JPH06285310A - 飼育水槽用フィルタ - Google Patents
飼育水槽用フィルタInfo
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- JPH06285310A JPH06285310A JP10363193A JP10363193A JPH06285310A JP H06285310 A JPH06285310 A JP H06285310A JP 10363193 A JP10363193 A JP 10363193A JP 10363193 A JP10363193 A JP 10363193A JP H06285310 A JPH06285310 A JP H06285310A
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- JP
- Japan
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- filter
- breeding aquarium
- breeding
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 飼育水槽内の水位の変化に対応するととも
に、水面の浮遊物を安全に除去することができる飼育水
槽用フィルタを提供する。 【構成】 飼育水槽11内の水面12Aに浮遊する浮遊
物13を除去する飼育水槽用フィルタ1であって、上記
水面12Aから下方へ流れる水流を形成する循環ポンプ
5と、上記水流中に開口する開口部2Aを有するととも
に、上記水面12Aに浮遊するフロート2と、この開口
部2Aから流入する水を浄化する浄化器3と、を備え
る。フロート2は、水面12Aに浮遊するので、水位の
上下動に追随することができる。すなわち、この飼育水
槽用フィルタ1は、飼育水槽11内の水位の変動に対応
可能である。
に、水面の浮遊物を安全に除去することができる飼育水
槽用フィルタを提供する。 【構成】 飼育水槽11内の水面12Aに浮遊する浮遊
物13を除去する飼育水槽用フィルタ1であって、上記
水面12Aから下方へ流れる水流を形成する循環ポンプ
5と、上記水流中に開口する開口部2Aを有するととも
に、上記水面12Aに浮遊するフロート2と、この開口
部2Aから流入する水を浄化する浄化器3と、を備え
る。フロート2は、水面12Aに浮遊するので、水位の
上下動に追随することができる。すなわち、この飼育水
槽用フィルタ1は、飼育水槽11内の水位の変動に対応
可能である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は飼育水槽用フィルタに関
し、詳しくは、飼育水槽内の水位の変化に対応するとと
もに、水面の浮遊物を安全に除去するものである。
し、詳しくは、飼育水槽内の水位の変化に対応するとと
もに、水面の浮遊物を安全に除去するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、飼育水槽は、観賞魚などの動植物
を育成するときに使用される。この飼育水槽は、例えば
直方体形状であって、例えばガラス製、または、アクリ
ル等の透明なプラスチック製の側壁と、不透明な材料
(例えばステンレススチール製)よりなる底壁と、を有
して構成されている。この飼育水槽の底壁面には排水口
が形成され、この排水口はプラグ等により閉じられてい
る。また、飼育水槽の上面側の開口部(上面全体が開口
部である)には、この開口部を封じる金網等の蓋が設け
られている。この蓋の上方には、飼育水槽内を照らす照
明などが配設されている。そして、飼育水槽中の水面に
浮き上がった汚れや泡などの浮遊物を除去するときは、
飼育水槽の開口部の蓋および照明を外してから、網等で
すくわれ除去されていた。このような浮遊物の除去は、
人手を要するので大変不便である。このため、飼育水槽
の側壁に吸入口を形成し、この吸入口から水面に浮遊す
る浮遊物を水と共にポンプで吸い込み、除去する方法が
考えられる。なお、通常の飼育水槽にあっては、2週間
に1度等、定期的に水量の20%程度を目度に給排水が
行われるものである。
を育成するときに使用される。この飼育水槽は、例えば
直方体形状であって、例えばガラス製、または、アクリ
ル等の透明なプラスチック製の側壁と、不透明な材料
(例えばステンレススチール製)よりなる底壁と、を有
して構成されている。この飼育水槽の底壁面には排水口
が形成され、この排水口はプラグ等により閉じられてい
る。また、飼育水槽の上面側の開口部(上面全体が開口
部である)には、この開口部を封じる金網等の蓋が設け
られている。この蓋の上方には、飼育水槽内を照らす照
明などが配設されている。そして、飼育水槽中の水面に
浮き上がった汚れや泡などの浮遊物を除去するときは、
飼育水槽の開口部の蓋および照明を外してから、網等で
すくわれ除去されていた。このような浮遊物の除去は、
人手を要するので大変不便である。このため、飼育水槽
の側壁に吸入口を形成し、この吸入口から水面に浮遊す
る浮遊物を水と共にポンプで吸い込み、除去する方法が
考えられる。なお、通常の飼育水槽にあっては、2週間
に1度等、定期的に水量の20%程度を目度に給排水が
行われるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな飼育水槽の浮遊物の除去では、飼育水槽内の水位が
側壁に形成された吸入口の範囲内に限られてしまう。水
位の範囲を広げるため、この側壁に開口する吸入口を大
きくすると、吸入する水の量が増加し、ポンプの容量も
大きくしなければならない。大量の水を大型ポンプで吸
入すると、飼育水槽内を一定の水位に保持するのに、大
量の水を供給し直す必要がある。また、温度、湿度の条
件によっては、水面の水が自然蒸発し、飼育水槽内の水
位は1日で1cm程度降下することもある。そして、飼
育水槽内の水位を一定に保持した状態でも、その水位は
2週間で14cm降下してしまう。これは、水槽内の水
を循環させることが多いためである。このとき、吸入口
より下方まで水位が低下すると、ポンプは水面浮遊物お
よび水を吸入できなくなる。この結果、ポンプにかかる
負荷が長時間空気だけとなり、吸水用ポンプが空回りし
故障してしまい、火災等の大事故につながり易い。
うな飼育水槽の浮遊物の除去では、飼育水槽内の水位が
側壁に形成された吸入口の範囲内に限られてしまう。水
位の範囲を広げるため、この側壁に開口する吸入口を大
きくすると、吸入する水の量が増加し、ポンプの容量も
大きくしなければならない。大量の水を大型ポンプで吸
入すると、飼育水槽内を一定の水位に保持するのに、大
量の水を供給し直す必要がある。また、温度、湿度の条
件によっては、水面の水が自然蒸発し、飼育水槽内の水
位は1日で1cm程度降下することもある。そして、飼
育水槽内の水位を一定に保持した状態でも、その水位は
2週間で14cm降下してしまう。これは、水槽内の水
を循環させることが多いためである。このとき、吸入口
より下方まで水位が低下すると、ポンプは水面浮遊物お
よび水を吸入できなくなる。この結果、ポンプにかかる
負荷が長時間空気だけとなり、吸水用ポンプが空回りし
故障してしまい、火災等の大事故につながり易い。
【0004】そこで、本発明は、飼育水槽内の水位の変
化に対応するとともに、水面の浮遊物を安全に除去する
ことができる飼育水槽用フィルタを提供することを、そ
の目的としている。
化に対応するとともに、水面の浮遊物を安全に除去する
ことができる飼育水槽用フィルタを提供することを、そ
の目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、飼育水槽内の
水面に浮遊する浮遊物を除去する飼育水槽用フィルタで
あって、上記水面から下方へ流れる水流を形成する水流
形成手段と、上記水流中に開口する開口部を有するとと
もに、上記水面に浮遊するフロートと、この開口部から
流入する水を浄化する浄化器と、を備えるものである。
水面に浮遊する浮遊物を除去する飼育水槽用フィルタで
あって、上記水面から下方へ流れる水流を形成する水流
形成手段と、上記水流中に開口する開口部を有するとと
もに、上記水面に浮遊するフロートと、この開口部から
流入する水を浄化する浄化器と、を備えるものである。
【0006】
【作用】本発明に係る飼育水槽用フィルタは、飼育水槽
内の水面に浮遊する浮遊物を除去するものである。この
飼育水槽用フィルタの水流形成手段は、上記飼育水槽内
の水面から下方へ流れる水流を形成する。この水流中に
開口する開口部をフロートは有する。このフロートは、
水面に浮遊するものでもある。このため、開口部から水
が流入する。このとき、水面に浮遊する浮遊物も水と共
に、その開口部に流入する。この開口部から流入した水
を浄化器が浄化する。この結果、飼育水槽内の水面に浮
遊する浮遊物は、浄化器に取り込まれ、水面から除去さ
れる。
内の水面に浮遊する浮遊物を除去するものである。この
飼育水槽用フィルタの水流形成手段は、上記飼育水槽内
の水面から下方へ流れる水流を形成する。この水流中に
開口する開口部をフロートは有する。このフロートは、
水面に浮遊するものでもある。このため、開口部から水
が流入する。このとき、水面に浮遊する浮遊物も水と共
に、その開口部に流入する。この開口部から流入した水
を浄化器が浄化する。この結果、飼育水槽内の水面に浮
遊する浮遊物は、浄化器に取り込まれ、水面から除去さ
れる。
【0007】さらに、この飼育水槽用フィルタのフロー
トは、水面に浮遊するので、水位の上下動に追随するこ
とができる。すなわち、この飼育水槽用フィルタは、飼
育水槽内の水位の変動に対応可能である。このため、開
口部の大きさに限定されることなく、飼育水槽内の水位
を調節することができる。また、飼育水槽内の水位の範
囲を広げるため、開口部を拡大する必要がない。この結
果、水流形成手段の能力も大きくしなくて良い。大量の
水を吸水、すなわち、排水する必要がないので、水位を
一定の高さに保持するのに、大量の水を供給し直さなく
てよい。水流形成手段は、長い時間、空気だけを吸い込
むことによる故障がない。よって、この飼育水槽用フィ
ルタは、水槽内の水位が変動しても、大事故を起こさな
い。
トは、水面に浮遊するので、水位の上下動に追随するこ
とができる。すなわち、この飼育水槽用フィルタは、飼
育水槽内の水位の変動に対応可能である。このため、開
口部の大きさに限定されることなく、飼育水槽内の水位
を調節することができる。また、飼育水槽内の水位の範
囲を広げるため、開口部を拡大する必要がない。この結
果、水流形成手段の能力も大きくしなくて良い。大量の
水を吸水、すなわち、排水する必要がないので、水位を
一定の高さに保持するのに、大量の水を供給し直さなく
てよい。水流形成手段は、長い時間、空気だけを吸い込
むことによる故障がない。よって、この飼育水槽用フィ
ルタは、水槽内の水位が変動しても、大事故を起こさな
い。
【0008】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1(縦断面
図)、図2(平面図)を参照して説明する。これらの図
に示すように、この第1実施例に係る飼育水槽用フィル
タ1は、直方体形状の飼育水槽11内の水12の表面1
2Aに浮き上がった汚れや泡などの浮遊物13を水面1
2Aから除去するものである。この飼育水槽用フィルタ
1は、水面12Aに、その上部が浮遊する筒状のフロー
ト2と、このフロート2に遊嵌された濾過器3と、この
濾過器3に接続されたフレキシブル配水管4と、この配
水管4に接続されるとともに、強制的に水を給排水する
循環ポンプ5と、この循環ポンプ5と飼育水槽11の側
壁を連結する給水管6などで構成される。
図)、図2(平面図)を参照して説明する。これらの図
に示すように、この第1実施例に係る飼育水槽用フィル
タ1は、直方体形状の飼育水槽11内の水12の表面1
2Aに浮き上がった汚れや泡などの浮遊物13を水面1
2Aから除去するものである。この飼育水槽用フィルタ
1は、水面12Aに、その上部が浮遊する筒状のフロー
ト2と、このフロート2に遊嵌された濾過器3と、この
濾過器3に接続されたフレキシブル配水管4と、この配
水管4に接続されるとともに、強制的に水を給排水する
循環ポンプ5と、この循環ポンプ5と飼育水槽11の側
壁を連結する給水管6などで構成される。
【0009】詳しくは、発泡スチロール等からなる筒状
のフロート2は、水12より比重の軽いものである。こ
のため、フロート2の上部は水面12Aから突き出てい
る。このフロート2の上部には、水面12Aに開口する
複数のスリットからなる開口部2Aが形成されている。
このため、飼育水槽内11の水面12Aは、フロート2
外の水面12Aと、フロート2内の水面12Aとに画成
される。このフロート2外の水面12Aは、フロート2
内の水面12Aと、開口部2Aで連通している。そし
て、循環ポンプ5によって強制的に、フロート11外の
水面12Aからフロート11内の水面12Aへさらに、
その下方へ流れる水流が形成される。この水流と共に、
水面12Aに浮遊する浮遊物13も、フロート2内を下
方に向かって下降する。なお、図中矢印は、水の流れを
示している。
のフロート2は、水12より比重の軽いものである。こ
のため、フロート2の上部は水面12Aから突き出てい
る。このフロート2の上部には、水面12Aに開口する
複数のスリットからなる開口部2Aが形成されている。
このため、飼育水槽内11の水面12Aは、フロート2
外の水面12Aと、フロート2内の水面12Aとに画成
される。このフロート2外の水面12Aは、フロート2
内の水面12Aと、開口部2Aで連通している。そし
て、循環ポンプ5によって強制的に、フロート11外の
水面12Aからフロート11内の水面12Aへさらに、
その下方へ流れる水流が形成される。この水流と共に、
水面12Aに浮遊する浮遊物13も、フロート2内を下
方に向かって下降する。なお、図中矢印は、水の流れを
示している。
【0010】このフロート2には、濾過器3が接続され
ているので、水および浮遊物13は濾過器3内に流入す
る。この濾過器3は、底面を有する筒状のものであり、
吸盤ゴム7,7によって、飼育水槽11の側壁に着脱自
在に取り付けられている。このため、濾過器3は高さ調
整が可能である。この筒状の濾過器3内の上部および下
部には、略リング状の上スポンジ8および下スポンジ9
が設けられている。この上スポンジ8は、下スポンジ9
より粗目である。そして、流入した水および浮遊物13
は、濾過器3内を循環ポンプ5によって強制的に降下す
る。このとき、浮遊物13は、上スポンジ8、下スポン
ジ9のため、下降を阻止される。すなわち、上スポンジ
8の空隙より大きな浮遊物13は上スポンジ8上に溜
る。また、上スポンジ8の空隙程度の大きさの浮遊物1
3は上スポンジ8内に留まる。さらに、上スポンジ8の
空隙より小さい浮遊物13は上スポンジ8を通過し、下
スポンジ9上または下スポンジ9内に留まる。したがっ
て、浮遊物13は全て上スポンジ8および下スポンジ9
で濾過される。水のみが、下スポンジ9内を通過する。
このとき、水は浄化され、下スポンジ9の下方に流入す
る。
ているので、水および浮遊物13は濾過器3内に流入す
る。この濾過器3は、底面を有する筒状のものであり、
吸盤ゴム7,7によって、飼育水槽11の側壁に着脱自
在に取り付けられている。このため、濾過器3は高さ調
整が可能である。この筒状の濾過器3内の上部および下
部には、略リング状の上スポンジ8および下スポンジ9
が設けられている。この上スポンジ8は、下スポンジ9
より粗目である。そして、流入した水および浮遊物13
は、濾過器3内を循環ポンプ5によって強制的に降下す
る。このとき、浮遊物13は、上スポンジ8、下スポン
ジ9のため、下降を阻止される。すなわち、上スポンジ
8の空隙より大きな浮遊物13は上スポンジ8上に溜
る。また、上スポンジ8の空隙程度の大きさの浮遊物1
3は上スポンジ8内に留まる。さらに、上スポンジ8の
空隙より小さい浮遊物13は上スポンジ8を通過し、下
スポンジ9上または下スポンジ9内に留まる。したがっ
て、浮遊物13は全て上スポンジ8および下スポンジ9
で濾過される。水のみが、下スポンジ9内を通過する。
このとき、水は浄化され、下スポンジ9の下方に流入す
る。
【0011】この浄化された水は、リング状の上スポン
ジ8および下スポンジ9のリング内に設けられた配水管
4内を、循環ポンプ5によって、強制的に上昇する。こ
の上昇した浄化水は、飼育水槽11の外に設けられた循
環ポンプ5内を通過し、循環ポンプ5によって、強制的
に給水管6内を通過し、飼育水槽11内に還流する。
ジ8および下スポンジ9のリング内に設けられた配水管
4内を、循環ポンプ5によって、強制的に上昇する。こ
の上昇した浄化水は、飼育水槽11の外に設けられた循
環ポンプ5内を通過し、循環ポンプ5によって、強制的
に給水管6内を通過し、飼育水槽11内に還流する。
【0012】この結果、飼育水槽11内の水面12Aに
浮遊する浮遊物13は、濾過器3の両スポンジ8,9に
取り込まれ、水面12Aから除去される。そして、浮遊
物13と共に濾過器3内を通過する水は浄化される。こ
の浄化水は循環ポンプ5で飼育水槽11内の水12へ再
び還流する。このため、飼育水槽11内の水12は一定
の水位を保持しつつ浄化されるものである。
浮遊する浮遊物13は、濾過器3の両スポンジ8,9に
取り込まれ、水面12Aから除去される。そして、浮遊
物13と共に濾過器3内を通過する水は浄化される。こ
の浄化水は循環ポンプ5で飼育水槽11内の水12へ再
び還流する。このため、飼育水槽11内の水12は一定
の水位を保持しつつ浄化されるものである。
【0013】また、フロート2は、水面12Aに浮遊す
るので、水面12Aの水位の上下動に追随することがで
きる。すなわち、この飼育水槽用フィルタ1は、飼育水
槽11内の水位が下がると、フロート2の開口部2Aも
下がる。このため、開口部2Aの大きさに限定されるこ
となく、水面12Aの水位を調節することができる。ま
た、飼育水槽11内の水位の変動範囲を広げるため、開
口部2Aを拡大する必要がない。この結果、循環ポンプ
5の吸水力も大きくしなくて良い。また、大量の水を吸
水、すなわち、排水する必要がないので、水面12Aの
水位を一定の高さに保持するのに、大量の水を供給し直
さなくてよい。また、常時、循環ポンプ5は水を吸入す
るので、水面12Aの上方の空気を吸入する危険性がな
い。すなわち、循環ポンプ5は、長い時間、空気だけを
吸い込むことによる故障がない。よって、この飼育水槽
用フィルタ1は、飼育水槽11内の水面12Aの水位が
変動しても、大事故を引き起こさない。濾過器3が着脱
自在であるので、両スポンジ8,9の交換および変更も
容易である。
るので、水面12Aの水位の上下動に追随することがで
きる。すなわち、この飼育水槽用フィルタ1は、飼育水
槽11内の水位が下がると、フロート2の開口部2Aも
下がる。このため、開口部2Aの大きさに限定されるこ
となく、水面12Aの水位を調節することができる。ま
た、飼育水槽11内の水位の変動範囲を広げるため、開
口部2Aを拡大する必要がない。この結果、循環ポンプ
5の吸水力も大きくしなくて良い。また、大量の水を吸
水、すなわち、排水する必要がないので、水面12Aの
水位を一定の高さに保持するのに、大量の水を供給し直
さなくてよい。また、常時、循環ポンプ5は水を吸入す
るので、水面12Aの上方の空気を吸入する危険性がな
い。すなわち、循環ポンプ5は、長い時間、空気だけを
吸い込むことによる故障がない。よって、この飼育水槽
用フィルタ1は、飼育水槽11内の水面12Aの水位が
変動しても、大事故を引き起こさない。濾過器3が着脱
自在であるので、両スポンジ8,9の交換および変更も
容易である。
【0014】なお、フロート2のスリット状の開口部2
Aを封じ、フロート2の上面を水面12Aの直下に設け
るように、フロート2全体を水中に沈めてもよい。この
ときも、循環ポンプ5によって形成される水流は、水面
12Aからフロート2内に流入する。そして、この場合
は、スリット状の開口部2Aの幅に限定されることな
く、浮遊物13を除去するものである。
Aを封じ、フロート2の上面を水面12Aの直下に設け
るように、フロート2全体を水中に沈めてもよい。この
ときも、循環ポンプ5によって形成される水流は、水面
12Aからフロート2内に流入する。そして、この場合
は、スリット状の開口部2Aの幅に限定されることな
く、浮遊物13を除去するものである。
【0015】次に、図3に示す第2実施例の飼育水槽用
フィルタを説明する。この実施例の飼育水槽用フィルタ
は、水面12Aに、その上部が浮遊する筒状のフロート
2と、このフロート2に遊嵌された濾過器21と、この
濾過器21の下部に接続された配水管22と、この配水
管22に接続されるとともに、強制的に水を給排水する
循環ポンプ5と、この循環ポンプ5と飼育水槽11の側
壁の上部を連結する給水管23などで構成される。
フィルタを説明する。この実施例の飼育水槽用フィルタ
は、水面12Aに、その上部が浮遊する筒状のフロート
2と、このフロート2に遊嵌された濾過器21と、この
濾過器21の下部に接続された配水管22と、この配水
管22に接続されるとともに、強制的に水を給排水する
循環ポンプ5と、この循環ポンプ5と飼育水槽11の側
壁の上部を連結する給水管23などで構成される。
【0016】詳しく説明すると、フロート2には、濾過
器21が接続されているので、水および浮遊物13は濾
過器21内に流入する。この濾過器21は、底面を有す
る筒状のものである。この筒状の濾過器21内の上部お
よび下部には、板状の上スポンジ24および下スポンジ
25が設けられている。この上スポンジ24は、下スポ
ンジ25より粗目である。そして、流入した水および浮
遊物13は、濾過器21内を循環ポンプ5によって強制
的に降下する。このとき、浮遊物13は、上スポンジ2
4、下スポンジ25のため、第1実施例のときと同様
に、下降を阻止される。このとき、水は浄化され、下ス
ポンジ25の下方に流入する。
器21が接続されているので、水および浮遊物13は濾
過器21内に流入する。この濾過器21は、底面を有す
る筒状のものである。この筒状の濾過器21内の上部お
よび下部には、板状の上スポンジ24および下スポンジ
25が設けられている。この上スポンジ24は、下スポ
ンジ25より粗目である。そして、流入した水および浮
遊物13は、濾過器21内を循環ポンプ5によって強制
的に降下する。このとき、浮遊物13は、上スポンジ2
4、下スポンジ25のため、第1実施例のときと同様
に、下降を阻止される。このとき、水は浄化され、下ス
ポンジ25の下方に流入する。
【0017】この浄化された水は、濾過器21の下部に
接続された配水管22内を、循環ポンプ5によって、強
制的に流入する。この流入した浄化水は、飼育水槽11
の外に設けられた循環ポンプ5内を通過し、循環ポンプ
5によって、強制的に給水管23内を通過し、飼育水槽
11内の水12の上部に還流する。そして、この実施例
では、飼育水槽11の上面側の開口部(上面全体が開口
部である)に、この開口部を封じる金網等の蓋26を常
時設けることができる。この蓋26の上方に、飼育水槽
11内を照らす照明などを常時配設することもできる。
すなわち、浮遊物13の除去のため、これらの蓋26な
どを取り外す必要がない。その他の構成および作用は第
1実施例と同じである。
接続された配水管22内を、循環ポンプ5によって、強
制的に流入する。この流入した浄化水は、飼育水槽11
の外に設けられた循環ポンプ5内を通過し、循環ポンプ
5によって、強制的に給水管23内を通過し、飼育水槽
11内の水12の上部に還流する。そして、この実施例
では、飼育水槽11の上面側の開口部(上面全体が開口
部である)に、この開口部を封じる金網等の蓋26を常
時設けることができる。この蓋26の上方に、飼育水槽
11内を照らす照明などを常時配設することもできる。
すなわち、浮遊物13の除去のため、これらの蓋26な
どを取り外す必要がない。その他の構成および作用は第
1実施例と同じである。
【0018】また、その他の実施例として、フロートお
よび濾過器は、図4に示す4角筒形のものでも、図5に
示す楕円筒で偏平面があるものでも、図6に示す円筒タ
イプのものでもよい。図4のものは、飼育水槽の側壁の
取付場所の節約をすることができる。また、図5のもの
は、飼育水槽の側面への取付が容易である。図6のもの
は、製造が容易である。
よび濾過器は、図4に示す4角筒形のものでも、図5に
示す楕円筒で偏平面があるものでも、図6に示す円筒タ
イプのものでもよい。図4のものは、飼育水槽の側壁の
取付場所の節約をすることができる。また、図5のもの
は、飼育水槽の側面への取付が容易である。図6のもの
は、製造が容易である。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、飼育水槽内の水位の変
化に対応するとともに、水面の浮遊物を安全に除去する
ことができる。
化に対応するとともに、水面の浮遊物を安全に除去する
ことができる。
【図1】本発明の第1実施例に係る飼育水槽用フィルタ
を示すその縦断面図である。
を示すその縦断面図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る飼育水槽用フィルタ
を示すその平面図である。
を示すその平面図である。
【図3】本発明の第2実施例に係る飼育水槽用フィルタ
を示すその縦断面図である。
を示すその縦断面図である。
【図4】本発明のその他の実施例に係る飼育水槽用フィ
ルタを示すその平面図である。
ルタを示すその平面図である。
【図5】本発明のその他の実施例に係る飼育水槽用フィ
ルタを示すその平面図である。
ルタを示すその平面図である。
【図6】本発明のその他の実施例に係る飼育水槽用フィ
ルタを示すその平面図である。
ルタを示すその平面図である。
1 フィルタ 2 フロート 2A 開口部 3 浄化器 5 循環ポンプ(水流形成手段) 11 飼育水槽 12 水 13 浮遊物
Claims (1)
- 【請求項1】 飼育水槽内の水面に浮遊する浮遊物を除
去する飼育水槽用フィルタであって、 上記水面から下方へ流れる水流を形成する水流形成手段
と、 上記水流中に開口する開口部を有するとともに、上記水
面に浮遊するフロートと、 この開口部から流入する水を浄化する浄化器と、を備え
ることを特徴とする飼育水槽用フィルタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10363193A JPH06285310A (ja) | 1993-04-05 | 1993-04-05 | 飼育水槽用フィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10363193A JPH06285310A (ja) | 1993-04-05 | 1993-04-05 | 飼育水槽用フィルタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06285310A true JPH06285310A (ja) | 1994-10-11 |
Family
ID=14359123
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10363193A Pending JPH06285310A (ja) | 1993-04-05 | 1993-04-05 | 飼育水槽用フィルタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06285310A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7527729B2 (en) * | 2006-04-27 | 2009-05-05 | Tommy Chi-Kin Wong | Aquarium |
JP2016005448A (ja) * | 2014-03-17 | 2016-01-14 | 雅文 玉川 | 浮遊物除去取水装置 |
KR20190127353A (ko) * | 2018-05-04 | 2019-11-13 | 주식회사 위드드림 | 수족관용 여과장치 |
-
1993
- 1993-04-05 JP JP10363193A patent/JPH06285310A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7527729B2 (en) * | 2006-04-27 | 2009-05-05 | Tommy Chi-Kin Wong | Aquarium |
JP2016005448A (ja) * | 2014-03-17 | 2016-01-14 | 雅文 玉川 | 浮遊物除去取水装置 |
KR20190127353A (ko) * | 2018-05-04 | 2019-11-13 | 주식회사 위드드림 | 수족관용 여과장치 |
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