JPH11181333A - 亜鉛系めっき鋼板用塗布型被覆組成物 - Google Patents

亜鉛系めっき鋼板用塗布型被覆組成物

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JPH11181333A
JPH11181333A JP35645197A JP35645197A JPH11181333A JP H11181333 A JPH11181333 A JP H11181333A JP 35645197 A JP35645197 A JP 35645197A JP 35645197 A JP35645197 A JP 35645197A JP H11181333 A JPH11181333 A JP H11181333A
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parts
coating
zinc
film
coating composition
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JP35645197A
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Takahiro Hidaka
貴弘 日高
Kazuo Yoshii
和雄 吉井
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Kansai Paint Co Ltd
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Kansai Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 亜鉛系めっき鋼板にクロメート被膜がなくて
も、優れた耐食性を示し、かつ加工性及び塗料密着性の
良好な被覆亜鉛系めっき鋼板を得ることができる被覆組
成物を得る。 【解決手段】 (A)塗膜形成性有機樹脂、(B)弗化
水素酸のような亜鉛をエッチングできる酸及び(C)ヒ
ドラジン誘導体を含有することを特徴とする亜鉛系めっ
き鋼板用塗布型被覆組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加工性及び耐食性
に優れた被膜を形成可能な亜鉛系めっき鋼板用被覆組成
物及びこの組成物の被膜を形成してなる亜鉛めっき鋼板
に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
防錆被覆鋼板には優れた耐食性が要求され、従来の冷延
鋼板にかわり亜鉛系めっき鋼板を基板とする表面処理鋼
板が多く使用されている。
【0003】従来、亜鉛系めっき鋼板の表面処理とし
て、クロム酸塩処理及びリン酸亜鉛処理が一般に行われ
ているが、クロムの毒性が問題になっている。クロム酸
塩処理は、処理工程でのクロム酸塩ヒュームの揮散の問
題、排水処理設備に多大の費用を要すること、さらには
化成処理被膜からのクロム酸の溶出による問題などがあ
る。また6価クロム化合物は、IARC(Internationa
l Agency for Researchon Cancer Review)を初めとし
て多くの公的機関が人体に対する発癌性物質に指定して
おり極めて有害な物質である。
【0004】またリン酸亜鉛処理では、リン酸亜鉛処理
後、通常、クロム酸によるリンス処理を行うためクロム
処理の問題があるとともに、リン酸亜鉛処理剤中の反応
促進剤、金属イオンなどの排水処理、被処理金属からの
金属イオンの溶出によるスラッジ処理の問題がある。
【0005】クロム酸塩処理やリン酸亜鉛処理以外の処
理方法としては、(1)重燐酸アルミニウムを含有する
水溶液で処理した後、150〜550℃の温度で加熱す
る表面処理方法(特公昭53-28857号公報参照)、(2)
タンニン酸を含有する水溶液で処理する方法(特開昭51
-71233号公報参照)などが提案され、また、(3)亜硝
酸ナトリウム、硼酸ナトリウム、イミダゾール、芳香族
カルボン酸、界面活性剤等による処理方法もしくはこれ
らを組合せた処理方法が行われている。
【0006】しかしながら、(1)の方法は、この上に
塗料を塗装する場合、塗料の密着性が十分でなく、ま
た、(2)の方法は、耐食性が劣り、(3)の方法は、
いずれも高温多湿の雰囲気に暴露された場合の耐食性が
劣るという問題がある。
【0007】また、膜厚数μm以下の薄膜の被膜を有す
る亜鉛系鋼板として、特開昭58-224174 号公報、特開昭
60-50179号公報、特開昭60-50180号公報などには、亜鉛
系めっき鋼板を基材とし、これにクロメート被膜を形成
し、さらにこの上に最上層として有機複合シリケート被
膜を形成した防錆鋼板が知られており、このものは、加
工性及び耐食性に優れた性能を有する。しかしながら、
この防錆鋼板はクロメート被膜を有するため、前記した
と同様にクロメートイオンによる安全衛生面の問題があ
った。また、この防錆鋼板からクロメート被膜を除いた
鋼板では、いまだ耐食性が十分ではない。
【0008】本発明の目的は、亜鉛系めっき鋼板にクロ
メート被膜がなくても、優れた耐食性を示し、かつ加工
性及び塗料密着性の良好な被覆亜鉛系めっき鋼板を得る
ことができる被覆組成物を得ることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、有機樹脂
とエッチング剤となる酸と特定の耐食性向上剤とを含有
する被覆組成物によって上記目的を達成することができ
ることを見出し本発明を完成するに至った。
【0010】すなわち本発明は、(A)塗膜形成性有機
樹脂、(B)亜鉛をエッチングできる酸及び(C)ヒド
ラジン誘導体を含有することを特徴とする亜鉛系めっき
鋼板用塗布型被覆組成物を提供するものである。
【0011】また、本発明は、亜鉛系めっき鋼板の表面
に、上記の被覆組成物からの乾燥被膜が乾燥被膜重量で
約0.5〜20g/m2 となる量形成されてなることを
特徴とする被覆亜鉛系めっき鋼板を提供するものであ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】まず、本発明の被覆組成物につい
て説明する。
【0013】本発明の組成物は、塗膜形成性有機樹脂
(A)、亜鉛をエッチングできる酸(B)及びヒドラジ
ン誘導体(C)を必須成分として含有する塗布型被覆組
成物である。
【0014】塗膜形成性有機樹脂(A) 塗膜形成性有機樹脂(A)としては、本発明の被覆組成
物中で安定で、塗膜形成性を有するものであれば特に制
限なく使用でき、例えば、エポキシ樹脂、変性エポキシ
樹脂、ポリヒドロキシポリエーテル樹脂、アクリル系共
重合体樹脂、エチレン−アクリル酸共重合体樹脂、アル
キド樹脂、ポリブタジエン樹脂、フェノール樹脂、ポリ
ウレタン樹脂、ポリアミン樹脂、ポリフェニレン樹脂及
びこれらの樹脂の付加物もしくは縮合物を1種で、又は
2種以上混合して使用することができる。
【0015】上記エポキシ樹脂としては、ビスフェノー
ルA、ビスフェノールF、ノボラック型フェノールなど
のポリフェノール類とエピクロルヒドリンなどのエピハ
ロヒドリンとを反応させてグリシジル基を導入してなる
か、このグリシジル基導入反応生成物にさらにポリフェ
ノール類を反応させて分子量を増大させてなる芳香族エ
ポキシ樹脂;さらには脂肪族エポキシ樹脂、脂環族エポ
キシ樹脂などが挙げられ、これらは1種で、又は2種以
上混合して使用することができる。これらのエポキシ樹
脂は、特に低温での被膜形成性を必要とする場合には数
平均分子量が1,500以上であることが好適である。
【0016】前記変性エポキシ樹脂としては、上記エポ
キシ樹脂中のエポキシ基又は水酸基に各種変性剤を反応
させた樹脂を挙げることができる。例えば、乾性油脂肪
酸を反応させたエポキシエステル樹脂;アクリル酸又は
メタクリル酸などを含有する重合性不飽和モノマー成分
で変性したエポキシアクリレート樹脂;イソシアネート
化合物を反応させたウレタン変性エポキシ樹脂;イソシ
アネート基を有するウレタン変性エポキシ樹脂にアルカ
ノールアミンを付加したアミン付加ウレタン変性エポキ
シ樹脂などを挙げることができる。また、前記エポキシ
樹脂や上記各種変性エポキシ樹脂中のエポキシ基にアミ
ン化合物を反応させて、アミノ基又は4級アンモニウム
塩を導入してなる樹脂も変性エポキシ樹脂に包含され
る。
【0017】前記ポリヒドロキシポリエーテル樹脂は、
単核型や多核型の2価フェノール類を、アルカリ触媒の
存在下にほぼ等モル量のエピハロヒドリンと重縮合させ
て得られる重合体であり、フェノキシ樹脂とも呼ばれる
ものである。上記2価フェノール類の代表例としては、
単核型のレゾルシン、ハイドロキノン及びカテコール;
2核型のビスフェノールA、ビスフェノールFなどを挙
げることができ、これらは1種で、又は2種以上混合し
て使用することができる。
【0018】前記アクリル系共重合体樹脂としては、ア
クリル酸エステル又はメタクリル酸エステルを必須とす
る重合性不飽和モノマー成分を、溶液重合法、エマルシ
ョン重合法又は懸濁重合法等によって合成される樹脂を
挙げることができ、上記重合性不飽和モノマー成分とし
ては、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル
(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレー
ト、n−,iso−もしくはtert−ブチル(メタ)
アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、2−エ
チルヘキシル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)ア
クリレート、ラウリル(メタ)アクリレートなどのアク
リル酸又はメタクリル酸のC1〜24アルキルエステ
ル;アクリル酸、メタクリル酸、スチレン、ビニルトル
エン、アクリルアミド、アクリロニトリル、N−メチロ
ール(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)
アクリルアミドのC1〜4アルキルエーテル化物、N,
N−ジエチルアミノエチルメタクリレートなどを挙げる
ことができる。アクリル系共重合体樹脂は、ポリエステ
ル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂などによって変
性させた樹脂とすることもできる。
【0019】また、アルキド樹脂としては、公知のアル
キド樹脂を使用することができ、例えば、油変性アルキ
ド樹脂、ロジン変性アルキド樹脂、フェノール変性アル
キド樹脂、シリコーン変性アルキド樹脂、アクリル変性
アルキド樹脂、スチレン化アルキド樹脂、オイルフリー
アルキド樹脂(ポリエステル樹脂)などを挙げることが
できる。
【0020】塗膜形成性有機樹脂(A)としては、なか
でもエポキシ樹脂、変性エポキシ樹脂が、耐食性に優れ
ており好適に使用することができる。
【0021】塗膜形成性有機樹脂(A)は、有機溶剤溶
解又は分散型であっても水溶解又は分散型であってもよ
い。水溶解又は分散型である場合には、得られる被覆組
成物の安定性の点から、樹脂中にアミノ基、4級アンモ
ニウム塩基などのカチオン性基を有するものであって、
このカチオン性基を中和して水性化できるカチオン型樹
脂;水酸基、ポリオキシエチレン基、アミド基、メチロ
ール基などのノニオン性の親水基を有し、この親水基に
働きによって水性化できるノニオン型樹脂;界面活性剤
の働きによって水中に安定に分散されたエマルション樹
脂などが好適に使用される。
【0022】亜鉛をエッチングできる酸(B) 亜鉛をエッチングできる酸(B)としては、本発明の被
覆組成物中で安定であって、亜鉛をエッチングできる酸
であればよく、例えば、弗化水素酸、臭化水素酸、ヨウ
化水素酸、弗化硼素酸、弗化チタン酸、珪弗化水素酸、
硫酸、塩酸、硝酸及びリン酸などの鉱酸;酢酸、クロロ
酢酸、トリクロロ酢酸、乳酸及び酒石酸などの有機酸を
挙げることができる。これらは、1種で、又は2種以上
混合して使用することができる。これらのうち、なかで
も弗化水素酸を好適に使用することができる。
【0023】亜鉛をエッチングできる酸(B)は、本発
明組成物が亜鉛系めっき鋼板に塗布されたときに、めっ
き表面の亜鉛を溶解し、この溶解によって発生する亜鉛
イオンは、上記塗膜形成性有機樹脂(A)とヒドラジン
誘導体(C)と相俟って、めっき表面に耐食性に優れた
強固な被膜を形成させることができるものと考えられ
る。
【0024】ヒドラジン誘導体(C) ヒドラジン誘導体(C)の具体例としては、例えば、カ
ルボヒドラジド、プロピオン酸ヒドラジド、サリチル酸
ヒドラジド、アジピン酸ジヒドラジド、セバシン酸ジヒ
ドラジド、ドデカンジオヒドラジド、イソフタル酸ジヒ
ドラジド、チオカルボヒドラジド、4,4´−オキシビ
スベンゼンスルホニルヒドラジド、ベンゾフェノンヒド
ラゾン、アミノポリアクリルアミド等のヒドラジド化合
物;ピラゾール、3,5−ジメチルピラゾール、3−メ
チル−5−ピラゾロン、3−アミノ−5−メチルピラゾ
ール等のピラゾール化合物;1,2,4−トリアゾー
ル、3−アミノ−1,2,4−トリアゾール、4−アミ
ノ−1,2,4−トリアゾール、3−メルカプト−1,
2,4−トリアゾール、5−アミノ−3−メルカプト−
1,2,4−トリアゾール、2,3−ジヒドロ−3−オ
キソ−1,2,4−トリアゾール、1H−ベンゾトリア
ゾール、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(1水和
物)、6−メチル−8−ヒドロキシトリアゾロピリダジ
ン、6−フェニル−8−ヒドロキシトリアゾロピリダジ
ン、5−ヒドロキシ−7−メチル−1,3,8−トリア
ザインドリジン等のトリアゾール化合物;5−フェニル
−1,2,3,4−テトラゾール、5−メルカプト−1
−フェニル−1,2,3,4−テトラゾール等のテトラ
ゾール化合物;5−アミノ−2−メルカプト−1,3,
4−チアジアゾール、2,5−ジメルカプト−1,3,
4−チアジアゾール等のチアジアゾール化合物;マレイ
ン酸ヒドラジド、3,6−ジクロロピリダジン、6−メ
チル−3−ピリダゾン、4,5−ジクロロ−3−ピリダ
ゾン、4,5−ジブロモ−3−ピリダゾン、6−メチル
−4,5−ジヒドロ−3−ピリダゾン等のピリダジン化
合物などを挙げることができる。なかでも5員環又は6
員環の環状構造を有し環状構造中に窒素原子を有するピ
ラゾール化合物、トリアゾール化合物が好適である。こ
れらのヒドラジン誘導体は、1種で、又は2種以上混合
して使用することができる。
【0025】本発明の被覆組成物における上記各成分の
配合量は、塗膜形成性有機樹脂(A)100重量部に対
して、亜鉛をエッチングできる酸(B)が、0.1〜5
重量部、好ましくは0.2〜3重量部の範囲内であり、
ヒドラジン誘導体(C)が、0.1〜10重量部、好ま
しくは0.2〜5重量部の範囲内であることが適当であ
る。
【0026】本発明組成物は、上記塗膜形成性有機樹脂
(A)、亜鉛をエッチングできる酸(B)及びヒドラジ
ン誘導体(C)を必須成分として含有し、通常、有機溶
剤及び/又は水である溶媒を含有し、さらに必要に応じ
て、中和剤、酸化剤、潤滑性付与剤、顔料類などを適宜
含有することができる。
【0027】上記有機溶剤としては、上記成分(A)、
(B)及び(C)を溶解又は分散でき、塗料用に使用で
きる溶剤であれば特に制限なく使用できる。
【0028】上記中和剤は、塗膜形成性有機樹脂(A)
を中和して水性化するために必要に応じて配合されるも
のであり、樹脂(A)がカチオン性樹脂である場合には
酢酸、乳酸、蟻酸などの酸を中和剤として使用すること
ができる。
【0029】前記酸化剤は、亜鉛をエッチングできる酸
(B)の作用を助ける働きを有するものであり、例え
ば、過酸化水素、過硼酸塩、過マンガン酸塩、亜硝酸
塩、硝酸塩、塩素酸塩、臭素酸塩などを挙げることがで
きる。なかでも過酸化水素を好適に使用することができ
る。
【0030】前記潤滑性付与剤は、形成された被膜に潤
滑性を付与するために必要に応じて配合されるものであ
り、例えば、ポリエチレンワックスなどのポリオレフィ
ンワックス;ラノリン、蜜ろうなどの動物系ワックス;
カルナウバワックス、水ろうなどの植物系ワックス;脂
肪酸エステルワックス;マイクロクリスタリンワック
ス、シリコン系ワックス、フッ素系ワックスなどを挙げ
ることができる。なかでも平均粒子径が0.1〜10μ
mのポリエチレンワックスが好適であり、ポリエチレン
ワックスはカルボキシル基を導入することなどによって
変性したものであってもよい。潤滑性付与剤を配合する
場合、その配合量は特に限定されるものではないが、通
常、塗膜形成性有機樹脂(A)100重量部に対して、
30重量部以下、好ましくは1〜25重量部の範囲内と
することが適当である。潤滑性付与剤を配合することに
よって本発明組成物を潤滑防錆鋼板用途に使用すること
もできる。
【0031】前記顔料類としては、タルク、クレー、硫
酸バリウム、シリカなどの体質顔料;トリポリリン酸ア
ルミニウム、リン酸亜鉛、塩基性珪酸鉛、縮合リン酸
塩、モリブデン酸塩、ジシアナミド亜鉛、ジシアナミド
鉛、イオン交換シリカ、クロム酸ストロンチウム、クロ
ム酸カルシウム、クロム酸亜鉛、クロム酸バリウムなど
の防錆顔料;チタン白、チタン黄、ベンガラ、シアニン
ブルー、シアニングリーン、有機赤色顔料、有機黄色顔
料などの着色顔料を配合することができる。
【0032】次に、本発明の被覆組成物を用いた本発明
の被膜形成亜鉛系めっき鋼板(以下、「被膜形成鋼板」
と略称することがある)について説明する。
【0033】被膜形成鋼板は、本発明被覆組成物を亜鉛
系めっき鋼板上に塗布し、乾燥することによって、本発
明被覆組成物からの乾燥被膜を亜鉛系めっき鋼板上に形
成したものである。
【0034】被塗物である亜鉛系めっき鋼板としては、
溶融亜鉛めっき鋼板、電気亜鉛めっき鋼板、鉄−亜鉛合
金めっき鋼板、ニッケル−亜鉛合金めっき鋼板、アルミ
ニウム−亜鉛合金めっき鋼板(例えば、「ガルバリウ
ム」、「ガルファン」という商品名で販売されている合
金めっき鋼板)などを挙げることができる。また、亜鉛
系めっき鋼板として、クロム酸塩処理、リン酸亜鉛処
理、複合酸化膜処理などの化成処理を施した亜鉛系めっ
き鋼板を使用することもできる。
【0035】亜鉛系めっき鋼板上への本発明組成物の塗
布量は、通常、乾燥被膜重量で0.5〜15g/m2
好ましくは0.7〜10g/m2 の範囲内であることが
適している。
【0036】本発明の被覆組成物を亜鉛系めっき鋼板上
に塗布し被膜形成する場合、本発明組成物は、通常、溶
媒で粘度を塗布量に応じて、例えば、5〜100mPa
・s程度の範囲内に調整し、ロールコータ塗装、スプレ
ー塗装、ハケ塗り塗装、液塗布後に余剰の液を絞りによ
って除去する絞り塗装などの塗装方法によって塗布し、
加熱、乾燥させることによって被膜形成することができ
る。乾燥条件は、被膜が乾燥できる条件であれば特に限
定されるものではないが、被塗物がシート状で連続的に
乾燥させる場合には、通常、雰囲気温度100〜330
℃で10〜100秒間程度(鋼板の最高到達温度は80
〜240℃程度)加熱することが好適である。
【0037】本発明の被膜形成鋼板は、耐食性、耐指紋
性などに優れ、そのまま防錆鋼板、潤滑防錆鋼板として
使用することもできるが、この上に、さらに上層被膜を
形成することもできる。この上層被膜を形成する組成物
は、目的に応じて適宜選定すればよく種々の塗料組成物
を使用することができる。この塗料組成物としては、例
えば、プライマー塗料、着色上塗塗料などを挙げること
ができる。プライマー塗料を塗装し、さらにその上に着
色上塗塗料を塗装してもよい。
【0038】
【実施例】以下、実施例及び比較例により、本発明をさ
らに具体的に説明する。以下において、「部」及び
「%」はそれぞれ「重量部」及び「重量%」を意味す
る。
【0039】実施例1 濃度36%の弗化水素酸水溶液にイソプロピルアルコー
ルを加えて濃度10%の弗化水素酸溶液を得た。また、
別に3,5−ジメチルピラゾール1部にイソプロピルア
ルコール9部を加えて固形分10%の3,5−ジメチル
ピラゾール溶液を得た。エピコート1009(油化シェ
ルエポキシ社製、ビスフェノールA型エポキシ樹脂溶
液、固形分40%)200部(固形分量で80部)及び
スーパーベッカミンL−107−70(大日本インキ化
学工業(株)製、ブチルエーテル化メラミン樹脂溶液、
固形分70%)28.6部(固形分量で20部)の混合
物[後記表1中では「樹脂−1」と略記する]228.
6部に、上記濃度10%の弗化水素酸溶液10部(弗化
水素酸量で1部)、固形分10%の3,5−ジメチルピ
ラゾール溶液10部(3,5−ジメチルピラゾール量で
1部)及び固形分調整用溶剤としてソルベッソ150
(エッソ石油社製、高沸点石油溶剤)/エチレングリコ
ールモノブチルエーテル=6/4(重量比)の混合溶剤
を加えて固形分35%の被覆組成物を得た。
【0040】実施例2〜6 実施例1において、濃度10%の弗化水素酸溶液10部
のかわりに後記表1に示す量となる濃度10%の弗化水
素酸溶液を使用し、かつ固形分10%の3,5−ジメチ
ルピラゾール溶液10部のかわりに後記表1に示す各ヒ
ドラジン誘導体の固形分10%イソプロパノール溶液又
は分散液を表1に示す固形分量となる量加える以外は実
施例1と同様にして固形分35%の各被覆組成物を得
た。
【0041】実施例7 実施例1において、濃度10%の弗化水素酸溶液10部
のかわりに、濃硫酸にイソプロピルアルコールを加えて
なる濃度10%の硫酸溶液10部を使用する以外は実施
例1と同様にして固形分35%の被覆組成物を得た。
【0042】実施例8 実施例1において、濃度10%の弗化水素酸溶液10部
のかわりに、濃塩酸にイソプロピルアルコールを加えて
なる濃度10%の塩酸溶液10部を使用する以外は実施
例1と同様にして固形分35%の被覆組成物を得た。
【0043】実施例9 実施例1において、濃度10%の弗化水素酸溶液10部
のかわりに、氷酢酸にイソプロピルアルコールを加えて
なる濃度10%の酢酸溶液10部を使用する以外は実施
例1と同様にして固形分35%の被覆組成物を得た。
【0044】実施例10 実施例1において、濃度10%の弗化水素酸溶液10部
のかわりに、乳酸にイソプロピルアルコールを加えてな
る濃度10%の乳酸溶液30部を使用する以外は実施例
1と同様にして固形分35%の被覆組成物を得た。
【0045】実施例11 実施例1において、200部(固形分量で80部)のエ
ピコート1009と28.6部(固形分量で20部)の
スーパーベッカミンL−107−70との混合物22
8.6部のかわりに、バイロンGK780(東洋紡績
(株)製、ポリエステル樹脂溶液、固形分40%)20
0部(固形分量で80部)とサイメル325(三井サイ
テック(株)製、メチルエーテル化メラミン樹脂、固形
分80%)25部(固形分量で20部)との混合物[後
記表1中では「樹脂−2」と略記する]225部を使用
し、固形分調整用溶剤としてソルベッソ150/シクロ
ヘキサノン=1/1(重量比)の混合溶剤を使用する以
外は実施例1と同様に行い、固形分35%の被覆組成物
を得た。
【0046】実施例12 実施例2において、200部(固形分量で80部)のエ
ピコート1009と28.6部(固形分量で20部)の
スーパーベッカミンL−107−70との混合物22
8.6部のかわりに、パーマックス803(BFGoo
drich[ビーエフグッドリッチ]社製、塩化ビニリ
デンエマルション、固形分59%)[後記表1中では
「樹脂−3」と略記する]169.5部(固形分量で1
00部)を使用し、かつ固形分調整用溶剤として脱イオ
ン水を使用して固形分を20%に調整する以外は実施例
2と同様に行い、固形分20%の被覆組成物を得た。
【0047】実施例13 実施例3において、200部(固形分量で80部)のエ
ピコート1009と28.6部(固形分量で20部)の
スーパーベッカミンL−107−70との混合物22
8.6部のかわりに、ハイカー26256(BFGoo
drich[ビーエフグッドリッチ]社製、アクリル共
重合体エマルション、固形分50%)[後記表1中では
「樹脂−4」と略記する]200部(固形分量で100
部)を使用し、かつ固形分調整用溶剤として脱イオン水
を使用して固形分を20%に調整する以外は実施例3と
同様に行い、固形分20%の被覆組成物を得た。
【0048】実施例14 実施例4において、200部(固形分量で80部)のエ
ピコート1009と28.6部(固形分量で20部)の
スーパーベッカミンL−107−70との混合物22
8.6部のかわりに、スーパーフレックスF−8564
D(第一工業製薬(株)製、ウレタンエマルション、固
形分26%)[後記表1中では「樹脂−5」と略記す
る]384.6部(固形分量で100部)を使用し、か
つ固形分調整用溶剤として脱イオン水を使用して固形分
を20%に調整する以外は実施例4と同様に行い、固形
分20%の被覆組成物を得た。
【0049】実施例15 実施例5において、200部(固形分量で80部)のエ
ピコート1009と28.6部(固形分量で20部)の
スーパーベッカミンL−107−70との混合物22
8.6部のかわりに、カネビノールKD−20(日本エ
ヌエスシー(株)製、アクリルシリコーン系水溶性樹
脂、固形分29%)[後記表1中では「樹脂−6」と略
記する]344.8部(固形分量で100部)を使用
し、かつ固形分調整用溶剤として脱イオン水を使用して
固形分を20%に調整する以外は実施例5と同様に行
い、固形分20%の被覆組成物を得た。
【0050】実施例16 実施例5において、さらにポリエチレンワックスのトル
エン分散液(ポリエチレンワックスの平均粒子径は約3
μm)をポリエチレン量が10重量部となる量加え、か
つ固形分調整用溶剤量を調整する以外は実施例5と同様
に行い、固形分35重量%の被覆組成物を得た。
【0051】実施例17 実施例14において、さらにポリエチレンワックスの水
分散液(ポリエチレンワックスの平均粒子径は約3μ
m)をポリエチレン量が10重量部となる量加え、かつ
固形分調整用溶剤量を調整する以外は実施例14と同様
に行い、固形分20重量%の被覆組成物を得た。
【0052】比較例1〜3 実施例1において、濃度10%の弗化水素酸溶液を下記
表1に示す量使用し、かつ固形分10%の3,5−ジメ
チルピラゾール溶液10部のかわりに後記表1に示す各
ヒドラジン誘導体の固形分10%イソプロパノール溶液
又は分散液を表1に示す固形分量となる量加える以外は
実施例1と同様にして固形分35%の各被覆組成物を得
た。
【0053】
【表1】
【0054】表1において、各成分の量は、亜鉛をエッ
チングできる酸については有効成分量、その他の成分に
ついては固形分量にて表示する。
【0055】試験塗板の作成 上記実施例1〜17及び比較例1〜3で得た各被覆組成
物を用いて下記塗装方法(1)及び塗装方法(2)に
て、各試験塗板を作成した。
【0056】塗装方法(1) (実施例18〜34及び
比較例4〜6) 板厚0.6mm、片面のめっき付着量20g/m2 の電
気亜鉛めっき鋼板を脱脂洗浄後、その上に上記実施例1
〜17及び比較例1〜3で得た各被覆組成物を乾燥膜厚
が3μmとなるように塗装し、30秒間焼付けでPMT
(鋼板の最高到達温度)が180℃となる条件にて30
秒間焼付けて各試験塗板を作成した。
【0057】得られた各試験塗板に耐食性及び上層塗膜
の密着性の試験を行った。その試験結果を後記表2に示
す。試験は下記の試験方法に従って行った。
【0058】耐食性:試験塗板の端面部及び裏面部をシ
ールした試験塗板に、JIS Z2371に規定する塩
水噴霧試験を240時間まで行い、120時間経過時及
び240時間経過時における塗膜面の錆の程度を下記基
準により評価した。 a:白錆の発生が認められない、 b:白錆の発生程度が塗膜面積の5%未満、 c:白錆の発生程度が塗膜面積の5%以上で10%未
満、 d:白錆の発生程度が塗膜面積の10%以上で50%未
満、 e:白錆の発生程度が塗膜面積の50%以上。
【0059】上層塗膜の密着性:試験塗板にアミラック
#1000ホワイト(関西ペイント(株)製、熱硬化型
アルキド樹脂塗料、白色)を乾燥膜厚が30μmとなる
ように塗装し、130℃で20分間焼き付けて上塗塗装
板−1を得た。また別に、試験塗板にマジクロン#10
00ホワイト(関西ペイント(株)製、熱硬化型アクリ
ル樹脂塗料、白色)を乾燥膜厚が30μmとなるように
塗装し、150℃で20分間焼き付けて上塗塗装板−2
を得た。得られた上塗塗装板−1及び上塗塗装板−2に
ついて、塗膜面にナイフにて素地に達する縦横各11本
の傷を碁盤目状に入れて1mm角のマス目を100個作
成した。この碁盤目部にセロハン粘着テープを密着させ
て瞬時にテープを剥がした際の上層塗膜の剥離程度を下
記基準により評価した。 a:上層塗膜の剥離が全く認められない、 b:上層塗膜の剥離が1〜2個認められる、 c:上層塗膜の剥離が3〜10個認められる、 d:上層塗膜の剥離が10個以上認められる。
【0060】また、実施例16の被覆組成物の被膜を形
成した実施例33の試験塗板及び実施例17の被覆組成
物の被膜を形成した実施例34の試験塗板について下記
の滑り性の試験を行ったところ動摩擦係数が0.2とい
う小さな値であり良好な滑り性を示した。
【0061】滑り性:20℃の室内において、EGAN SLI
P TESTER Model No.225-3 (ThwingAlbert Instrument C
o. 製)を用い、鋼球3点接触式の荷重1kgの分銅を
試験塗板の被覆組成物の被膜面上に設置し、移動速度1
0cm/分における動摩擦係数を測定した。
【0062】
【表2】
【0063】塗装方法(2) (実施例35〜51及び
比較例7〜9) 板厚0.4mm、片面のめっき付着量120g/m2
溶融亜鉛めっき鋼板を脱脂洗浄後、その上に上記実施例
1〜17及び比較例1〜3で得た各被覆組成物を乾燥膜
厚が5μmとなるように塗装し、20秒間焼付けでPM
Tが210℃となる条件にて20秒間焼付け、ついで、
この被膜上にKPカラー1580ホワイト(関西ペイン
ト(株)製、ポリエステル樹脂塗料、白色)を乾燥膜厚
が15μmとなるように塗装し、40秒間焼付けでPM
Tが215℃となる条件で40秒間焼付けて上層塗膜を
有する各試験塗板を作成した。これらの試験塗板につい
て、上層塗膜の密着性、耐食性及び耐湿性の試験を行っ
た。その試験結果を後記表3に示す。上層塗膜の密着性
は、前記上層塗膜の密着性試験方法に準じて行った。耐
食性及び耐湿性の試験は下記の試験方法に従って行っ
た。
【0064】耐食性:70×150mmの大きさに切断
した、上層塗膜を有する試験塗板の端面部及び裏面部を
シールした後、試験塗板の上部に4T折り曲げ部(塗膜
面を外側にして0.4mm厚のスペーサー4枚を挟んで
180度折り曲げ加工した部分)を設け、試験塗板の下
部にクロスカット部を設けた塗装板についてJISZ2
371に規定する塩水噴霧試験を1000時間行った。
試験後の塗装板における、4T折り曲げ部での白錆の発
生程度、クロスカット部のふくれ幅、一般部(加工、カ
ットのない中央部)のふくれ発生程度を下記基準にて評
価した。
【0065】[4T折り曲げ部での白錆の発生程度] a:白錆の発生が認められない、 b:白錆がわずかに発生、 c:白錆がかなり発生、 d:白錆が著しく発生、 [クロスカット部のふくれ幅] a:クロスカットからの片側ふくれ幅が1mm未満、 b:クロスカットからの片側ふくれ幅が1mm以上で2
mm未満、 c:クロスカットからの片側ふくれ幅が2mm以上で5
mm未満、 d:クロスカットからの片側ふくれ幅が5mm以上、 [一般部のふくれ発生程度] a:ふくれの発生が認められない、 b:わずかにふくれの発生が認められる、 c:かなりのふくれの発生が認められる、 d:著しいふくれの発生が認められる。
【0066】耐湿性:上層塗膜を有する試験塗板の端面
部及び裏面部をシールした試験塗板を、JIS K54
00 9.2.2に準じて耐湿試験を行った。耐湿試験
機ボックス内の温度が49℃、相対湿度が95〜100
%の条件で試験時間は1000時間とした。試験後の試
験塗板の塗膜のふくれ発生程度を下記基準により評価し
た。 a:ふくれの発生が認められない、 b:わずかにふくれの発生が認められる、 c:かなりのふくれの発生が認められる、 d:著しいふくれの発生が認められる。
【0067】
【表3】
【0068】
【発明の効果】本発明組成物は、亜鉛系めっき鋼板に対
して、耐食性に優れた被膜を形成することができ、従来
のリン酸亜鉛処理やクロメート処理などの表面処理のか
わりに高耐食性被膜形成処理剤と使用できるし、また、
表面処理兼用プライマとしても使用できる。本発明組成
物の被膜を形成した本発明被膜形成亜鉛めっき鋼板は、
耐食性、耐指紋性などに優れたものとでき、また本発明
組成物中に潤滑性付与剤を配合したものは、潤滑性に優
れるので、その儘、防錆鋼板、潤滑防錆鋼板として使用
することができる。また、本発明被膜形成亜鉛めっき鋼
板は、この上に塗料などの上層塗膜を形成した場合、こ
の上層塗膜との密着性にも優れたものとできるので、着
色塗膜形成亜鉛めっき鋼板用途、例えば、建材、家電、
自動車部品などの用途にも使用できる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)塗膜形成性有機樹脂、(B)亜鉛
    をエッチングできる酸及び(C)ヒドラジン誘導体を含
    有することを特徴とする亜鉛系めっき鋼板用塗布型被覆
    組成物。
  2. 【請求項2】 亜鉛をエッチングできる酸(B)が、弗
    化水素酸である請求項1記載の被覆組成物。
  3. 【請求項3】 ヒドラジン誘導体(C)が、ピラゾール
    化合物又はトリアゾール化合物である請求項1又は2記
    載の被覆組成物。
  4. 【請求項4】 塗膜形成性有機樹脂(A)100重量部
    に対して、亜鉛をエッチングできる酸(B)を0.1〜
    5重量部及びヒドラジン誘導体(C)を0.1〜10重
    量部含有する請求項1〜3のいずれか一項に記載の被覆
    組成物。
  5. 【請求項5】 被覆組成物が、その溶媒中における水含
    量が50重量%以上の水性被覆組成物である請求項1〜
    4のいずれか一項に記載の被覆組成物。
  6. 【請求項6】 亜鉛系めっき鋼板の表面に、請求項1記
    載の被覆組成物からの乾燥被膜が乾燥被膜重量で0.5
    〜15g/m2 となる量形成されてなることを特徴とす
    る被膜形成亜鉛系めっき鋼板。
JP35645197A 1997-12-25 1997-12-25 亜鉛系めっき鋼板用塗布型被覆組成物 Pending JPH11181333A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100671913B1 (ko) * 1999-06-03 2007-01-22 간사이 페인트 가부시키가이샤 아연계 도금 강판용 표면 처리 조성물
US7179880B2 (en) * 2001-11-14 2007-02-20 Cognis Deutschland Gmbh & Co. Kg Cosmetic preparation containing polycarbonates

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