A (ja) 1999-07-09

Family

ID=18445235

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9355682A Pending JPH11185338A (ja) 1997-12-24 1997-12-24 ディスク装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11185338A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6704266B2 (en) * 2001-02-13 2004-03-09 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Disk apparatus
US8752076B2 (en) 2007-07-23 2014-06-10 Teac Corporation Disk device

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6704266B2 (en) * 2001-02-13 2004-03-09 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Disk apparatus
US8752076B2 (en) 2007-07-23 2014-06-10 Teac Corporation Disk device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002203353A (ja) 記録媒体装着装置
JP3772667B2 (ja) 記録媒体装着装置
US5691969A (en) Compact disk apparatus having enhanced disk handling capabilities
US7325242B2 (en) Disk apparatus
KR100383132B1 (ko) 디스크 장치
US6229781B1 (en) Disk apparatus for providing an increased reliability of disk holding and clamping operations when installed in its vertical position
US7197753B2 (en) Recording medium drive device
KR100417105B1 (ko) 기록매체 장착장치
JPH11185338A (ja) ディスク装置
JP4155191B2 (ja) ディスク装置
JP2005190645A (ja) ディスクドライブ装置
JP4052246B2 (ja) 交換型ディスク再生装置
US7106663B2 (en) Disk recording/reproducing apparatus provided with magnet head ascending/descending mechanism
JPH11144354A (ja) 光ディスクプレーヤ
JP2861798B2 (ja) 記録媒体装置
JP3067533B2 (ja) ディスク装置
EP0944067B1 (en) Disc player
JP2861799B2 (ja) 記録媒体装置
US20030053402A1 (en) Disk clamper, recording and/or playback apparatus and method for loading inserted recording medium
JPH09251696A (ja) ディスクドライブ装置
JP3607092B2 (ja) ディスクドライブ装置
JP2002334502A (ja) ディスク駆動装置
JPH11110862A (ja) 記録再生装置のトレイローディング機構
JPH103715A (ja) 磁気テープカセット装置のローディング装置
JPS6218666A (ja) デイスク再生装置のデイスクリフタ装置