JPH1118238A - 通線用呼び線 - Google Patents

通線用呼び線

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JPH1118238A
JPH1118238A JP18752697A JP18752697A JPH1118238A JP H1118238 A JPH1118238 A JP H1118238A JP 18752697 A JP18752697 A JP 18752697A JP 18752697 A JP18752697 A JP 18752697A JP H1118238 A JPH1118238 A JP H1118238A
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JP
Japan
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wire
pipe
cable
shaping
wound around
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JP18752697A
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English (en)
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Minoru Takahashi
實 高橋
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  • Electric Cable Installation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 線材の長手方向においては、挿入進行に十分
な耐圧縮力と直進性を備え、側方への曲げ圧に対しては
比較的容易に曲がり姿勢に変化することができる線材で
あって、管体との摩擦抵抗力が少なく、保管時にドラム
巻き状としても巻き癖がつきにくいケーブル通線作業用
の線材をえること。 【解決手段】 延伸処理を施し所要径に形成した合成樹
脂製単一線材を螺旋状に形付けしてなるもの。また、線
材自体に縒りをかけながら螺旋状に形付けしてなるも
の。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通称呼び線と呼ば
れている通線用の線材であって、主として電線や電話線
・光ファイバー等の通信ケーブルを既に敷設または配管
済みの電線保護管や通信ケーブル保護管(以下ケーブル
保護管という)内に挿通配線するときに使用する通線作
業用の線材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のケーブル挿通用の線材即
ち呼び線には、図7に示したように、3本の合成樹脂線
材を撚り合わせて撚り線状とした呼び線3が知られてい
る(例えば実公昭61ー22424号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この素線3本を撚り合
わせた呼び線3は、滑りがよく、剛直性に優れ、ケーブ
ル保護管内への挿通に当たって管体との摩擦抵抗が比較
的少なく直進性に優れているため、殊に直線状に配管さ
れたケーブル保護管に対して通線作業を行うのに適した
呼び線として作業者間に好評を博するに至っている。
【0004】しかしながら、主として建造物中に配管さ
れているケーブル保護管は直線状配管のものばかりでは
なく、屈曲配管部分や蛇行配管部分を有するものが多数
を占めているのが現状である。従来の前記呼び線にあっ
ては、剛直性に優れ直進性に優れていることから、前記
のように直線状に配管された管体に対しては極めて優れ
たものではあるが、屈曲配管や蛇行配管の管体に対して
は、剛直性,直進性の良好さ故に、屈曲性と蛇行性に乏
しく、管内への挿通作業時に屈曲部分や蛇行部分におい
て管壁への衝突力が大きく、挿通作業が困難で時間と労
力を要するという課題を有するものとなっていた。
【0005】そこで、本発明は、このような従来の呼び
線が有していた課題を解決するために種々の形状の試作
品を製造しケーブル管内への挿通実験を繰り返した結
果、単一の樹脂線材を特殊形状に加工することによっ
て、線材の長手方向においては、挿入進行に十分な耐圧
縮力と直進性を備えているものでありながら、側方への
曲げ圧に対しては比較的容易に曲がり姿勢に変化するこ
とができる線材であって、管体との摩擦抵抗力が少な
く、保管時にドラム巻き状としても巻き癖がつきにくい
という呼び線、より正しくは呼び線用の線材を提供する
ことを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】該目的を達成するために
講じた本発明にいう通線用呼び線の構成は、延伸処理を
施して所要径に形成した合成樹脂製単一線材を螺旋状に
形付けしてなる構成としたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明にいう通線用呼び線は、こ
のような構成としたものであり、その実施に当たって
は、線材自体に縒りをかけながら螺旋状に形付けする
と、単一の線材であっても、軸線方向の圧縮力に対して
耐圧性を増加させ、直進性にも優れた線材とすることが
できる。
【0008】使用する樹脂素材は、ポリエステル樹脂、
ポリアミド樹脂やポリエチレン・ポリプロピレン等のポ
リオレフィン系樹脂等が靭性と引っ張り耐力に優れてい
る点で好ましいが、特に限定されるものではなく任意に
選定すればよい。
【0009】
【実施例】以下本発明の実施例について図面に基づいて
説明する。図面中、図1及び図2は、本発明の第1実施
例を示した図であって、図示の線材1は、ポリエステル
樹脂を図外の樹脂押出機から押出して延伸処理を施し、
線径4mmφに形成した単一線材であって、これを線材
自体に縒りをかけながら図外の成形用芯材に螺旋状に巻
き付けて形付けしたものである。該実施例に示した線材
1は、図2にその断面形状を拡大して示したように、線
材1が仮想円の中心軸cの回りに少許の空間sを形成す
る態様の螺旋状に形付けさせたものである。
【0010】而して、この線材1は、例えば30m,5
0m,70m,100m等の通線作業時に必要な所要長
さに切断し、その両端部に、一端にケーブル連結用の小
孔12をもつ金具10を、そのスリーブ部11を加圧圧
縮させることによって連結させてある。
【0011】このようにして形成された呼び線は、例え
ば建築物中に配管してあるケーブル保護管に電線等を挿
通配線するに先立って、電線挿入側の反対側からこの呼
び線をケーブル保護管内に押し込みながら挿入させ、そ
の先端部を電線挿入側に突出させ、当該先端金具10の
小孔12を利用して電線を連結し、次いで、呼び線を挿
入した側から順次引き出すことによって、電線をケーブ
ル保護管内に引き込み引き出して通線する作業に使用す
る。
【0012】図中、図3及び図4は、本発明の第2実施
例を示した図であって、図示の線材1は、延伸処理後の
線径を4.6mmφに形成した単一線材であって、これ
を線材自体に縒りをかけながら前記第1実施例の場合と
同様にして螺旋状に形付けしたものである。該実施例に
示した線材1は、その断面形状を拡大して図4に示した
ように、線材1の外周面の一部が常に中心軸cに接する
状態に螺旋状に形付けさせたものである。
【0013】而して、この線材1も、前記のように、通
線作業時に必要な所要長さに切断され、その一端部に
は、前記と同様に一端にケーブル連結用の小孔12をも
つ金具10がそのスリーブ部11を介して加圧連結さ
れ、他端側には、前記と同様の金具10を一端に加圧連
結させてある可撓性金属ワイヤー14を、同じく金属製
のスリーブ金具13を用いて加圧連結させたものであ
る。これらの金具10、スリーブ金具13及び金属ワイ
ヤー14は、前記図7においても示したように公知のも
のである。
【0014】図5は、線材1の更に他の実施例について
示したもので、この線材1は、同図にみられるように、
線材1の一部が常に螺旋仮想円の中心軸cの上に重なっ
ている状態で螺旋状に形付けさせてあるものである。本
発明にいう線材1は、このような構成のものとして実施
することもできるのである。
【0015】前記図3に示した線材1と前記図7に示し
た公知の線材3とについて、図6に略示したレイアウト
の試験用電線管Pについて挿通試験をした。試験1及び
試験3は管内を空洞状態、試験2及び試験4は障害物と
して管内に線材3を入線した状態で試験した。 第1装置 使用電線管の内径:19mmφ 各コーナー部分の中心R寸法:75mm 各直線部分の長さ:4000mm
【0016】第2装置 使用電線管の内径:25mmφ 各コーナー部分の中心R寸法:120mm 各直線部分の長さ:4000mm
【0017】本発明にいう線材1の線径は、前記実施例
において示した2種類に限られるものではなく、3〜7
mm程度のものが適しており、4〜5.5mm程度のも
のが多く使用される。
【0018】以上本発明の代表的と思われる実施例につ
いて説明したが、本発明は必ずしもこれらの実施例に示
した形状のもののみに限定されるものではなく、本発明
にいう前記の構成要件を備え、かつ、本発明にいう目的
を達成し、以下にいう効果を有する範囲内において適宜
改変して実施することができるものである。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から既に明らかなように、本
発明は、延伸処理を施して所要径に形成した合成樹脂製
単一線材を螺旋状に形付けして呼び線用の線材としたも
のであるから、線材の軸線方向における圧縮力に対して
は十分な耐力を有しており、ケーブル保護管への挿入進
行に必要な十分な耐圧縮力と直進性とを備えているもの
でありながら、ケーブル保護管の屈曲部や蛇行部におけ
る側方への曲げ圧に対しては比較的容易に管体に沿った
曲がり姿勢に変化することができるという極めて顕著な
効果を期待することができるに至ったのである。しか
も、管体との摩擦抵抗力が少なく、保管時にドラム巻き
状としても巻き癖がつきにくいという効果をも併せ有し
ているものである。
【0020】更に、その実施に当たって、線材自体に縒
りをかけながら螺旋状に形付けした場合には、単一の線
材であっても、軸線方向の圧縮力に対してより一層の耐
圧性を増加させることができ、直進性にもより一層優れ
た線材とすることができるという顕著な効果を期待する
ことが出来るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示した一部切断正面図。
【図2】図1中のII−II線に沿った断面図。
【図3】第2実施例を示した一部切断正面図。
【図4】図3中のIV−IV線に沿った断面図。
【図5】第3実施例を示す図2相当部分の断面図。
【図6】試験用電線管のレイアウト図。
【図7】従来例を示した一部中断正面図。
【符号の説明】
1 線材 10 金具

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 延伸処理を施し所要径に形成した合成樹
    脂製単一線材を螺旋状に形付けしてなる通線用呼び線。
  2. 【請求項2】 線材自体に縒りをかけながら螺旋状に形
    付けしてなる請求項1に記載の通線用呼び線。
JP18752697A 1997-06-26 1997-06-26 通線用呼び線 Pending JPH1118238A (ja)

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JP18752697A JPH1118238A (ja) 1997-06-26 1997-06-26 通線用呼び線

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JPH1118238A true JPH1118238A (ja) 1999-01-22

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JP18752697A Pending JPH1118238A (ja) 1997-06-26 1997-06-26 通線用呼び線

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009131934A1 (en) * 2008-04-21 2009-10-29 Powers Wilber F Pushable cable
US7915531B2 (en) 2007-05-21 2011-03-29 Southwire Company Pushable cable
US10398466B2 (en) 2007-07-27 2019-09-03 Ethicon Llc Ultrasonic end effectors with increased active length

Cited By (4)

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