JPH02173393A - 軸流ポンプの軸推力軽減装置 - Google Patents

軸流ポンプの軸推力軽減装置

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JPH02173393A
JPH02173393A JP32845388A JP32845388A JPH02173393A JP H02173393 A JPH02173393 A JP H02173393A JP 32845388 A JP32845388 A JP 32845388A JP 32845388 A JP32845388 A JP 32845388A JP H02173393 A JPH02173393 A JP H02173393A
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axial flow
pressure
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Seiki Tabuchi
田渕 清貴
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Teikoku Electric Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、軸流ポンプの軸推力軽減装置に関する。
(従来の技術) ・般にキャンドモータポンプ1ま、ポンプと4ニヤンド
モータとを一体的に結合して回転軸を外部へ突出さけな
い構成であるため、ポンプのインペラどキャンドモータ
のロータとの共通回転軸に生じる軸推力を外部で支持で
きない。
そのため、半径流インペラないしは混流インペラを使用
したキ【・ンドモータポンブにおい−Cは、例えば第1
1)図に示すように、半径流キャンドモータポンプのイ
ンペラ1の後面シコラウド2の環状突起部3とケーシン
グ後壁4との間に狭い半径方向隙間のオリフィス5を形
成してこのオリフィス5よりも内径側の前記後面シュラ
ウド2とケーシング後壁4との間にバランス室6を設け
、このバランス室6と前記後面シュラウド2に穿設した
バランスホール7とによって構成づる軸推力軽減装置が
採用されている。
しかし、軸流インペラを使用した軸流キャンドモータポ
ンプにおいては、その構成上、前記バランス室6とバラ
ンスホール7とによる軸推力軽減装置が採用できず、軸
流インペラに生じる軸推力成分がポンプ吸込口方向へ、
すなわち軸流インペラの上流側へ強力に作用するので、
前記第15図に示すように、ラジアルベアリングとスラ
ストベアリングとを兼ねたキャンド七−夕に内蔵する通
常のベアリング8では前記軸推力成分を支持し得なくな
る。
この問題を解決する一手段として、特公昭59−208
79号公報に記載のキャンドモータポンプが提案されて
いる。
このキャンドモータポンプは、第16図に示づ“ように
、軸流ポンプ9とキャンドモータ−0どを液密に一体に
結合し1〔軸流キャンドモータポンプ11において、前
記キャンドモータ−0の軸流ポンプ9とは反対側に半径
流補助ポンプ12を液密に一体に結合し、この補助ポン
プ12の吸込口13ど軸流ポンプ9の吐出口14側、す
なわち軸流インペラ15の下流側16とを連通ずる軸内
通路なとの通路部17を設け、前記キャンドモータ−0
の前部ロータ室18を前記通路部17の軸流ポンプ9側
に開口する部分の近傍となる軸流インペラ15の下流側
16に連通し、この軸流インペラ15の下流側16のポ
ンプ揚液の一部を前記通路部17を経て前記補助ポンプ
12へ導入し、この補助ポンプ12の半径流補助インペ
ラ19にて付勢した後、キャンドモータ−0の後部ロー
タ室20゜ステータ21とロータ22間のキセン間隙2
3および前部ロータ室18を通って軸流インペラ15の
下流側16へど戻して、謂ゆるキャンドモータ循環経路
24を循環させ、ベアリング25.26の循環とキャン
ドモ−夕10の冷却を行わせ゛るよう構成してなるもの
である。
そして、この軸流キャンドモータポンプ11によれば、
キャンドモータ循環経路24を流れるポンプ揚液がキレ
ン間隙23を通過する際の圧力時下によって後部ロータ
室20ど前部ロータ室18どに圧力差が生じ、この圧力
差によってロータ22に軸流インペラ15に生じる軸推
力成分と同方向の軸推力成分が生じるが、これと逆方向
である前記補助インペラ1つに生じる軸推力成分が相当
勝っていることから、この両軸推力成分の和は軸流イン
ペラ15に生じる軸■力成分と逆方向に作用し、軸流キ
ャンドモータポンプ11全体としての軸推力が軽減され
る。
ところが、前記軸流インペラ15に生じる軸推力成分が
比較的大きな場合は、軸流キャンドモータポンプ11全
体としての軸推力を所定値以下に軽減するために、前記
補助インペラ19を径大にして前記補助ポンプ12の吐
出圧力を高くすることにより、前記補助インペラ19に
生じる軸推力成分を増大しなりればならないが、前記補
助インペラ19をキャンドモータ10の外径程度に径大
にすると、前記補助ポンプ12がキャンドモータ10よ
りもかなり径大となってキャンドモータ10への取合い
関係上、II造1i雑どなるので・コス!〜高につき、
ざらに前記補助ポンプ12の吐出圧力を高くするため、
この圧力上胃によるキャンドモータ循環経路24の循環
流量の増加を前部ロータ室18から軸流インペラ15の
下流側16に至る間の経路抵抗を増大することによって
抑えたとしても、#記吐出圧力の上昇率に概ね比例して
前記補助ポンプ12の動力が増大するので、その分、軸
流キャンドモータポンプ11の効率が低下する。
また、本出願人は、発明協会公開技報8811171@
に軸流型キャンドモータポンプの軸推力平衡機構を提案
している。
この軸推力平衡機構の構成は、第17図に示すように軸
流ポンプ9とキャンドモータ10とを液密に一体に結合
した軸流キャンドモータポンプ11において、軸流ポン
プ9と4二センド七−夕10間をメカニカルシール27
にて軸封し、ポンプ揚液の母液またはポンプ揚液に微少
量混入しても支障のない清澄な液をキャンドモータ通液
として、ポンプ吐出口14側、すなわち軸流インペラ1
5の下流側16のポンプ揚液よりも高圧力の外部液源2
8からキャンドモータ前側室29へ注入し、前部ベアリ
ング25→前部〇−タ窄18→キレン間隙23−→後部
ロータ室20→後部ベアリング26と、キャンドモータ
−0内を通過させて両ベアリング25.26の潤滑とキ
ャンドモータ10の冷却を行った後、キャンドモータ後
側室30から外部へ排出するキャンドモータ通液経路3
1を形成してなるものである。
そして、この構成によれば、キャンドモータ通液がキャ
ン間隙23を通過する際の圧力降下によって前部ロータ
窄18と後部ロータ室20とに圧力差が生じ、この圧力
差によってロータ22に軸流インペラ15に生じる軸推
力成分と逆方向の軸推力成分が生じるので、軸流ギャン
ドモータボンプ11全体としての軸推力が軽減される。
また、軸流ポンプ9とキャンドモータ−0との間をメニ
カルシール27にて軸封して軸流インペラ15の下流側
16のポンプ揚液よりも高圧力のキャンドモータ通液を
キャンドモータ前側室29へ注入するので、ポンプ揚液
に含有されるスラリなとの異物がキャンドモータ10内
へ侵入してベアリング25゜26を異常摩耗させる怖れ
はない、。
しかし、ポンプ揚液にスラリなとの異物を含有する場合
やポンプ揚液が高温である場合を除いては、外部液源2
8を要する分、設備コストおよび運転コストともに高く
つく。
加えて、前記ロータ22に生じる軸推力成分は、前記第
16図に示す従来例において既述したようにそれ程人ぎ
くないので、前記軸流インペラ15に生じる軸推力成分
が小さくない場合には、軸流キャンドモータポンプ11
全体どしての軸推力を所定値以下に軽減するために、キ
ャンドモータ通液の流最を増加することにより、キャン
間隙23の圧力降下による両ロータ室18.20間の圧
力差を拡大してロータ22に生じる軸推力成分を増大し
なければならないが、そのため外部液源28に大容量の
ものが必要でその設備コストおよび運転コストがさらに
高くつく。
また、本出願人は、発明協会公開技報8811172号
に軸流型キャンドモータポンプの軸推力平衡機構を捉案
している。
この軸推力平行機構の構成は、第18図に示すように、
軸流ポンプ9どキャンドモータ10とを液密に一体に結
合した軸流キャンドモータポンプ11において、軸流ポ
ンプ9とキャンドモータ10間をメカニカルシール27
にて軸封し、前記キャンドモータ10の軸流ポンプ9と
は反対側に半径流補助ポンプ12を液密に一体に設(プ
、この補助ポンプ12とキャンドモータ前側室29とを
熱交換器32を介して接続連通し、ポンプ揚液の母液ま
たはポンプ揚液に微少量混入しても支障のない清澄な液
をキャンドモータ循環液どして前記補助ポンプ12の半
径流補助インペラ19にて付勢して、前記補助ポンプ1
2から後部ロータ至20へ流入し、その一部を後部ベア
リング26を粁で前記補助ポンプ12へと戻し、残りを
キャン間隙23→前部ロータ室18→前部ベアリフグ2
5−→キヤンドモータ前側室29→熱交撲器32→前記
補助ポンプ12へと循環させて両ベアリング26゜25
の潤滑とキヤンドモータ10の冷却とを行なう1−ヤン
トモータ独立循環経路33を形成してなるものである。
そして、この構成によれば、前記補助インペラ19に生
じる軸推力成分が、前記第16図に示寸従来例と同様に
、両ロータ室18.20間の圧力差によってロータ22
に生じる軸推力成分に打勝って、前記軸流ポンプ9の軸
流インペラ15に生じる軸推力成分と逆方向に作用づる
ので、軸流キャンドモータポンプ11全体としての軸推
力が軽減される。
また、軸流ポンプ9どキャンドモータ10どをメカニカ
ルシール27にて軸封してポンプ揚液とキャンドモータ
循環液どを分断Jるので、スラリなとの異物を含有する
ポンプ揚液や高温のポンプ揚液の取り扱いに適している
しかし、熱交換器32やメカニカルシール27を要する
ため、前記異物を含有するポンプ揚液や高温のポンプ揚
液を取り扱う場合を除いては、前記第16図に示す従来
例に比べてコスト高につき、またこの従来例と同様に、
軸流キャンドモータポンプ11全体としてのm推力を所
定値以下に軽減するために前記補助インペラ19を径大
にしてその軸推力成分を増大する場合に、前記補助ポン
プ12が構造複雑となってコス]〜高につくとともにそ
の動力が増大して軸流キャンドモータポンプ11の効率
が低下する。
(発明が解決しようとする課題) このように、軸流インペラを使用した軸流キャンドモー
タポンプにおける従来の軸推力軽減装置は、半径流補助
ポンプを用いるものにおいては、軸流インペラに生じる
軸推力成分が比較的大きい軸流ギャンドモータポンプに
おいて全体としての軸推力を所定値以下に軽減覆゛るた
めに前記補助ポンプの半径流補助インペラを径大にして
その軸推力成分を増大する場合に、前記補助ポンプが構
造複雑どなってコスト高につくとともにその動力が大幅
に増大して軸流ギャンドモータボンブの効率が低下し、
外部?12源を用いるものにおいては、スラリなとの異
物を含有するポンプ揚液や高温のポンプ揚液を取り扱う
場合を除いては、設備コス1〜および運転コス1〜が高
くつき、土ヤントモータ独立循環経路を形成するものに
おいては、前記補助ポンプを用いる場合の問題に加えて
、前記異物を含有するポンプ揚液や高温のポンプ揚液を
取り扱う場合を除いては、熱交換器などを要づる分コス
ト高につく問題があり、軸流キャンドモータポンプ全体
どしての軸推力を所定値以下に軽減でき、構成簡単で設
備コストおよび運転コストともに廉価につく軸推力軽減
装置が望まれていた。
また、同様に、汎用モータなどにて駆動する軸流ポンプ
においても、スラストベアリングを小型化してポンプ全
体をコンパクトに構成するために、あるいはスラストベ
アリングの野命を延長して保守点検を簡便にするため、
構成簡単で設備コストおよび運転コストともに廉価につ
く軸推力軽減装置が望まれていた。
本願第1乃至第4の発明は、前記問題点を解決するため
に成されたもので、それぞれ同程度の軸推力軽減効果を
有するよう構成した従来例に比べては、構成簡単で設備
コストおよび運転コストともに師価につく軸流ポンプの
軸推力軽減装置を提供ぜんとするものである。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 請求項1記載になる第1の発明の軸流ポンプの軸推力軽
減装置の構成は、ポンプケーシング内に配設した軸流イ
ンペラのボスに軸方向に貫通する均圧孔を設け、前記軸
流インペラの上流側と下流側との少なくとも一方に前記
ボスに対向するハブを静止羽根を介し又前記ポンプケー
シングに固設し、前記ハブと前記ボスとの間に前記均圧
孔よりも外径側に位置して設けた軸封手段によって11
a記ボスに隣接して前記均圧孔に連通ずる圧力バランス
室を形成してなるものである。
また、請求項2記載になる第2の発明の軸流ポンプの軸
推力軽減装置の構成は、ポンプケーシング内に配設した
軸流インペラの少なくとも上流側にこの軸流インペラの
ボスに対向するハブを静止羽根を介して前記ポンプケー
シングに固設し、この上流側ハブと前記軸流インペラと
の間に半径流補助インペラをその目玉部を前記軸流イン
ペラ側に向けて配設してこの軸流インペラとともに回転
軸に挿着し、前記半径流補助インペラの前面シュラウド
外周部と前記上流側ハブとの間に設けた軸封手段にJ:
つて前記上流側ハブと前記半径流補助インペラとの間に
この半径流補助インペラの吐出側に連通ずる圧力室を形
成してなるものである。
また、請求項3記載の発明は、前記請求項2記載の発明
において、軸流インペラのボスに軸方向に貫通する均圧
孔を設け、前記軸流インペラの上流側と下流側との少な
くとも一方のハブと前記ボスとの間に前記均圧孔よりも
外径側に位置して設【Jた軸封手段によって前記ボスに
隣接して前記均圧孔に連通ずる圧力バランス室を形成し
てなるものである。
また、請求項4記載の発明は、前記請求項3記載の発明
において、軸流インペラのボスに半径流補助インペラの
前面シュラウド外周部を密接嵌合し、上流側ハブと前記
ボスとの間に設けた軸封手段を前記半径流補助インペラ
の前面シュラウド外周部と前記上流側ハブとの間の軸封
手段に兼用してなるものである。
また、請求項5記載になる第3の発明の軸流ポンプの軸
推力軽減R[の構成は、ポンプケーシング内に配設した
軸流インペラのボスに軸方向に貫通する均圧孔を設け、
前記軸流インペラの少なくとも上流側に前記ボスに対向
するハブを静止羽根を介して前記ポンプケーシングに固
設し、前記上流側ハブと前記ボスとの間に前記均圧孔よ
りも外径側に位置して設けた軸封手段によって前記ボス
に隣接して前記均圧孔に連通ずる上流側圧力バランス室
を形成し、前記軸流インペラの下流側に半径流補助イン
ペラをその目玉部を前記軸流インペラの反射側に向けて
配設してこの軸流インペラとともに回転軸に挿着し、前
記半径流補助インペラと前記ボスとの間にこのボスに隣
接して前記均圧孔および前記半径流補助インペラの吐出
側に連通ずる圧力室を形成してなるものである。
また、請求項6記載になる第4の発明の軸流ホンプの軸
推力軽減装置の構成は、ポンプケーシング内に配設した
軸流インペラのボスにこの軸流インペラの上流側に吐出
側を下流側に吸込側を有する半径流補助インペラを内設
し、前記軸流インペラの少なくとも上流側に前記ボスに
対向するハブの静止羽根を介して前記ポンプケーシング
に固設し、この上流側ハブと前記ボスとの間に前記半径
流補助インペラの吐出側よりも外径側に位置して設けた
軸封手段によって前記ボスに隣接して前記半径流補助イ
ンペラの吐出側に連通ずる圧力室を形成してなるもので
ある。
(作用) 第1の発明の軸流ポンプの軸推力軽減装置は、圧力バラ
ンス至を軸流インペラの上流側と下流側との一方にのみ
形成した場合は、この上流側圧力バランス室または下流
側圧力バランス寮が軸封手段によって軸流インペラの上
流側または下流側とは区画されるとともに均圧孔を介し
て軸流インペラの下流側または上流側に連通されている
ので、上流側圧力バランス室または下流側圧力バランス
室は軸流インペラの下流側または」二流側ど殆んど同圧
力となって軸流インペラのボスの両側に圧力差が殆んど
生じず、また、圧力バランス室を軸流インペラの上流側
と下流側の両方に形成した場合は、この上流側圧力バラ
ンス至および下流側圧力室がそれぞれ軸封手段にJ:っ
て軸流インペラの上流側および下流側と区画されるとと
もに均圧孔を介して前記両圧力バランス室が連通されて
いるので、この両圧力バランス室が殆んど同圧力となっ
て軸流インペラのボスの両側に圧力差が殆んど生じず、
従って、いずれの場合も前記ボスにはその両側の圧力差
による軸推力成分が殆んど生じず、その分、軸流インペ
ラに生じる軸推力成分が減少し、軸流ポンプ全体として
の軸推力が軽減される。。
また、第2の発明の軸流ポンプの軸推力軽減装置は、圧
力室が上流側ハブと半径流補助インペラとの間の軸封手
段によって軸流インペラの上流側とは区画されるととも
に前記補助インペラの吐出側に連通されているので、こ
の補助インペラによって8−万全が昇圧されて前記補助
インペラの両側に大ぎな圧力差が生じ、この圧力差によ
って前記補助インペラに軸流インペラに生じる軸推力成
分とは逆方向へのかなり大きな軸推力成分が生じ、軸流
ポンプ全体としての軸推力が大ぎく軽減される。
また、この発明の実施態様は、前記補助インペラに軸流
インペラに生じる軸推力成分とは逆方向へのかなり大き
な軸推力成分が生じることに加えて、前記第1の発明と
同様に、軸流インペラのボスにその両側の圧力差による
軸推力成分が殆んど生じず、その分、軸流インペラに生
じる軸推力成分の数十パーセント減少するので、軸流ポ
ンプ全体どしての軸推力がさらに軽減される。
また、第3の発明の軸流ポンプの軸推力軽減装置は、B
−乃至が軸流インペラの下流側とは区画されるとともに
前記補助インペラの吐出側に連通されているので、この
補助インペラによって圧力室が昇圧されて前記補助イン
ペラの両側に圧力差が生じ、この圧力差によって前記補
助インペラに軸流インペラに生じる軸推力成分とは逆り
向へのかなり大きな軸推力成分が生じ、加えて、上流側
圧力バランス室が軸封手段によって軸流インペラの上流
側とは区画されるとともに均圧孔を介して圧力室に連通
されているので、上流側圧力バランス室は圧力室と殆ん
ど同圧力となって前記ボスにはその両側の圧力差による
軸推力成分が殆んど生じず、ぞの分、軸流インペラに生
じる軸推力成分が減少し、従って、軸流ポンプ全体とし
ての軸推力が大きく軽減される。
また、第4の発明の軸流ポンプの軸推力軽減装置は、圧
力室が軸封手段によって軸流インペラの」−流側とは区
画されるとともにこの軸流インペラのボスに内設した半
径流補助インペラの吐出側に連通されているので、この
補助インペラによって圧力室が昇圧されて前記ボスの両
側に圧力差が生じ、この圧力差によって前記ボスに軸流
インペラの下流側へのかなり大きな軸推力成分が生じる
とともに、従来の軸流インペラにおいてそのボスに生じ
ていた軸流インペラの上流側への軸Hf力成分が消滅す
るので、差し引き、軸流ポンプ全体としてのll1l■
f力が大ぎく軽減される。
(実施例) 次に、第1の発明の実施例を図面に基き説明する。
第1図は、第1の発明を軸流インペラを使用した軸流キ
ャンドモータポンプに適用した実施例を示し、このキャ
ンドモータポンプ101は、軸流インペラ102を回転
l 103に挿着してポンプケーシング104内に配設
してなる軸流ポンプ105に、前記回転軸103を共通
にJるキャンド[−夕 106を液密に一体に結合して
構成する。
そして、ml記軸流ポンプ105の吸込口107側、す
なわち軸流インペラ102のE流側108にこの軸流イ
ンペラ102のボス 109に対向する」1流側ハブ1
10を整流羽根または案内羽根としての静止羽根111
を介してポンプケーシング104に固設し、前記軸流ポ
ンプ105の吐出口112側、すなわち軸流インペラ1
02の下流側113にこの軸流インペラ102のボス1
09に対向する下流側ハブ114を整流羽根または案内
羽根としての静止羽根111を介してポンプケーシング
104に固設し、前記回転軸103の先端部を支承Jる
先端ベアリング11j)を下流側ハブ114に装着し、
前記軸流インペラ102のボス109に軸方向にv1通
ずる均圧孔116(複数が望ましい)を設け、下流側ハ
ブ114の外周端縁ど前記ボス109の外周端縁どを狭
い半径方向隙間を介して互に対向さゼて形成するAリフ
イスを、下流側ハブ114と前記ボス109との間に均
圧孔116よりも外径側に位置した軸封手段117とし
て設け、この軸封手段117によって前記ボス109に
隣接して均圧孔116に連通づ−る下流側圧力バンンス
室118を形成し、づ−なわち高流路抵抗である軸封手
段117および高流路抵抗である先端ベアリング115
と回転@103との摺動回転隙間119によって軸流イ
ンペラ 102の下流側113とは区画されるどどもに
低流路抵抗である均圧孔116および」−7流側ハブ1
10ど前記ボス109との間の上流側空間1204I:
らびに上流側ハブ110の外周端面と前記ボス109の
外周端面との間の低流路抵抗である拡い隙問121を順
次介して軸流インペラ102の上流側108に連通ずる
下流側圧力バランス室118を形成する。
また、前記キャンドモータ 106の軸流ポンプ105
とは反対側に半径流補助ポンプ122を液密に一体に結
合し、この補助ポンプ122の半径流補助インペラ 1
23をその目玉部を外側に向【ノで配置して回転軸10
3に挿着し、前記補助ポンプ122の吸込側124と軸
流インペラ102の下流側113とを循環パイプ125
または鎖線にて示すように回転軸103に穿設した軸内
通路126を介して連通して、軸流インペラ102の下
流側113のポンプ揚液の一部を前記循環パイプ125
または軸内通路126を経て前記補助ポンプ122へ導
入し、前記補助インペラ 123にて付勢した後、後部
ベアリングハウジング127の通孔128および後部ベ
アリング130を通して後部ロータ室129へ流入させ
、この後部ロータ室129からステータ 131とロー
タ 132間のキャン間隙 133を通して前部ロータ
室134へ流入させ、前部ベアリング135を通して軸
流インペラ102の下流側113へと循環させ、前記両
ベアリング130゜135の潤滑とキャンドモータ 1
06の冷却を行なうキャンドモータ循環経路136を形
成する。
このように構成した実施例によれば、前記第16図に示
す従来例の軸流キャンドモータポンプ11と同様に、キ
ャンドモータ循環経路136を流れるポンプ揚液に起因
する両ロータ室129. 134間の圧力差によってロ
ータ 132に生じる軸流インペラ102の軸推力成分
と同方向の軸推力成分に対して、これと逆方向である前
記補助インペラ123に生じる軸推力成分が相当勝って
いることから、この両軸■力成分の和は軸流インペラ1
02に生じる軸推力成分と逆方向に作用し、その分、軸
流キャンドモータポンプ101全体としての軸推力が軽
減される。
そして、下流側圧力バランス室118が軸封手段 11
7によって軸流インペラ 102の下流側113とは区
画されるとともに均圧孔116を介して軸流インペラ1
02の上流側108に連通されているので、下流側圧力
バランス室118は軸流インペラ102の上流側108
と殆んど同圧力となって軸流インペラ102のボス10
9の両側に圧力差が殆んど生じず、ザなわち、軸流イン
ペラ102の上流側108と下流側113との圧力差に
よって、この下流側113のポンプ揚液の極く一部が高
流路抵抗である軸封手段11γおよび高流路抵抗である
先端ベアリング115と回転軸103との摺動回転隙間
119を極端な圧力降下を伴って通過して下流側圧力バ
ランス室118へ流入し、この下流側圧力バランス室1
18から低流路抵抗である均圧孔116を圧力降下を殆
んど伴わずに通過して上流側空間120に至り、低流路
抵抗である上流側ハブ110と前記ボス109との間の
拡い隙間121を圧力降下を殆んど伴わずに通過して軸
流インペラ102の上流側108へと循環されるので、
下流側圧力バランス室118は軸流インペラ102の上
流側108と殆んど同圧力となって前記ボス109の両
側に圧力差が殆ど生じず、その分、軸流インペラ 10
2の上流側108と下流側113との圧力差によって軸
流インペラ102に生じる軸推力成分が、前記第16図
乃至第18図に示す従来例に比べて数十パーセント小さ
くなる。
例えば、 Pl :軸流インペラ102の上流側108の圧力P2
 :軸流インペラ102の下流側113の圧力D :軸
流インペラ102の外径 dO:軸流インペラ102のボス109の外径di :
軸流インペラ102のボス109の内径とし、前記各径
の比をD:dO:di =4:2:1に選べば(以下、
同様とする)、前記第16図乃至第18図に示す従来例
における軸流インペラ15に生じる軸推力成分1口は、 π Fo  =−(F2 −Pl )  (D2 −di 
 2  )■ となり、これに対してこの実施例の軸流インペラ102
に生じる軸推力成分F1は、 π Fl ニー  (Pz  −Pl )  (1)2 −
do  2  )・・・・・・・・・  ■ となり、■と0式とから となって、約20%低減される。
従って、前記第16図および第18図に示す従来例のキ
ャンドモータポンプ11において、半径流補助インペラ
19の軸推力成分だ()では全体としての軸推力を所定
値以下に抑えることができないがその差が比較的小さい
場合には、この実施例に示1−ように、下流側ハブ11
4と前記ボス109との間に狭い半径方向隙間のオリフ
ィスからなる軸封手段117を設け、おJ:び前記ボス
109に均圧孔116を設けるだけの極めて簡単な構成
を付加することによって、前記補助インペラ123を径
大にしなくとも全体としての軸iff力を所定値以下に
軽減することができる。
なお、この実施例においては、軸流インペラ102の下
流側113のポンプ揚液が下流側圧力バランス室118
へ流入する際に先端ベアリング115と回転軸103と
の摺動回転隙間119を通過するので、これによって先
端ベアリング115の潤滑と冷却が促される効果が生じ
る。
ところで、この実施例においては、軸流インペラ102
の下流側113に下流側圧力バランス室118を形成し
たが、これとは逆に第2図に示すように、上流側ハブ1
10と前記ボス109との間に均圧孔116よりも外径
側に位置して設けたオリフィスからなる軸封手段137
によって前記ボス109に隣接して均圧孔116に連通
する上流側圧力バランス室138を軸流インペラ102
の上流側108に形成し、この上流側圧力バランス室1
38を前記均圧孔116および下流側ハブ114と前記
ボス109との間の下流側空間139ならびに下流側ハ
ブ114の外周端面と前記ボス109の外周端面との間
の拡い隙間140を順次介して軸流インペラ102の下
流側113に連通してもよい。
この場合、上流側圧力バランス室138は軸流インペラ
102の下流側113と殆んど同圧力となって前記ボス
109の両側に圧力差が殆んど生じず、そのため、軸流
インペラ102に生じる軸推力成分F2は、前記第1図
に示す実施例と同様に、F2 :0.8 FI+ と低減され、さらに、前記第1図に示す実施例において
は、回転軸103の両端面の面積とほぼ等しいとすると
、回転軸103の先端面に印加される圧力P1と後端面
に印加される圧力P2との差によって、回転軸103に
軸流インペラ102に生じる軸推力成分と同じ方向に π fz  =−(F2 −Pl )di  2の軸推力成
分が生じるが、この実施例においては、回転@103の
先端面に印加される圧力がぽぼF2となって回転軸10
3には軸推力成分が殆んど生じず、従って軸推力軽減効
果が、 と向上、される。
しかし、下流側空間139がQIll流インベインペラ
102側113と殆んど同圧力となることから、ポンプ
揚液が先端ベアリング115と回転軸103との摺動回
転隙間119を通過せず、先端ベアリング115のfl
!l滑と冷却が滞るので、この先端ベアリング115の
内周面にらせん溝を形成し、あるいは第3図に示すよう
に、先端ベアリング115を1−流側ハブ110に装着
するとともに、軸流インペラ102の下流側113から
均圧孔116を経て」1流側圧力バランス室138へ流
入した極く一部のポンプ揚液が前記軸封手段137なら
びに先端ベアリング115と回転軸103との摺動回転
隙間119を通って軸流インペラ102の上流側108
へと循環するように上流側ハブ110の中心部に通孔1
41を設けるなど、前記摺動回転隙間119にポンプ揚
液を通過さぜるように構成づるのが望ましい。
また、第4図に六すように、軸流インペラ102のボス
109の両側に上流側圧力バランス室138ど下流側圧
力バランス室118を形成してもよく、この場合も、均
圧孔116にて連通された肉圧力バランス室138. 
118は殆んど同圧力となって前記ボス109の両側に
圧力差が殆んど生じず、軸流インペラ102に生じる軸
推力成分F3は、前記各実施例と同様に、 Fa :0.8 F。
と低減され、また回転軸103の先端面に印加される圧
力がPlとPlとの中間の圧力P3となるので、前記第
1図に示す実施例と前記第2図に示す実施例との中間の
軸推力軽減効果が得られる。
ところで、上流側ハブ110または下流側ハブ114を
設けない場合は、第5図に示すように均圧孔116を軸
流インペラ 102の上流側108に直接開口連通し、
または前記第3図に示すように均圧孔116を軸流イン
ペラ 102の下流側113に直接開口連通すればよく
、また前記ボス109の上流側ハブ110または下流側
ハブ114を設【プない側は図のように砲弾状に形成す
るのが好ましい。
また、前記下流側圧力バランス室118を形成した前記
第1図や第4図および第5図に示す実施例において、先
端ベアリング115を上流側ハブ110に装着したり、
先端ベアリング115を設けないなど、先端ベアリング
115を下流側ハブ114に装着しない場合は、下流側
ハブ114と回転軸103との軸貫連部間隙を高流路抵
抗となるように狭く長く形成することは勿論である。
次に、第2の発明の実施例について説明する。
第6図は、第2の発明を軸流インペラを使用した軸流キ
ャンドモータポンプに適用した実施例を示し、この軸流
キャンドモータポンプ101は、軸流インペラ 102
を回転軸103に挿着してポンプケーシング104内に
配設してなる軸流ポンプ105に、前記第1図に示す構
成と同様のキャンドモータポンプ106を前記回転軸1
03を共通にして液密に一体に結合して構成する。
そして、前記軸流インペラ102の上流側108にこの
軸流インペラ102のボス109に対向づる上流側ハブ
NOを静止羽根111を介してポンプケーシング104
に固設し、前記軸流インペラ102の下流側113に必
要に応じて前記ボス109に対向する下流側ハブ114
を静止羽根1月を介してポンプケ一シング104に固設
し、前記上流側ハブ110と軸流インペラ102との間
に半怪流補助インペラ142をその目玉部143を前記
軸流インペラ102側に向けて配設してこの軸流インペ
ラ 102とともに回転軸103に挿着し、前記補助イ
ンペラ142の前面シュラウド外周部144@縁と上流
側ハブ110の外周端縁とを狭い半径方向隙間を介して
対向させて形成づるオリフィスを前記前面シュラウド外
周部144と上流側ハブ110との間の軸封手段145
として設け、この軸封手段145によって上流側ハブ1
10と前記補助インペラ102との間にこの補助インペ
ラ142の吐出側146に連通ずる圧力室14γを形成
し、すなわち前記補助インペラ142の吐出側146を
高流路抵抗である軸封手段145によって軸流インペラ
102の上流側108とは区画された圧力室147に連
通し、前記補助インペラ142の吸込側148をこの補
助インペラ142と前記ボス109との間の上流側空間
149および上流側ハブ110の外周端面と前記ボス1
09の外周端面との間の低流路抵抗である拡い隙間12
1を介して軸流インペラ102の上流側108に連通ず
る。
このように構成した実施例によれば、圧力室147が上
流側ハブ110と前記補助インペラ142との間の軸封
手段145によって軸インペラ102の上流側108と
は区画されるとともに前記補助インペラ142の吐出側
146に連通されているので、この補助インペラ142
によって圧力室147が昇圧されて前記補助インペラ1
42の両側に圧力差が生じ、すなわち、上流側空間14
9のポンプ揚液が前記補助インペラ142に吸込まれ、
この補助インペラ142にて付勢されて圧力室147へ
流入し、この圧力室147から軸封手段145を通って
前記」1流側空間149へと戻って循環されるが、この
循環流けは軸封手段145が高流路抵抗であるため微少
量であり、そのため圧力室147が前記補助インペラ1
42の締切運転に近い高い圧力となってこの補助インペ
ラ142の両側の圧力室147と上流側空間149とに
大きな圧力差が生じ、この圧力差によって前記補助イン
ペラ142に軸流インペラ102に生じる軸■力成分と
は逆方向へのかなりの軸推力成分が生じる。
これに加えて、キャンドモータ 106側においては、
前記第1図に示す実施例と同様に、半径流補助ポンプ1
22の半径流補助インペラ123に生じる軸推力成分と
両【−J−夕室129. 134の圧力差によってロー
タ 132に生じる軸推力成分との和が軸流インペラ 
102の軸推力成分とは逆方向に作用するので、強大な
軸推力軽減効果が得られる。
しかも、軸流ポンプ105側の半径流補助インペラ14
2は、圧力室147を昇圧してこの補助インペラ142
に軸推力成分を生じさせるためにのみ設【プるもので、
半径流補助ポンプ122の半径流補助インペラ123の
ようにベアリング130,134iの潤滑とキャンドモ
ータ 106の冷却のための所定流量を得る必要がない
ので、締切運転に近い状態で運転げればよく、そのため
前記補助ポンプ122の半径流補助インペラ 123に
比べて所要動力は一桁程度少なくてづむ。
従って、前記第16図および第18図に示す従来例の軸
流ギャンド七−タポンプ11にd3いては、軸流インペ
ラ15に生じる軸推力成分が比較的大きいために半径流
補助ポンプ12の半径流補助インペラ19を径大にして
その軸推力成分を増大することによって軸流キャンドモ
ータポンプ11全体としての軸推力を所定値以下に軽減
する場合に、前記補助ポンプ12が構造複雑となってコ
スト高につくとともにその動力が増大して軸流キャンド
モータポンプ11の効率が低下するのに対し、この実施
例の軸流ギャンドモータボンブ101においては、上流
側ハブ110と軸流インペラ102との間に半径流補助
インペラ142を設けるとともにこの補助インペラ14
2の前面シュラウド外周部144と上流側ハブ110と
の間に軸封手段145を設置プるだけの簡単な構成を付
加することによって、殆んとの場合、軸流キャンドモー
タポンプ101全体としての軸推力を所定値以下に十分
軽減することができ、あるいは軸推力を平衡させること
ができる上、前記補助インペラ142の所要動力が極め
て僅かで軸流キャンドモータポンプ101の効率低下は
問題視されない程少ない。
ざらに、この実施例において、第7図に示ずように、軸
流インペラ102のボス109に軸方向に貫通する均圧
孔116を設置ノ、上流側ハブ110と前記ボス109
との間に均圧孔116よりも外径側に位置した軸封手段
137を設け、この軸封手段137によって前記ボス1
09と半径流補助インペラ142との間の空間を前記ボ
ス109に隣接して均圧孔116および前記補助インペ
ラ142の吸込側148に連通づる上流側圧力バランス
室150を形成し、または第8図に示すように、軸流イ
ンペラ102のボス109に軸方向に貫通する均圧孔1
16を設け、下流側ハブ114と前記ボス109との間
に均圧孔116よりも外径側に位置して設けた軸封手段
117によって前記ボス109に隣接して均圧孔116
に連通ずる下流側圧ノコバランス室118を形成し、あ
るいは第9図に示すように、前記均圧孔116によって
互に連通されて前記ボス 109の両側に隣接づる上流
側圧力バランス室150と下流側圧力バランス室118
とを形成すれば、前記第1図乃至第5図に示す第1の発
明の各実施例と同様に、前記ボス109の両側に圧力差
が殆んど生じず、その分、軸流インペラ102に生じる
軸推力成分が減少するので、軸推力軽減効果が一層拡大
される。
また、前記第7図または第9図に示す実施例のように上
流側圧力バランス室150を形成する場合は、例えば第
10図に示すように、軸流インペラ102のボス109
に半径流補助インペラ142の前面シコラウド外周部1
44を密接嵌合し、上流側ハブ110と前記ボス109
との間に設けた軸封手段137を前記補助インペラ14
2の前面シュラウド外周部144と上流側ハブ110と
の間の軸封手段145に兼用づ′れば好適である。
なお、前記第7図に示ず実施例において下流側ハブ11
4を設けない場合は、前記第3図に示すように軸流イン
ペラ102のボス109を砲弾状に形成するのが好まし
い。
次に、第3の発明の実施例について説明する。
第11図は、第3の発明を前記各実施例と同様に軸流イ
ンペラを使用した軸流キャンドモータポンプに適用した
実施例を示し、軸流ポンプ105のポンプケーシング1
04内に配設した軸流インペラ102のボス109に軸
方向に貫通する均圧孔116を設け、前記軸流インペラ
 102の上流側108おJ:び下流側113にそれぞ
れこの軸流インペラ102のボス 109に対向する上
流側ハブ110および下流側ハブ114を静止羽根11
1および111を介してポンプケーシング104に固設
し、上流側ハブ110ど前記ボス109との間に均圧孔
116 、J:りも外径側に位置したオリフィスを軸封
手段137として設け、この軸封手段137によって前
記ボス109に隣接して均圧孔116に連通する上流側
圧力バランス室138を形成し、前記下流側ハブ114
と軸流インペラ102との間に半径流補助インペラ14
2をその目玉部143を軸流インペラ102の反対側に
向けて配設し、前記補助インペラ 142の前面シュラ
ウド外周部144と下流側ハブ114との間に形成した
オリフィスによる軸封手段151および下流側ハブ11
4と前記ボス109との間に形成したオリフィスによる
軸封手段117によっで、前記補助インペラ142と前
記ボス109との間に、このボス109に隣接して均圧
孔116および前記補助インペラ142の吐出側146
に連通づる圧力室152を形成し、前記補助インペラ1
42の吸込側148を下流側ハブ114と回転軸103
との拡い軸貫溝部間隙153を介して軸流インペラ10
2の下流側113に連通し、前記軸流ポンプ105に図
示しないが前記第1図に示ず構成のギャンドモータ 1
06を液密に一体に結合する。
このように構成した実施例によれば、前記補助インペラ
142によって圧力室152が昇圧されて前記補助イン
ペラ142の両側に圧力差が生じ、この圧力差によって
前記補助インペラ142に軸流インペラ102に生じる
軸推力成分とは逆方向へのかなりの軸推力成分が生じ、
これに加えて、均圧孔116にて連通された上流側圧力
バランス室138と圧力室152とが殆んど同圧力とな
って軸流インペラ102のボス109にはその両側の圧
力差による軸推力成分が殆んど生じず、その分、軸流イ
ンペラ102に生じる軸推力成分が低減するので、第2
の発明の前記第7図乃至第10図に示す実施例と同程度
の強大な軸推力軽減効果が得られ、前記補助インベラ1
42の所要動力も同様に極めて僅かですむ。
従って、この実施例によれば、下流側ハブ114と軸流
インペラ102との間に半径流補助インペラ142を設
け、この補助インペラ142の前面シュラウド外周部1
44と下流側ハブ114との間に軸封手段151を設け
、上流側ハブ110と軸流インペラ102のボス109
との間および下流側ハブ114と前記ボス109との間
にそれぞれ軸封手段137 J5よび117を設け、な
らびに前記ボス109に均圧孔116を設けてなる比較
的簡単な構成を付加することにJ:って、軸流インペラ
 102に生じる軸■力成分がかなり大きくても、殆ん
との場合、軸流キャンドモータポンプ101全体として
の軸推力を所定値以下に十分軽減することができ、ある
いは軸推力を完全に平衡させることができるト、前記補
助インペラ142の所要動力が極めて僅かで軸流キャン
ドモータポンプ101の効率低下は問題視されない程少
ない。
また、この実施例において、第12図に示すように、軸
流インペラ102のボス109の下流側113の外周端
縁を延長して半径流補助インペラ 142の前面シュラ
ウド外周部144を密接嵌合することにより、前記補助
インペラ142と前記ボス109との間にこのボス10
9に隣接して前記均圧孔116および前記補助インペラ
142の吐出側146に連通する圧力室152を形成し
てもよく、この場合、下流側ハブ114は省くこともで
きる。
次に、第4の発明の詳細な説明する。
第13図は、第4の発明を前記各実施例と同様に軸流イ
ンペラを使用した軸流キャンドモータポンプに適用した
実施例を示し、軸流ポンプ105のポンプケーシング1
04内に配設した軸流インペラ102の上流側108お
にび下流側113にそれぞれこの軸流インペラ102の
ボス109に対向する上流側ハブ110および下流側ハ
ブ114を静止羽根111および111を介してポンプ
ケーシング104に固設し、前記ボス109にこのボス
109を貫通して一端が上流側ハブ110側の側面外径
部に他端が下流側ハブ114側の側面内径部に開口する
複数の斜孔154を穿設して、この斜孔154によって
軸流インペラ/′l3 102の上流側108に吐出側155を軸流インペラ1
02の下流側113に吸込側156をぞれぞれ有する半
径流補助インペラ157を形成して前記ボス109に内
設し、上流側ハブ110と前記ボス109との間に前記
補助インペラ157の吐出側155よりも外径側に位置
して形成したオリフィスを軸封手段131として設け、
この軸封手段137によって上流側ハブ110と前記ボ
ス109との間にこのボス109に隣接して前記補助イ
ンペラ157の吐出側155に連通ずる圧力室158を
形成し、下流側ハブ114ど前記ボス109との間に前
記補助インペラ157の吸込側156よりも外径側に位
置して形成したオリフィスを軸封手段117として設け
、この軸封手段117および下流側ハブ114に装着し
た先端ベアリング115と回転軸103との狭い摺動回
転隙間119によって前記ボス109に隣接して前記補
助インペラ157の吸込側156に連通ずる吸込室15
9を形成し、前記軸流ポンプ105に図示しないが眞記
第1図に示1構成のキャンドモータ 106を液密に一
体に構成する。
このように構成した実施例ににれば、圧力室158が上
流側ハブ110ど前記ボス109との間の軸封手段13
7によって軸流インペラ102の上流側108とは区画
されるとともに前記ボス109に内設した前記補助イン
ペラ157の吐出側155に連通されているので、この
補助インペラ157によって前記ボス109の両側に圧
力差が生じ、すなわち、軸流インペラ102の下流側1
13のポンプ揚液の一部が下流側ハブ114と前記ボス
109との間の軸封手段117および先端ベアリング1
15と回転軸103との狭い摺動回転隙間119を通っ
て吸込室159に流入して前記補助インペラ157に吸
込まれ、この補助インペラ157にて伺勢されて圧力室
158へ流入し、この圧力室158から上流側ハブ11
0と前記ボス109との間の軸封手段137を通って軸
流インペラ102の上流側108へと循環されるが、こ
の循環流量は前記軸封手段131が高流路抵抗であるた
め微少量であり、そのため圧力室158が前記補助イン
ペラ157の締切運転に近い圧力となってこの補助イン
ペラ157を内在する前記ボス109の両側の圧力室1
58と吸込室159との間に大ぎな圧力差が生じ、この
圧力差によって前記ボス109に軸流インペラ102の
下流側113へのかなりの軸推力成分が生じるとともに
、前記第16図乃至第18図に示す従来例において軸流
インペラ15のボスにその両側の圧力差によって生じて
いた軸流インペラ15の上流側への軸推力成分が消滅す
るので、差し引き前記補助インペラ 157を内設した
軸流インペ5102全体としての軸推力成分が大きく減
少される。
これに加えて、キャンドモータ 106側において、前
記第1図に示す実施例と同様に、軸流インペラ102に
生じる軸推力成分とは逆方向への軸推力成分が生じるの
で、強大な軸推力軽減効果が得られる。
また、前記ボス109に内設した半径流補助インペラ1
57は締切運転に近い状態で運転り−るので所要動力は
極めて僅かでJむ。
従って、この実施例ににれば、軸流インペラ102のボ
ス109に複数の斜孔154を穿設して前記ボス109
に半径流補助インペラ 157を内設し、上流側ハブ1
10と前記ボス109との間に軸封手段137を設けて
なる比較的簡単な構成を付加することによって、軸流イ
ンペラ102に生じる軸推力成分がかなり大きくても、
殆んとの場合、軸流キャンドモータポンプ101全体と
しての軸推力を所定ff1以下に十分軽減することがで
き、あるいは軸推力を完全に平衡させることができる上
、前記補助インペラ157を設けることによる軸流キャ
ンドモータポンプ101の効率低下は問題視されない程
少ない。
なお、下流側ハブ114と前記ボス109との間に軸封
手段117を設【プない場合、または下流側ハブ114
を設けない場合は、先端ベアリング115と回転軸10
3との円動回転隙間119にポンプ揚液を通過させるた
めに、先端ベアリング115の内周面にらせん溝を形成
し、あるいは前記第3図または第7図に示す構成のよう
に先端ベアリング115を上流側ハブ110に装着ずれ
ばよい。
また、前記ボス109に内設する半径流補助インペラは
、第14図に示すように、前面シュラウド160と後面
シコシウド161との間に複数の羽根162を挟持配列
した半径流補助インペラ163を前記前面シュラウド1
60、後面シュラウド161および各羽根162を厚肉
にすることにより、軸流インペラ102のボス109を
兼ねるように構成することもできる。
以上、第1乃至第4の発明を、前記第16図に示すよう
に、ポンプ揚液の一部を半径流補助ポンプ12によって
キャンドモータ循環経路24に循環さぜる構成の軸流キ
ャンドモータポンプ11に適用した実施例について説明
したが、前記第17図に示すように、ポンプ揚液の母液
なとの清澄な液を外部液源28からキャンドモータ通液
経路31に通液する構成の軸流ギt7ンドモータボンプ
11や、前記第18図に示1′J:うに、ポンプ揚液の
母液なとの清澄な液を半径流補助ポンプ12によっでキ
ャンドモータ独立循環経路33に循環させる構成の軸流
キャンドモータポンプ11にも勿論適用でき、汎用モー
タなどにて駆動する軸流ポンプにも同様に適用すること
ができる。
 B また、上流側ハブ110と軸流インペラ102のボス1
09との間の軸封手段137、下流側ハブ114と前記
ボス 109との間の軸封手段117ならびに半径流補
助インペラ142と上流側ハブ110または下流側ハブ
114との間の軸封手段145または151は、半径方
向隙間のオリフィスによるほか、すべりベアリングを使
用するキャンドモータポンプのように回転軸に軸方向遊
びがある場合を除いては、軸方向隙間のオリフィスを採
用することができ、さらにはラビリンス、あるいはこれ
らオリフィスやラビリンスの非接触軸封手段に代えて、
オイルシール、リップシールまたはメカニカルシールな
との接触式軸封手段を採用してもよい。
〔発明の効果〕
第1の発明の軸流ポンプの軸推力軽減装置によれば、上
流側ハブと下流側ハブとの少なくとも一方と軸流インペ
ラのボスとの間に軸封手段を設け、および前記ボスに均
圧孔を設けるだけの極めて簡単な構成を付加することに
よって、前記ボスの両側に圧力差が殆んど生じず、その
分、軸流インペラに生じる軸推力成分が数十パーセント
減少するので、軸流インペラに生じる軸推力成分が比較
的小ざい場合には、軸流ポンプの効率低下を招くことな
く全体としての軸推力を所定値以下に軽減することがで
きる。
第2の発明の軸流ポンプの軸推力軽減装置によれば、上
流側ハブと軸流インペラとの間に半径流補助インペラを
設けるとともにこの補助インペラの前面シュラウド外周
部と上流側ハブとの間に軸封手段を設けるだけの簡単な
構成を付加することによって、前記補助インペラの両側
に大きな圧力差が生じてこの補助インペラに軸流インペ
ラに生じる軸推力成分とは逆方向へのかなり人ぎな軸推
力成分が生じるので、軸流インペラに生じる軸推力成分
が比較的大きい場合でも、軸流ポンプに極めて僅かの効
率低下を招くだけで全体としての軸推力を所定値以下に
」−分軽減することができ、あるいは軸推力を完全に平
衡することができる。
この第2の発明の実施態様によれば、前記構成に加えて
、上流側ハブと下流側ハブとの少なくど−し一方と軸流
インペラのボスとの間に軸封手段を設け、および前記ボ
スに均圧孔を設りてなる極めて簡単な構成を付加するこ
とによって、半径流補助インペラに軸流インペラに生じ
る軸推力成分とは逆方向へのかなり大きな軸nf力成分
が生じることに加えて、前記ボスの両側に圧力差が殆/
vど生じず、その分、軸流インペラに生じる軸推力成分
が減少Jるので、軸推力軽減効果がさらに向上される。
第3の発明の軸流ポンプの軸推力軽減装置によれば、軸
流インペラの下流側に半径流補助インペラを設け、この
補助インペラと前記軸流インペラのボスとの間に圧力室
を形成するために、前記補助インペラの前面シュラウド
外周部と下流側ハブとの間およびこの下流側ハブと前記
ボスとの間にそれぞれ軸封手段を設(ブあるいは前記補
助インペラの前面シュラウド外周部を前記ボスの外周端
縁に密接嵌合し、上流側ハブと前記ボスとの間に軸封手
段を設【)、前記ボスに均圧孔を設置プてなる比較的筒
中な構成を付加することによって、前記補助インペラの
両側に大きな圧力差が生じてこの補助インペラに軸流イ
ンペラに生じる軸H[力成分とは逆方向へのかなり大き
な軸推力成分が生じることに加えて、前記ボスの両側に
圧力差が殆んど生じず、その分、軸流インペラに生じる
軸推力成分が数十パーセン1へ減少づるので、軸流イン
ペラに生じる軸推力成分が比較的大きな場合でも、軸流
ポンプに極めて(φかの効率低下を招くたりで全体とし
ての軸推力を所定値以下に十分軽減することができ、あ
るいは軸推力を完全に平衡覆ることができる。
第4の発明の軸流ポンプの軸推力軽減装置によれば、軸
流インペラのボスに半径流補助インペラを内設し、少な
くとも上流側ハブと前記ボスとの間に軸封手段を設りて
なる比較的簡単な構成を付加することによって、前記補
助インペラを内設したボスの両側に大きな圧力差が生じ
てこのボスに軸流インペラの下流側へのかなり大きな軸
推力成分が生じるとともに、従来の軸流インペラにおい
てそのボスに41−じていた軸流インペラの上流側への
軸推力成分が消滅して、差し引き、前記ボスを含めた軸
流インペラに生じる軸推力成分が大きく減少されるので
、本発明を適用しない場合の軸流インペラに生じる軸推
力成分が比較的大ぎな場合でも、軸流ポンプに極めて僅
かの効率低下を招くだけで全体どしての軸推力を所定値
以下に十分軽減することができ、あるいは軸推力を完全
に平衡することができる。
従って、前記いずれの発明もそれぞれ同程度の軸推力軽
減効果を有するよう構成した従来例に比べては、構成簡
単で設備コストおよび運転コストどもに廉価につく軸流
ポンプの軸推力軽減装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の発明を軸流キャンドモータポンプに適用
した一実施例を示す縦断面図、第2図乃至第5図はそれ
ぞれ同上他の実施例を示す一部断面図、第6図は第2の
発明を軸流キャンドモータポンプに適用した一実施例を
示す縦断面図、第7図乃至第10図はそれぞれ同上仙の
実施例を示す一部断面図、第11図は第3の発明を軸流
キ!?ンドモータボンプに適用した実施例を示−1一部
所面図、第12図は同丁他の実施例を示づ一部断面図、
第13図は第4の発明を軸流キャンドモータポンプに適
用した一実施例を示す−・部所面図、第14図は同上仙
の実施例を示す一部断面図、第15図は半径流キャンド
モータポンプにお1〕る軸推力軽減装置を示す縦断面図
、第16図乃至第18図はそれぞれ従来の軸流ギャンド
モータポンブにJ’i L:jる軸推力軽減装置を示づ
縦断面図である。 102・・軸流インペラ、103・・回転軸、104・
・ポンプケーシング、105・・軸流ポンプ、108・
・軸流インペラの上流側、109・・軸流インペラのボ
ス、110・・下流側ハブ、111・・静止羽根、11
3・・軸流インペラの下流側、114・・下流側ハブ、
116・・均圧孔、117・・軸封手段、118・・小
流側圧力バランス室、137・・軸封手段、138・・
上流側圧力バランス窄、142・・半径流補助インペラ
、143・・工仔2At補助インペラの目玉部、144
・・前面シュラウド外周部、5/I 145・・軸封手段、146・・半径流補助インペラの
田川側、147・・圧力室、150・・上流制汗カバラ
ンス室、151・・軸封手段、152・・B−乃至、1
55・・半径流補助インペラの吐出側、156・・半径
流補助インペラの吸込側、157・・半径流補助インペ
ラ、158・・圧力室、163・・半径流補助インペラ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポンプケーシング内に配設した軸流インペラのボ
    スに軸方向に貫通する均圧孔を設け、前記軸流インペラ
    の上流側と下流側との少なくとも一方に前記ボスに対向
    するハブを静止羽根を介して前記ポンプケーシングに固
    設し、前記ハブと前記ボスとの間に前記均圧孔よりも外
    径側に位置して設けた軸封手段によって前記ボスに隣接
    して前記均圧孔に連通する圧力バランス室を形成したこ
    とを特徴とする軸流ポンプの軸推力軽減装置。
  2. (2)ポンプケーシング内に配設した軸流インペラの少
    なくとも上流側にこの軸流インペラのボスに対向するハ
    ブを静止羽根を介して前記ポンプケーシングに固設し、
    この上流側ハブと前記軸流インペラとの間に半径流補助
    インペラをその目玉部を前記軸流インペラ側に向けて配
    設してこの軸流インペラとともに回転軸に挿着し、前記
    半径流補助インペラの前面シュラウド外周部と前記上流
    側ハブとの間に設けた軸封手段によって前記上流側ハブ
    と前記半径流補助インペラとの間にこの半径流補助イン
    ペラの吐出側に連通する圧力室を形成したことを特徴と
    する軸流ポンプの軸推力軽減装置。
  3. (3)軸流インペラのボスに軸方向に貫通する均圧孔を
    設け、前記軸流インペラの上流側と下流側との少なくと
    も一方のハブと前記ボスとの間に前記均圧孔よりも外径
    側に位置して設けた軸封手段によって前記ボスに隣接し
    て前記均圧孔に連通する圧力バランス室を形成したこと
    を特徴とする請求項2記載の軸流ポンプの軸推力軽減装
    置。
  4. (4)軸流インペラのボスに半径流補助インペラの前面
    シュラウド外周部を密接嵌合し、上流側ハブと前記ボス
    との間に設けた軸封手段を前記半径流補助インペラの前
    面シュラウド外周部と前記上流側ハブとの間の軸封手段
    に兼用したことを特徴とする請求項3記載の軸流ポンプ
    の軸推力軽減装置。
  5. (5)ポンプケーシング内に配設した軸流インペラのボ
    スに軸方向に貫通する均圧孔を設け、前記軸流インペラ
    の少なくとも上流側に前記ボスに対向するハブを静止羽
    根を介して前記ポンプケーシングに固設し、前記上流側
    ハブと前記ボスとの間に前記均圧孔よりも外径側に位置
    して設けた軸封手段によって前記ボスに隣接して前記均
    圧孔に連通する上流側圧力バランス室を形成し、前記軸
    流インペラの下流側に半径流補助インペラをその目玉部
    を前記軸流インペラの反射側に向けて配設してこの軸流
    インペラとともに回転軸に挿着し、前記半径流補助イン
    ペラと前記ボスとの間にこのボスに隣接して前記均圧孔
    および前記半径流補助インペラの吐出側に連通する圧力
    室を形成したことを特徴とする軸流ポンプの軸推力軽減
    装置。
  6. (6)ポンプケーシング内に配設した軸流インペラのボ
    スにこの軸流インペラの上流側に吐出側を下流側に吸込
    側を有する半径流補助インペラを内設し、前記軸流イン
    ペラの少なくとも上流側に前記ボスに対向するハブを静
    止羽根を介して前記ポンプケーシングに固設し、この上
    流側ハブと前記ボスとの間に前記半径流補助インペラの
    吐出側よりも外径側に位置して設けた軸封手段によって
    前記ボスに隣接して前記半径流補助インペラの吐出側に
    連通する圧力室を形成したことを特徴とする軸流ポンプ
    の軸推力軽減装置。
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