JPH11180600A - 紙葉類の搬送装置及び仕分け装置 - Google Patents
紙葉類の搬送装置及び仕分け装置Info
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- JPH11180600A JPH11180600A JP35050197A JP35050197A JPH11180600A JP H11180600 A JPH11180600 A JP H11180600A JP 35050197 A JP35050197 A JP 35050197A JP 35050197 A JP35050197 A JP 35050197A JP H11180600 A JPH11180600 A JP H11180600A
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Abstract
置を提供する。 【解決手段】紙葉類2の間隔を測定する第1の間隔測定
手段21A、第2の間隔測定手段、第3の間隔測定手段
150、第4の間隔測定手段151を設け、各間隔測定
手段の間で変化する紙葉類2の間隔から、各区分棚11
毎の目標間隔補正値を記憶しておき、第1の間隔測定手
段21Aと第2の間隔測定手段21Bとの間で変化した
紙葉類2の間隔から搬送される区分棚11までに更に変
化する間隔を予測して、区分棚11の到達する際に適正
間隔となるように間隔調整手段10を制御する。
Description
ごとに表示された区分記号に基づいて搬送する紙葉類の
搬送装置、及び仕分けする紙葉類の仕分け装置に関する
ものである。
れぞれに表示された郵便番号、バーコードあるいは宛先
などの区分記号に基づいて仕分けするために、紙葉類の
仕分け装置が用いられている。
装置で搬送される各紙葉類が、その厚さや材質により、
搬送装置を構成するベルトとの摩擦や搬送方向変換部に
おける流れ易さに差が発生するため、区分搬送手段ある
いは区分棚に到達するまでに前後の紙葉類の間隔が変動
することがある。すると、各ゲートの開閉タイミングが
紙葉類の到達タイミングとずれるため、紙葉類を所定の
区分搬送手段や区分棚に導入できない不具合が発生す
る。
例えば、特公平8―018728号公報に開示された紙
葉類の搬送装置が提案されている。この搬送装置は、紙
葉類を一定の速度で搬送する固定速度搬送手段と、任意
の速度で搬送する変速搬送手段と、固定搬送手段で搬送
されている紙葉類の間隔を検出する間隔検出手段と、変
速搬送手段で搬送される紙葉類の位置を検出する位置検
出手段と、各検出手段の出力に基づいて変速搬送手段の
搬送速度を制御する制御部とを設けたものである。
により順次搬送されてくる紙葉類の間隔を検出し、近接
して搬送されてきた紙葉類の間隔を仕分けに必要な間隔
に修正するようにしている。
区分搬送手段の入口までの搬送距離と、区分搬送手段の
入口から最終の区分棚までの搬送距離がほぼ同じ距離で
あった場合、供給手段から区分搬送手段の入口までで生
じた紙葉類の間隔の変化が、区分搬送手段の入口から最
終の区分棚までに発生することになり、紙葉類の間隔を
修正する手段を区分搬送手段の入口に到達する前に設置
しても、区分棚に搬送された段階では従来と同様の不具
合が発生することになる。
紙葉類が収納される区分棚の位置で適正な間隔を維持し
得るようにし、処理能力と信頼性を向上させた紙葉類の
仕分け装置を提供することにある。
めに、本発明においては、複数の紙葉類を搬送する搬送
手段と、この搬送手段により搬送される紙葉類の間隔を
測定する間隔測定手段と、前後して搬送される紙葉類の
間隔を調整する間隔調整手段とを備えた紙葉類の搬送装
置であって、間隔測定手段を複数備え、各間隔測定手段
で測定された紙葉類の間隔の変化と各間隔測定手段間の
距離とに基づき間隔調整手段は最終搬送場所に到達する
際に適正な間隔となるように調整するものとする。
の供給手段から紙葉類を分離する分離手段と、この分離
手段により分離された紙葉類を搬送する搬送手段と、紙
葉類の記号を読み取る読み取り手段と、紙葉類の間隔を
測定する間隔測定手段と、紙葉類の間隔を調整する間隔
調整手段と、紙葉類の搬送経路を分ける区分搬送手段
と、これら区分搬送手段に沿って配置され紙葉類を収納
する区分棚とを備えた紙葉類の仕分け装置であって、間
隔測定手段を複数設け、各間隔測定手段の間で変化した
紙葉類の間隔と紙葉類の前後の紙葉類の収納される区分
棚と区分搬送手段の紙葉類間隔変動特性から求め記憶さ
れている目標間隔補正値に基づいて、間隔調整手段で調
整をするものとする。
て、紙葉類間隔変動特性を演算するものとする。
算した値より前後の目標間隔を加算した値の方が大きい
ときでも前の目標間隔を確保できるときは前の目標間隔
を確保し、前の目標間隔を確保できないときは後ろの紙
葉類と衝突しない間隔に紙葉類の前の間隔を拡げるもの
とする。
の間隔測定手段を、区分搬送手段に第3の間隔測定手段
を、区分棚に第4の間隔測定手段をそれぞれ設け、これ
ら第1〜第4間隔測定手段の検出結果から区分搬送手段
の紙葉類間隔変動特性を自動的に演算し、目標間隔補正
値を自動的に修正するものとする。
置を郵便区分機に適用した場合の実施例を図面を用いて
説明する。
2は制御系統図、図3は図1における間隔調整手段の構
成図、図4は間隔調整の状態を示す特性図である。
(はがき、封書等の書状)2を収納している。分離手段
4は、電動機(図示せず)で駆動される真空吸着ベルト
により供給手段1の排出口にある紙葉類2を一通ずつ分
離して取り出す。
数のプーリ20と、このプーリ20にかけ回され一定速
度で走行するように直列に配置された複数のベルトによ
り構成され、分離手段4で分離された紙葉類2の搬送を
行う。各ベルトは、紙葉類2をその両側から挟持するよ
うに対で構成されている。
葉類2の重送、曲げ剛性(硬さ)、厚さなどを検出す
る。搬送手段7に沿って配置される搬送ゲート23は、
紙葉類2の搬送経路を切り替える。リジェクトボックス
24は、検知手段5からの信号に基づく搬送ゲート23
の開閉により搬送手段7から排出された重送もしくは規
定値を越える紙葉類2を回収する。
類2に表示された区分記号が所定の経路を移動するよう
に、紙葉類2のスキューやシフトを修正する。宛名読み
取り部9aは紙葉類2に表示された郵便番号や宛名を読
み取り、バーコード読み取り部9bは紙葉類2に表示さ
れたバーコードを読み取る。インクジェットプリンタ2
2は、宛名読み取り部9aで読み取られた情報に基づい
て、バーコードが表示されていない紙葉類2にバーコー
ドを印刷し、バーコード読み取り部9cでバーコードを
読み取る。
7の上流側に紙葉類2の搬送経路を挟んで配置された投
光器と受光器からなる光電センサで構成され、紙葉類2
がセンサの光軸を横切ることによりON,OFF信号を
発信する。
隔測定センサ21Aと同様の構成であり、第1の間隔測
定センサよりも下流側(後に説明する区分棚側)に設置
される。
成されている。ローラ30は、それぞれ搬送手段7の一
部を構成する上流側のベルト7aと下流側のベルト7b
の間に配置され、サーボモータ(図示せず)によって駆
動される。ピンチローラ31は、軸33に揺動可能に支
持された揺動アーム32に一端に回動可能に支持され、
ばね34によってローラ30に所定の力で押しつけられ
ている。
側のベルト7aによる挟持が開放される位置とローラ3
0、31で紙葉類2を挟持する位置の間の距離をL1、
ローラ30、31による挟持が開放される位置と下流側
のベルト7bが紙葉類2を挟持する位置の間の距離をL
2とし、紙葉類の仕分け装置で取り扱う紙葉類2の最小
寸法をLminとした時、Lmin>L1、Lmin>L2とすれ
ば、搬送される紙葉類2は、常にベルト7aまたはロー
ラ30、31またはベルト7bに挟持され、安定した搬
送を行うことができる。
配置されている。区分搬送手段16(16A乃至16
H)は、段パスゲート25の開閉により振り分けられた
紙葉類2を搬送する。区分棚11は、区分搬送手段16
A乃至16Hに沿ってそれぞれ複数個ずつ配置され、そ
れぞれに対応するゲート16a(図2参照)の開閉によ
り紙葉類2を受け入れる。リジェクト用区分棚11A
は、各区分搬送手段16A乃至16Hの下流端に配置さ
れている。
ンサ150を、区分搬送手段16の最下流側の区分棚
(番号20)の直前に第4の間隔測定センサ151を区
分搬送手段16の設ける。これら第3及び第4の間隔測
定センサの役割については後述する。
手段1に収納された紙葉類2の先頭が所定の位置に位置
するように制御する。分離制御手段70は、分離手段4
を制御して、搬送手段7に送り込む紙葉類2の間隔を制
御する。
サ21AからのON、OFF信号から、前後して搬送さ
れる紙葉類2間の間隔を測定する。第2の間隔測定手段
72は、間隔測定センサ21BからのON、OFF信号
から、前後して搬送される紙葉類2間の間隔を測定す
る。第3、第4の間隔測定センサ150、151の測定
原理も第1、第2の間隔測定センサ21A、21Bのそ
れと同じである。
段71及び第2の間隔測定手段72の測定結果を記憶し
出力する。区分情報入力手段73は、読み取り手段9
(宛名読み取り部9a、バーコード読み取り部9bもし
くはバーコード読み取り部9c)で読み取られた紙葉類
2の区分情報を記憶し出力する。
制御して前後して搬送される紙葉類2の間隔を制御す
る。振り分け制御手段61は、段パスゲート25(図1
参照)及び区分棚11に対応するゲート16aを開閉制
御して紙葉類2の振り分けを行う。
制御手段70,第1の間隔測定手段71,第2の間隔測
定手段72,搬送間隔記憶部69,区分情報入力手段7
3,振り分け制御手段61及び間隔制御手段67を制御
するとともに、各種の演算処理を行う。
た紙葉類2は分離手段4で一枚ずつ分離されて搬送手段
7に送り込まれる。なお、分離手段4は、区分棚11に
おいて紙葉類2を振り分けるのに必要な紙葉類2の最小
間隔に、搬送中に発生する間隔の変動を加えた間隔を分
離最小ギャップとして紙葉類2を分離し搬送手段7に送
り込む。
手段5で、重送、曲げ剛性(硬さ)、厚さなどが検出さ
れる。これらの検出で区分けに不適格な紙葉類2が検出
されると、その紙葉類2の搬送タイミング(一定時間
後)に合わせて搬送ゲート23が作動し、その紙葉類2
をリジェクトボックス24に排出する。
整位部3へ搬送され、表示された区分記号が所定の経路
を移動するように、そのスキューやシフトを修正する。
さらに、読み取り手段9(宛名読み取り部9a、バーコ
ード読み取り部9b)で、郵便番号や宛名、バーコード
が読み取られる。バーコードが表示されていない紙葉類
2には、インクジェットプリンタ22で、宛名読み取り
部9aで読み取られた情報に基づいて、バーコードが印
刷される。このバーコードは、バーコード読み取り部9
cで読み取られる。これらの情報は、区分情報として、
区分情報入力手段73に記憶される。
る紙葉類2が、第1の間隔測定センサ21Aで検出され
ると、間隔測定センサ21Aの出力がOFFになる。間
隔測定センサ21Aを紙葉類2が通過すると間隔測定セ
ンサ21Aの出力がONになる。
サ21Aを通過し、その出力がONになると、第1の間
隔測定手段71が時間の計測を開始する。後続の紙葉類
2Bが第1の間隔測定センサ21Aで検出され、間隔測
定センサ21Aの出力がOFFになると、第1の間隔測
定手段71は時間の計測を停止して搬送間隔記憶部69
に計測された時間を送る。
る先行する紙葉類2Aが、第2の間隔測定センサ21B
で検出されると間隔検出センサ21Bの出力がOFFに
なる。間隔測定センサ21Bを紙葉類2Aが通過すると
間隔測定センサ21Bの出力がONになる。
サ21Bを通過しの出力がONになると、第2の間隔測
定手段72が時間の計測を開始する。後続の紙葉類2B
が第2の間隔測定センサ21Bで検出され、間隔測定セ
ンサ21Bの出力がOFFになると、第2の間隔測定手
段72は時間の計測を停止して搬送間隔記憶部69に計
測された時間を送る。
と、制御部66は、搬送間隔記憶部69に記憶された第
1の間隔測定手段71及び第2の間隔測定手段72で測
定したその紙葉類2Aと紙葉類2Bとの間隔と、紙葉類
2Bと2Cとの間隔と、紙葉類2B及び2Bの前後の紙
葉類である紙葉類2Aと紙葉類2Bとの区分先とから、
間隔の調整量を算出し、その算出結果を間隔制御手段6
7に印加する。なお、間隔の調整量の算出方法は後述す
る。
先行する紙葉類2Aが通過した後、制御手段66から印
加された指令に基づいてローラ30の回転速度を変化さ
せ、後続の紙葉類2Bの送り速度を変えて、たとえば、
図4に示すように、紙葉類2A,2B間の間隔をGap
2(n)からGap2’(n)へ調整する。
れた紙葉類2は、段パスゲート25に送られる。振り分
け制御手段61は、間隔調整手段10から送り込まれた
紙葉類2が所要の段パスゲート25に到達するタイミン
グで段パスゲート25を開閉して、それぞれ紙葉類2に
対応する区分搬送手段16A乃至16Hに振り分ける。
送手段16A乃至16Hのそれぞれの区分用ゲート16
aを開閉して、搬送されてきた紙葉類2をそれぞれに対
応する区分棚11に収納させる。そして、なんらかの理
由で区分棚11に収容できなかった紙葉類2は、リジェ
クト用区分棚11Aに収容される。
1の間隔測定手段71及び第2の間隔測定手段72で測
定したその紙葉類2の前後の間隔と、その紙葉類の前後
の紙葉類の区分先から、間隔の調整量を算出する方法に
ついて図4と図5を用いて詳述する。
示す。紙葉類2が間隔調整手段10に達すると、まず、
手順100で区分情報入力手段73に記憶されている区
分情報から間隔を調整する紙葉類2Bが前の紙葉類2A
と同一の区分搬送手段16に設けられた区分棚に区分す
るかを調査する。もし、異なる区分搬送手段16に設け
られた区分棚に区分される場合は、処理は手順101に
移り、紙葉類2Aと2Bの目標間隔TGfを段パスゲー
ト用目標間隔値GPとする。紙葉類2Bは、段パスゲー
ト25を通過した後は紙葉類2の一枚分以上の間隔が確
保されるので、段パスゲート25より下流側の区分搬送
手段16における間隔変動を考慮する必要がないため、
この目標値GPは、段パスゲート25で紙葉類2A、2
Bを仕分けるのに必要な間隔に少し余裕を持った設定値
とする。
同一区分搬送手段16に設けられた区分棚に区分される
場合は、処理は手順102に移り、紙葉類2A、2Bが
区分される区分棚11のうち、上流側の区分棚番号(上
流側から0〜20)を選択する。これは、もし、紙葉類
2Aが区分される区分棚が紙葉類2Bが区分される区分
棚よりも上流側であった場合、紙葉類2Aが区分棚に収
納されると、紙葉類2Bの間隔Gap2は少なくとも紙
葉類2の一枚分以上の間隔が確保される。また、紙葉類
2Bが区分される区分棚が紙葉類2Aが区分される区分
棚よりも上流側にあった場合は、当然のことながら、紙
葉類2Bが区分される区分棚に収容できる間隔を確保す
ればよいからである。
送手段16で生じる間隔変動量を考慮して紙葉類2Aと
2Bの目標間隔TGfを求める。次に、その目標間隔T
Gfの求め方について図1、図6及び図7を用いて述べ
る。
流までの間隔変動量の特性を示す図、図7は区分棚番号
と目標間隔補正値の関係の一例を示す図である。ここ
で、目標間隔補正値とは、第1と第2の間隔センサの間
で縮まった紙葉類の間隔、つまり第1の間隔センサ21
Aで測定した紙葉類間隔値G1と第2の間隔センサ21
Bで測定した紙葉類間隔値G2の差(G1−G2)から
目標とする区分棚まで到達する際に更にどの程度縮むの
かを後述する方法により決定される値である。
生じる間隔変動量を考慮して紙葉類間の目標間隔TGf
を求めるためには、まず、区分搬送手段16の最上流か
ら最下流までに生じる間隔変動量の特性を把握しておく
必要がある。図6は、その区分搬送手段16の最上流か
ら最下流までにおける間隔変動量の特性の一例である。
図6の特性は以下のように求める。
ト紙葉類2を分離手段4で1通づつ分離し、第4の間隔
測定センサ151の下流にある区分棚(番号20)へ収
納させる。その時のそれぞれの紙葉類間隔値を第1乃至
第4の間隔測定センサ21A,21B,150,151
と第1、第2の間隔測定手段71、72及び図示しない
第3、第4の間隔測定手段で測定する。そして、第1の
間隔測定センサ21Aで測定した紙葉類間隔値G1と第
2の間隔測定センサ21Bで測定した紙葉類間隔値G2
の差(G1−G2)を横軸にとり、第3の間隔測定セン
サ150で測定した紙葉類間隔値G3と第4の間隔測定
センサ151で測定した紙葉類間隔値G4の差(G3−
G4)を縦軸にとると、図6の黒丸で示すデータを得る
ことができる。
21Aと第2間隔測定センサ21B間で、紙葉類間隔が
小さくなった(G1―G2が正)紙葉類は、さらに第3
間隔測定センサ150と第4間隔測定センサ151間で
紙葉類間隔が小さくなる(G3―G4が正)。しかし、
その比例関係は一定でなく、G1―G2が小さい値であ
っても、G3―G4は大きい値を持つことがある。その
ため、G1―G2の値を検出し、その値に一定値を乗算
してG3―G4を予想し、その値を区分搬送手段16で
生じる間隔変動量として、紙葉類間隔の目標間隔を求め
ると、区分搬送手段16を搬送される間に予想以上に紙
葉類間隔が狭くなり、区分用ゲート16aを開閉するこ
とができなくなり、搬送されてきた紙葉類2をそれぞれ
に対応する区分棚11に収納させることが不可能になる
ことがある。
丸で示したデータのほとんどを包含する折れ線200を
用いて区分搬送手段16で生じる間隔変動量を予測す
る。紙葉類間の間隔が拡がる分には問題が生じないた
め、折れ線200の値は、縦軸方向には常に0以上とな
っている。このように設定することにより、G1―G2
の値を検出し、その値に一定値を乗算して区分搬送手段
16で生じる間隔変動量を予測することによる問題点を
防止することができる。
の最上流から最下流までの間隔変動量を示しているが、
先述したように紙葉類2が区分される区分棚に収納でき
るまでの間隔を確保すればよい。そこで、本発明では、
折れ線200を用いて、制御手段60に図7に示すよう
に、第1間隔センサ21Aと第2間隔測定センサ21B
との差G1―G2と区分棚番号に対応した目標間隔補正
値を記憶しておく。
隔記憶部69に記憶された第1の間隔測定手段71で測
定した紙葉類2の間隔G1と第2の間隔測定手段72で
測定した紙葉類2の間隔G2(=図4のGap2
(n))との差と手順102で取得した区分棚番号から
目標間隔補正値を求める。例えば、G1―G2=2mm
で区分棚番号が16の場合、目標間隔補正値22mmを
得る。そして、その目標間隔補正値に区分用ゲート16
aを開閉するのに必要な間隔値Grを加えた値を目標間
隔値TGfとする。なお、区分用ゲート16aを開閉す
るのに必要な間隔Grを間隔調整手段10から区分棚番
号0までの間隔変動量も考慮して決定するとさらに良
い。
紙葉類2Bの間隔Gap2(n)から前の紙葉類2Aの
間隔調整量X(n−1)を差し引き、新たな紙葉類2B
の間隔Gap2(n)とする。これは、第2の間隔測定
センサ21Bの位置で紙葉類2Bの間隔測定を行った後
で、前の紙葉類2Aの間隔調整が行われるので、紙葉類
2Bの間隔Gap2(n)から紙葉類2Aの間隔調整量
を差し引いた値が間隔調整前の紙葉類2Bの真の間隔に
なるからである。
が必要か否かを調べる。すなわち、紙葉類2Bの目標間
隔値TGfが現在の間隔であるGap2(n)より大き
いかを否かを調べる。もし、目標間隔値TGfの方が小
さいときは、間隔調整は必要無いので手順106で間隔
調整量X(n)=0として間隔制御手段6に印加して処
理を終了する。
さいときには、間隔調整が必要であるので、紙葉類2B
を遅らせることが可能かどうかを判断するために、手順
107〜110により手順100〜103と同様の処理
を行って後ろの紙葉類2Cの目標間隔値TGbを演算す
る。
可能か否かを調べる。すなわち、紙葉類2Bの前後の間
隔Gap2(n)+Gap2(n+1)よりも目標間隔
TGf+TGbが小さい場合は、後ろの間隔に関係なく
前の間隔を目標間隔TGfにすることができるので、処
理は手順112に移り、紙葉類2Bの間隔調整量X
(n)として、目標間隔値TGfから紙葉類2Bの間隔
Gap2(n)を差し引いた値を間隔制御手段6に印加
して処理を終了する。
あると判断されたら、処理は手順113に移り、後ろの
目標間隔TGbは確保できなくとも前の目標間隔TGf
を確保できるか否かを調べる。すなわち、目標間隔TG
fが紙葉類2Bの前後の間隔Gap2(n)とGap2
(n+1)を加えた値より小さいかを調べる。なお、手
順113におけるmjは紙葉類2Bと紙葉類2Cが衝突
しないようにする余裕量である。そして、目標間隔TG
fが紙葉類2Bの前後の間隔を加えた値よりも小さいの
でTGfが確保できると判断された場合は、処理は手順
112に移り、紙葉類2Bの間隔調整量X(n)とし
て、目標間隔値TGfから紙葉類2Bの間隔Gap2
(n)を差し引いた値を間隔制御手段6に印加して処理
を終了する。
さく目標間隔TGfが確保できないと判断された場合
は、処理は手順114に移り、紙葉類2Bを少しでも遅
らせることが可能か否か、すなわち紙葉類2Bを遅らせ
ても紙葉類2Bと紙葉類2Cが衝突しないかを調べる。
そこで、紙葉類2Bの後ろの間隔Gap2(n+1)が
余裕量mjより大きいか否かを調べる。紙葉類2Bの後
ろの間隔Gap2(n+1)が余裕量mjより小さいと
きには紙葉類2Bを遅らせることはできないので、処理
は手順106に移り間隔調整量X(n)=0として、間
隔制御手段6に印加して処理を終了する。
判断されたら、処理は手順115に移り紙葉類2Bの後
ろの間隔Gap2(n+1)から余裕量mjを差し引い
た値を間隔調整量X(n)として、間隔制御手段6に印
加して処理を終了する。
p2(n)、Gap2(n+1)を加えた間隔より、紙
葉類2Bの前後の目標間隔値TGf、TGbを加えた間
隔の方が小さいときは問題無く目標間隔TGfを確保で
きる。
1)<TGf+TGbの時でも目標間隔TGfを確保で
きる場合は、紙葉類2Bの後ろの間隔が目標間隔TGb
より小さくなっても、目標間隔TGfを確保する。この
場合、紙葉類2Bの後ろの間隔は目標間隔TGbより小
さくなるが、これは、紙葉類2Cの間隔調整で目標間隔
TGbを確保するようにできるので問題無い。
1)<TGf+TGbで、かつ、目標間隔TGfを確保
できない場合であっても、少しでも紙葉類2Bの前の間
隔を広げておくと、図6に示すデータのように、G1―
G2が大きい値であってもG3―G4が小さい場合があ
り、区分用ゲート16aを開閉するのに必要な間隔を確
保できる可能性がある。
をする紙葉類と前後の紙葉類の区分棚の行き先及び紙葉
類前後の間隔の変動値の予測を行って、紙葉類の目標間
隔値を演算しているので、少しの間隔調整量で確実に紙
葉類を区分棚に収納できる間隔値にできる。
れ線200から図7に示す目標間隔補正値を制御手段6
0にあらかじめ記憶しておくと述べたが、あるテスト紙
葉類を搬送し、その時の第1〜第4間隔センサの検出結
果から折れ線200を自動的に演算し、図7の目標間隔
補正値を自動的に制御手段60に記憶させるようにする
と、装置間バラツキを自動的に補正することができ、よ
り好適である。また、定期的にテスト紙葉類を搬送し、
折れ線200の特性を演算し、初期の折れ線200の特
性と比較することにより、区分搬送手段16の特性の劣
化を監視することができ、例えば、ベルトを交換しなけ
ればならないタイミングが明確になる等の効果がある。
結果に基づいて得た折れ線200の特性を用いて、図7
の目標間隔補正値を記憶し直すことによって、より最適
な目標間隔補正値を得ることができる。
4間隔センサの検出結果から折れ線200を自動的に演
算し、図7の目標間隔補正値を修正して自動的に制御手
段60に記憶させるようにすると、常に最適な目標間隔
補正値を得ることができる。
の紙葉類と同じ段であるか否かによって、目標間隔値を
変えるようにしているが、それに加えて同一区分棚に収
納させる場合は、別の基準で目標間隔値を定めてもよ
い。たとえば、はがき同士の場合は、紙葉類の剛性が高
いので、間隔値を小さくしても不具合無く区分棚に収納
ができる。
不可能であった場合(手順111以降)に、紙葉類2B
の前の間隔を優先的に考えて、できる限り広げる方法の
処理を述べたが、紙葉類前後の目標間隔TGf、TGb
を紙葉類前後の間隔Gap2(n)、Gap2(n+
1)に比例配分しても、すなわち、 TGf=(Gap2(n)+Gap2(n+1))×T
Gf/(TGf+TGb) TGb=(Gap2(n)+Gap2(n+1))×T
Gb/(TGf+TGb) として、紙葉類の間隔を調整してもよい。
を取っているが、TGfがGap2(n)よりも小さい
ときで、特にTGbがGap2(n+1)よりも大きい
ときには、X(n)を負、つまり紙葉類2Bを間隔調整
手段10により加速させ紙葉類の間隔を調整してもよ
い。
の間隔を第3の間隔測定センサの紙葉類の間隔の代わり
に用い、先に述べた実施例と同様に折れ線200から目
標間隔補正値を求め記憶しておくことにより第3の間隔
測定センサを省略することもできる。
区分棚によって振り分けられる紙葉類の間隔を的確に維
持することができるので、各ゲート部における搬送ジャ
ムの発生を防止するとともに、リジェクトの発生による
処理能力の低下を防止することができ、高信頼で、高速
処理が可能な使用類の仕分け装置を実現することができ
る。
る。
ある。
る。
ある。
る。
段、9…読み取り手段、10…間隔調整手段、11…区
分棚、16A〜16H…区分搬送手段、16a…区分用
ゲート、21A…第1の間隔測定センサ、21B…第2
の間隔測定センサ、25…段パスゲート、60…制御手
段、61…振り分け制御手段、67…間隔制御手段、6
8…供給制御手段、70…分離制御手段、73…区分情
報入力手段、150…第3の間隔測定センサ、151…
第4の間隔測定センサ。
Claims (5)
- 【請求項1】複数の紙葉類を搬送する搬送手段と、この
搬送手段により搬送される前記紙葉類の間隔を測定する
間隔測定手段と、前後して搬送される前記紙葉類の間隔
を調整する間隔調整手段とを備えた紙葉類の搬送装置に
おいて、 前記間隔測定手段を複数備え、各間隔測定手段で測定さ
れた前記紙葉類の間隔の変化と各間隔測定手段間の距離
とに基づき前記間隔調整手段は最終搬送場所に到達する
際に適正な間隔となるように調整する紙葉類の搬送装
置。 - 【請求項2】紙葉類を収納する供給手段と、この供給手
段から前記紙葉類を分離する分離手段と、この分離手段
により分離された前記紙葉類を搬送する搬送手段と、前
記紙葉類の記号を読み取る読み取り手段と、前記紙葉類
の間隔を測定する間隔測定手段と、前記紙葉類の間隔を
調整する間隔調整手段と、前記紙葉類の搬送経路を分け
る区分搬送手段と、これら区分搬送手段に沿って配置さ
れ前記紙葉類を収納する区分棚とを備えた紙葉類の仕分
け装置において、 前記間隔測定手段を複数設け、各間隔測定手段の間で変
化した前記紙葉類の間隔と前記紙葉類の前後の紙葉類の
収納される区分棚と前記区分搬送手段の紙葉類間隔変動
特性から求め記憶されている目標間隔補正値に基づい
て、前記間隔調整手段で調整をする紙葉類の仕分け装
置。 - 【請求項3】テスト紙葉類を搬送して、前記紙葉類間隔
変動特性を演算する請求項2に記載の紙葉類の仕分け装
置。 - 【請求項4】前記紙葉類の前後の間隔を加算した値より
前後の目標間隔を加算した値の方が大きいときでも前の
目標間隔を確保できるときは前の目標間隔を確保し、前
の目標間隔を確保できないときは後ろの紙葉類と衝突し
ない間隔に紙葉類の前の間隔を拡げる請求項2に記載の
紙葉類の仕分け装置。 - 【請求項5】前記搬送手段に第1及び第2の間隔測定手
段を、前記区分搬送手段に第3の間隔測定手段を、前記
区分棚に第4の間隔測定手段をそれぞれ設け、これら第
1〜第4間隔測定手段の検出結果から前記区分搬送手段
の紙葉類間隔変動特性を自動的に演算し、前記目標間隔
補正値を自動的に修正する請求項2に記載の紙葉類の仕
分け装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35050197A JP3848769B2 (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | 紙葉類の搬送装置及び仕分け装置 |
US09/190,001 US6023034A (en) | 1997-11-13 | 1998-11-12 | Inter-article gap adjustor for controlled delivery to a sorting device using a plurality of gap sensors |
EP98121167A EP0916607B1 (en) | 1997-11-13 | 1998-11-12 | A paper sorting apparatus for sorting sheets of paper and articles |
DE69808407T DE69808407T2 (de) | 1997-11-13 | 1998-11-12 | Papiersortiervorrichtung zum Sortieren von Papierblättern und Artikeln |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35050197A JP3848769B2 (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | 紙葉類の搬送装置及び仕分け装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11180600A true JPH11180600A (ja) | 1999-07-06 |
JP3848769B2 JP3848769B2 (ja) | 2006-11-22 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35050197A Expired - Fee Related JP3848769B2 (ja) | 1997-11-13 | 1997-12-19 | 紙葉類の搬送装置及び仕分け装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3848769B2 (ja) |
-
1997
- 1997-12-19 JP JP35050197A patent/JP3848769B2/ja not_active Expired - Fee Related
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