JPH11183561A - バーンイン試験システム - Google Patents

バーンイン試験システム

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JPH11183561A
JPH11183561A JP9355815A JP35581597A JPH11183561A JP H11183561 A JPH11183561 A JP H11183561A JP 9355815 A JP9355815 A JP 9355815A JP 35581597 A JP35581597 A JP 35581597A JP H11183561 A JPH11183561 A JP H11183561A
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JP
Japan
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test
burn
temperature
unit
power failure
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JP9355815A
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Inventor
Jun Kurihara
純 栗原
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Ando Electric Co Ltd
Original Assignee
Ando Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 バーンイン試験中断時、試験パターンを保全
・記録し、復帰時、試験中断時以降のテスト項目のみを
実行可能とするバーンイン試験装置を提供する。 【解決手段】 停電検出部27により停電が検出される
と、その停電直前までに実行中の試験条件と試験経過状
態を外部記憶装置28に格納し、停電復帰が検出される
と、プログラム記憶部25内に格納されている試験継続
処理プログラムに基づいて試験継続処理を実行し、外部
記憶装置28に記憶された停電直前の試験条件と試験経
過状態とを読み出して、残りの試験項目から再開するよ
うに、バーンイン試験装置10に試験条件を再設定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バーンイン試験装
置に関し、特に停電等により中断されたバーンイン試験
を継続するための機能を有するバーンイン試験システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体集積回路を恒温槽の炉の中
に入れ、その炉内の半導体集積回路に外部から電源電圧
や試験パターン信号を印加して試験するバーンイン試験
を実施して、半導体集積回路の信頼性を確保している。
【0003】このバーンイン試験に際しては、恒温槽内
の炉の温度は高温または低温に設定し、長時間試験パタ
ーン信号を印加してストレスを加え、初期不良を検出し
ている。また、バーンイン試験では半導体集積回路の1
個当たりの試験時間が長いので、炉の中には数千個から
一万個の半導体集積回路を同時に入れて試験時間と経費
がかさむことを防いでいる。
【0004】また、恒温槽内の試験条件を制御する端末
型コンピュータが使用するバーンイン試験実行プログラ
ムには、半導体集積回路の種類に応じてバーンイン試験
に必要な試験項目とバーンイン試験の収束条件が設定さ
れている。
【0005】また、停電あるいは瞬断やその他、バーン
イン試験を中断する全ての要因によりバーンイン試験が
中断された場合には、試験項目の未実行、および未収束
状態が発生するため、バーンイン試験が中断された場合
は、通常はバーンイン試験を最初から再実行する必要が
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、従来のバー
ンイン試験装置では、バーンイン試験の実行状況によら
ず、バーンイン試験が中断された場合、バーンイン試験
を最初から再実行する再試験が必要となる。例えば、ひ
とつのデバイス・プログラムによるバーンイン試験の全
体を100%としたとき、わずか5%終了した時点でバ
ーンイン試験の継続が不可能な状況が発生しバーンイン
試験が中断された場合も、また90%以上終了した時点
でバーンイン試験が中断された場合も同様に、そのバー
ンイン試験を最初から再実行する必要があり、バーンイ
ン試験における処理効率を妨げる要因となっていた。
【0007】また、バーンイン試験は温度ストレスと、
電圧印加による初期不良の抽出が目的であるため、ひと
つのバーンイン試験にも十分な時間が必要になるため、
バーンイン試験用デバイス・プログラムは時間短縮を目
的に改良され続けている。
【0008】このような状況のなかで、バーンイン試験
中断によるバーンイン試験の再実行は重複した試験時
間、コストおよびテスト項目について無駄な試験の繰り
返し処理の発生要因となっていた。
【0009】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
であり、バーンイン試験中断時の、温度設定状況および
半導体集積回路を試験するための試験パターンを記録、
復元する動作を行った後、バーンイン試験中断時以降の
テスト項目のみを実行可能として、バーンイン試験のコ
ストを低減し、試験にかかる時間を削減するバーンイン
試験システムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のバ
ーンイン試験システムは、半導体集積回路をバーンイン
試験するための恒温槽と、この恒温槽内の温度を検出し
て、バーンイン制御装置から入力されるバーンイン試験
条件により設定される設定温度に恒温槽内を調整する第
1の制御部と、この第1の制御部とバーンイン制御装置
との間で検出データや試験経過情報等の各種制御情報を
授受する第1のインターフェース部と、を備えたバーン
イン試験装置と、バーンイン試験条件を格納する試験条
件格納部と、この試験条件格納部に格納されたバーンイ
ン試験条件を前記バーンイン試験装置に送出して設定す
るとともに、前記バーンイン試験装置から入力される検
出データに基づいてバーンイン試験経過を監視する第2
の制御部と、この第2の制御部と前記バーンイン試験装
置との間で検出データや試験経過情報等の各種制御情報
を授受する第2のインターフェース部と、前記第2の制
御部により設定されるバーンイン試験条件や、前記第2
のインターフェース部により受信された試験経過情報等
を格納する試験情報格納部と、を備えたバーンイン制御
装置と、備えたことを特徴としている。
【0011】この場合、上記目的は、例えば、請求項2
に記載する発明のように、請求項1記載のバーンイン試
験システムにおいて、前記バーンイン制御装置は、外部
から供給される電源の停電発生及び停電復帰を検出する
停電検出部を更に備え、前記第2の制御部は、この停電
検出部により停電の発生が検出されると、前記バーンイ
ン試験実行中に半導体集積回路のバーンイン試験結果お
よびバーンイン試験状況及び過程等の試験情報を前記試
験情報格納部に保存し、停電検出部により停電復帰が検
出されると、試験情報格納部に保存した試験情報に基づ
いて中断されたバーンイン試験条件を前記バーンイン試
験装置に再設定して、中断時と同じ試験状態に復帰さ
せ、当該バーンイン試験を中断時点から継続して実行さ
せるようにしてもよい。
【0012】したがって、停電・瞬停・その他バーンイ
ン試験を中断可能なすべての要因によりバーンイン試験
が中断された場合でも、中断された試験環境へ復帰し未
実行の試験項目の実施が可能なため、実行済みのバーン
イン試験を再実施することなく、すべてのバーンイン試
験工程の実行が可能になり、再試験によるコストおよび
時間の無駄をなくすことができる。
【0013】また、請求項3に記載する発明のように、
請求項1あるいは2記載のバーンイン試験システムにお
いて、前記バーンイン制御装置は端末型コンピュータと
したことにより、バーンイン試験時の停電中断から復帰
する処理プログラムを容易に設計することができ、バー
ンイン試験装置の処理負担を軽減することができる。
【0014】さらに、請求項4に記載する発明のよう
に、請求項1、2あるいは3記載のバーンイン試験シス
テムにおいて、前記バーンイン制御装置内の試験情報格
納部は、外部記憶装置としたことにより、停電時に保存
した試験情報を停電後も保持することができ、例えば、
同時に同様のバーンイン試験を実行中の当該他のバーン
イン試験システムから保存した試験情報を読み出して停
電復帰処理に利用することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。
【0016】図1〜図6は、本発明を適用したバーンイ
ン試験システムの一実施の形態を示す図である。
【0017】まず、構成を説明する。
【0018】図1は、本実施の形態におけるバーンイン
試験システム1の要部構成を示すブロック図である。こ
の図1において、バーンイン試験システム1は、バーン
イン試験装置10及び端末型コンピュータ20により構
成されており、バーンイン試験装置10は、恒温槽1
1、ヒーター部12、温度センサ13、制御部(第1の
制御部)14、及びI/F部(第1のインターフェース
部)15により構成され、端末型コンピュータ(バーン
イン制御装置)20は、制御部(第2の制御部)21、
入力部22、表示部23、試験条件記憶部(試験条件格
納部)24、プログラム記憶部25、計時部26、停電
検出部27、外部記憶装置(試験情報格納部)28、I
/F部(第2のインターフェース部)29、及び電源部
30により構成されている。
【0019】バーンイン試験装置10において恒温槽1
1は、バーンイン試験を行う半導体集積回路(IC(In
tegrated Circuit)やLSI(Large Scale Integrated
Circuit)等)を複数個(数千個から一万個程度)セッ
トして加熱するための炉11aを内蔵し、その炉11a
内部の試験温度は、ヒーター部12の加熱により設定さ
れる。また、恒温槽11には、炉11a内にセットされ
る半導体集積回路に制御部14から入力される電源電圧
や試験パターン信号を供給するための試験信号入力端子
11bが設けられている。
【0020】ヒーター部12は、制御部14から入力さ
れる温度制御信号により、その発熱温度が制御されて、
恒温槽11の炉11a内の加熱温度を設定する。温度セ
ンサ13は、炉11a内の加熱温度を検出し、その検出
温度を所定の温度検出信号として制御部14に出力す
る。
【0021】制御部14は、I/F部15を介して端末
型コンピュータ20から入力される温度設定信号に応じ
て、ヒーター部12にその発熱温度に応じた温度制御信
号を出力してヒーター部12の発熱温度を制御し、温度
センサ13から入力される温度検出信号により炉11a
内の加熱温度が設定温度の範囲内か否かを監視して、設
定温度の範囲外になると設定温度の範囲内になるように
温度制御信号をヒーター部12に出力して、炉11a内
の加熱温度が試験条件温度で一定となるように加熱温度
制御を実行する。
【0022】また、制御部14は、I/F部15を介し
て端末型コンピュータ20から入力される電源電圧や試
験パターン信号等を恒温槽11の試験信号入力端子11
bを介して炉11a内の半導体集積回路に供給して、端
末型コンピュータ20において設定される試験条件に基
づく試験項目内容を実行する。さらに、制御部14は、
温度センサ13から入力される温度検出信号をI/F部
15を介して端末型コンピュータ20に転送し、バーン
イン試験の経過状態を端末型コンピュータ20にモニタ
させる。
【0023】I/F部15は、所定の接続ケーブル40
を介して端末型コンピュータ20と接続し、制御部14
と端末型コンピュータ20との間で温度設定信号、電源
電圧、試験パターン信号、温度検出信号等を授受する。
【0024】端末型コンピュータ20において制御部2
1は、プログラム記憶部25内に格納されているバーン
イン試験処理プログラム及び試験条件記憶部24内に格
納されているバーンイン試験条件に基づいて後述するバ
ーンイン試験処理を実行して、上記温度設定信号をI/
F部29を介してバーンイン試験装置10に出力して試
験温度を設定するとともに、上記電源電圧や試験パター
ン信号等をI/F部29を介してバーンイン試験装置1
0に出力して試験条件を設定してバーンイン試験を実行
する。
【0025】また、制御部21は、プログラム記憶部2
5内に格納されている停電検出処理プログラムに基づい
て後述する停電検出処理を実行して、停電検出部27に
より停電が検出されると、その停電直前までに実行中の
試験条件と試験経過状態(計時部26を参照して当該試
験項目の経過時間等)を外部記憶装置28に格納し、停
電検出部27により停電復帰が検出されると、プログラ
ム記憶部25内に格納されている試験継続処理プログラ
ムに基づいて後述する試験継続処理を実行する。この試
験継続処理において制御部21は、停電検出処理におい
て外部記憶装置28に記憶された停電直前の試験条件と
試験経過状態とを読み出して、この読み出した停電直前
の試験条件と試験経過状態とに基づいて、バーンイン試
験を継続するための試験条件を再設定して、残りの試験
項目からバーンイン試験を再開するように、バーンイン
試験装置10に試験条件(試験温度、電源電圧、試験パ
ターン信号、試験時間等)を再設定する。
【0026】さらに、制御部21は、バーンイン試験の
試験結果を外部記憶装置28に格納するとともに、その
試験結果を表示部23に表示する。また、制御部21
は、入力部22から入力されるバーンイン試験条件(試
験温度、電源電圧、試験パターン信号、試験時間等の各
設定値)に応じて、新たなバーンイン試験項目を試験条
件記憶部24に格納する。
【0027】入力部22は、数値キーや各種ファンクシ
ョンキー等を備え、そのキー操作により入力されるバー
ンイン試験条件(試験温度、電源電圧、試験パターン信
号、試験時間等の各設定値)や、その他のバーンイン試
験に必要な項目等を制御部21に出力する。
【0028】表示部23は、CRT(Cathode Ray Tub
e)や液晶表示パネル等により構成され、上記制御部2
1から入力されるバーンイン試験処理の試験結果や、入
力部22から入力されるバーンイン試験条件等を表示す
る。
【0029】試験条件記憶部24は、RAM(Random A
ccess Memory)等により構成され、予め設定、あるいは
入力部22から入力されたバーンイン試験条件(プリ・
テスト用、常温試験用、温度付加テスト用等の試験温
度、電源電圧、試験パターン信号、試験時間等の各設定
値)を格納する。プログラム記憶部25は、プログラマ
ブルROM(Read Only Memory)等により構成され、上
記制御部21により実行されるバーンイン試験処理プロ
グラム、停電検出処理プログラム及び試験継続処理プロ
グラムを格納する。
【0030】計時部26は、日付及び現在時刻を計時
し、その日付及び現在時刻データを制御部21に出力す
る。停電検出部27は、バーンイン試験システム1に外
部から電源部30に供給される商用電源(図示せず)に
おける停電の発生を検出するとともに、停電の復帰を検
出して、その停電検出状態を停電検出信号として制御部
21に出力する。
【0031】I/F部29は、所定の接続ケーブル40
を介してバーンイン試験装置10と接続し、制御部21
とバーンイン試験装置10との間で温度設定信号、電源
電圧、試験パターン信号、温度検出信号等を授受する。
【0032】外部記憶装置28は、交換可能なハードデ
ィスク装置等の大容量記憶媒体により構成され、上記制
御部21により実行されるバーンイン試験処理の試験結
果を格納するとともに、停電発生時に停電直前までに実
行中の試験条件と試験経過状態(計時部26を参照して
当該試験項目の経過時間等)を格納する。
【0033】電源部30は、外部から供給される商用電
源(図示せず)から端末型コンピュータ20内の各部で
必要な電源電圧を生成して供給する。また、電源部30
は、蓄電池としての機能も有しており、停電が発生した
場合に蓄電池機能により端末型コンピュータ20内の各
部に必要な電源電圧を所定時間供給し、上記制御部21
により実行される停電検出処理の実行を可能とする。
【0034】次に、本実施の形態における動作について
説明する。
【0035】まず、本実施の形態のバーンイン試験シス
テム1において実行されるバーンイン試験処理の概要に
ついて図2に示すフローチャートを参照して説明する。
【0036】バーンイン試験システム1における半導体
集積回路のバーンイン試験工程は、通常、例えば、図2
に示すフローチャートのようになる。
【0037】バーンイン試験システム1の端末型コンピ
ュータ20は、入力部22から試験開始命令の実行の入
力を確認すると、プログラム記憶部25に格納されたバ
ーンイン試験処理プログラムに設定された試験項目に従
いバーンイン試験を開始し、まず、バーンイン試験装置
10において恒温槽11内の炉11a内にセットされた
半導体集積回路を加熱せず、常温状態で所定の電源電圧
と試験パターン信号を半導体集積回路に印加するプリ・
テストを行う(ステップS1)。このプリ・テストを行
った後、恒温槽11内の炉11a内温度が摂氏85度に
なるようにヒーター部12を加熱制御して、摂氏85度
の状態で温度付加テストを行う(ステップS2)。
【0038】次いで、恒温槽11内の炉11a内温度が
摂氏125度に上昇するようにヒーター部12を更に加
熱制御して、摂氏125度の状態でバーンインテストを
行う(ステップS3)。そして、再度、恒温槽11内の
炉11a内温度が摂氏85度に下降するようにヒーター
部12の加熱制御を停止し、再度摂氏85度の状態で温
度付加テストを行って(ステップS4)、バーンイン試
験処理を終了する。
【0039】更に、このようにバーンイン試験処理を行
った後、半導体集積回路の良品・不良品判定マップ、ロ
グ・データ等各種情報を作成して、バーンイン試験装置
10の制御用コンピュータである端末型コンピュータ2
0に試験結果を保存してバーンイン試験を終了する。
【0040】以上が本実施の形態のバーンイン試験シス
テム1において実行されるバーンイン試験処理の概要で
ある。
【0041】次に、図2に示したバーンイン試験システ
ム1において実行されるバーンイン試験処理の詳細につ
いて図3に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0042】バーンイン試験システム1の端末型コンピ
ュータ20内の制御部21は、まず、試験条件記憶部2
4に格納されたプリ・テスト条件(試験温度、電源電
圧、試験パターン信号、試験時間等の各設定値)を読み
出してI/F部29によりバーンイン試験装置10に転
送してプリ・テスト条件を設定する(ステップP1)。
【0043】次いで、制御部21は、バーンイン試験装
置10からI/F部29を介して送信される炉11b内
の温度状態等によりプリ・テスト条件の設定を確認した
後、バーンイン試験装置10にプリ・テスト開始を示す
信号を出力してプリ・テストを実行させる(ステップP
2)。
【0044】この時、バーンイン試験装置10内の制御
部14では、端末型コンピュータ20からI/F部15
を介して入力されたプリ・テスト条件に基づいて炉11
a内の温度をモニタして端末型コンピュータ20に出力
し、端末型コンピュータ20から入力されるプリ・テス
ト開始信号を受信すると、端末型コンピュータ20から
入力されたプリ・テスト条件である電源電圧や試験パタ
ーン信号等を恒温槽11の試験信号入力端子11bを介
して炉11a内の半導体集積回路に供給して、端末型コ
ンピュータ20において設定されるプリ・テスト条件に
基づくプリ・テストを実行して、そのプリ・テスト終了
時にプリ・テスト終了を示す信号を端末型コンピュータ
20に出力する。
【0045】端末型コンピュータ20内の制御部21
は、バーンイン試験装置10から出力されるプリ・テス
トの終了信号の受信を確認すると、試験条件記憶部24
に格納された常温テスト条件(電源電圧、試験パターン
信号、試験時間等の各設定値)を読み出してI/F部2
9によりバーンイン試験装置10に転送して常温テスト
条件を設定する(ステップP3)。
【0046】次いで、制御部21は、バーンイン試験装
置10からI/F部29を介して送信される炉11b内
の温度状態等により常温テスト条件の設定を確認した
後、バーンイン試験装置10に常温テスト開始を示す信
号を出力して常温テストを実行させる(ステップP
4)。
【0047】この時、バーンイン試験装置10内の制御
部14では、端末型コンピュータ20からI/F部15
を介して入力された常温テスト条件に基づいて炉11a
内の温度をモニタして端末型コンピュータ20に出力
し、端末型コンピュータ20から入力される常温テスト
開始信号を受信すると、端末型コンピュータ20から入
力された常温テスト条件である電源電圧や試験パターン
信号等を恒温槽11の試験信号入力端子11bを介して
炉11a内の半導体集積回路に供給して、端末型コンピ
ュータ20において設定される常温テスト条件に基づく
常温テストを実行して、その常温テスト終了時に常温テ
スト終了を示す信号を端末型コンピュータ20に出力す
る。
【0048】端末型コンピュータ20内の制御部21
は、バーンイン試験装置10から出力される常温テスト
の終了信号の受信を確認すると、試験条件記憶部24に
格納された温度付加テスト条件(試験温度(摂氏85
度)、電源電圧、試験パターン信号、試験時間等の各設
定値)を読み出してI/F部29によりバーンイン試験
装置10に転送して温度付加テスト条件を設定する(ス
テップP5、P6)。
【0049】次いで、制御部21は、バーンイン試験装
置10からI/F部29を介して送信される炉11b内
の温度状態等により温度付加テスト条件の設定を確認し
た後、バーンイン試験装置10に温度付加テスト開始を
示す信号を出力して温度付加テストを実行させる(ステ
ップP7)。
【0050】この時、バーンイン試験装置10内の制御
部14では、端末型コンピュータ20からI/F部15
を介して入力された温度付加テスト条件に基づいて炉1
1a内の温度をモニタしながら、ヒーター部12を制御
して炉11a内の温度を摂氏85度に加熱し、温度セン
サ13により検出される炉11a内のモニタ温度を端末
型コンピュータ20に出力し、端末型コンピュータ20
から入力される付加温度テスト開始信号を受信すると、
端末型コンピュータ20から入力された付加温度テスト
条件である電源電圧や試験パターン信号等を恒温槽11
の試験信号入力端子11bを介して炉11a内の半導体
集積回路に供給して、端末型コンピュータ20において
設定される付加温度テスト条件に基づく付加温度テスト
を実行して、その付加温度テスト終了時に付加温度テス
ト終了を示す信号を端末型コンピュータ20に出力す
る。
【0051】端末型コンピュータ20内の制御部21
は、バーンイン試験装置10から出力される温度付加テ
ストの終了信号の受信を確認すると、試験条件記憶部2
4に格納されたバーンイン温度条件(バーンイン温度
(摂氏125度)、試験時間の各設定値)を読み出して
I/F部29によりバーンイン試験装置10に転送して
バーンイン温度条件を設定する(ステップP8)。
【0052】次いで、制御部21は、バーンイン試験装
置10からI/F部29を介して送信される炉11b内
の温度状態等によりバーンイン温度条件の設定を確認し
た後(ステップP9)、試験条件記憶部24に格納され
たテスト条件(電源電圧、試験パターン信号、試験時間
等の各設定値)を読み出してI/F部29によりバーン
イン試験装置10に転送してテスト条件を設定する(ス
テップP10)。
【0053】次いで、制御部21は、バーンイン試験装
置10からI/F部29を介して送信される炉11b内
の温度状態等によりテスト条件の設定を確認した後、バ
ーンイン試験装置10にテスト開始を示す信号を出力し
てバーンイン温度でテストを実行させる(ステップP1
1)。
【0054】この時、バーンイン試験装置10内の制御
部14では、端末型コンピュータ20からI/F部15
を介して入力されたバーンイン温度条件に基づいて炉1
1a内の温度をモニタしながら、ヒーター部12を制御
して炉11a内の温度を摂氏125度に加熱し、温度セ
ンサ13により検出される炉11a内のモニタ温度を端
末型コンピュータ20に出力し、端末型コンピュータ2
0から入力されるテスト条件である試験時間の間、その
電源電圧や試験パターン信号を恒温槽11の試験信号入
力端子11bを介して炉11a内の半導体集積回路に供
給する状態を維持して、端末型コンピュータ20におい
て設定されるバーンイン試験条件に基づくテストを実行
して、そのバーンイン試験下のテスト終了時にバーンイ
ン試験終了を示す信号を端末型コンピュータ20に出力
する。
【0055】端末型コンピュータ20内の制御部21
は、バーンイン試験装置10から出力されるバーンイン
試験の終了信号の受信を確認すると、試験条件記憶部2
4に格納された温度付加テスト条件(試験温度(摂氏8
5度)、電源電圧、試験パターン信号、試験時間等の各
設定値)を読み出してI/F部29によりバーンイン試
験装置10に再度転送して温度付加テスト条件を設定す
る(ステップP12、P13)。
【0056】次いで、制御部21は、バーンイン試験装
置10からI/F部29を介して送信される炉11b内
の温度状態等により温度付加テスト条件の設定を確認し
た後、バーンイン試験装置10に温度付加テスト開始を
示す信号を出力して再度温度付加テストを実行させる
(ステップP14)。
【0057】この時、バーンイン試験装置10内の制御
部14では、端末型コンピュータ20からI/F部15
を介して入力された温度付加テスト条件に基づいて炉1
1a内の温度をモニタしながら、ヒーター部12を制御
して炉11a内の温度を摂氏85度に低下させ、温度セ
ンサ13により検出される炉11a内のモニタ温度を端
末型コンピュータ20に出力し、端末型コンピュータ2
0から入力される付加温度テスト開始信号を再度受信す
ると、端末型コンピュータ20から入力された付加温度
テスト条件である電源電圧や試験パターン信号等を恒温
槽11の試験信号入力端子11bを介して炉11a内の
半導体集積回路に供給して、端末型コンピュータ20に
おいて設定される付加温度テスト条件に基づく付加温度
テストを再度実行して、その付加温度テスト終了時に付
加温度テスト終了を示す信号を端末型コンピュータ20
に出力する。
【0058】そして、端末型コンピュータ20内の制御
部21は、バーンイン試験装置10から出力される温度
付加テストの終了信号の受信を確認すると、バーンイン
試験装置10から入力されるモニタ温度に基づいて、炉
11a内の温度が常温に復帰したか否かを確認し(ステ
ップP15)、炉11a内の温度が常温に復帰したこと
を確認すると、本バーンイン試験処理を終了する。
【0059】この図3のバーン試験処理に際して、端末
型コンピュータ20内の制御部21は、所定タイミング
の割込処理で停電検出処理を実行しており、この停電検
出処理について図4に示すフローチャートに基づいて説
明する。
【0060】端末型コンピュータ20内の制御部21
は、電源部30に外部から供給される商用電源に停電
(舜停も含む)が発生したか否を検出し(ステップP2
1)、停電を検出すると、現在実行されている試験条
件、すなわち、試験条件記憶部24から読み出してバー
ンイン試験装置10に設定した試験条件(試験温度、電
源電圧、試験パターン信号、試験時間等の各設定値)を
外部記憶装置28に記憶するとともに(ステップP2
2)、バーンイン試験装置10において停電時に現在実
行中にモニタされる試験経過情報(当該試験の経過時間
や実際の加熱温度情報や、試験が中断するまでに作成さ
れた良品・不良品判定マップ、ログ・データ等の各種情
報)を外部記憶装置28に記憶する(ステップP2
3)。
【0061】次いで、端末型コンピュータ20内の制御
部21は、電源部30に外部から供給される商用電源が
停電から復帰したか否かを確認し(ステップP24)、
停電から復帰したことを確認すると、停電発生時の試験
条件及び試験経過状態からバーン試験を継続再開させる
ための試験継続処理を実行して(ステップP25)、ス
テップP21の処理に戻る。
【0062】この制御部21により停電検出処理時に実
行される試験継続処理について図5に示すフローチャー
トに基づいて説明する。
【0063】この試験継続処理において制御部21は、
まず、外部記憶装置28に記憶した停電発生時の試験条
件と試験経過情報とを読み出し(ステップP251、P
252)、この読み出した試験条件と試験経過情報とに
基づいて試験条件の再設定処理を行う(ステップS25
3)。すなわち、停電発生時に外部記憶装置28に記憶
した試験条件(試験温度、電源電圧、試験パターン信
号、試験時間等の各設定値)をI/F部29によりバー
ンイン試験装置10に再度転送して停電発生時の試験条
件を再設定するとともに、停電発生時に外部記憶装置2
8に記憶した試験経過情報に基づいて試験経過時間を停
電発生時までの経過時間から減算して、当該試験時間を
再設定する等の再設定処理を実行するため、バーンイン
試験装置10に再試験開始を示す信号を出力して、停電
発生時に実行していた試験内容を再度実行させる(ステ
ップP254)。
【0064】この時、バーンイン試験装置10内の制御
部14では、端末型コンピュータ20からI/F部15
を介して入力された再設定用試験条件に基づいて炉11
a内の温度をモニタしながら、ヒーター部12を制御し
て炉11a内の温度を再設定温度に調整し、温度センサ
13により検出される炉11a内のモニタ温度を端末型
コンピュータ20に出力し、端末型コンピュータ20か
ら入力される再試験開始信号を受信すると、端末型コン
ピュータ20から入力された再試験条件である電源電圧
や試験パターン信号等を恒温槽11の試験信号入力端子
11bを介して炉11a内の半導体集積回路に供給し
て、端末型コンピュータ20において設定される再試験
条件に基づく停電発生時の試験内容を継続して実行し
て、その再試験終了時に再試験終了を示す信号を端末型
コンピュータ20に出力する。
【0065】端末型コンピュータ20内の制御部21
は、バーンイン試験装置10から出力される再試験の終
了信号の受信を確認すると、試験条件記憶部24に格納
された試験条件により再試験項目の後に残りの試験項目
が有るか否かを確認し(ステップP255)、残りの試
験項目が無ければ本試験継続処理を終了し、残りの試験
項目が有れば、その試験条件(試験温度、電源電圧、試
験パターン信号、試験時間等の各設定値)を試験条件記
憶部24から読み出してI/F部29によりバーンイン
試験装置10に転送して当該試験条件を設定する(ステ
ップP256)。
【0066】次いで、制御部21は、バーンイン試験装
置10からI/F部29を介して送信される炉11b内
の温度状態等により温度の設定を確認した後、バーンイ
ン試験装置10に試験開始を示す信号を出力して当該試
験を実行させる(ステップP257)。
【0067】この時、バーンイン試験装置10内の制御
部14では、端末型コンピュータ20からI/F部15
を介して入力された試験条件に基づいて炉11a内の温
度をモニタしながら、ヒーター部12を制御して炉11
a内の温度を試験温度に調整し、温度センサ13により
検出される炉11a内のモニタ温度を端末型コンピュー
タ20に出力し、端末型コンピュータ20から入力され
る試験開始信号を受信すると、端末型コンピュータ20
から入力された試験条件である電源電圧や試験パターン
信号等を恒温槽11の試験信号入力端子11bを介して
炉11a内の半導体集積回路に供給して、端末型コンピ
ュータ20において設定される試験条件に基づく付試験
を実行して、その試験終了時に試験終了を示す信号を端
末型コンピュータ20に出力する。
【0068】そして、端末型コンピュータ20内の制御
部21は、バーンイン試験装置10から出力される試験
の終了信号の受信を確認すると、試験条件記憶部24に
格納された試験条件により当該バーンイン試験項目が終
了したか否かを確認し(ステップP258)、終了であ
れば本試験継続処理を終了し、終了でなければステップ
P255の処理に戻って残りの試験項目の有無を再度確
認して、残りの試験項目が有れば、ステップP256〜
ステップP258の処理を試験項目が終了するまで繰り
返し実行して、本試験継続処理を終了する。
【0069】次に、この試験継続処理により停電から復
帰した後に継続処理されるバーンイン試験の一例につい
て図6に示すフローチャートを参照して説明する。
【0070】この図6に示すフローチャートでは、図3
のフローチャートで示したバーンイン試験処理によりバ
ーンイン試験の実行中に工場内に停電が発生し、例え
ば、その図3のステップP10におけるテスト条件設定
中に一連のバーンイン試験が中断して、上記試験継続処
理により残りの試験項目が再度試験された場合を示して
いる。
【0071】図3のフローチャートで示したバーンイン
試験処理において、そのステップP10におけるテスト
条件設定中に工場内に停電が発生し、端末型コンピュー
タ20内の制御部21により停電が検出されて、設定中
のテスト条件と停電発生までに終了した試験項目の経過
情報とが外部記憶装置28に記憶された状態で、停電が
復帰すると、制御部21は、上記試験継続処理により、
停電直前のテスト条件(バーンイン試験温度(摂氏12
5度)、電源電圧、試験パターン信号、試験時間等の各
設定値)を外部記憶装置28から読み出してI/F部2
9によりバーンイン試験装置10に転送してテスト条件
を設定する(ステップP101)。
【0072】次いで、制御部21は、バーンイン試験装
置10からI/F部29を介して送信される炉11b内
の温度状態等によりテスト条件の設定を確認した後、バ
ーンイン試験装置10にテスト開始を示す信号を出力し
てバーンイン温度でテストを実行させる(ステップP1
02)。
【0073】この時、バーンイン試験装置10内の制御
部14では、端末型コンピュータ20からI/F部15
を介して入力されたバーンイン温度条件に基づいて炉1
1a内の温度をモニタしながら、ヒーター部12を制御
して炉11a内の温度を摂氏125度に再度調整し、温
度センサ13により検出される炉11a内のモニタ温度
を端末型コンピュータ20に出力し、端末型コンピュー
タ20から入力されるテスト条件である試験時間の間、
その電源電圧や試験パターン信号を恒温槽11の試験信
号入力端子11bを介して炉11a内の半導体集積回路
に供給する状態を維持して、端末型コンピュータ20に
おいて設定されるバーンイン試験条件に基づくテストを
実行して、そのバーンイン試験下のテスト終了時にバー
ンイン試験終了を示す信号を端末型コンピュータ20に
出力する。
【0074】端末型コンピュータ20内の制御部21
は、バーンイン試験装置10から出力されるバーンイン
試験の終了信号の受信を確認すると、試験条件記憶部2
4に格納された温度付加テスト条件(試験温度(摂氏8
5度)、電源電圧、試験パターン信号、試験時間等の各
設定値)を読み出してI/F部29によりバーンイン試
験装置10に再度転送して温度付加テスト条件を設定す
る(ステップP103、P104)。
【0075】次いで、制御部21は、バーンイン試験装
置10からI/F部29を介して送信される炉11b内
の温度状態等により温度付加テスト条件の設定を確認し
た後、バーンイン試験装置10に温度付加テスト開始を
示す信号を出力して再度温度付加テストを実行させる
(ステップP105)。
【0076】この時、バーンイン試験装置10内の制御
部14では、端末型コンピュータ20からI/F部15
を介して入力された温度付加テスト条件に基づいて炉1
1a内の温度をモニタしながら、ヒーター部12を制御
して炉11a内の温度を摂氏85度に低下させ、温度セ
ンサ13により検出される炉11a内のモニタ温度を端
末型コンピュータ20に出力し、端末型コンピュータ2
0から入力される付加温度テスト開始信号を再度受信す
ると、端末型コンピュータ20から入力された付加温度
テスト条件である電源電圧や試験パターン信号等を恒温
槽11の試験信号入力端子11bを介して炉11a内の
半導体集積回路に供給して、端末型コンピュータ20に
おいて設定される付加温度テスト条件に基づく付加温度
テストを再度実行して、その付加温度テスト終了時に付
加温度テスト終了を示す信号を端末型コンピュータ20
に出力する。
【0077】そして、端末型コンピュータ20内の制御
部21は、バーンイン試験装置10から出力される温度
付加テストの終了信号の受信を確認すると、バーンイン
試験装置10から入力されるモニタ温度に基づいて、炉
11a内の温度が常温に復帰したか否かを確認し(ステ
ップP106)、炉11a内の温度が常温に復帰したこ
とを確認すると、本停電復帰後のバーンイン試験継続処
理を終了する。
【0078】以上のように、停電復帰後のバーンイン試
験の継続処理機能を端末型コンピュータ20が有するこ
とにより、上記停電検出処理により、その停電によって
バーンイン試験が中断するまでの試験条件、試験経過情
報及び良品・不良品判定マップ、ログ・データ等各種情
報が作成され外部記憶装置28に保存される。
【0079】そして、本実施の形態のバーンイン試験シ
ステム1では、停電までのバーンイン試験による前記各
種情報が完全に保証されるため、再度バーンイン試験を
実施した場合、停電発生までのバーンイン試験実行時
間、および前記各種情報が無駄にならず、停電が発生し
た際の環境でその時実行していた命令から再度試験内容
が開始されるため、停電から復帰した後に、最小限の時
間でバーンイン試験を終了させることができる。
【0080】但し、この場合、端末型コンピュータ20
に保存される良品・不良品マップ、ログ・データ等各種
情報は、図3で示す試験工程により作成・保存された情
報量でしかない。
【0081】このことから、バーンイン試験実施のため
のバーンイン試験プログラム(例えば、図2に示すよう
な工程をもつ)を実施している際に、停電・瞬停・その
他バーンイン試験を中断可能なすべての要因によりバー
ンイン試験が中断された場合には、残された良品・不良
品マップ、ログ・データ等各種情報と上記バーンイン試
験プログラムに示されるバーンイン試験工程から、試験
中断時の試験環境および未実行のバーンイン試験工程
(例えば、図3で示されるバーンイン試験プログラムの
実施による試験工程)を判断し実行する機能と、中断前
までの工程で端末型コンピュータ20により作成・保存
された良品・不良品マップ、ログ・データ等の各種情報
と、中断後に上記停電復帰後の試験継続機能により端末
型コンピュータ20に作成・保存された良品・不良品マ
ップ、ログ・データ等の各種情報とを容易に結合できる
ため、はじめに実行しようとしたバーンイン試験実施の
ためのバーンイン試験プログラムによるバーンイン試験
工程と同じバーンイン試験工程をもつ良品・不良品マッ
プ、ログ・データ等の各種情報を端末型コンピュータ2
0に作成・保存する機能を、本発明のバーンイン試験シ
ステム1における瞬停対策機能として付加することがで
きる。
【0082】なお、停電復帰後に試験継続処理を実行す
る際には、温度ストレスの復帰には温度上昇時間または
温度下降時間が必要となるので、その時間はバーンイン
試験自体は待ち状態になる。
【0083】以上のように、本実施の形態におけるバー
ンイン試験システム1では、停電・瞬停・その他バーン
イン試験を中断可能なすべての要因によりバーンイン試
験が中断された場合でも、中断された試験環境へ復帰し
未実行の試験項目の実施が可能なため、実行済みのバー
ンイン試験項目を再実施することなく、すべてのバーン
イン試験工程の実行が可能になり、再試験によるコスト
および時間の無駄をなくすことができる。
【0084】また、上記バーンイン試験システム1にお
いて、端末型コンピュータ20を利用することにより、
パーソナルコンピュータ等を利用してバーイン試験時の
停電中断から復帰する処理プログラムを容易に設計する
ことができ、バーンイン試験装置10の処理負担を軽減
することができる。
【0085】さらに、上記バーンイン試験システム1に
おいて、端末型コンピュータ20内の停電時の試験条件
や試験経過情報等を格納するためハードディスク装置等
の外部記憶装置28を利用したことにより、停電時に保
存した試験情報を停電後も保持することができ、例え
ば、同時に同様のバーンイン試験を実行中の当該他のバ
ーンイン試験システムから保存した試験情報を読み出し
て停電復帰処理に利用することができる。
【0086】なお、上記実施の形態で図3に示したバー
ンイン試験行程は、一例であり、その他の各種バーンイ
ン試験行程に対しても本発明を適用可能であることは勿
論である。
【0087】
【発明の効果】請求項1及び2記載の発明のバーンイン
試験システムによれば、停電・瞬停・その他バーンイン
試験を中断可能なすべての要因によりバーンイン試験が
中断された場合でも、中断された試験環境へ復帰し未実
行の試験項目の実施が可能なため、実行済みのバーンイ
ン試験を再実施することなく、すべてのバーンイン試験
工程の実行が可能になり、再試験によるコストおよび時
間の無駄をなくすことができる。
【0088】請求項3記載の発明のバーンイン試験シス
テムによれば、前記バーンイン制御装置は端末型コンピ
ュータとすることにより、バーンイン試験時の停電中断
から復帰する処理プログラムを容易に設計することがで
き、バーンイン試験装置の処理負担を軽減することがで
きる。
【0089】請求項4記載のバーンイン試験システムに
よれば、バーンイン制御装置内の試験情報格納部は、外
部記憶装置としたことにより、停電時に保存した試験情
報を停電後も保持することができ、例えば、同時に同様
のバーンイン試験を実行中の当該他のバーンイン試験シ
ステムから保存した試験情報を読み出して停電復帰処理
に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一実施の形態におけるバーン
イン試験システム1の制御系の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】図1のバーンイン試験システム1において実施
されるバーンイン試験行程の概略を示すフローチャート
である。
【図3】図2に示したバーンイン試験行程の詳細を示す
フローチャートである。
【図4】図1の端末型コンピュータ20内の制御部21
により実行される停電検出処理を示すフローチャートで
ある。
【図5】図1の端末型コンピュータ20内の制御部21
により実行される試験継続処理を示すフローチャートで
ある。
【図6】図3のバーンイン試験処理において停電が発生
して復帰後の試験継続処理を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 バーンイン試験システム 10 バーンイン試験装置 11 恒温槽 11a 炉 11b 試験信号入力端子 12 ヒーター部 13 温度センサ 14 制御部 15 I/F部 20 端末型コンピュータ 21 制御部 22 入力部 23 表示部 24 試験条件記憶部 25 プログラム記憶部 26 計時部 27 停電検出部 28 外部記憶装置 29 I/F部 30 電源部 40 接続ケーブル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体集積回路をバーンイン試験するた
    めの恒温槽と、 この恒温槽内の温度を検出して、バーンイン制御装置か
    ら入力されるバーンイン試験条件により設定される設定
    温度に恒温槽内を調整する第1の制御部と、 この第1の制御部とバーンイン制御装置との間で検出デ
    ータや試験経過情報等の各種制御情報を授受する第1の
    インターフェース部と、を備えたバーンイン試験装置
    と、 バーンイン試験条件を格納する試験条件格納部と、 この試験条件格納部に格納されたバーンイン試験条件を
    前記バーンイン試験装置に送出して設定するとともに、
    前記バーンイン試験装置から入力される検出データに基
    づいてバーンイン試験経過を監視する第2の制御部と、 この第2の制御部と前記バーンイン試験装置との間で検
    出データや試験経過情報等の各種制御情報を授受する第
    2のインターフェース部と、 前記第2の制御部により設定されるバーンイン試験条件
    や、前記第2のインターフェース部により受信された試
    験経過情報等を格納する試験情報格納部と、を備えたバ
    ーンイン制御装置と、 備えたことを特徴とするバーンイン試験システム。
  2. 【請求項2】 前記バーンイン制御装置において、 外部から供給される電源の停電発生及び停電復帰を検出
    する停電検出部を更に備え、 前記第2の制御部は、この停電検出部により停電の発生
    が検出されると、前記バーンイン試験実行中に半導体集
    積回路のバーンイン試験結果およびバーンイン試験状況
    及び過程等の試験情報を前記試験情報格納部に保存し、
    停電検出部により停電復帰が検出されると、試験情報格
    納部に保存した試験情報に基づいて中断されたバーンイ
    ン試験条件を前記バーンイン試験装置に再設定して、中
    断時と同じ試験状態に復帰させ、当該バーンイン試験を
    中断時点から継続して実行させることを特徴とする請求
    項1記載のバーンイン試験システム。
  3. 【請求項3】前記バーンイン制御装置は、端末型コンピ
    ュータとしたことを特徴とする請求項1あるいは2記載
    のバーンイン試験システム。
  4. 【請求項4】前記バーンイン制御装置内の前記試験情報
    格納部は、外部記憶装置としたことを特徴とする請求項
    1、2あるいは3記載のバーンイン試験システム。
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