JP3178379U - 水槽浄化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】浴槽などの水槽に溜められた湯や水を取り込むための水流を確実に生じさせて、垢や髪の毛などの浮遊物を誘い込むことができるものとし、もって、浮遊物を含んだ湯や水の取り込みを高効率で行い、その結果として湯や水から浮遊物を確実に回収除去できるようにした水槽浄化装置を提供する。
【解決手段】上部に取水口15が形成された集水筒5と、集水筒5の下部に連結されたポンプ6と、ポンプ6の吐出口24に設けられる濾過部7と、集水筒5の外部で突出する支持アーム8と、支持アーム8の突出端を水槽内面に吸着させる吸盤9とを有し、ポンプ6には、集水筒5の下部で開口する連結口20に略全面的に対応させた吸い込み口23が設けられており、集水筒5の内部には、取水口15から流入した水をポンプ6の吸い込み口23へ向けて滝状に落下させる滝室21が形成されている。
【選択図】図1

Description

本考案は、浴槽の湯を浄化する場合などに好適に使用することができる水槽浄化装置に関するものである。
本明細書において「水槽」は、浴槽に限らず、観賞魚等の飼育槽、鉢、池などを含むものとする。
浴槽内の湯(水)に浮く垢や髪の毛などの浮遊物を回収除去して、湯を浄化する浄化装置として、湯に浮かべて用いるもの(例えば、特許文献1等参照:以下「浮き式浄化装置」と言う)や、吸盤などで浴槽に固定して用いるもの(例えば、特許文献2等参照:以下「固定式浄化装置」と言う)が知られている。
従来の浄化装置は、浮き式であるか固定式であるかの違いを除けば、いずれも上部に口を有した容器へ浴槽の湯を取り込み、濾過部材で浮遊物を回収除去し、濾過部材を通過後の湯を浴槽に戻す、といった具合に、基本的な構成は同じであった。また、濾過部材の下部(下流側)にポンプを配置してあり、このポンプを作動させることで容器内において湯を濾過部材へ通過させ、更に濾過部材から吸い出して浴槽へ戻す構成となっており、この構成も同じであった。
実開平5−49011号公報 特開昭63−72316号公報
従来の浮き式浄化装置は装置自体が水面上を浮遊するので、ポンプを作動させて容器内へ湯を取り込むような水流を折角、作ろうとしているのに(現実には、下記のようにこのような水流は起こらない)、この水流は、意図したのとは違って、装置自体の推進力として作用してしまう。そのため、垢や髪の毛等の浮遊物が容器の口へ近づく頃には装置が他所へ移動していることになり、結果として、浮遊物を回収除去する効果が極めて乏しいという、宿命とも言える欠点があった。
加えて、浮き式浄化装置のみならず固定式浄化装置でも、容器の口から湯を取り込むうえで必要とされる水流を起こし難い(又は起こせない)という、共通の問題を抱えている。それは、「濾過部材の下部にポンプを配置している」ことで濾過部材が管路抵抗となるのが原因となり、ポンプの吸引圧が、濾過部材を通り越した上部(上流側)まで十分に派生しないからである。
そこで従来の浮き式浄化装置や固定式浄化装置では、容器内に、一定水位の湯を常に溜めておく状況が必要になり、その実現のために、容器の口を水面より所定だけ下(喫水線より下)へ沈めておかなければならないものとなっている。すなわち、湯が絶えず、自然流入的に容器内へたっぷりと流れ込み、且つ濾過部材を満吸水状態にしてその上側に所定水位で溜まるのを待って、濾過部材に染み込んだ湯をポンプで吸引するというメカニズムである。
しかし、このように容器内に湯が溜まっている、又は満水になっていることで、容器内へ湯を取り込むような水流(水面に沿った層流)は殆ど起こらないので、結果として、浴槽内の水面に散在する浮遊物を容器周辺へ誘い込むことができず、浮遊物の回収除去効果も乏しいというものであった。
本考案は、上記事情に鑑みてなされたものであって、浴槽などの水槽に溜められた湯や水を取り込むための水流(水面に沿った層流)を確実に生じさせて、垢や髪の毛などの浮遊物を誘い込むことができるものとし、もって、浮遊物を含んだ湯や水の取り込みを高効率で行い、その結果として湯や水から浮遊物を確実に回収除去できる(高い浄化作用が得られる)ようにした水槽浄化装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本考案は次の手段を講じた。
即ち、本考案に係る水槽浄化装置は、上部に水槽内の水を取り込む取水口が形成された集水筒と、前記集水筒の下部に連結されたポンプと、前記ポンプから水槽へ水を吐き出すための吐出口に設けられる濾過部と、前記集水筒の外部で水槽内面へ向けて片持ち状に突出する支持アームと、前記支持アームの突出端を水槽内面に吸着させる吸盤と、を有し、前記ポンプには、前記集水筒の下部で開口する連結口に略全面的に対応させた吸い込み口が設けられており、前記集水筒の内部には、前記取水口から流入した水を前記ポンプの吸い込み口へ向けて滝状に落下させる滝室が形成されていることを特徴とする。
前記集水筒の上端部には上方へ向けて開放する上部開口が形成されており、前記上部開口には当該上部開口内を直線的に仕切る水切り縁部と前記集水筒の外周縁とで囲まれる領域を塞ぐ堰板が設けられており、前記上部開口のうち前記堰板で塞がれる領域以外によって前記取水口が形成されているものとするとよい。
前記支持アームには、前記集水筒の取水口を水槽内での喫水線に対して上下方向に位置調節可能にする高さ調節機構が設けられているものとするのが好適である。
前記濾過部の下部には、錘部が設けられているものとするのがよい。
前記ポンプの吸い込み口には、粗目フィルターのみが設けられているものとするのが好適である。
本考案に係る水槽浄化装置では、浴槽などの水槽に溜められた湯や水を取り込むための水流(水面に沿った層流)を確実に生じさせて、垢や髪の毛などの浮遊物を誘い込むことができるものであり、これにより浮遊物を含んだ湯や水の取り込みを高効率で行うことができ、その結果、湯や水から浮遊物を確実に回収除去できる(高い浄化作用が得られる)ものである。
本考案に係る水槽浄化装置を示した側断面図である。 本考案に係る水槽浄化装置を示した平面図である。 本考案に係る水槽浄化装置を傾けて使用した状態を説明する要部側断面を示した参考図である。
以下、本考案の実施の形態を、図面に基づき説明する。
図1及び図2は、本考案に係る水槽浄化装置1を示している。この水槽浄化装置1は、浴槽などの水槽2に対してその槽内部で水中に沈めた状態にして使用するもので、集水筒5と、ポンプ6と、濾過部7とを有している。また、集水筒5にはその外部で片持ち状に突出する支持アーム8が設けられ、この支持アーム8の突端部に吸盤9が設けられており、この吸盤9によって水槽2の内面へ固定できるようにしてある。
なお、集水筒5が最も上位に配置され、この集水筒5の下部にポンプ6が設けられ、このポンプ6の更に下部に濾過部7が設けられるようになっている。そして、この濾過部7には錘部10が設けられており、この錘部10によって装置全体の姿勢の安定性が高められるようになっている。
集水筒5は、円筒形又は角筒形に形成されたものであって、この集水筒5の上端部には上方へ向けて開放する上部開口5Aが形成され、集水筒5の下端部には下方へ向けて開放する下部開口(後述する連結口20)が形成されて、上下に貫通したものとなっている。上部開口5Aと下部開口(連結口20)とは同じ開口大きさとしてもよいが、本実施形態では、後述するポンプ6との嵌め合いを良好にするために、上部開口5Aよりも下部開口(連結口20)の方が僅かに大きくなるようにして、集水筒5自体がテーパを有しているものとした。
集水筒5の上部開口5Aには堰板11が設けられている。この堰板11は、上部開口5Aのうち、この上部開口5A内を直線的に仕切る水切り縁部11aと、集水筒5の外周縁とで囲まれる領域を塞ぐようになっている。本実施形態では集水筒5を円筒形としたので
堰板11で塞ぐ領域は半円形を呈している。
そのため、集水筒5における上部開口5Aのうち、堰板11で塞がれる領域以外によって、水槽2内の水を集水筒5内へ取り込むための取水口15が形成されている。なお、水切り縁部11aは、上部開口5Aの中心を通る位置(直径位置)とするのが好適であるが、特に限定されるものではない。
堰板11は、上部開口5Aの中心を介して支持アーム8と堰板11とが相対逆の位置関係となるような配置にする。この配置とすれば、支持アーム8に設ける後述の高さ調節機構33で集水筒5の傾きを調節したときに、堰板11の水切り縁部11aを水槽2内の水面に対して水平なまま上下動させることができる。これにより、図3に示すように、水面に近い表層の水を優先的に取水口15へ導くことができ、結果として、水面に浮いた垢や髪の毛などの浮遊物を効率良く集水筒5内へ集めることができる。
加えて、水面に対する水切り縁部11aの高さ調節が簡単且つ正確に行える利点もある。また、水切り縁部11aの全長を、常に水の流路として使用できる(水面に対して水切り縁部11aが斜めになることがない)ので、流れ込む水の水量調節も容易且つ正確に行えるという利点がある。
堰板11の水切り縁11aには、下方(集水筒5内)へ向けて屈曲状に突出するリブ16が設けられている。このリブ16は、堰板11の補強作用を奏するので堰板11を薄い素材により形成できるという利点に繋がる。のみならず、このリブ16は、堰板11の上部を経て取水口15内へ水が流れ落ちる際に、この水の流れを円滑に誘導し、更には一旦、集水筒5内へ流れ込んだ水が集水室5から外部へ逆流(跳ね出しや溢れ等を含む)するのを阻止する作用をも奏する。
リブ16が堰板11から突出する長さは特に限定されるものではないが、10〜30mm程度とするのが好適であり、更に言えば20mmとするのが一層よい。
本実施形態では、集水筒5の上部開口5Aにカラー12が内嵌め状態で固着されたものとしてある。このカラー12には、上部開口5Aの開口周縁のうち、取水口15に対応する領域(堰板11で塞がれた領域以外)で上方へ突出するような防水壁13が設けられている。すなわち、取水口15に対して水槽2内の水は、堰板11の上部を経たものだけ(更に言えば堰板11によって整流された水だけ)が流れ込むようになっている。
集水筒5の下部開口は、ポンプ6を嵌め込むための連結口20としてある。前記したように、集水筒5は上部開口5Aよりも下部開口(連結口20)の方が微妙に大きくなるテーパを有しているので、連結口20に対するポンプ6の収まりはガタツキの無い、確実で安定した嵌め合いが得られるものとなっている。
集水筒5は、上部の取水口15から、下部の連結口20に嵌め込まれるポンプ6までの高低差が所定以上(例えば、50mm程度)、確保されるように高さ方向の寸法が設定されており、このような高さ寸法を有する集水筒5の筒内部に、滝室21が形成されたものとなっている。この滝室21では、取水口15から流入した水がポンプ6に向けて、落差(即ち、50mm程度)を利用して滝状に落下するようになる。
ポンプ6は、上方へ向けて吸い込み口23を有し、下方へ向けて吐出口24を有しており、吸い込み口23で吸い込んだ水を吐出口24から吐出できるようになっている。吸い込み口23は、集水筒5の下部で開口する連結口20に略全面的に対応させて設けられている。すなわち、吸い込み口23は、集水筒5の滝室21に対して、その室内全域に対応して給水を可能にしたものである。
このポンプ6は外部電源(図示略)により、直流10V程度の給電を受けて作動するようになっている。
なお、本実施形態では、このポンプ6の吸い込み口23に対し、集水筒5内(滝室21内)に対する唯一の介在物として、粗目フィルター25を被せるようにしてある。この粗目フィルター25は、樹脂、金属、ガラス等の繊維材を絡めて盤状に形成したもので、通水を邪魔するほどの管路抵抗は生起させない密集性とされている。そのため、高通水性が確保されながらも、水中に含まれる髪の毛や虫などの大きな浮遊物や不純物は回収できるものとなっている。
ポンプ6の吸い込みに対する管路抵抗を可及的に小さく抑えるために、集水筒5の滝室21内(ポンプ6の吸い込み口23)には、粗目フィルター25以外に何も装填しないのが好適となっている。
濾過部7は、ポンプ6の吐出口24から送り出される水から、垢や皮脂などを回収除去するためのものである。そのため、前記した粗目フィルター25よりも目が細かいフィルター(細い繊維材を高密度で圧縮したものなど)や、スポンジのように連通気孔を内在した通水素材などで形成された濾過部材27を有している。
本実施形態では、濾過部材27とは別に、活性炭などの吸着材28をも有したものとしてある。吸着材28を通すことで、水中から臭い成分などの除去や除菌が行え、好適である。なお、図例ではポンプ6の吐出口24から送り出される水が、まず吸着材28を通過し、次に濾過部材27を通過して、その後、水槽2へ戻されるようにしている。しかし反対に、ポンプ6の吐出口24から送水される水が、まず濾過部材27を通過し、次に吸着材28を通過して、その後、水槽2へ戻されるようにしてもよい。
濾過部7の下部に設けられた錘部10は、例えば、砂利などをケース内に封入したものを利用している。砂利に代えて、金属などを詰めるようにしてもよいことは言うまでもない。
集水筒5の外部に突出して設けられている支持アーム8は、図2に示すように、Y字状に二股に開いた取付枠8aを集水筒5の外周面に当接させ、取付枠8aの股間部分をゴムバンド30などで締め付けるようにすることで、集水筒5へ固定してある。当然に、このような固定構造は一例であって、集水筒5と支持アーム8とをネジ止めや接着で固定してもよいし、これら両者を一体形成してもよい。
支持アーム8には高さ調節機構33が設けられている。この高さ調節機構33は、集水筒5の取水口15を、水槽2内での水面位置(喫水線)に対して上下方向に位置調節可能にするためのものである。
本実施形態では、支持アーム8の突出端に対し、吸盤9の尾部突出片35へ向けて屈曲状に関節筒36を一体的に設け、この関節筒36の筒内と吸盤9の尾部突出片35とをボルト37で串刺し状に貫通させ、このボルト37にナット38を螺合する連結構造を採用した。すなわち、ボルト37とナット38との螺合度合いを緩めれば、吸盤9に対する支持アーム8の接続角度を変更調節できるので、これに基づいて集水筒5における取水口15の高さ調節を行えばよい。
なお、高さ調節機構33は、支持アーム8における突出方向の中途部又は集水筒5寄りに設けるようにしてもよい。
吸盤9については、その材質や形状、大きさなど何ら限定されるものではない。本実施形態では、硬質材で形成された吸盤カバー40内に吸盤9が収容され、カム端41を備えた操作レバー42の揺動操作で吸盤カバー40内の吸盤9を押し引きできる構造を採用してある。
この構造は、吸盤9を水槽2の内面に当接させた状態とし、操作レバー42を揺動操作すると、吸盤9が一旦、水槽2の内面へ押し付けられて吸盤9内の空気が追い出され、更に操作レバー42の揺動を続けることで今度は吸盤9の中心部を水槽2の内面から引き離すようにして、真空状態にし、吸着力が高められるというものである。また、この構造を採用することで、水槽2の内面に対する水槽浄化装置1の着脱や、水槽浄化装置1の取付位置変更などがいとも簡単に、且つ迅速に行うことができるという利点がある。
以上詳説したところから明らかなように、本考案に係る水槽浄化装置1では、集水筒5において堰板11に隣接する取水口15が水槽2の水面(喫水線)よりも僅かに(2〜3mm程度)低くなるように調節しつつ、水槽2へ取り付けた状態で、ポンプ6を作動させる。
水槽2の水面に対し、取水口15をどの程度の高さに配置するかは、集水筒5内へ水槽2内から大量の水が一気に流れ込まない程度、更に言えば、集水筒5内に水が溜まったり、まして集水筒5内が直ちに満水になったりしないようにすることを目安とする。
当然に、集水筒5内に流れ込む水の量が少なすぎるのもよくない。そこで具体的には次
のような現象を参考にすればよい。すなわち、集水筒5内へ流れ込んだ水がポンプ6の作動で濾過部7から水槽2内へ吐き出されるとき、この水に空気が噛んでいると、この空気が気泡となって水槽2内の水面で破裂し、集水筒5の周囲の水面に揺れを発生させてしまう。水面が揺れると、水面の浮遊物も散逸してしまうおそれがある。そこで、このような気泡の破裂が起こらない(ゴボゴボ音が気に障らない程度に小さいか又は発生しない)状況が得られる程度に、集水筒5内へ水が流れ込む状況を調整する。
水槽2の水面に対し、集水筒5の取水口15を上記の高さに関連付けて調節しつつ、この水槽浄化装置1を水槽2へ取り付ける操作は、水槽2に対する吸盤9の配置と、支持アーム8の取付枠8a及びゴムバンド30に対する集水筒5の上下スライド調節とによって行い、更に微調節が必要な場合には、高さ調節機構33の操作によって集水筒5の傾き角調節を行えばよい。
そうすると、水槽2内の水が集水筒5の取水口15を乗り越えて、集水筒5の滝室21内に流れ込もうとする。この水の流れ込みは、滝室21が有する落差により滝状に流れ落ちる流れとなる。そのため、ポンプ6の作動により集水筒5の外周部では、水槽2内の水が集水筒5(取水口15)を中心に誘い込まれるようになって、水槽2内の水面に散在する浮遊物が集水筒5内へ確実に集まるような勢いのある水流(水面に沿った層流)が起こる。
集水筒5の滝室21内では、その略全領域に対応させるようにしてポンプ6の吸い込み口23が設けられているので、滝室21へ流れ込んだ水は直ちにポンプ6によって吸引され、吐出口24から濾過部7へと送り出されるようになる。
このようにして、水中の垢や髪の毛などの浮遊物を確実に回収除去できる(高い浄化作用が得られる)ものである。
ところで、本考案は、前記実施形態に限定されるものではなく、実施の形態に応じて適宜変更可能である。
例えば、集水筒5において、上部開口5Aを上方開放させたうえでその開放領域の一部を堰板11で塞ぎ、それ以外の領域に取水口15を形成させることは限定されるものではない。その他の実施形態としては、集水筒5の上部寄りとなる周壁に筒内外を連通させる開口を1箇所又は複数箇所に形成して、これらの周壁開口を取水口15とすることが可能となる。
なお、この場合も、取水口15の下縁部から集水筒5の内方へ向けて板状に張り出す部材(集水筒5内を全閉しない張出量とする)を設けておき、この板材によって、堰板11としての作用を生起させるようにすればよい。
支持アーム8は、集水筒5から複数本突出するものとして設けてもよい。
高さ調節機構33において、ボルト37を蝶ボルト等としたり、ナット38を蝶ナット等としたりすることで、工具を使わないでも当該高さ調節機構33の操作を行えるようにしてもよい。
集水筒5において、カラー12は省略してもよいし、集水室5と一体成形してもよい。
粗目フィルター25は省略してもよい。また粗目フィルター25は目皿などに置換してもよい。
1 水槽浄化装置
2 水槽
5 集水筒
5A 上部開口
6 ポンプ
7 濾過部
8 支持アーム
8a 取付枠
9 吸盤
10 錘部
11 堰板
11a 水切り縁部
12 カラー
13 防水壁
15 取水口
16 リブ
20 連結口
21 滝室
23 吸い込み口
24 吐出口
25 粗目フィルター
27 濾過部材
28 吸着材
30 ゴムバンド
33 高さ調節機構
35 尾部突出片
36 関節筒
37 ボルト
38 ナット
40 吸盤カバー
41 カム端
42 操作レバー

Claims (5)

  1. 上部に水槽内の水を取り込む取水口が形成された集水筒と、
    前記集水筒の下部に連結されたポンプと、
    前記ポンプから水槽へ水を吐き出すための吐出口に設けられる濾過部と、
    前記集水筒の外部で水槽内面へ向けて片持ち状に突出する支持アームと、
    前記支持アームの突出端を水槽内面に吸着させる吸盤と、を有し、
    前記ポンプには、前記集水筒の下部で開口する連結口に略全面的に対応させた吸い込み口が設けられており、
    前記集水筒の内部には、前記取水口から流入した水を前記ポンプの吸い込み口へ向けて滝状に落下させる滝室が形成されている
    ことを特徴とする水槽浄化装置。
  2. 前記集水筒の上端部には上方へ向けて開放する上部開口が形成されており、
    前記上部開口には当該上部開口内を直線的に仕切る水切り縁部と前記集水筒の外周縁とで囲まれる領域を塞ぐ堰板が設けられており、
    前記上部開口のうち前記堰板で塞がれる領域以外によって前記取水口が形成されていることを特徴とする請求項1記載の水槽浄化装置。
  3. 前記支持アームには前記集水筒の取水口を水槽内での喫水線に対して上下方向に位置調節可能にする高さ調節機構が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の水槽浄化装置。
  4. 前記濾過部の下部には錘部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の水槽浄化装置。
  5. 前記ポンプの吸い込み口には、粗目フィルターのみが設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の水槽浄化装置。
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