JPH1118267A - ケーブル接続構造 - Google Patents

ケーブル接続構造

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Publication number
JPH1118267A
JPH1118267A JP16159297A JP16159297A JPH1118267A JP H1118267 A JPH1118267 A JP H1118267A JP 16159297 A JP16159297 A JP 16159297A JP 16159297 A JP16159297 A JP 16159297A JP H1118267 A JPH1118267 A JP H1118267A
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JP
Japan
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cable
image
light source
photosensitive material
unit
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Application number
JP16159297A
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English (en)
Inventor
Kanji Nagashima
完司 永島
Yasutaka Tsuyuki
康敬 露木
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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  • Electric Cable Arrangement Between Relatively Moving Parts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケーブルの移動スペースを大きく確保するこ
となく光源部に追従して移動するケーブルの損傷を防止
する。 【解決手段】 ケーブル接続部258に連結されて光源
部64に接続されるケーブル260、262は、中間部
が対で配置されているプーリ252、254に巻き掛け
られ、他端側がケーブル挿通孔264内で固定されて一
定の長さに保持されている。また、プーリは、支持枠2
56に取付けられて互いの回転軸の間隔が一定に保持さ
れた状態でガイドレール250に沿って副走査方向へ移
動可能となっている。光源部と共にケーブル接続部が副
走査方向に沿って移動すると、プーリはケーブルに引張
られて支持枠と一体でケーブル接続部に追従して移動
し、ケーブルはプーリによって湾曲径が略一定に保持さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、反射原稿に記録さ
られた画像に応じた画像を形成する画像形成装置等に設
けられ固定部に対して往復移動する可動部をフレキシブ
ルケーブル等のケーブルによって接続するケーブル接続
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置には、光源から原稿へ向け
て照射した光の反射光を画像読取手段によって読取り、
読取った画像に応じてレーザービーム等の露光手段によ
って感光材料ないし感光体を露光することによって、原
稿画像に応じた画像を形成するものがある。
【0003】このような画像形成装置には、ケーシング
の上面に原稿を載置する透明ガラスが設けられ、この透
明ガラスの下方から原稿へ向けて光源の光を照射し、反
射光を画像読取手段に結像させることにより、原稿に記
録されている画像に応じた画像データを読込む。このと
き、原稿と共に透明ガラスの全面を押さえカバーで覆う
ことにより、画像を読込むときに不必要な光を読込んで
しまうのを防止している。
【0004】ところで、画像形成装置には、反射原稿の
みならず、透過原稿の画像を読み取るための装置が取り
付けられるものがある。この透過原稿を読取るための装
置(透過原稿用光源装置)は、透明ガラスの上方から透
明ガラス上に配置した透過原稿へ向けて光を照射し、透
過原稿を透過した光源の光を反射原稿を読取るときと同
一の光学系を用いて画像読取手段に結像させるようにし
ている。
【0005】透過原稿ユニットは、光源と、この光源を
画像形成装置の内部の光学系と同期さあせて移動するた
めの移動機構を備えている。光源の移動機構は、反射原
稿に用いる押さえカバーのヒンジが取り付けられている
側に設けられ、長手方向が主走査方向に沿って配置され
た光源を副走査方向へ移動させるようになっている。
【0006】一般に、透過原稿用光源装置の光源部に
は、露光用のランプを点灯させる電力や、ランプの発熱
による温度上昇を押えるための冷却ファンを駆動する電
力必要であり、これらの電力が画像形成装置から供給さ
れる。また、移動機構によって移動される光源部には、
フラットケーブルを用いて電力等が供給される。
【0007】このフラットケーブルは、上下方向に沿っ
て配置され、中間部を屈曲させた状態で一端が移動する
部品に接続され、他端が非移動部品に接続されるように
なっており、移動する部品の移動に伴ってフラットケー
ブルの中間部の屈曲位置が変化するようになっている。
【0008】一方、特開平8−9545号公報では、フ
ラットケーブルに換えてポリエチレンテレフタレート
(PET)等の弾性変形可能な薄板状の支持体にケーブ
ルを取り付けたスライド機構が開示されている。このス
ライド機構では、支持体の弾性力に応じてケーブルが座
屈やズレ等を生じることなく滑らかに屈曲するようにし
ている。
【0009】しかしフラットケーブルや弾性体を用いて
ケーブルを支持した場合、ケーブルの湾曲径は、比較的
大きく湾曲位置が光源部の移動に伴って移動する。この
ときに、ケーブルが周囲の部品等に接触すると損傷して
してしまうと言う問題がある。これを防止するために
は、ケーブルの通過するスペースを大きく確保する必要
があり、このために、透過原稿用光源装置を画像形成装
置に取付けたとき、駆動部を収容しているケーシング
が、画像形成装置の上面に大きく突出して外観品質を損
ねてしまう。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実に鑑
みてなされたものであり、固定部と固定部に対して相対
的に往復移動する可動部を接続するケーブルを収容する
ケーシングをコンパクトにしたときに、可動部の移動に
伴って移動するケーブルの損傷を防止したケーブル接続
構造を提案することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明は、ケーブルの一端が固定される固定部と、該
固定部に対して所定の方向に往復移動する可動部と、を
ケーブルによって電気的に接続するケーブル接続構造で
あって、前記可動部の往復移動方向に沿って往復移動可
能に所定の間隔に保持された一対のプーリを設け、一対
のケーブルの一端をそれぞれ前記固定部に固定すると共
に、それぞれのケーブルの中間部を前記一対のプーリに
別々に巻き掛け且つ前記一対のケーブルのそれぞれの他
端を前記可動部へ接続することにより、前記可動部の往
復移動に伴って前記ケーブルが前記プーリへの巻き掛け
位置を変更しながら前記一対のプーリを可動部の往復移
動に追従させながら往復移動するようにしたことを特徴
とする。
【0012】この発明によれば、所定の間隔に保持され
た一対のプーリのそれぞれに固定部と可動部とを連結す
るケーブルを巻き掛ける。これにより、可動部が駆動手
段によって往復移動すると、一対のプーリが一方のケー
ブルに引かれて、可動部の移動に追従して一体で移動す
る。
【0013】すなわち、可動部が移動することにより、
可動部の移動方向に応じた一方のケーブルが一方のプー
リを引くことにより、他方のプーリが逆に巻き掛けられ
ているケーブルを可動部の移動方向へ押す。これによ
り、一対のプーリと共に一対のケーブルが可動部の移動
に追従して一体で移動する。
【0014】このとき、プーリに巻き掛けられているケ
ーブルは、湾曲径が大きく変わることなく移動されるの
で、ケーブルの移動スペースのコンパクト化を図ること
ができ、例えば移動するケーブルを収容するためのケー
シングの高さ寸法を押えることができる。
【0015】したがって、例えば、画像形成装置の上面
に可動部と固定部及びこれらを接続するケーブルを一体
で収容するケーシングを設けたときに、このケーシング
が画像形成装置のケーシングの上面から大きく上方へ突
出して、画像形成装置の外観品質が低下してしまうのを
防止することができる。
【0016】なお、このような固定部と可動部を接続す
るケーブルとしては、湾曲されて使用されることが考慮
されている所謂フレキシブルケーブルを使用することが
できる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1には、本発明の実施の形態に
係る画像読取/記録装置10の概略構成が示されてい
る。この画像読取/記録装置10は、画像読取部である
スキャナ部SCNと、画像を記録するプリンタ部PRT
と、で構成されており、スキャナ部SCNとプリンタ部
PRTが一体でケーシング200内に収容されている。
なお、以下の説明では、スキャナ部SCNでの画像読取
り時の主走査方向を矢印X、副走査方向を矢印Yでそれ
ぞれ示している。
【0018】〔スキャナ部SCN〕図1及び図2に示さ
れるように、ケーシング200の上面中央部には、矩形
の開口部が設けられており、この開口部内に透明ガラス
となっているプラテンガラス202が嵌め込まれてい
る。原稿はこのプラテンガラス202上に画像記録面が
下方へ向けられた状態で載置される。
【0019】プラテンガラス202上には、押さえカバ
ー204が配置されている。図2に示されるように、こ
の押さえカバー204は、ケーシング200の奥側(図
1では紙面奥側)にヒンジ206が設けられており、ま
た、下方へ向けて一対の脚232が突設されている。
【0020】ケーシング200の上面には、略矩形形状
の台座234が着脱可能に取り付けられている。この台
座234は、外形が後述する透過原稿装置60のケーシ
ング68の一部と略一致した形状となっており、この台
座234の所定の位置には、押さえカバー204の脚2
32に対応する挿入孔236が形成されている。押さえ
カバー204は、台座234の挿入孔236へ脚232
を挿入してケーシング200の上面に取り付けられる。
【0021】押さえカバー204は、ヒンジ206によ
って、図1の紙面奥側の一辺に沿った軸を中心に、プラ
テンガラス202の上面を覆う位置と、プラテンガラス
202の上面から退避した位置の間を回動されるように
なっており、プラテンガラス202を覆う位置で、プラ
テンガラス202との間で原稿を挟んで保持するように
なっている。また、プラテンガラス202の内方側は、
押さえカバー204によってプラテンガラス202が覆
われることにより遮光される。
【0022】図2に示されるように、ケーシング200
の上面手前側には、操作/表示パネル238(詳細な図
示は省略)が設けられており、この操作/表示パネル2
38のスイッチ操作により画像読取/記録装置10で実
行される各種の機能の指示され、また、指示状態や動作
状態が表示される。
【0023】図1に示されるように、ケーシング200
の内方には、走査部208を制御すると共に、後述する
プリント部PRT(すなわち画像読取/記録装置10)
を制御するコントローラ209が配置されている。走査
部208は、ケーシング200内の上部に設けられてい
る略箱体形状のフレーム12内(図7参照、詳細な図示
は省略)に収容されている。なお、このフレーム12
は、上方側の面が開放されている。
【0024】走査部208は、原稿画像の幅方向(図1
の紙面表裏方向、以下で説明する画像読取り時の主走査
方向)に沿って延出されたハロゲンランプ及びリフレク
タを備えた光源210、この光源210と共に原稿画像
の幅方向に沿って延出された第一のミラー212が組み
込まれた第1のキャリッジ214、第2のミラー216
及び第3のミラー218が組み込まれた第2のキャリッ
ジ220及び、絞り222、色調整フィルタ及びNDフ
ィルタ等で4枚構成されるフィルタ群224、結像のた
めのレンズ226等が設けられた固定ユニット228を
備えている。
【0025】第1のキャリッジ214は、光源210の
光をプラテンガラス202上に載置された原稿へ向けて
照射する。光源210から照射された光は、プラテンガ
ラス202上に載置された原稿によって第1のミラー2
12へ向けて反射され、第1のミラー212は、この光
を第2のキャリッジ220の第2のミラー216へ向け
て90°偏向する。
【0026】第2のキャリッジ220には、第2のミラ
ー216の反射面が前記した第1のミラー212の反射
面と対向しかつ平行な状態で配置され、第3のミラー2
18が反射面を第2のミラー216に対向してかつ平行
な状態で配置されている。第1のミラー212で偏向さ
れた光は、第2のミラー216によって第3のミラー2
18へ向けて90°偏向し、さらに、第3のミラー21
8によって偏向されると、固定ユニット228を経てC
CDラインセンサ230の受光部へと至る。このとき、
固定ユニット228では、絞り222やフィルタ群22
4によって光量の調整、各色のバランス調整を行い、レ
ンズ226によってCCDラインセンサ230上の受光
部に原稿画像を結像する。
【0027】第1のキャリッジ214及び第2のキャリ
ッジ220は、図示しない駆動手段の駆動力によってプ
ラテンガラス202の下方で副走査方向に沿って往復移
動する。このとき、原稿の光源210の光の照射位置
(原稿面上の反射位置)からCCDラインセンサ230
の受光部までの光路長が一定に維持されながら移動され
る。すなわち、駆動手段は、第2のキャリッジ220が
第1のキャリッジ214の移動速度の1/2の移動速度
となるように第1のキャリッジ214と第2のキャリッ
ジ220を同一方向へ移動させるようになっている。
【0028】走査部208では、第1及び第2のキャリ
ッジ214、220の1往復移動が1画像分の走査(往
路移動時に画像読取り)としており、第1及び第2のキ
ャリッジ214、220の往復移動によってプラテンガ
ラス202上の原稿の画像に応じた画像データを読込
む。
【0029】なお、CCDラインセンサ230の受光部
は、RGBの各色毎に独立して受光量を検出する3本の
ライン(Rライン、Gライン及びBライン)によって構
成されている。また、それぞれのラインに対応して3ラ
イン分の液晶シャッタが配設されており、CCDライン
センサ230における原稿画像に基づく光の受光時に低
濃度部分の光量、すなわち光量が多い部分の光量が制限
され、CCDラインセンサ230のダイナミックレンジ
の幅狭が補償されるようにしている。
【0030】スキャン部SCNでは、プレスキャンと、
メインスキャンの2回の走査(2往復)を行い、プレス
キャンで原稿画像の濃度分布を把握して、最大濃度が確
実に読みとることができるダイナミックレンジとなるよ
うにCCDラインセンサ230を調整し、メインスキャ
ンを行うときにプレスキャンで得られた画像の濃度分布
から予め定めた濃度しきい値(例えば最大の濃度値D=
3〜3.3であるのに対して、D=2. 0〜2.3程
度)よりも高い濃度値となる画素を受光するときに液晶
シャッタによって透過率を下げて読み取る。
【0031】走査部208は、読取った画像データをコ
ントローラ209に記憶すると共に、例えば外部接続さ
れたパソコン等へ出力し、パソコン内のRAMメモリや
ハードディスク等の記憶手段に記憶させることができ
る。
【0032】〔プリンタ部PRT〕図1に示されるよう
に、ケーシング200内には、感光材料16を収容する
感材マガジン14が配置されている。この感材マガジン
14内には、感光材料16がロール状に巻き取られてお
り、感光材料16は、感光面が左方へ向くように感材マ
ガジン14から引出される。
【0033】感材マガジン14の感光材料引出口の近傍
には、ニップローラ18及びカッタ20が配置されてお
り、感光材料16はニップローラ18によって挟持され
て感材マガジン14から引き出されると、カッタ20に
よって所定の長さに切断される。
【0034】カッタ20の側方からは、複数の搬送ロー
ラ24、26、28、30、32、34が順に配置され
ており、所定の長さに切断された感光材料16は、搬送
ローラ24、26の間に設けられた露光部22へ案内搬
送される。
【0035】露光部22の図1紙面左側には露光装置3
8が設けられている。露光装置38は、例えば3種のL
D(レーザダイオード)、レンズユニット、ポリゴンミ
ラー、ミラーユニット等(何れも図示省略)を備え、コ
ントローラ209により制御されながら画像データに基
づいてLDから露光用の光線を振り子の如く主走査し、
露光部22の所定の位置へ照射して露光部22を搬送
(副走査)される感光材料16を露光する。なお、露光
装置38としては任意の構成を用いることができ、例え
ば主走査方向に沿って多数のLED(発光ダイオード)
を配置し、1主走査ラインを同時に露光する構成であっ
てもよい。
【0036】露光部22の上方には、感光材料16をU
字状に湾曲させながら搬送するUターン部40及び感光
材料16に画像形成用の溶媒を塗布する水塗布部50が
設けられている。露光部22にて画像露光された感光材
料16は、搬送ローラ28、30により挟持搬送されな
がらUターン部40の上側よりの搬送路を通過しつつ水
塗布部50へ送り込まれ、感光面に画像形成用の溶媒が
塗布される。なお、本実施の形態では、画像形成用の溶
媒として水を用いている。
【0037】一方、プリンタ部PRTの図1紙面左上端
部には、受材マガジン106が配設されている。この受
材マガジン106には、幅寸法が感光材料16より僅か
に短く、画像形成面に媒染剤を有する色素固定材料が塗
布された受像材料108が、受材マガジン106から引
出されたときに画像形成面が下方へ向くようにロール状
に巻き取られて収容されている。
【0038】受材マガジン106の受像材料引出口の近
傍には、ニップローラ110及びカッタ112が配置さ
れており、ニップローラ110により挟持されて引出さ
れた受像材料108は、カッタ112によって感光材料
16よりも短い所定の長さに切断される。
【0039】カッタ112の側方からは、搬送ローラ1
32、134、136、138及び図示しないガイド板
が配置されており、所定の長さに切断された受像材料1
08は、これらの搬送ローラ132〜138等によって
熱現像転写部120へ向けて搬送される。
【0040】熱現像転写部120には、一対の無端ベル
ト122、124が設けられており、無端ベルト12
2、124のそれぞれは、複数の巻き掛けローラ140
に巻き掛けられて、上下方向を長手方向としたループ状
となっており、巻き掛けローラ140の何れかが回転駆
動されることにより無端ベルト122、124が対とな
って回転駆動する。
【0041】無端ベルト122、124の一方のループ
(図1では紙面右側の無端ベルト122)の内方には、
無端ベルト122、124の接触位置に対向するように
長手方向が上下方向に沿った加熱板126が配置されて
いる。この加熱板126の内部には、ヒータ(図示省
略)が配設されており、このヒータによって表面が加熱
されて昇温され、所定の温度に維持される。
【0042】感光材料16は、水塗布部50を通過する
と、搬送経路の最後の搬送ローラ34によって挟持され
て熱現像転写部120の一対の無端ベルト122、12
4の間へ送り込まれ、受像材料108は、この感光材料
16の搬送に同期されて無端ベルト122、124の間
へ送り込まれる。これによって、感光材料16と受像材
料108が重ね合わせられて無端ベルト122、124
に挟持される。
【0043】なお、受像材料108は、感光材料16よ
りも幅方向寸法(搬送方向と直交する方向に沿った寸
法)及び長手方向寸法(搬送方向に沿った寸法)が何れ
も小さい寸法となっており、感光材料16が所定長さ先
行した状態で感光材料16と受像材料108が重ね合わ
されながら無端ベルト122、124の間へ送り込まれ
る。これにより、感光材料16の周縁部は四辺とも受像
材料108から突出した状態で感光材料16と受像材料
108が重ね合わせられて無端ベルト122、124の
間で挟まれる。
【0044】感光材料16と受像材料108は、重ね合
わせられながら無端ベルト122、124の間へ送り込
まれると、無端ベルト122、124の回転駆動によっ
て無端ベルト122、124の間へ引き入れられる。ま
た、無端ベルト122、124は、感光材料16と受像
材料108が完全に収まった時点で一旦回転駆動を停止
する。このときに、加熱板126の表面から放出される
熱によって、無端ベルト122、124の間に挟持され
ている感光材料16と受像材料108が加熱される。感
光材料16は、無端ベルト122、124による挟持搬
送時及び搬送停止時に無端ベルト122を介して加熱板
126により加熱されると、露光画像に応じて可動性の
色素を放出する。感光材料16から放出された色素は、
受像材料108の色素固定層に転写され、これによっ
て、受像材料108に画像データに応じた画像が形成さ
れる。
【0045】一対の無端ベルト122、124の下方に
は、剥離爪128が配置されている。感光材料16と受
像材料108を挟持して回転駆動を停止していた無端ベ
ルト122、124の駆動が再開され、無端ベルト12
2、124の回転駆動によって無端ベルト122、12
4の間から感光材料16と受像材料108が送り出され
ると、剥離爪128は、受像材料108よりも先に送り
出される感光材料16の先端に係合し、受像材料108
から感光材料16を剥離させる。
【0046】剥離爪128の図1の紙面左方には、感材
排出ローラ148が配置されており、受像材料108か
ら剥離された感光材料16は、感材排出ローラ148に
よって廃棄感材収容部150へ向けて案内搬送される。
【0047】廃棄感材収容部150は、感光材料16が
巻き付けられるドラム152及び一部がドラム152に
巻き掛けられているベルト154が設けられている。ま
た、ベルト154は、複数のローラ156の間に巻き掛
けられており、これらのローラ156の回転によりベル
ト154及びドラム152が回転される。廃棄感材収容
部150へ搬送された感光材料16は、ドラム152と
ベルト154の間に送り込まれ、ドラム152の周囲に
巻き付けられて集積される。
【0048】一方、無端ベルト122、124の下方か
ら図1の紙面左方へ向けて受材排出ローラ162、16
4、166、168、170が順に配設されており、感
光材料16が剥離された受像材料108は、受材排出ロ
ーラ162〜170によって搬送され、ケーシング20
0から突出したトレイ172へ排出される。
【0049】このように、画像読取/記録装置10で
は、プラテンガラス202上に、反射原稿を載置して押
さえカバー204によって保持すると、スキャナ部SC
Nによって原稿の画像を読込むと、プリンタ部PRTに
よって読込んだ画像に応じて感光材料16を露光する。
この後、感光材料16と受像材料108を重ね合わせ、
感光材料16に露光して記録した画像を受像材料108
に転写し、原稿に応じた画像を受像材料108に記録し
て出力する。
【0050】ところで、図3に示されるように、画像読
取/記録装置10には、透過原稿に記録された画像を読
み取るための透過原稿装置60及びネガフィルム等の透
過原稿を読み取るためのフィルムスキャナ62が取り付
け可能となっている。
【0051】なお、フィルムスキャナ62は、ケーシン
グ200の上面に形成されている凹部266内に配置さ
れることにより、底面の脚部272が凹部266に形成
されている開口部268へ挿入される。この脚部272
を取付け孔274に挿通したボルト等によってケーシン
グ200の内部のフレーム12へ連結固定することによ
り、フィルムスキャナ62が画像読取/記録装置10に
取付けられるようになっている。このようなフィルムス
キャナ62としては、ネガフィルムやポジフィルム等の
写真フィルムに記録されている画像を読込む一般的構成
のものを用いることができ、本実施の形態では詳細な説
明を省略する。
【0052】透過光源用光源装置60は、光源部64と
光源部64を副走査方向に沿って移動させる駆動部66
によって構成されている。駆動部66は、長手方向が原
稿の画像を読取るときの副走査方向に沿って配置される
略矩形箱体形状のケーシング68内に収容されている。
透過原稿用光源装置60は、ケーシング200の台座2
34が取り付けられている位置に、駆動部66が取り付
けられる。すなわち、透過原稿用光源装置60は、押さ
えカバー204が取り付けられている台座234を取り
外すことによって画像読取/記録装置10に取り付けら
れる。
【0053】図4に示されるように、光源部64は、長
手方向がプラテンガラス202に載置されて画像が読込
まれる原稿の主走査方向に沿った略矩形箱体形状のケー
シング70を備えている。このケーシング70は、プラ
テンガラス202に対向する下方側の面が開放されてお
り、内部に駆動部66のケーシング68内から突設され
たブラケット72が配置されている。このブラケット7
2の駆動部68と反対側の端部には、ローラ74が回転
自在に取り付けられている。すなわち、光源部64は、
ブラケット72の一端が駆動部66に支持され、他端が
ローラ74を介してケーシング200上に移動可能に支
持される。
【0054】一方、ブラケット72には、長手方向が主
走査方向に沿って配置されたハロゲンランプ76及びリ
フレクタ78が取り付けられており、ハロゲンランプ7
6からプラテンガラス202へ向けて光を照射するよう
になっている。また、ケーシング70の内部には、ハロ
ゲンランプ76の発熱による温度上昇を抑えるための複
数のファン80が取り付けられている。
【0055】透過原稿用光源装置60は、走査部208
の第1のキャリッジ214の移動に同期させて、光源部
64を移動させることにより、ハロゲンランプ76から
照射された光が、プラテンガラス202上に載置された
透過原稿を透過して、第1のキャリッジ214の第1の
ミラー212へ至るようになっている。これによって、
透過原稿を透過した光が反射原稿によって反射した光と
同様にCCDラインセンサ230へ至り、透過原稿の画
像が読込まれる。
【0056】図5に示されるように、駆動部66は、移
動機構82と、この移動機構82を駆動する駆動機構8
4とを備えている。図3に示されるように、駆動部66
を収容するケーシング68は、プラテンガラス202に
隣接する移動機構82側の高さ寸法が、駆動機構84側
の高さ寸法より低くなっている。移動機構82側のケー
シング68の高さ寸法は、台座234の高さ寸法と同じ
にされており、ケーシング68の上面には、所定の位置
に押さえカバー204の挿通孔236に対応する位置に
挿通孔86が形成されている。このため、台座234か
ら取り外した押さえカバー204のヒンジ206に設け
ている脚232を挿通孔86へ挿入することにより、透
過原稿用光源装置60を取り付けた状態でも、押さえカ
バー204をそのまま取り付けることができるようにな
っている。
【0057】図4及び図5に示されるように、光源部6
6の移動機構82は、スキャナSCNの副走査方向(図
4の紙面表裏方向)に沿ってガイドシャフト88が配置
されている。また、図5に示されるように、光源部64
のブラケット72は、駆動部66内の端部が略L字状に
屈曲された屈曲部72Aが形成されている。
【0058】図4に示されるように、ブラケット72に
は、屈曲部72Aにガイドシャフト88に対応してスラ
イド軸受90が取り付けられており、このスライド軸受
90にガイドシャフト88が挿通されている。これによ
って、光源部64がスキャナ部SCNの副走査方向に沿
って移動可能に支持されている。
【0059】図4及び図5に示されるように、移動機構
82には、駆動機構84と反対側の端部にプーリ92が
回転自在に取り付けられている。このプーリ92にはワ
イヤ94が巻き掛けられている。
【0060】図5に示されるように、駆動機構84は、
ステッピングモータ(以下「モータ96」と言う)及び
ワイヤドラム98を備えている。モータ96の駆動軸9
6Aには、ギア240が取り付けられており、ワイヤド
ラム98には、ギア242が取り付けられている。ま
た、ギヤ240、242の間には、同軸的に配置された
小径ギアと大径ギアが一体に回転するギア244が配置
されている、ギア244の小径ギアはギア242と噛合
しており、またギア244の大径ギアは、ギア240と
噛合されている。これによって、モータ96が回転がワ
イヤドラム98に減速して伝達され、ワイヤドラム98
が回転される。
【0061】ワイヤドラム98には、ワイヤ94が複数
回巻き掛けられ、このワイヤ94の一端側がプーリ92
に巻き掛けられている。また、ブラケット72には、屈
曲部72Aにワイヤブラケット246が取り付けられて
おり、このワイヤブラケット246には、ワイヤドラム
98に巻き掛けられているワイヤ94のプーリ92と反
対側の端部が係止されている。また、プーリ92に巻き
掛けられているワイヤ94のワイヤドラム98と反対側
の端部は、コイルばね248を介してブラケット246
に取り付けられている。ワイヤ94は、このコイルばね
248によって一定の張力が付与されている。
【0062】ワイヤ94は、ワイヤドラム98が回転さ
れることにより、一方側がワイヤドラム94に巻き取ら
れながら、他方側がワイヤドラム98から送り出され
る。このワイヤ94のワイヤドラム98への巻き取り及
び送り出しによってワイヤ94の両端が連結されている
ワイヤブラケット246と共にブラケット72が、ガイ
ドシャフト88に案内されながら副走査方向に沿って移
動される。
【0063】光源部64は、モータ96によって駆動さ
れる移動機構82によって所定の速度で正確に移動され
る。なお、図3に示されるように、ケーシング68に
は、プラテンガラス202側の側面に矩形孔68Aが形
成されており、ケーシング68内から突設されているブ
ラケット72は、この矩形孔68A内を移動するように
なっている。
【0064】一方、図4及び図5に示されるように、駆
動部66には、断面形状が略ハット状のガイドレール2
50がガイドシャフト88と平行に配置されている。こ
のガイドレール250内には、プーリ252、254が
対で配置されている。プーリ252、254は、長尺矩
形形状の支持枠256の長手方向両端部にそれぞれ回転
自在に取り付けられており、これによって、プーリ25
2、254の間隔(回転軸の間隔)が一定に保持されて
いる。なお、支持枠256は、下端部が外方へ向けて折
曲されたガイドレール250の両端を包むように内方側
へ折曲されており、これによって、ガイドレール250
からの離脱が防止されると共に、ガイドレール250に
沿って移動可能となっている。
【0065】図5に示されるように、ブラケット72に
は、屈曲部72Aに隣接してケーブル接続部258が取
り付けられている。このケーブル接続部258は、ブラ
ケット72と一体で副走査方向に沿って移動する可動部
となっており、このケーブル接続部258には、2本の
ケーブル260、262がそれぞれ連結されて取り付け
られている。これらのケーブル260、262は、光源
部64のハロゲンランプ76及びファン80への電力供
給用となっており、一旦、ケーブル接続部258に連結
された後、光源部64へ引出されている。
【0066】ガイドレール250の底部には、所定の位
置にケーブル挿通孔264が形成されている。一方のケ
ーブル260は、ケーブル挿通孔264から引出された
後、プーリ252に巻き掛けられてケーブル接続部25
8に連結され、他方のケーブル262は、ケーブル挿通
孔264から引出されて、プーリ254に巻き掛けられ
た後にケーブル接続部258に連結されている。また、
それぞれのケーブル260、262は、ケーブル挿通孔
264内で固定され、ケーブル挿通孔264から引出さ
れている長さが一定に保持されている。すなわち、ケー
ブル挿通孔264内が一対のケーブル260、262の
固定部となっている。
【0067】したがって、図5及び図6に示されるよう
に、モータ96の駆動によってワイヤドラム98が矢印
a方向へ回転されることにより、ブラケット72と一体
にケーブル接続部258が副走査方向に沿って矢印A方
向(往路)に沿って移動し、また、モータ96が逆転駆
動してワイヤドラム98が矢印b方向へ回転されること
により、ブラケット72と一体にケーブル接続部258
が矢印A方向とは反対の矢印B方向(復路)に沿って移
動する。
【0068】このブラケット72とケーブル接続部25
8の往復移動時の往路では、ケーブル260がプーリ2
52を矢印a方向へ回転させて、支持枠256と共にプ
ーリ254も一体で往路方向(矢印A方向)へ移動させ
る。また、復路では、逆にケーブル262がプーリ25
4を矢印b方向へ回転させて、支持枠256と共にプー
リ252を復路方向(矢印B方向)へ移動させる。すな
わち、ブラケット72の移動に伴って、ケーブル26
0、262のそれぞれは、プーリ252、254への巻
き掛け位置を変更しながら支持枠256を追従して移動
させる。
【0069】ケーブル260、262のそれぞれは、常
にプーリ252またはプーリ254に巻き掛けられてい
る位置で湾曲されるため、ケーブル接続部258の移動
に伴って大きく曲率が変化することなく、略一定に保た
れている。このために、移動機構82を収容しているケ
ーシング68の高さ寸法を大きくする必要がなくなって
いる。
【0070】すなわち、ケーブル260、262の湾曲
径がプーリ252、254の外径と略一致しており、プ
ーリ252、254を小さくすることにより、ケーシン
グ68の高さ寸法を抑えることができる。このプーリ2
52、254の外径寸法は、ケーブル260、262で
許容される湾曲径に合わせることにより、ケーブル26
0、262のそれぞれを無理なく湾曲させることができ
ると共に、ケーブル接続部258が移動しても、ケーブ
ル260、262の湾曲径が大きくなることがない。し
たがって、ケーシング68の高さ寸法を抑えても、ケー
シング68内を湾曲しながら移動するケーブル260、
262がケーシング68の内面やケーシング68内の他
の部品と接触してしまうことがなく、ケーブル260、
262が他の部品と接触することによる損傷が確実に防
止される。
【0071】以下に本実施の形態の作用を説明する。透
過原稿用光源装置60が取付けられている画像読取/記
録装置10は、プラテンガラス202上に透過原稿が載
置された状態で、図示しないスタートスイッチの操作に
よって、スキャナ部SCNによる画像の読込みを開始す
る。透過原稿用光源装置60では、コントローラ209
からの信号によってハロゲンランプ76を点灯させると
共に、モータ96の駆動を開始する。このとき、コント
ローラ209は、第1のキャリッジ214の第1のミラ
ー212の光軸と光源部64のハロゲンランプ76から
照射される光の光軸が一致するように、第1のキャリッ
ジ214の移動に同期させてモータ96を制御する。
【0072】モータ96が所定の速度で駆動されると、
ワイヤドラム98が回転される。光源部64が取付けら
れているブラケット72が、ガイドシャフト88に案内
されながら副走査方向へ移動される。この光源部64が
プラテンガラス202上の透過原稿の上方に達すると、
光源部64のハロゲンランプ76から透過原稿へ光が照
射される。この光は、透過原稿に記録されている画像に
応じて透過原稿及びプラテンガラス202を透過して、
第1のキャリッジ214に設けられている第1のミラー
212へ至る。第1のミラーに至った光は、第1のミラ
ー212、第2のミラー216及び第3のミラー218
によって順に偏向されてCCDラインセンサ230に達
し、透過原稿の画像が読込まれる。
【0073】ところで、透過原稿用光源装置60の駆動
部66では、モータ96の回転駆動によって、ワイヤ9
6の一端側がワイヤドラム98に巻き取られながら、ワ
イヤ94の他端側が順にワイヤドラム98から送り出さ
れる。これによって、ワイヤ94の両端が連結されてい
るブラケット246と共にブラケット72が副走査方向
にへ移動される。このブラケット72の移動に伴ってケ
ーブル260、262が連結固定されているケーブル接
続部258も副走査方向に沿って移動される。
【0074】このケーブル接続部258が移動すること
により、ケーブル接続部258に連結されている一方の
ケーブル260が引張られると、このケーブル260が
巻き掛けられているプーリ252が支持枠256と一体
でガイドレール250に沿ってケーブル接続部258に
追従して移動する。これによって、ケーブル260、2
60は、それぞれプーリ252、254への巻き掛け位
置が移動されながら、プーリ252、254によって略
一定の湾曲状態に維持されながら移動する。
【0075】したがって、この湾曲径に合わせてケーシ
ング68の高さ寸法を設定することができ、駆動部66
を収容するケーシング68の高さを抑えることができ
る。また、ケーシング68の高さ寸法を抑えてもケーブ
ル260、262が周囲の部品やケーシング68の内面
に接触して損傷してしまうのを確実に防止することがで
きる。
【0076】さらに、ケーブル260、262は、弛み
が生じたり張りが大きくなったりすることがないため、
振動等の発生も抑えられると共に、光源部64を移動さ
せるときの負荷が一定となり、光源部64を安定した状
態で移動させることができる。
【0077】すなわち、ケーブル260、262の張り
が変化すると、この張りの変化がケーブル260、26
2やケーブル接続部258に振動を与える。この振動が
光源部64に伝達されると、透過原稿に照射される光が
不安定となってしまい。CCDラインセンサ230で読
み取られる光量に影響を与えることがあるが、ケーブル
260、262の振動を抑えることにより、安定した光
を透過原稿へ照射することができる。
【0078】また、ケーブル260、262の張りが変
化することにより、ケーブル260、262を引く力、
すなわち、光源部64を移動させるときの負荷は、駆動
部64の移動速度に影響を及ぼす。しかし、ケーブル2
60、262の張りを一定にできるため、光源部64を
移動させるときの負荷の変化を防止でき、光源部64を
一定の速度で移動させることができる。
【0079】したがって、画像読取/記録装置10で
は、透過原稿用光源装置60を用いることにより、透過
原稿に応じた適切な画像データを読込むことができ、こ
の画像データに基づいて透過原稿に応じた高品質の画像
を受像材料108に形成することができる。
【0080】なお、本実施の形態は本発明の構成を限定
するものではない。例えば、本実施の形態では、対で設
けられる巻き掛け部材の双方に電気配線となるケーブル
260、262を用いたが、一方にケーブルを用い、他
方にワイヤないし紐状の弾性体を用いるようにしても良
い。巻き掛け部材の一方に弾性体を用いることにより、
他方の巻き掛け部材である電気配線に一定の張力を付与
することができ、電気配線を安定した状態でプーリに巻
き掛けながら移動させることができる。
【0081】また、本実施の形態に適用した画像読取/
記録装置10は、透過原稿用光源装置60が取付けられ
る画像形成装置の一例を示すものである。本発明を適用
した透過原稿用光源装置60としては、副走査方向に沿
って移動する光源から透過原稿へ照射する光によって任
意の方法で画像データを読込むものであって良く、ま
た、透過原稿を透過した光によって感光材料等を直接露
光するものであってもよい。
【0082】さらに、本実施の形態では、本発明を透過
原稿用光源装置60に適用して説明したが、本発明は、
これに限らずケーブルが接続される可動部が所定の方向
に往復移動する種々の構成に適用することができる。
【0083】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明によれば、往
復移動する可動部に接続される電気配線を所定のスパン
(間隔)に保った一対のプーリに巻き掛けて可動部に追
従して該一対のプーリも往復移動させることにより、電
気配線であるケーブルをプーリの外径に応じた略一定の
湾曲径に抑えることができるため、このケーブル接続構
造を収容するケーシングの高さ寸法を低くでき、ケーシ
ングをコンパクトにすることができる。また、ケーブル
は略一定の湾曲径で移動するため、周囲の部品と接触し
て損傷してしまうのを確実に防止することができる優れ
た効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に適用した画像読取/記録装置を
示す概略構成図である。
【図2】画像読取/記録装置の上面を示す概略斜視図で
ある。
【図3】画像読取/記録装置の上面の透過原稿用光源装
置及びフイルムスキャナの配置を示す概略斜視図であ
る。
【図4】透過原稿用光源装置の副走査方向側から見た概
略構成図である。
【図5】透過原稿用光源装置の駆動部の概略構成を示す
要部斜視図である。
【図6】移動機構のケーブルとプーリの移動を示す概略
図である。
【符号の説明】
10 画像読取/記録装置 60 透過原稿用光源装置 64 光源部 66 駆動部 68 ケーシング 72 ブラケット 82 移動機構 84 駆動機構 88 ガイドシャフト 94 ワイヤ 96 モータ 98 ワイヤドラム 250 ガイドレール 252、254 プーリ 256 支持枠 258 ケーブル接続部(可動部) 260、262 ケーブル 264 ケーブル挿通孔(固定部)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブルの一端が固定される固定部と、
    該固定部に対して所定の方向に往復移動する可動部と、
    をケーブルによって電気的に接続するケーブル接続構造
    であって、前記可動部の往復移動方向に沿って往復移動
    可能に所定の間隔に保持された一対のプーリを設け、一
    対のケーブルの一端をそれぞれ前記固定部に固定すると
    共に、それぞれのケーブルの中間部を前記一対のプーリ
    に別々に巻き掛け且つ前記一対のケーブルのそれぞれの
    他端を前記可動部へ接続することにより、前記可動部の
    往復移動に伴って前記ケーブルが前記プーリへの巻き掛
    け位置を変更しながら前記一対のプーリを可動部の往復
    移動に追従させながら往復移動するようにしたことを特
    徴とするケーブル接続構造。
JP16159297A 1997-06-18 1997-06-18 ケーブル接続構造 Pending JPH1118267A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16159297A JPH1118267A (ja) 1997-06-18 1997-06-18 ケーブル接続構造

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ID=15738076

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JP (1) JPH1118267A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005057828A (ja) * 2003-08-04 2005-03-03 Ryosei Electro-Circuit Systems Ltd 電線余長吸収装置

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