JPH11183914A - 表示パネルの製造方法 - Google Patents
表示パネルの製造方法Info
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- JPH11183914A JPH11183914A JP35532397A JP35532397A JPH11183914A JP H11183914 A JPH11183914 A JP H11183914A JP 35532397 A JP35532397 A JP 35532397A JP 35532397 A JP35532397 A JP 35532397A JP H11183914 A JPH11183914 A JP H11183914A
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Abstract
ロス電極部を良好な導通状態で接続するとともに、両基
板の間隔を全域にわたって均一にして、均一な電気光学
特性を有する表示パネルを製造する。。 【解決手段】一方の基板11のクロス電極部13b上に
クロス材16を印刷し、他方の基板12にシール材17
を前記クロス材16に対応する部分を欠落させたパター
ンに印刷して、一対の基板11,12を互いに重ね合せ
て加圧することにより、シール材17を潰し広げてこの
シール材17のクロス材16に対応する欠落部をクロス
材17の周囲で連続させるとともに、一方の基板11の
クロス電極部13bに印刷されたクロス材16を他方の
基板12のクロス電極部15bに当接させて両基板1
1,12のクロス電極部13b,15bを接続する。
Description
学物質を用いる表示パネルの製造方法に関するものであ
る。
ルは、枠状のシール材を介して互いに接合された一対の
基板(ガラス等からなる透明基板)間の前記シール材で
囲まれた領域に前記電気光学物質を封入したものであ
り、前記一対の基板の内面にはそれぞれ、前記電気光学
物質に電界を印加するための電極(ITO等からなる透
明電極)が設けられている。
れぞれの基板の電極に駆動信号を供給するための駆動回
路を接続する構成のものと、いずれか一方の基板の電極
を他方の基板側の電極と電気的に接続し、この他方の基
板に、両基板の電極に駆動信号を供給するための駆動回
路を接続する構成のものとがあるが、後者の構成の表示
パネルは、前記他方の基板だけに駆動回路を接続する
か、あるいはこの基板にLSI等の駆動回路素子を搭載
するだけでよいため、実装コストの面で有利である。
基板の電極を前記シール材による基板接合領域内で他方
の基板側に電気的に接続したものと、一方の基板の電極
を前記基板接合領域の外側で他方の基板側に電気的に接
続したものと、一方の基板の電極を前記シール材で囲ま
れた電気光学物質封入領域内で他方の基板側に電気的に
接続したものとがある。
基板の電極を前記基板接合領域内で他方の基板側の電極
とに電気的に接続した表示パネルは、従来、次のように
して製造されている。なお、ここでは、複数個の表示パ
ネルを一括して組立てる場合を例にとって説明する。
方法を示しており、図5は表示パネルを構成する一対の
基板を電極形成面側から見た図、図6は図5のVIa−VI
a線およびVIb−VIb線に沿う拡大断面図、図7は前記
一対の基板をシール材を介して接合した状態の断面図、
図8は図7のVIII−VIII線に沿う断面図である。
示すように、電気光学物質の封入領域を囲む枠状シール
材7を介して互いに接合される一対の基板1,2のうち
の一方の基板1に、前記電気光学物質に電界を印加する
ための複数の電極3およびこの電極3を他方の基板2側
に電気的に接続するためのクロス電極部3bを形成し、
他方の基板2に、前記電気光学物質に電界を印加するた
めの複数の電極4と、前記一方の基板1の各電極3を駆
動回路に接続するための複数のリード電極5およびクロ
ス電極部5bを形成する。
パネルを製造する例を示しており、前記電気光学物質に
電界を印加するための電極3,4のうち、一方の基板1
に形成する電極3は、行方向(図において左右方向)に
沿う走査電極、他方の基板2に形成する電極4は、列方
向(図において上下方向)に沿う信号電極である。
たように、その一端側に、前記シール材7による枠状の
基板接合領域の各辺部のうちの一端側の辺部に延びるリ
ード部3aを有するパターンに形成し、そのリード部3
aの端部に、この走査電極3を他方の基板2側に電気的
に接続するためのクロス電極部3bを、前記基板接合領
域の前記辺部内に対応させて形成したパターンに形成す
る。
に示したように、その一端側に、前記基板接合領域のう
ちの一側の辺部の外側に延出する駆動回路接続端子部4
aを形成したパターンに形成する。
れる電気光学物質封入領域のうちの一端側の領域、つま
り、前記基板接合領域の前記走査電極3のクロス電極部
3bが対応する辺部付近の領域を除く領域に形成し、前
記クロス電極部3bが対応する辺部付近の領域に、上記
複数のリード電極5を形成する。
したように、L字状に屈曲するとともに、その一端に、
前記基板接合領域のうちの前記各信号電極4の端子部4
aが延出する側の辺部の外側に延出する駆動回路接続端
子部5aを形成し、他端に、前記基板接合領域の一端側
の辺部内において前記各走査電極3のクロス電極部3b
にそれぞれ対応するクロス電極部5bを形成したパター
ンに形成する。
よび図6の(a),(b)に示すように、前記一方の基
板1の各走査電極3のクロス電極部3bの上に、導電性
樹脂または銀ペースト等からなるクロス材6をスクリー
ン印刷法やディスペンサ−による塗布法等により印刷
し、他方の基板2の電極形成面上に、例えば熱硬化性樹
脂からなるシール材7を、電気光学物質の注入口8とな
る部分を欠落させた枠状パターンに印刷する。なお、前
記シール材7には、図示しないが、このシール材7を介
して接合される一対の基板1,2の間隔を規制するため
のガラス粒子または樹脂粒子等からなるギャップ材が混
入されている。
記シール材7に混入された前記ギャップ材により規制さ
れる所定の基板間隔よりも若干厚く印刷し、また前記シ
ール材7は、次の基板合わせ工程におけるシール材7の
潰れ広がりを考慮して、前記基板間隔よりも十分に厚
く、かつ、上述した基板接合領域の各辺部の幅よりもあ
る程度小さい幅に印刷する。
うに、前記一対の基板1,2をそれぞれの電極形成面を
互いに対向させて重ね合わせて加圧することにより、前
記シール材7をその全域において潰し広げ、両基板1,
2の間隔を前記シール材7に混入されたギャップ材で規
制される所定の間隔に調整するとともに、一方の基板1
の各走査電極3のクロス電極部3b上に印刷された前記
クロス材6を、他方の基板2の各リード電極5のクロス
電極部5bに当接させて、両基板1,2の前記クロス電
極部3b,5bを前記クロス材6により電気的に接続す
る。
圧力により前記シール材7を周囲に押し出しながらシー
ル材7中に入り込み、最終的にシール材7を貫通して他
方の基板2のクロス電極部5bに当接する。
ながら前記シール材7を硬化させ、このシール材7を介
して一対の基板1,2を接合して、表示パネルを組立て
る。
ネルを、前記一対の基板1,2をそれぞれ図に二点鎖線
で示した分断線9a,9bに沿って分断することにより
個々の表示パネルに分離し、その後、上記注入口8(シ
ール材7の欠落部)から真空注入法により両基板1,2
間の前記シール材7で囲まれた領域に電気光学物質(例
えば液晶)を注入充填し、前記注入口8を封止して表示
パネルを完成する。
電気的に接続した表示パネルには、上述したように、上
記図5〜図8に示した製造方法で製造されるもののほか
に、一方の基板の電極を前記基板接合領域の外側におい
て他方の基板側に電気的に接続したものと、一方の基板
の電極を前記シール材で囲まれた電気光学物質封入領域
内において他方の基板側に電気的に接続したものとがあ
り、そのうちの前者の表示パネルは、前記クロス電極部
3b,5bを前記基板接合領域の外側に形成し、その箇
所において両基板1,2のクロス電極部3b,5bをク
ロス材6により接続する方法により製造され、また、後
者の表示パネルは、前記クロス電極部3b,5bを前記
電気光学物質封入領域内に形成し、その箇所において両
基板1,2のクロス電極部3b,5bをクロス材6によ
り接続する方法により製造されている。
うち、一方の基板の電極をシール材による基板接合領域
内で他方の基板側に電気的に接続した表示パネルを製造
する図5〜図8に示した製造方法は、一対の基板1,2
を重ね合せて加圧することにより、一方の基板1のクロ
ス電極部3b上に印刷したクロス材6を、他方の基板2
に印刷したシール材7に入り込ませて、最終的にシール
材7を貫通させて他方の基板2のクロス電極部5bに当
接させるものであるため、このクロス材6の端面と他方
の基板2のクロス電極部5bとの間に前記シール材7が
取り残されて、両基板1,2のクロス電極部3b,5b
間に導通不良を発生するおそれがある。
6をシール材7に混入されたギャップ材で規制される所
定の基板間隔よりも若干厚く印刷することにより、前記
クロス材6の端面と他方の基板2のクロス電極部5bと
の間にシール材7が残らないようにして、前記導通不良
の発生を防ぐようにしている。
の基板間隔よりも厚く印刷したのでは、接合された一対
の基板1,2の間隔が、前記基板接合領域の各辺部のう
ちの前記クロス材6が設けられた辺部付近において大き
くなり、そのために、両基板1,2間に充填された電気
光学物質の層厚が不均一になって、製造された表示パネ
ルの電気光学特性が不均一になってしまう。
間隔よりも厚く印刷すると、一対の基板1,2を重ね合
せてその基板間隔が所定の間隔になるように調整する際
の加圧力により、前記クロス材6に潰れや亀裂が生じ、
両基板1,2のクロス電極部3b,5b間に導通不良を
発生することがある。
域の外側または電気光学物質封入領域内で他方の基板側
に電気的に接続した表示パネルは、上述したように、前
記クロス電極部3b,5bを前記基板接合領域の外側ま
たは前記電気光学物質封入領域内に形成し、その箇所に
おいて両基板1,2のクロス電極部3b,5bをクロス
材6により接続する方法で製造されている。
面と他方の基板2のクロス電極部5bとの間にシール材
7が挟まれることがないため、前記クロス材6を、一対
の基板1,2をシール材7を介して接合したときの所定
の基板間隔(シール材中のギャップ材で規制される間
隔)と同じ厚さに印刷しておけば、一対の基板1,2を
重ね合せて所定の基板間隔になるまで加圧したときに、
前記クロス材6が他方の基板2のクロス電極部5bに密
着状態で当接するため、両基板1,2のクロス電極部3
b,5bを良好な導通状態で接続することができるとと
もに、両基板1,2の間隔を全域にわたって均一にする
ことができる。
基板接合領域の外側で両基板1,2のクロス電極部3
b,5bをクロス材6により接続する方法では、例え
ば、接合した一対の基板1,2を分断線9a,9bに沿
って分断して個々の表示パネルに分離する際などに前記
クロス材6が剥がれて、導通不良を発生するおそれがあ
り、また、電気光学物質の封入領域内において両基板
1,2のクロス電極部3b,5bをクロス材6により接
続する方法では、表示エリアが小さくなってしまう。
なく、一対の基板にそれぞれ形成したクロス電極部を良
好な導通状態で接続するとともに、両基板の間隔を全域
にわたって均一にして、均一な電気光学特性を得ること
ができる表示パネルの製造方法を提供することを目的と
したものである。
製造方法は、電気光学物質の封入領域を囲む枠状シール
材を介して互いに接合される一対の基板にそれぞれ、前
記電気光学物質に電界を印加するための電極、および一
方の基板の前記電極を他方の基板側に前記シール材によ
る基板接合領域で電気的に接続するためのクロス電極部
を形成する工程と、前記一対の基板のうちのいずれか一
方の基板の前記クロス電極部の上に導電性を有するクロ
ス材を印刷する工程と、他方の基板に前記シール材を前
記クロス材に対応する部分を欠落させた枠状パターンに
印刷する工程と、前記一対の基板を互いに重ね合わせて
加圧することにより、前記シール材をその全域で潰し広
げ、このシール材の前記クロス材に対応する欠落部を前
記クロス材の周囲で連続させるとともに、前記一方の基
板のクロス電極部に印刷された前記クロス材を前記他方
の基板のクロス電極部に当接させて両基板の前記クロス
電極部を電気的に接続する工程と、前記シール材を硬化
させ、このシール材を介して前記一対の基板を接合する
工程とからなることを特徴とするものである。
材による基板接合領域内で両基板のクロス電極部をクロ
ス材により接続するものであり、したがって、電気光学
物質の封入領域内で両基板のクロス電極部を接続する場
合のように表示エリアが小さくなることはなく、また、
前記基板接合領域の外側で両基板のクロス電極部を接続
する場合のように、クロス材が剥がれて導通不良を発生
することはない。
クロス電極部の上にクロス材を印刷し、他方の基板にシ
ール材を前記クロス材に対応する部分を欠落させた枠状
パターンに印刷して、前記一対の基板を互いに重ね合せ
て加圧することにより、前記シール材をその全域で潰し
広げ、このシール材の前記クロス材に対応する欠落部を
前記クロス材周囲で連続させるとともに、前記一方の基
板のクロス電極部に印刷された前記クロス材を前記他方
の基板のクロス電極部に当接させて両基板の前記クロス
電極部を電気的に接続するようにしているため、前記一
対の基板を重ね合せて加圧する際に、前記クロス材の端
面と他方の基板のクロス電極部との間にシール材が挟み
込まれることはない。
シール材を介して接合したときの所定の基板間隔と同じ
厚さに印刷しておけばよく、クロス材がこのような厚さ
であれば、一対の基板を重ね合せて所定の基板間隔にな
るまで加圧したときに、前記クロス材が他方の基板のク
ロス電極部に密着状態で当接するため、一対の基板にそ
れぞれ形成したクロス電極部を良好な導通状態で接続す
ることができるとともに、両基板の間隔を全域にわたっ
て均一にして、均一な電気光学特性を得ることができ
る。
は、上記のように、シール材による基板接合領域内で両
基板のクロス電極部をクロス材により接続するように
し、しかも、一方の基板のクロス電極部の上にクロス材
を印刷し、他方の基板にシール材を前記クロス材に対応
する部分を欠落させた枠状パターンに印刷して、前記一
対の基板を互いに重ね合せて加圧することにより、前記
シール材をその全域で潰し広げてこのシール材の前記ク
ロス材に対応する欠落部を前記クロス材の周囲で連続さ
せるとともに、前記一方の基板のクロス電極部に印刷さ
れた前記クロス材を前記他方の基板のクロス電極部に当
接させて両基板の前記クロス電極部を電気的に接続する
ようにして、表示エリアを小さくすることなく、両基板
のクロス電極部を良好な導通状態で接続するとともに、
両基板の間隔を全域にわたって均一にして、均一な電気
光学特性を得るようにしたものである。
パネルを一括して組立てる場合の製造方法を例にとって
図1〜図4を参照し説明する。図1は表示パネルを構成
する一対の基板を電極形成面側から見た図、図2は図1
のII部の拡大図、図3は前記一対の基板をシール材を介
して接合した状態の断面図、図4は図3の III−III 線
に沿う断面図である。
示すように、電気光学物質の封入領域を囲む枠状シール
材17を介して互いに接合される一対の基板11,12
のうちの一方の基板11に、前記電気光学物質に電界を
印加するための複数の電極13と、前記電極13を他方
の基板12側に電気的に接続するためのクロス電極部1
3bとを形成し、他方の基板12に、前記電気光学物質
に電界を印加するための複数の電極14と、前記一方の
基板11の各電極13を駆動回路に接続するための複数
のリード電極15およびクロス電極部15bを形成す
る。
パネルを製造する例を示しており、前記電気光学物質に
電界を印加するための電極13,14のうち、一方の基
板11に形成する電極13は、行方向(図では左右方
向)に沿う走査電極、他方の基板12に形成する電極1
4は、列方向(図では上下方向)に沿う信号電極であ
る。また、シール材17には、絶縁性の熱硬化性接着剤
や光硬化性接着剤などが用いられる。
したように、その一端側に、前記シール材17による枠
状の基板接合領域の各辺部のうちの一端側の辺部に延び
るリード部13aを有するパターンに形成し、そのリー
ド部13aの端部に、この走査電極13を他方の基板2
側に電気的に接続するためのクロス電極部13bを、前
記基板接合領域の前記辺部内に対応させて形成したパタ
ーンに形成する。
(b)に示したように、その一端側に、前記基板接合領
域のうちの一側の辺部の外側に延出する駆動回路接続端
子部14aを形成したパターンに形成する。
囲まれる電気光学物質封入領域のうちの一端側の領域、
つまり、前記クロス電極部13bが対応する辺部付近の
領域を除く領域に形成し、前記クロス電極部13bが対
応する辺部付近の領域には、上記複数のリード電極15
を形成する。
示したように、L字状に屈曲するとともに、その一端
に、前記基板接合領域のうちの前記各信号電極14の端
子部14aが延出する側の同一の辺部の外側に延出する
駆動回路接続端子部15aを形成し、他端に、前記基板
接合領域の一端側の辺部内で前記各走査電極13のクロ
ス電極部13bにそれぞれ対応するクロス電極部15b
を形成したパターンに形成する。
の形成領域を大きく誇張して示したが、このリード電極
5は極く狭い領域に形成する。したがって、前記電気光
学物質封入領域のほとんどの領域(リード電極5が形成
された極く僅かな領域を除く領域)が、前記走査電極3
と信号電極4とが対向する表示エリアになる。
造する表示パネルがTN(ツイステッドネマティック)
方式等の液晶表示パネルである場合は、前記一対の基板
1,2の電極形成面上に配向膜を形成する。
に、前記一方の基板11の各走査電極13のクロス電極
部13bの上に、導電性樹脂または銀ペースト等からな
るクロス材16をスクリーン印刷法やディスペンサーに
よる塗布法等により印刷し、図1の(b)および図2に
示すように、他方の基板12の電極形成面上に、例えば
熱硬化性樹脂からなるシール材17を、電気光学物質の
注入口18となる部分と、前記各クロス材16に対応す
る部分とをそれぞれ欠落させた枠状パターンに印刷す
る。なお、前記シール材17には、図示しないが、この
シール材17を介して接合される一対の基板11,12
の間隔を規制するためのガラス粒子または樹脂粒子等か
らなるギャップ材が混入されている。
シール材17に混入された前記ギャップ材により規制さ
れる基板間隔と同じ厚さに印刷し、また前記シール材1
7は、次の基板合わせ工程におけるシール材17の潰れ
広がりを考慮して、前記基板間隔(ギャップ材の径)よ
りも十分に厚く、かつ、上述した基板接合領域の各辺部
の幅よりもある程度小さい幅に印刷する。
うに、前記一対の基板11,12をそれぞれの電極形成
面を互いに対向させて重ね合せて加圧することにより、
前記シール材17をその全域で潰し広げ、このシール材
17の前記クロス材16に対応する欠落部を前記クロス
材16の周囲で連続させるとともに、両基板11,12
の間隔を前記シール材17に混入されたギャップ材で規
制される間隔に調整し、同時に、一方の基板11の各走
査電極13のクロス電極部13b上に印刷された前記ク
ロス材16を、他方の基板12の各リード電極15のク
ロス電極部15bに当接させて、両基板11,12の前
記クロス電極部13b,15bを前記クロス材16によ
り電気的に接続する。
材16に対応する部分を欠落させた枠状パターンに印刷
されているため、前記一対の基板11,12を重ね合せ
て加圧する際に、前記クロス材16の基板12に対向す
る接触面と他方の基板12のクロス電極部15bとの間
にシール材17が挟み込まれることはなく、したがっ
て、前記クロス材16は、他方の基板12のクロス電極
部15bに密着状態で当接する。
ながら前記シール材17を加熱硬化させ、このシール材
17を介して一対の基板11,12を接合して、表示パ
ネルを組立てる。
ネルを、前記一対の基板11,12をそれぞれ図に二点
鎖線で示した分断線19a,19bに沿って分断するこ
とにより個々の表示パネルに分離し、その後、上記注入
口18(シール材17の欠落部)から真空注入法により
両基板11,12間の前記シール材17で囲まれた領域
に電気光学物質(例えば液晶)を注入充填し、前記注入
口18を封止して表示パネルを完成する。
シール材17による基板接合領域内で両基板11,12
のクロス電極部13b,15bをクロス材16により接
続することにより、基板11上の電極13に、基板12
側に設けた端子部15aより駆動信号を供給することが
できる。
クロス電極部13b,15bをシール材17で囲まれる
電気光学物質封入領域内に形成し、前記電気光学物質封
入領域内で両基板11,12のクロス電極部13b,1
5bを接続する場合のように表示エリアが小さくなるこ
とはなく、また、前記クロス電極部13b,15bを前
記基板接合領域の外側に形成し、前記基板接合領域の外
側で両基板11,12のクロス電極部13b,15bを
接続する場合のように、クロス材16が剥がれて導通不
良を発生することはない。
1のクロス電極部13bの上にクロス材16を印刷し、
他方の基板12にシール材17を前記クロス材16に対
応する部分を欠落させた枠状パターンに印刷して、一対
の基板11,12を互いに重ね合せて加圧することによ
り、前記シール材17をその全域で潰し広げ、このシー
ル材17のクロス材16に対応する欠落部を前記クロス
材16の周囲で連続させるとともに、一方の基板11の
クロス電極部13bに印刷されたクロス材16を他方の
基板12のクロス電極部15bに当接させて両基板1
1,12のクロス電極部13b,15bを電気的に接続
するようにしているため、一対の基板11,12を重ね
合せて加圧する際に、前記クロス材16の端面と他方の
基板12のクロス電極部15bとの間にシール材17が
挟み込まれることはない。
板11,12をシール材17を介して接合したときの所
定の基板間隔(シール材17中に混入されたギャップ材
により規制される間隔)と同じ厚さに印刷しておけばよ
く、クロス材16がこのような厚さであれば、一対の基
板11,12を重ね合せて所定の基板間隔になるまで加
圧したときに、前記クロス材16が他方の基板12のク
ロス電極部15bに密着状態で当接するため、一対の基
板にそれぞれ形成したクロス電極部13b,15bを良
好な導通状態で接続することができるとともに、両基板
11,12の間隔を全域にわたって均一にすることがで
きる。
ル材17を前記クロス材16に対応する部分を欠落させ
た枠状パターンに印刷しておき、一対の基板11,12
を互いに重ね合せて加圧することにより前記シール材1
7を潰し広げて、このシール材17のクロス材16に対
応する欠落部を前記クロス材16の周囲で連続させるよ
うにしているため、前記一対の基板11,12間の間隔
を所定の基板間隔に調整したときのシール材17の幅
が、クロス材16の付近で大きく広がることはない。
方法では、クロス材6が加圧力によりシール材7を周囲
に押し出しながらシール材7中に入り込むため、図7お
よび図8に示したように、シール材7の幅がクロス材6
の付近で大きく広がり、一対の基板1,2が、図7およ
び図8に示したように分断線9a,9b上でもシール材
7により接合されることがある。
パネルは、一対の基板1,2の外面にそれぞれダイシン
グマシン等により前記分断線9a,9bに沿って切り込
みを入れ、その切り込みに沿って両基板1,2を切断す
る方法で行なわれるが、その場合、両基板1,2が分断
線9a,9b上でもシール材7により接合されている
と、基板1,2をうまく切断することができなくなる。
および図4に示したように、シール材17の幅がクロス
材16の付近で大きく広がることはなく、一定の幅に形
成されているので、両基板11,12が分断線19a,
19b上でもシール材17により接合されることはな
く、したがって、一対の基板11,12の外面にそれぞ
れ分断線19a,19bに沿って切り込みを入れ、その
切り込みに沿って両基板11,12を切断する表示パネ
ルの分離を、支障なく行なうことができる。
示パネルを一括して組立てる例であるが、この発明は、
1つ1つの表示パネルを個々に組立てる場合にも適用す
ることができる。
の表示パネルを製造する例であるが、この発明は、一方
の基板に複数の画素電極とTFTまたはMIM等からな
るアクティブ素子および前記アクティブ素子に信号を供
給する配線を形成し、他方の基板に前記各画素電極に対
向する対向電極を形成したアクティブマトリックス型の
表示パネルや、一方の基板に複数のセグメント電極を形
成し、他方の基板に前記各セグメント電極に対向するコ
モン電極を形成したセグメント表示型の表示パネルの製
造にも適用することができる。
ール材による基板接合領域内で両基板のクロス電極部を
クロス材により接続するようにし、しかも、一方の基板
のクロス電極部の上にクロス材を印刷し、他方の基板に
シール材を前記クロス材に対応する部分を欠落させた枠
状パターンに印刷して、前記一対の基板を互いに重ね合
せて加圧することにより、前記シール材をその全域で潰
し広げてこのシール材の前記クロス材に対応する欠落部
を前記クロス材の周囲で連続させるとともに、前記一方
の基板のクロス電極部に印刷された前記クロス材を前記
他方の基板のクロス電極部に当接させて両基板の前記ク
ロス電極部を電気的に接続するようにしたものであるか
ら、表示エリアを小さくすることなく、両基板のクロス
電極部を良好な導通状態で接続するとともに、両基板の
間隔を全域にわたって均一にして、均一な電気光学特性
を得ることができる。
する一対の基板を電極形成面側から見た図。
態の断面図。
ルを構成する一対の基板を電極形成面側から見た図。
拡大断面図。
態の断面図。
Claims (1)
- 【請求項1】電気光学物質の封入領域を囲む枠状シール
材を介して互いに接合される一対の基板にそれぞれ、前
記電気光学物質に電界を印加するための電極、および一
方の基板の前記電極を他方の基板側に前記シール材によ
る基板接合領域で電気的に接続するためのクロス電極部
を形成する工程と、 前記一対の基板のうちのいずれか一方の基板の前記クロ
ス電極部の上に導電性を有するクロス材を印刷する工程
と、他方の基板に前記シール材を前記クロス材に対応す
る部分を欠落させた枠状パターンに印刷する工程と、 前記一対の基板を互いに重ね合わせて加圧することによ
り、前記シール材をその全域で潰し広げ、このシール材
の前記クロス材に対応する欠落部を前記クロス材の周囲
で連続させるとともに、前記一方の基板のクロス電極部
に印刷された前記クロス材を前記他方の基板のクロス電
極部に当接させて両基板の前記クロス電極部を電気的に
接続する工程と、 前記シール材を硬化させ、このシール材を介して前記一
対の基板を接合する工程と、からなることを特徴とする
表示パネルの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35532397A JP3794143B2 (ja) | 1997-12-24 | 1997-12-24 | 表示パネルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35532397A JP3794143B2 (ja) | 1997-12-24 | 1997-12-24 | 表示パネルの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11183914A true JPH11183914A (ja) | 1999-07-09 |
JP3794143B2 JP3794143B2 (ja) | 2006-07-05 |
Family
ID=18443265
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35532397A Expired - Fee Related JP3794143B2 (ja) | 1997-12-24 | 1997-12-24 | 表示パネルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3794143B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007249235A (ja) * | 2007-06-11 | 2007-09-27 | Casio Comput Co Ltd | 液晶表示素子 |
-
1997
- 1997-12-24 JP JP35532397A patent/JP3794143B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007249235A (ja) * | 2007-06-11 | 2007-09-27 | Casio Comput Co Ltd | 液晶表示素子 |
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Publication number | Publication date |
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JP3794143B2 (ja) | 2006-07-05 |
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