JPH11181139A - レーザ印刷に適したプラスチック発泡体 - Google Patents

レーザ印刷に適したプラスチック発泡体

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JPH11181139A
JPH11181139A JP9364787A JP36478797A JPH11181139A JP H11181139 A JPH11181139 A JP H11181139A JP 9364787 A JP9364787 A JP 9364787A JP 36478797 A JP36478797 A JP 36478797A JP H11181139 A JPH11181139 A JP H11181139A
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JP
Japan
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pigment
plastic foam
thermoplastic resin
weight
parts
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JP9364787A
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English (en)
Inventor
Mutsumi Maeda
睦 前田
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷時にプラスチック発泡体が溶融して穴が
あいたり、外観の不良がなく、プラスチック発泡体の基
板の劣化が無く、また、周囲の物品に損傷を与えること
無く、良好にレーザ印刷でき、操作上問題がなく産業界
の要求に十分応えるプラスチック発泡体を提供する。 【解決手段】 熱可塑性樹脂100重量部に対し、レー
ザ光線を吸収するエネルギー吸収体0.001〜1.0
重量部及び着色剤0.001〜2.0重量部を含有させ
た熱可塑性樹脂組成物よりなり厚さが0.5mm〜10
0mmであることを特徴とするレーザ印刷に適したプラ
スチック発泡体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレーザ印刷に適した
熱可塑性樹脂製プラスチック発泡体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ヌードル容器、魚箱、食材用
トレー等の容器用途にプラスチック発泡体が用いられて
いる。従来の方法では、このプラスチック発泡体にタン
ポ印刷、シルク印刷、インクジェット印刷等の方法で印
刷しているが、この印刷法では有機溶剤を含有するイン
キを使用するため環境衛生、生産性、操作性上の問題で
あった。また、製造日、賞味期限等をプラスチック発泡
体に付す場合、この方法では操作が煩雑で問題であっ
た。
【0003】即ち、プラスチック発泡体の印刷法として
は溶剤を用いないで、且つ簡易な印刷方法が望まれてい
る。一方、インキを使用しない印刷方法として、例え
ば、特公昭61−11771号公報、特公昭62−59
663号公報、特公昭61−41320号公報、特公平
2−47314号公報、特開平3−27713号公報、
特開平5−96386号公報にレーザ光線を照射してプ
ラスチックに印刷するレーザ印刷法が提案され、プラス
チック射出成形品へ広く応用されている。
【0004】プラスチック射出成形品へのレーザ印刷を
考慮した方法を発泡押出成形、樹脂ビーズ発泡成形等の
発泡成形法で得られるプラスチック発泡体に適用すると
種々の問題点が生ずる。即ち、プラスチック射出成形品
にレーザ印刷するように調整した樹脂組成物よりなり発
泡押出成形、樹脂ビーズ発泡成形等の発泡成形法で得た
厚み0.5mm〜100mmのプラスチック発泡体にレ
ーザ印刷すると、レーザ光線により急激に加熱され、こ
の部分が溶融して穴があいたり、酸化劣化による強度上
の問題が起こる。また、プラスチック発泡体を透過した
レーザ光線により周囲の物品に損傷を与えるなどの問題
がある。従って、従来の技術によるプラスチック発泡体
はレーザ印刷に耐えるものではなく産業界の要求に十分
応えるものではない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、で広く用い
られているプラスチック発泡体製品にレーザ印刷する際
の種々の問題点を解決することを目的とする。即ち、本
発明は印刷時にプラスチック発泡体が溶融して穴があい
たり、外観の不良がなく、プラスチック発泡体の基板の
劣化が無く、また、周囲の物品に損傷を与えること無
く、良好にレーザ印刷でき、操作上問題がなく産業界の
要求に十分応えるプラスチック発泡体を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、ヌードル容
器、魚箱、食材用トレー等の容器用途に用いられている
プラスチック発泡体にレーザ印刷する際の種々の問題点
を解決することを目的として、鋭意検討した結果、熱可
塑性樹脂100重量部に対し、レーザ光線を吸収するエ
ネルギー吸収体0.001〜1.0重量部及び着色剤
0.001〜2.0重量部を含有する熱可塑性樹脂組成
物よりなる厚みが0.5mm〜100mmプラスチック
発泡体がレーザ印刷に適することを見出し本発明を完成
するに至った。
【0007】即ち、本発明は、必須成分として、熱可塑
性樹脂と、この熱可塑性樹脂100重量部に対しレーザ
光線を吸収するエネルギー吸収体を0.001〜1.0
重量部と着色剤0.001〜2.0重量部とを含有する
熱可塑性樹脂組成物を発泡押出成形、樹脂ビーズ発泡成
形等の発泡成形法で成形して厚み0.5mm〜100m
mのプラスチック発泡体を得た後、これにレーザ印刷法
により、良好な文字、写真、模様を付したプラスチック
発泡体よりなるプラスチック発泡体を提供するものであ
る。本発明の熱可塑性樹脂は、溶融し、発泡押出成形、
樹脂ビーズ発泡成形等の発泡成形が可能な高分子化合物
である。
【0008】本発明の熱可塑性樹脂は、溶融し、発泡押
出成形、樹脂ビーズ発泡成形等の発泡成形が可能な高分
子化合物であれば、その一次構造、タクティシティー、
高次構造等の高分子構造はいずれのものでも採用でき
る。本発明の熱可塑性樹脂は、溶融し、発泡押出成形、
樹脂ビーズ発泡成形等の発泡成形が可能な高分子化合物
であれば、その製造法はいずれの方法のものでも採用で
きる。
【0009】本発明の熱可塑性樹脂の例として具体的に
は、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、直鎖低
密度ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポ
リ塩化ビニル、アクリル樹脂、スチレン系樹脂、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、
ポリアリレート、ポリフェニレンエーテル、全芳香族ポ
リエステル、ポリアセタール、ポリカーボネート、ポリ
エーテルイミド、ポリエーテルサルフォン、ポリアミド
系樹脂、ポリサルフォン、ポリエーテルエーテルケト
ン、ポリエーテルケトン等の熱可塑性の高分子化合物、
及びこれらの高分子化合物を一種または二種以上混合し
たブレンド物などである。本発明の熱可塑性樹脂は目的
に応じ所望の添加剤を添加しても良い。
【0010】本発明の熱可塑性樹脂に使用する添加剤
は、熱安定剤、酸化防止剤、UV吸収剤、界面活性剤、
滑剤、充填剤、ポリマー添加剤、ジアルキルパーオキサ
イド、ジアシルパーオキサイド、パーオキシエステル、
パーオキシカーボネート、ヒドロパーオキサイド、パー
オキシケタール等である。本発明の熱可塑性樹脂はスチ
レン系熱可塑性樹脂であることが好ましい。本発明の熱
可塑性樹脂はスチレン、アクリル酸エステルを必須成分
とする共重合体とSBブロック共重合体との混合物であ
ることが更に好ましい。本発明の熱可塑性樹脂はスチレ
ン、メタクリル酸エステル、アクリル酸エステルを必須
成分とする共重合体とポリブタジエンとの混合物である
ことが極めて好ましい。
【0011】本発明の熱可塑性樹脂はポリスチレンであ
ることが最も好ましい。本発明のポリスチレンとは、ス
チレンホモポリマーまたは、樹脂相中にゴムが分布し
た、ゴム強化ポリスチレンのことである。ゴムの種は特
に限定されないが、天然ゴム、ポリブタジエンゴム、ポ
リイソプレンゴム、スチレン−ブタジエン共重合エラス
トマー、スチレン−イソプレン共重合エラストマー、こ
れらエラストマーの水添物等が例としてあげられる。ゴ
ムはポリスチレン中に島状に分布したものであり、ゴム
にポリスチレンが一部グラフトしたものであってもよ
い。
【0012】本発明で使用されるレーザ光線は、可視ま
たは近赤外領域の波長を持つレーザである。本発明で使
用されるレーザ光線は炭酸ガスレーザ、YAGレーザ、
またはその2次高長波レーザがであることが好ましい。
本発明のエネルギー吸収体は、効果的にレーザ光線を吸
収し発熱する物質である。本発明のエネルギー吸収体は
カーボン、金属酸化物、加工マイカから選ばれる1種又
は2種以上の物質であることが好ましい。
【0013】本発明のエネルギー吸収体はカーボンブラ
ック、グラファイト、酸化鉄、酸化チタン、酸化亜鉛、
硫酸バリウム、複合酸化物系顔料、チタンイエロー、群
青、コバルトブルー、酸化アルミニウム、マイカから選
ばれる1種又は2種以上の物質であることが更に好まし
い。本発明のエネルギー吸収体はカーボンブラック、グ
ラファイト、酸化鉄、マイカから選ばれる1種又は2種
以上の物質であることが特に好ましい。本発明のエネル
ギー吸収体はカーボンブラック、酸化鉄から選ばれる1
種又は2種の物質であることが極めて好ましい。
【0014】本発明のプラスチック発泡体のエネルギー
吸収体の含量は熱可塑性樹脂100重量部に対し0.0
01〜1.0重量部の範囲である。熱可塑性樹脂100
重量部に対し、レーザ光線を吸収するエネルギー吸収体
が0.001重量部未満の熱可塑性樹脂組成物よりなる
プラスチック発泡体の場合には、レーザ印刷する際にレ
ーザ光線がプラスチック発泡体を透過し、内容物がレー
ザ光線により急激に加熱され、酸化劣化を起こし衛生上
の問題が起こる。また、熱可塑性樹脂100重量部に対
するレーザ光線を吸収するエネルギー吸収体の含量が
1.0重量部を超える熱可塑性樹脂組成物よりなるプラ
スチック発泡体の場合には、レーザ光線によりプラスチ
ック発泡体自体が急激に加熱され、穴があいたり、酸化
劣化を起こし強度上の問題が起こる。
【0015】本発明のプラスチック発泡体のエネルギー
吸収体の含量は熱可塑性樹脂100重量部に対し0.0
02〜0.5重量部の範囲が更に好ましい。本発明のエ
ネルギー吸収体の含量は熱可塑性樹脂100重量部に対
し0.003〜0.1重量部が特に好ましい。本発明に
おいてエネルギー吸収体の含量は熱可塑性樹脂100重
量部に対し0.005〜0.05重量部が極めて好まし
い。本発明の着色剤は有機顔料、無機顔料、染料、食添
色素の中から選択した一種または二種以上のものであ
る。
【0016】本発明の着色剤は以下にあげるColor Inde
x のGeneric Name(「ポリオレフィン等合成樹脂製食品
容器等に関する自主規制基準」にある色材番号の通称)
の有機顔料、無機顔料、染料、食添色素から選択した一
種または二種以上のものが好ましい。Pigment Yellow1
3、Pigment Yellow14、Pigment Yellow16、Pigment Yel
low17、Pigment Yellow42、Pigment Yellow53、Pigment
Yellow55、Pigment Yellow62、Pigment Yellow81、Pig
ment Yellow83、Pigment Yellow93、Pigment Yellow9
5、Pigment Yellow97、Pigment Yellow100 、Pigment Y
ellow104 、Pigment Yellow105 、Pigment Yellow109
、Pigment Yellow110 、Pigment Yellow119 、Pigment
Yellow120 、Pigment Yellow128 、Pigment Yellow134
、Pigment Yellow137、Pigment Yellow138 、Pigment
Yellow139 、Pigment Yellow142 、Pigment Yellow147
、Pigment Yellow150 、Pigment Yellow151 、Pigment
Yellow152 、Pigment Yellow154 、Pigment Yellow166
、Pigment Yellow167 、Pigment Yellow168 、Pigment
Yellow169 、Pigment Yellow170 、Pigment Yellow180
【0017】Pigment Yellow181 、Pigment Yellow183
、Pigment Yellow191 、Pigment Yellow193 、Pigment
Orange13、Pigment Orange16、Pigment Orange34、Pig
ment Orange36、Pigment Orange43、Pigment Orange5
5、Pigment Orange61、Pigment Orange64、Pigment Ora
nge65、Pigment Orange68、Pigment Red 5 、Pigment R
ed37、Pigment Red 38、Pigment Red48:2 、Pigment Re
d57:1 、Pigment Red63:1、Pigment Red 68、Pigment R
ed 88、Pigment Red112、Pigment Red101、Pigment Red
122、Pigment Red123、Pigment Red144、Pigment Red14
6、Pigment Red149、Pigment Red150、Pigment Red16
6、Pigment Red170、Pigment Red171、Pigment Red17
2、Pigment Red175、Pigment Red176、Pigment Red17
7、Pigment Red178、Pigment Red179、Pigment Red18
5、Pigment Red187、Pigment Red188、
【0018】Pigment Red194、Pigment Red202、Pigmen
t Red207、Pigment Red208、PigmentRed209、Pigment R
ed211、Pigment Red213、Pigment Red214、Pigment Red
215、Pigment Red220、Pigment Red221、Pigment Red24
2、Pigment Red243、PigmentRed247、Pigment Red254、
Pigment Red259、Pigment Violet15、Pigment Violet1
9、Pigment Violet23、Pigment Violet37、Pigment Blu
e11、Pigment Blue15、Pigment Blue15:1、Pigment Blu
e15:2、Pigment Blue15:3、Pigment Blue15:4、Pigment
Blue15:6、Pigment Blue16、Pigment Blue28、Pigment
Blue29、Pigment Blue36、Pigment Blue60、Pigment B
lue63、Pigment Blue73、Pigment Blue74、Pigment Gre
en7、Pigment Green8、Pigment Green17 、Pigment Gre
en19 、
【0019】Pigment Green26 、Pigment Green50 、Pi
gment Brown6、Pigment Brown11 、Pigment Brown23 、
Pigment Brown24 、Pigment Brown25 、Pigment Brown2
6 、Pigment Brown29 、Pigment Brown33 、Pigment Br
own34 、Pigment Black 1 、Pigment Black 11、Pigmen
t White4、Pigment White6、Pigment White21 、Pigmen
t White215、Pigment Black 27、Pigment Metal1、Solv
ent Yellow5 、SolventYellow16、Solvent Yellow29、S
olvent Yellow33、Solvent Yellow44、SolventYellow5
4、Solvent Yellow56、Solvent Yellow64、Solvent Yel
low93、SolventYellow98、Solvent Yellow104 、Solven
t Yellow105 、Solvent Yellow112 、Solvent Yellow11
3 、Solvent Yellow114 、Solvent Yellow116 、Solven
t Yellow117 、Solvent Yellow130 、Solvent Yellow14
5 、Solvent Yellow157 、
【0020】Solvent Yellow163 、Solvent Yellow201
、Solvent Orange14、Solvent Orange60、Solvent Ora
nge67、Solvent Orange68、Solvent Orange80、Solvent
Orange86、Disperse Orange47 、Solvent Red1、Solve
nt Red18 、Solvent Red19 、Solvent Red24 、Solvent
Red27 、Solvent Red52 、Solvent Red63 、Solvent R
ed71 、Solvent Red111、Solvent Red135、Solvent Red
143、Solvent Red146、Solvent Red149、Solvent Red15
0、Solvent Red155、Solvent Red168、Solvent Red16
9、Solvent Red179、Solvent Red180、Solvent Red18
1、Solvent Red195、Solvent Red196、Solvent Red19
7、Solvent Red230、Disperse Red1 、Disperse Red5
、Disperse Red22、Disperse Red60、Disperse Red199
、Vat Red1、Vat Red2、Vat Red41 、Disperse Violet
26 、Disperse Violet31 、Solvent Violet13、Solvent
Violet14、Solvent Violet28、 Solvent Violet31 、
【0021】Solvent Violet33、Solvent Violet36、Di
sperse Violet26 、Disperse Violet28 、Disperse Vio
let31 、Acid Violet48 、Solvent Blue12、Solvent Bl
ue33、Solvent Blue35、Solvent Blue36、Solvent Blue
45、Solvent Blue59、SolventBlue63、Solvent Blue6
7、Solvent Blue68、Solvent Blue78、Solvent Blue8
3、Solvent Blue93、Solvent Blue94、Solvent Blue9
5、Solvent Blue97、SolventBlue105 、Solvent Green
3、Disperse Blue14 、Disperse Blue198、Disperse Vi
olet27 、Acid Blue80 、Solvent Green3、Solvent Gre
en20 、Solvent Green28 、Solvent Brown1、Solvent B
rown5、Solvent Brown53 、Solvent Orange72、Solvent
Black3、Solvent Black5、Solvent Black7、Solvent V
iolet13、Disperse Yellow64 。
【0022】本発明のプラスチック発泡体の着色材の含
量は熱可塑性樹脂100重量部に対し0.001〜2.
0重量部の範囲である。熱可塑性樹脂100重量部に対
する着色剤の含量が0.001重量部未満のプラスチッ
ク発泡体は色調が悪くヌードル容器、魚箱、食材用トレ
ー等の容器用途のプラスチック発泡体として適用できな
い。熱可塑性樹脂100重量部に対する着色剤の含量が
2.0重量部を超えるプラスチック発泡体は実質的に必
要量以上の着色剤を使用するため生産コスト上の問題と
なる。
【0023】本発明において着色剤の含量は熱可塑性樹
脂100重量部に対し0.005〜1.5重量部が好ま
しい。本発明において着色剤の含量は熱可塑性樹脂10
0重量部に対し0.01〜1.2重量部が更に好まし
い。本発明において着色剤の含量は熱可塑性樹脂100
重量部に対し0.1〜1.0重量部が極めて好ましい。
本発明で熱可塑性樹脂にレーザ光線を吸収するエネルギ
ー吸収体及び着色剤を含有させて熱可塑性樹脂組成物を
得る方法は何ら限定されない。
【0024】本発明の熱可塑性樹脂組成物は熱可塑性樹
脂にエネルギー吸収体及び着色剤が均質に分散したも
の、または、熱可塑性樹脂にエネルギー吸収体及び着色
剤が局在したものである。本発明の熱可塑性樹脂組成物
を得る方法としては、例えば、熱可塑性樹脂にエネルギ
ー吸収体及び着色剤を混合し、押出機、ブラベンダー、
ニーダー等の溶融混練機を用いて均質に分散する方法が
ある。また、熱可塑性樹脂よりなるシート、プラスチッ
ク発泡体形状の成形体表面にエネルギー吸収体及び着色
剤を印刷または蒸着して局在化しても、本発明の熱可塑
性樹脂組成物を得ることができる。
【0025】本発明の熱可塑性樹脂組成物を得る方法と
して、熱可塑性樹脂にエネルギー吸収体及び着色剤を混
合し、押出機、ブラベンダー、ニーダー等の溶融混練機
を用いて均質に分散する方法、及び、熱可塑性樹脂より
なるシート、プラスチック発泡体形状の成形体表面にエ
ネルギー吸収体及び着色剤を印刷または蒸着して局在化
する方法が好ましい。
【0026】本発明の熱可塑性樹脂組成物を得る方法と
して、熱可塑性樹脂にエネルギー吸収体及び着色剤を混
合し、押出機、ブラベンダー、ニーダー等の溶融混練機
を用いて均質に分散する方法が極めて好ましい。本発明
で用いられる発泡剤は通常熱可塑性樹脂をの発泡に用い
る発泡剤であればその種、量は限定されない。本発明の
発泡剤は混合して用いることができる。本発明で用いら
れる発泡剤は炭酸ガス、分解後炭酸ガスを発生する発泡
剤、またはブタンガス、もしくは環境適応性のフロン化
合物であることが好ましい。
【0027】本発明で用いられる発泡剤は炭酸ガス、分
解後炭酸ガスを発生する発泡剤、またはブタンガスであ
ることが特に好ましい。本発明のプラスチック発泡体の
加工法はその手段を限定されない。本発明のプラスチッ
ク発泡体は熱可塑性樹脂にエネルギー吸収体及び着色剤
を混合し、押出機、ブラベンダー、ニーダー等の溶融混
練機を用いて均質に分散して熱可塑性樹脂組成物を得た
後に、この熱可塑性樹脂組成物に発泡剤を添加し、ダイ
プレートを付した押出機を用い発泡溶融押出法で得るこ
とが好ましい。本発明のプラスチック発泡体は熱可塑性
樹脂にエネルギー吸収体、着色剤、及び発泡剤を混合
し、ダイプレートを付した押出機を用い発泡溶融押出法
で得ることが更に好ましい。
【0028】本発明のプラスチック発泡体は熱可塑性樹
脂にエネルギー吸収体及び着色剤を混合し、押出機、ブ
ラベンダー、ニーダー等の溶融混練機を用いて均質に分
散したビーズ状の熱可塑性樹脂組成物にブタン等の発泡
剤を所望の方法で添加し、これを熱成形法で発泡して得
ることも好ましい。本発明のプラスチック発泡体は熱可
塑性樹脂組成物よりなる発泡体の表面に1層または、2
層以上の層にエネルギー吸収体及び着色剤を局在化した
構造であっても良い。本発明のプラスチック発泡体の厚
みは0.5mm〜100mmである。本発明のプラスチ
ック発泡体の厚みは1.0mm〜80mmであることが
好ましい。
【0029】本発明のプラスチック発泡体の厚みは1.
5mm〜60mmであることが更に好ましい。本発明の
プラスチック発泡体にレーザ印刷したものはその用途を
限定されない。本発明のプラスチック発泡体は、ヌード
ル容器、魚箱、食材用トレー等の容器用途として好まし
く適用できる。本発明のプラスチック発泡体は印刷時に
溶融して穴があいたり、外観の不良がなく、また、周囲
の物品に損傷を与えること無く、良好にレーザ印刷で
き、操作上の問題がなく産業界の要求に十分応えるプラ
スチック発泡体である。
【0030】
【実施例】以下、実施例により、本発明を更に詳細に説
明する。本発明はその主旨を越えない限り以下の実施例
に限定されるものではない。実施例及び、比較例で次の
原料を用いる。 熱可塑性樹脂1:旭化成社製ポリスチレン「スタイロン
G9305」(以下、A−1) 熱可塑性樹脂2:旭化成社製スチレン、アクリル酸エス
テル共重合体とSBブロック共重合体との混合物「旭化
成ポリスチレンST030」(以下、A−2) 熱可塑性樹脂3:旭化成社製ABS樹脂「スタイラック
AT20」(以下、A−3) 熱可塑性樹脂4:旭化成社製スチレン、メタクリル酸エ
ステル、アクリル酸エステル共重合体とポリブタジエン
との混合物「旭化成ポリスチレンSC004」(以下、
A−4) 熱可塑性樹脂5:ポリプロピレン樹脂「三井ノーブレン
FL−200」(以下、A−5)
【0031】エネルギー吸収体1:三菱化学社製カーボ
ンブラック「ブラックDCF50」(以下、B−1) エネルギー吸収体2:戸田工業社製酸化鉄「トダカラー
100ED PR101」(以下、B−2) エネルギー吸収体3:メルク社製マイカ「IRIODI
N LS820」(以下、B−3) 着色剤1:ICI社製Pigment White6「TIOXIDE R-TC3
0」(以下、C−1) 着色剤2:日本化薬社製Pigment Yellow110 「Kayaset
Yellow E-2RL」(以下、C−2) 着色剤3:ヘキストセラニーズ社製Pigment Red149「PV
Fast Red B 」(以下、C−3)
【0032】(実施例1)熱可塑性樹脂(A−1)10
0重量部に対し、(B−1)を0.05重量部、(C−
1)を1.0重量部、発泡剤として重曹を5重量部添加
し、ブレンダーを用い混合する。この混合物を厚み1.
2mmに調整した平板状のダイプレートを付し、シリン
ダー温度220℃に調整した直径50mmの単軸押出機
を用いて厚み12.9mmのプラスチック発泡体を得
る。
【0033】このプラスチック発泡体にロフィンシナー
ル社製RSM103D型ダイオード励起レーザーマーカ
ーを用いレーザ印刷を行う。レーザ印刷を付した部分は
鮮明な黒色にマーキングされる。この部分を実体顕微鏡
を用い観察すると、印刷部、非印刷部のコントラストが
良好である。また、プラスチック発泡体が溶融して穴が
あいたり、外観の不良がなく、また、周囲の物品に損傷
を与えることが無い。
【0034】(実施例2〜5)熱可塑性樹脂(A−
2)、(A−3)、(A−4)、(A−5)100重量
部に対し、それぞれ(B−1)を0.05重量部、(C
−1)を1.0重量部、発泡剤として発泡剤として重曹
を5重量部添加し、実施例1と同様の操作でプラスチッ
ク発泡体を得る。プラスチック発泡体の厚みはそれぞ
れ、12.8mm、12.8mm、12.9mm、1
2.0mmである。これらのプラスチック発泡体にロフ
ィンシナール社製RSM103D型ダイオード励起レー
ザーマーカーを用いレーザ印刷を行う。全てのプラスチ
ック発泡体においてレーザ印刷を付した部分は鮮明な黒
色にマーキングされる。特に、熱可塑性樹脂(A−
2)、(A−3)、(A−4)を用いた場合は鮮明であ
る。これらの部分を実体顕微鏡を用い観察すると、印刷
部、非印刷部のコントラストが良好である。また、全て
のプラスチック発泡体が溶融して穴があいたり、外観の
不良がなく、また、周囲の物品に損傷を与えることが無
い。
【0035】(実施例6)熱可塑性樹脂(A−1)10
0重量部に対し、発泡剤として重曹を7重量部、(B−
1)を0.9重量部、(C−1)を1.5重量部添加
し、ダイプレートの厚みを15.0mmに調整する以外
は実施例1と同様の操作で熱可塑性樹脂組成物、厚み1
5.9mmのプラスチック発泡体を得る。このプラスチ
ック発泡体にロフィンシナール社製RSM103D型ダ
イオード励起レーザーマーカーを用いレーザ印刷を行
う。レーザ印刷を付した部分は鮮明な黒色にマーキング
される。この部分を実体顕微鏡を用い観察すると、印刷
部、非印刷部のコントラストが良好である。また、プラ
スチック発泡体が溶融して穴があいたり、外観の不良が
なく、また、周囲の物品に損傷を与えることが無い。
【0036】(実施例7)熱可塑性樹脂(A−1)10
0重量部に対し、発泡剤として重曹を5重量部、、(B
−1)を0.015重量部、(C−1)を1.0重量部
添加し、ダイプレートの厚みを0.6mmに調整する以
外は実施例1と同様の操作で熱可塑性樹脂組成物、厚み
0.7mmのプラスチック発泡体を得る。このプラスチ
ック発泡体にロフィンシナール社製RSM103D型ダ
イオード励起レーザーマーカーを用いレーザ印刷を行
う。レーザ印刷を付した部分は鮮明な黒色にマーキング
される。この部分を実体顕微鏡を用い観察すると、印刷
部、非印刷部のコントラストが良好である。また、プラ
スチック発泡体が溶融して穴があいたり、外観の不良が
なく、また、周囲の物品に損傷を与えることが無い。
【0037】(実施例8)熱可塑性樹脂(A−1)10
0重量部に対し、発泡剤として重曹を5重量部、(B−
1)を0.05重量部、(C−1)を1.8重量部添加
し、ダイプレートの厚みを0.8mmに調整する以外は
実施例1と同様の操作で熱可塑性樹脂組成物、厚み0.
9mmのプラスチック発泡体を得る。このプラスチック
発泡体にロフィンシナール社製RSM103D型ダイオ
ード励起レーザーマーカーを用いレーザ印刷を行う。レ
ーザ印刷を付した部分は鮮明な黒色にマーキングされ
る。この部分を実体顕微鏡を用い観察すると、印刷部、
非印刷部のコントラストが良好である。また、プラスチ
ック発泡体が溶融して穴があいたり、外観の不良がな
く、また、周囲の物品に損傷を与えることが無い。
【0038】(実施例9)熱可塑性樹脂(A−1)10
0重量部に対し、発泡剤として重曹を5重量部、(B−
1)を0.015重量部、(C−1)を0.015重量
部添加し、ダイプレートの厚みを0.7mmに調整する
以外は実施例1と同様の操作で熱可塑性樹脂組成物、厚
み0.8mmのプラスチック発泡体を得る。このプラス
チック発泡体にロフィンシナール社製RSM103D型
ダイオード励起レーザーマーカーを用いレーザ印刷を行
う。レーザ印刷を付した部分は鮮明な黒色にマーキング
される。この部分を実体顕微鏡を用い観察すると、印刷
部、非印刷部のコントラストが良好である。また、プラ
スチック発泡体が溶融して穴があいたり、外観の不良が
なく、また、周囲の物品に損傷を与えることが無い。
【0039】(比較例1)熱可塑性樹脂(A−1)10
0重量部に対し、発泡剤として重曹を5重量部、(B−
1)を0.005重量部、(C−1)を1.0重量部添
加し、実施例1と同様の操作で熱可塑性樹脂組成物、厚
み12.8mmのプラスチック発泡体を得る。このプラ
スチック発泡体にロフィンシナール社製RSM103D
型ダイオード励起レーザーマーカーを用いレーザ印刷を
行う。レーザ印刷を付した部分のマーキングは不鮮明で
ある。
【0040】(比較例2)熱可塑性樹脂(A−1)10
0重量部に対し、発泡剤として重曹を5重量部、(B−
1)を0.05重量部添加し、(C−1)を0.005
重量部添加し、実施例1と同様の操作で熱可塑性樹脂組
成物、厚み12.4mmのプラスチック発泡体を得る。
このプラスチック発泡体にロフィンシナール社製RSM
103D型ダイオード励起レーザーマーカーを用いレー
ザ印刷を行う。レーザ印刷を付した部分は溶融し、穴が
あく。
【0041】(比較例3)熱可塑性樹脂(A−1)10
0重量部に対し、発泡剤として重曹を5重量部、(B−
1)を1.5重量部、(C−1)を1.5重量部添加
し、実施例1と同様の操作により熱可塑性樹脂組成物、
厚み12.8mmのプラスチック発泡体を得る。このプ
ラスチック発泡体にロフィンシナール社製RSM103
D型ダイオード励起レーザーマーカーを用いレーザ印刷
を行う。このプラスチック発泡体のレーザ印刷を付した
部分は溶融する。
【0042】(比較例4)熱可塑性樹脂(A−1)10
0重量部に対し、発泡剤として重曹を5重量部、(B−
1)を0.05重量部、(C−1)を2.5重量部添加
し、実施例1と同様の操作で熱可塑性樹脂組成物、厚み
12.9mmのプラスチック発泡体を得る。このプラス
チック発泡体にロフィンシナール社製RSM103D型
ダイオード励起レーザーマーカーを用いレーザ印刷を行
う。レーザ印刷を付した部分のマーキングは不鮮明であ
る。
【0043】(実施例10)熱可塑性樹脂(A−1)1
00重量部に対し、発泡剤として重曹を5重量部、(B
−1)を0.05重量部、(C−1)を1.0重量部添
加し、ダイプレートの厚みを0.6mmに調整する以外
は実施例1と同様の操作で熱可塑性樹脂組成物、厚み
0.7mmのプラスチック発泡体を得る。このプラスチ
ック発泡体にロフィンシナール社製RSM103D型ダ
イオード励起レーザーマーカーを用いレーザ印刷を行
う。レーザ印刷を付した部分は鮮明な黒色にマーキング
される。この部分を実体顕微鏡を用い観察すると、印刷
部、非印刷部のコントラストが良好である。また、プラ
スチック発泡体が溶融して穴があいたり、外観の不良が
なく、また、周囲の物品に損傷を与えることが無い。
【0044】(比較例5)熱可塑性樹脂(A−1)10
0重量部に対し、発泡剤として重曹を5重量部、(B−
1)を0.05重量部、(C−1)を1.0重量部添加
し、ダイプレートの厚みを0.3mmに調整する以外は
実施例1と同様の操作で熱可塑性樹脂組成物、厚み0.
35mmのプラスチック発泡体を得る。このプラスチッ
ク発泡体にロフィンシナール社製RSM103D型ダイ
オード励起レーザーマーカーを用いレーザ印刷を行う。
レーザ印刷を付した部分のプラスチック発泡体が溶融し
て穴があく。
【0045】(実施例11)熱可塑性樹脂(A−1)1
00重量部に対し、発泡剤として重曹を5重量部、(B
−1)を0.05重量部、(C−1)を1.0重量部添
加し、ダイプレートの厚みを90mmに調整する以外は
実施例1と同様の操作で熱可塑性樹脂組成物、厚み92
mmのプラスチック発泡体を得る。このプラスチック発
泡体にロフィンシナール社製RSM103D型ダイオー
ド励起レーザーマーカーを用いレーザ印刷を行う。レー
ザ印刷を付した部分は鮮明な黒色にマーキングされる。
この部分を実体顕微鏡を用い観察すると、印刷部、非印
刷部のコントラストが良好である。また、プラスチック
発泡体が溶融して穴があいたり、外観の不良がなく、ま
た、周囲の物品に損傷を与えることが無い。
【0046】(比較例6)熱可塑性樹脂(A−1)10
0重量部に対し、発泡剤として重曹を5重量部、(B−
1)を0.05重量部、(C−1)を1.0重量部添加
し、ダイプレートの厚みを105mmに調整する以外は
実施例1と同様の操作で熱可塑性樹脂組成物、厚み11
2mのプラスチック発泡体を得る。このプラスチック発
泡体は厚すぎてプラスチック発泡体用途に適さない。
【0047】(実施例12)熱可塑性樹脂(A−1)1
00重量部に対し、発泡剤として重曹を5重量部、(B
−2)を0.05重量部、(C−1)を1.0重量部添
加し、実施例1と同様の操作で熱可塑性樹脂組成物、プ
ラスチック発泡体を得る。プラスチック発泡体の厚みは
12.7mmである。このプラスチック発泡体にロフィ
ンシナール社製RSM103D型ダイオード励起レーザ
ーマーカーを用いレーザ印刷を行う。プラスチック発泡
体でレーザ印刷を付した部分は鮮明な黒色にマーキング
される。この部分を実体顕微鏡を用い観察すると、印刷
部、非印刷部のコントラストが良好である。また、プラ
スチック発泡体が溶融して穴があいたり、外観の不良が
なく、また、周囲の物品に損傷を与えることが無い。
【0048】(実施例13)熱可塑性樹脂(A−1)1
00重量部に対し、発泡剤として重曹を5重量部、(B
−3)を0.05重量部、(C−1)を1.0重量部添
加し、実施例1と同様の操作で熱可塑性樹脂組成物、プ
ラスチック発泡体を得る。プラスチック発泡体の厚みは
12.5mmである。このプラスチック発泡体にレーザ
テクニクス社製ブレイザー6000型CO2レーザーマ
ーカーを用いレーザ印刷を行う。プラスチック発泡体で
レーザ印刷を付した部分は鮮明な黒色にマーキングされ
る。この部分を実体顕微鏡を用い観察すると、印刷部、
非印刷部のコントラストが良好である。また、プラスチ
ック発泡体が溶融して穴があいたり、外観の不良がな
く、また、周囲の物品に損傷を与えることが無い。
【0049】(実施例14、15)熱可塑性樹脂(A−
1)100重量部に対し、発泡剤として重曹を5重量
部、(B−1)を0.05重量部、(C−2)、(C−
3)それぞれを0.1重量部添加し、実施例1と同様の
操作でそれぞれの熱可塑性樹脂組成物、プラスチック発
泡体を得る。プラスチック発泡体の厚みはそれぞれ1
2.8mm、12.7mmである。これらのプラスチッ
ク発泡体にロフィンシナール社製RSM103D型ダイ
オード励起レーザーマーカーを用いレーザ印刷を行う。
それそれのプラスチック発泡体でレーザ印刷を付した部
分は鮮明な黒色にマーキングされる。これらの部分を実
体顕微鏡を用い観察すると、印刷部、非印刷部のコント
ラストが良好である。また、プラスチック発泡体が溶融
して穴があいたり、外観の不良がなく、また、周囲の物
品に損傷を与えることが無い。
【0050】
【発明の効果】本発明によると、印刷時にプラスチック
発泡体が溶融して穴があいたり、外観の不良がなく、プ
ラスチック発泡体の基板の劣化が無く、また、周囲の物
品に損傷を与えること無く、良好にレーザ印刷でき、操
作上問題がなく産業界の要求に十分応えるプラスチック
発泡体を提供することができた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 25/04 C08L 53/02 53/02 101/00 101/00 B41M 5/26 S C08L 25:04

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂100重量部に対し、レー
    ザ光線を吸収するエネルギー吸収体0.001〜1.0
    重量部及び着色剤0.001〜2.0重量部を含有させ
    た熱可塑性樹脂組成物よりなり厚さが0.5mm〜10
    0mmであることを特徴とするレーザ印刷に適したプラ
    スチック発泡体。
  2. 【請求項2】 エネルギー吸収体が、カーボン、金属酸
    化物、加工マイカから選ばれる1種又は2種以上である
    ことを特徴とする請求項1記載のレーザ印刷に適したプ
    ラスチック発泡体。
  3. 【請求項3】 熱可塑性樹脂が、スチレン系熱可塑性樹
    脂であることを特徴とする請求項1または2記載のレー
    ザ印刷に適したプラスチック発泡体。
  4. 【請求項4】 スチレン系熱可塑性樹脂が、スチレン、
    アクリル酸エステルを必須成分とする共重合体とSBブ
    ロック共重合体との混合物であることを特徴とする請求
    項3記載のレーザ印刷に適したプラスチック発泡体。
  5. 【請求項5】 スチレン系熱可塑性樹脂が、スチレン、
    メタクリル酸エステル、アクリル酸エステルを必須成分
    とする共重合体とポリブタジエンとの混合物であること
    を特徴とする請求項3記載のレーザ印刷に適したプラス
    チック発泡体。
  6. 【請求項6】 スチレン系熱可塑性樹脂がポリスチレン
    であることを特徴とする請求項3記載のレーザ印刷に適
    したプラスチック発泡体。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載のプラス
    チック発泡体にレーザ印刷したプラスチック発泡体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6725293B1 (en) 1999-12-14 2004-04-20 Hitachi, Ltd. Storage subsystem and storage controller
JP2008035828A (ja) * 2006-08-09 2008-02-21 Takano Foods Kk レーザー加工した納豆容器の製造方法
JP2010138220A (ja) * 2008-12-09 2010-06-24 Nitto Denko Corp 発泡シート製造方法及び発泡シート

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