JPH11180856A - 浴用剤組成物 - Google Patents
浴用剤組成物Info
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- JPH11180856A JPH11180856A JP9365297A JP36529797A JPH11180856A JP H11180856 A JPH11180856 A JP H11180856A JP 9365297 A JP9365297 A JP 9365297A JP 36529797 A JP36529797 A JP 36529797A JP H11180856 A JPH11180856 A JP H11180856A
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- Japan
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- skin
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 クマザサ抽出液及び抗炎症剤を含有すること
を特徴とする浴用剤組成物。 【効果】 肌の保湿効果及び肌の細胞間脂質であるセラ
ミドの合成促進作用に優れ、肌の乾燥及び乾燥からくる
かさつき、かゆみ、ひび、あかぎれに対して改善効果が
ある。
を特徴とする浴用剤組成物。 【効果】 肌の保湿効果及び肌の細胞間脂質であるセラ
ミドの合成促進作用に優れ、肌の乾燥及び乾燥からくる
かさつき、かゆみ、ひび、あかぎれに対して改善効果が
ある。
Description
【0001】
【産業状の利用分野】 本発明は、肌の保湿効果及び肌
の細胞間脂質であるセラミドの合成促進作用に優れ、肌
の乾燥及び乾燥からくるかさつき、かゆみ、ひび、あか
ぎれに対して改善効果がある。
の細胞間脂質であるセラミドの合成促進作用に優れ、肌
の乾燥及び乾燥からくるかさつき、かゆみ、ひび、あか
ぎれに対して改善効果がある。
【0002】
【従来の技術】 近年、アトピー性皮膚炎や老人性乾皮
症等の皮膚疾患は、ライフスタイルの変化や高齢者社会
の進展により、社会問題ともなりつつあるほど増加傾向
を示している。また、健常人においても、特に大気が乾
燥する冬季には肌の乾燥や乾燥からくるかさつき、かゆ
み、ひび、あかぎれ等に悩まされる人も少なくない。し
かしながら、これらの症状を緩和、改善もしくは予防す
る為に、毎日全身に保湿剤等を外用するのはかなり手間
のかかることである。そこで油や保湿剤など保湿効果の
ある成分を浴用剤中に配合して用いることで、その成分
を容易にしかも全身に接触、付着あるいは吸収させる製
剤が研究開発されてきた。
症等の皮膚疾患は、ライフスタイルの変化や高齢者社会
の進展により、社会問題ともなりつつあるほど増加傾向
を示している。また、健常人においても、特に大気が乾
燥する冬季には肌の乾燥や乾燥からくるかさつき、かゆ
み、ひび、あかぎれ等に悩まされる人も少なくない。し
かしながら、これらの症状を緩和、改善もしくは予防す
る為に、毎日全身に保湿剤等を外用するのはかなり手間
のかかることである。そこで油や保湿剤など保湿効果の
ある成分を浴用剤中に配合して用いることで、その成分
を容易にしかも全身に接触、付着あるいは吸収させる製
剤が研究開発されてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、例え
ば油などの油性成分を用いた場合、保湿効果を十分に発
揮して肌の乾燥を防ぐことができる反面、肌のべとつき
感をともない、入浴後不快感が生じる。あるいは、油性
成分では、上記症状の緩和、改善効果は不十分である。
一方、他の保湿剤、抗炎症剤等を用いた場合は、疾患の
改善効果に限度があり、1回の入浴で相当量の浴用剤を
使用しなければ十分な効果は得られないという欠点があ
る。こうしたことから、保湿効果に優れ、かつ上記皮膚
疾患の緩和、改善もしくは予防する浴用剤が望まれてき
た。
ば油などの油性成分を用いた場合、保湿効果を十分に発
揮して肌の乾燥を防ぐことができる反面、肌のべとつき
感をともない、入浴後不快感が生じる。あるいは、油性
成分では、上記症状の緩和、改善効果は不十分である。
一方、他の保湿剤、抗炎症剤等を用いた場合は、疾患の
改善効果に限度があり、1回の入浴で相当量の浴用剤を
使用しなければ十分な効果は得られないという欠点があ
る。こうしたことから、保湿効果に優れ、かつ上記皮膚
疾患の緩和、改善もしくは予防する浴用剤が望まれてき
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】 肌の角質層の水分保持
及びバリア機能には、細胞間脂質であるセラミドが重要
な役割を果たしていることが知られている。このことか
ら、セラミドの減少により表皮の乾燥や肌荒れが引き起
こされると考えられる。したがって、表皮のセラミド生
成を促進し、その量を正常レベルに回復させることによ
り表皮の乾燥や肌荒れを防ぎ、潤った皮膚を維持できる
と考えられる。
及びバリア機能には、細胞間脂質であるセラミドが重要
な役割を果たしていることが知られている。このことか
ら、セラミドの減少により表皮の乾燥や肌荒れが引き起
こされると考えられる。したがって、表皮のセラミド生
成を促進し、その量を正常レベルに回復させることによ
り表皮の乾燥や肌荒れを防ぎ、潤った皮膚を維持できる
と考えられる。
【0005】本発明の必須成分であるクマザサ抽出液に
は抗炎症作用をはじめ、血圧降下作用、利尿作用、抗腫
瘍作用等を有することが報告されている(昭和医学会雑
誌第48巻 第5号 595-600(1988))。本発明者らは
鋭意研究の結果、新たにクマザサ抽出液及び抗炎症剤に
はセラミド合成促進効果を有することを見出した。さら
に、これらを配合した浴用剤組成物は、肌の保湿効果に
も優れ、肌の乾燥や乾燥からくるかさつき、かゆみ、ひ
び、あかぎれ等の皮膚疾患に対し予防改善効果があるこ
とを見出した。
は抗炎症作用をはじめ、血圧降下作用、利尿作用、抗腫
瘍作用等を有することが報告されている(昭和医学会雑
誌第48巻 第5号 595-600(1988))。本発明者らは
鋭意研究の結果、新たにクマザサ抽出液及び抗炎症剤に
はセラミド合成促進効果を有することを見出した。さら
に、これらを配合した浴用剤組成物は、肌の保湿効果に
も優れ、肌の乾燥や乾燥からくるかさつき、かゆみ、ひ
び、あかぎれ等の皮膚疾患に対し予防改善効果があるこ
とを見出した。
【0006】すなわち、本発明はクマザサ抽出液及び抗
炎症剤を含有する浴用剤組成物を提供するものである。
炎症剤を含有する浴用剤組成物を提供するものである。
【0007】以下本発明について詳述する。本発明の必
須成分であるクマザサ抽出液はクマザサ(Sasa veitdin
Rehd.)の葉を極性溶媒で抽出して得られた成分を極性
溶媒に溶かしたものである。極性溶媒としては、エタノ
ール、プロパノールなどの低級アルコール、プロピレン
グリコール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレ
ングリコール、グリセリン、ジグリセリン、エチレング
リコールなどの多価アルコールや精製水などを1種また
は2種以上用いることができる。これらの極性溶媒の中
でも、エタノールと精製水の混合溶媒が好ましく、20
〜80%エタノール水溶液が特に好ましい。クマザサ抽
出液の配合量は、組成物全体の0.1〜30%とするこ
とが好ましい。
須成分であるクマザサ抽出液はクマザサ(Sasa veitdin
Rehd.)の葉を極性溶媒で抽出して得られた成分を極性
溶媒に溶かしたものである。極性溶媒としては、エタノ
ール、プロパノールなどの低級アルコール、プロピレン
グリコール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレ
ングリコール、グリセリン、ジグリセリン、エチレング
リコールなどの多価アルコールや精製水などを1種また
は2種以上用いることができる。これらの極性溶媒の中
でも、エタノールと精製水の混合溶媒が好ましく、20
〜80%エタノール水溶液が特に好ましい。クマザサ抽
出液の配合量は、組成物全体の0.1〜30%とするこ
とが好ましい。
【0008】一方、本発明に配合される抗炎症剤として
は、例えば、グリチルリチン酸、グリチルリチン酸ジカ
リウム、グリチルリチン酸アンモニウム等のグリチルリ
チン酸誘導体やグリチルレチン酸ステアリル、ステアリ
ン酸グリチルレチニル、β−グリチルレチン酸等のグリ
チルレチン酸誘導体が挙げられる。これらの抗炎症剤の
中でも、グリチルリチン酸ジカリウム及びグリチルレチ
ン酸ステアリルが特に好ましく、配合量は、組成物全体
の0.005〜10%とすることが好ましい。なお、本
発明の浴用剤組成物では、配合する抗炎症剤は1種に限
らず、効能効果の向上あるいは製剤の安定性を確保する
ために2種以上を含有することができる。
は、例えば、グリチルリチン酸、グリチルリチン酸ジカ
リウム、グリチルリチン酸アンモニウム等のグリチルリ
チン酸誘導体やグリチルレチン酸ステアリル、ステアリ
ン酸グリチルレチニル、β−グリチルレチン酸等のグリ
チルレチン酸誘導体が挙げられる。これらの抗炎症剤の
中でも、グリチルリチン酸ジカリウム及びグリチルレチ
ン酸ステアリルが特に好ましく、配合量は、組成物全体
の0.005〜10%とすることが好ましい。なお、本
発明の浴用剤組成物では、配合する抗炎症剤は1種に限
らず、効能効果の向上あるいは製剤の安定性を確保する
ために2種以上を含有することができる。
【0009】本発明の浴用剤組成物は上記必須成分の他
に、保湿効果を高めるために油性成分を1種もしくは2
種以上含有することができる。油性成分は、例えば以下
に示す油脂類、ロウ類、炭化水素類、高級脂肪酸類、高
級アルコール類、エステル類、シリコーン油類等を配合
することができる。 (1)油脂類 オリーブ油、ヒマシ油、アボカド油、ミンク油、小麦胚
芽油等。 (2)ロウ類 ラノリン、ミツロウ、カルナウバロウ、キャンデリラロ
ウ、ホホバ油等。 (3)炭化水素類 流動パラフィン、スクワラン、ワセリン、パラフィン
等。 (4)高級脂肪酸類 ミリスチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、リノ
ール酸等。 (5)高級アルコール類 セタノール、ステアリルアルコール、イソステアリルア
ルコール、コレステロール等。 (6)エステル類 ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクシルドデ
シル、2−エチルヘキサン酸トリグリセリド、イソノナ
ン酸イソデシル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコー
ル、ミリスチン酸オクチルドデシル等。 (7)シリコーン油類 ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサ
ン、揮発性環状シリコーン等のシリコーンオイル等。
に、保湿効果を高めるために油性成分を1種もしくは2
種以上含有することができる。油性成分は、例えば以下
に示す油脂類、ロウ類、炭化水素類、高級脂肪酸類、高
級アルコール類、エステル類、シリコーン油類等を配合
することができる。 (1)油脂類 オリーブ油、ヒマシ油、アボカド油、ミンク油、小麦胚
芽油等。 (2)ロウ類 ラノリン、ミツロウ、カルナウバロウ、キャンデリラロ
ウ、ホホバ油等。 (3)炭化水素類 流動パラフィン、スクワラン、ワセリン、パラフィン
等。 (4)高級脂肪酸類 ミリスチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、リノ
ール酸等。 (5)高級アルコール類 セタノール、ステアリルアルコール、イソステアリルア
ルコール、コレステロール等。 (6)エステル類 ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクシルドデ
シル、2−エチルヘキサン酸トリグリセリド、イソノナ
ン酸イソデシル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコー
ル、ミリスチン酸オクチルドデシル等。 (7)シリコーン油類 ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサ
ン、揮発性環状シリコーン等のシリコーンオイル等。
【0010】これらの油性成分は、0.1〜99%の範
囲で配合することが好ましいが、配合量を増すに伴い、
肌にべとつき感が生じ、入浴後不快感が残る。そこで、
このような油性成分によるべとつき感を改善するために
は適当な界面活性剤を配合し、油性成分が浴湯の水面に
浮かないように乳化もしくは可溶化させることが好まし
い。
囲で配合することが好ましいが、配合量を増すに伴い、
肌にべとつき感が生じ、入浴後不快感が残る。そこで、
このような油性成分によるべとつき感を改善するために
は適当な界面活性剤を配合し、油性成分が浴湯の水面に
浮かないように乳化もしくは可溶化させることが好まし
い。
【0011】界面活性剤としては、例えば以下に示すよ
うなアニオン性、カチオン性、両性、非イオン性の天
然、合成いずれの界面活性剤を1種もしくは2種以上配
合することができる。 (1)アニオン性 ラウロイルメチル−β−アラニンナトリウム、脂肪酸カ
リウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチル
タウリンナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエー
テル硫酸ナトリウム、テトラデセンスルホン酸ナトリウ
ム、ポリオキシエチレンスルコハク酸ラウリル二ナトリ
ウム等。 (2)カチオン性 塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリル
トリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルア
ンモニウム等。 (3)両性 ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ヤシ油脂肪酸ア
ミドプロピルベタイン、 2−アルキル−N−カルボキ
シメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウ ムベ
タイン等。 (4)非イオン性 モノラウリン酸ソルビタン、セスキオレイン酸ソルビタ
ン、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒ
マシ油、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオ
キシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンセ
チルエーテル、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ポリ
オキシエチレンノニルフェニルエーテル、モノオレイン
酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノステアリン酸グ
リセリン、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレング
リコール、グリセリン脂肪酸エステル、モノステアリン
酸エチレングリコール等。
うなアニオン性、カチオン性、両性、非イオン性の天
然、合成いずれの界面活性剤を1種もしくは2種以上配
合することができる。 (1)アニオン性 ラウロイルメチル−β−アラニンナトリウム、脂肪酸カ
リウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチル
タウリンナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエー
テル硫酸ナトリウム、テトラデセンスルホン酸ナトリウ
ム、ポリオキシエチレンスルコハク酸ラウリル二ナトリ
ウム等。 (2)カチオン性 塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリル
トリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルア
ンモニウム等。 (3)両性 ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ヤシ油脂肪酸ア
ミドプロピルベタイン、 2−アルキル−N−カルボキ
シメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウ ムベ
タイン等。 (4)非イオン性 モノラウリン酸ソルビタン、セスキオレイン酸ソルビタ
ン、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒ
マシ油、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオ
キシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンセ
チルエーテル、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ポリ
オキシエチレンノニルフェニルエーテル、モノオレイン
酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノステアリン酸グ
リセリン、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレング
リコール、グリセリン脂肪酸エステル、モノステアリン
酸エチレングリコール等。
【0012】これらの界面活性剤は、油性成分の乳化、
可溶化剤として作用し、浴用剤をお湯へ溶解させた時、
油性成分を乳化させ浴湯を白濁させることができるし、
また、油性成分を可溶化させ浴湯を透明にすることもで
きる。配合量は、組成物全体の0.5〜30%とするこ
とが好ましい。
可溶化剤として作用し、浴用剤をお湯へ溶解させた時、
油性成分を乳化させ浴湯を白濁させることができるし、
また、油性成分を可溶化させ浴湯を透明にすることもで
きる。配合量は、組成物全体の0.5〜30%とするこ
とが好ましい。
【0013】本発明の浴用剤組成物は、上記成分で調製
した透明もしくは半透明の組成物の他に、水溶性成分を
油性成分に対して1〜500%配合して乳化させ、乳液
状あるいはクリーム状の形態とすることができる。
した透明もしくは半透明の組成物の他に、水溶性成分を
油性成分に対して1〜500%配合して乳化させ、乳液
状あるいはクリーム状の形態とすることができる。
【0014】水溶性成分としては、精製水の他に使用
性、均質安定化、粘性調製などの目的で、1,3−ブチ
レングリコール、エチレングリコール、グリセリン、ジ
グリセリン、プロピレングリコール、ポリエチレングリ
コール、ポリグリセリン、ポリプロピレングリコールな
どの多価アルコールや、アルギン酸ナトリウム、キサン
タンガム、メチルセルロース、カルボキシビニルポリマ
ー、ポリビニルピロリドン、ゼラチン等の水溶性高分子
などを使用し得る。
性、均質安定化、粘性調製などの目的で、1,3−ブチ
レングリコール、エチレングリコール、グリセリン、ジ
グリセリン、プロピレングリコール、ポリエチレングリ
コール、ポリグリセリン、ポリプロピレングリコールな
どの多価アルコールや、アルギン酸ナトリウム、キサン
タンガム、メチルセルロース、カルボキシビニルポリマ
ー、ポリビニルピロリドン、ゼラチン等の水溶性高分子
などを使用し得る。
【0015】さらに、本発明の浴用剤組成物は、上記の
製剤形態に限らず、粉末、顆粒、カプセル等の様々な剤
形にすることができる。また、配合成分に関しても、上
記の成分に限らず、通常浴用剤に用いられている無機塩
類、動物・植物抽出液、色素類、香料、粉体等の公知の
成分を配合することができる。
製剤形態に限らず、粉末、顆粒、カプセル等の様々な剤
形にすることができる。また、配合成分に関しても、上
記の成分に限らず、通常浴用剤に用いられている無機塩
類、動物・植物抽出液、色素類、香料、粉体等の公知の
成分を配合することができる。
【0016】
【発明の効果】 本発明の浴用剤組成物は、肌の保湿効
果及び肌の細胞間脂質であるセラミドの合成促進作用に
優れ、肌の乾燥及び乾燥からくるかさつき、かゆみ、ひ
び、あかぎれに対して改善効果がある。
果及び肌の細胞間脂質であるセラミドの合成促進作用に
優れ、肌の乾燥及び乾燥からくるかさつき、かゆみ、ひ
び、あかぎれに対して改善効果がある。
【0017】
【実験例】 セラミド合成酵素の一つであるβ−グルコ
シダーゼの活性促進効果を測定し、セラミド生成促進効
果の指標とした。β−グルコシダーゼ活性測定は、Phil
ip W.Wらの方法(Biochem Biophys Acta 1001 115-119
(1989))に準じて行ない、試料添加時のβ−グルコシダ
ーゼ活性はコントロールのそれを100%とした場合の
値を表1及び表2に示した。
シダーゼの活性促進効果を測定し、セラミド生成促進効
果の指標とした。β−グルコシダーゼ活性測定は、Phil
ip W.Wらの方法(Biochem Biophys Acta 1001 115-119
(1989))に準じて行ない、試料添加時のβ−グルコシダ
ーゼ活性はコントロールのそれを100%とした場合の
値を表1及び表2に示した。
【0018】
【表1】
【0019】
【表2】
【0020】表1、2の結果より、クマザサ抽出液及び
抗炎症剤がセラミド生成促進効果に優れていることが判
る。
抗炎症剤がセラミド生成促進効果に優れていることが判
る。
【0021】
【実施例】 以下本発明の実施例を示すが、本発明はこ
れら実施例に限定されるものではない。
れら実施例に限定されるものではない。
【0022】表3、表4及び表5のように処方設計され
た浴用剤組成物を調製し、保湿効果、かさつき・かゆみ
改善効果、ひび・あかぎれ改善効果について下記の試験
方法により評価を行った。
た浴用剤組成物を調製し、保湿効果、かさつき・かゆみ
改善効果、ひび・あかぎれ改善効果について下記の試験
方法により評価を行った。
【0023】あらかじめアンケート調査により、かさつ
き、かゆみ、ひび、あかぎれに悩む人を被験者として各
浴用剤組成物に対し各10名選抜した。被験者には浴用
剤組成物をお湯200lに対し30gの割合で、2週間
毎日連用させて、下記の基準で5段階評価を行った。表
3、表4及び表5にはその平均点を示した。 5:著しく効果がある。 4:かなり効果がある。 3:やや効果がある。 2:ほとんど効果なし。 1:効果なし。
き、かゆみ、ひび、あかぎれに悩む人を被験者として各
浴用剤組成物に対し各10名選抜した。被験者には浴用
剤組成物をお湯200lに対し30gの割合で、2週間
毎日連用させて、下記の基準で5段階評価を行った。表
3、表4及び表5にはその平均点を示した。 5:著しく効果がある。 4:かなり効果がある。 3:やや効果がある。 2:ほとんど効果なし。 1:効果なし。
【0024】
【表3】
【0025】表3の結果より、本発明の浴用剤組成物で
あるクマザサ抽出液が0.1〜30%の範囲で、保湿効
果、かさつき・かゆみ改善効果及びひび・あかぎれ改善効
果に優れていることが判る。
あるクマザサ抽出液が0.1〜30%の範囲で、保湿効
果、かさつき・かゆみ改善効果及びひび・あかぎれ改善効
果に優れていることが判る。
【0026】
【表4】
【0027】表4の結果より、本発明の浴用剤組成物で
ある抗炎症剤が0.005〜10%の範囲で、保湿効
果、かさつき・かゆみ改善効果及びひび・あかぎれ改善効
果に優れていることが判る。
ある抗炎症剤が0.005〜10%の範囲で、保湿効
果、かさつき・かゆみ改善効果及びひび・あかぎれ改善効
果に優れていることが判る。
【0028】
【表5】
【0029】表3、表4及び表5の結果より、本発明の
浴用剤組成物は保湿効果、かさつき・かゆみ改善効果及
びひび・あかぎれ改善効果に優れていることが判る。
浴用剤組成物は保湿効果、かさつき・かゆみ改善効果及
びひび・あかぎれ改善効果に優れていることが判る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 35/78 ADA A61K 35/78 ADAU
Claims (5)
- 【請求項1】 クマザサ抽出液及び抗炎症剤を含有する
ことを特徴とする浴用剤組成物。 - 【請求項2】 抗炎症剤がグリチルリチン酸及びその誘
導体、グリチルレチン酸及びその誘導体の1種または2
種以上から選ばれることを特徴とする請求項1の浴用剤
組成物。 - 【請求項3】 クマザサのエタノール水溶液による抽出
液が0.1〜30%、及びグリチルリチン酸及びその誘
導体、グリチルレチン酸及びその誘導体から選ばれる1
種または2種以上の抗炎症剤が0.005〜10%であ
ることを特徴とする浴用剤組成物。 - 【請求項4】 クマザサのエタノール水溶液による抽出
液及びグリチルリチン酸ジカリウム及び/またはグリチ
ルレチン酸ステアリルを含有することを特徴とする浴用
剤組成物。 - 【請求項5】 クマザサの20〜80%エタノール水溶
液による抽出液を0.1〜30%及びグリチルリチン酸
ジカリウム及び/またはグリチルレチン酸ステアリルを
0.005〜10%を含有することを特徴とする浴用剤
組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9365297A JPH11180856A (ja) | 1997-12-20 | 1997-12-20 | 浴用剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9365297A JPH11180856A (ja) | 1997-12-20 | 1997-12-20 | 浴用剤組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11180856A true JPH11180856A (ja) | 1999-07-06 |
Family
ID=18483920
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9365297A Pending JPH11180856A (ja) | 1997-12-20 | 1997-12-20 | 浴用剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11180856A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009107965A (ja) * | 2007-10-30 | 2009-05-21 | Maruzen Pharmaceut Co Ltd | セラミド合成促進剤、並びに皮膚外用剤及び飲食品 |
EP2332558A4 (en) * | 2008-08-18 | 2013-05-15 | Zhongshan Hospital of Fudan University | PROMOTERS OF CERAMID-S PRODUCTION |
-
1997
- 1997-12-20 JP JP9365297A patent/JPH11180856A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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EP2332558A4 (en) * | 2008-08-18 | 2013-05-15 | Zhongshan Hospital of Fudan University | PROMOTERS OF CERAMID-S PRODUCTION |
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