JPH11181532A - 焼結鉱製造方法 - Google Patents

焼結鉱製造方法

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JPH11181532A
JPH11181532A JP36326197A JP36326197A JPH11181532A JP H11181532 A JPH11181532 A JP H11181532A JP 36326197 A JP36326197 A JP 36326197A JP 36326197 A JP36326197 A JP 36326197A JP H11181532 A JPH11181532 A JP H11181532A
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JP
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packed bed
sintering
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JP36326197A
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Tsutomu Okada
務 岡田
Yozo Hosoya
陽三 細谷
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Nippon Steel Corp
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Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 焼結配合原料をパレット上に層状に装入し、
上面から点火して焼結鉱を製造する方法の生産性を向上
する。 【解決手段】 原料充填層の装入密度を1.9〜3.0
t/m2 とし、点火部から排鉱部までのストランドのう
ち、点火部からのストランド長さ20%以上のある位置
から排鉱部より手前のある位置までの範囲内の差圧を、
点火部からのストランド長さ20%未満の範囲内の原料
充填層の層厚方向の差圧に対して、1.1〜5.0倍に
調節して、上層から下層に向かって配合原料内の燃料を
燃焼させて原料粉鉱石を焼結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高炉製造法の原料で
ある焼結鉱を製造する際の生産性を向上する焼結鉱製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄鉱石の焼結に関しては、ドワイトロイ
ド式焼結機が広く用いられている。これは、原料粉鉱石
に石灰石や珪石等の溶剤と粉コークス等の燃料と水とを
加えて混合、造粒した配合原料を、キャタピラ状に配列
した焼結パレット上に充填して原料充填層を形成し、焼
結パレットを順次水平移動して、点火炉内で充填層の表
面に点火した後、下方から吸引して、配合原料内のコー
クス等の燃料を燃焼させ、発生した熱で原料粉鉱石を溶
融、凝固し、燃焼帯を漸次表層部から下層部に移行させ
て焼結するもので、焼結時間は20〜40分程度であ
る。
【0003】グリーナワルド式焼結機等のような他の回
分式焼結機に比べて、ドワイトロイド式焼結機は連続式
であり、大量生産に適しているのが広く用いられている
理由である。現在のドワイトロイド式焼結機は大型化し
ており、幅5m×長さ100mといったものまである
が、生産率は34〜43t/d/m2 程度である。
【0004】ここで、世界的な資源事情を鑑みると、高
炉製造法の原料となる塊鉱石の供給量不足が顕著となっ
ており、これに伴い塊鉱石の価格も増大する一方なの
で、粉鉱石の多量使用が求められている。ただし、焼結
鉱の生産量を増大するために、焼結機を増設し、あるい
は焼結機を更に大型化すると多額の設備投資が必要にな
るため、焼結機の生産性向上が強く求められている。ま
た、焼結鉱の製造は、高炉製造法から要求される成品焼
結鉱の品質を維持して生産性を最大とすると共に、風量
原単位、NOx排出量原単位を極力抑制するような操業
が求められる。
【0005】特開昭56−105437号公報には、
「焼結原料の通気性をその装入密度で適正に制御する方
法」により、安定した品質の焼結鉱を優れた生産性のも
とで製造できることが開示されている。しかしながら、
従来は適正な装入密度が1.7〜1.9t/m2 である
範囲を前提としており、焼結機の生産率を大幅に増大す
るものではなく、画期的な生産性向上技術とは言い難い
ものであった。
【0006】特開昭57−152432号公報には、
「装入原料の点火後の焼結面に振動荷重を付与して高密
度化する方法」により、焼結鉱の歩留、強度を向上でき
ることが開示されている。しかしながら、原料充填層を
圧密化すると、通気性が阻害されるため、生産率を支配
する燃焼溶融帯の移行速度が低下してしまう悪影響があ
った。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の技術は、い
ずれも原料充填層の密度を調節することにより、焼結鉱
の歩留あるいは品質を向上しようとするものである。し
かしながら、次世代焼結技術として生産性を大幅に向上
させるためには、原料の装入密度を増加させ、かつ焼結
パレットの移動速度を従来と同等に維持し、あるいは従
来より増加できる技術が求められる。
【0008】この際問題となるのは、原料充填層内の燃
焼帯が表層部から漸次下層部に移行する移行速度であ
る。原料充填層の密度が増加することによって、通気性
が悪化し、移行速度が従来よりも低下するのであれば、
焼結完了に必要な焼結機の長さおよび焼結時間が増加
し、生産性は向上しないからである。従って、焼結鉱の
歩留、強度を向上できるにも関わらず、現状よりも原料
充填層の装入密度を増加することができないでいた。
【0009】燃焼帯の移行速度を増加させるためには、
吸引ブロアーの負圧を増大して送風速度を増加させ、原
料充填層への酸素の供給量を増加させることが考えられ
る。
【0010】しかし、原料層上層部の歩留り、焼結鉱の
品質低下を防止するには原料上層部の高温保熱指数を保
つ必要があり、原料層上層部の焼成エリア、すなわち焼
結ストランドの前段での燃焼帯の移行速度は現状より増
加できない。さらに、吸引ブロアーの負圧の増大によ
り、重力と送風圧力が重畳して充填層が圧縮されて通気
が阻害され、さらに排風量の増大を招く問題があり、吸
引ブロアーの負圧を増大させることは行われていない。
なお、高温保熱指数とは、図2に示すように、ある場所
でのヒートパターンにおいて、例えば図中の斜線部で示
すように、1100℃以上維持する時間と最高温度と1
100℃の差で与えられる温度との積で表される。
【0011】そこで本発明は、原料充填層の装入密度を
調節して焼結機の生産性を画期的に向上させることので
きる焼結鉱製造方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の焼結鉱製造方法
は以下の(1)、(2)の通りである。
【0013】(1) 原料粉鉱石と溶剤と燃料とを含む
配合原料をドワイトロイド式焼結機のパレット上に装入
して原料充填層表層部に点火し、原料充填層上方から下
方へ酸素含有ガスを供給して焼結鉱を製造する方法にお
いて、原料充填層の装入密度を1.9〜3.0t/m2
とし、点火部から排鉱部までのストランドのうち、点火
部からのストランド長さ20%以上のある位置から排鉱
部より手前のある位置までの範囲内の差圧を、点火部か
らのストランド長さ20%未満の範囲内の原料充填層の
層厚方向の差圧に対して、1.1〜5.0倍の範囲とな
るように調節することを特徴とする焼結鉱製造方法。
【0014】(2) 焼結パレット上の原料充填層の上
に酸素含有ガスを加圧供給する加圧フードを設け、該加
圧フード内を大気圧に対して100〜3000mmAq
の範囲内に加圧するとともに、原料充填層の下方から大
気圧に対して−3000〜−1mmAqの範囲内で吸引
して、該原料充填層の層厚方向の差圧を調節することを
特徴とする前記(1)の焼結鉱製造方法。
【0015】なお、本発明において差圧とは、焼結ベッ
ドの上層部直上の圧力と焼結パレット直下の圧力との差
を示す。
【0016】本発明は、焼結パレット上に装入した配合
原料からなる原料充填層の装入密度を従来の1.7〜
1.9t/m2 よりも大きくし、点火部から排鉱部まで
のストランドのうち、点火部からのストランド長さ20
%以上のある範囲内の差圧を、点火部からのストランド
長さ20%未満の範囲内の原料充填層の層厚方向の差圧
に対して大きくすることにより、焼結ベッド上層部の焼
結速度を低減して上層部の成品歩留を改善し、焼結ベッ
ド中層部以降の焼結速度を増加させることにより焼結パ
レットの移動速度を速くでき、焼結機のストランド長さ
も変える必要がないため、焼結機の生産率を大きく向上
できる。ただし、原料充填層の装入密度が3.0t/m
2 を越えると、通気性が急激に低下してしまう。
【0017】原料充填層の装入密度を大きくし、従来と
同じ吸引負圧で原料充填層上方から下方へ酸素含有ガス
を供給すると、原料充填層の通気抵抗が増した分、ガス
の供給量が低下する。従って、原料充填層上層部におい
ては、燃焼帯の移行速度が低下し、高温保持時間を増す
ことで高温保熱指数を増加でき、焼結鉱の成品歩留、品
質を向上することができる。ただし、原料充填層の装入
密度を増加しただけでは燃焼帯の移行速度が低下し、パ
レット移動速度も遅くなり焼結時間が延びてしまうの
で、生産率も低下することになる。
【0018】図1に、原料充填層の焼き締まり量と差圧
の関係をパレット進行方向に従って示す。このように、
原料充填層の焼き締まり量hは差圧aで吸引する点火炉
を出た直後に起こり始め、差圧bで吸引する点火部から
排鉱部までのストランドのうち、点火部からのストラン
ド長さ20%以内の範囲内で焼き締まり量hはほとんど
決まり、該範囲以降の焼き締まり量は少ない。従って、
点火部から排鉱部までのストランドのうち、点火部から
のストランド長さ20%以上のある範囲内の差圧を従来
よりも大きくすることで、重力と送風圧力が重畳して充
填層が圧縮されて通気が阻害される悪影響を回避しなが
ら、該範囲の燃焼帯の移行速度を増加させることができ
る。
【0019】原料充填層の差圧は、酸素含有ガスの吸引
負圧を増加させる等して、点火部から排鉱部までのスト
ランドのうち、点火部からのストランド長さ20%以上
の範囲内の差圧を、前記範囲を除く原料充填層の層厚方
向の差圧に対して、1.1〜5.0倍に調節する。1.
1倍未満では燃焼帯の移行速度を増加する効果がなく、
5.0倍を超えるとガス流速が大きくなりすぎて品質確
保に必要な高温保持時間が確保できなくなる。
【0020】原料充填層に供給する酸素含有ガスの原料
充填層上下の差圧を増加する範囲は、点火部から排鉱部
までのストランドのうち、点火部からのストランド長さ
20%以上の範囲であれば限定されるものではない。た
だし、生産性向上の観点からは、点火部からのストラン
ド長さ50%に位置するところから、焼結完了点までの
範囲とすることが特に好ましい。なお、焼結完了点と
は、パレット直下の排ガス温度が最高温度になる部位を
示す。
【0021】原料充填層の装入密度を1.9〜3.0t
/m2 に調節する手段は、特に限定するものではない
が、焼結パレット上に配合原料を装入後に原料充填層上
からローラー等で加える荷重を調節したり、配合原料の
パレット上への給鉱速度を調節するなどの方法をとれば
良い。
【0022】原料充填層に供給する酸素含有ガスの原料
充填層上下の差圧を増加する手段としては、焼結パレッ
トの上面を覆うフードを設け、フード内を加圧して、上
方から原料充填層に加圧送風するとともに、パレット直
下にあるウインドボックス内の圧力を調整することによ
り、原料充填層内の圧力を大気圧超とし、かつ原料充填
層下方に対する原料充填層上方の差圧を制御して、原料
充填層の上方から下方に加圧送風しても良い。このよう
にして、従来は大気圧未満であった原料充填層内の圧力
を本発明では大気圧超に増加させ、原料充填層の上方と
下方の差圧を調節して、実ガス風量は同じでも標準状態
の風量を増加させることにより、原料充填層内のガス密
度を従来法よりも大きくできる。その結果、原料充填層
内への酸素供給量が増加するため原料充填層中のコーク
ス燃焼速度を大きくでき、さらに原料充填層内の圧力上
昇で気体−固体間の伝熱速度も増加して、燃焼帯の移行
速度を増加できる。
【0023】ここで、フード内を加圧する範囲を大気圧
に対して100mmAq以上としたのは、原料充填層内
の圧力が大気圧に対して100mmAq未満では原料充
填層内のガス密度を増加させる効果が小さいからであ
る。また、3000mmAq以下としたのは、3000
mmAqを越えるとガス流速が大きくなりすぎてコーク
スの一部が吹き消えてしまうことがあるし、焼結パレッ
トの上面を覆うフードのシールが困難になるからであ
る。
【0024】また、吸引する負圧の範囲を大気圧に対し
て−3000mmAq以上としたのは、これより低くす
ると従来から焼結機の課題である漏風が増加してしまう
からである。漏風は、パレットとスライドベッドとの間
やパレットの側壁と原料充填層との間等で発生する。ま
た、−1mmAq以下としたのは、排ガスを吸引するの
に必要な負圧だからである。
【0025】ただし、原料充填層の装入密度、層厚など
により該差圧パターンを決めれば良い。
【0026】本発明においては、点火部から排鉱部まで
のストランドのうち、点火部からのストランド長さ20
%以上のある位置から排鉱部より手前のある位置までの
範囲内において、パレット上に設けるフードをストラン
ド長さ方向に複数に分割して、点火部からのストランド
長さ20%未満の範囲内の原料充填層の層厚方向の差圧
に対して、1.1〜5.0倍の範囲であれば、焼結スト
ランド方向での差圧の設定を自由に行うことができる。
【0027】また、酸素含有ガスとは、大気はもちろん
のこと、焼結機から排出される排ガスや、他のプロセス
からの排ガスなどを含むと共に、大気と排ガスの混合ガ
ス、酸素富化したガスを含むもので、酸素濃度が12〜
40vol%のガスが好ましい。
【0028】
【発明の実施の形態】図3は本発明を実施するための装
置の例を示す図である。
【0029】焼結配合原料1はサージホッパー2からド
ラムフィーダー3、原料装入装置5を介してパレット6
上に連続的に供給され、パレット6上に層状に積層され
る。原料充填層の装入密度は1.9〜3.0t/m2
従来よりも大きくする。この間、原料給鉱側のスプロケ
ット4を回転させてパレット6を所定の速度で移動させ
ると共に、パレット6の上側にある加圧フード14から
加圧された空気を送風し、下側に複数個設けたウインド
ボックス8、メインダクト9、排ガス集塵機10を経て
吸引ブロアー11により吸気し、煙突12より排ガスを
排出する。さらに、メインダクト9にはダンパー17を
設け、排ガス集塵機15を経て吸引ブロアー16により
吸気できるようになっている。また、加圧フード14は
自由に装着可能となっている。点火炉13により原料充
填層7の上面に点火して、パレット6上の原料充填層7
が排鉱部に達する間に全層にわたって焼結反応を完了さ
せるようにパレット6の速度を制御する。
【0030】また、加圧フード14の設置範囲は、スト
ランドの一部のみに設置するなど、限定されるものでは
ない。さらに、この加圧フード14には、煙突12の前
から送風ブロアーを介して低酸素濃度の高温な排ガスを
吹き込むことができるし、焼結工程以外から発生する酸
素濃度が12〜21%の低酸素濃度のガスを吹き込むこ
とや、酸素富化したガスを吹き込むことも可能である。
【0031】
【実施例】本発明を実施例1、2および比較例により詳
細に説明する。
【0032】焼結面積500m2 で焼結パレット幅5m
の実機焼結機を図3に示すように一部改造して、1水準
7日間ずつの操業を行った。配合原料は種々の鉄鉱石お
よび石灰石、生石灰、蛇紋岩、スケール等の雑原料、返
鉱、粉コークスを焼結鉱中のSiO2 、Al2 3 がそ
れぞれ5.8%、1.8%になるように調整し、塩基度
は1.7になるように配合した。返鉱配合率は新原料の
合計100に対して15%一定、コークス配合率は新原
料の合計100に対して4.0%一定とした。比較例、
実施例ともに同じ配合とした。
【0033】配合原料に返鉱、粉コークスを配合した後
に水を添加してミキサーで混合、造粒して焼結機に装入
した。操業は、層厚を550mm一定とし、焼結完了点
が排鉱部になるようにパレットスピードを調整した。
【0034】実施例1では、装入密度を2.2t/m2
とし、点火部から排鉱部までのストランドのうち、点火
部からのストランド長さ20%の範囲内は、従来通り1
500mmAqの吸引負圧で大気を吸気し、該範囲以降
は2800mmAqの吸引負圧で大気を吸気した。
【0035】実施例2では、装入密度を2.2t/m2
とし、点火部から排鉱部までのストランドのうち、点火
部からのストランド長さ20%の範囲内は、従来通り1
500mmAqの吸引負圧で大気を吸気した。該範囲以
降は原料充填層上方の加圧フードから大気圧に対して1
300mmAqの圧力で送風し、下方から大気圧に対し
て1500mmAqの吸引負圧で吸気し、差圧を280
0mmAqとした。
【0036】比較例は、実施例と同じ配合原料を装入密
度1.8t/m2 とし、層厚550mm、負圧1500
mmAq一定で点火部から排鉱部まで大気を吸引する従
来法で焼結した。
【0037】表1に比較例と実施例1、2で得られた焼
結鉱の生産率、成品歩留り、RDI、NOx排出量原単
位を示す。
【0038】
【表1】
【0039】表1から分かるように、実施例1、2では
比較例に対して生産率が著しく向上した。また、従来は
生産率が向上すると成品歩留りが低下する傾向があった
が、実施例1、2では成品歩留りも向上した。さらに、
RDIとNOx排出量原単位も改善され、操業面および
環境面において優れた効果を発揮できた。
【0040】なお、原料充填層の装入密度、焼結時の差
圧の設定や吸引ガスの酸素濃度と吸引時間は上記実施例
に限るものではなく、生産性指向やRDI改善指向、N
Ox排出抑制指向、排ガス量抑制指向で変化させること
ができる。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、従来困難であった大幅
に原料充填層の装入密度を増加した際の安定操業が可能
となり、焼結機の生産性を大幅に向上させることができ
る。さらに、成品歩留りやRDIが改善され、NOx排
出量原単位や排ガス量が低減される。このように本発明
は、両立し難い改善効果を同時にもたらしており、その
効果は非常に大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】焼結パレット上での原料充填層の焼き締まりと
差圧パターンの例を示す図である。
【図2】高温保熱指数を説明する図である。
【図3】本発明を実施するための焼結装置の例を示す図
である。
【符号の説明】
1 焼結配合原料 2 サージホッパー 3 ドラムフィーダー 4 スプロケット 5 原料装入装置 6 パレット 7 原料充填層 8 ウインドボックス 9 メインダクト 10 排ガス集塵機 11 吸引ブロアー 12 煙突 13 点火炉 14 加圧フード 15 排ガス集塵機 16 吸引ブロアー 17 ダンパー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原料粉鉱石と溶剤と燃料とを含む配合原
    料をドワイトロイド式焼結機のパレット上に装入して原
    料充填層表層部に点火し、原料充填層上方から下方へ酸
    素含有ガスを供給して焼結鉱を製造する方法において、
    原料充填層の装入密度を1.9〜3.0t/m2 とし、
    点火部から排鉱部までのストランドのうち、点火部から
    のストランド長さ20%以上のある位置から排鉱部より
    手前のある位置までの範囲内の差圧を、点火部からのス
    トランド長さ20%未満の範囲内の原料充填層の層厚方
    向の差圧に対して、1.1〜5.0倍の範囲となるよう
    に調節することを特徴とする焼結鉱製造方法。
  2. 【請求項2】 焼結パレット上の原料充填層の上に酸素
    含有ガスを加圧供給する加圧フードを設け、該加圧フー
    ド内を大気圧に対して100〜3000mmAqの範囲
    内に加圧するとともに、原料充填層の下方から大気圧に
    対して−3000〜−1mmAqの範囲内で吸引して、
    該原料充填層の層厚方向の差圧を調節することを特徴と
    する請求項1記載の焼結鉱製造方法。
JP36326197A 1997-12-16 1997-12-16 焼結鉱製造方法 Withdrawn JPH11181532A (ja)

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