JPH11182483A - キャンドモータポンプ - Google Patents

キャンドモータポンプ

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JPH11182483A
JPH11182483A JP36644697A JP36644697A JPH11182483A JP H11182483 A JPH11182483 A JP H11182483A JP 36644697 A JP36644697 A JP 36644697A JP 36644697 A JP36644697 A JP 36644697A JP H11182483 A JPH11182483 A JP H11182483A
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liquid
pressure
cooling
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Yukio Toyama
幸雄 外山
Shinobu Ishizuka
忍 石塚
Tomotoshi Hirata
智敏 平田
Satoyuki Yamazaki
智行 山崎
Koichi Otake
功一 大竹
Takayuki Kuronuma
隆行 黒沼
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Ebara Densan Ltd
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Ebara Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータ部の冷却、並びに軸受の冷却及び潤滑
を確実に行うことができ、かつ、羽根車に作用するアキ
シャルスラスト力を低減させることができるキャンドモ
ータポンプを提供する。 【解決手段】 ポンプ取扱液が流通する溝を内周面に備
えた一対の軸受9a,9bでロータ5を回転自在に支承
するとともに、羽根車2の主板2eのライナ直径よりも
外径側にバランスホール2dを、根車側の軸受9aの該
羽根車側端面に隣接する位置にポンプ取扱液の一部を内
部に導く圧力液体室Eをそれぞれ設け、この圧力液体室
Eのポンプ取扱液を2方向に分流させて、一方のポンプ
取扱液でモータ部の冷却、並びに両軸受9a,9bの冷
却及び潤滑を行い、他方のポンプ取扱液を絞り機構20
a,20bを介してポンプ吸込側に戻すように構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はキャンドモータポン
プに係り、特にモータ部の冷却、並びに軸受の冷却及び
潤滑を確実に行うことができ、かつ、羽根車に作用する
アキシャルスラスト力を低減させるとともに、ポンプの
吸込性能を向上させたキャンドモータポンプに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来のこの種のキャンドモータ
ポンプの一般的な構造を示す図である。同図に示すよう
に、ポンプ部のポンプケーシング1の内部には、羽根車
2が配置されているとともに、ポンプケーシング1の高
圧側の開口部には、ケーシングカバー3が固着されてい
る。また、ケーシングカバー3には、羽根車2を通過し
た後の昇圧されたポンプ取扱液の一部を下記の空間Aに
導く流通溝4が形成されている。
【0003】前記ケーシングカバー3の内部には、ロー
タ5の一端側が挿通され、このロータ5の一端側に、こ
こに嵌合されたディスタンスピース(スリーブ)6、ス
ラスト板7a、軸スリーブ8a及び前記羽根車2がボル
トを介して固定され、ロータ5の他端側には、スラスト
板7b及び軸スリーブ8bがボルトを介して固定されて
いる。
【0004】前記ロータ5は、その両端で一対の軸受9
a,9bを介して回転自在に支承されているとともに、
そのほぼ中央にモータ部の回転子10が固着されてお
り、回転子10と羽根車側の軸受9aとの間に空間A
が、回転子10と羽根車と反対側の軸受9bとの間に空
間Bが、エンドカバー11と羽根車と反対側の軸受9b
との間に空間Cが、更に羽根車側の軸受9aと羽根車2
との間に空間Dがそれぞれ設けられている。
【0005】そして、羽根車側の軸受9aと軸スリーブ
8aとの間に流路aが、羽根車側の軸受9aの端面とス
ラスト板7aとの間に流路bが、回転子10のキャン1
2aと固定子13のキャン12bとの間に流路cが、羽
根車と反対側の軸受9bの端面とスラスト板7bとの間
に流路dが、羽根車と反対側の軸受9bと軸スリーブ8
bとの間に流路eがそれぞれ形成されている。
【0006】前記ロータ5の内部には、軸方向に貫通す
る貫通穴14が形成されており、この貫通穴14は、両
端のボルトを含んで両側に開口している。そして、この
貫通穴14によって、前記エンドカバー11と羽根車と
反対側の軸受9bとの間の空間Cとポンプの吸込側とが
互いに連通している。
【0007】この種のキャンドモータポンプでは、モー
タ部の冷却、並びに軸受9a,9bの冷却及び潤滑は、
羽根車2を通過した後の昇圧されたポンプ取扱液の一部
をケーシングカバー3に設けた流通孔4から回転子10
と羽根車側の軸受9aとの間の空間A内に導き、この空
間Aから2つの経路に分けることによって行われてい
る。
【0008】即ち、第1の経路は、空間Aから、前記流
路b及び流路aを通って空間Dに入り、羽根車2のバラ
ンスホール2aを通った後、ポンプの吸込側へ戻る経路
である。第2の経路は、空間Aから、前記流路cを通っ
て空間Bに入り、流路d及び流路eを通って空間Cへ入
った後、貫通穴14を通ってポンプの吸込側へ戻る経路
である。そして、羽根車側の軸受9aの冷却と潤滑は、
前記第1の経路を通る潤滑液(ポンプ取扱液)によって
行われ、モータ部の冷却、並びに羽根車と反対側の軸受
9bの冷却及び潤滑は、前記第2の経路を通る潤滑液に
よって行われる。
【0009】ここに、前記第1の経路及び第2の経路を
循環するポンプ取扱液の量は、空間A内の圧力、各流路
a〜eの面積及び貫通穴14の面積に大きく影響され
る。即ち、第1の経路及び第2の経路は、それぞれ最後
にポンプの吸込側へ通じているので、空間Aの圧力は、
流路a〜e及び貫通穴14のそれぞれの圧力損失に吸込
圧力を加算した大きさになる。
【0010】ここで、第1の経路内の空間D内の圧力
は、羽根車2のバランスホール2aの面積を充分大きく
することにより、圧力損失が殆どないようにすることが
できるため、吸込圧力とほぼ同じ値とすることができ
る。また、循環するポンプ取扱液の量は、第1の経路で
は、空間Aと空間Dとの差圧、及び流路aと流路bの面
積で決まり、第2の経路では、同様に、空間Aと空間
B,C及び吸込圧力のそれぞれの差圧、並びに各部の面
積とで決まる。
【0011】一般的には、羽根車側の軸受9aの円筒部
の内周面は平坦面に形成され、羽根車と反対側の軸受9
bの円筒部の内周面には、螺旋状の溝と軸方向に延びる
溝とが形成されている。また、羽根車側及び羽根車と反
対側の双方の軸受9a,9bの各スラスト板7a,7b
との摺動面には、半径方向に沿って延びる溝が設けられ
ている。これにより、羽根車側の軸受9aは、羽根車と
反対側の軸受9bよりも流れに対する圧力損失が大きく
なるように構成されている。
【0012】このように構成することにより、羽根車側
の軸受9aの圧力損失を大きくして、空間A内の圧力を
できるだけ低下させないようにしながら、第1の経路に
過大な量のポンプ取扱液が流れないように制限するとと
もに、第2の経路には必要な量のポンプ取扱液が流れる
ようにすることができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のキャンドモータポンプにあっては、運転中に回転側
の軸スリーブ8a,8b及びスラスト板7a,7bが、
固定側の軸受9a,9bに接触しながら回転するため
に、一般にカーボン製の軸受9a,9bが主に摩耗し
て、運転時間の経過とともにその摩耗量が増加してい
く。
【0014】ここに、羽根車と反対側の軸受9bが摩耗
しても、この内周面には、前述のように螺旋状の溝及び
軸方向に延びる溝が設けられ、更に、スラスト板7bと
の摺動面にも半径方向に延びる溝が設けられているた
め、前記流路dと流路eの面積は、摩耗していない軸受
の場合の流路の面積と比較して、さほど差はなく、従っ
て、一定流量に対する圧力損失の違いもあまりない。一
方、羽根車側の軸受9aは、その内周面は平坦面で、螺
旋状の溝や軸方向に延びる溝が設けられていないため、
摩耗が大きくなるにつれて、前記軸スリーブ8aとの間
に形成される前記流路aの面積が著しく大きくなり、従
って、一定流量に対する圧力損失が著しく小さくなる。
【0015】このように、羽根車側の軸受9aの圧力損
失が小さくなってくると、前述のように、空間A内の圧
力が低下してきて、前記流路dと流路eの面積がさほど
変わらないために、第2の経路内に流れるポンプ取扱液
の量がより少なくなる。このため、モータ部の冷却、並
びに羽根車と反対側の軸受9bの冷却と潤滑のため必要
な量のポンプ取扱液が確保されなくなり、モータ部や軸
受の加熱を引き起こすという問題点がある。
【0016】ここに、前記第1の経路を流れるポンプ取
扱液の量は、前記空間A内の圧力の変化によって変わ
り、特定できないため、実験によって確認した。図7に
その実験結果を示す。同図において、横軸は試験したポ
ンプのポンプ吐出し量を示し、縦軸は試験したポンプの
全揚程、効率及び前記空間D内の圧力を示す。ポンプの
吸込み圧力と吐出し圧力は、前記第1の経路を流れるポ
ンプ取扱液の量を特定するのに必要がないので同図には
示していない。カーブC1、C2、C3は、ポンプ吐出
し量の変化に対する前記空間D内の圧力の変化を示して
いる。
【0017】同図において、カーブC1にあっては、羽
根車側の軸受9aに摩耗が全くなく、従って前記流路a
の隙間が正規の場合、カーブC2にあっては、軸受9a
が摩耗して、前記流路aに正規の隙間の約2.5倍の隙
間が生じた場合、カーブC3にあっては、同じく前記流
路aに正規の隙間の約4.1倍の隙間が生じた場合をそ
れぞれ示している。
【0018】いずれの場合においても、ポンプ吐出し量
が増えるに従って、前記空間Dの圧力は低くなり、か
つ、前記流路aの隙間が大きくなる程、前記空間Dの圧
力は高くなる。つまり、羽根車側の軸受9aの摩耗が大
きくなるにつれて、バランスホール2aの大きさ及び吸
込み圧力は変わらないが、空間Dの圧力が高くなるの
で、バランスホール2aの前後の差圧が大きくなって、
バランスホール2aを通過するポンプ取扱液の量が増え
る。即ち、羽根車側の軸受9aの摩耗が大きくなるにつ
れて、前記第1の経路を流れるポンプ取扱液の量が徐々
に増えることが判る。
【0019】また、空間Dの圧力が高くなると、その高
くなった圧力の分だけ羽根車2に作用する軸方向の、い
わゆるアキシャルスラスト力が大きくなり、軸受9aの
スラスト板7aとの摺動面に作用する荷重が大きくなっ
て、軸受9aの寿命を短くしてしまうばかりでなく、バ
ランスホール2aを通過するポンプ取扱液の流速が大き
くなり、吸込側から羽根車2の内部にポンプ取扱液が流
入してくるのを妨げることになって、ポンプの吸込性能
に悪影響を与えてしまう。
【0020】本発明は上述の事情に鑑みて為されたもの
で、モータ部の冷却、並びに軸受の冷却及び潤滑を確実
に行うことができ、かつ、羽根車に作用するアキシャル
スラスト力を低減させるとともに、ポンプの吸込性能を
向上させることができるようにしたキャンドモータポン
プを提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明のキャンドモータ
ポンプは、キャン封止されたモータ回転子とポンプ羽根
車を固着したロータを備え、このロータの両端に軸受を
配置するとともに、羽根車通過後の昇圧されたポンプ取
扱液で前記モータ回転子とこれに空隙を介して配置され
たキャン封止モータ固定子の冷却、並びに前記各軸受の
冷却及び潤滑を行うようにしたキャンドモータポンプに
おいて、前記各軸受として、内周面に前記ポンプ取扱液
が流通する溝を備えるとともに、前記羽根車の主板また
は側板の一方のライナ直径よりも外径側にバランスホー
ルを、前記羽根車側の軸受の該羽根車側端面に隣接する
位置に前記ポンプ取扱液の一部を内部に導く圧力液体室
をそれぞれ設け、この圧力液体室のポンプ取扱液を2方
向に分流させて、一方のポンプ取扱液でモータ部の冷
却、並びに両軸受の冷却及び潤滑を行い、他方のポンプ
取扱液を絞り機構を介してポンプ吸込側に戻すように構
成したことを特徴とする。
【0022】これにより、圧力液体室内に導入された高
圧のポンプ取扱液の流出量が時間の経過とともに増加し
て該圧力液体室内の圧力が低下してしまうことを防止し
て、この圧力液体室からモータ部及び両軸受を流れる潤
滑液(ポンプ取扱液)の量が減少してしまうことを防止
する。同時に、羽根車の主板または側板の一方のライナ
直径よりも外径側に設けたバランスホールで該羽根車の
主板または側板側の一方に作用するアキシャルスラスト
力を小さくさせて、アキシャルスラスト力の総和を低減
させることができる。
【0023】また、前記絞り機構を、ケーシングカバー
とロータと一体に回転するスリーブとの間、及びケーシ
ングカバーと羽根車のボス部外周面との間にそれぞれ設
けたことを特徴とする。これにより、2重の絞り機構を
介して、前記圧力流体室内の圧力が低下してしまうこと
を防止することができる。
【0024】また、前記羽根車の主板側のライナ内周面
と前記ポンプケーシングとの間に、第3の絞り機構を設
けたことを特徴とする。これにより、主板側のライナ内
周面とポンプケーシングとの間を流れるポンプ取扱液の
量を少なくして、ポンプ効率を向上させることができ
る。
【0025】また、前記ロータの内部に、前記モータ部
の冷却、並びに両軸受の冷却及び潤滑を行った後のポン
プ取扱液をポンプ吸込側に戻す貫通孔を設けたことを特
徴とする。これにより、圧力流体室内に導かれた高圧の
ポンプ取扱液の全量をポンプの吸込側に戻すことができ
る。
【0026】また、前記モータ部の回転子及び固定子を
収容するポンプケーシングに、前記モータ部の冷却、並
びに両軸受の冷却及び潤滑を行った後のポンプ取扱液を
該ポンプケーシングの外部に流出させる通孔を設けたこ
とを特徴とする。これにより、モータ部の冷却、並びに
両軸受の冷却及び潤滑を行って高温となったポンプ取扱
液が、羽根車の入口付近に戻ることを防止することがで
きる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
乃至5に基づいて説明する。図1は、本発明の第1の実
施の形態におけるキャンドモータポンプの構造を示す断
面図である。キャンドモータポンプ自体の基本的な構造
は、図6に示す従来例と略同一であり、同一または相当
部分には、同一の符号を付して、その重複した説明を省
略する。
【0028】同図に示すように、ケーシングカバー3の
内周面に内方に突出する凸状部3aを設けることによ
り、羽根車側の軸受9a、ケーシングカバー3、ディス
タンスピース(スリーブ)6及び軸スリーブ8aとの間
に圧力液体室としての空間Eが構成されている。そし
て、前記凸状部3aの内周面と前記ディスタンスピース
6との間に非接触の第1の絞り機構20aが形成されて
いる。即ち、前記凸状部3aは、その内周面がディスタ
ンスピース6の外周面に僅かの隙間をもって接近して、
ここに流路fを形成するようになっている。
【0029】そして、前記ケーシングカバー3の内部に
は、羽根車2によって昇圧されたポンプ取扱液の一部を
前記空間(圧力液体室)E内に導く流通孔21が設けら
れている。更に、前記ケーシングカバー3の羽根車側端
面にスリーブ状に突出する突出部3bを形成することに
より、この突出部3bの内周面と羽根車2のボス部2b
との間に非接触の第2の絞り機構20bが構成されてい
る。即ち、前記突出部3bは、その内周面が羽根車2の
ボス部2bの外周面に僅かの隙間をもって接近して、こ
こに流路gを形成するようになっている。 同時に、こ
の突出部3bによって、前記第2の絞り機構20bを挟
んでケーシングカバー3と羽根車2との間に2つの空間
F,Gを区画形成し、この空間Gが羽根車2のバランス
ホール2aを介してポンプの吸込側に連通するようにな
っている。
【0030】また、羽根車2の主板2eのライナ直径よ
りも外径側に第2のバランスホール2dを設けることに
より、ケーシング1と羽根車2とケーシング3とで区画
形成された空間Hと羽根車2の主板2eと側板2fとで
仕切られた羽根車の翼間とが互いに連通するようになっ
ている。
【0031】ここに、前記羽根車と反対側の軸受9b
は、前記従来例と同様に、この内周面に螺旋状の溝と軸
方向に沿って延びる溝とが形成されているのであるが、
羽根車側の軸受9aも同様に、この内周面に螺旋状の溝
と軸方向に沿って延びる溝とが形成されている。また、
各軸受9a,9bの各スラスト板7a,7bとの摺動面
に半径方向に延びる溝が設けられていることは、前記従
来例と同様である。
【0032】上記構成のキャンドモータポンプにおい
て、ケーシングカバー3に設けられた流通孔21から羽
根車通過後の昇圧されたポンプ取扱液が圧力液体室を構
成する空間E内に導かれ、ここから2つの方向に流れ
る。
【0033】第1の流れは、第1の絞り機構20a及び
第2の絞り機構20bを通過して、羽根車2のバランス
ホール2aを通り、ポンプの吸込側へ戻る流れである。
第2の流れは、空間Eから、流路a、流路b、空間A、
流路c、空間B、流路d、流路e、空間C及び貫通穴1
4を順に通過して、ポンプの吸込側へ戻る流れである。
第1の流れも第2の流れも、それぞれ最後はポンプの吸
込側へ通じているため、羽根車通過後の昇圧されたポン
プ取扱液は、空間Eから、より低圧部であるポンプの吸
込側へと流れ、第2の流れが、モータ部の冷却、並びに
軸受9a,9bの冷却及び潤滑を行う。
【0034】ここに、第1の流れ及び第2の流れに沿っ
て流れるポンプ取扱液の循環量は、空間E内の圧力と各
流路a〜gの面積及び貫通穴14の面積に大きく影響さ
れる。第1の流れも第2の流れも、それぞれ最後はポン
プの吸込側へ通じているので、空間Eの圧力は、流路a
〜g及び貫通穴14のそれぞれの圧力損失に吸込圧力を
加算した大きさになる。
【0035】ここで、第1の流れ内に位置する前記空間
G内の圧力は、羽根車2のバランスホール2aの面積を
充分大きくすることにより、圧力損失を殆どなくして、
ほぼ吸込圧力とみなすことができる。第1の流れのポン
プ取扱液の循環量は、主に流路f及び流路gの面積によ
って決まり、第2の流れのポンプ取扱液の循環量は、流
路a〜e及び貫通穴14の面積によって決まる。ここ
に、前記流路a〜eについては、軸受9a,9bの内周
面に設けられた螺旋状の溝や軸方向に延びる溝に加え、
スラスト板7a,7bとの摺動面に設けられた半径方向
の溝による面積も含まれる。これらの流路を構成するた
めの各部の寸法は、モータ部の冷却、並びに軸受9a、
9bの冷却及び潤滑を確実に行うのに必要なポンプ取扱
液の循環量が得られるように決定されている。
【0036】図2に、羽根車2の主板2eと側板2fの
各面に作用するアキシャル方向の圧力分布を示す。同図
において、圧力p1 ,p2 ,p3 ,p4 は、それぞれア
キシャル方向の圧力を示し、線分の長さは圧力の大きさ
を、矢印は圧力の方向を示している。
【0037】同図に示すように、主板2eと側板2fの
各面において、羽根車2の外径からライナ部に向かうに
従って、作用する圧力は少しづつ小さくなる。羽根車2
の外径における主板2e側の圧力p1 と側板2fの圧力
3 は等しいとみなしてよい。また、同様に、仮に第2
のバランスホール2dが設けられていないとすれば、主
板2e側の仮想の圧力p5 と側板2f側の圧力p4 は等
しいとみなしてよい。しかし、側板2f側の圧力p4
りもかなり低圧である羽根車2の翼間に連通する第2の
バランスホール2dを設けることによって、ライナ部の
主板2e側の圧力p2 は、側板2f側の圧力p4 よりも
小さくなる(p2 <p4 )。
【0038】従って、主板2e側に作用するアキシャル
スラスト力は、圧力p1 〜p2 の合計によって決まり、
側板2f側に作用するアキシャルスラスト力は、圧力p
3 〜p4 の合計によって決まるため、主板2e側に作用
するアキシャルスラスト力は、この圧力差の分だけ小さ
くなる。
【0039】一般的に、キャンドモータポンプの運転中
において、ロータはアキシャル方向のどちらか一方向に
押されて安定するように各部の寸法が決定される。つま
り、回転子10の前後の空間Aと空間Bとの差圧によっ
て、回転子10に作用するアキシャルスラスト力や、空
間Cの圧力によって吸込側と反対に位置するボルト端に
作用するアキシャルスラスト力や、羽根車2の主板2e
と側板2fに作用するアキシャルスラスト力などが総和
され、どちらか一方向にアキシャルスラスト力が作用し
ている。
【0040】そこで、アキシャルスラスト力が吸込方向
に作用する場合には、前述のように、主板2eに第2の
バランスホール2dを設けて、羽根車2の主板2e側に
作用するアキシャルスラスト力を羽根車2の側板2f側
に作用するアキシャルスラスト力より小さくすることに
よって、アキシャルスラスト力の総和を低減させること
ができる。
【0041】次に、キャンドモータポンプの実際の運転
中の状況について説明する。摩耗に関しては、流路fを
構成する第1の絞り機構20aの内周面、流路gを構成
する第2の絞り機構20bの内周面、及び流路cを構成
する回転子10のキャン12aと固定子13のキャン1
2bとの間は、それぞれ非接触のため、循環液の流速に
よる摩耗以外の摩耗は極めて少ない。これに対して、流
路a、流路b、流路d及び流路eを構成するそれぞれの
面は、接触して相対的に回転しているため、主に軸受9
a,9bの内周面の摩耗が徐々に増えていく。
【0042】しかしながら、羽根車側の軸受9aにも羽
根車と反対側の軸受9bにも、内周面に螺旋状の溝と軸
方向に沿って延びる溝が設けられ、更に、スラスト板7
a,7bとの摺動面には半径方向に沿って延びる溝が設
けられているので、軸受9a,9bの内周面や端面が摩
耗してもこれらの溝は摩耗することなく、従って、空間
E内の圧力の大きさに影響を与える流路a、流路b、流
路d及び流路eのそれぞれの面積は殆ど増えない。つま
り、空間E内の圧力は、軸受9a,9bの内周面や端面
が摩耗しても殆ど低下しない。
【0043】また、流路fを構成する第1の絞り機構2
0aの内周面、及び流路gを構成する第2の絞り機構2
0bの内周面は、非接触のため摩耗が殆どなく、このた
め、空間F内の圧力も空間E内の圧力も殆ど変わらな
い。
【0044】従って、運転時間の経過とともに、第1の
流れの循環量は殆ど変わらないことに加え、第2の流れ
の循環量は僅かではあるが増えていくために、モータ部
の冷却、並びに軸受9a,9bの冷却及び潤滑を運転時
間の経過とともに更に確実に行うことができる。
【0045】また、空間F内の圧力も空間E内の圧力も
殆ど変わらないために、羽根車2に作用するアキシャル
スラスト力は増加してしまうことがない。更に、第2の
バランスホール2dを設けたことによって、ライナ部の
主板2e側に作用する圧力を側板2f側に作用する圧力
よりも小さくできるため、軸受9a,9bの寿命が短く
なってしまうことを防ぐことができる。
【0046】しかも、第1の流れの循環量が殆ど変わら
ないことから、羽根車2のバランスホール2aを通過す
るポンプ取扱液の量もまた変わらず、羽根車2のバラン
スホール2aを通過するポンプ取扱液の流速にも変化が
ないために、ポンプの吸込性能への悪影響を防止するこ
とができる。
【0047】なお、この実施の形態にあっては、アキシ
ャルスラスト力が吸込方向に作用する場合に適するよう
に、羽根車2の主板2e側に第2のバランスホール2d
を設けた例を示しているが、アキシャルスラスト力が吸
込方向と反対側に作用する場合には、図3に示す本発明
の第2の実施の形態のように、羽根車2の側板2f側に
第2のバランスホール2dを設けることによって、アキ
シャルスラスト力の総和を低減させることができる。こ
の場合、羽根車2の側板2f側に作用するアキシャルス
ラスト力の方が主板2e側に作用するアキシャルスラス
ト力よりも小さくなる。なお、このことは、以下の各実
施の形態にあっても同様である。
【0048】図4は、本発明の第3の実施の形態におけ
るキャンドモータポンプを示すもので、この例は、ケー
シングカバー3の羽根車側端面にやや厚肉の突出部3c
を設け、この突出部3cの内周面と羽根車2のボス部2
bの外周面との間に第2の絞り機構20bを形成すると
ともに、この突出部3cの外周面と羽根車2の主板側の
ライナ2cの内周面との間に非接触の第3の絞り機構2
0cを設けたものである。即ち、前記突出部3cは、そ
の内周面が羽根車2のボス部2bの外周面に僅かの隙間
をもって接近して、ここに流路gを形成するとともに、
外周面が羽根車2のライナ2cの内周面に僅かの隙間を
もって接近して、ここに流路hを形成するようになって
いる。
【0049】このように、第3の絞り機構20cを設け
ることによって、前記第1の実施の形態における優れた
効果に加え、流路hを通過するポンプ取扱液の量を少な
くして、ポンプの効率を更に向上させることができる。
【0050】図5は、本発明の第4の実施の形態におけ
るキャンドモータポンプを示すもので、この例は、ロー
タ5として中実丸棒状のものを使用するとともに、エン
ドカバー11に第2の流れに沿って流れる循環液を空間
Dから外部の低圧部へ導く通孔22を設けたものであ
る。
【0051】この実施の形態にあっては、モータ部の冷
却、並びに軸受9a,9bの冷却及び潤滑を行っている
第2の流れに沿って流れる循環液は、空間Eから流路
a、流路b、空間A、流路c、空間B、流路d、流路e
及び空間Cを通過した後、前記通孔22に連結した配管
を介して外部の低圧部へ導かれる。
【0052】第2の流れは、モータ部の冷却、並びに軸
受9a,9bの冷却及び潤滑を行うために、循環液(ポ
ンプ取扱液)の温度がある程度上昇する。液化ガス等を
取扱う場合では、温度上昇に対する飽和蒸気圧力の変化
が大きく、この循環液が気化する危険がある。このよう
な場合、循環液を羽根車2の近傍へ戻せば、羽根車2の
入口でキャビテーションを起こす危険がある。この例で
は、前述のような優れた効果に加え、ポンプの吸込性能
を維持できる利点がある。
【0053】前記各実施の形態において、絞り機構を構
成する周面の両方若しくは片方に、メッキもしくは溶射
を施したり、あるいは絞り機構を構成する周面を取り替
え可能なプッシュで構成してもよい。
【0054】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、羽根車側の軸受に隣接して羽根車通過後の昇圧され
た液体の一部を導く圧力液体室を設け、この圧力液体室
内の液体が羽根車の吸込側に戻るように構成することに
より、圧力液体室から羽根車の吸込側に戻る液体の量が
運転時間の経過とともに増加してしまうことを防止する
ことができる。これによって、圧力液体室内の圧力を常
に一定として、モータ部の冷却、並びに軸受の冷却及び
潤滑を十分な潤滑液によって確実に行うことができる。
同時に、羽根車の主坂または側坂の一方のライナ直径よ
りも外径側に設けたバランスホールで該羽根車の主板ま
たは側板側の一方に作用するアキシャルスラスト力を小
さくして、アキシャルスラスト力の総和を低減させるこ
とができる。
【0055】特に、圧力液体室の他に、ケーシングカバ
ーとスリーブと羽根車とで構成される空間、及びケーシ
ングカバーと羽根車とで構成される空間内の圧力もほぼ
一定とすることができるため、羽根車の主板のライナー
直径よりも外径側にバランスホールを設けることによ
り、ライナ部の主板側の圧力を側板側の圧力よりも小さ
くして、羽根車に作用するアキシャルスラスト力の増加
をなくして、軸受寿命が短くなることを防止することが
できる。また羽根車のバランスホールを通過する液の量
もほぼ一定として、液の流速の変化に伴うポンプの吸込
性能への悪影響を防止することができる。
【0056】尚、ロータの両側に配置される両軸受の内
周面に螺旋状の溝と軸方向に沿って延びる溝とを設け、
更にスラスト板との摺動面にも半径方向に沿って延びる
溝を設けることにより、モータ部の冷却、並びに軸受の
冷却及び潤滑を行う液体の循環量を運転時間の経過とと
もに僅かに増やしつつ、モータ部の冷却、並びに軸受の
冷却及び潤滑を確実に行うようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるキャンドモ
ータポンプを示す断面図。
【図2】図1における羽根車の主板側と側板側に作用す
る圧力分布を示す図。
【図3】本発明の第2の実施の形態におけるキャンドモ
ータポンプを示す断面図。
【図4】本発明の第3の実施の形態におけるキャンドモ
ータポンプを示す断面図。
【図5】本発明の第4の実施の形態におけるキャンドモ
ータポンプを示す断面図。
【図6】従来のキャンドモータポンプを示す断面図。
【図7】図6に示すキャンドモータポンプにおけるの一
空間の圧力測定結果を示すグラフ。
【符号の説明】
1 ポンプケーシング 2 羽根車 2a 同バランスホール 2b 同ボス部 2c 同ライナ 2d 同第2のバランスホール 2e 同主板 2f 同側板 3 ケーシングカバー 3a 同凸状部 3b、3c 同突出部 5 ロータ 6 ディスタンスピース(スリーブ) 7a,7b スラスト板 8a,8b 軸スリーブ 9a,9b 軸受 14 貫通穴 20a,20b,20c 絞り機構 21 流通孔 22 通孔 A〜D 空間 E 空間(圧力液体室) F,G,H 空間 a〜h 流路
フロントページの続き (72)発明者 平田 智敏 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 (72)発明者 山崎 智行 神奈川県藤沢市本藤沢4丁目1−1 株式 会社荏原電産内 (72)発明者 大竹 功一 神奈川県藤沢市本藤沢4丁目1−1 株式 会社荏原電産内 (72)発明者 黒沼 隆行 神奈川県藤沢市本藤沢4丁目1−1 株式 会社荏原電産内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャン封止されたモータ回転子とポンプ
    羽根車を固着したロータを備え、このロータの両端に軸
    受を配置するとともに、羽根車通過後の昇圧されたポン
    プ取扱液で前記モータ回転子とこれに空隙を介して配置
    されたキャン封止モータ固定子の冷却、並びに前記各軸
    受の冷却及び潤滑を行うようにしたキャンドモータポン
    プにおいて、 前記各軸受として、内周面に前記ポンプ取扱液が流通す
    る溝を備えるとともに、前記羽根車の主板または側板の
    一方のライナ直径よりも外径側にバランスホールを、前
    記羽根車側の軸受の該羽根車側端面に隣接する位置に前
    記ポンプ取扱液の一部を内部に導く圧力液体室をそれぞ
    れ設け、この圧力液体室のポンプ取扱液を2方向に分流
    させて、一方のポンプ取扱液でモータ部の冷却、並びに
    両軸受の冷却及び潤滑を行い、他方のポンプ取扱液を絞
    り機構を介してポンプ吸込側に戻すように構成したこと
    を特徴とするキャンドモータポンプ。
  2. 【請求項2】 前記絞り機構を、ケーシングカバーとロ
    ータと一体に回転するスリーブとの間、及びケーシング
    カバーと羽根車のボス部外周面との間にそれぞれ設けた
    ことを特徴とする請求項1記載のキャンドモータポン
    プ。
  3. 【請求項3】 前記羽根車の主板側のライナ内周面と前
    記ポンプケーシングとの間に、第3の絞り機構を設けた
    ことを特徴とする請求項2記載のキャンドモータポン
    プ。
  4. 【請求項4】 前記ロータの内部に、前記モータ部の冷
    却、並びに両軸受の冷却及び潤滑を行った後のポンプ取
    扱液をポンプ吸込側に戻す貫通孔を設けたことを特徴と
    する請求項1乃至3のいずれかに記載のキャンドモータ
    ポンプ。
  5. 【請求項5】 前記モータ部の回転子及び固定子を収容
    するポンプケーシングに、前記モータ部の冷却、並びに
    両軸受の冷却及び潤滑を行った後のポンプ取扱液を該ポ
    ンプケーシングの外部に流出させる通孔を設けたことを
    特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のキャンド
    モータポンプ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001248584A (ja) * 2000-03-07 2001-09-14 Ebara Corp キャンドモータポンプ
US6884043B2 (en) 2002-02-28 2005-04-26 Standex International Corp. Fluid circulation path for motor pump
JP2013057250A (ja) * 2011-09-07 2013-03-28 Taiyo Nippon Sanso Corp 低温液化ガスポンプ
CN107524612A (zh) * 2017-09-20 2017-12-29 浙江澳滨泵业有限公司 潜水屏蔽泵
CN113994100A (zh) * 2019-06-11 2022-01-28 海拉有限双合股份公司 泵、尤其是用于车辆中的液体回路的泵

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