JPH11180492A - 液体貯蔵タンクの構造 - Google Patents

液体貯蔵タンクの構造

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JPH11180492A
JPH11180492A JP9354286A JP35428697A JPH11180492A JP H11180492 A JPH11180492 A JP H11180492A JP 9354286 A JP9354286 A JP 9354286A JP 35428697 A JP35428697 A JP 35428697A JP H11180492 A JPH11180492 A JP H11180492A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage tank
liquid storage
tank
liquid
hopper
Prior art date
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Application number
JP9354286A
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English (en)
Inventor
Susumu Kaneko
子 進 金
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SODA KK
Original Assignee
SODA KK
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Publication date
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Publication of JPH11180492A publication Critical patent/JPH11180492A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】液体貯蔵タンクになんらかの規制手段により規
制事項が存在しても適切に設置でき、かつ、液体貯蔵タ
ンクの貯蔵量を増加することができる液体貯蔵タンクの
構造を提供することを課題とする。 【解決手段】設置面に対して直交する垂直面として形成
した有効水深部2と、この有効水深部の下部側に連続す
る所定勾配で形成したホッパー部3とからなる液体貯蔵
タンクであって、前記液体貯蔵タンクの設置高さ基準が
規制手段により一定の規制を受ける液体貯蔵タンクの構
造において、前記液体貯蔵タンクのホッパー部の下端を
下方に移動すると共に、前記有効水深部の長さ寸法を、
そのホッパー部の移動長さ分、長く形成した液体貯蔵タ
ンク1の構造とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、液体を貯蔵する
ための液体貯蔵タンクに係り、特に、液体貯蔵タンクの
設置条件に規制手段により一定の規制がある場合に、そ
の規制を越えることなく貯蔵量を増加することができる
液体貯蔵タンクの構造に関する。
【従来の技術】
【0002】従来、例えば、汚水処理槽などの浄化槽
は、その内部に液体貯蔵タンクとしての貯水タンクを備
える構成としており、水質保全の必要性から、貯水タン
クの構造に一定の規制を設けている。そして、図4で示
すように、例えば、処理能力が小さな浄化槽50の場合
は、その全体をメインタンク50aで覆い、そのメイン
タンク50aの内部に貯水タンク55が配置されるよう
に構成されている。
【0003】すなわち、図4で示すように、メインタン
ク50aの内部を所定間隔で区画し、循環してきた汚水
を段階的に浄化する構成としている。そして、前記メイ
ンタンク50aの内部は、はじめに汚水から沈殿するよ
うな汚物を除くばっ気型スクリーンや汚物ポンプをそな
える第1処理槽51と、この第1処理槽51に隣接して
設けた汚泥濃縮貯留槽である第2処理槽52と、この第
2処理槽に隣接して設けた微細目スクリーンなどを備え
る接触ばっ気第1槽である第3処理槽53と、この第3
処理槽54に隣接して設けた接触ばっ気第2槽である第
4処理槽54と、この第4処理槽54に隣接して設けた
消毒槽などを備える貯水タンク55とから構成されてい
る。
【0004】そして、前記貯水タンク55は、その垂直
に形成した側壁面の長さ寸法を有効水深とする有効水深
部56と、この有効水深部56の下端側に形成されるホ
ッパー部57とから構成されている。さらに、前記ホッ
パー部は、その勾配を水平面に対して60度以上とし
て、そのホッパー部の底部から汚泥の有効な引き抜きを
できる構造とすることが決められている。
【0005】したがって、処理能力が大きな浄化槽であ
れば、貯水タンク55は、前記メインタンク50aの外
側で、別体に設ける構成とする必要があり、前記各処理
槽も分割した状態で別体に設ける構成としているのが現
状である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
液体貯蔵タンクである貯水タンクの構成では、つぎのよ
うな問題点が存在していた。すなわち、貯水タンクは、
その有効水深部およびホッパー部に一定の規制があるた
め、メインタンクの設置面積などの関係で、貯水タンク
を別体として設置できない場合や、メインタンクあるい
は貯水タンクを設置する場合、その設置場所の関係から
高さ方向に上限の規制がある場合は、適切に貯水タンク
を設置することができなかった。
【0007】この発明は、上記の問題点に鑑み創案され
たもので、液体貯蔵タンクになんらかの規制手段により
規制事項が存在しても適切に設置でき、かつ、液体貯蔵
タンクの貯蔵量を増加することができる液体貯蔵タンク
の構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、この発明は、設置面に対して直交する垂直面として
形成した有効水深部と、この有効水深部の下部側に連続
する所定勾配で形成したホッパー部とからなる液体貯蔵
タンクであって、前記液体貯蔵タンクの設置高さ基準が
規制手段により一定の規制を受ける液体貯蔵タンクの構
造において、前記液体貯蔵タンクのホッパー部の下端を
下方に移動すると共に、前記有効水深部の長さ寸法を、
そのホッパー部の移動長さ分、長く形成した液体貯蔵タ
ンクの構造とした。
【0009】また、前記液体貯蔵タンクのホッパー部
は、設置面に対して60度以上の勾配を備え、前記規制
手段は、前記液体貯蔵タンクの外周を覆うように設けた
メインタンクであって、前記液体貯蔵タンクのホッパー
部の下端を前記メインタンクの下端から突出させるよう
に下方に移動させると共に、前記有効水深部の長さ寸法
を、そのホッパー部の移動長さ分、長く形成した構成と
しても良い。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
図面に基づいて説明する。図1は、貯水タンクの構造を
示す要部の側面方向からの断面図、図2は、貯水タンク
の要部を示す正面方向からの断面図、図3は、貯水タン
クの有効水深の増加量を示す原理図である。
【0011】図1および図2で示すように、浄化槽10
は、そのメインタンク9の内部で所定位置に液体貯蔵タ
ンクである貯水タンク1を備えている。前記貯水タンク
1は、設置面に対して垂直に形成した垂直面で形成され
る有効水深部2と、この有効水深部2の下部側に連続し
て接続され60度以上の勾配で形成されるホッパー部3
とから構成されている。
【0012】前記貯水タンクは、図1および図2で示す
ように、浄化機構6を備えている。この浄化機構6は、
移動管6aと、この移動管6aの一端側に設けた汚泥ボ
ックス6bと、この汚泥ボックス6bに接続するエアー
リフト6dと、このエアーリフト6dを内部に配置する
ように設けたセンターウエル6cと、このセンターウエ
ル6cから所定距離離間した位置に設けたスカムバッフ
ル6eあるいは越流せき6fなどを備えている。また、
前記貯水タンク1に隣接して消毒槽7および放水槽8が
設けられている。
【0013】図1および図2で示すように、前記貯水タ
ンク1は、そのホッパー部3の下端側を、メインタンク
9の下端より下方に突出して突出部4を形成している。
この突出部4は、メインタンク9を設置面に支持してい
る支持脚5の下端より上方に配置されるように設けられ
ている。
【0014】図3で示すように、前記ホッパー部3の下
端側を下方に距離Dだけ下げることで、有効水深Tの長
さ寸法をLだけ大きく形成することができる。これは、
ホッパー部3の下端側の移動距離Dが、例えば20cm
であった場合、有効水深Tの長さも20cm大きくでき
ることになる。
【0015】そのため、例えば、有効水深Tにより有効
水深部2内に貯水される水面の面積が1900cm×1
900cmであった場合で計算すると、1900cm×
1900cm×20cm=722000cm3 の収納ス
ペースが増加でき、722キロリットルの貯蔵水Wの水
量を増加することが可能となる。
【0016】したがって、流量調整型タンクであって
は、従来は25m3 /日で、125人の処理ができたも
のを、メインタンク9の大きさを変えることなく、40
3 /日で、200人の処理が可能となり、1.6倍の
処理能力の向上が可能となる。
【0017】また、沈殿分離型のタンクであっては、従
来は20m3 /日で、100人の処理ができたものを、
メインタンク9の大きさを変えることなく、30m3
日で、150人の処理が可能となり、1.5倍の処理能
力の向上が可能となる。
【0018】なお、上記の液体貯蔵タンクの構成では、
浄化槽を例にとって説明したが、その他の貯水タンクで
ある防火水槽や、他の液体を扱う貯蔵タンクであっても
適用されるものである。
【0019】
【発明の効果】この発明は、上記のように構成したので
次のような優れた効果を奏する。液体貯蔵タンクの構造
は、そのホッパー部の下端側を下方に移動させると共
に、ホパー部の上部側に設けた有効水深部の長さを、前
記ホッパー部の移動距離だけ長く形成しているので、そ
の貯水タンクの設置条件になんらかの制限をうけていた
としても、液体貯蔵タンクの構成によっては50%ある
いは60%以上の貯水量および処理能力を向上すること
が可能となる。
【0020】特に、規制手段がメインタンクなどの液体
貯蔵タンクの外周を覆う構成であるときに、液体貯蔵タ
ンクの下端側をそのメインタンクから突出させること
で、メインタンクの大きさや、そのメインタンク自体の
構成を分割するような構成にすることなく、そのメイン
タンクのサイズは維持した状態で、液体貯蔵タンクの貯
水量や処理能力の向上を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の貯水タンクの要部を示す正面方向か
らの断面図である。
【図2】この発明の貯水タンクの要部を示す側面方向か
らの断面図である。
【図3】この発明の貯水タンクの有効水深を示す原理図
である。
【図4】従来の貯水タンクの構成を示す側面図である。
【符号の説明】
1 貯水タンク(液体貯蔵タンク) 2 有効水深部 3 ホッパー部 4 突出部 5 支持脚 9 メインタンク 10 浄化槽 D ホッパー部の下端部の移動量 T 有効水深 W 貯蔵水

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】設置面に対して直交する垂直面として形成
    した有効水深部と、この有効水深部の下部側に連続する
    所定勾配で形成したホッパー部とからなる液体貯蔵タン
    クであって、前記液体貯蔵タンクの設置高さ基準が規制
    手段により一定の規制を受ける液体貯蔵タンクの構造に
    おいて、 前記液体貯蔵タンクのホッパー部の下端を下方に移動す
    ると共に、前記有効水深部の長さ寸法を、そのホッパー
    部の移動長さ分、長く形成したことを特徴とする液体貯
    蔵タンクの構造。
  2. 【請求項2】前記液体貯蔵タンクのホッパー部は、設置
    面に対して60度以上の勾配を備え、前記規制手段は、
    前記液体貯蔵タンクの外周を覆うように設けたメインタ
    ンクであって、前記液体貯蔵タンクのホッパー部の下端
    を前記メインタンクの下端から突出させるように下方に
    移動させると共に、前記有効水深部の長さ寸法を、その
    ホッパー部の移動長さ分、長く形成したこを特徴とする
    請求項1に記載の液体貯蔵タンクの構造。
JP9354286A 1997-12-24 1997-12-24 液体貯蔵タンクの構造 Pending JPH11180492A (ja)

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JP9354286A JPH11180492A (ja) 1997-12-24 1997-12-24 液体貯蔵タンクの構造

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JP (1) JPH11180492A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110239854A (zh) * 2019-07-03 2019-09-17 天津市天元机械制造有限公司 一种积木式储液罐

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110239854A (zh) * 2019-07-03 2019-09-17 天津市天元机械制造有限公司 一种积木式储液罐

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