JPH1118063A - デジタル放送受信装置 - Google Patents

デジタル放送受信装置

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JPH1118063A
JPH1118063A JP16266397A JP16266397A JPH1118063A JP H1118063 A JPH1118063 A JP H1118063A JP 16266397 A JP16266397 A JP 16266397A JP 16266397 A JP16266397 A JP 16266397A JP H1118063 A JPH1118063 A JP H1118063A
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digital image
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JP16266397A
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Masahiro Yamada
雅弘 山田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、伝送チャンネル数の有効利用を図
ることができ、しかも視聴者にとって番組の把握や選択
が容易であるデジタル放送受信装置を提供することを目
的としている。 【解決手段】受信されたデータストリーム中から所定の
デジタル画像データを選択してデコード処理を施し、こ
のデコード処理されたデジタル画像データに対して、表
示画面上で水平方向または垂直方向に縮小されるように
縮小処理を施し、この縮小処理されたデジタル画像デー
タを、表示画面に対応する記憶エリアを有するメモリ
の、画面上で表示させる位置に対応する位置に記憶す
る。そして、メモリの記憶エリアに縮小処理の施された
複数のデジタル画像データを記憶させ、該メモリの記憶
内容を画面に表示させることにより、マルチ画面表示を
行なうようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、多チャンネル化
されたデジタル放送を受信するデジタル放送受信装置の
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、例えばテレビジョン放送
システム、テレビ会議システム及びテレビ電話システム
等のように、動画像データ及び音声データ等を伝送する
伝送システムや、磁気ディスク、光ディスク及び磁気テ
ープ等の記録媒体に、動画像データ及び音声データ等を
記録し再生する記録再生システム等においては、その伝
送効率や記録効率を高めて伝送路や記録媒体を有効に利
用するために、データに高能率圧縮符号化処理を施すこ
とが、一般的に行なわれている。
【0003】この高能率圧縮符号化処理を実現する方式
としては、現在、MPEG(MovingPicture Coding Exp
erts Group )2が主流となっている。このMPEG2
は、ISO(International Organization for Standar
dization)とIEC(International Electrotechnical
Commision)とのJTC(Joint Technical Committee
)でISO/IEC13818として、標準化が進め
られてきた高能率圧縮符号化規格である。
【0004】また、このMPEG2では、高能率圧縮符
号化規格のみにとどまらず、高能率圧縮符号化処理を施
した動画像や音声等のデータストリームを、幅広い用途
に使用できるようにするために、動画像や音声等のデー
タストリームを多重化する方式についても規格を定めて
いる。
【0005】この多重化規格は、MPEG2システムズ
と称されており、データストリームの使用用途によっ
て、放送や通信への適用を想定したトランスポートスト
リームと、蓄積や記録への適用を想定したプログラムス
トリームとの、2つの種類に別れている。
【0006】そして、トランスポートストリームでは、
複数のプログラムを1つのストリームで伝送することが
考慮されており、プログラム毎に複数の基準時間を使用
することができることから、将来的には、多くの放送や
通信の用途に採用されるものと見られている。
【0007】ところで、現在では、既に、MPEGを利
用したデジタルテレビジョン放送が実用化されている。
この種のデジタル放送は、数10から数100ものチャ
ンネルを有していることが特徴であるため、視聴者が、
どのような番組が放送されているのかを、どうやって把
握するかが重要な問題となっている。
【0008】この問題に対処するために、従来より、放
送局側で、現在放送中の各番組の画像をそれぞれ縮小し
て、例えば9番組または16番組分の画像をひとまとめ
にしたマルチ画像の番組を生成し、それを1つのチャン
ネルを使用して放送することにより、視聴者が、現在ど
のような番組を放送しているかを把握することができる
ようにしたシステムが開発されている。このマルチ画像
の番組を放送するチャンネルは、一般に、プロモーショ
ンチャンネルと称されている。
【0009】この場合、放送局側では、マルチ画像を作
成し放送する際に、各画像の配置情報も同時に放送して
いる。このため、受信装置側では、プロモーションチャ
ンネルが受信されると、配置情報に基づいて、マルチ画
像のどの位置に何の番組が位置しているかを認識するこ
とができる。これにより、視聴者のキー操作によってマ
ルチ画像の所望の位置が選択されると、受信装置は、そ
の選択された位置を番組情報に変換し、ここに、番組の
選択が行なわれる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のデジタル放送システムでは、番組選択用の
マルチ画像を作成するのは放送局側であるため、そのマ
ルチ画像の番組を放送するためには、必然的にチャンネ
ルが占有されることになり、チャンネル数の有効利用が
図られないという問題が生じている。
【0011】例えば番組数が100個あるとすると、1
6番組分の画像をひとまとめにしたマルチ画像を用いて
全ての番組を紹介するためには、100÷16で約6つ
のチャンネルが必要となってしまうという不都合が生じ
る。本来ならば、この6つのチャンネルを通常の番組伝
送に使用することができる。
【0012】しかも、この場合、1つのマルチ画像に含
まれる16の番組の組み合わせは、放送局側で設定した
1通りだけであるため、視聴者にとっては、番組の把握
や選択のための自由度が制限されていることにもなる。
【0013】そこで、この発明は上記事情を考慮してな
されたもので、伝送チャンネル数の有効利用を図ること
ができ、しかも視聴者にとって番組の把握や選択が容易
である極めて良好なデジタル放送受信装置を提供するこ
とを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明に係るデジタル
放送受信装置は、それぞれに、圧縮符号化処理の施され
た複数のデジタル画像データが多重化されてなる、複数
のデータストリームを受信するものを対象としている。
そして、受信されたデータストリーム中から所定のデジ
タル画像データを選択してデコード処理を施すデコード
手段と、このデコード手段から出力されたデジタル画像
データに対して、表示画面上で水平方向または垂直方向
に縮小されるように縮小処理を施す縮小手段と、この縮
小手段から出力されたデジタル画像データを、表示画面
に対応する記憶エリアを有するメモリの、画面上で表示
させる位置に対応する位置に記憶する記憶制御手段とを
備え、メモリの記憶エリアに、縮小処理の施されたデジ
タル画像データを記憶させ、該メモリの記憶内容を画面
に表示させることにより、画面表示を行なうようにした
ものである。
【0015】また、この発明に係るデジタル放送受信装
置は、上記の対象において、受信されたデータストリー
ム中から所定のデジタル画像データを選択し、該選択さ
れたデジタル画像データに対して、表示画面上で水平方
向または垂直方向に縮小されるように縮小処理を施す縮
小手段と、この縮小手段から出力されたデジタル画像デ
ータにデコード処理を施すデコード手段と、このデコー
ド手段から出力されたデジタル画像データを、表示画面
に対応する記憶エリアを有するメモリの、画面上で表示
させる位置に対応する位置に記憶する記憶制御手段とを
備え、メモリの記憶エリアに、縮小処理の施されたデジ
タル画像データを記憶させ、該メモリの記憶内容を画面
に表示させることにより、画面表示を行なうようにした
ものである。
【0016】上記のような構成によれば、受信されたデ
ータストリーム中に含まれるデジタル画像データを、受
信装置側で任意に選択して画面表示させるようにしたの
で、従来のようなプロモーションチャンネルが不要とな
り、伝送チャンネル数の有効利用を図ることができると
ともに、種々の組み合わせの画面を作成することができ
るので、視聴者にとって番組の把握や選択を容易にする
ことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して詳細に説明する。図1において、ア
ンテナ11によって受信された衛星放送波は、アンテナ
11に付随した図示しないダウンコンバータによって、
IF(Intermediate Frequency)帯の信号に変換され
る。
【0018】このIF信号は、QPSK(Quadrature P
hase Shift Keying )復調回路12によって復調処理が
施されることによりビットストリームに変換された後、
FEC(Forward Error Correction)回路13に供給さ
れて、ビット列中に含まれたビットエラーの訂正が行な
われる。
【0019】このFEC回路13から出力されたデータ
は、TS(Transport Stream)処理回路14に供給され
ることにより、トランスポートストリーム中から所望の
ビットデータが抽出される。まず、このTS処理回路1
4によって抽出されたビデオビットストリームは、MP
EGビデオデコーダ15に供給されてデジタル画像デー
タに変換される。
【0020】また、このTS処理回路14によって抽出
された音声ビットストリームは、オーディオデコーダ1
6に供給されてデジタル音声データに変換される。この
デジタル音声データは、D/A(Digital/Analogue)変
換回路17に供給されてアナログ音声信号に変換された
後、スピーカ18によって奏鳴される。
【0021】ここで、図示しない衛星には、中継のため
に複数のトランスポンダ(中継器)が備えられている。
そして、1つのトランスポンダは、1つのトランスポー
トストリームを中継している。各トランスポンダ毎に周
波数が割り当てられており、地上波放送でいう受信周波
数を切り替えるという操作は、衛星放送の場合には、ト
ランスポンダを切り替えるというイメージでとらえるこ
とができる。
【0022】ただし、1つのトランスポートストリーム
中には、複数のサービスが多重されているため、視聴者
サービス(現行地上波放送でいうところのチャンネル)
を切り替えるという操作が、そのままトランスポンダを
切り替えるという操作につながるわけではなく、トラン
スポンダを切り替えなくてもサービスが切り替わること
はありえる。
【0023】また、図1において、CPU(Central Pr
ocessing Unit )19は、視聴者からの操作指示を、I
/O(Input/Output)ポート20を介して受け取ってい
る。このI/Oポート20は、例えば受信装置の図示し
ない正面パネル上に設置されたLED(Light Emitting
Diode)等を点灯させるための信号を送出することにも
使用されている。
【0024】さらに、上記CPU19は、ROM(Read
Only Memory)21に記憶されたプログラムを実行する
ことにより、例えばトランスポートストリーム中に含ま
れるサービス情報を抜き取り、RAM(Random Access
Memory)22に書き込むように機能される。
【0025】また、上記CPU19は、OSD(On Scr
een Display )回路23にコマンドやデータを転送する
ことにより、画面上に任意の図形や文字情報を表示させ
るための、OSD表示用のデジタル画像データを発生さ
せるように機能している。このOSD回路23から出力
されるOSD表示用のデジタル画像データと、上記MP
EGビデオデコーダ15から出力されるデジタル画像デ
ータとは、スイッチ回路24によっていずれか一方が選
択される。
【0026】このスイッチ回路24によって選択された
デジタル画像データは、D/A変換回路25に供給され
てアナログ画像信号に変換された後、CRT(Cathode
RayTube)モニタ26によって画像表示される。
【0027】次に、図2は、上記MPEGによるデジタ
ル画像データの符号化方式を示している。すなわち、M
PEGでは、デジタル画像データの1シーケンスを、複
数のフレーム(ピクチャ)で構成されるGOP(Group
Of Picture)に分割して符号化を行なっている。
【0028】このGOPは、時間的な差の情報を持たず
に、そのフレームだけで1画面分の情報を持つI(Intr
a coded )ピクチャ(フレーム内符号化画像)と、この
Iピクチャに動き等の時間的変化のある情報を加えたも
ので、時間的に前のフレームから予測して生成されるP
(Preductive coded)ピクチャ(フレーム間符号化画
像)と、時間的に前後にある2フレームから予測して生
成されるB(Bi-derectionally coded)ピクチャ(フレ
ーム間符号化画像)との組み合わせで構成されている。
【0029】換言すれば、Iピクチャは、1フレームの
画面から作られるデジタル画像データであって、そのま
まデコード処理することにより、対応する画像を再生す
ることができるものである。また、Pピクチャは、Iピ
クチャとの差分のみを含んだデジタル画像データであっ
て、IピクチャとPピクチャとの両方を用いることによ
り画像を再生することができるものである。
【0030】さらに、Bピクチャは、IピクチャとPピ
クチャとの差分のみを含んだデジタル画像データであっ
て、IピクチャとPピクチャとの両方を用いることによ
り画像を再生することができるものである。Pピクチャ
やBピクチャは、差分情報のみを含んでいるので、その
データ量は少なくて済むが、PピクチャのみまたはBピ
クチャのみのデジタル画像データを受け取っても、その
画像を再生することはできない。
【0031】そして、図1において、MPEGビデオデ
コーダ15から出力されるI,P,Bピクチャのデジタ
ル画像データと、OSD回路23から出力されるOSD
表示用のデジタル画像データと、オーディオデコーダ1
6から出力されるデジタル音声データとは、メモリコン
トロール回路27を介して例えば16Mビットの記憶容
量を有するRAM28に書き込まれる。
【0032】図3は、このRAM28の記憶エリアマッ
プの一例を示している。すなわち、受信装置は、Iピク
チャが受信されると、その高能率圧縮符号化されたデジ
タル画像データを元のデータに復元し、その輝度成分Y
−Iと色成分C−Iとを、それぞれRAM28のIピク
チャ記録エリア28a,28dに格納する。
【0033】次に、受信装置は、Pピクチャが受信され
ると、その高能率圧縮符号化されたデジタル画像データ
を、先にRAM28に格納したIピクチャのデータを用
いて元のデータに復元し、その輝度成分Y−Pと色成分
C−Pとを、それぞれRAM28のPピクチャ記録エリ
ア28b,28eに格納する。
【0034】その後、受信装置は、Bピクチャが受信さ
れると、その高能率圧縮符号化されたデジタル画像デー
タを、先にRAM28に格納したIピクチャのデータと
Pピクチャのデータとを用いて元のデータに復元し、そ
の輝度成分Y−Bと色成分C−Bとを、それぞれRAM
28のBピクチャ記録エリア28c,28fに格納す
る。
【0035】そして、このRAM28に格納されたI,
P及びBピクチャのデジタル画像データは、同期信号の
タイミングでRAM28から読み出され、CRTモニタ
26による画像表示に供される。
【0036】通常、水平方向に720画素で垂直方向に
480画素のデジタル画像データの場合、その輝度成分
Y−I,Y−P,Y−Bについて、Iピクチャ記録エリ
ア28aとPピクチャ記録エリア28bとBピクチャ記
録エリア28cとに、それぞれ約340kバイトの容量
が必要となる。
【0037】なお、色成分C−I,C−P,C−Bにつ
いての、Iピクチャ記録エリア28dとPピクチャ記録
エリア28eとBピクチャ記録エリア28fとは、それ
ぞれ輝度成分Y−I,Y−P,Y−Bに対して半分の容
量(約170kバイト)となっている。
【0038】このため、輝度成分Y−I,Y−P,Y−
Bと色成分C−I,C−P,C−Bとを含めた、Iピク
チャ記録エリア28a,28dとPピクチャ記録エリア
28b,28eとBピクチャ記録エリア28c,28f
との全記憶容量は、約1.5Mバイトとなる。
【0039】また、上記RAM28内には、受信された
ビットストリームを一旦バッファリングするためのバッ
ファエリア28gが必要となる。このバッファエリア2
8gは、MPEGの規定により最低でも約200kバイ
トの容量を確保する必要がある。
【0040】さらに、上記RAM28内には、OSD表
示のためのバッファエリア28hが必要になる。RAM
28として全記憶容量が2Mバイトのものを用いると、
OSD表示のためのバッファエリア28hとして使用す
ることができる残り容量は、約300kバイトとなる。
このため、上記したように水平方向に720画素で垂直
方向に480画素の表示では、1バイトを8ビットとす
ると、300k×8/720/480で、1画素あたり
7ビットしか確保することができない。
【0041】図4は、MPEGにおけるデータの伝送フ
ォーマットを示している。各ピクチャのデジタル画像デ
ータは、そのまま放送されるわけではなく、ヘッダコー
ド等が付加されて放送される。図4において、picture
dataには、各ピクチャのデジタル画像データが入ってい
る。また、picture headerには、そのピクチャがどのよ
うなものかを示す属性情報が入っている。
【0042】図5は、このpicture headerのフォーマッ
トを示している。このうち、picture coding type は、
図6に定義されているように。“001”のときはIピ
クチャであることを示し、“010”のときはPピクチ
ャであることを示し、“011”のときはBピクチャで
あることを示している。
【0043】図7には、4つのデジタル画像データ
「あ」,「い」,「う」,「え」が示されている。
「あ」のストリームは、I,B,B,P,B,……とい
うピクチャ順序で伝送されている。「い」,「う」,
「え」のストリームも、同様のピクチャ順序で伝送され
ているが、Iピクチャの出現するタイミングがばらばら
になっている。トランスポートストリームとしては、こ
れらの4つのストリームが多重されており、その構造
は、図8に示すようになっている。
【0044】すなわち、トランスポートストリームは、
188バイトでなるパケットから構成されており、上記
した4つのビットストリームがパケットに分割されて多
重されている。つまり、多重される前の各ビットストリ
ームを、それぞれパケット単位に分断してから多重化す
る構造であるため、復元のときに、どのパケットが何の
パケットであるかを示す情報が、各パケットの先頭部分
に付加されている。この情報は、PID(パケット識
別)と称されている。
【0045】前記CPU19は、TS処理回路14によ
って抽出されたサービス情報を、RAM28に記録す
る。このサービス情報には、現在放送されている番組の
サービス番号(SID)と、このSIDと先に説明した
PIDとの関係を示すテーブル情報と、各サービスがど
のトランスポンダで伝送されているのかを示す情報と、
各番組の開始時間や内容説明等が含まれている。
【0046】CPU19は、図9に示すシーケンスによ
ってデジタル画像データをデコードし、マルチ画面表示
を行なっている。この場合、CPU19は、サービス情
報に基づいて、どのような番組があるかを調べ、どのサ
ービス同士が同一のトランスポンダで伝送されているの
かを調べる。
【0047】今、サービスとして「あ」,「い」,…
…,「と」の20サービスが行なわれており、1つのト
ランスポンダに4つのサービスが多重されているものと
する。すなわち、「あ」,「い」,「う」,「え」が第
1トランスポンダで伝送され、「お」,「か」,
「き」,「く」が第2トランスポンダで伝送され、
「け」,「こ」,「さ」,「し」が第3トランスポンダ
で伝送され、「す」,「せ」,「そ」,「た」が第4ト
ランスポンダで伝送され、「ち」,「つ」,「て」,
「と」が第5トランスポンダで伝送されているものとす
る。
【0048】まず、CPU19は、サービス情報を検索
し、1つのトランスポンダに「あ」,「い」,「う」,
「え」の4つの画像があることをつきとめる。ただし、
4つあったからといって、4つの画像を全て画面上に割
り当てる必要はなく、取得したサービス情報を検索する
ことによって不要なものは表示しないようにすることが
できる。
【0049】ここでは、4つの画像を全てマルチ画像表
示し、この4つの画像を、図10に示すように、16分
割した画面の1,2,5,6の位置にそれぞれ割り当て
ることについて説明する。まず、開始(ステップS1)
されると、CPU19は、前記RAM28の内部に設定
された表示位置テーブルに、サービスに対応する位置情
報を登録する(ステップS2)。
【0050】図11は、この表示位置テーブルの内容を
示している。すなわち、「あ」の画像を表わすコードが
1の場所に登録され、「い」の画像を表わすコードが2
の場所に登録され、「う」の画像を表わすコードが5の
場所に登録され、「え」の画像を表わすコードが6の場
所に登録される。
【0051】次に、CPU19は、トランスポートスト
リームのパケットを調べ、Iピクチャの開始タイミング
を判別する。図8に示した例では、最初に「あ」の画像
のIピクチャが検出される。この「あ」の画像は、表示
位置テーブルに登録されているので、CPU19は、I
ピクチャのデコード処理を実行する(ステップS3〜S
6)。
【0052】その後、CPU19は、表示位置テーブル
を参照して、「あ」の画像の表示位置がX,Y座標で
(0,0)の位置であることを認識し、RAM28から
Iピクチャのデジタル画像データを読み出し、水平及び
垂直方向に縮小を加えて、OSD回路23内のOSD表
示領域の座標(0,0)の位置に転送する。そして、C
PU19は、OSD回路23のOSD表示領域に転送さ
れたデジタル画像データを、MPEGビデオデコーダ1
5の出力に優先して表示させるようにスイッチ回路24
を制御する(ステップS7,S8)。
【0053】上記の動作が繰り返されることにより、
「い」,「う」,「え」の画像のIピクチャが、それぞ
れ座標(180,0),(0,120),(180,1
20)の位置に表示され、ここに、受信装置側でマルチ
画像表示を実現することができる。
【0054】なお、前記RAM28の容量に余裕がある
場合には、上記したIピクチャのデコード処理が行なわ
れた後、引き続いてPピクチャ及びBピクチャのデコー
ド処理を行なって、図3に示したように、各ピクチャの
輝度成分Y−I,Y−P,Y−Bと色成分C−I,C−
P,C−BとをRAM28に記憶させるようにしてもよ
い。
【0055】しかしながら、全てのピクチャをデコード
すると時間がかかり、また、RAM28の容量を有効に
使用したい場合には、Iピクチャのデコード処理のみを
行ない、図12に示すように、Iピクチャの輝度成分Y
−Iと色成分C−IとをRAM28に記憶させるように
してもよい。このようにすれば、RAM28の容量の有
効利用を図ることができるとともに、デコード処理も短
時間で実現することができる。
【0056】この場合、RAM28内において、P,B
ピクチャのデータを格納する必要がないので、その分の
容量を、他の表示用データの輝度成分Y−DISP及び色成
分C−DISPの記憶に利用することができる。この例で
は、OSD回路23は、1画素あたり24ビットの輝度
色情報を持たせることができるものとしている。
【0057】前述したように、I,P,Bの全てのピク
チャをデコード処理していたときには、OSD表示のた
めに1画素あたり7ビットしか割り当てることができな
かったが、Iピクチャのみデコード処理することによ
り、OSD表示のために1画素あたり24ビットを割り
当てることが可能になる。
【0058】縮小画像の表示方法としては、OSDの機
能を利用することを例に説明しているが、縮小画像表示
用にメモリ領域を確保し、OSDはこれと独立にメモリ
領域を確保する構成とし、縮小画像表示回路を別途に設
ける構成としてもよい。この場合、OSD表示は、縮小
画像の上に重なって表示される形態となる。この例で
は、OSD回路23の扱えるビット数が多く自然画表示
機能を持っているため、縮小画像表示とOSD表示とを
兼用することも考えられる。
【0059】画像の縮小処理においては、例えば2分の
1に縮小する場合、2画素のうちの1つを単純に間引く
方法を採用すると、画質が悪化する場合がある。この場
合、補間フィルタリングを行なった後に間引くことによ
り画質を向上させることができる。
【0060】この例では、CPU19は、デコード処理
が終了し、RAM28からOSD回路23のOSD表示
領域へのピクチャデータの転送時に、折り返し除去フィ
ルタリング処理を行なうことで、ハードウェアの追加な
く画質のよい縮小画面を得ることができる。
【0061】また、前述したように、PピクチャやBピ
クチャは、Iピクチャがないと復元することができない
が、Iピクチャは他のピクチャがなくても復元すること
ができる。Iピクチャを復元する際には、そのフルサイ
ズの画像を全て復元する必要はなく、縮小された画素数
分だけを復元してその輝度成分と色成分とをRAM28
に書き込むようにしても、マルチ画像表示が可能であ
る。
【0062】図13は、このような処理フローチャート
を示している。先に図9に示したフローチャートと同じ
条件で動作を説明すると、まず、開始(ステップS9)
されると、CPU19は、前記RAM28の内部に設定
された表示位置テーブルに、サービスに対応する位置情
報を登録する(ステップS10)。
【0063】次に、CPU19は、トランスポートスト
リームのパケットを調べ、Iピクチャの開始タイミング
を判別し、表示すべき画像のパケットが受信されると、
表示位置テーブルを参照して縮小画像を書き込むべき座
標を得る(ステップS11〜S13)。
【0064】その後、CPU19は、MPEGビデオコ
ーダ15に縮小画像を書き込むアドレスを設定し、TS
処理回路14の出力をMPEGビデオコーダ15に送出
し、Iピクチャの終了までストリームを送出する(ステ
ップS14〜S16)。
【0065】図8に示した例では、画像は「あ」,
「い」の次に「え」のIピクチャが到来した状態を示し
ている。この場合には、「い」の次に「う」が来るまで
待つことなく、「え」の画像を取り込みデコード処理を
行なっている。図9及び図13に示したフローチャート
では、最初に到来するIピクチャを検出しているので、
先に到来した画像から順次取り込んでデコード処理する
ことが可能となり、画像のフレームの更新周期を短くす
ることができる。
【0066】一般的に、1つのトランスポートストリー
ムに含まれる複数の画像を、上記した方法でマルチ画面
に作成するのではなく、異なるトランスポートストリー
ムからの画像も同一画面上にはめ込む場合には、トラン
スポンダの切り替えが必要になり、切り替えのために時
間がかかる。
【0067】このため、1つのマルチ画面上に配置され
るサービスを決定する条件として、トランスポンダ内
(同一トランスポートストリーム中)にあるサービス
を、そのサービス情報から検索することにより、同一ト
ランスポンダ内にあるサービスのみを1画面中にはめ込
むようにする。
【0068】このようにすることで、画面の更新周期を
短縮することができる。さらに、MPEGビデオデコー
ダ15を複数個備えておき、複数の画像のデコード処理
を同時に行なうようにすれば、マルチ画面の各画像をそ
れぞれ動画で再生することが可能となる。
【0069】また、第1のトランスポンダに含まれるサ
ービスのIDが例えば1,3,5,7であったとして
も、第2のトランスポンダに含まれるサービスのIDが
8以上であるとは限らず、例えば4,8,9,10とな
っている場合もある。このような場合、ピクチャの取り
込みの順番をサービスのIDの順番、つまり、1,3,
4,5,7,8,9,10とするのではなく、トランス
ポンダの順番、つまり、1,3,5,7,4,8,9,
10としている。
【0070】このため、トランスポンダの切り替え回数
を最低数に抑えることができるようになり、トランスポ
ンダの切り替えによる時間の浪費を最小限にすることが
できる。トランスポンダの切り替えは、1つのトランス
ポンダで伝送されるピクチャのうち、必要なピクチャを
一通り取り込んだタイミングで行なわれる。
【0071】トランスポンダの切り替えには持間がかか
るので、1つのトランスポンダで受信することができる
だけのサービスをマルチ画面に施して表示することは、
トランスポンダの切り替え待ち時間を減らすことに効果
がある。すなわち、トランスポンダ毎にそこに多重され
ているサービスの数は異なっている。そして、受信した
サービス情報中には、そのトランスポンダに多重されて
いるサービスの情報が含まれている。
【0072】このため、この情報を用いることにより、
そのトランスポンダに多重されているサービスの個数を
算出し、例えば4つのサービスが多重されている場合に
は、画面の分割個数を4に設定する。トランスポンダが
切り替えられた場合には、その都度、多重されているサ
ービスの数を求め、画面の分割数を多重されているサー
ビスの個数に対応させる。例えばトランスポンダの切り
替え後、サービス数が8になっていた場合には、画面分
割数を9に設定する。これにより、トランスポンダを切
り替えた場合にも、画面を有効に利用することができ
る。
【0073】また、通常の受信時には、1つのサービス
を受信している状態において、その受信されたデジタル
画像データを、前記RAM22に保存している。この場
合、RAM22の容量を節約するために縮小した状態で
保存してもよい。また、縮小倍率が不明な場合には、そ
のままのサイズ、または、一番大きいサイズで保存する
こともできる。
【0074】この状態からマルチ画面表示モードに切り
替えた場合には、最初のピクチャを受信する前に、RA
M22に記憶された画像が縮小前の場合はこれを縮小し
てRAM28に転送する。このようにすることによっ
て、最初の1コマの表示開始を速めることができる。
【0075】デジタル放送の場合には、サービス毎に視
聴契約を結ばないと視聴することができないことがあ
る。マルチ画面表示において、契約していないサービス
を表示しようとした場合は、スクランブルが解除できな
いために、正常な画面を得ることができなくなる。つま
り、マルチ画面の1コマとしてであっても、視聴できな
いサービスを表示することはできない。
【0076】受信装置には、図示しないIDカードが装
着されるようになっている。このIDカードは、I/O
ポート20を介してCPU19がその内容を読み書きす
ることができるようになっている。そして、視聴できる
サービスであるか否かは、IDカードと伝送されてきた
サービス情報とから知ることができる。
【0077】このため、受信したトランスポートストリ
ームに含まれているサービス情報から、視聴可能なサー
ビスを判断し、それをマルチ画面のコマとして選択する
ようにしている。例えば、トランスポートストリーム中
に5つのサービスが含まれていて、その中の1つが視聴
不可能で、残り4つが視聴可能である場合には、分割画
面数を4とし、視聴可能な4つのサービスをマルチ画面
表示させている。このように、視聴可能か否かを判断し
て表示の選択を行なうことにより、効率的なマルチ画面
表示を行なうことができる。
【0078】なお、このような判断を行なわない場合に
は、トランスポートストリーム中に5つのサービスがあ
ると判断されるので、画面を5つに分割するのは形が悪
いため分割画面数が9に設定される。すると、1つ1つ
のコマが小さくなってしまうとともに、9つの分割画面
の中の4つしかサービスが表示されず、5つも表示され
ないコマがあるということで、画面が非常に見苦しくな
る。
【0079】一方、例えば視聴することができないサー
ビスがあまりにも多い場合には、マルチ画面として表示
されるコマ数が極端に少なくなるので、視聴者がなぜこ
んなに何も表示されないのだろうかと疑問を感じること
がある。
【0080】この場合、CPU19は、上記と同様の手
法により視聴が不可能なサービスを検索し、OSD表示
機能を用いてどのサービスが視聴契約がないために視聴
できないという旨のメッセージを画面上に表示させる。
これにより、視聴者が疑問を持つことを防止することが
できる。
【0081】また、デジタル放送においては、PPV
(Pay Per View)と称される、番組1つ1つ毎に課金す
る方式の番組提供形態が採用される場合もある。このよ
うなサービスでは、視聴者に番組の内容をある程度伝え
て視聴意欲を促すために、番組の最初の部分だけ契約な
しでも視聴可能とするようにしている。ただし、この視
聴可能な時間は数分と限られており、その後は視聴する
ことができない。
【0082】この場合、CPU19は、PPVの番組の
視聴可能な部分では、それをマルチ画面のコマに割り当
てて表示させ、その後、視聴可能か否かの判断を行な
い、視聴が不可能となる直前の画像を静止画状態で保持
するようにしている。または、CPU19は、視聴が不
可能となった時点で、MPEGビデオデコーダ15にス
トリームの供給を停止する。
【0083】このようにすることにより、PPVの番組
で視聴不可能となった後も、マルチ画面のコマがブラン
ク状態になってしまうことを防止することができる。こ
の場合、表示画像が突然静止すると、視聴者がなぜ静止
画像になっているのかわからず疑問を持つことがある。
【0084】そこで、CPU19は、静止画像になった
とき、OSD表示機能を用いて、視聴期間を過ぎたため
に静止画像になっている旨のメッセージを表示させる。
このメッセージ表示としては、例えば静止画面上にアイ
コンで表示したり、図10に示すように、画面の下側に
メッセージ領域Mを設けて表示させるようにすることが
考えられる。
【0085】また、CPU19は、OSD回路23を制
御して、マルチ画面の各コマの周囲の色を変えることに
より、カーソルを表示させることができる。この場合、
CPU19は、I/Oポート20を介して得た操作情報
に基づいてカーソルの表示位置を変化させる。CPU1
9は、カーソルの位置をRAM22に記憶し、視聴者の
操作による選択コマンドを待つ。
【0086】選択コマンドを受信すると、CPU19
は、カーソルの位置に対応するサービスを表示位置テー
ブルの値と照合することによって、カーソルで指定され
たサービスを算出し、このサービスを通常の画面表示す
る。これにより、マルチ画面からカーソルによって番組
を選択することが可能となる。
【0087】このとき、CPU19は、カーソルの位置
からサービスを特定し、伝送されたサービス情報を参照
することで、カーソル位置のコマのサービスに対するサ
ービス情報を、OSD表示機能を用いて画面上に表示す
ることができる。このようにすることで、各サービスに
対して、画面上で画像としてだけでなく、番組名や番組
の解説等の情報を手軽に視聴することができる。この情
報は、例えば、図10に示すように、画面の下側のメッ
セージ領域Mに表示される。なお、この発明は上記した
実施の形態に限定されるものではなく、この外その要旨
を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができ
る。
【0088】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
伝送チャンネル数の有効利用を図ることができ、しかも
視聴者にとって番組の把握や選択が容易である極めて良
好なデジタル放送受信装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るデジタル放送受信装置の実施の
形態を示すブロック構成図。
【図2】MPEGによるデジタル画像データの符号化方
式を説明するために示す図。
【図3】メモリの記憶内容の一例を説明するために示す
図。
【図4】MPEGによるデータの伝送フォーマットを説
明するために示す図。
【図5】同伝送フォーマットにおけるpicture headerの
フォーマットを示す図。
【図6】同picture headerのフォーマットにおけるpict
ure coding type を示す図。
【図7】トランスポートストリームに含まれる4つのビ
ットストリームを示す図。
【図8】トランスポートストリームの構造を説明するた
めに示す図。
【図9】マルチ画面表示を実現する動作を説明するため
に示すフローチャート。
【図10】16分割したマルチ画面を説明するために示
す図。
【図11】画像の種類とその表示位置とを対応させる表
示位置テーブルを示す図。
【図12】メモリの記憶内容の他の例を説明するために
示す図。
【図13】マルチ画面表示を実現する他の動作を説明す
るために示すフローチャート。
【符号の説明】
11…アンテナ、 12…QPSK復調回路、 13…FEC回路、 14…TS処理回路、 15…MPEGビデオデコーダ、 16…オーディオデコーダ、 17…D/A変換回路、 18…スピーカ、 19…CPU、 20…I/Oポート、 21…ROM、 22…RAM、 23…OSD回路、 24…スイッチ回路、 25…D/A変換回路、 26…CRTモニタ、 27…メモリコントロール回路、 28…RAM。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H03M 7/30 H04H 1/00 N H04H 1/00 H04N 5/45 H04N 5/45 7/137 Z 7/32

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれに、圧縮符号化処理の施された
    複数のデジタル画像データが多重化されてなる、複数の
    データストリームを受信するデジタル放送受信装置にお
    いて、 受信された前記データストリーム中から所定の前記デジ
    タル画像データを選択してデコード処理を施すデコード
    手段と、 このデコード手段から出力された前記デジタル画像デー
    タに対して、表示画面上で水平方向または垂直方向に縮
    小されるように縮小処理を施す縮小手段と、 この縮小手段から出力された前記デジタル画像データ
    を、前記表示画面に対応する記憶エリアを有するメモリ
    の、画面上で表示させる位置に対応する位置に記憶する
    記憶制御手段とを具備し、 前記メモリの記憶エリアに、前記縮小処理の施されたデ
    ジタル画像データを記憶させ、該メモリの記憶内容を画
    面に表示させることにより、画面表示を行なうことを特
    徴とするデジタル放送受信装置。
  2. 【請求項2】 前記デジタル画像データは、そのフレー
    ム内情報を圧縮符号化してなるフレーム内符号化画像デ
    ータと、そのフレーム間差分情報を圧縮符号化してなる
    フレーム間符号化画像データとからなり、 前記デコード手段は、選択した前記デジタル画像データ
    の前記フレーム内符号化画像データのみにデコード処理
    を施すことを特徴とする請求項1記載のデジタル放送受
    信装置。
  3. 【請求項3】 前記デコード手段は、デコード処理に必
    要なデコードメモリを備え、前記フレーム内符号化画像
    データのみにデコード処理を施す状態と、前記フレーム
    内符号化画像データと前記フレーム間符号化画像データ
    とに共にデコード処理を施す状態とに切り替えられるこ
    とを特徴とする請求項2記載のデジタル放送受信装置。
  4. 【請求項4】 前記縮小手段は、前記デジタル画像デー
    タに折り返し除去フィルタリング処理を施すフィルタ手
    段を具備することを特徴とする請求項1記載のデジタル
    放送受信装置。
  5. 【請求項5】 それぞれに、圧縮符号化処理の施された
    複数のデジタル画像データが多重化されてなる、複数の
    データストリームを受信するデジタル放送受信装置にお
    いて、 受信された前記データストリーム中から所定の前記デジ
    タル画像データを選択し、該選択されたデジタル画像デ
    ータに対して、表示画面上で水平方向または垂直方向に
    縮小されるように縮小処理を施す縮小手段と、 この縮小手段から出力された前記デジタル画像データに
    デコード処理を施すデコード手段と、 このデコード手段から出力された前記デジタル画像デー
    タを、前記表示画面に対応する記憶エリアを有するメモ
    リの、画面上で表示させる位置に対応する位置に記憶す
    る記憶制御手段とを具備し、 前記メモリの記憶エリアに、前記縮小処理の施されたデ
    ジタル画像データを記憶させ、該メモリの記憶内容を画
    面に表示させることにより、画面表示を行なうことを特
    徴とするデジタル放送受信装置。
  6. 【請求項6】 前記画面表示されるデジタル画像データ
    は、同一の前記データストリーム中に含まれるデジタル
    画像データだけからなることを特徴とする請求項1記載
    のデジタル放送受信装置。
  7. 【請求項7】 前記画面表示されるデジタル画像データ
    が複数の前記データストリームにまたがって存在する場
    合には、特定の前記データストリーム中に含まれる画面
    表示に必要な全てのデジタル画像データのデコード処理
    が終了してから、他のデータストリームに含まれるデジ
    タル画像データのデコード処理を行なうことを特徴とす
    る請求項1記載のデジタル放送受信装置。
  8. 【請求項8】 前記画面のコマの数は、同一の前記デー
    タストリーム中に含まれるデジタル画像データの数で決
    定されることを特徴とする請求項1記載のデジタル放送
    受信装置。
  9. 【請求項9】 前記画面表示が行なわれていない画像表
    示状態で、表示画像のデータを記憶する記憶手段を備
    え、前記画面表示が要求された状態で、前記記憶手段に
    記憶されたデータを画面の1つの画像として利用するこ
    とを特徴とする請求項1記載のデジタル放送受信装置。
  10. 【請求項10】 前記データストリーム中に含まれるデ
    ジタル画像データに対して、受信契約が成立しているか
    否かを判断する判断手段を備え、前記判断手段の判断結
    果に応じて、前記画面表示されるデジタル画像データが
    決定されることを特徴とする請求項1記載のデジタル放
    送受信装置。
  11. 【請求項11】 前記判断手段は、前記画面表示が不可
    能であると判断したデジタル画像データに対しては、そ
    の旨を画面に表示する表示手段を具備することを特徴と
    する請求項10記載のデジタル放送受信装置。
  12. 【請求項12】 受信契約が成立していない場合、開始
    されてから一定期間経過後に視聴不可能となるように制
    御されて放送されるデジタル画像データを画面表示する
    ときには、視聴不可能になる直前のデジタル画像をデー
    タを静止画として表示し、静止画となった旨を表示する
    ことを特徴とする請求項1記載のデジタル放送受信装
    置。
  13. 【請求項13】 表示画面上にカーソルを表示するカー
    ソル表示手段と、このカーソル表示手段で表示されたカ
    ーソルの表示位置から、該カーソルが指定している画像
    を特定する特定手段とを具備することを特徴とする請求
    項1記載のデジタル放送受信装置。
  14. 【請求項14】 前記特定手段で特定された画像の関連
    情報を、画面上に表示することを特徴とする請求項13
    記載のデジタル放送受信装置。
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