JPH11184419A - 粘着式掲示板の粘着構造 - Google Patents

粘着式掲示板の粘着構造

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JPH11184419A
JPH11184419A JP36498597A JP36498597A JPH11184419A JP H11184419 A JPH11184419 A JP H11184419A JP 36498597 A JP36498597 A JP 36498597A JP 36498597 A JP36498597 A JP 36498597A JP H11184419 A JPH11184419 A JP H11184419A
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JP
Japan
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adhesive
plate
bulletin board
sticking
projections
Prior art date
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Pending
Application number
JP36498597A
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English (en)
Inventor
Isao Shirayanagi
伊佐雄 白柳
Yosuke Shirayanagi
洋介 白柳
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Abstract

(57)【要約】 【目的】掲示物を掲示板へ粘着したり剥離したりする作
業が容易で、しかも粘着した掲示物にしわや折れ目が残
らない掲示物を掲示板を得ることを目的とするものであ
る。 【構成】台板の表面に、粘着部材からなる粘着板を取り
付けて構成される粘着式掲示板において、前記粘着板の
表面側に同一高さの多数の突起を突設し、残部を突起よ
り低く形成することによって、粘着板に対して掲示物を
粘着して掲示するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電柱に張られる宣伝ポ
スターや、学校や大学の学内掲示板のようにしばしば貼
り替えを要する掲示板用として好適な掲示物の粘着構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、掲示板に掲揚される掲示物、特
に、紙で作られたポスターその他の掲示物は、従来から
画鋲を使って掲示板に固定し、あるいは掲示板へ糊を塗
布した後に紙を貼ったり、粘着あるいは接着材を裏面に
塗布した掲示物を掲示板に貼り付けることが行われてい
る。ところが画鋲による固定方法では紙の裏面に風が舞
い込んで掲示物が破れてしまったり、掲示物が強いとき
は画鋲が飛んでしまったりして剥がれ易い不具合があっ
た。また、掲示物たるポスターなどが掲示板の場所まで
運ばれるとき巻かれたり折り畳まれたりしていると、掲
示に際して、曲がり癖や折れ目をなおす作業を要し面倒
であった。他方、糊や接着剤を使用して掲示物を掲示板
へ貼り付けるときは、上記とは逆に、掲示物が掲示板に
貼り付いて剥がれなくなり、掲示板を汚してしまう不具
合があった。出願人は、先に、画鋲に代えるペーパーク
リップとして、比較的硬質の押し板と、その押し板の一
側に粘着性を有する板状のエラストーマを粘着させ、そ
の粘着力を利用して掲示物と掲示板とへ同時に粘着して
掲示板と掲示物とを固定する手段を提案した(特願平9
−212641号)。その後、発明者らは前記エラスト
ーマからなる粘着板を掲示板をなす台板上へ粘着させて
糊や画鋲のいらない掲示板を考案した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、試作を
行った結果、以下の不具合が発生し、あるいは予想され
た。すなわち、掲示物にも粘着性があるときのように、
粘着板と掲示物との粘着力が強いと、掲示物を剥離しよ
うとすると、前記台板と粘着板との間で剥がれてしまう
不具合があった。また、そのような不具合を解消するべ
く、粘着板の表面に凹凸を付けた処、粘着板と掲示物と
の間に比較的広い空間ができるため、掲示物の分離はし
易くなったが、裏面へ水が入り易くなり雨水がかゝって
剥がれる不具合を生じた。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題は、台板の表面
に、粘着部材からなる粘着板を取り付けて構成される粘
着式掲示板において、前記粘着板の表面側に同一高さの
多数の突起を突設し、残部を突起より低く形成すること
によって解決される。また、前記粘着板の表面側には、
周囲に形成した凹所によって突出形成される多数の突起
が設けられ、それら突起の頂部が平坦で、かつ、同一高
さに整列されている。さらに、前記粘着板の表面側に形
成される多数の突起の周囲には、充填材が充填された凹
所を形成し、前記突起の頂部と充填材とによって粘着板
の表面を平坦に形成されている。
【0005】
【作用】請求項1 台板の表面は粘着力のある粘着板によって構成され、よ
って、画鋲や糊を使用することなく、粘着力によって掲
示物が保持される。粘着板の表面は突起によって粘着面
積が減少するので、粘着板と掲示物との粘着力が台板と
粘着板との間の粘着力に比して低く抑えられる。 請求項2 粘着板の表面側には多数の突起が突出されるが、それら
突起は高さが等しく、頂部が平坦だから、突起の表面は
平坦な面を形成する。 請求項3 粘着板に形成される突起の周囲には凹所が形成される
が、その凹所は充填材が詰められ、突起の表面と充填物
とによって平坦な平面が形成される。
【0006】
【実施例】以下、本願の実施例を説明する。図1、図2
は掲示板10の一例を示し、そこには紙で作られた数片
の印刷物が掲示物11、11として貼着されている。掲
示板10は図2で示すように、木材や合成樹脂、あるい
は金属からなる硬質の板材で作られた台板12と、その
台板12の表面に粘着された粘着板20によって構成さ
れている。13は前記掲示板10を建物の壁材へ取り付
けるための取付孔である。
【0007】図3は図2の要部を拡大して示す断面図で
ある。こゝで、前記粘着板20は軟質で粘着性のある市
販のエラストーマを用いた粘着材によって形成され、台
板12の表面に粘着する板状部21と、その板状部21
に掲示物が粘着される一側に突設された直径が2〜3m
m、高さが1mm程度の断面が円形の突起22とによっ
て構成されている。突起22の断面形状は、図4で示す
ように円形であり、その頂部は平坦とされている。その
結果、多数の突起22の頂面は一平面を形成し、あたか
も卓球用ラケットの表面のごとき外観をなしている。2
3は前記突起22の周囲に網目状に形成される凹所であ
る。
【0008】前記凹所23には図5で示すように、実質
的に粘着性のない材料からなる充填材24が詰められて
おり、粘着板20の表面はエラストーマの部分に凹所2
3が形成されているにも拘わらず、外観は平板状をな
し、平板の中に突起22の頂部が丸くみえる形をなして
いる。充填材24は弾力性のある合成樹脂で成形された
網状をなし、若干のパラフィンを混合して、粘着性を減
殺してある。よって、前記粘着板20を製造するには、
成形型の中に凹所をなす充填物を置き、残余の空間にエ
ラストーマを充填することにより、前記突起22と充填
物24とが同時に形成される。このようにして、粘着板
20の表面は突起22の頂部と充填材24とによって平
坦な平面が形成され、粘着板20の表面に掲示物11を
粘着させたとき、それらの間が密着し掲示物11の裏面
に生じる隙間が最小になる。
【0009】図6は掲示板10の変形例を示すもので、
自動車の前窓ガラスの裏面に配されるサンバイザ(前席
日除け)25を台板12とし、その上に粘着板20が板
状部21で粘着され、さらにその外面に行き先などを表
示した表示紙からなる掲示物11が粘着されている。な
お、この実施例において台板12であるサンバイザの裏
面は平面ではないので粘着板20の表面も、サンバイザ
の裏面にならって曲面となる。
【0010】また、図7は他の変形例を示すもので、具
体的には、台板12として電柱26が使用され、その側
面に粘着板20が板状部21で粘着させて取り付けてあ
る。この例では掲示物11はポスターである。前記サン
バイザ25の場合と同様に粘着板20の表面は曲面とな
る。さらに、図8は地上に建てられる案内杭27の先端
部に台板12を取り付けて掲示板10を構成し、その掲
示板には前記粘着板20を取り付けた例が示されてい
る。
【0011】図9は台板12として、更に他の実施例を
示すもので、図9(a)は書道用に好適な下敷き28を
示す。下敷き28は合成樹脂製の台板12の上に粘着板
20を粘着させたものである。29は習字を行うための
半紙であり、持ち運びの際に図9(b)で示すように、
折れ曲がって折れ線Bができたものを前記下敷き28の
上に粘着すれば、同部(a)で示すように折れ目が延び
た状態で固定することができる。よって、折れ目や曲が
り目が残る紙の上に文字を書く場合に比して書き易くな
る利点がある。
【0012】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、掲示板10の
掲示面は粘着板20によって構成されるので、掲示物1
1が画鋲や糊を使用することなく、粘着力によって保持
される。また、掲示物11が湾曲していたり、折れたり
していても粘着板20上へ固定する際に矯正されて全く
平坦な状態で掲示できる。請求項2の発明によれば、粘
着板20の掲示面には凹所23が形成され粘着面が減少
しているので、粘着板と掲示物との粘着力が台板と粘着
板との間の粘着力に比して低く抑えられ、掲示物11を
剥離する際に、粘着板20自体が台板12から剥離する
ことがなくなる。請求項3の発明によれば、粘着板20
に形成される突起22の周囲に形成される凹所23には
粘着性の低い充填物が詰められるから粘着板20の表面
が平坦になり、掲示物11の裏面に水が入り易い不具合
が解消される。などの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施例を示すもので、掲示板の正
面図である。
【図2】そのII−II断面図である。
【図3】図2中の要部の拡大断面図である。
【図4】図3中のIV−IV断面図である。
【図5】変形例を示す図3相当の断面図である。
【図6】掲示板の使用例である自動車のサンバイザを示
す外観図である。
【図7】掲示板の他の使用例である電柱を示す外観図で
ある。
【図8】掲示板のさらに他の使用例である案内杭を示す
外観図である。
【図9】掲示板のさらに他の使用例であり、(a)は下
敷きを示す外観図、(b)は半紙の状態を示す外観図で
ある。
【符号の説明】
10・・・・掲示板 11・・・・掲
示物 12・・・・台板 13・・・・取
付孔 20・・・・粘着板 21・・・・板
状部 22・・・・突起 23・・・・凹
所 24・・・・充填材 25・・・・サ
ンバイザ 26・・・・電柱 27・・・・案
内杭 28・・・・下敷き B・・・・折れ線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】台板の表面に、粘着部材からなる粘着板を
    取り付けて構成される粘着式掲示板において、前記粘着
    板の表面側に同一高さの多数の突起を突設し、残部を突
    起より低く形成してなる粘着式掲示板の粘着構造。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記粘着板の表面側に
    は、周囲に形成した凹所によって突出形成される多数の
    突起が設けられ、それら突起の頂部が平坦で、かつ、同
    一高さに整列されている粘着式掲示板の粘着構造。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記粘着板の表面側に
    形成される多数の突起の周囲には、充填材が充填された
    凹所を形成し、前記突起の頂部と充填材とによって粘着
    板の表面を平坦に形成してなる粘着式掲示板の粘着構
    造。
JP36498597A 1997-12-19 1997-12-19 粘着式掲示板の粘着構造 Pending JPH11184419A (ja)

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