JPH11182660A - ソレノイドの特性補正装置 - Google Patents

ソレノイドの特性補正装置

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JPH11182660A
JPH11182660A JP101798A JP101798A JPH11182660A JP H11182660 A JPH11182660 A JP H11182660A JP 101798 A JP101798 A JP 101798A JP 101798 A JP101798 A JP 101798A JP H11182660 A JPH11182660 A JP H11182660A
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Hiroyuki Yuasa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】自動変速機における油圧調整等に用いられるソ
レノイドのばらつきを、調整機構を用いずに制御上で個
々に補正できるようにする。 【解決手段】ソレノイドと制御装置とからなるユニット
を、検査機にセットし、各ソレノイドに対して一定の油
圧を供給する一方(S1)、前記制御装置を介して一定
の電流が各ソレノイドに出力されるようにする(S
2)。ここで、各ソレノイドにより調整された油圧を検
出し、前記一定の電流に対応するものとして予め記憶さ
れている油圧と前記検出された実際の油圧とを比較し
て、電流と油圧との相関を補正する校正情報を演算する
(S4)。そして、前記演算された校正情報を、前記制
御装置のROMに制御プログラムと共に書き込む(S
6)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はソレノイドの特性補
正装置に関し、詳しくは、例えば車両用自動変速機にお
いて作動油圧を制御するためなどに用いられるソレノイ
ドにおける特性ばらつきをライン工程上で補償するため
の装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、車両用自動変速機において、
ソレノイドによってプランジャを変位させることで油経
路の開口面積を変化させ、以て、各種摩擦係合要素(ク
ラッチ,ブレーキ等)に対する油圧を調整する機構が知
られている。ここで、前記ソレノイドによるプランジャ
の駆動においては、一般に、プランジャを一方向に付勢
するリターンスプリング(弾性部材)を設け、該リター
ンスプリングの付勢力に抗してソレノイドの磁気力が与
えられるよう構成されるが、前記リターンスプリングの
セット荷重には大きなばらつきが生じるため、前記セッ
ト荷重を調整するための調整機構(調整ネジ)を設け、
該調整機構によってセット荷重を個別に手作業で調整し
て基準値に揃えることが、製造組み立て時のライン工程
において行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
ソレノイドに調整機構を設けることは、コストを増大さ
せ、また、ソレノイドのサイズを大型化させることにも
なってしまうという問題があった。更に、個々に調整機
構を手作業で操作してセット荷重を調整する構成では、
調整工数が嵩むという問題もあった。
【0004】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、ソレノイドに調整機構を設けることなく、セット
荷重のばらつきをライン工程で補償できるソレノイドの
特性補正装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのため請求項1記載の
発明にかかるソレノイドの特性補正装置は、ソレノイド
の特性を示すパラメータを検出する特性パラメータ検出
手段と、前記パメラメータの基準値を予め記憶した基準
値記憶手段と、前記特性パラメータ検出手段で検出され
た前記ソレノイドの特性を示すパラメータと前記基準値
記憶手段に記憶された基準値とを比較して、前記ソレノ
イドの制御における校正情報を求め、該校正情報を前記
ソレノイドの制御装置の記憶媒体に書き込む校正情報出
力手段と、を含んで構成される。
【0006】かかる構成によると、ソレノイドの特性を
示すパラメータの実際値を検出し、該検出された実際値
と基準値との比較から、ソレノイドの制御における校正
情報を求め、これを制御装置に書き込むことで個々のソ
レノイドのばらつきに応じた制御が行われるようにす
る。請求項2記載の発明では、前記ソレノイドが可動鉄
心を付勢する弾性部材を備えてなり、前記特性パラメー
タ検出手段が、前記弾性部材のセット荷重を、前記ソレ
ノイドの特性を示すパラメータとして検出する一方、前
記基準値記憶手段が、基準セット荷重を前記基準値とし
て記憶し、前記校正情報出力手段が、前記特性パラメー
タ検出手段で検出されたセット荷重と、前記基準値記憶
手段に記憶された基準セット荷重とを比較して、前記ソ
レノイドの制御における校正情報を求める構成とした。
【0007】かかる構成によると、ソレノイドにおける
弾性部材(一般にはコイルスプリング)のセット荷重を
検出し、これと基準セット荷重との比較から、個々のソ
レノイドのセット荷重のばらつきを検出する。そして、
セット荷重を基準値に調整するのではなく、セット荷重
のばらつきに応じた制御が行われるように、セット荷重
の実際値と基準値との比較結果から、前記ソレノイドの
制御における校正情報を求めて制御装置に記憶させ、実
際の制御時に前記セット荷重のばらつきに応じて個々の
ソレノイドが制御されるようにする。
【0008】請求項3記載の発明では、前記特性パラメ
ータ検出手段が、前記ソレノイドに対して前記所定の操
作量を与えたときの制御量を、前記ソレノイドの特性を
示すパラメータとして検出する一方、前記基準値記憶手
段が、前記所定の操作量に対応する基準制御量を前記基
準値として記憶し、前記校正情報出力手段が、前記特性
パラメータ検出手段で検出された制御量と、前記基準値
記憶手段に記憶された基準制御量とを比較して、前記ソ
レノイドの制御における校正情報を求める構成とした。
【0009】かかる構成によると、ソレノイドにおける
所定の操作量(例えば駆動電流)に対応する制御量(例
えば圧力や流量)を予め記憶させておき、実際に前記所
定の操作量を与えたときに得られた制御量と前記記憶し
てある基準の制御量とを比較することで、例えば各ソレ
ノイド毎に前記所定の操作量を与えることにより得られ
る制御量の基準値に対する偏差を求め、これを制御にお
ける校正情報として制御装置に記憶させる。これによ
り、個々のソレノイドにおいて、同じ操作量を与えても
得られる制御結果が異なる場合には、かかる特性の違い
を見込んだ制御が行われることになる。
【0010】請求項4記載の発明では、前記ソレノイド
によって流体圧力を調整するよう構成し、前記特性パラ
メータ検出手段が、操作量としての所定の駆動電流をソ
レノイドに対して与えたときの制御量としての流体圧力
を、前記ソレノイドの特性を示すパラメータとして検出
する構成とした。かかる構成によると、所定の駆動電流
を与えたときの流体圧力が検出され、この実際の流体圧
力と記憶しておいた基準値との比較から、制御における
校正情報が求められる。
【0011】請求項5記載の発明では、前記ソレノイド
によって流体流量を調整するよう構成し、前記特性パラ
メータ検出手段が、操作量としての所定の駆動電流をソ
レノイドに対して与えたときの制御量としての流体流量
を、前記ソレノイドの特性を示すパラメータとして検出
する構成とした。かかる構成によると、所定の駆動電流
を与えたときの流体流量が検出され、この実際の流体流
量と記憶しておいた基準値との比較から、制御における
校正情報が求められる。尚、前記流体流量は、ソレノイ
ドによって制御される流体通路の面積に相関するから、
該面積を制御するソレノイドのバルブストローク量を検
出することになる。
【0012】請求項6記載の発明では、前記制御装置の
記憶媒体に、前記校正情報出力手段によって前記校正情
報が書き込まれるときに、同時に、前記ソレノイドの制
御プログラムを前記記憶媒体に書き込むよう構成した。
かかる構成によると、制御装置の記憶媒体(一般にはR
OM)に制御プログラムが書き込まれるときに同時に校
正情報を書き込む構成とすることで、校正情報を制御プ
ログラムと同じ不揮発性の情報として記憶させておくこ
とができる。
【0013】請求項7記載の発明では、前記校正情報出
力手段により前記記憶媒体に書き込まれる校正情報を、
前記ソレノイドにおける操作量と制御量との相関を補正
するための補正量とする構成とした。かかる構成による
と、制御装置が、操作量(例えば駆動電流など)と制御
量(例えば流体圧力や流体流量など)との相関の基本値
を参照して目標値に対応する制御量を求めるときに、目
標値の補正又は基本特性から決定された操作量の補正を
行うことで、ソレノイドの特性ばらつきが補正されるこ
とになる。
【0014】請求項8記載の発明では、前記校正情報出
力手段により前記記憶媒体に書き込まれる校正情報を、
前記ソレノイドにおける操作量と制御量との校正された
相関とする構成とした。かかる構成によると、制御装置
がソレノイドの制御において参照する操作量と制御量と
の相関が、予めソレノイドの特性ばらつきに応じて校正
されているから、該校正されている相関をそのまま参照
して操作量を決定することで、前記特性ばらつきが補正
されることになる。
【0015】請求項9記載の発明では、前記特性パラメ
ータ検出手段で検出されたソレノイドの特性を示すパラ
メータが、前記基準値記憶手段に記憶された基準値を含
む所定範囲内であるときにのみ、前記校正情報出力手段
が前記校正情報の書き込みを行うよう構成した。かかる
構成によると、基準値記憶手段に記憶されている基準値
を含む所定範囲を、予測される特性ばらつきの範囲とす
れば、実際の特性パラメータ(セット荷重,流体圧力,
流体流量等)の検出結果が前記所定範囲内から外れる場
合には、特性パラメータが誤検出された可能性が高いも
のと判断できる。そこで、前記所定範囲内であるときに
のみ、ソレノイドの特性ばらつきが正しく検出されたも
のと判断して、校正情報の書き込みを行わせ、前記所定
範囲から外れる場合には、ソレノイドの特性ばらつきが
誤検出されたものと判断して、そのときの特性パラメー
タの検出結果に基づく校正情報の書き込みを禁止して、
例えば再度の検出を行わせるなどの処置を施す。
【0016】
【発明の効果】請求項1記載の発明によると、個々のソ
レノイドにおける特性ばらつきに対応するための校正情
報を得て制御装置の記憶媒体に記憶させるので、特性ば
らつきがあっても、機械的な調整機構による調整作業を
行わずに、制御上で前記ばらつきを補償できるようにな
り、調整機構が不要となってソレノイドのコスト低減,
サイズの小型化が図れ、また、調整工数の大幅な削減を
果たせるという効果がある。
【0017】請求項2記載の発明によると、セット荷重
を実際に検出して、基準のセット荷重と比較させること
で、セット荷重のばらつきによる特性ばらつきを補償し
た制御が可能になるという効果がある。請求項3記載の
発明によると、操作量と制御量との相関のばらつきを検
出するので、セット荷重のばらつきを含むばらつき要因
を補償した制御が可能になるという効果がある。
【0018】請求項4記載の発明によると、ソレノイド
の駆動電流と流体圧力との相関から、セット荷重のばら
つきを含むばらつき要因によるソレノイドの特性ばらつ
きを検出できるという効果がある。請求項5記載の発明
によると、ソレノイドの駆動電流と流体流量との相関か
ら、セット荷重のばらつきを含むばらつき要因によるソ
レノイドの特性ばらつきを検出できるという効果があ
る。
【0019】請求項6記載の発明によると、制御装置の
記憶媒体に対する制御プログラムの書き込みと同時に、
校正情報を同じ記憶媒体に書き込むので、制御プログラ
ムが記憶されるROM等の不揮発性メモリに校正情報を
格納させることができるという効果がある。請求項7記
載の発明によると、校正情報を操作量と制御量との相関
の補正量として制御装置の記憶媒体に書き込むことで、
前記相関の基本特性を前記補正量で補正して、ソレノイ
ドの特性ばらつきがあっても目標値が得られる操作量を
ソレノイドに出力することが可能になるという効果があ
る。
【0020】請求項8記載の発明によると、操作量と制
御量との相関をソレノイドの特性ばらつきに応じて補正
した結果を校正情報として制御装置の記憶媒体に書き込
むことで、個々のソレノイドの特性に見合った相関に基
づいて精度良く目標値に制御できるという効果がある。
請求項9記載の発明によると、校正情報を得るために検
出した特性パラメータが所定範囲内であるときにのみ校
正情報を制御装置に出力する構成としたので、誤った校
正情報が、制御装置の記憶媒体に書き込まれてしまうこ
とを未然に防止できるという効果がある。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
する。図1は、本発明にかかるソレノイドの特性補正装
置によって、ライン工程上において特性補正が行われる
ソレノイドを含んで構成される車両用の油圧式自動変速
機を示すものである。
【0022】この図1において、図示しない車両に搭載
されるエンジン1のトルクが、自動変速機2を介して駆
動輪(図示省略)に伝達される構成となっている。尚、
自動変速機2は無段変速機,有段変速機のいずれであっ
ても良い。また、自動変速機2の変速制御を行う制御装
置3(図中には、A/T C/Uと記してある)は、C
PU,RAM,ROM等を含んで構成されるマイクロコ
ンピュータを内蔵し、自動有段変速機2の各摩擦係合要
素(クラッチ,ブレーキ等)に対する油圧を調整するた
めの複数のソレノイドを制御することで、変速段を自動
制御する。該制御装置3は、前記複数のソレノイドと共
に、自動有段変速機2のケース内のATF(自動変速機
油)雰囲気中にユニットとして取付られる。
【0023】前記ソレノイドは、リターンスプリング
(弾性部材)によって付勢されるプランジャ(可動鉄
心)を、前記リターンスプリングの付勢力に抗して磁気
力によって変位させることで、油経路の開口面積を変化
させ、以て、各摩擦係合要素に対して供給される油圧を
制御するものであり、前記制御装置3は、目標油圧を決
定すると共に、ソレノイドに与える駆動電流i(操作
量)と油圧(制御量)との相関に基づいて前記目標油圧
に対応する駆動電流iを求めてソレノイドに出力するよ
うになっている。
【0024】ここで、前記リターンスプリングのセット
荷重にはばらつきがあり、このセット荷重のばらつき等
によって前記電流iと油圧との相関(ソレノイド特性)
にばらつきが生じ、基準のセット荷重に基づき設定され
る相関に基づいて駆動電流iを出力すると目標油圧が精
度良く得られないことになってしまう。そこで、本実施
の形態では、図2に示すような構成のソレノイドの特性
補正装置としての検査機11によって、ライン工程上で前
記ソレノイド特性のばらつきを補償するための処理を行
う。但し、前記ソレノイド特性のばらつきの補正は、前
記セット荷重を基準値に揃える調整作業を行うのではな
く、後述するように、前記ばらつきに対応した校正情報
を制御装置3に与えて、ばらつきを見込んだ駆動電流i
が与えられるようにするものである。従って、本実施の
形態におけるソレノイドには、セット荷重を調整するた
めの調整機構は設けられていない。
【0025】図2に示す検査機11には、後工程で自動変
速機2のケース内に一体的に取付られることになる複数
のソレノイド5と前記制御装置3とからなるA/Tユニ
ット6がセットされ、該検査機11による検査工程を経た
後に前記A/Tユニット6が自動有段変速機2のケース
内に取付られる。前記検査機11には、前記A/Tユニッ
ト6の各ソレノイド5に対して一定の油圧を供給するた
めの油圧源12が付設される。そして、各ソレノイド5で
圧力調整された油が、個別に油圧導入口11aを介して検
査機11内に導入され、検査機11に内蔵された特性パラメ
ータ検出手段としての油圧センサ(図示省略)によって
各ソレノイド毎に調整結果の油圧(制御量)が検出され
るようになっている。
【0026】ここで、前記検査機11の動作を、図3のフ
ローチャートに従って説明する。まず、ステップ1(図
中にはS1と記してある。以下同様)では、前記油圧源
12による各ソレノイド5に対する油圧の供給を開始させ
る。ステップ2では、検査機11側から前記制御装置3に
対して校正モードへの移行を指示する。前記移行指示を
受けた制御装置3は、予め記憶されている校正モードの
制御プログラムに従い、各ソレノイド5の特性ばらつき
を検出するために、所定の駆動電流(操作量)を各ソレ
ノイド5に対して出力する。
【0027】本実施の形態では、A/Tユニット6を検
査機11にセットする関係上、制御装置3を介してソレノ
イド5に電流iを供給する必要があるため、上記のよう
に、制御装置3に予め校正モードを設定しておいて、検
査機11からの指令で前記校正モードに切り換わってソレ
ノイド5に一定電流が供給されるよう構成したが、ソレ
ノイド5を単体で検査するときには、検査機11からソレ
ノイド5に直接電流を供給する構成とすれば良い。
【0028】ステップ3では、前記一定電流(操作量)
を各ソレノイド5に与えた状態での油圧(制御量)を各
ソレノイド5毎に検出する(特性パラメータ検出手
段)。このステップ3で検出される油圧(制御量)が、
ソレノイドの特性を示すパラメータに相当する。ステッ
プ4では、検査機11の基準値記憶手段(メモリ)に予め
記憶されている油圧の基準値と、各ソレノイド5毎に検
出された実際の油圧とをそれぞれに比較することで、各
ソレノイド5毎の油圧制御特性のばらつきを検出し、該
検出された特性ばらつきに基づいて、制御において用い
る駆動電流iと油圧との相関の校正情報を演算する。
【0029】前記基準値記憶手段に予め記憶されている
油圧の基準値は、図4に示すように、校正モードでソレ
ノイド5に出力される電流i(所定の操作量)に対する
油圧の設計値(制御量)であり、前記基準値と実際の油
圧との偏差、又は、設計値の特性上で実測された油圧に
対応する電流iと前記ソレノイド5に与えた電流iとの
偏差を、電流iと油圧との相関におけるオフセット補正
分として演算し、これを校正情報とする。
【0030】この場合、制御装置3には、電流iと油圧
との設計上の相関を記憶させ、該相関を参照して目標油
圧に対応する電流iを決定するときに、目標油圧を前記
オフセット補正分で補正するか、又は、設計上の相関か
ら求めた電流iをオフセット補正分で補正させるように
する。ここで、異なる複数の電流iを与えて、それぞれ
での油圧を計測させ、電流iと油圧との相関を、傾きと
オフセット分との双方について補正する補正量を演算す
る構成であっても良い。
【0031】更に、設計値と実測された油圧との相関か
ら設計上の相関をシフト及び/又は回転させた新たな相
関を生成し、これを、校正情報とする構成であっても良
い。ステップ4で校正情報を演算すると、次のステップ
5では、前記基準値と実際の油圧との偏差が所定値内で
あるか、換言すれば、実際の油圧が基準値を含む所定範
囲内であるか否かを判別する。
【0032】前記リターンスプリングのセット荷重のば
らつきは、ある範囲内に収まるはずであるから、この予
測されるばらつき範囲を越えていると判断されるときに
は、油圧の計測ミスなどが生じているものと推定される
ので、前記所定範囲内でないと判断されたときには、ス
テップ3に戻って再度の油圧計測を行わせる。一方、前
記所定範囲内であると判断されたときには、リターンス
プリングのセット荷重のばらつきを主な原因とする電流
iと油圧との相関のばらつきの校正情報が正しく演算さ
れたものと推定し、ステップ6へ進んで、前記制御装置
3の記憶媒体としてのROM(フラッシュEEPRO
M)に対して、前記ソレノイド5の制御プログラムと前
記校正情報とを同時に書き込む。上記ステップ4〜6の
部分が校正情報出力手段に相当する。
【0033】これにより、制御装置3は、ROM上の制
御プログラムと校正情報(補正データ)とに基づいて各
ソレノイド5を制御することができ、セット荷重のばら
つきがあっても目標油圧が精度良く得られる駆動電流i
を与えて変速を制御することが可能となる。尚、上記実
施の形態では、複数のソレノイド5と制御装置3とがユ
ニット化されたものを、検査機11にセットする構成とし
たが、ソレノイド5を単品で検査機にセットしてソレノ
イド5毎の校正情報を演算し、このソレノイド5毎の校
正情報をストックしておいて、ソレノイド5と制御装置
3とをユニット化するときに、制御装置3に対して組み
合わされるソレノイド5の校正情報を出力する構成とし
ても良い。
【0034】また、上記実施の形態では、検査機11上で
ソレノイド5で調整される油圧を、検出させる構成とし
たが、所定の駆動電流iを与えたときにソレノイド5で
調整される油の流量(制御量)を、特性パラメータとし
て流量計(特性パラメータ検出手段)により検出させる
一方、基準の流量を記憶させておき、実際の流量と基準
の流量との比較から各ソレノイド5の特性ばらつきを求
めて、前述の実施の形態と同様にして、前記電流iと油
圧との相関の校正情報を求めることも可能である。
【0035】更に、ソレノイドが流体流量の調整に用い
られる場合には、油圧又は流量の計測結果と基準値との
比較から、駆動電流と流量との相関の校正情報を求め
て、これを、前記制御装置3の記憶媒体としてのROM
(フラッシュEEPROM)に対して、前記ソレノイド
5の制御プログラムと同時に書き込む構成とすることが
できる。
【0036】ところで、前記ソレノイド5の特性ばらつ
きは、前述のように、セット荷重のばらつきを主な要因
とするので、図5又は図6に示すように、検査機11にソ
レノイド5がセットされたときに、個々のソレノイド5
のセット荷重(特性を示すパラメータ)が測定されるよ
うにして、該測定結果と予め記憶しておいた基準のセッ
ト荷重との比較から、駆動電流iと油圧(又は流量)と
の相関の校正情報を求めることも可能である。
【0037】図5又は図6に示すソレノイド5は、図7
に示すように、自動有段変速機2の摩擦係合要素(クラ
ッチ等)30に対して供給される油圧を、元圧のドレンに
よって調整するためのものであって、ドレン通路23を開
閉するバルブを駆動して油圧を調整する構成である。図
5に示すソレノイド5は、ドレン経路23を閉じる方向に
バルブ(可動鉄心)22がリターンスプリング21によって
付勢される構成(常閉型)であって、コイル24に通電さ
れると、コイル24の磁気力によって前記バルブ22がリタ
ーンスプリング21の付勢力に抗して図で上方に変位する
ことで、前記ドレン通路23が開く構成となっている。
【0038】そして、係るソレノイド5が検査機11にセ
ットされると、荷重センサ25のロッド24aの先端が前記
バルブ22の先端に当接してバルブ22に変位を与え、該変
位分の荷重が荷重センサ25(特性パラメータ検出手段)
で計測されて検査機11に入力されるようにしてある。こ
の場合、ソレノイド5に対する油圧の供給及び駆動電流
の供給は必要なく、図8のフローチャートに示すよう
に、まず、ソレノイド5が検査機11にセットされたか否
かを判断し(ステップ21)、ソレノイド5がセットされ
ると、各ソレノイド5のセット荷重を荷重センサ25によ
り計測し(ステップ22:特性パラメータ検出手段)、該
計測結果と予め記憶しておいた基準のセット荷重(基準
値記憶手段)とを比較して校正情報を演算する(ステッ
プ23)。
【0039】次に、前記セット荷重の計測結果が、基準
のセット荷重を含む所定範囲内であるか否かを判別し
(ステップ24)、所定範囲内であれば、前記制御装置3
の記憶媒体としてのROM(フラッシュEEPROM)
に対して、前記ソレノイド5の制御プログラムと前記校
正情報とを同時に書き込む(ステップ25:校正情報出力
手段)。
【0040】ここでも、校正情報は、駆動電流と電圧又
は電流との相関における補正量又は前記校正された前記
相関として制御装置3に記憶させることができる。図6
に示す場合は、ソレノイド5は、ドレン経路23を開く方
向にバルブ(可動鉄心)22がリターンスプリング21によ
って付勢される構成(常開型)であって、コイル24に通
電されると、コイル24の磁気力によって前記バルブ22が
リターンスプリング21の付勢力に抗して図で下方に変位
することで、前記ドレン経路23を閉じる構成となってい
る。
【0041】そして、係るソレノイド5が検査機11にセ
ットされる場合には、ソレノイド5に対して最大電流
(又は所定電流)を与えてバルブ22を下方に変位させる
ようにし、この状態で、荷重センサ25に加わる荷重を、
ソレノイド5のセット荷重相当分として荷重センサ25
(特性パラメータ検出手段)で計測するようにする。即
ち、図9のフローチャートに示すように、ソレノイド5
が検査機11にセットされたことを確認すると(ステップ
31)、まず、ソレノイド5に対して最大電流(又は所定
電流)を与えてバルブ22を下方に変位させる(ステップ
32)。
【0042】そして、このときの荷重を荷重センサ25で
セット荷重相当分として検出し(ステップ33)、該検出
されたセット荷重と予め記憶された基準値とを比較する
ことで、校正情報を演算する(ステップ34)。ここで、
前記計測された荷重が基準値を含む所定範囲内であるこ
とを確認し(ステップ35)、所定範囲内であれば、前記
校正情報を前記制御装置3の記憶媒体としてのROM
(フラッシュEEPROM)に対して、前記ソレノイド
5の制御プログラムと前記校正情報とを同時に書き込む
(ステップ36:校正情報出力手段)。
【0043】尚、前記ステップ32における最大電流の印
加は、前記制御装置3を校正モードへ移行させて、前記
移行指示を受けた前記制御装置3によって行わせても良
いし、又は、ソレノイド5を直接検査機11に接続して、
検査機11から最大電流を印加させる構成としても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により特性補正が行われるソレノイドを
含む車両用自動変速機を示す図。
【図2】実施形態における特性補正装置としての検査機
を示す図。
【図3】第1の実施形態における特性補正のための処理
内容を示すフローチャート。
【図4】第1の実施形態における基準値と実測値との相
関の一例を示す線図。
【図5】第2の実施形態におけるソレノイドの検査機へ
のセット状態を示す図。
【図6】第3の実施形態におけるソレノイドの検査機へ
のセット状態を示す図。
【図7】第2,第3の実施形態におけるソレノイドの自
動変速機における配置を示す図。
【図8】第2の実施形態における特性補正のための処理
内容を示すフローチャート。
【図9】第3の実施形態における特性補正のための処理
内容を示すフローチャート。
【符号の説明】
3 制御装置 5 ソレノイド 6 A/Tユニット 11 検査機 12 油圧源 21 リターンスプリング 22 バルブ 23 ドレン通路 24 コイル 25 荷重センサ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ソレノイドの特性を示すパラメータを検出
    する特性パラメータ検出手段と、 前記パメラメータの基準値を予め記憶した基準値記憶手
    段と、 前記特性パラメータ検出手段で検出された前記ソレノイ
    ドの特性を示すパラメータと前記基準値記憶手段に記憶
    された基準値とを比較して、前記ソレノイドの制御にお
    ける校正情報を求め、該校正情報を前記ソレノイドの制
    御装置の記憶媒体に書き込む校正情報出力手段と、 を含んで構成されたことを特徴とするソレノイドの特性
    補正装置。
  2. 【請求項2】前記ソレノイドが可動鉄心を付勢する弾性
    部材を備えてなり、前記特性パラメータ検出手段が、前
    記弾性部材のセット荷重を、前記ソレノイドの特性を示
    すパラメータとして検出する一方、前記基準値記憶手段
    が、基準セット荷重を前記基準値として記憶し、前記校
    正情報出力手段が、前記特性パラメータ検出手段で検出
    されたセット荷重と、前記基準値記憶手段に記憶された
    基準セット荷重とを比較して、前記ソレノイドの制御に
    おける校正情報を求めることを特徴とする請求項1記載
    のソレノイドの特性補正装置。
  3. 【請求項3】前記特性パラメータ検出手段が、前記ソレ
    ノイドに対して前記所定の操作量を与えたときの制御量
    を、前記ソレノイドの特性を示すパラメータとして検出
    する一方、前記基準値記憶手段が、前記所定の操作量に
    対応する基準制御量を前記基準値として記憶し、前記校
    正情報出力手段が、前記特性パラメータ検出手段で検出
    された制御量と、前記基準値記憶手段に記憶された基準
    制御量とを比較して、前記ソレノイドの制御における校
    正情報を求めることを特徴とする請求項1記載のソレノ
    イドの特性補正装置。
  4. 【請求項4】前記ソレノイドによって流体圧力を調整す
    るよう構成し、前記特性パラメータ検出手段が、操作量
    としての所定の駆動電流をソレノイドに対して与えたと
    きの制御量としての流体圧力を、前記ソレノイドの特性
    を示すパラメータとして検出することを特徴とする請求
    項3記載のソレノイドの特性補正装置。
  5. 【請求項5】前記ソレノイドによって流体流量を調整す
    るよう構成し、前記特性パラメータ検出手段が、操作量
    としての所定の駆動電流をソレノイドに対して与えたと
    きの制御量としての流体流量を、前記ソレノイドの特性
    を示すパラメータとして検出することを特徴とする請求
    項3記載の請求項1記載のソレノイドの特性補正装置。
  6. 【請求項6】前記制御装置の記憶媒体に、前記校正情報
    出力手段によって前記校正情報が書き込まれるときに、
    同時に、前記ソレノイドの制御プログラムを前記記憶媒
    体に書き込むよう構成されたことを特徴とする請求項1
    〜5のいずれか1つに記載のソレノイドの特性補正装
    置。
  7. 【請求項7】前記校正情報出力手段により前記記憶媒体
    に書き込まれる校正情報が、前記ソレノイドにおける操
    作量と制御量との相関を補正するための補正量であるこ
    とを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載のソ
    レノイドの特性補正装置。
  8. 【請求項8】前記校正情報出力手段により前記記憶媒体
    に書き込まれる校正情報が、前記ソレノイドにおける操
    作量と制御量との校正された相関であることを特徴とす
    る請求項1〜6のいずれか1つに記載のソレノイドの特
    性補正装置。
  9. 【請求項9】前記特性パラメータ検出手段で検出された
    ソレノイドの特性を示すパラメータが、前記基準値記憶
    手段に記憶された基準値を含む所定範囲内であるときに
    のみ、前記校正情報出力手段が前記校正情報の書き込み
    を行うよう構成されたことを特徴とする請求項1〜8の
    いずれか1つに記載のソレノイドの特性補正装置。
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JP2005155920A (ja) * 2003-11-27 2005-06-16 Hyundai Motor Co Ltd 自動車の自動変速機システムとその自動変速機制御方法及び自動変速機の生産方法
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