JPH11182394A - 内燃機関の点火時期制御装置 - Google Patents

内燃機関の点火時期制御装置

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JPH11182394A
JPH11182394A JP9355903A JP35590397A JPH11182394A JP H11182394 A JPH11182394 A JP H11182394A JP 9355903 A JP9355903 A JP 9355903A JP 35590397 A JP35590397 A JP 35590397A JP H11182394 A JPH11182394 A JP H11182394A
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JP
Japan
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engine
ignition timing
acceleration
timing
time
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JP9355903A
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Inventor
Masashi Matsuoka
正史 松岡
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

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  • Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】点火時期遅角制御を、復帰させるタイミングが
機関加速時の機関回転数によって変化する出力軸トルク
の立ち上がりタイミングに合わせて設定し、幅広い機関
回転数域において機関加速時の車両前後振動を確実に抑
制する。 【構成】所定の加速状態を判定すると(S14)、点火
時期が実行点火時期AACC1に遅角される(S16、
S24)。この際、機関回転数NEとギア比NVRから
遅角制御時間TACC1が設定され(S18)、遅角制
御時間TACC1の間、点火時期の遅角が行われる(S
22)。この場合、遅角制御時間TACC1は、機関加
速時の機関回転数NEやギア比NVRによって変化する
手動変速機14から車輪に伝達される出力軸トルクの立
ち上がりのタイミングに合わせて設定されているので、
機関加速時の車両前後加速度を確実に抑制することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の点火時
期制御装置に関し、特に、機関加速時の運転特性を向上
させることができる内燃機関の点火時期制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の加速時における機関出力の上
昇に伴う車両前後振動を低減し、機関加速時の運転特性
を良好にするために、従来より、内燃機関の加速時に運
転状態に基づいて定められる基本点火時期を遅角制御す
ることがなされている。この車両前後振動は、変速機か
ら駆動輪に伝達される出力軸トルクの変動により引き起
こされるものであり、車両前後振動を抑制するにはこの
出力軸トルクの変動を抑制する必要がある。
【0003】そこで、特開平9─209894号公報に
おいては、機関加速時に点火時期を遅角制御し、出力軸
トルクの変動を的確に抑制するために、機関加速時が検
出された後の遅角制御を復帰させるまでの遅角制御時
間、換言すれば、遅角制御の復帰タイミングを出力軸ト
ルクが駆動輪に伝達されるまでのトルク伝達時間を考慮
に入れて設定することがなされている。トルク伝達時間
は変速機のギア比によっても変わることから、遅角制御
の復帰タイミングをギア比に基づいて設定している。し
たがって、この公報に記載のものにおいては、変速機の
ギア比によりトルク伝達時間に差が生じても遅角制御の
復帰タイミングを適切に定めることができ、車両前後振
動をより確実に抑制することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特開平9─
209894号公報においては、変速機のギア比によっ
て遅角制御の復帰タイミングが設定されるものの、同一
のギア比であっても機関高回転時における加速時と機関
低回転時における加速時とでは単位時間当たりの機関燃
焼回数が異なるため、変速機から駆動輪に伝達される出
力軸トルクの立ち上がるタイミングも異なる。この結
果、内燃機関の回転数によっては遅角制御の復帰タイミ
ングが適切なタイミングからずれて車両前後振動を確実
に抑制することができないという問題があった。
【0005】すなわち、図5(c)に機関加速時の遅角
制御がなされない場合の車両前後加速度の挙動を示す
が、時刻t1において、図5(a)に示すようにスロッ
トルバルブが開かれ加速がなされると、機関出力の上昇
に伴い出力軸トルクが立ち上がり車両前後加速度は大き
くなるとともに、その後、車両前後加速度は変動する。
ここで、機関加速時における機関回転数が図5(b)の
破線で示すように低回転であると、単位時間当たりの機
関燃焼回数が少ないため、図5(c)の破線で示すよう
に車両前後加速度の立ち上がりは遅く、時刻t2におい
て、ピーク値に達する。これに対し、機関加速時の機関
回転数が図5(b)の実線で示すように高回転である
と、単位時間当たりの機関燃焼回数が多いため、図5
(c)の実線で示すように車両前後加速度の立ち上がり
は早く、そのピーク値に達する時刻も時刻t2よりも早
い時刻t3へと変化する。したがって、機関低回転時に
おいて車両前後加速度のピーク値を低減するように、且
つ、ピーク後の車両前後加速度の落ち込みを抑制するよ
うに遅角制御の復帰タイミングを設定すると、機関高回
転時には車両前後加速度がピーク値に達した後もしばら
くは遅角制御がなされ、ピーク後の車両前後加速度の落
ち込みを抑制することができず、車両前後振動を確実に
抑制をすることができないという問題があった。
【0006】そこで、このような従来技術の問題に鑑み
て、本発明は、幅広い機関回転数域において機関加速時
の車両前後振動をより確実に抑制することができ、機関
加速時の運転性能を向上させることのできる内燃機関の
点火時期制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の内燃機関の点火
時期制御装置は、上記目的を達成するためになされたも
のであり、内燃機関の加速時に機関運転状態に基づいて
定められる点火時期を遅角制御する内燃機関の点火時期
制御装置において、前記内燃機関の機関回転数を検出す
る機関回転数検出手段と、検出される機関回転数に基づ
いて上記遅角制御を復帰させる復帰タイミングを設定す
る復帰タイミング設定手段とを備えている。
【0008】これにより、本発明によれば、機関加速時
の機関回転数によって変化する変速機から駆動輪に伝達
される出力軸トルクの立ち上がりタイミングに合わせて
遅角制御を復帰させる復帰タイミングを設定することが
でき、幅広い機関回転数域において遅角制御の復帰タイ
ミングを適切なタイミングとすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図5の図面を用い
て本発明における内燃機関の点火時期制御装置の一実施
の形態について詳細に説明する。
【0010】図1は、本実施の形態における内燃機関の
点火時期制御装置の概略構成図である。この図におい
て、複数の気筒を有する内燃機関1は、エアクリーナ
3、吸気通路2を介して吸気ポート1aに空気が供給さ
れ、また、吸気ポート1aの近傍には各気筒毎にインジ
ェクタ4が設けられ、インジェクタ4から燃料が供給さ
れる。そして、これら供給された空気と燃料の混合気が
各気筒毎に設けられた吸気バルブ5aを介して燃焼室1
bへ導入され、この導入された混合気は点火プラグ10
で点火されることにより、燃焼室1b内にて燃焼され、
これにより機関出力が得られる。その後、燃焼後の排気
ガスは排気バルブ5bを介して各気筒毎の排気マニホー
ルドが集合する排気通路6へと排出され、排気ガス中の
有害成分である炭化水素(HC)、一酸化炭素(CO)
及び窒素酸化物(NOx)を同時に浄化する触媒装置と
しての三元触媒13を経て外部に排出される。
【0011】また、上述のようにして得られた機関出力
は、クランク軸から手動変速機14へと伝達され、手動
変速機14からの出力軸トルクは駆動輪に伝達される。
【0012】内燃機関1の吸気通路2の途中には、その
上流側から順に内燃機関1の吸入空気量を検出するエア
フロメータ7、アクセルペダルに連動して開閉され吸入
空気量を調節するスロットルバルブ8が設けられ、スロ
ットルバルブ8の近傍には、スロットル開度TAを検出
するスロットルセンサ21が設けられている。
【0013】また、内燃機関1のシリンダブロック1c
には、機関冷却水温度THWを検出するための水温セン
サ22が設けられ、点火コイルから出力される高電圧を
各気筒毎に設けられた点火プラグ10に分配するディス
トリビュータ11には、同ディストリビュータ11のロ
ータの回転から機関回転数NEを検出する回転数センサ
23及び特定気筒の吸気上死点を検出する気筒判別セン
サ24が設けられている。更に、手動変速機14の出力
軸には、車速SPDを検出する車速センサ25が設けら
れている。
【0014】上述したエアフロメータ7、スロットルセ
ンサ21、水温センサ22、回転数センサ23、気筒判
別センサ24及び車速センサ25は、電子制御装置(以
下、ECUと称す)30にそれぞれ接続され、ECU3
0は、これらエアフロメータ7、各種センサ21〜25
からの検出信号に基づき、インジェクタ4及びイグナイ
タ12を好適に駆動制御するようになっている。
【0015】図2は、本実施の形態において、ECU3
0で行われる点火時期制御ルーチンを示すフローチャー
トであり、このルーチンは4msec毎に実行される。
【0016】まず、ステップ10では、ECU30に内
蔵されるカウンタを調べて所定の点火時期演算タイミン
グに達したかどうかを判定し、点火時期演算タイミング
に達していなければリターンする。一方、点火時期演算
タイミングに達していればステップ12に進み、ステッ
プ12では、エアフロメータ7からの検出信号や回転数
センサ23からの検出信号から得られる機関1回転あた
りの吸入空気量GNや上述した各種センサから得られる
各種データに基づき要求点火時期ACALを算出する。
【0017】続くステップ14では、機関加速時の遅角
制御実行条件を満足するか否かを判定する。本実施の形
態においては、機関暖機後の加速時に後述する遅角制御
を行うものであり、具体的には下記実行条件が全て成立
したときに遅角制御を行う。ここで、CLLOFはスロ
ットルバルブが開かれた時点からカウントアップされる
カウンタ値であってアイドルOFF時間を示すものであ
り、ΔGNは今回得られた機関1回転あたりの吸入空気
量GNと前回得られた機関1回転あたりの吸入空気量G
Nとの差、すなわち、機関1回転あたりの吸入空気量G
Nの変化量を示すものである。 (a) 1000rpm≦NE<4000rpm (b) SPD≧5km/h (c) THW≧60℃ (d) CLLOF<1500ms (e) GN≧0.6g/rev (f) ΔGN≧0.15g/rev
【0018】ステップ14で上記実行条件が全て成立し
ていると判定されたときにはステップ15に進み、ステ
ップ15では、実行フラグXACC1を“1”とし、続
くステップ16では、図3に示す、要求点火時期ACA
Lと実行点火時期AACC1の関係を示すマップ図よ
り、ステップ12で得られた要求点火時期ACALから
加速時遅角制御の実行点火時期AACC1を算出する。
実行点火時期AACC1は要求点火時期ACALに対
し、内燃機関1に失火が生じない範囲内で遅角側に設定
されており、上記実行条件を満たす機関加速時には要求
点火時期ACALに代え、実行点火時期AACC1にて
点火を行い、これにより、機関加速時における車両前後
加速度のピーク値を低減する。
【0019】続く、ステップ18では、図4に示す、手
動変速機14のギア比NVRと機関回転数NEの関係を
示すマップ図より、遅角制御時間TACC1を算出す
る。手動変速機14のギア比NVRは機関回転数NEと
車速SPDより求められ、図4に示すマップでは、ギア
比NVRとして機関回転数NEを車速SPDで除した値
に20を乗じた値が格納されていることから、これと同
様にして求められる。また、遅角制御時間TACC1は
遅角制御の開始から復帰までを規定する時間であって、
出力軸トルクの立ち上がりタイミングを考慮に入れて設
定される。一般的に、ギア比NVRが大きい程、ギアの
もつ固有周波数が大きく、車両前後加速度の立ち上がり
が遅い。また、機関回転数NEが小さい程、単位時間当
たりの燃焼回数が少なく、車両前後加速度の立ち上がり
が遅い。したがって、本実施の形態では、図4のマップ
図に示すように、ギア比NVRが大きく、機関回転数N
Eが小さい程、遅角制御時間TACC1は長くされる。
【0020】次いで、ステップ19では、加速時遅角制
御実行時間を示す遅角カウンタCACC1がカウントア
ップされる。
【0021】一方、ステップ14で上記実行条件が成立
していないと判定されたときには、ステップ23に進
み、ステップ23では、実行フラグXACC1が“1”
か否かを判定し、“1”の場合は上述した加速時遅角制
御実行中であるとして、ステップ19に進み、“1”で
ない場合はステップ32に進む。
【0022】次いで、ステップ20では、スロットルセ
ンサ21の検出信号に基づき、スロットルバルブ8が全
閉かどうかを調べ、全閉でなければ、アイドルオフとし
てステップ22に進む一方、スロットルバルブ8が全閉
であれば、減速がなされており、加速時遅角制御は不必
要であるため、ステップ21に進み、ステップ21で
は、遅角制御カウンタCACC1と実行フラグXACC
1とをクリアし、ステップ32に進む。
【0023】ステップ20で否定判定されて進むステッ
プ22では、遅角カウンタCACC1が遅角制御時間T
ACC1に達したかどうかを調べ、遅角カウンタCAC
C1が遅角制御時間TACC1に達していなければ、加
速時遅角制御実行中であるとして、ステップ24に進
み、ステップ24では、要求点火時期ACALを実行点
火時期AACC1とし、ステップ32に進む。また、ス
テップ22において、遅角カウンタCACC1が遅角制
御時間TACC1に達していれば、加速時遅角制御の復
帰タイミングであるとしてステップ26に進む。
【0024】ステップ26からステップ30では、加速
時遅角制御を復帰させる動作を行う。すなわち、ステッ
プ26では、実行点火時期AACC1に進角量αを加算
し、実行点火時期AACC1を徐々に進角させ、換言す
れば、遅角量を徐々に減衰させ、続く、ステップ28で
は、実行点火時期AACC1が要求点火時期ACALに
達したかどうか調べ、実行点火時期AACC1が要求点
火時期ACALに達していれば、加速時遅角制御の復帰
が終了したとして、ステップ30に進み、ステップ30
では実行フラグXACC1と遅角カウンタCACC1と
がクリアされる。一方、ステップ28で実行点火時期A
ACC1が要求点火時期ACALに達していないと判定
されたときには、加速時遅角制御の復帰が終了していな
いとして、ステップ24に進む。
【0025】次いで、ステップ32では、要求点火時期
ACALを今回の点火時期AOPとして設定し、リター
ンする。
【0026】次に、上述した点火時期制御ルーチンによ
り設定される点火時期AOPの推移を上述した図5
(a)乃至図5(c)とともに図5(d)に示す。
【0027】図5(d)において、内燃機関1の加速が
なされる時刻t1以前においては、点火時期AOPは機
関1回転あたりの吸入空気量GN等から算出される要求
点火時期ACALが設定される。一方、内燃機関1の加
速がなされ機関加速時が検出されると、加速時遅角制御
により点火時期AOPは要求点火時期ACALよりも遅
角側に設定された実行点火時期AACC1へと変更さ
れ、すなわち、点火時期AOPが遅角される。
【0028】この加速時遅角制御の遅角制御時間TAC
C1は、機関加速時の手動変速機14のギア比NVRや
機関回転数NEによって変化する出力軸トルクの立ち上
がりタイミング、つまり、図5(c)に示す、車両前後
加速度の立ち上がりタイミングに合わせて設定され、同
一ギア比NVRであれば、機関回転数NEが低回転のと
きには、図5(d)のAの時間、また、機関回転数NE
が高回転のときには、図5(d)のBの時間のあいだ点
火時期AOPが大きく遅角される。これにより、機関低
回転時の時刻t2における車両前後加速度のピーク値を
十分に低減できるとともに、機関高回転時の時刻t3に
おける車両前後加速度のピーク値も十分に低減できる。
【0029】また、加速時遅角制御の実行時間が遅角制
御時間TACC1に達すると、機関回転数NEが低回転
のときには、図5(d)の破線に示すように、また、機
関回転数NEが高回転のときには、図5(d)の実線に
示すように加速時遅角制御が復帰され、すなわち、点火
時期AOPが徐々に進角される。これにより、機関加速
時の機関回転数NEに係わらず、車両前後加速度のピー
ク後における点火時期AOPの遅角量が小さくされ、こ
のときの車両前後加速度の落ち込みを抑制することがで
きる。
【0030】このように、本実施の形態では、機関回転
数NEと手動変速機14のギア比NVRより、遅角制御
時間TACC1を設定することにより、機関加速時のギ
ア比NVRや機関回転数NEによって変化する手動変速
機14から車輪に伝達される出力軸トルクの立ち上がり
タイミングに合わせて、遅角制御を復帰させる復帰タイ
ミングを設定することができ、ギア比NVR、機関回転
数NEに係わらず遅角制御の復帰タイミングを適切なタ
イミングとすることができる。したがって、機関加速時
の車両前後加速度のピーク値を低減できるとともに、車
両前後加速度の落ち込みを抑制することができるため、
機関加速時の車両前後振動を確実に抑制することがで
き、機関加速時の運転性能を向上させることができる。
【0031】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではなく、上記実施の形態において、手動変速機
14のギア比NVRは、機関回転数NEと車速SPDよ
り求められ、ギア位置を認識していたが、センサを設け
るなどして直接ギア位置を認識するようにしてもよい。
【0032】さらに、図4に示した遅角制御時間TAC
C1のマップを異なる内燃機関、車両、駆動方式に対応
した複数種類用意し、ECU30に格納することも可能
である。これにより、駆動方式等が異なる車種であって
も、ECU30に格納されているマップを逐次選択する
ことにより、車種によってECU30を変える必要がな
く、1種類のECU30で済ませることができる。
【0033】
【発明の効果】本発明の内燃機関の点火時期制御装置に
よれば、機関加速時の機関回転数によって変化する変速
機から車輪に伝達される出力軸トルクの立ち上がりタイ
ミングに合わせて、遅角制御を復帰させる復帰タイミン
グを設定することができ、幅広い回転数域において遅角
制御の復帰タイミングを適切なタイミングとすることが
できるため、機関加速時の車両前後振動を確実に抑制す
ることができ、機関加速時の運転性能を向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における内燃機関の点火時
期制御装置の概略構成図。
【図2】本発明の実施の形態における点火時期制御ルー
チンを示すフローチャート。
【図3】要求点火時期ACALと実行点火時期AACC
1の関係を示すマップ図。
【図4】手動変速機14のギア比NVRと機関回転数N
Eおよび遅角制御時間TACC1の関係を示すマップ
図。
【図5】機関加速時のスロットルバルブ8、機関回転数
NE、遅角制御がされない場合の車両前後加速度の挙
動、点火時期AOPをそれぞれ示すタイミングチャー
ト。
【符号の説明】
1…内燃機関、1a…吸気ポート、1b…燃焼室、1c
…シリンダブロック、2…吸気通路、3…エアクリー
ナ、4…インジェクタ、5a…吸気バルブ、5b…排気
バルブ、6…排気通路、7…エアフロメータ、8…スロ
ットルバルブ、10…点火プラグ、11…ディストリビ
ュータ、12…イグナイタ、13…三元触媒、14…手
動変速機、21…スロットルセンサ、22…水温セン
サ、23…回転数センサ、24…気筒判別センサ、25
…車速センサ、30…ECU

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の加速時に機関運転状態に基づ
    いて定められる点火時期を遅角制御する内燃機関の点火
    時期制御装置において、前記内燃機関の機関回転数を検
    出する機関回転数検出手段と、検出される機関回転数に
    基づいて上記遅角制御を復帰させる復帰タイミングを設
    定する復帰タイミング設定手段とを備えていることを特
    徴とする内燃機関の点火時期制御装置。
JP9355903A 1997-12-24 1997-12-24 内燃機関の点火時期制御装置 Pending JPH11182394A (ja)

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JP9355903A JPH11182394A (ja) 1997-12-24 1997-12-24 内燃機関の点火時期制御装置

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JP9355903A JPH11182394A (ja) 1997-12-24 1997-12-24 内燃機関の点火時期制御装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019060328A (ja) * 2017-09-28 2019-04-18 株式会社Subaru エンジン制御装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019060328A (ja) * 2017-09-28 2019-04-18 株式会社Subaru エンジン制御装置

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