JPH1118282A - 漏電検知器 - Google Patents

漏電検知器

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JPH1118282A
JPH1118282A JP16833497A JP16833497A JPH1118282A JP H1118282 A JPH1118282 A JP H1118282A JP 16833497 A JP16833497 A JP 16833497A JP 16833497 A JP16833497 A JP 16833497A JP H1118282 A JPH1118282 A JP H1118282A
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JP
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terminal
terminals
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circuit board
tab
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Application number
JP16833497A
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Inventor
Kenichi Shimatani
賢一 島谷
Fumihiro Kasano
文宏 笠野
Masamoto Nakaishi
雅素 中石
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】絶縁性を向上した漏電検知器を提供する。 【解決手段】漏電検知器1の器体6は、一面開口した略
箱状のケース4と、ケース4の開口を覆う略コ字状のカ
バー5とから構成され、漏電検知部や信号処理部を構成
する回路が実装されたプリント基板7が器体6の内部に
納装される。プリント基板7の下面には外部との間で直
流信号にて検知信号などの信号を授受するための端子7
aが半田付けされ、端子7aはケース4の下面に穿設さ
れた端子挿通孔42から外部に露出する。また、カバー
7には交流側の入出力端子を構成するタブ端子54a,
54b,55a,55bやテスト用端子を構成するタブ
端子56a,56bがかしめ固定されており、直流信号
を授受するための端子7aと、交流信号を授受するため
のタブ端子54a,54b,55a,55b,56a,
56bとが分離して配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、漏電を検知する漏
電検知器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、漏電を検知する漏電検知部を
用いて、漏電発生時に接点を遮断させる漏電遮断器があ
った。漏電遮断器は、図22に示すように、単相2線の
交流電源の電路に不平衡電流が流れたことを検出する零
相変流器(以下、ZCTと略す)11と、ZCT11の
漏電検知信号に応じて接点を遮断する接点遮断部2とか
ら構成される。接点遮断部2はZCT11の出力信号を
増幅する信号増幅部22を備えており、ZCT11の中
央孔に挿通された交流電源の電路で漏電が発生し、ZC
T11が漏電を検知して漏電検知信号を発生すると、信
号増幅部22がZCT11の漏電検知信号を増幅して、
信号増幅部22によって増幅された漏電検知信号により
交流電源の電路に接続された接点21が遮断されてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した漏電遮断器で
は、漏電検知部はZCT11のみから構成されており、
ZCT11の漏電検知信号を信号処理する信号増幅部2
2は接点遮断部2に設けられていた。ここで、ZCT1
1の漏電検知信号は接点遮断部2のみに出力されてお
り、漏電検知部と外部の機器との間で漏電検知信号等の
直流信号を授受する直流信号入出力機能は設けられてお
らず、外部の機器で漏電検知部の漏電検知信号をモニタ
したり、漏電検知部以外の外部の検知手段の検知信号
(例えば、タイマー信号など)によって接点遮断部2を
遮断することができなかった。
【0004】近年、外部の機器で漏電検知部の漏電検知
信号をモニタしたり、外部の検知手段の検知信号によっ
て接点遮断部2を遮断したりすることができるように、
漏電検知部に、外部の機器との間で漏電検知信号などの
直流信号を授受する機能を付加する要求が高まってお
り、このような機能を付加する場合、外部の機器との間
で漏電検知信号などの直流信号を授受する直流側の入出
力端子を新たに設ける必要があり、交流電源の電路に接
続される交流側の入出力端子(交流ライン)と直流側の
入出力端子(直流ライン)との間を絶縁しなければなら
ないという問題があった。
【0005】本発明は上記問題点に鑑みて為されたもの
であり、その目的とするところは、交流ラインと直流ラ
インとの絶縁性を高めた漏電検知器を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、上
記目的を達成するために、交流電源の電路に接続される
交流側の入力端子と、交流側の入力端子に印加された交
流電源を負荷に出力するための交流側の出力端子と、直
流側の入出力端子と、交流電源の電路の漏電を検知する
漏電検知部と、漏電検知部の検知信号に応じて交流電源
の電路に設けた接点を遮断するための遮断信号を発生す
るとともに、直流側の入出力端子を介して外部との間で
直流信号を授受する信号処理部と、漏電検知部及び信号
処理部を納装する器体とを備え、交流側の入出力端子と
直流側の入出力端子とを上記器体に離して配設している
ので、交流側の入出力端子と直流側の入出力端子との間
の絶縁距離を長くすることができる。
【0007】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、交流側の入力端子と出力端子とが一体に形成され
ているので、交流側の入出力端子の部品数を少なくする
ことができる。請求項3の発明では、請求項1の発明に
おいて、漏電検知部が零相変流器からなり、交流側の入
力端子と出力端子との間を電気的に接続する配線が零相
変流器の中央孔に挿通され、上記配線が絶縁被覆線から
なっているので、配線間の絶縁性を高めることができ
る。
【0008】請求項4の発明では、請求項1の発明にお
いて、直流側の入出力端子間の配線を第1のプリント基
板の配線パターンで行うとともに、交流側の入出力端子
間の配線を第2のプリント基板の配線パターンで行って
おり、直流側及び交流側の入出力端子が第1及び第2の
プリント基板にそれぞれ固定されているので、入出力端
子間を配線する手間を省くことができる。
【0009】請求項5の発明では、請求項4の発明にお
いて、第1及び第2のプリント基板を所定の距離をおい
て重ねて配置しているので、直流側の回路と交流側の回
路との絶縁性を高めることができる。請求項6の発明で
は、請求項1の発明において、漏電検知部及び信号処理
部が実装された第3のプリント基板に直流側の入出力端
子を半田付けするとともに、交流側の入出力端子を第3
のプリント基板に配設し、第3のプリント基板内に交流
側の回路と直流側の回路とを離して設けているので、1
枚のプリント基板に直流側と交流側の回路を設けること
ができ、直流側と交流側の回路を別々のプリント基板に
設けた場合に比べて、部品数を減らすことができる。
【0010】請求項7の発明では、請求項6の発明にお
いて、交流側の回路が設けられた第3のプリント基板の
部位を切欠いているので、交流側の回路が設けられた部
位を極力小さくすることができる。請求項8の発明で
は、請求項6又は7の発明において、交流側の出力端子
の間に絶縁用のリブを設けているので、出力端子間の絶
縁性を高めることができる。
【0011】請求項9の発明では、請求項8の発明にお
いて、交流側の出力端子を上記リブから離れる方向に折
曲しているので、交流側の出力端子とリブとの間の隙間
を広げることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。 (実施形態1)本実施形態の漏電検知器1の概略構成図
を図5に示す。交流電源の電路L1 ,L2 は、リレー又
はトリップ機構付スイッチからなる接点遮断器2の接点
21,21を介して漏電検知器1の交流側の入力端子た
るAC入力端子t1a,t1bに接続され、漏電検知器1内
をスルーして、交流側の出力端子たるAC出力端子
2a,t2bから負荷側の機器3に電源供給される。機器
3は、例えばランプ31やヒータ32や電源装置33な
どからなり、電源装置33は電路L1 ,L2 から供給さ
れた交流電源を直流電源に変換して、コントローラ34
や後述する漏電検知器1のIC12に電源供給する。
【0013】漏電検知器1は、AC入力端子t1a,t1b
とAC出力端子t2a,t2bとをそれぞれ接続する電源線
15,15が中央孔に挿通されるとともに、電路L1
2の漏電を検知する漏電検知部たるZCT11と、Z
CT11の漏電検知信号に応じて接点を遮断させる遮断
信号を発生するIC12よりなる信号処理部10とから
構成される。IC12の出力は、遮断信号出力端子t3
から接点遮断器2に出力され、接点遮断器2では漏電検
出器1から入力された接点遮断信号に応じて接点21,
21を遮断する。尚、電源端子t8 ,t9 には電源装置
33の直流電圧が印加されており、IC12は電源装置
33から電源供給されている。
【0014】ここで、漏電検知器1には、外部のコント
ローラ34から漏電検知以外の検知信号(例えば、タイ
マー信号や転倒信号や感震信号など)が入力される外部
入力端子t4 と、外部のコントローラ34へ漏電検知信
号を出力する外部出力端子t 5 とを備えている。外部入
力端子t4 にコントローラ34から漏電検知以外の検知
信号が入力されると、信号処理部10は、外部入力端子
4 に入力された検知信号を遮断信号として、遮断信号
出力端子t3 から接点遮断器2へ出力し、接点遮断器2
では漏電検知器1から入力された遮断信号に応じて接点
21,21を遮断する。また、漏電検知時に、IC12
は遮断信号出力端子t3 から接点遮断器2へ遮断信号を
出力するとともに、外部出力端子t5 からコントローラ
34へ漏電検知信号を出力するので、コントローラ34
は漏電検知器1から入力された漏電検知信号を信号処理
して、例えば漏電検知の表示を行うことができる。さら
に、漏電検知器1から入力された漏電検知信号によっ
て、コントローラ34は、接点遮断器2が漏電検知によ
り接点21を遮断したのか、或いは、漏電検知以外の検
知信号により接点21を遮断したのかを区別することが
できる。
【0015】この漏電検知器1の分解斜視図を図1に、
外観斜視図を図2に、断面図を図3に示す。漏電検知器
1は、一面開口した略箱状の樹脂製のケース4と、ケー
ス4の開口を覆う樹脂製のカバー5とから器体6が構成
され、器体6の内部には上述した信号処理部10などを
実装したプリント基板7が納装されている。ケース4の
側面のうち対向する2面にはそれぞれ、ケース4の内部
と連通する係止孔41が穿設され、ケース4の底面には
プリント基板7に半田付けされた遮断信号出力端子
3 、外部入力端子t4 、外部出力端子t5 及び電源端
子t8 ,t9 などの直流側の入出力端子たる端子7aが
挿通される端子挿通孔42が穿設されており、端子7a
はケース4の下面から外部に露出する。尚、端子7aは
全てDCラインであり、プリント基板7の配線パターン
により、端子7a間の電気的接続が行われる。
【0016】カバー5は、平板50の両端から脚片5
1,51が垂下されて、略コ字状に形成されており、係
止孔41,41に対応する両脚片51,51の部位には
外側に突出する係止爪53,53がそれぞれ突設されて
いる。カバー5の平板50には、AC入力端子t1a,t
1bをそれぞれ構成する電源側のタブ端子54a,54
b、AC出力端子t2a,t2bをそれぞれ構成する負荷側
のタブ端子55a,55b、及び、テスト用端子t6
7 をそれぞれ構成するタブ端子56a,56bが夫々
かしめ固定されており、これらのタブ端子54a,54
b,55a,55b,56a,56bは全てACライン
である。ここで、図4(a)〜(c)はタブ端子54
a,54b,55a,55b,56a,56bを示す外
観斜視図であり、図4(d)はカバー5を下側からみた
一部省略せる斜視図である。
【0017】電源側のタブ端子54aと負荷側のタブ端
子55bは同一形状に形成されており、タブ端子54
a,55bは、一端部に外部との電気的接続に用いられ
る舌片57が設けられ、他端部に抵抗のリード部や電線
などをかしめ固定するためのU字状の切欠部58と、側
方に延設された略L字状の延設片59とが設けられてい
る。また、タブ端子54a,55bの基部には側方に突
出する突起60,60が突設されている。タブ端子54
a,55bをカバー5の平板50に設けたかしめ孔(図
示せず)に押圧すると、突起60がカバー5に圧入さ
れ、タブ端子54a,55bがカバー5に夫々かしめ固
定される。
【0018】同様に、電源側のタブ端子54bと負荷側
のタブ端子55aも同一形状に形成されており、タブ端
子54b,55aは、一端部に外部との電気的接続に用
いられる舌片61が設けられ、他端部にタブ端子55
b,54aの延設片59の端部にそれぞれ溶着される溶
着片62が設けられ、舌片61の基部に側方に突出する
突起63,63が突設されている。そして、タブ端子5
4b,55aをカバー5の平板50に設けたかしめ孔
(図示せず)に押圧すると、突起63がカバー5に圧入
され、タブ端子54b,55aがカバー5に夫々かしめ
固定される。
【0019】また、タブ端子56a,56bは、一端部
に外部との電気的接続に用いられる舌片64が設けら
れ、他端部に抵抗のリード部や電線などをかしめ固定す
るためのU字状の切欠部65が設けられている。ここ
で、図4(b)に示すように、ZCT11の中央孔11
aにタブ端子54a,55bの延設片59,59をそれ
ぞれ挿通した状態で、タブ端子54aの延設片59の端
部に、タブ端子55aの溶着片62を溶接或いは半田付
けなどによってそれぞれ固着し、タブ端子54a,55
a間(端子t1a,t2a間)を機械的且つ電気的に接続す
る。また、タブ端子55bの延設片59の端部に、タブ
端子54bの溶着片62を溶接或いは半田付けなどによ
ってそれぞれ固着し、タブ端子54b,55b間(端子
1b,t2b間)を機械的且つ電気的にそれぞれ接続す
る。そして、図4(d)に示すように、タブ端子54
a,55bの延設片59,59をZCT11の中央孔1
1aにそれぞれ挿通し、タブ端子54a,54bと、タ
ブ端子55a,55bとをそれぞれ一体に接続した状態
で、各タブ端子54,55,56を、カバー5の平板5
0に設けたかしめ孔(図示せず)に、カバー5の裏側か
ら圧入すると、各タブ端子54,55,56の舌片5
7,61,64がカバー5の表面に露出し、各タブ端子
54,55,56がカバー5に夫々かしめ固定される。
また、平板50の上面にはリブ52が突設されており、
各タブ端子54,55,56の間にリブ52が配設され
る。
【0020】そして、タブ端子54aの切欠部58と、
タブ端子56aの切欠部65に抵抗13の両側のリード
部を夫々挿入し、切欠部58,65の両側をかしめるこ
とによって、抵抗13のリード部がタブ端子54a,5
6aに夫々かしめ固定され、タブ端子54a(AC入力
端子t1a)とタブ端子56a(テスト用端子t6 )とが
抵抗13を介して電気的に接続される。
【0021】また、タブ端子55bの切欠部58と、タ
ブ端子56bの切欠部65にジャンパ線14の両端を夫
々挿入し、切欠部58,65の両側をかしめることによ
って、ジャンパ線14がタブ端子55b,56bに夫々
かしめ固定され、タブ端子55b(AC出力端子t2b
とタブ端子56b(テスト用端子t7 )とが電気的に接
続される。したがって、タブ端子56a,56b間に接
続されたテスト用スイッチ(図示せず)を用いて、電路
1 ,L2 に擬似的な漏電を発生させることができ、漏
電検知器1の動作確認を行うことができる。
【0022】ところで、端子7aを端子挿通孔42に挿
通させた状態で、プリント基板7をケース4内に納装し
た後に、両脚片51,51をケース4の内面に当接させ
ながら、カバー5をケース4の開口に挿入すると、係止
爪53が係止孔41と係止して、カバー5がケース4に
固定される。この時、プリント基板7はケース4の底部
に設けたリブ43と、カバー5の脚片51の端面51a
との間に挟持されて、ケース4及びカバー5内に固定さ
れる。なお、ZCT11の出力線11b,11bはプリ
ント基板7に半田付けされている。
【0023】このように、ACラインに用いるタブ端子
54,55,56をカバー5にかしめ固定し、カバー5
の上面から露出させるとともに、DCラインに用いる端
子7aをプリント基板7に半田付けし、ケース4の下面
から露出させているので、ACラインとDCラインとを
器体7内において上下に分離して配設することができ、
ACラインとDCラインとの絶縁性を高めることがで
き、絶縁性の向上により耐ノイズ性能が向上する。ま
た、端子7aを外部機器のプリント基板に半田付けする
ことにより、漏電検知器1を外部機器のプリント基板に
直接実装することができ、漏電検知器1と外部機器との
結線を容易に行うことができる。
【0024】(実施形態2)本実施形態の漏電検知器1
の分解斜視図を図6に、外観斜視図を図7に、断面図を
図8に示す。尚、漏電検知器1の回路構成は実施形態1
と同様であるので、その説明を省略する。また、共通す
る構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略す
る。
【0025】漏電検知器1は、一面開口した略箱状のケ
ース4と、ケース4の開口を覆うカバー5とから器体6
が構成され、器体6の内部には上述した信号処理部10
を実装したプリント基板7が納装されている。ケース4
の側面のうち対向する2面にはそれぞれ、ケース4内部
と連通する係止孔41が穿設され、ケース4の底面には
プリント基板7に半田付けされた遮断信号出力端子
3 、外部入力端子t4 、外部出力端子t5 及び電源端
子t8 ,t 9 などの端子7aが挿通される端子挿通孔4
2が穿設されている。端子7aはケース4の下面から外
部に露出しており、端子7aは全てDCラインであり、
プリント基板7の配線パターンにより端子7a間の電気
的接続が行われている。
【0026】カバー5は、平板50の両端から脚片5
1,51が垂下されて、略コ字状に形成されており、係
止孔41,41に対応する両脚片51,51の部位には
外側に突出する係止爪53,53が突設されている。カ
バー5の平板50には、AC入力端子t1a,t1bをそれ
ぞれ構成するタブ端子54a,54b、AC出力端子t
2a,t2bをそれぞれ構成するタブ端子55a,55b、
及び、テスト用端子t6 ,t7 をそれぞれ構成するタブ
端子56a,56bが夫々かしめ固定されており、これ
らのタブ端子54a,54b,55a,55b,56
a,56bは全てACラインに用いられている。ここ
で、図9及び図10はカバー5を下側から見た斜視図で
ある。
【0027】図6及び図9に示すように、タブ端子54
a,54bは同一形状に形成され、一端部に外部との電
気的接続に用いられる舌片57が夫々形成されている。
また、タブ端子54a,54bの他端部は略L字状に形
成されており、両端に切欠部58a,58bが夫々形成
されている。タブ端子54a,54bと同様に、タブ端
子55a,55bも同一形状に形成され、一端部に外部
との電気的接続に用いられる舌片57が夫々形成されて
いる。また、タブ端子55a,55bの他端部は略L字
状に形成されており、両端に切欠部58a,58bが夫
々形成されている。また、タブ端子56a,56bの一
端部には外部との電気的接続に用いられる舌片64が夫
々形成され、他端部には切欠部65が夫々形成されてい
る。
【0028】そして、図10に示すように、タブ端子5
4aの切欠部58bと、タブ端子56aの切欠部65に
抵抗13の両側のリード部を夫々挿入し、切欠部58
b,65の両側をかしめることよって、抵抗13のリー
ド部を切欠部58b,65に夫々かしめ固定することが
でき、タブ端子54a(AC入力端子t1a)とタブ端子
56a(テスト用端子t6 )との間を抵抗13を介して
電気的に接続することができる。また、タブ端子55b
の切欠部58bとタブ端子56bの切欠部65にジャン
パ線14の両端を夫々挿入し、切欠部58b,65の両
側を夫々かしめることによって、ジャンパ線14を切欠
部58b,65に夫々固定することができ、タブ端子5
5b(AC出力端子t2b)とタブ端子56a(テスト用
端子t7 )とをジャンパ線14を介して電気的に接続す
ることができる。したがって、タブ端子56a,56b
間に接続されたテスト用スイッチ(図示せず)を用い
て、電路L1 ,L2 に擬似的な漏電を発生させることが
でき、漏電検知器1の動作確認を行うことができる。
【0029】さらに、図6に示すように、タブ端子54
a,55a間(端子t1a,t2a間)を電気的に接続する
電源線15aと、タブ端子54b,55b間(端子
1b,t 2b間)を電気的に接続する電源線15bとをZ
CT11の中央孔11aに挿通する。そして、電源線1
5aの両端をタブ端子54a,55aの切欠部58a,
58aに夫々挿入し、切欠部58a,58aの両側を夫
々かしめることによって、電源線15aをタブ端子54
a,55aにかしめ固定し、タブ端子54a,55a間
を電気的に接続する。同様に、電源線15bの両端をタ
ブ端子54b,55bの切欠部58a,58aに夫々挿
入し、切欠部58a,58aの両側を夫々かしめること
によって、電源線15bをタブ端子54b,55bにか
しめ固定し、タブ端子54a,55a間を電気的に接続
する。尚、電源線15a,15bには絶縁被覆が被着さ
れており、電源線15a,15b間の絶縁性が向上す
る。
【0030】このように、ACラインに用いるタブ端子
54,55,56をカバー5にかしめ固定し、カバー5
の上面から露出させるとともに、DCラインに用いる端
子7aをプリント基板7に半田付けし、ケース4の下面
から露出させているので、ACラインとDCラインとを
器体7内において上下に分離して配設することができ、
ACラインとDCラインとの絶縁性を高めることがで
き、絶縁性の向上により耐ノイズ性能が向上する。ま
た、端子7aを外部機器のプリント基板に半田付けする
ことができるので、端子7aを外部機器のプリント基板
に半田付けすることにより、漏電検知器1を外部機器の
プリント基板に直接実装することができ、漏電検知器1
と外部機器との結線を容易に行うことができる。
【0031】(実施形態3)本実施形態の漏電検知器1
の分解斜視図を図11に、外観斜視図を図12に、断面
図を図13に示す。尚、漏電検知器1の回路構成は実施
形態1と同様であるので、その説明を省略する。また、
実施形態1又は2と共通する構成要素には同一の符号を
付し、その説明を省略する。
【0032】漏電検知器1は、一面開口した略箱状のケ
ース4と、ケース4の開口を覆うカバー5とから器体6
が構成され、器体6の内部には上述した信号処理部10
を実装した第1のプリント基板たるプリント基板7と、
交流ライン用のタブ端子が半田付けされた第2のプリン
ト基板たるプリント基板7’とが納装されている。ここ
で、図14に示すように、プリント基板7の両端部には
それぞれ1対の突起7bが突設されており、プリント基
板7の下面には遮断信号出力端子t3 、外部入力端子t
4 、外部出力端子t5 及び電源端子t8 ,t9 などの端
子7aが半田付けされている。プリント基板7の配線パ
ターンにより端子間の電気的接続を行っているので、1
回のディップ半田で端子間を電気的に接続することがで
き、端子間の配線作業の手間を省くことができる。尚、
端子7aは全てDCラインである。
【0033】本実施形態では、図15(a)(b)に示
すように、AC入力端子t1a、AC出力端子t2aをそれ
ぞれ構成するタブ端子54a,55aを一体化して、端
子ブロック68を形成し、AC出力端子t1b、AC出力
端子t2bをそれぞれ構成するタブ端子54b,55bを
一体化して、端子ブロック68’を形成している。端子
ブロック68は、連結片67の両端から図15中上方に
タブ端子54a,55aが略垂直に立設され、タブ端子
54aには図15中下方に突出する半田付け端子69が
突設されている。同様に、端子ブロック68’は、連結
片67の両端から図15中上方にタブ端子54b,55
bが略垂直に立設され、タブ端子54bには図15中下
方に突出する半田付け端子69が突設されている。
【0034】また、図15(c)に示すように、テスト
用端子t6 を構成するタブ端子56aの端部にも図15
中下方に突出する半田付け端子70が突設されている。
尚、本実施形態ではタブ端子55bがテスト用端子t7
を兼用している。ここで、図15(a)に示すように、
プリント基板7’の両端部にはそれぞれ1対の突起7d
が突設されており、端子ブロック68,68’及びタブ
端子56aの半田付け端子69,69,70をプリント
基板7’のスルーホール(図示せず)に半田付けするこ
とによって、端子ブロック68,68’及びタブ端子5
6aがプリント基板7’に電気的に接続される。したが
って、1回のディップ半田で各タブ端子間を電気的に接
続することができ、端子間の配線作業の手間を省くこと
ができる。また、プリント基板7’には抵抗13が実装
されており、プリント基板7’の配線パターン16を介
してタブ端子56aと端子ブロック68とが電気的に接
続される。ここで、タブ端子56a,55b間に接続さ
れたテスト用スイッチ(図示せず)を用いて、タブ端子
56a,55b間を短絡することにより、電路L1 ,L
2 に擬似的な漏電を発生させ、漏電検知器1の動作確認
を行うことができる。
【0035】一方、ケース4の側面のうち対向する2面
にはそれぞれ、ケース4内部と連通する係止孔41が穿
設され、ケース4の底面にはプリント基板7に半田付け
された端子7aが挿通される端子挿通孔(図示せず)が
穿設されている。カバー5は、平板50の両端から脚片
51,51が垂下されて、略コ字状に形成されており、
係止孔41に対応する両脚片51の部位には外側に突出
する係止爪53が突設されている。また、各脚片51に
は、プリント基板7,7’の両端部に突設された1対の
突起7b,7dとそれぞれ嵌合する1対の嵌合孔66
a,66bが上下2段に穿設されている。
【0036】ここで、図13に示すように、負荷側のタ
ブ端子55a,55bをZCT11の中央孔11aに挿
通し、ZCT11の出力線11bをプリント基板7’に
穿設した挿通孔7fに挿通させた状態で、突起7dを嵌
合孔66bに嵌合させて、プリント基板7’をカバー5
に組み込む。この時、タブ端子54a,54b,55
a,55b,56aはカバー5に設けたかしめ孔(図示
せず)にそれぞれ圧入されて、かしめ孔にかしめ固定さ
れ、各タブ端子54a,54b,55a,55b,56
aの先端がカバー5の表面側に露出する。尚、各タブ端
子54a,54b,55a,55b,56aは全てAC
ラインであり、プリント基板7’では電気容量の大きい
交流信号の通電が行われる。
【0037】同様に、プリント基板7は突起7bをカバ
ー5の嵌合孔66aに嵌合させて、カバー5に取り付け
られる。この時、ZCT11の出力線11bはプリント
基板7に半田付けされており、プリント基板7では電気
容量の小さい直流信号の通電が行われる。このように、
プリント基板7,7’を所定の距離をおいて、2段に重
ねて配設しているので、ACラインの回路が実装された
プリント基板7’と、DCラインの回路が実装されたプ
リント基板7との絶縁性を高めることができ、絶縁性の
向上により耐ノイズ性能が向上する。
【0038】ところで、ケース4の底面には突部44が
突設されており、プリント基板7,7’が組み込まれた
カバー5をケース4に組み込む際に、突部44が、プリ
ント基板7,7’に穿設された孔7c,7eに挿通され
て、カバー5に設けた孔71からカバー5の表面側に露
出し、負荷側のタブ端子55a,55bの間に介装され
るので、タブ端子55a,55b間を絶縁することがで
きる。そして、カバー5の両脚片51,51をケース4
の内面に当接させて、カバー5をケース4内に挿入し、
両脚片51,51に突設した係止爪53をケース4の係
止孔41,41と係止させて、カバー5をケース4に固
定した後、負荷側のタブ端子55a,55b(AC出力
端子t2a,t2b)を突部44と反対方向に折り曲げてお
り、タブ端子55a,55bと突部55との間に隙間が
できるので、タブ端子55a,55bへ所謂ファストン
端子を容易に取り付けることができる。
【0039】また、直流側の端子間の電気的接続はプリ
ント基板7の配線パターンで行われ、交流側の端子間の
電気的接続はプリント基板7’の配線パターンで行われ
ているので、配線の手間を減らすことができ、組立を容
易に行える。 (実施形態4)本実施形態の漏電検知器1の外観斜視図
を図16に、分解斜視図を図17に示す。尚、漏電検知
器1の回路構成は実施形態1と同様であるので、その説
明を省略する。また、実施形態1乃至3と共通する構成
要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0040】漏電検知器1は、一面開口した略箱状のケ
ース4と、ケース4の開口を覆うカバー5とから器体6
が構成され、器体6の内部には上述した信号処理部10
や直流側及び交流側の入出力端子を実装した第3のプリ
ント基板たるプリント基板7″が納装されている。ここ
で、図17及び図18に示すように、プリント基板7″
の両端部にはそれぞれ1対の突起7bが突設されてお
り、プリント基板7″の下面には遮断信号出力端子
3 、外部入力端子t4 、外部出力端子t5 及び電源端
子t8 ,t9 などの端子7aが、図17中下方に向かっ
て半田付けされている。尚、端子7aは全てDCライン
であり、プリント基板7″のDCライン(直流)側の回
路が実装された領域Bでは、全て直流信号にて電気容量
の小さい通電が行われる。
【0041】一方、AC入力端子t1a、AC出力端子t
2aをそれぞれ構成するタブ端子54a,55aを一体化
して、端子ブロック68が形成され、AC出力端子
1b、AC出力端子t2bをそれぞれ構成するタブ端子5
4b,55bを一体化して、端子ブロック68’が形成
されている。端子ブロック68は、連結片67の両端か
ら図17中上方にタブ端子54a,55aが略垂直に立
設され、タブ端子54aには図17中下方に突出する半
田付け端子69が突設されている。同様に、端子ブロッ
ク68’は、連結片67の両端から図17中上方にタブ
端子54b,55bが略垂直に立設され、タブ端子54
bには図17中下方に突出する半田付け端子69が突設
されている。また、テスト用端子t6 を構成するタブ端
子56aの端部にも図17中下方に突出する半田付け端
子70が突設されている。尚、本実施形態ではタブ端子
55bがテスト用端子t7 を兼用している。
【0042】そして、半田付け端子69,69,70を
プリント基板7″のスルーホール(図示せず)に半田付
けすることによって、端子ブロック68,68’及びタ
ブ端子56aがプリント基板7″に電気的に接続され
る。ここで、端子ブロック68,68’をプリント基板
7″に実装し、負荷側のタブ端子55a,55bにZC
T11の中央孔11aを挿通した状態で、ZCT11の
出力端子11cをプリント基板7″に半田付けすること
により、ZCT11がプリント基板7″に実装される。
また、プリント基板7″には抵抗13が実装されてお
り、プリント基板7″の配線パターン(図示せず)を介
してタブ端子54a(AC入力端子t1a)とタブ端子5
6a(テスト用端子t6 )とが電気的に接続される。し
たがって、タブ端子56a,55b間(テスト用端子t
6 ,t7 間)に接続されたテスト用スイッチ(図示せ
ず)を用いて、タブ端子56a,55b間を短絡するこ
とにより、電路L1 ,L2 に擬似的な漏電を発生させ
て、漏電検知器1の動作確認を行うことができる。尚、
各タブ端子54,55,56aは全てACラインであ
り、ACライン(交流)側の回路が実装されたプリント
基板7″の領域Aでは、交流信号にて電気容量の大きい
通電が行われる。
【0043】一方、ケース4の側面のうち対向する2面
にはそれぞれケース4の内部と連通する係止孔41が穿
設され、ケース4の底面にはプリント基板7″に半田付
けされた端子7aが挿通される端子挿通孔42が穿設さ
れている。カバー5は、平板50の両端から脚片51,
51が垂下されて、略コ字状に形成されており、各係止
孔41に対応する脚片51の部位には外側に突出する係
止爪53が突設されている。また、各脚片51にはプリ
ント基板7″の端部に突設された1対の突起7bと夫々
嵌合する1対の嵌合孔66aが穿設されている。
【0044】ここで、プリント基板7″の突起7bを嵌
合孔66aにそれぞれ嵌合させて、プリント基板7″を
カバー5に組み込むとともに、各タブ端子54,55,
56aをカバー5に設けたかしめ孔72にそれぞれ圧入
して、各タブ端子54,55,56aをカバー5にかし
め固定し、各タブ端子54,55,56aの先端をカバ
ー5の表面側に露出させる。
【0045】ところで、ケース4の底部からは突部44
が突設されており、プリント基板7″が組み込まれたカ
バー5をケース4内に組み込む際に、突部44がプリン
ト基板7″に穿設された孔7cを介して、カバー5に設
けた孔71からカバー5の表面側に突出し、タブ端子5
5a,55b間(AC出力端子t2a,t2b間)に配設さ
れるので、タブ端子55a,55b間を絶縁することが
できる。この時、カバー5に設けた係止爪53が係止孔
41と係止して、カバー5がケース4に固定される。
尚、組立後、負荷側のタブ端子55a,55bを突部4
4と反対側に折り曲げているので、タブ端子55a,5
5bと突部44との間に隙間を設けることができ、タブ
端子55a,55bに所謂ファストン端子を容易に接続
することができる。
【0046】このように、プリント基板7″内におい
て、ACライン(交流)側の回路が実装された領域A
と、DCライン(直流)側の回路が実装された領域Bと
を完全に分離しているので、交流側の回路と直流側の回
路との絶縁性を高めることができる。また、ACライン
に用いるタブ端子54a,54b,55a,55b,5
6aをプリント基板7″の上面に実装し、器体6の上面
側に露出させるとともに、DCラインに用いる端子7a
をプリント基板7″の下面に半田付けして、器体6の下
面から露出させており、ACラインの入出力端子とDC
ラインの入出力端子とを器体6に離して配設しているの
で、ACラインとDCラインとの絶縁性をさらに高める
ことができ、絶縁性の向上により耐ノイズ性能が向上す
る。
【0047】また、直流側及び交流側の端子間の電気的
接続をそれぞれプリント基板7″の配線パターンで行っ
ているので、1回のディップ半田で端子間の電気的接続
を行うことができ、端子間の配線作業の手間を減らすこ
とができる。さらに、器体6内に納装されるプリント基
板7″を1枚にしているので、直流側と交流側とでプリ
ント基板を2枚に分けた場合に比べて、プリント基板の
枚数を減らして、製造の手間を減らすことができる。ま
た、器体6内に2枚のプリント基板を上下に配置した場
合に比べて、プリント基板の数が1枚で済むので、器体
6の高さ寸法を低くすることができる。
【0048】(実施形態5)本実施形態の漏電検知器の
分解斜視図を図19に、断面図を図20に、漏電検知器
に用いるプリント基板の外観斜視図を図21に示す。本
実施形態では、実施形態4の漏電検知器1において、交
流側の回路が実装されたプリント基板7″の部位(領域
B)を極力切り欠いている。尚、漏電検知器1の基本的
な構成は実施形態4と同様であるので、共通する部位に
は同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0049】プリント基板7″は略T字状に形成され、
両端部にそれぞれ1対の突起7bが突設され、遮断信号
出力端子t3 、外部入力端子t4 、外部出力端子t5
び電源端子t8 ,t9 などの端子7aが下面に半田付け
されている。プリント基板7″の幅広部には上述した信
号処理部10などの回路が実装されており、両側が切り
欠かれた凸部7gには負荷側のタブ端子55a,55b
を挿通するための孔7cが穿設されている。ここで、プ
リント基板7″にはZCT11の出力端子11cが半田
付けされて、ZCT11がプリント基板7″に実装され
ており、ZCT11の中央孔11aとプリント基板7″
の孔7cとが連通している。
【0050】また、連結片67の両端から略垂直にタブ
端子54a,55aが立設されて端子ブロック68が形
成されており、タブ端子54aには抵抗のリード部など
をかしめ固定する切欠部58が設けられている。同様
に、連結片67の両端から略垂直にタブ端子54b,5
5bが立設されて端子ブロック68’が形成されてお
り、タブ端子54bには抵抗のリード部などをかしめ固
定する切欠部58が設けられている。また、タブ端子5
6aの端部にも抵抗のリード部などをかしめ固定する切
欠部65が設けられている。ここで、プリント基板7″
の突起7bを嵌合孔66aに夫々嵌合させることによっ
てプリント基板7″をカバー5に固定し、負荷側のタブ
端子55a,55bをプリント基板7″の下方から孔7
c及び中央孔11aに挿通した状態で、タブ端子54
a,54b,55a,55b,56aを夫々カバー5の
平板50に設けたかしめ孔72に圧入して、タブ端子5
4a,54b,55a,55b,56aをカバー5にか
しめ固定する。そして、タブ端子54a,56aの切欠
部58,65に抵抗13の両側のリード部をそれぞれ挿
入し、切欠部58,65の両側をかしめることによっ
て、抵抗13を切欠部58,65にかしめ固定して、タ
ブ端子54a(AC入力端子t1a)とタブ端子56a
(テスト用端子t6 )との間を抵抗13を介して電気的
に接続する。本実施形態では、タブ端子55bがテスト
用端子t7 を兼用しており、タブ端子56a,55b間
(テスト用端子t6 ,t 7 間)に接続されたテスト用ス
イッチ(図示せず)を用いて、タブ端子56a,55b
間を短絡することにより、電路L1 ,L2 に擬似的な漏
電を発生させて、漏電検知器1の動作確認を行うことが
できる。
【0051】ところで、ケース4の底部からは突部44
が突設されており、プリント基板7″が組み込まれたカ
バー5をケース4内に組み込む際に、突部44がプリン
ト基板7″に穿設された孔7cを介して、カバー5に設
けた孔71からカバー5の表面側に突出し、タブ端子5
5a,55bの間(AC出力端子t2a,t2bの間)に配
設されるので、タブ端子55a,55b間を絶縁するこ
とができる。この時、カバー5に設けた係止爪53が係
止孔41と係止して、カバー5がケース4に固定され
る。尚、組立後、負荷側のタブ端子55a,55bを突
部44と反対側に折り曲げているので、タブ端子55
a,55bと突部44との間の隙間を広げることがで
き、タブ端子55a,55bに所謂ファストン端子を容
易に接続することができる。
【0052】このように、プリント基板7″において交
流側の回路と直流側の回路とを離して実装し、交流側の
回路が実装されたプリント基板7″の領域Aを極力切り
欠いているので、交流側の回路と直流側の回路との絶縁
性をより高めることができる。また、ACラインに用い
る各タブ端子54,55,56を器体6の上面に配設す
るとともに、DCラインに用いる端子7aを器体6の下
面から突出させており、ACラインの入出力端子とDC
ラインの入出力端子とを器体6に離して配設しているの
で、ACラインとDCラインとの絶縁性をさらに高める
ことができ、絶縁性の向上により耐ノイズ性能が向上す
る。
【0053】また、実施形態4と同様に、器体6内に納
装されるプリント基板7″を1枚にしているので、直流
側の回路と交流側の回路とでプリント基板を2枚に分け
た場合に比べて、プリント基板の枚数を減らして、製造
の手間を減らすことができる。さらに、器体6内に2枚
のプリント基板を上下に配置した場合に比べて、プリン
ト基板の数が1枚で済むので、器体6の高さ寸法を低く
することができる。
【0054】
【発明の効果】請求項1の発明は、上述のように、交流
電源の電路に接続される交流側の入力端子と、交流側の
入力端子に印加された交流電源を負荷に出力するための
交流側の出力端子と、直流側の入出力端子と、交流電源
の電路の漏電を検知する漏電検知部と、漏電検知部の検
知信号に応じて交流電源の電路に設けた接点を遮断する
ための遮断信号を発生するとともに、直流側の入出力端
子を介して外部との間で直流信号を授受する信号処理部
と、漏電検知部及び信号処理部を納装する器体とを備
え、交流側の入出力端子と直流側の入出力端子とを上記
器体に離して配設しているので、交流側の入出力端子と
直流側の入出力端子との間の絶縁距離を長くして、交流
側の入出力端子と直流側の入出力端子との間の絶縁性を
高めることができるという効果がある。また、交流側の
入出力端子と直流側の入出力端子との間の絶縁性が向上
するので、耐ノイズ性能が向上するという効果がある。
【0055】請求項2の発明は、交流側の入力端子と出
力端子とが一体に形成されているので、交流側の入出力
端子の部品数を少なくすることができ、組立を容易に行
えるという効果がある。請求項3の発明は、漏電検知部
が零相変流器からなり、交流側の入力端子と出力端子と
の間を電気的に接続する配線が零相変流器の中央孔に挿
通され、上記配線が絶縁被覆線からなっているので、配
線間の絶縁性を高めることができるという効果がある。
【0056】請求項4の発明は、直流側の入出力端子間
の配線を第1のプリント基板の配線パターンで行うとと
もに、交流側の入出力端子間の配線を第2のプリント基
板の配線パターンで行っているので、入出力端子間の配
線を行う手間を省くことができ、組立を容易に行えると
いう効果がある。請求項5の発明は、第1及び第2のプ
リント基板を所定の距離をおいて重ねて配置しているの
で、第1及び第2のプリント基板の絶縁距離を長くし
て、直流側の回路と交流側の回路との絶縁性を高めるこ
とができるという効果がある。
【0057】請求項6の発明は、漏電検知部及び信号処
理部が実装された第3のプリント基板に直流側の入出力
端子を半田付けするとともに、交流側の入出力端子を第
3のプリント基板に配設し、第3のプリント基板内に交
流側の回路と直流側の回路とを離して設けているので、
1枚のプリント基板に直流側と交流側の回路を設けるこ
とができ、直流側と交流側の回路を別々のプリント基板
に設けた場合に比べて、部品数を減らすことができ、容
易に組み立てることができるという効果がある。また、
2枚のプリント基板を上下2段に重ねて配設した場合に
比べて、漏電検知器の高さ寸法を低くすることができる
という効果もある。
【0058】請求項7の発明は、交流側の回路が設けら
れた第3のプリント基板の部位を切欠いているので、交
流側の回路が設けられた部位を極力小さくすることがで
き、交流側の回路と直流側の回路との絶縁性がさらに向
上するという効果がある。請求項8の発明は、交流側の
出力端子の間に絶縁用のリブを設けているので、交流側
の出力端子間の絶縁性を高めることができるという効果
がある。
【0059】請求項9の発明は、交流側の出力端子を上
記リブから離れる方向に折曲しているので、交流側の出
力端子とリブとの間の隙間を広げることができ、出力端
子への配線作業を容易に行うことができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の漏電検知器を示す分解斜視図であ
る。
【図2】同上の外観斜視図である。
【図3】同上の断面図である。
【図4】(a)は同上に用いるタブ端子を示す斜視図、
(b)はタブ端子の組立状態を示す斜視図、(c)は別
のタブ端子を示す斜視図、(d)はカバーを下側から見
た一部省略せる斜視図である。
【図5】同上の概略構成図である。
【図6】実施形態2の漏電検知器を示す分解斜視図であ
る。
【図7】同上の外観斜視図である。
【図8】同上の断面図である。
【図9】同上のカバーを下側から見た一部省略せる斜視
図である。
【図10】同上のカバーに抵抗及びジャンパー線を取り
付けた状態を示す下側から見た一部省略せる斜視図であ
る。
【図11】実施形態3の漏電検知器を示す一部破断せる
分解斜視図である。
【図12】同上の外観斜視図である。
【図13】同上の断面図である。
【図14】同上に用いる第1のプリント基板を示す斜視
図である。
【図15】(a)は同上に用いる第2のプリント基板を
示す斜視図であり、(b)(c)はタブ端子を示す斜視
図である。
【図16】実施形態4の漏電検知器を示す外観斜視図で
ある。
【図17】同上の分解斜視図である。
【図18】同上に用いるプリント基板を示す斜視図であ
る。
【図19】実施形態5の漏電検知器を示す分解斜視図で
ある。
【図20】同上の断面図である。
【図21】同上に用いるプリント基板を示す斜視図であ
る。
【図22】従来の漏電検知器を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 漏電検知器 4 ケース 5 カバー 7 プリント基板 7a 端子 42 端子挿通孔 54a…,55a…,56a…タブ端子

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流電源の電路に接続される交流側の入力
    端子と、交流側の入力端子に印加された交流電源を負荷
    に出力するための交流側の出力端子と、直流側の入出力
    端子と、交流電源の電路の漏電を検知する漏電検知部
    と、漏電検知部の検知信号に応じて交流電源の電路に設
    けた接点を遮断するための遮断信号を発生するととも
    に、直流側の入出力端子を介して外部との間で直流信号
    を授受する信号処理部と、漏電検知部及び信号処理部を
    納装する器体とを備え、交流側の入出力端子と直流側の
    入出力端子とを上記器体に離して配設したことを特徴と
    する漏電検知器。
  2. 【請求項2】交流側の入力端子と出力端子とが一体に形
    成されたことを特徴とする請求項1記載の漏電検知器。
  3. 【請求項3】漏電検知部が零相変流器からなり、交流側
    の入力端子と出力端子との間を電気的に接続する配線が
    零相変流器の中央孔に挿通され、上記配線が絶縁被覆線
    からなることを特徴とする請求項1記載の漏電検知器。
  4. 【請求項4】直流側の入出力端子間の配線を第1のプリ
    ント基板の配線パターンで行うとともに、交流側の入出
    力端子間の配線を第2のプリント基板の配線パターンで
    行うことを特徴とする請求項1記載の漏電検知器。
  5. 【請求項5】第1及び第2のプリント基板を所定の距離
    をおいて重ねて配置したことを特徴とする請求項4記載
    の漏電検知器。
  6. 【請求項6】漏電検知部及び信号処理部が実装された第
    3のプリント基板に直流側の入出力端子を半田付けする
    とともに、交流側の入出力端子を第3のプリント基板に
    配設し、第3のプリント基板内に交流側の回路と直流側
    の回路とを離して設けたことを特徴とする請求項1記載
    の漏電検知器。
  7. 【請求項7】交流側の回路が設けられた第3のプリント
    基板の部位を切欠いたことを特徴とする請求項6記載の
    漏電検知器。
  8. 【請求項8】交流側の出力端子の間に絶縁用のリブを設
    けたことを特徴とする請求項6又は7記載の漏電検知
    器。
  9. 【請求項9】交流側の出力端子を上記リブから離れる方
    向に折曲したことを特徴とする請求項8記載の漏電検知
    器。
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