JPH11180561A - 石炭等の払出設備における定量払出制御装置 - Google Patents

石炭等の払出設備における定量払出制御装置

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JPH11180561A
JPH11180561A JP35289797A JP35289797A JPH11180561A JP H11180561 A JPH11180561 A JP H11180561A JP 35289797 A JP35289797 A JP 35289797A JP 35289797 A JP35289797 A JP 35289797A JP H11180561 A JPH11180561 A JP H11180561A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホッパや定量払出装置を設けなくても、あら
かじめ設定した被払出物の払出量を確保できるととも
に、複数系統からなるベルトコンベヤ装置に対し被払出
物をあらかじめ設定した混合比で分配できる定量払出制
御装置を提供する。 【解決手段】 レーキチェーン式リクレーマ1の設定払
出量に応じて、リクレーマ1の走行速度およびブーム起
伏角度の少なくとも一方を制御する第1制御手段21
と、リクレーマ1の走行方向および走行速度に応じて、
前記リクレーマ1の設定払出量を補正する第2制御手段
22と、リクレーマ1の計重機31にて計測した払出流
量の積算値と、後続ベルトコンベヤ装置11の計重機3
3にて計測した払出流量の積算値とを比較演算し、その
演算結果に応じて前記リクレーマの計重機で計測した払
出流量を補正する第3制御手段23と、設定払出量とリ
クレーマ1が所定距離を走行する間における単位時間当
たりの平均払出流量とを比較演算し、その演算結果に応
じて前記第1制御手段21によるリクレーマ1の走行速
度を制御する第4制御手段24とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、山状に積まれた
石炭等(被払出物という)をリクレーマ等の払出機で払
い出し、ベルトコンベヤ装置を使用して所定場所へ搬送
する際に、定量の被払出物(被搬送物)が払い出される
ようにするための払出量制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、特に2系統の後続ベルトコンベヤ
装置を用いた定量混合においては、リクレーマによる払
出の定量性が十分には確保されないために、払出量のば
らつきを吸収するホッパと定量切出装置とを別途設け
て、被払出物を定量混合できるようにしている。こうし
た装置は、例えば火力発電所で要求される発熱量に応じ
て種類の異なる石炭を混合する場合に使用される。
【0003】この種の先行技術に、特開昭57−102
437号公報に記載の制御装置がある。この装置は、チ
ェーンスクレーパ式リクレーマ用で、設定した払出量と
スクレーパモータの負荷電流によって検出した被払出物
の払出量とを比較演算し、リクレーマの走行速度とブー
ムの昇降角度の少なくとも一方を制御することにより、
被払出物の実際の払出量を設定払出量に一致させようと
するものである。
【0004】また、特開昭54−88557号公報に記
載の制御装置がある。この装置は,設定した払出量と、
切換ダンパー下流側のベルトコンベヤ装置に設置した計
量機により検出される被払出物の払出量とを比較演算
し、前記切換ダンパーの開度を制御することにより、被
払出物を任意の比に分割させようとするものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の制御装置では、次のような解決すべき課題があ
る。すなわち、 2系統の後続ベルトコンベヤ装置を用いた定量混合
を行う装置は、ホッパと定量切出装置を必要とするため
に、それらの設置スペースが余分に必要になるうえに、
設備費用も必要になる。
【0006】 特開昭57−102437号の装置
は、モータの負荷電流に基づいてリクレーマの払出量を
間接的に検出するから、検出される払出量の精度(正確
さ)が低く、実際の払出量を設定した払出量に一致させ
るのは困難である。また、リクレーマに設置された計重
機は、リクレーマの走行方向、走行速度および走行位置
の影響を受け、測定精度が低下するため、計重機からの
信号だけでリクレーマの払出量を直接制御するのでは、
払出量が設定払出量に一致しないおそれがある。さら
に、被払出物の積山形状のばらつき、被払出物の種類、
積山内での圧密状態等の差異による被払出物のかさ比重
のばらつきがあるために、これらの条件を考慮して制御
する必要がある。
【0007】 特開昭54−88557号は、計量機
を切換ダンパーの一方の出口側にしか設けていないた
め、切換ダンパーに投入される被払出物の量が変動する
と、設定した比率で分割できない。また、切換ダンパー
と計量機との間に距離が存在することに起因する、いわ
ゆるむだ時間が考慮されていないため、制御系がハンチ
ングを起こすおそれがあり、所定の比率に被払出物を安
定して分割できない可能性が高い。つまり、分配シュー
トにより分配される被払出物の払出量を後続のベルトコ
ンベヤ装置に設置した計重機により検出する際に、むだ
時間が存在するが、このむだ時間は、被払出物の払出量
の変動する周期に比較して無視できるほど短くは短縮で
きないため、計重機からの信号で分配シュートによる分
配量を直接に制御することはできない。
【0008】さらに、被払出物を定量混合する場合、混
合を行うベルトコンベヤ装置に対して複数の分配シュー
トが必要になるが、ベルトコンベヤ装置の下流側に設け
られる分配シュートに対応する計重機は、分配シュート
により分配される被払出物の重量だけでなく、上流側の
分配シュートで分配された被払出物の重量を加えた重量
を検出する。このため、下流側の分配シュートについて
は、計重機からの信号をそのまま用いて制御することが
できない。
【0009】この発明は上述の点に鑑みなされたもの
で、ホッパや定量切出装置を設けなくても、あらかじめ
設定した被払出物の払出量を確保できるとともに、2系
統以上からなる後続ベルトコンベヤ装置に対し被払出物
をあらかじめ設定した分配比で分配し、その結果、各系
統のコンベヤ装置にて2機の払出機からの被払出物を定
量混合できる、定量払出制御装置を提供することを目的
としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の定量払出制御装置は、連続掻き取り機構を
備えたブームが起伏自在に設けられ、軌道に沿って走行
するリクレーマの前記連続掻き取り機構を介して石炭等
の被払出物を、前記軌道に平行に設けたベルトコンベヤ
装置にて後続ベルトコンベヤ装置に搬送して払い出す払
出設備における定量払出制御装置であって、前記リクレ
ーマの設定払出量に応じて、前記リクレーマの走行速度
を制御する第1制御手段と、前記リクレーマの走行方向
および走行速度に応じて、前記リクレーマの設定払出量
を補正する第2制御手段と、前記リクレーマに設けた計
重機にて計測した払出流量の積算値と、前記後続ベルト
コンベヤ装置に設けた計重機にて計測した払出流量の積
算値とを比較演算し、その演算結果に応じて前記リクレ
ーマの計重機で計測した払出流量を補正する第3制御手
段と、前記設定払出量と前記リクレーマが所定距離を走
行する間に、前記リクレーマに設けた計重機で計測した
単位時間当たりの平均払出流量とを比較演算し、その演
算結果に応じて前記第1制御手段による前記リクレーマ
の走行速度を制御する第4制御手段とを備えている。
【0011】上記の構成を有する本発明にかかる払出量
制御装置によれば、第2制御手段を用いることによって
後続ベルトコンベヤ装置側から要求される払出量を、リ
クレーマの走行方向および走行速度に起因する絶対流量
の変化をあらかじめ考慮してリクレーマの払出量として
設定でき、また第3制御手段を用いることによって後続
ベルトコンベヤ装置の計重機からの払出量信号に基づき
リクレーマ側の計重機の払出量信号を補正するため、双
方の機器精度差および計測誤差が最小限に抑えられ、リ
クレーマ側の計重機の精度が高まるので、リクレーマ側
の計重機の払出量信号を使用することにより生じる払出
流量と設定量との間の誤差を最小限にでき、さらに被払
出物からなる積山の形状のバラツキやかさ比重のバラツ
キ等に起因する払出流量の変動に対応でき、第1制御手
段を介してリクレーマの走行速度を調整することによっ
て、払出量を設定量に一致させられる。
【0012】請求項2記載のように、前記第2制御手段
による前記設定払出量の補正は、下記の式により算出し
た補正係数αを、前記設定払出量に乗じることにより行
い、 補正係数α=(V)÷{(V)±(v)} V;リクレーマ用ベルトコンベヤ装置のコンベヤベルト
回走速度 v;リクレーマの走行速度 上記式中の±は、リクレーマの走行方向により定まり、
コンベヤベルトの回走方向と同方向の場合には+、逆方
向の場合には−とする。
【0013】かつ、前記第3制御手段による前記リクレ
ーマの計重機で計測した払出流量の補正は、前記後続ベ
ルトコンベヤ装置に設けた計重機にて計測した払出流量
の積算値に前記第2制御手段によって算出した前記補正
係数αを乗じることにより、換算補正したリクレーマベ
ース払出流量の積算値を、その積算値と時間・期間的に
同期した前記リクレーマに設けた計重機にて計測した払
出流量の積算値で除して算出した補正係数γを、前記リ
クレーマの計重機で計測した払出流量に乗じることによ
り行うことができる。
【0014】請求項2記載の定量払出制御装置によれ
ば、リクレーマが被払出物を搬送するベルトコンベヤ装
置に対し相対移動するため、リクレーマの移動方向(ベ
ルトコンベヤ装置のコンベヤベルトの回走方向と同一方
向か反対方向)ならびにリクレーマの走行速度に応じて
設定した払出流量を補正する必要があるが、この補正が
設定した払出量に補正係数αを乗ずることにより行われ
る。
【0015】また、同定量払出制御装置によれば、後続
ベルトコンベヤ装置に設けた計重機はいずれも地上に設
置されているため、リクレーマに設置された計重機に比
べて測定精度が高いことから、それらの計重機で測定し
た払出流量を考慮したうえで結果的にリクレーマ側の計
重機の払出流量に補正係数γを乗じて前記リクレーマの
計重機の払出流量補正値を算出する。
【0016】請求項3記載のように、前記第3制御手段
により補正した前記リクレーマの計重機で計測した払出
流量を、前記第4制御手段により平均化して実平均払出
流量を算出するとともに、前記設定払出量を前記実平均
払出流量で除することにより補正係数βを算出し、前記
リクレーマの設定払出量に応じてブーム起伏角度ごとに
基準走行速度を算出し、この基準走行速度に前記補正係
数βを乗じることによってリクレーマの走行速度を決定
することができる。
【0017】請求項3記載の定量払出制御装置によれ
ば、リクレーマが所定距離を走行する間の払出流量を積
算し、単位時間当たりの平均払出流量を求めることによ
って、リクレーマの払出流量が被払出物の積山状態等で
刻一刻と変化する影響を受けることなく、リクレーマの
ブームの起伏角度ごとに設定された払出量に応じてあら
かじめ算出された基準走行速度に比重補正係数βを乗ず
ることによってリクレーマの走行速度設定値が決定さ
れ、リクレーマの走行用可変速電動機の回転速度が設定
される。
【0018】請求項4記載のように、前記後続ベルトコ
ンベヤ装置が2系統のベルトコンベヤ装置からなり、両
ベルトコンベヤ装置に対し回走方向に間隔をあけ2機の
リクレーマ等の払出機用ベルトコンベヤ装置をそれぞれ
分配シュートを介して接続してなる石炭等の払出設備に
おいて、1機のリクレーマ等の定量払出機で払出した石
炭等の被払出物を2系統の後続ベルトコンベヤにあらか
じめ設定した比で分配シュートにより分配し、同様の方
法でその下流側でさらに2機目の払出機で払出した被払
出物を後続ベルトコンベヤに分配することにより、各々
の系統の後続ベルトコンベヤ上で、2機の払出機からの
被払出物を定量混合する定量払出制御装置において、上
流側の分配シュートに対応して設けた計重機にて予め定
められた間隔で予め定められた時間計測し算出した平均
払出流量と、前記2系統の後続ベルトコンベヤ装置の設
定分配比により算出した設定払出流量との差異のPI演
算を行って分配シュートの仕切位置の移動量を算出し、
分配量を制御する第5制御手段と、上流側の分配シュー
トに対応する計重機にて計測され算出された平均払出流
量を、被払出物が上流側計重機から下流側の分配シュー
トに対応する計重機に到達するのに必要な時間だけトラ
ッキングした値(払出量)を、下流側の分配シュートに
対応する計重機にて計測し算出した平均払出流量から減
ずることによって、下流側の分配シュートから2系統の
ベルトコンベヤ装置のそれぞれに分配された被払出物の
平均払出流量を算出する、前記第5制御手段と同様の機
能を有する第6制御手段とを備えることができる。
【0019】請求項4記載の定量払出制御装置によれ
ば、第5制御手段を用いることによって制御系に存在す
るむだ時間の影響および被払出物の払出流量等の短周期
の変動による影響を受けることなく、分配シュートによ
り分配されて後続ベルトコンベヤ装置に投入される被払
出物の払出流量分配比をあらかじめ設定した設定流量比
にほぼ一致させることができ、また2機の払出機を備え
た払出設備においては、第6制御手段を用いることによ
って下流側分配シュートを対応する第2のリクレーマ等
の払出機の払出流量について制御することにより、被払
出物の分配比を設定比に一致させることができるので、
2系統のベルトコンベヤ系統の各々で、2機の払出機か
らの被払出物の定量混合ができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかる定量払出
制御装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0021】図1は石炭ヤードの石炭積山から石炭を払
い出すための払出機としてのレーキチェーン式リクレー
マを示す斜視図、図2は分配シュートの一例を示す斜視
図、図3は図1のリクレーマを2機備え、分配シュート
を介して2系統の後続ベルトコンベヤ装置により石炭を
定量混合する設備を概略的に示す平面図、図4は図1の
リクレーマの定量払出制御装置の実施例を示すブロック
図、図5は図3の払出設備の定量(混合)払出制御装置
の実施例を示すブロック図である。
【0022】図1に示すように、所定間隔をあけて平行
に敷設された一対の軌道2上に、レーキチェーン式リク
レーマ1が走行可能に配備されている。リクレーマ1
は、軌道2を挟んで本体1aから両側方にレーキチェー
ン式ブーム3がそれぞれ張り出し、各ブーム3は連続掻
き取り機構としてのレーキチェーン3aを備え、下端部
を支点として上下方向に起伏(昇降)自在である。軌道
2・2間には、ベルトコンベヤ装置4がそれらと平行に
配設されている。図3に示すように、リクレーマ本体1
aには計重機31が装備されているが、この計重機31
はベルトコンベヤ装置4のコンベヤベルトの下に、リク
レーマ本体1aと一体的に移動するように備えられてい
る。
【0023】図3に示すように、本実施例にかかる定量
混合払出設備10は、定量混合用の2系統の後続ベルト
コンベヤ装置11、12を一定の間隔をあけて平行
に備えている。両ベルトコンベヤ装置11、12に
対し、2機のリクレーマ1のベルトコンベヤ装置
4がそれぞれ分配シュート13、分配シュート1
4を介して接続されている。第1のリクレーマ1のベ
ルトコンベヤ装置4はベルトコンベヤ装置11、
12の始端に、第2のリクレーマ1のベルトコンベヤ
装置4はベルトコンベヤ装置11、12の走行方
向の中間に、それぞれ位置している。各ベルトコンベヤ
装置11、12において各分配シュート13・
14のすぐ下流側に、計重機33・計重機34およ
び計重機35・計重機36がそれぞれ設置されてい
る。図3では、計重機〜33〜36をベルトコンベ
ヤ装置11、12のコンベヤベルトの途中に示して
いるが、実際にはコンベヤベルトの下に設置している。
なお、図中の符号32はリクレーマ1に設置された計
重機である。
【0024】図2に一例を示すように分配シュート1
3(および14)は、上端の投入口18aが共通で下
端落下口18bが二股に分かれた構造で、中間に固定の
仕切板18cを備えた分配シュート部18が下部側投入
口15の長手方向に移動可能に配備されている。そし
て、分配シュート部18の投入口18aに、リクレーマ
1のベルトコンベヤ装置4の一端が接続され、分配シュ
ート部18がベルトコンベヤ装置4の幅方向に移動する
ことによってベルトコンベヤ装置11、12に対す
る分配割合が調整される。図示は省略するが、分配シュ
ート部18を移動させるために、液圧シリンダやモータ
駆動のスクリューシャフト等のアクチュエータからなる
駆動手段78、79(図5参照)が分配シュート部18
に接続されている。
【0025】続いて、定量払出制御装置の実施例を図3
〜図5に基づいて説明する。
【0026】まず、リクレーマ1だけの制御について
説明すると、図4に示すように、制御装置20は、第1
制御手段21、第2制御手段22、第3制御手段23お
よび第4制御手段24からなる。
【0027】第1制御手段21は、リクレーマ1の設
定払出量に対応してブーム3の起伏角度(昇降量)およ
び走行速度の少なくとも一方を制御する手段で、本例で
はリクレーマ走行速度演算器40からなる。
【0028】第2制御手段22は、リクレーマ1の走
行方向および走行速度に応じて、リクレーマ1の設定
払出流量を実際に払い出すベルトコンベヤ装置4の換
算ベースに補正する手段で、払出量設定器41と払出
設定量補正器42とリクレーマ走行方向による補正係
数演算器43とからなる。
【0029】第3制御手段23は、リクレーマ1に設
けた計重機31により計測した払出量の積算値と、後
続(下流側)のベルトコンベヤ装置11および12
に設けた計重機33および計重機34により計測し
た払出量の和の積算値とを比較演算し、この比較結果に
応じてリクレーマ1の計重機31により計測した払
出量を補正する手段で、計重機補正係数演算器44の
ほかに、積算回路45、記憶器46、増幅器4
7、積算回路48および増幅器49を備えている。
【0030】第4制御手段24は、リクレーマ1があ
らかじめ定めた距離を走行する間の平均払出流量と設定
払出量とを比較演算し、その結果に応じて第1制御手段
21のうち、リクレーマ1の走行速度を補正する手段
で、本例では平均化回路50、比重補正係数演算器
51および増幅器52からなる。
【0031】そして、上記の制御装置20により下記の
ようにリクレーマ走行用可変速電動機53の回転速度
が制御されることによって、リクレーマ1の払出量が
調整される。すなわち、 (1) 払出量設定器41により、リクレーマ1によっ
て払い出す石炭の単位時間当たりの払出量(例えば、5
00ton/h)を設定する。リクレーマ1は石炭を
搬送するベルトコンベヤ装置4に対し相対移動するた
め、リクレーマ1の移動方向(ベルトコンベヤ装置4
(図3)のコンベヤベルトの回走方向と同一方向か反対
方向)ならびにリクレーマ1の走行速度に応じて設定
した払出流量を補正し、リクレーマ1ベースの設定値
を算出する必要がある。この補正が払出設定量補正器
42で行われ、設定した払出量に補正係数αを乗ずるこ
とにより行われる。補正係数αは、リクレーマ補正係数
演算器43によりリクレーマ1の走行方向および走
行速度に応じて、次の式に基づき算出される。
【0032】α=(V)÷{(V)±(v)} V;ベルトコンベヤ装置4のコンベヤベルト回走速度 v;リクレーマ1の走行速度 上記式中の±は、リクレーマ1の走行方向により定ま
り、コンベヤベルトの回走方向と同方向の場合には+、
逆方向の場合には−とする。
【0033】(2) 計重機補正係数演算器44が、積算
回路48から出力される分配シュート13および
14の計重機33および34の積算流量の和を、増
幅器47により走行方向補正係数αを用いてリクレー
マ1上ベースに換算し直した積算流量、および前記リ
クレーマ1ベースの積算流量と時間的に同期した記憶
器46から出力されるリクレーマ1の計重機31
の積算流量によって、計重機31にて測定したリクレ
ーマ1の払出流量の補正係数γを算出する。補正係数
γは、次の式に基づき算出される。
【0034】γ={分配シュート13の計重機33
および34のリクレーマ1ベースの積算流量の和}
÷(リクレーマ1の計重機31の積算流量) 計重機33(又は34)はいずれも地上に設置され
ているため、リクレーマ1に設置された計重機31
に比べて測定精度が高いことからそれらの計重機33
(又は34)で測定した払出流量を考慮することにし
ている。
【0035】(3) 増幅器49にて、計重機補正係数演
算器44からの信号を増幅率としてリクレーマ1の
計重機31の信号の増幅を行い、計重機31の払出
流量に補正係数γを乗じて補正値を算出する。
【0036】(4) 払出設定量補正器42では、払出量
設定器41により設定された払出量に上記補正係数α
を乗ずることによって補正し、リクレーマ1ベースの
設定値を算出する。
【0037】(5) 平均化回路50では、増幅器49
からの信号をリクレーマ1が所定距離を走行する間積
算し、所要時間で平均化してこの間の実平均払出流量を
算出する。また、比重補正係数演算器51では、次の
式に基づいて比重補正係数βを算出する。払出流量は石
炭の積山の状態等で刻一刻と変化するので、リクレーマ
1が所定距離(例えば5m)走行する間の払出流量を積
算し、単位時間当たりの平均払出流量を求めている。
【0038】 β=(設定払出流量)÷(実平均払出流量) (6) リクレーマ走行速度演算器40では、リクレーマ
1の設定払出量に応じたブーム3の起伏角度ごとに基
準走行速度を算出しており、この値に増幅器52で上
記比重補正係数βを乗ずることによって動作速度設定値
を決定し、リクレーマ1の走行用可変速電動機53
の回転速度を設定する。また、可変速電動機53はリク
レーマ位置検出器54とも接続されており、同検出器
54からリクレーマ1の位置データ信号が入力され
る。
【0039】上記のようにして、リクレーマ1からの
実払出流量が設定払出量にほぼ一致するようになる。
【0040】ここで、さらに2系統の後続ベルトコンベ
ヤ装置を備えた本例の定量混合設備の制御について説明
すると、図5に示すように、制御装置60は、第5制御
手段61および第6制御手段62からなる。
【0041】第5制御手段61は、上流側分配シュート
13に後続する2系統のベルトコンベヤ装置11・
12の計重機〜により計測し、予め定められた間
隔で予め定められた時間計測し算出した平均払出流量
と、2系統のベルトコンベヤ装置11・12への設
定分配比より算出した設定払出流量との差異のPI演算
を行って、分配シュート13の移動量を算出し、分配
量を制御する制御手段で、本例では平均化回路65・
66および分配流量設定器67ならびに分配シュー
ト移動量PI演算器68を備えている。
【0042】第6制御手段62は、2系統のベルトコン
ベヤ装置11・12において、上流側の分配シュー
ト13に対応する計重機33・34により計測さ
れ算出された平均払出流量を、被払出物としての石炭が
上流側計重機33・34から下流側の分配シュート
14に対応する計重機35・36に到達するのに
必要な時間だけトラッキングした値(払出量)を、下流
側の分配シュート14に対応する計重機35・3
6にて計測し算出した平均払出流量から減ずることによ
って、下流側の分配シュート14から2系統のベルト
コンベヤ装置11・12のそれぞれに分配された石
炭の平均払出流量を算出する、上記第5制御手段61と
同様の分配量を制御する機能を有する下流側分配シュー
ト用の制御手段で、本例では平均化回路70・71
および分配流量設定器72ならびに分配シュート移動
量PI演算器73を備えているところは、上記第5制
御手段61と共通する。第6制御手段62ではこれらに
加えて、記憶器74・75および減算器76・
77を備えている。
【0043】そのほか、制御装置60は、第5制御手段
61の分配流量設定器67および第6制御手段62の
分配流量設定器72を同時に設定可能な混合比設定器
76、PI演算器68あるいはPI演算器73の信
号によって分配シュート部18を移動させる分配シュー
ト駆動手段78、79を備えており、また各駆動手
段78、79には分配シュート位置検出器80、
81が接続されている。
【0044】そして、上記の制御装置60により下記の
ように上流側および下流側の分配シュート部18の駆動
手段78・79がそれぞれ制御されることによっ
て、石炭の混合比が調整される。すなわち、 (7) 図3に示すように2系統の後続ベルトコンベヤ装置
11・12において、各装置11・12の上流側の
分配シュート13に対応する計重機33・34お
よび下流側の分配シュート14に対応する計重機3
5・36からの払出流量信号のサンプリングを、各平
均化回路65・66(又は70・71)により
所定時間間隔ごとに一定時間行い平均化することによっ
て、単位時間当たりの実平均払出流量を算出する。なお
平均化を行う時間間隔は、むだ時間中に検出した払出流
量が平均化の対象とならないようにむだ時間よりも長く
する。また、サンプリング所要時間については、分配シ
ュート13(又は14)に投入される石炭の流量等
の短周期の変動を無視できるように調整する必要があ
る。
【0045】(8) PI演算器68・73では、分配
流量設定器67(又は72)からの信号(払出流
量)と、各平均化回路66(又は減算器77)から
の信号(払出流量)との差異を基にPI演算を行い、分
配シュート部18の移動量(仕切板18cの位置補正
値)を算出する。なお、PI演算においては、比例定数
をベルトコンベヤ装置11・12における石炭の実平均
払出流量の合計値に応じて修正するようにしている。こ
れは、設定平均払出流量と実平均払出流量との差異が同
一であっても、分配シュート13(又は14)に投
入される石炭量の大小により、差異を解消するのに必要
な分配シュート13(又は14)の分配シュート部
18の移動量(仕切板18cの位置補正値)が異なるの
を補正するためである。
【0046】(9) 記憶器74(又は75)では、分
配シュート13により分配された被払出物としての石
炭が、計重機33(又は34)を通過してから計重
機35(又は36)に達するまでに必要な時間だ
け、平均化回路65(又は66)からの信号を一時
的に保持したのち、信号を減算器76(又は77)
に出力する。そして、平均化回路70(又は71)
からの信号(払出流量)と記憶器74(又は75)
からの信号(払出流量)との差異を算出することによ
り、分配シュート14によりベルトコンベヤ装置1
1・12に分配された石炭の実平均払出流量が求めら
れる。
【0047】上記の制御装置60を用いて、混合比設定
器76により2系統のベルトコンベヤ装置11・1
2で払い出す石炭の混合比を例えば1:1に設定したと
し、このときのリクレーマ1による石炭の合計払出量
が900ton/hで、リクレーマ1による石炭の合
計払出量を800ton/hと仮定する。そして、ベル
トコンベヤ装置11側の計重機33で計測し平均化
回路65で算出した平均化払出流量が500ton/
h、ベルトコンベヤ装置12側の計重機34で計測
し平均化回路66で算出した平均化払出流量が400
ton/hであると仮定すると、分配流量設定器67
ではベルトコンベヤ装置11・12共に450to
n/h:450ton/hに設定されるから、ベルトコ
ンベヤ装置11からベルトコンベヤ装置12へ50
ton/hの分配払出量を分配シュート13で移動す
る必要があり、分配シュート駆動手段78により分配
シュート部18が移動する。このときのリクレーマ1
・1による石炭の合計払出量が1700ton/hに
なる。そして、ベルトコンベヤ装置11側の計重機
35で計測し平均化回路70で算出した平均化払出流
量が900ton/hであるとすると、減算器76で
450ton/h減算された結果、450ton/hと
なり、ベルトコンベヤ装置12側の計重機36で計
測し平均化回路71で算出した平均化払出流量が80
0ton/hであるとすると、減算器77で450t
on/h減算された結果、350ton/hになる。分
配流量設定器72ではベルトコンベヤ装置11・
12共に400ton/h:400ton/hに設定さ
れるから、ベルトコンベヤ装置11からベルトコンベ
ヤ装置12へ50ton/hの分配払出量を分配シュ
ート14で移動する必要があり、分配シュート駆動手
段79により分配シュート部18が移動する。
【0048】このようにして2系統の各ベルトコンベヤ
装置11・12上の石炭の混合比および払出量が予
め設定した混合比および払出量に一致する。
【0049】上記に払出量制御装置の一実施例について
説明したが、本発明の払出量制御装置は次のように実施
することができる。すなわち、 リクレーマおよび後続ベルトコンベヤ装置がそれぞ
れ1機ずつの場合から、リクレーマが2機あるいはそれ
以上およびベルトコンベヤ装置が2機あるいはそれ以上
の場合のいずれにも適用できる。
【0050】 リクレーマはレーキチェーン式リクレ
ーマに限らず、例えばチェーンスクレーパ式リクレーマ
などブームが連続掻き取り機構を備えたリクレーマであ
れば適用できる。
【0051】 リクレーマを用いた定量払出設備に限
らず、被払出物を貯蔵するサイロの下部から被払出物を
搬出する各種定量払出装置を用いた定量払出設備につい
ても、請求項4に記載の定量払出装置を適用できる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明の定量払出制御装置には、下記のような優れた効
果がある。
【0053】(1) リクレーマとベルトコンベヤ装置
とを少なくとも1機ずつ用いた設備において、リクレー
マ側の計重機の払出量を使用することにより生じる払出
流量と設定量との間の誤差を最小限にするとともに、被
払出物からなる積山の形状のバラツキやかさ比重のバラ
ツキ等に起因する払出流量の変動に対応して、リクレー
マの走行速度を制御することにより、実際の払出量を設
定量に一致させることができる。
【0054】(2) この種の装置においてはリクレーマが
被払出物を搬送するベルトコンベヤ装置に対し相対移動
するため、リクレーマの移動方向(ベルトコンベヤ装置
のコンベヤベルトの回走方向と同一方向か反対方向)に
応じて設定した払出流量を補正する必要があるが、請求
項2の制御装置では、この補正が設定した払出量に補正
係数αを乗ずることにより簡単にかつ確実に行われる。
【0055】(3) 請求項2記載の制御装置によれば、後
続ベルトコンベヤ装置に設けた計重機はいずれも地上に
設置されており、それらの計重機はリクレーマに設置さ
れた計重機に比べて測定精度が高いから、それらの計重
機で測定した払出流量を考慮することによってリクレー
マ側の計重機の払出流量を補正し、設定払出量に実際の
払出流量を確実に一致させられる。
【0056】(4) 請求項3の制御装置では、リクレーマ
の払出流量が被払出物の積山の状態等で刻一刻と変化し
ても、リクレーマのブームの起伏角度ごとに設定された
払出量に応じた基準走行速度に比重補正係数βを乗ずる
ことによってリクレーマの走行速度を決定することがで
き、予め設定した払出量に実際の払出流量を一致させる
ことができる。
【0057】(5) 請求項4の制御装置では、あらかじめ
設定した払出量に払出流量を一致させることが可能な複
数のリクレーマ等の払出機から払い出した被払出物を、
対応する分配シュートによって複数のベルトコンベヤ装
置に分配して投入することにより、各ベルトコンベヤ装
置上の被払出物の混合比を確実にあらかじめ設定した混
合比に一致させることができる。これにより、従来必要
とされていた払出量の変動を吸収するためのホッパや定
量切出装置が不要となり、設備費が安くなり、またそれ
らの設置スペースが削減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかる払出設備の定量払出制
御装置の一部を構成する、石炭ヤードの石炭積山から石
炭を払い出すためのレーキチェーン式リクレーマを示す
斜視図である。
【図2】本発明の実施例にかかる払出設備(図3)の分
配シュートの一例を示す斜視図である。
【図3】図1のリクレーマを2機備え、分配シュートを
介して2系統の後続ベルトコンベヤ装置により石炭を定
量混合する設備を概略的に示す平面図である。
【図4】図1のリクレーマの定量払出制御装置の実施例
を示すブロック図である。
【図5】図3の払出設備の定量払出制御装置の実施例を
示すブロック図である。
【符号の説明】
1 リクレーマ 2 軌道 3 ブーム 3aレーキチェーン(連続掻き取り機構) 4・11・12 ベルトコンベヤ装置 10 定量混合設備 13・14 分配シュート 18 分配シュート部 20・60 制御装置 21〜24・61・62 制御手段 31〜36 計重機

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続掻き取り機構を備えたブームが起伏
    自在に設けられ、軌道に沿って走行するリクレーマの前
    記掻き取り機構を介して石炭等の被払出物を、前記軌道
    に平行に設けたベルトコンベヤ装置にて後続ベルトコン
    ベヤ装置に搬送して払い出す払出設備における定量払出
    制御装置であって、 前記リクレーマの設定払出量に応じて、前記リクレーマ
    の走行速度を制御する第1制御手段と、 前記リクレーマの走行方向および走行速度に応じて、前
    記リクレーマの設定払出量を補正する第2制御手段と、 前記リクレーマに設けた計重機にて計測した払出流量の
    積算値と、前記後続ベルトコンベヤ装置に設けた計重機
    にて計測した払出流量の積算値とを比較演算し、その演
    算結果に応じて前記リクレーマの計重機で計測した払出
    流量を補正する第3制御手段と、 前記設定払出量と前記リクレーマが所定距離を走行する
    間に、前記リクレーマに設けた計重機で計測した単位時
    間当たりの平均払出流量とを比較演算し、その演算結果
    に応じて前記第1制御手段による前記リクレーマの走行
    速度を制御する第4制御手段とを備えたことを特徴とす
    る石炭等の払出設備における定量払出制御装置。
  2. 【請求項2】 前記第2制御手段による前記設定払出量
    の補正は、下記の式により算出した補正係数αを、前記
    設定払出量に乗じることにより行い、 補正係数α=(V)÷{(V)±(v)} V;リクレーマ用ベルトコンベヤ装置のコンベヤベルト
    回走速度 v;リクレーマの走行速度 上記式中の±は、リクレーマの走行方向により定まり、
    コンベヤベルトの回走方向と同方向の場合には+、逆方
    向の場合には−とする。かつ、前記第3制御手段による
    前記リクレーマの計重機で計測した払出流量の補正は、 前記後続ベルトコンベヤ装置に設けた計重機にて計測し
    た払出流量の積算値に前記第2制御手段によって算出し
    た前記補正係数αを乗じることにより、換算補正したリ
    クレーマベース払出流量の積算値を、その積算値と時間
    ・期間的に同期した前記リクレーマに設けた計重機にて
    計測した払出流量の積算値で除して算出した補正係数γ
    を、前記リクレーマの計重機で計測した払出流量に乗じ
    ることにより行うことを特徴とする請求項1記載の石炭
    等の払出設備における定量払出制御装置。
  3. 【請求項3】 前記第3制御手段により補正した前記リ
    クレーマの計重機で計測した払出流量を、前記第4制御
    手段により平均化して実平均払出流量を算出するととも
    に、前記設定払出量を前記実平均払出流量で除すること
    により補正係数βを算出し、 前記リクレーマの設定払出量に応じてブーム起伏角度ご
    とに基準走行速度を算出し、この基準走行速度に前記補
    正係数βを乗じることによってリクレーマの走行速度を
    決定することを特徴とする請求項2記載の石炭等の払出
    設備における定量払出制御装置。
  4. 【請求項4】 前記後続ベルトコンベヤ装置が2系統の
    ベルトコンベヤ装置からなり、両ベルトコンベヤ装置に
    対し回走方向に間隔をあけ2機のリクレーマ等の払出機
    用ベルトコンベヤ装置をそれぞれ分配シュートを介して
    接続してなる石炭等の払出設備において、1機のリクレ
    ーマ等の定量払出機で払出した石炭等の被払出物を2系
    統の後続ベルトコンベヤにあらかじめ設定した比で分配
    シュートにより分配し、同様の方法でその下流側でさら
    に2機目の払出機で払出した被払出物を後続ベルトコン
    ベヤに分配することにより、各々の系統の後続ベルトコ
    ンベヤ上で、2機の払出機からの被払出物を定量混合す
    る定量払出制御装置において、 上流側の分配シュートに対応して設けた計重機にて予め
    定められた間隔で予め定められた時間計測し算出した平
    均払出流量と、前記2系統の後続ベルトコンベヤ装置の
    設定分配比により算出した設定払出流量との差異のPI
    演算を行って分配シュートの仕切位置の移動量を算出
    し、分配量を制御する第5制御手段と、 上流側の分配シュートに対応する計重機にて計測され算
    出された平均払出流量を、被払出物が上流側計重機から
    下流側の分配シュートに対応する計重機に到達するのに
    必要な時間だけトラッキングした値(払出量)を、下流
    側の分配シュートに対応する計重機にて計測し算出した
    平均払出流量から減ずることによって、下流側の分配シ
    ュートから2系統のベルトコンベヤ装置のそれぞれに分
    配された被払出物の平均払出流量を算出する、前記第5
    制御手段と同様の機能を有する第6制御手段とを備える
    ことで、2系統のコンベヤ系統の各々で2機の払出機か
    らの被払出物の定量混合を行うことを特徴とする石炭等
    の払出設備における定量払出制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002234611A (ja) * 2001-02-09 2002-08-23 Mitsui Miike Mach Co Ltd リクレーマによる混炭払出制御システム
KR100891812B1 (ko) * 2002-09-30 2009-04-07 주식회사 포스코 소결광 적치설비 제어 장치 및 그 방법
CN103738705A (zh) * 2014-01-08 2014-04-23 中国神华能源股份有限公司 取料机配煤控制方法以及系统
CN105883336A (zh) * 2016-06-03 2016-08-24 秦皇岛港股份有限公司 双取配料系统及其配料方法
CN106966184A (zh) * 2017-04-07 2017-07-21 中国神华能源股份有限公司 用于斗轮取料机的自动换层方法及装置

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