JPH11184982A - 電子データ処理アダプター - Google Patents

電子データ処理アダプター

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JPH11184982A
JPH11184982A JP9351143A JP35114397A JPH11184982A JP H11184982 A JPH11184982 A JP H11184982A JP 9351143 A JP9351143 A JP 9351143A JP 35114397 A JP35114397 A JP 35114397A JP H11184982 A JPH11184982 A JP H11184982A
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JP
Japan
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metal plate
card
adapter
wiring board
printed wiring
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Withdrawn
Application number
JP9351143A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Kitsuta
謙一 橘田
Kazuo Takasugi
和夫 高杉
Kazuhiko Omichi
和彦 大道
Hiroyuki Saegusa
裕之 三枝
Yoshiyuki Shinosawa
義之 篠沢
Masaki Sano
正樹 佐埜
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maxell Holdings Ltd
UMC Electronics Co Ltd Japan
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
UMC Electronics Co Ltd Japan
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外力が加わってもクラックなどの損傷を生じ
ることなく、曲げ剛性に強く信頼性に優れ、しかも生産
歩留りの良好なアダプターを提供する。 【解決手段】 ディスクカートリッジとほぼ同じ形状と
広さ有し、中央部に駆動軸挿入用の凹部10を一体に有
する第1の金属板6と、第1の金属板6の少なくとも外
周部に一体にモールドされた合成樹脂製のフレーム7
と、ディスクカートリッジとほぼ同じ形状と広さ有し、
そのフレーム上に一体に接合された第2の金属板8とを
備え、フレーム7により第1の金属板6と第2の金属板
8の間に電子カード1が収納できるカード収納部33が
形成され、カード収納部33に臨むようにカードインタ
ーフェース16が設けられ、第1の金属板6ならびに第
2の金属板8の少なくともいずれか一方で、ディスクカ
ートリッジと同じ位置にヘッド挿入口9が形成されてい
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電子マネー
システム、医療診察システム、電子乗車券システムなど
の各種情報処理システムで使用される電子カード(例え
ばICカード)を汎用のパーソナルコンピュータなどの
電子データ処理装置に接続して、相互間のデータの授受
を行なうディスクカートリッジ形の電子データ処理アダ
プター(以下、単にアダプターと略記する)に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電子データ処理システム
として各種の提案がなされている(例えば特開平5−1
27832号公報、特表平6−509194号公報な
ど)。図10は特表平6−509194号公報に記載さ
れたいるアダプターの概略構成図、図11は図10X−
X線上の断面図である。
【0003】通常のディスクカートリッジとほぼ同じ形
状をした合成樹脂のアダプター本体100の内側にはI
Cカードが収納できるカード収納部101が形成され、
アダプター本体100の側面にはカード収納部101と
連通したカード出し入れ口102が設けられている。ア
ダプター本体100の下面の中央部には駆動軸挿入用の
凹部103が形成され、従ってこの凹部103の上側は
薄肉部104となっており、この薄肉部104がカード
収納部101と対向している。カード出し入れ口102
には、図10に示すようにICカードの出し入れを容易
にするための半円状の切欠部105が形成されている。
【0004】カード収納部101に臨むように設けられ
た接点部106はプロセッサ107に接続され、プロセ
ッサ107にはメモリ108、磁気インターフェース1
09、電池110がそれぞれ接続されている。これら接
点部106、プロセッサ107、メモリ108、磁気イ
ンターフェース109、電池110はそれぞれアダプタ
ー本体100の内側に収納されている。
【0005】ICカードを前記カード収納部101に挿
入してICカードの端子電極を接点部106に接触さ
せ、このアダプターを電子データ処理装置のディスクド
ライブ装置に装着することにより、アダプターを介して
ICカードと電子データ処理装置の間で信号の授受を行
なうことができる。
【0006】このように構成すれば、ICカードがアダ
プターを介して汎用のパーソナルコンピュータなどの電
子データ処理装置に直接アクセスできるので、ICカー
ド専用のデータ書込み/読出し装置が不要であり、IC
カードの使用が簡便になるという特長を有している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このアダプターは3.
5ディスクカートリッジと同様に汎用のディスクドライ
ブ装置に装着することから、アダプターの厚さTを3.
5mm以下にする必要がある。このような寸法要請のも
とにおいて、前述のアダプターはアダプター本体100
が合成樹脂の成形体からなり、厚さ方向の中間位置に広
い中空状のカード収納部101が形成され、しかも下面
中央部には凹部103が形成されて、この凹部103の
上側は薄肉部104となっている。従ってこの薄肉部1
04は極めて薄いものとなり、機械的強度の極めて弱い
個所がアダプター本体100の中央部に存在することに
なる。
【0008】そのためアダプター本体100に湾曲しよ
うとする外力が加わり、その応力が薄肉部104に集中
したり、あるいはアダプター本体100をディスクドラ
イブ装置に装着した際に、それの駆動軸先端部が薄肉部
104に衝突したりすると、薄肉部104にクラックな
どの損傷を生じ、商品価値が低下するという欠点を有し
ている。
【0009】また、アダプター本体100の中央部に極
めて薄い薄肉部104があると、アダプター本体100
を成形するときの金型内での樹脂の流れが悪く、そのた
めに成形不良が生じ易く、歩留りが悪いなどの欠点を有
している。
【0010】本発明の目的は、前述の問題点を解消し、
外力が加わってもクラックなどの損傷を生じることな
く、曲げ剛性に強く信頼性に優れ、しかも生産歩留りの
良好なアダプターを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、ディスクカートリッジとほぼ同じ形状と広さ
有し、中央部に駆動軸挿入用の凹部を一体に有する、例
えばステンレス鋼板などからなる第1の金属板と、その
第1の金属板の少なくとも外周部に一体にモールドまた
は(熱)接着された、例えばABS樹脂などからなる合
成樹脂製のフレームと、ディスクカートリッジとほぼ同
じ形状と広さ有し、そのフレーム上に一体に接合され
た、例えばステンレス鋼板などからなる第2の金属板と
を備え、前記フレームにより前記第1の金属板と第2の
金属板の間に電子カードが収納できるカード収納部が形
成され、そのカード収納部に臨むように、例えば接触端
子群などからなるカードインターフェースが設けられ、
前記第1の金属板ならびに第2の金属板の少なくともい
ずれか一方で、ディスクカートリッジと同じ位置にヘッ
ド挿入口が形成されていることを特徴とするものであ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明は前述のように、合成樹脂
よりも曲げ剛性の強い2枚の金属板を用いており、しか
もその1枚の金属板の中央部には駆動軸挿入用凹部の形
成によって環状の段差部が設けられてさらに曲げ剛性が
高められているから、曲げや衝撃などの外力が加わって
も従来のように損傷、破壊することがなく、信頼性に優
れている。また従来のような薄肉成形部がないから、成
形不良などが起こらず、生産歩留りも良好である。
【0013】以下、本発明の実施の形態を図面に基づい
て説明する。図1は本発明の実施の形態に係るアダプタ
ーの平面図、図2はそのアダプターの底面図、図3はそ
のアダプターの左側面図、図4はそのアダプターの第2
の金属板を取り除いた状態での平面図、図5はそのアダ
プターの断面図、図6はそのアダプターを用いる電子デ
ータ処理システムの概略説明図である。
【0014】この電子データ処理システムは図6に示す
ように、ICカード1と、そのICカード1が収納可能
なディスクカートリッジ形のアダプター2と、例えばデ
ィスクトップ形やノートブック形の汎用のパーソナルコ
ンピュータおよび各種ワークステーションなどの電子デ
ータ処理装置3とから主に構成されている。
【0015】同図に示すように、ICカード1をアダプ
ター2に収納し、それを電子データ処理装置3のディス
クドライブ装置4に装着することにより、アダプター2
を介してICカード1と電子データ処理装置3の間でデ
ータの授受を行なうシステムになっている。
【0016】次にアダプター2の構成について説明す
る。アダプター2は汎用の3.5インチディスクカート
リッジと同じで外形寸法が約93mm(W)×90mm
(L)×3.5mm(T)となっている。
【0017】アダプター2は図2,図5に示すように、
ディスクカートリッジとほぼ同じ形状と広さ有する第1
の金属板6と、その第1の金属板6の少なくとも外周部
に一体にモールドされたABS樹脂などからなる合成樹
脂製のフレーム7と、ディスクカートリッジとほぼ同じ
形状と広さ有してフレーム7上に一体に接合された第2
の金属板8とから構成されたケース本体5を備えてい
る。
【0018】前記第1の金属板6と第2の金属板8は例
えば板厚が0.2mmのステンレス鋼板などの耐折り曲
げ性に優れた金属薄板からなり、ディスクカートリッジ
と同じ位置にヘッド挿入口9がそれぞれ形成され、さら
に第1の金属板6の中央部に駆動軸挿入用の深さが2m
m程度の浅い凹部10が絞り加工により一体に設けら
れ、この凹部10により環状の段差部が形成されてい
る。
【0019】前記第1の金属板6の外周部にフレーム7
をモールドまたは(熱)接着する前に、図5に示すよう
に第1の金属板6上にプリント配線基板11が例えば両
面熱接着シートなどによって一体に接合されている。プ
リント配線基板11の前記凹部10による内方突出部1
2と対向する位置には予め円形の穴13が設けられ、プ
リント配線基板11を第1の金属板6上に載置すること
により、前記内方突出部12が穴13を貫通する。
【0020】このプリント配線基板11の上からフレー
ム7をモールドすることにより、プリント配線基板11
の外周部も第1の金属板6と共にフレーム7内に埋設さ
れる(図5参照)。図4に示すように、フーム7の内側
にはプリント配線基板11を部分的に押さえる押さえ用
リブ14が本実施の形態では2本フーム7に一体に架設
されている。このようにプリント配線基板11は、第1
の金属板6に両面熱接着シートなどによって一体に接着
され、それの外周部がフレーム7に埋設されて、さらに
押さえ用リブ14によって押さえられることにより、所
定の位置に確実に固定される。
【0021】図4において斜線で示す部分がフレーム7
ならびに押さえ用リブ14から露呈したプリント配線基
板11である。同図に示されているようにプリント配線
基板11の前記穴13の付近に例えばCPUなどの電子
部品15と接触端子群16が集中して搭載されている。
その理由につていは、後で説明する。
【0022】前記第1の金属板6に設けられたヘッド挿
入口9上には、磁気インターフェースアッセンブリ17
が取り付けられ、それの両側には駆動電源としての扁平
型電池18,18が交換可能に装着されている。図2の
19,19は、第1の金属板6に着脱可能に取り付けら
れた電池蓋である。
【0023】アダプター2の前端面側に形成された開閉
ピン挿入用切欠部20に一部が臨むようにスライダ15
がフレーム7に移動可能に配置され、その近傍にマイク
ロスイッチ22が設置されている。このスライダ21は
小径のコイルスプリング23によって、スライダ21が
マイクロスイッチ22から離れる方向に弾性付勢されて
いる。
【0024】前記磁気インターフェースアッセンブリ1
7は図7に示すように、途中にギャプ24を有する薄い
コア25と、そのコア25に巻装されたコイル26と、
コア26の下面に貼着されたフレキシブルプリント基板
27と、そのフレキシブルプリント基板27の下面とコ
ア25の上面に貼着された例えばポリエステルフィルム
などからなる長方形のラミネートフィルム28とから構
成されている。
【0025】前記コア25は、例えば珪素鋼板やパーマ
ロイなどからなり、平面形状が四角の枠型をした総厚が
200μm程度の積層体(本実施の形態では100μm
のものを2枚積層)から構成されている。
【0026】磁気インターフェースアッセンブリ17に
は離れた位置に複数のボス孔29(本実施の形態では2
個)が形成され、図4に示す如くフレーム7の内側に向
けて突設されたボス30を前記ボス孔29に挿入するこ
とにより、磁気インターフェースアッセンブリ17がヘ
ッド挿入口9上に位置決めされる。そしてヘッド挿入口
9は前記ラミネートフィルム28で閉塞され、ヘッド挿
入口9からのゴミ類の侵入が防止できる。
【0027】図8に示すように第2の金属板8の下面で
かつフレーム7と接する位置(斜線の部分)には熱接着
シート31が貼着され、電池18と接する位置には例え
ばポリエチレンテレフタレートシートなどの絶縁シート
32が貼着されている。
【0028】前記熱接着シート31を介して図5に示す
ようにフレーム7上に第2の金属板8を一体に接合する
ことにより、第1の金属板6(プリント配線基板11)
と第2の金属板8の間に扁平状のカード収納部33が設
けられ、アダプター2の側面にはこのカード収納部33
と連通したカード出し入れ口34が形成される。図8に
示すように、第2の金属板8の下面でカード収納部33
と対向する部分には熱接着シート31は貼着されていな
い。
【0029】この第2の金属板8のカード収納部33と
対向する部分で、かつ前記フレーム7の押さえリブ14
と対向する部分には楕円形をした指挿入穴35が設けら
れている。また図4に示すように押さえリブ14の指挿
入穴35と対向する部分には、ICカード1の出入方向
に延びた多数の突条36が設けられている。
【0030】アダプター2の側面に形成されたカード出
し入れ口34は図3に示すように、それの約左半分のカ
ード出し入れ口34aは第2の金属板8からの隙間が比
較的狭く、約右半分のカード出し入れ口34bは第2の
金属板8からの隙間が比較的広く形成されている。前記
カード出し入れ口34aと対向するフレーム7の部分に
は、ICカード1の挿入を案内するために傾斜面37が
設けられている。
【0031】このようにカード出し入れ口34に第2の
金属板8からの隙間が比較的狭い部分と隙間が比較的広
い部分を設けた理由は、エンボス表示部42を設けたI
Cカード1もアダプター2に挿入できるようにするため
である。
【0032】ICカード1は図9に示すように、CPU
と不揮発性メモリからなるICチップ38を内蔵し、表
面には複数に分割されて前記ICチップ38と電気的に
接続された電極39と、磁気ストライプ40と、挿入方
向表示部41と、エンボス表示部42などを備えてい
る。またCPUが内蔵されていない所謂ICメモリカー
ド、又は電極をもたない非接触型のICカードなど、他
の構成の電子カードも適用可能である。
【0033】このエンボス表示部42はICカード1の
表面でかつ電極39ならびに磁気ストライプ40を避け
た位置、すなわち図面においてICカード1の約下半分
の領域に設けられ、例えばカード所有者の氏名や識別番
号などがエンボス加工によって表示され、このエンボス
表示部42はICカード1の表面から0.5mm程度突
出している。
【0034】ICカード1の電極39と接触する接触端
子群16(図4参照)は、カード収納部33の下側に配
置されたプリント配線基板11上に設けられているか
ら、ICカード1をアダプター2に挿入する際は電極3
9、エンボス表示部42側を下にして挿入することにな
る。そのため突出したエンボス表示部42が支障なくカ
ード出し入れ口34を通過して、ICカード1をカード
収納部33に完全に収納するために、ICカード1を挿
入する際にエンボス表示部42と対向するカード出し入
れ口34bは第2の金属板8からの隙間を広くしてい
る。また、そのカード出し入れ口34bのカード挿入方
向下流側のプリント配線基板11上には電子部品15が
搭載されておらず導電パターンのみ形成されているか、
或いは電子部品15が搭載されていても高さの低いもの
だけに限定されており、エンボス表示部42と接触しな
いようになっている。
【0035】一方、エンボス表示部42が設けられてい
ないICカード1の上側約半分(図9参照)が挿通する
カード出し入れ口34aは金属板8からの隙間が狭く、
またそれのカード挿入方向下流側のプリント配線基板1
1上には電子部品15が搭載され、内方突出部12が配
置されている。
【0036】図示していないがアダプター2内には回路
上、ICカードインターフェース制御部、ワークエリ
ア,送受信バッフア,ステータスなどの機能を有する例
えばBufler−RAMおよびプログラム格納用RO
Mなどのメモリ、中央制御部(CPU)、クロック制御
部、電源制御部、コイル信号変換部、アナログ信号処理
部などを備えている。
【0037】次に本発明に係る電子データ処理システム
の動作について説明する。前述のように電極39、エン
ボス表示部42側を下にしてICカード1をアダプター
2のカード収納部33に挿入し、ICカード1の電極3
9とアダプター2の接触端子群16とを接触させる。こ
のようにICカード1を裏返してアダプター2に挿入す
る手順が、図1に示すように第2の金属板8上に印刷表
示43されている。第2の金属板8に形成されている指
挿入穴35からICカード1の一部が露呈するから、そ
の状態を見てアダプター2にICカード1が挿入されて
いることを確認することができる。
【0038】ICカード1を完全に収納したアダプター
2を電子データ処理装置3のディスクドライブ装置4に
挿入する。そして図4に示すようにディスクドライブ装
置4内に設けられているシャッタ開閉ピン44によりス
ライダ21がコイルスプリング23の弾性に抗して自動
的に図面に向かって左方向へ移動する。
【0039】このスライダ21の移動でマイクロスイッ
チ22がオンして、電池18からアダプター2ならびに
ICカード1への給電がなされる。それと同時に磁気ヘ
ッド30(図6参照)がヘッド挿入口9から挿入され、
磁気ヘッド30のホームポジションにおいてコイル26
のギャップ24と近接対向して、データ処理装置3はア
ダプター2を介してICカード1との間でデータ通信が
可能になり、所望のデータの書込みあるいは読出しがな
される。
【0040】データの書込みあるいは読出しが終了して
ディスクドライブ装置4のイジェクトボタン(図示せ
ず)を押すと、磁気ヘッド45が磁気インターフェース
アッセンブリ17(ヘッド挿入口9)から後退するとと
もに、シャッタ開閉ピン44も後退し、それに伴いコイ
ルスプリング23の復元力でスライダ21が元の位置に
移動する。この動作でマイクロスイッチ22がオフし、
電池18からアダプター2ならびにICカード1への給
電が停止する。
【0041】ディスクドライブ装置4からアダプター2
が排出されると、第2の金属板8に形成されている指挿
入穴35から例えば親指の指腹を挿入してICカード1
を排出方向に押せば、ICカード1をアダプター2から
容易に取り出すことができる。フレーム7上に設けられ
た突条36(図4参照)は、ICカード1の摺動をスム
ーズにするのに役立つ。
【0042】前記実施の形態では、ICカード1の電極
39とアダプター2の接触端子群16とによってICカ
ード1とアダプター2との接続を図ったが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、例えばICカード1とア
ダプター2にそれぞれコイルを設けて、両者を電磁的に
結合して信号の授受することも可能である。
【0043】
【発明の効果】請求項1記載の本発明は、合成樹脂より
も曲げ剛性の強い2枚の金属板を用いており、しかもそ
の1枚の金属板の中央部には駆動軸挿入用凹部の形成に
よって環状の段差部が設けられてさらに曲げ剛性が高め
られているから、曲げや衝撃などの外力が加わっても従
来のように損傷、破壊することがなく、信頼性に優れて
いる。また従来のような薄肉成形部がないから、成形不
良などが起こらず、生産歩留りも良好である。
【0044】また上下に2枚の金属板を用いることによ
り、電子回路ならびに電池などを収納する収納スペース
が拡大し、そのために高機能化や寿命の長い大容量の電
池の収納が可能となる。さらに2枚の金属板を用いるこ
とにより射出成形品に比べて平行度の精度が向上し、さ
らに電磁気ノイズの対策ができる。
【0045】請求項2記載の本発明は、駆動軸挿入用凹
部の形成によって環状の段差部が設けられて曲げ剛性が
高められ第1の金属板にプリント配線基板が一体に接合
されているから、この第1の金属板がプリント配線基板
の保護板(補強板)としても機能する。特にそのプリン
ト配線基板の凹部(段差部)付近に電子部品が配置され
ているから、曲げなどの外力が作用しても電子部品とプ
リント配線基板との接続部や電子部品に損傷を生じるこ
とがなくなる。
【0046】請求項3記載の本発明は、駆動軸挿入用凹
部の形成によって環状の段差部が設けられて曲げ剛性が
高めらた第1の金属板の内側にプリント配線基板が一体
に接合され、しかもフレームの内側にそのプリント配線
基板を押さえる押さえ用リブが架設されているから、プ
リント配線基板の固定が確実で、プリント配線基板がア
ダプター内でがたつくことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る電子データ処理アダ
プターの平面図である。
【図2】そのアダプターの底面図である。
【図3】そのアダプターの左側面図である。
【図4】そのアダプターの第2の金属板を取り除いた状
態での平面図である。
【図5】そのアダプターの断面図である。
【図6】そのアダプターを用いる電子データ処理システ
ムの概略説明図である。
【図7】そのアダプターに用いる磁気インターフェース
アッセンブリの平面図である。
【図8】そのアダプターに用いる第2の金属板底面図で
ある。
【図9】ICカードの平面図である。
【図10】従来提案されたアダプターの概略構成図であ
る。
【図11】図10X−X線上の断面図である。
【符号の説明】 1 ICカード 2 アダプター 3 電子データ処理装置 4 ディスクドライブ装置 5 ケース本体 6 第1の金属板 7 フレーム 8 第2の金属板 9 ヘッド挿入口 10 凹部 11 プリント配線基板 12 内方突出部 13 穴 14 押さえ用リブ 15 電子部品 16 接触端子群 17 磁気インターフェースアッセンブリ 33 カード収納部 3434a,34b カード出し入れ口 42 エンボス表示部 45磁気ヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高杉 和夫 大阪府茨木市丑寅一丁目1番88号 日立マ クセル株式会社内 (72)発明者 大道 和彦 大阪府茨木市丑寅一丁目1番88号 日立マ クセル株式会社内 (72)発明者 三枝 裕之 埼玉県大宮市大和田町2丁目1260番地 ユ ー・エム・シー・エレクトロニクス株式会 社内 (72)発明者 篠沢 義之 埼玉県大宮市大和田町2丁目1260番地 ユ ー・エム・シー・エレクトロニクス株式会 社内 (72)発明者 佐埜 正樹 埼玉県大宮市大和田町2丁目1260番地 ユ ー・エム・シー・エレクトロニクス株式会 社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクカートリッジとほぼ同じ形状と
    広さ有し、中央部に駆動軸挿入用の凹部を一体に有する
    第1の金属板と、 その第1の金属板の少なくとも外周部に一体にモールド
    または接着された合成樹脂製のフレームと、 ディスクカートリッジとほぼ同じ形状と広さ有し、その
    フレーム上に一体に接合された第2の金属板とを備え、 前記フレームにより前記第1の金属板と第2の金属板の
    間に電子カードが収納できるカード収納部が形成され、 そのカード収納部に臨むようにカードインターフェース
    が設けられ、 前記第1の金属板ならびに第2の金属板の少なくともい
    ずれか一方で、ディスクカートリッジと同じ位置にヘッ
    ド挿入口が形成されていることを特徴とする電子データ
    処理アダプター。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、前記第1の金属
    板の内側にプリント配線基板が一体に接合され、そのプ
    リント配線基板の前記凹部と対向する位置に切欠部が設
    けられ、この切欠部内に前記凹部の内側突出部が挿入さ
    れ、プリント配線基板の切欠部付近に電子部品が搭載さ
    れていることを特徴とする電子データ処理アダプター。
  3. 【請求項3】 請求項1記載において、前記第1の金属
    板の内側にプリント配線基板が一体に接合され、前記フ
    レームの内側にそのプリント配線基板を押さえる押さえ
    用リブが架設されていることを特徴とする電子データ処
    理アダプター。
JP9351143A 1997-12-19 1997-12-19 電子データ処理アダプター Withdrawn JPH11184982A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9351143A JPH11184982A (ja) 1997-12-19 1997-12-19 電子データ処理アダプター

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