JPH1118001A - 地図情報連動カメラの制御システム - Google Patents

地図情報連動カメラの制御システム

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JPH1118001A
JPH1118001A JP9167759A JP16775997A JPH1118001A JP H1118001 A JPH1118001 A JP H1118001A JP 9167759 A JP9167759 A JP 9167759A JP 16775997 A JP16775997 A JP 16775997A JP H1118001 A JPH1118001 A JP H1118001A
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博昭 新井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所望の被写領域をディスプレイ上に表示され
ている地図上で毎回指示することなく、前記被写領域に
簡単にカメラを向けることができる地図情報連動カメラ
の制御システムを提供する。 【解決手段】 監視カメラ1と、それを保持する雲台2
と、ズーム,フォーカス,及び姿勢からなる制御パラメ
ータを変更するカメラ制御手段3と、監視カメラ1の設
置位置,地図情報,及び地図情報に対応付けた座標値,
制御パラメータを記憶するHDD7と、監視カメラ1の
撮影画像,制御パラメータ,及び地図情報に対応した被
写領域の範囲を生成する画像生成段11と、生成された
画像を表示するディスプレイ1と、制御パラメータを入
力するマウス8及びキーボード9と、入力/記憶情報に
基づいて前記カメラ制御手段3に制御信号を与えるCP
U4とを備えている構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ雲台(以
下、単に雲台という)に設置されたカメラのズーム,フ
ォーカス,及び姿勢を遠隔操作にて制御するカメラの制
御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】遠隔操作型の監視カメラの制御システム
では、監視カメラは雲台上にてチルト及びパンの調整自
在に支持されており、サーボモータ及びギヤを組み合わ
せてなるカメラ制御手段により雲台の姿勢を変更するこ
とで監視カメラの姿勢(チルト及びパン)を調整し、ま
た、監視カメラに設けられたズーム及びフォーカスを調
整するサーボモータへ通電することで監視カメラのズー
ム及びフォーカスを調整するようになっており、このカ
メラ制御手段に公衆回線等の回線を介してパーソナルコ
ンピュータを接続し、このパーソナルコンピュータに表
示される監視カメラの撮影画像を見ながら、パーソナル
コンピュータに接続されたマウス,ジョイスティック等
の入力手段により、カメラ制御手段を動作させてチルト
及びパンの雲台の制御パラメータと、監視カメラを動作
させてズーム及びフォーカスの監視カメラの制御パラメ
ータとを変更/調整する構成としてあり、このようなカ
メラの制御システムは、交通情報,イベント情報,自然
観察,スポーツ中継等の分野において利用の要望が強ま
ってきている。
【0003】従来は、監視カメラにより撮影されている
映像をディスプレイに表示させ、これを見ながら入力手
段により制御パラメータを変更/調整していたが、監視
カメラをどの方向へ、また、どれだけ動作させれば所望
の映像を得られるのかを判断することができるようにな
るまでには熟練を要するため、特開平4−68893号
公報,特開平4−169913号公報,特開平6−28
4330号公報,及び特開平8−96264号公報で
は、監視カメラの設置位置及び高さ等の監視カメラの位
置情報と、撮影可能な範囲の地図情報とを重畳してディ
スプレイに表示し、表示された地図情報を入力手段で指
示することによって所望の映像が得られるようになって
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の如き
制御システムにおいて被写領域に監視カメラを向けるに
は、所望の被写領域をディスプレイに表示されている地
図上で毎回指示することが必要であり、この指示作業が
非常に煩雑であった。
【0005】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、被写領域に関する情報を保存しておくことによ
り、前記地図上で指示することなく、前記被写領域に容
易に監視カメラ向けることができる地図情報連動カメラ
の制御システムを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る地図情報
連動カメラの制御システムは、ズーム及びフォーカスの
調整可能なカメラと、該カメラの姿勢を変更可能に保持
する雲台と、前記カメラのズーム,フォーカス,及び姿
勢を変更するカメラ制御手段と、前記カメラの設置位
置,地図情報,及び該地図情報に対応付けた座標値並び
に前記カメラのズーム,フォーカス,及び姿勢に関する
情報を記憶する記憶手段と、前記カメラから与えられる
画像情報並びに前記カメラのズーム,フォーカス,及び
姿勢に関連する情報を生成するとともに、前記カメラの
被写領域の範囲を前記地図情報と合成する画像生成/合
成手段と、該画像生成/合成手段により生成/合成され
た画像を表示する画像表示手段と、前記カメラのズー
ム,フォーカス,及び姿勢に関する情報を入力する入力
手段と、入力された情報又は前記記憶手段に記憶された
情報に基づいて前記カメラ制御手段に制御信号を与える
制御信号発生手段とを備えていることを特徴とする。
【0007】第2発明に係る地図情報連動カメラの制御
システムは、ズーム及びフォーカスの調整可能なカメラ
と、該カメラの姿勢を変更可能に保持する雲台と、前記
カメラのズーム,フォーカス,及び姿勢を変更するカメ
ラ制御手段と、前記カメラの設置位置,地図情報,及び
該地図情報に対応付けた座標値並びに前記カメラの被写
領域の座標値を前記記憶手段に記憶する記憶手段と、前
記カメラから与えられる画像情報並びに前記カメラのズ
ーム,フォーカス,及び姿勢に関連する情報を生成する
とともに、前記カメラの被写領域の範囲を前記地図情報
と合成する画像生成/合成手段と、該画像生成/合成手
段により生成/合成された画像を表示する画像表示手段
と、前記被写領域に関する情報を入力する入力手段と、
入力された情報に基づいて前記被写領域の座標値を演算
し、演算した前記被写領域の座標値及び前記記憶手段に
記憶されている前記カメラの設置位置に基づいて前記カ
メラのズーム,フォーカス,及び姿勢を演算し、演算結
果又は前記記憶手段に記憶した被写領域の座標値に基づ
いて前記カメラ制御手段に制御信号を与える制御信号発
生手段とを備えていることを特徴とする。
【0008】第3発明に係る地図情報連動カメラの制御
システムは、第1又は第2発明の地図情報連動カメラの
制御システムにおいて、座標値を入力する入力手段を更
に備え、入力された座標値に応じた範囲に該当する被写
領域に関する情報を記憶手段の記憶情報の中から検索す
ることを特徴とする。
【0009】第4発明に係る地図情報連動カメラの制御
システムは、第1乃至第3発明の何れかの地図情報連動
カメラの制御システムにおいて、制御信号発生手段は、
記憶手段に記憶すべき各情報に撮影時間を対応付け、こ
れを複数組み合わせて前記記憶手段に記憶させ、記憶さ
せた情報に基づいてカメラ制御手段により前記カメラの
ズーム,フォーカス,及び姿勢を制御することを特徴と
する。
【0010】第5発明に係る地図情報連動カメラの制御
システムは、第1乃至第4発明の何れかの地図情報連動
カメラの制御システムにおいて、制御信号発生手段は、
記憶手段に記憶すべき各情報に撮影時間を対応付けて前
記記憶手段に記憶させるとともに、前記記憶手段に記憶
された情報に基づく制御信号の発生処理の順序及び回数
を示す処理命令を前記制御手段に記憶させ、前記処理命
令に応じた順序及び回数に基づいて前記カメラのズー
ム,フォーカス,及び姿勢を制御する制御信号を前記カ
メラ制御手段に与えることを特徴とする。
【0011】第6発明に係る地図情報連動カメラの制御
システムは、第1乃至第5発明の何れかの地図情報連動
カメラの制御システムにおいて、制御信号発生手段は、
記憶手段に記憶されている複数の被写領域内の所定位置
及びカメラを結ぶ直線と、前記カメラを中心とする所定
の大きさの円筒の側面又はその一部との交点を演算し、
前記側面上での前記交点間の距離が最短となるように撮
影の順序を決定することを特徴とする。
【0012】第7発明に係る地図情報連動カメラの制御
システムは、第1乃至第6発明の何れかの地図情報連動
カメラの制御システムにおいて、制御信号発生手段は、
記憶手段に記憶すべき各情報に撮影開始時刻を対応付
け、これを複数組み合わせ、日付を対応付けて記憶手段
に記憶させ、前記撮影開始時刻の到来により、前記記憶
手段の記憶情報に基づいてカメラ制御手段により前記カ
メラのズーム,フォーカス,及び姿勢を制御することを
特徴とする。
【0013】第8発明に係る地図情報連動カメラの制御
システムは、第1乃至第7発明の何れかの地図情報連動
カメラの制御システムにおいて、制御信号発生手段は、
記憶手段に記憶すべき各情報に撮影開始時刻を対応付
け、これを複数組み合わせ、日付を対応付けて記憶手段
に記憶させ、前記日付に応じた曜日及び前記撮影開始時
刻の到来により、前記記憶手段の記憶情報に基づいてカ
メラ制御手段により前記カメラのズーム,フォーカス,
及び姿勢を制御することを特徴とする。
【0014】第9発明に係る地図情報連動カメラの制御
システムは、第1乃至第8発明の何れかの地図情報連動
カメラの制御システムにおいて、制御信号発生手段は、
記憶手段に記憶すべき各情報に対応付けてカメラによる
撮影画像,被写領域名,及び撮影日時を記憶手段に記憶
させ、前記被写領域名及び前記撮影日時の指定により該
当する撮影画像を検索することを特徴とする。
【0015】第10発明に係る地図情報連動カメラの制
御システムは、第1乃至第9発明の何れかの地図情報連
動カメラの制御システムにおいて、制御信号発生手段
は、記憶手段に記憶すべき各情報に対応付けてカメラに
よる撮影画像,地図領域名,及び撮影日時を記憶手段に
記憶させ、前記地図領域名及び前記撮影日時の指定によ
り該当する撮影画像を検索することを特徴とする。
【0016】第11発明に係る地図情報連動カメラの制
御システムは、第1乃至第10発明の何れかの地図情報
連動カメラの制御システムにおいて、制御信号発生手段
は、所定の被写領域に関する撮影画像の履歴を記憶手段
に記憶させておき、過去の撮影画像との画像処理比較を
行ない、比較結果が所定の閾値を越える場合に警告の報
知又は比較結果に関するログを前記記憶手段に記憶する
ことを特徴とする。
【0017】第1発明に係る地図情報連動カメラの制御
システムによれば、前記入力手段から入力された前記カ
メラのズーム,フォーカス,及び姿勢に関する情報を前
記記憶手段に記憶させておき、記憶させた情報を前記制
御信号発生手段が取り込み、取り込んだ情報に基づいて
前記カメラ制御手段に制御信号を与えることにより、前
記カメラ制御手段が動作して前記雲台により保持されて
いる前記カメラのズーム,フォーカス,及び姿勢を変更
する構成としたので、予め記憶されている前記カメラの
ズーム,フォーカス,及び姿勢に関する情報を呼び出し
て前記カメラ制御手段を動作させることにより、所定の
被写領域に前記カメラを向けることが非常に簡易であ
る。
【0018】第2発明に係る地図情報連動カメラの制御
システムによれば、前記入力手段から入力された前記被
写領域に関する情報を前記記憶手段に記憶させておき、
記憶させた情報を前記制御信号発生手段が取り込み、取
り込んだ情報に基づいて前記被写領域に応じた座標値を
演算し、前記カメラの設置位置の座標値及び演算した前
記被写領域の座標値から前記カメラのズーム,フォーカ
ス,及び姿勢を演算し、この演算結果に基づいて前記カ
メラ制御手段に制御信号を与えることにより、前記カメ
ラ制御手段が動作して前記雲台により保持されている前
記カメラのズーム,フォーカス,及び姿勢を変更する構
成としたので、予め前記被写領域に関する情報を記憶し
ておき、これを呼び出すことにより、前記カメラのズー
ム,フォーカス,及び姿勢を自動的に演算して所定の被
写領域に前記カメラを向けることができる。
【0019】第3発明に係る地図情報連動カメラの制御
システムによれば、第1又は第2発明の地図情報連動カ
メラの制御システムにおいて、前記入力手段から入力さ
れる地図上の座標値で検索範囲を指定することにより、
この検索範囲に該当する被写領域に関する情報を前記記
憶手段に記憶された情報から呼び出す構成としたので、
多数の被写領域に関する情報から所望の情報を簡単に呼
び出すことができる。
【0020】第4発明に係る地図情報連動カメラの制御
システムによれば、第1乃至3発明の何れかの地図情報
連動カメラの制御システムにおいて、前記記憶手段に記
憶すべき各情報に撮影時間を対応付け、これを複数組み
合わせて記憶させ、記憶させた情報に基づいてカメラ制
御手段を制御する構成としたので、一連の被写領域に順
番にカメラを向けて自動的に所定時間の撮影を行なうこ
とができる。
【0021】第5発明に係る地図情報連動カメラの制御
システムによれば、第1乃至4発明の何れかの地図情報
連動カメラの制御システムにおいて、前記記憶手段に記
憶すべき各情報に撮影時間を対応付けて前記記憶手段に
記憶させるとともに、各情報を処理する順序及び回数を
指定する処理命令を前記記憶手段に記憶させる構成とし
たので、前記処理命令を呼び出すことにより、同一の被
写領域に関する情報を複数記憶させる必要がなく同一被
写領域の繰り返し撮影を行なうことができ、また、前記
情報の記憶された順序に関わらずに所望の撮影順序を指
定することができる。
【0022】第6発明に係る地図情報連動カメラの制御
システムによれば、第1乃至5発明の何れかの地図情報
連動カメラの制御システムにおいて、各被写領域内の所
定箇所及びカメラを結ぶ直線と、カメラを中心とする円
筒の側面との交点を演算し、この側面上での交点間の距
離が最短となるように撮影の順序を決定する構成とした
ので、カメラのズーム,フォーカス,及び姿勢の動作量
を最小にすることができ、また、一連の被写領域の撮影
時間を短縮することができる。
【0023】図37は、第6発明に係る地図情報連動カ
メラの制御システムを説明する説明図である。図におい
て、1は、雲台2によりチルト及びパンの方向への回動
自在に支持された監視カメラであり、さらに、雲台2の
下方に設けられ、サーボモータ及びギヤを組み合わせて
なるカメラ制御手段3により、監視カメラ1のチルト及
びパンが変更される。
【0024】カメラ制御手段3は、コンピュータの中央
演算装置(CPU)4に繋げられており、CPU4から
与えられる制御信号に基づいて、監視カメラ1のチルト
及びパンを変更する。
【0025】CPU4には、読み書き可能なハードディ
スク装置(HDD)4が繋げられており、HDD4は、
監視カメラ1の設置位置に対応する3次元座標値を予め
記憶しているとともに、a,b,c,…,gの順番にて
被写領域の位置情報と、監視カメラ1を中心とする任意
の大きさの円筒の一部からなる参照面RPに対応する数
式とが予め記憶されている。
【0026】図38は、第6発明に係る撮影順序の決定
に伴うCPU4の動作内容を示すフローチャートであ
る。まず、予めHDD7に記憶されているn個の被写領
域の位置情報を取り込み、これらの位置情報から被写領
域の中央位置(被写点)a〜gの3次元座標値を演算す
る(ステップ1)。次いで、演算された各被写点a〜g
の3次元座標値と、予めHDD7に記憶されている監視
カメラ1の設置位置の3次元座標値とから、監視カメラ
1及び各被写点a〜gを結ぶ直線式を演算し(ステップ
2)、参照面RPの数式及びステップ2で演算された直
線式から、各被写点及び参照面RPの交点XP1 〜XP
nを演算する(ステップ3)。
【0027】次いで、カウンタiの初期値を1とし(ス
テップ4)、カメラ制御手段3が監視カメラ1のパンを
動作可能な角度範囲の中で最も左方に位置する点を交点
XP 1 〜XPnの中から選択し、これをPiとする(ス
テップ5)。そして、交点XPiをこの撮影順序の決定
処理から除外し(ステップ6)、カウンタiに1を加え
(ステップ7)、カウンタiが被写点の個数nと等しく
なるまでステップ4からの動作を繰り返す(ステップ
8)。
【0028】以上の如き構成としているので、監視カメ
ラ1をPiにi=1,2,3,…の順番で向けるように
カメラ制御手段3を動作させることで監視カメラ1の動
作量を最小にすることができ、図37における撮影順序
は、a,b,c,e,d,f,gと並べ替えられる。
【0029】以上の構成において、パンの動作範囲の左
端に近い被写点から右方へと監視カメラ1を動作させる
構成としたが、これに限らず、右端から左方へと動作さ
せる構成とすることもできる。また、パンの動作範囲が
全周に及ぶ場合は、任意のパン位置を参照面RPの左端
又は右端とすることができる。
【0030】第7発明に係る地図情報連動カメラの制御
システムによれば、第1乃至6発明の何れかの地図情報
連動カメラの制御システムにおいて、各被写領域に関す
る情報に撮影開始時刻を対応付け、さらに、これらを複
数組み合わせたものに撮影を実行する日付を対応付けて
記憶させ、記憶させた情報に基づいてカメラ制御手段を
制御する構成としたので、日毎の撮影スケジュールを設
定することができ、また、記憶されている一連の被写領
域の撮影を順番に行なうことができる。
【0031】第8発明に係る地図情報連動カメラの制御
システムによれば、第1乃至7発明の何れかの地図情報
連動カメラの制御システムにおいて、各被写領域に関す
る情報に撮影開始時刻を対応付け、さらに、これらを複
数組み合わせたものに撮影を実行する日付を対応付けて
記憶させ、前記日付に応じた曜日に、記憶させた情報に
基づいてカメラ制御手段を制御する構成としたので、所
定の曜日に実行させる撮影スケジュールを設定すること
ができる。
【0032】第9発明に係る地図情報連動カメラの制御
システムによれば、第1乃至8発明の何れかの地図情報
連動カメラの制御システムにおいて、カメラによる撮影
画像,被写領域名,及び撮影日時を被写領域に関する情
報に対応付けて記憶させ、被写領域名及び撮影日時を検
索条件として該当する撮影画像を検索する構成としたの
で、所望の被写領域に関する情報を容易に呼び出して撮
影を実行することができる。
【0033】第10発明に係る地図情報連動カメラの制
御システムによれば、第1乃至9発明の何れかの地図情
報連動カメラの制御システムにおいて、カメラによる撮
影画像,地図領域名,及び撮影日時を被写領域に関する
情報に対応付けて記憶させ、地図領域名及び撮影日時を
検索条件として該当する撮影画像を検索する構成とした
ので、所望の被写領域に関する情報を容易に呼び出して
撮影を実行することができる。
【0034】第11発明に係る地図情報連動カメラの制
御システムによれば、第1乃至10発明の何れかの地図
情報連動カメラの制御システムにおいて、所定の被写領
域の撮影画像の履歴を記憶しておき、現在の撮影画像と
ともに画像処理を行なった後で比較し、撮影画像内の経
時変化が所定の閾値を越える場合に「異常」と判断し、
表示手段に警告を表示させるか、又は記憶手段に比較結
果のログを記憶する構成としたので、火災,交通渋滞等
の異常を自動的に発見することができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下本発明をその実施の形態を示
す図面に基づいて詳述する。 実施の形態1.図1は、本発明の実施の形態1である地
図情報連動カメラの制御システムの構成を示すブロック
図である。図において、1は、ズーム及びフォーカスの
調整が可能な監視カメラであり、雲台2上にてチルト及
びパンの方向への回動自在に支持されている。雲台2
は、その下方に設けられたサーボモータ及びギヤを組み
合わせてなるカメラ制御手段3によりチルト及びパンを
変更されるようになっている。
【0036】カメラ制御手段3は、パーソナルコンピュ
ータの中央演算装置(CPU)4から与えられる制御信
号に基づいて、雲台2を駆動して監視カメラ1のチルト
及びパンを変更するとともに、監視カメラ1に内蔵され
たズーム及びフォーカスを変更する図示しないサーボモ
ータへの通電により、監視カメラ1に所望の被写領域を
撮影させる。また、カメラ制御手段3は、内蔵されたセ
ンサにより上述の如きチルト,パン,ズーム,及びフォ
ーカスの制御パラメータを検出し、検出結果をCPU4
に与えている。
【0037】監視カメラ1は、撮影した撮影画像を画像
変換部5に与えており、画像変換部5は、監視カメラ1
から与えられた撮影画像を量子化し、変換した撮影画像
をCPU4に与えている。
【0038】カメラ制御手段3に制御信号を与え、遠隔
制御するCPU4には、地図の読み取り可能なスキャナ
6と、読み書き可能な記憶手段たるハードディスク装置
(HDD)7と、入力手段たるマウス8及びキーボード
9と、マイクロプロセッサからなる画像生成部11を介
して設けられたCRT等のディスプレイ10とが接続さ
れている。
【0039】HDD7には、監視カメラ1の設置位置
と、これに対応付けた緯度,経度,及び海抜高度を各座
標軸とする3次元座標情報と、監視カメラ1で撮影可能
な範囲に存在する市町村名(以下、単に町名という)
と、「火山」,「駅」等のキーワードとが予め記憶され
ている。
【0040】2箇所のマークが所定位置に描かれた地図
をスキャナ6で取り込み、取り込まれた地図画像はCP
U4に与えられる。与えられた地図画像の前記マークか
らCPU4は、公知の方法(例えば、特開平6−284
330号公報等)により、地図の方向,縮尺を演算し、
予めHDD7に記憶されている緯度,経度,及び海抜高
度の3次元座標情報を対応付けてHDD7に格納する。
このとき、前記地図画像は海抜高度0mの平坦面として
おり、これによって制御の簡略化を図ることができる。
【0041】さらに、CPU4は、カメラ制御手段3か
ら与えられた制御パラメータ及び監視カメラ1の設置位
置から、監視カメラ1により撮影される被写領域の範囲
を幾何学的演算法(例えば、特開平6−284330号
公報,特開平4−68893号公報等)により演算し、
演算結果を画像生成部11に与える。画像生成部11
は、HDD7に記憶されている地図画像に前記被写領域
の範囲を重畳させたウィンドウズ形式の画面を生成し、
この画面を制御パラメータ及び画面上にて移動自在に設
けられたマウスポインタ8aとともに初期画面20とし
てディスプレイ10に表示させる。
【0042】図2は、初期画面20の画面構成を示す模
式図である。図示の如く、初期画面20の上端にはメニ
ューバー20aが設けられており、メニューバー20a
にはプルダウン式のファイルメニュー201が設けられ
ている。メニューバー20aの下方には、HDD7に記
憶されている地図画像の全体を表示する全体図表示ウィ
ンドウ21と、全体図表示ウィンドウ21に表示されて
いる地図の中から所望の被写領域を拡大表示する拡大図
表示ウィンドウ22と、オペレータが、拡大図表示ウィ
ンドウ22内へマウスポインタ8aを移動してクリック
操作を行なうのに伴って、拡大図表示ウィンドウ22に
表示されている被写領域をスクロールさせるスクロール
ボタン23と、監視カメラ1の制御パラメータを手動設
定する制御パラメータ手動設定ウィンドウ24と、監視
カメラ1の撮影画像を表示する撮影画像表示ウィンドウ
25と、被写領域を変更した場合に監視カメラ1を動作
させて、対応する被写領域を表示するか否かを指定する
カメラ連動切替ウィンドウ26とが設けられている。
【0043】カメラ連動切替ウィンドウ26には、初期
画面20の画面表示の変更に応じて監視カメラ1を連動
するか否かを指定するラジオボタンが設けられている。
この指定は、マウスポインタ8aを何れかのラジオボタ
ンに移動させてクリック操作を行なうことにより選択す
ることができ、「ON」を選択することにより連動とな
る。また、「OFF」を選択することにより、CPU4
が撮影画像表示ウィンドウ25に表示されている監視カ
メラ1の撮影画像から静止画像をHDD7にキャッシュ
した後で非連動となる。
【0044】撮影画像表示ウィンドウ25には、画像変
換部5にて変換された監視カメラ1の撮影画像が表示さ
れており、カメラ連動切替ウィンドウ26が「ON」と
なっている場合は、拡大図表示ウィンドウ22に表示さ
れている地図領域の全体が表示されている。また、カメ
ラ連動切替ウィンドウ26が「OFF」となっている場
合は、HDD7にキャッシュされている静止画像が表示
されるようになっている。
【0045】拡大図表示ウィンドウ22は、監視カメラ
1の被写領域を表示しており、全体図表示ウィンドウ2
1及び制御パラメータ手動設定ウィンドウ24と相互に
連動する。上述の如く、カメラ連動切替ウィンドウ26
が「ON」なっている場合のみに監視カメラ1と連動さ
れ、拡大図表示ウィンドウ22の中心を被写点として監
視カメラ1を向け、拡大図表示ウィンドウ22の表示領
域全体を撮影するように監視カメラ1の制御パラメータ
が調整される。また、被写領域を変更する場合は、拡大
図表示ウィンドウ22内で被写点とする位置へマウスポ
インタ8aを移動してクリック操作を行なうのに伴っ
て、クリック位置へ拡大図表示ウィンドウ22の中央が
移動されて被写領域の変更が行われる。
【0046】全体図表示ウィンドウ21には、拡大図表
示ウィンドウ22に表示されている地図領域を示す拡大
図表示領域枠27が矩形の枠で表示されており、拡大図
表示ウィンドウ22と同様にカメラ連動切替ウィンドウ
26が「ON」なっている場合にのみ、監視カメラ1と
連動され、拡大図表示領域枠27の中心を被写領域とし
て監視カメラ1を向け、拡大図表示領域枠27の領域全
体を撮影するように監視カメラ1の制御パラメータが調
整される。被写領域を変更する場合は、オペレータが、
全体図表示ウィンドウ21内で被写点とする位置へマウ
スポインタ8aを移動してクリック操作を行なうのに伴
って、クリック位置へ拡大図表示領域枠27の中央が移
動されて被写領域の変更が行われる。
【0047】被写領域の変更は、スクロールボタン23
でも行なうことができ、マウスポインタ8aをスクロー
ルボタン23へ移動してクリック操作を行なうことにに
より、スクロールボタン23の中央からの距離及び方向
に応じて、全体図表示ウィンドウ21の拡大図表示領域
枠27及び拡大図表示ウィンドウ21の表示位置がスク
ロールされるようになっている。
【0048】以上の如く、被写領域の変更においては、
オペレータが、マウスポインタ8aで被写点を指定する
ことにより、拡大図表示領域枠27及び拡大図表示ウィ
ンドウ21の被写領域の大きさを変更することなく、自
動的にズーム及びフォーカスが調整され、指定された被
写領域全体が監視カメラ1で撮影され、撮影画像表示ウ
ィンドウ25に表示されるようになっている。これに対
して、制御パラメータ手動設定ウィンドウ24では、チ
ルト,パン,ズーム,及びフォーカスの制御パラメータ
を各別に変更/調整できるようになっている。
【0049】図3は、制御パラメータ手動設定ウィンド
ウ24の拡大図である。図示の如く、制御パラメータ手
動設定ウィンドウ24の上端にはタイトルバー24aが
設けられ、その下方の中央の領域には、監視カメラ1の
チルトを表示/設定するチルト表示/設定領域が設けら
れている。このチルト表示/設定領域241内の右端中
央で各線が収束している位置が監視カメラ1の設置位置
を示し、左方水平位置をチルト水平(0°)を示してい
る。また、その左方へ放射状に延びた4本の線のうち、
最も外側に開いた2本の破線が、チルトの上限及び下限
を夫々示している。これらの上下限の破線に挟まれた矢
符が、チルトの目標角度を示し、最も長い線が現在のチ
ルトを示している。また、チルト表示/設定領域241
はチルトの表示だけでなく、上下限の範囲内の任意位置
へマウスポインタ8aを移動してクリック操作を行なう
のに伴って、監視カメラ1の位置からクリック位置への
方向を新しいチルト目標値とするようになっている。
【0050】なお、チルト表示/設定領域241は、全
体図表示ウィンドウ21の拡大図表示領域枠27及び拡
大表示ウィンドウ22と相互に連動しており、このチル
ト表示/設定領域241内でのチルトの変更は、両ウィ
ンドウ上に反映される。
【0051】また、チルト表示/設定領域241の左方
に設けられたチルト調整ボタン242,242,…によ
るチルトの変更もできるようにしてあり、大小のチルト
調整ボタン242,242により、2段階のインクリメ
ントでチルト調整が行なえるようになっている。また、
ここでのチルトの変更に応じて、チルト表示/設定領域
241に表示されているチルト目標値を示す矢符は、追
動して変更されるようになっている。
【0052】チルト表示/設定領域241の下方には、
監視カメラ1のパンを表示/設定するパン表示/設定領
域243が設けられており、上方を北としてある。パン
表示/設定領域243の中央は、監視カメラ1の設置位
置を示し、チルト表示/設定領域241と同様に、矢符
がパンの目標角度を示し、最も長い線が現在のパンを示
している。また、チルト表示/設定領域241の左右両
側にはパン調整ボタン244が設けられており、パンの
変更手順と同様にチルト表示/設定領域241及びパン
調整ボタン244でチルトの設定を行なうことができる
ようになっている。
【0053】上述の操作にてチルト及びパンを設定後、
カメラ連動切替ウィンドウ26が「ON」なっている場
合にのみ、監視カメラ1の現在のチルト及びパンが各目
標値と一致するように、CPU4がカメラ制御手段3へ
制御信号を与えて追動させる。また、この動作中に事故
の発生,設定値の再変更等により監視カメラ1の動作を
停止したいときには、パン表示/設定領域243の下方
に設けられた停止ボタン245にマウスポインタ8aを
移動してクリック操作を行なうのことにより、停止する
ことができるようになっている。
【0054】また、チルト表示/設定領域241及びパ
ン表示/設定領域243の右方には、ズーム,フォーカ
スを手動設定するズーム設定スライダ246,フォーカ
ス設定スライダ247が夫々設けられいる。ズーム設定
スライダ246は、その両端に「広」及び「望」と表示
されており、マウスポインタ8aによりズーム設定スラ
イダ246を左右へ移動させることができるようになっ
ている。ズーム設定スライダ246を「広」側へ移動さ
せるのに伴って、CPU4は、監視カメラ1のズームを
小さくするとともに広角とし、これとは反対に「望」側
へ移動させるのに伴って、ズームを大きくする。なお、
ズーム設定スライダ246及びフォーカス設定スライダ
247は、全体図表示ウィンドウ21及び拡大図表示ウ
ィンドウ22と相互に連動するようにしてある。
【0055】さらに、チルト表示/設定領域241及び
パン表示/設定領域243の左方には、以上の如く自動
又は手動により設定された制御パラメータ等の被写領域
情報の組合せに名前を付けて保存する位置ファイルの保
存領域が設けられている。この領域において、251
は、位置ファイル名入力ボックスであり、マウスポイン
タ8aをこのボックス内に移動してクリック操作を行な
うのに伴って、図示しないカーソルが表示され、キーボ
ード9によりこのボックスに位置ファイル名となる任意
の名前を入力する。その下方には、位置ファイル名とと
もに位置ファイルに関するコメントを入力するコメント
入力ボックス252と、CPU4のシステムタイムを表
示する日時表示領域253と、町名を選択する町名選択
ボックス254と、キーワードを選択するキーワード選
択ボックス255と、以上の各入力/選択ボックスにて
入力/選択された各情報とともに前記被写領域情報の保
存を実行させる位置ファイル保存ボタン256とが設け
られている。
【0056】町名選択ボックス254及びキーワード選
択ボックス255には、HDD7に記憶されている町名
と、「火山」,「駅」等のキーワードとをCPU4が取
り込んで、その内のひとつを表示させており、オペレー
タが、各ボックス内へマウスポインタ8aを移動してク
リック操作を行なうのに伴って、CPU4は、各ボック
スに町名又はキーワードを夫々プルダウン式に表示させ
る。そして、オペレータが、表示された町名又はキーワ
ードの中から保存する被写領域に関連する町名又はキー
ワードへマウスポインタ8aを移動してクリック操作を
行なうことによって選択し、選択された町名又はキーワ
ードのみを町名選択ボックス254又はキーワード選択
ボックス255に表示させる。
【0057】図4は、本発明の実施の形態1である地図
情報連動カメラの制御システムにおけるCPU4の動作
内容を示すフローチャートである。本動作は、オペレー
タが、全体図表示ウィンドウ21,拡大図表示ウィンド
ウ22,スクロールボタン23,又は制御パラメータ手
動設定ウィンドウ24の何れかへマウスポインタ8aを
移動してクリック操作を行ない、被写領域の変更指示が
行われるのに伴ってスタートし、まず、CPU4は、変
更が制御パラメータ手動設定ウィンドウ24で手動設定
するものであるか、並びに、全体図表示ウィンドウ21
又は拡大図表示ウィンドウ22又はスクロールボタン2
3の何れかのウィンドウで自動設定するものであるかを
判断し(ステップ1)、後者である場合は、クリック操
作が行われた画面上の2次元座標値をこれに対応する緯
度・経度の2次元座標値に変換する(ステップ2)。
【0058】次いで、現在の被写領域の3次元座標値
と、ステップ2にて変換された緯度・経度の2次元座標
値と、予めHDD7に記憶されている監視カメラ1の設
置位置の3次元座標値とから、指示された被写領域に対
応する監視カメラ1の制御パラメータを演算し(ステッ
プ3)、指示された被写領域に対応する画面上の位置へ
全体図表示ウィンドウ21に表示されている拡大図表示
領域枠27を移動させるとともに、指示された被写領域
に対応する画面上の位置が拡大図表示ウィンドウ22に
表示されている地図領域へ移動させるように初期画面2
0を更新させる(ステップ4)。
【0059】ステップ1にて手動設定であると判断され
た場合は、ステップ3とは逆に変更指示のあった制御パ
ラメータと、変更指示のない他の制御パラメータと、予
めHDD7に記憶されている監視カメラ1の設置位置の
3次元座標値とから、指示された制御パラメータに対応
する被写領域の3次元座標値を演算し(ステップ5)、
指示された制御パラメータに対応するチルト,パン,ズ
ーム,又はフォーカスを制御パラメータ手動設定ウィン
ドウ24に表示させるように初期画面20を更新する
(ステップ6)。
【0060】ステップ4又はステップ6の後で、カメラ
連動切替ウィンドウ26のON/OFFを確認し(ステ
ップ7)、「ON」である場合は、ステップ3にて演算
された制御パラメータ又は変更指示のあった制御パラメ
ータに基づいて、カメラ制御手段3へ制御信号を与え
(ステップ8)、監視カメラ1を指示された被写領域へ
向け、また、ステップ8の後で又はステップ7にて「O
FF」である場合は終了となる。
【0061】なお、自動設定の場合は、画面上の2次元
座標値から被写領域の3次元座標値を演算するため、前
述の如く海抜高度を0mとして演算しており、高さ方向
の誤差、即ちチルトの誤差は、制御パラメータ手動設定
ウィンドウ24にてオペレータにより調整される。
【0062】図5は、本発明の実施の形態1である位置
ファイルの保存に伴うCPU4の動作内容を示すフロー
チャートである。本動作は、オペレータが、制御パラメ
ータ手動設定ウィンドウ24に設けられた各入力/選択
ボックスへ必要な項目を入力/選択した後で、マウスポ
インタ8aにより位置ファイル保存ボタン256が押下
されるのに伴ってスタートし、CPU4は、キーボード
9から入力/選択されたコメント,町名,キーワード等
の付加情報を取り込み(ステップ1)、現在の制御パラ
メータと、現在の撮影領域に対応する3次元座標値と、
現在のシステムタイムと、ステップ1にて取り込んだ付
加情報とに入力された位置ファイル名を付けてHDD7
に格納する(ステップ2)。
【0063】上述の如くHDD7に記憶された位置ファ
イルは、保存位置ファイル表示ウィンドウ30に表示さ
れ、保存位置ファイル表示ウィンドウ30は、初期画面
20において、ファイルメニュー201の「位置ファイ
ル表示」コマンド(図示せず)をマウスポインタ8aに
より選択するのに伴って発呼される。
【0064】図6は、保存位置ファイル表示ウィンドウ
30の画面構成を示す模式図である。図示の如く、保存
位置ファイル表示ウィンドウ30の上端にはタイトルバ
ー30aが設けられており、その下方には、HDD7に
記憶されている位置ファイルを行単位で表示する位置フ
ァイル表示ボックス301が設けられ、各行には位置フ
ァイル名,保存日時,町名,及びコメントが夫々表示さ
れている。
【0065】また、この位置ファイル表示ボックス30
1の右端にはスライダ301aが設けられており、スラ
イダ301aはその上下端に夫々設けられた矢符上へマ
ウスポインタ8aを移動してクリック操作を行なうか、
又は、矢符間に設けられたつまみ部へマウスポインタ8
aを移動してドラッグ操作を行なうのに伴って、表示さ
れている位置ファイルを上下にスクロールさせることが
できる。
【0066】そして、オペレータが、所望の位置ファイ
ルへマウスポインタ8aを移動してクリック操作を行な
うことにより位置ファイルを選択し、画像表示ボタン3
02がマウスポインタ8aにより押下されるのに伴っ
て、CPU4は、カメラ連動切替ウィンドウ26を自動
的に「ON」とし、選択された位置ファイルとともにH
DD7に記憶されている制御パラメータに基づいて、カ
メラ制御手段3に制御信号を与えて撮影を開始するとと
もに、画像変換部5から与えられる撮影画像を撮影画像
表示ウィンドウ25に表示させる。そして、前記制御パ
ラメータに基づいて制御パラメータ手動設定ウィンドウ
24の表示内容を更新させ、選択された位置ファイルと
ともにHDD7に記憶されている被写領域の3次元座標
値に基づいて、拡大図表示領域枠27及び拡大図表示ウ
ィンドウ22の表示内容を更新する。なお、保存位置フ
ァイル表示ウィンドウ30は、閉じるボタン303をマ
ウスポインタ8aにより押下されるのに伴って閉じられ
る。
【0067】以上の如き構成としているので、予め制御
パラメータ及び被写領域の3次元座標値に名前を付けて
HDD7に記憶させておくことにより、記憶させた制御
パラメータと初期画面20の状態とを簡単に再現するこ
とができ、撮影領域を変更する都度、マウス8又はキー
ボード9により制御パラメータを調整する必要がない。
【0068】実施の形態2.図7は、本発明の実施の形
態2である位置ファイルの検索に伴うCPU4の動作内
容を示すフローチャートであり、本発明の実施の形態2
である地図情報連動カメラの制御システムは、実施の形
態1に示した地図情報連動カメラの制御システムに対し
て、HDD7に記憶されている位置ファイルから、所望
の座標領域内に存在する撮影領域に対応する位置ファイ
ルを検索する機能をCPU4に追加したものであり、そ
の他の構成の説明は省略する。
【0069】初期画面20に設けられたファイルメニュ
ー201は、「位置ファイルの検索」コマンド(図示せ
ず)を備え、オペレータが、このコマンドをマウスポイ
ンタ8aにより選択するのに伴ってスタートし、CPU
4は、カメラ連動切替ウィンドウ26を自動的に「OF
F」にする(ステップ1)。これにより、拡大図表示ウ
ィンドウ22でのマウス8のクリック操作を受付けず、
監視カメラ1を連動しないようにしている。
【0070】図8は、位置ファイルの検索を説明する説
明図であり、拡大図表示ウィンドウ22を示している。
図示の如く、拡大図表示ウィンドウ22の上端にはタイ
トルバー22aが設けられ、その下方には、前述の如く
被写領域が表示されている。オペレータが、マウスポイ
ンタ8aを拡大図表示ウィンドウ22へ移動してクリッ
ク操作を行なうのに伴って、CPU4は、拡大図表示ウ
ィンドウ22上のクリック位置に点又は小円を描かせる
(ステップ2)。このクリック位置を第1検索エリア指
示位置221とし、この指示位置に対応する経度・緯度
の2次元座標値を演算する(ステップ3)。
【0071】再び、オペレータが、マウスポインタ8a
を拡大図表示ウィンドウ22内へ移動してクリック操作
を行なうのに伴って、CPU4は、拡大図表示ウィンド
ウ22のその位置に点又は小円を描かせ(ステップ
4)、これを第2検索エリア指示位置222とし、その
2次元座標値を演算する(ステップ5)。
【0072】次いで、上述の2つの指示位置を結ぶ線を
対角線とする長方形枠を検索エリア枠223として拡大
図表示ウィンドウ22に描かせ(ステップ6)、検索エ
リア枠223で囲まれた座標範囲内に存在する位置ファ
イルをHDD7に記憶されている位置ファイルから検索
し、該当する位置ファイルを取り込んで、検索結果表示
ウィンドウ31に表示させる(ステップ7)。
【0073】図9は、検索結果表示ウィンドウ31の画
面構成を示す模式図である。検索結果表示ウィンドウ3
1の上端には、タイトルバー31aが設けられており、
その下方には、該当する位置ファイル名,保存日時,町
名,及びコメントを行単位で表示する検索結果表示ボッ
クス311が設けられている。また、検索結果表示ボッ
クス311の右端にはスライダ311aが設けられてお
り、マウスポインタ8aにより表示されている位置ファ
イルを上下にスクロールさせることができる。オペレー
タが、これらの中から所望の位置ファイルが表示されて
いる行を選択した後、画像表示ボタン312をマウスポ
インタ8aにより押下するのに伴って、CPU4は、カ
メラ連動切替ウィンドウ26を自動的に「ON」とし、
HDD7に記憶されている位置ファイルに基づいて、制
御パラメータと初期画面20に表示されている状態とを
再現する。なお、閉じるボタン313をマウスポインタ
8aにより押下するのに伴って、CPU4は、検索結果
表示ウィンドウ31を閉じる。
【0074】以上の如き構成としているので、実施の形
態1に示した如くHDD7に記憶された位置ファイルか
ら地図上の所定の領域内に存在する位置ファイルを検索
することにより、保存されている位置ファイルが多数あ
る場合にも簡単に所望の位置ファイルを探し出して実行
させることができる。
【0075】なお、以上の実施の形態2において、拡大
図表示ウィンドウ22上の2点を指定することにより、
矩形領域を決定する構成としたが、キーボード9より座
標値を入力させる構成とすることもできる。
【0076】実施の形態3.図10,11は、本発明の
実施の形態3であるパターンの保存に伴うCPU4の動
作内容を示すフローチャートであり、本発明の実施の形
態3である地図情報連動カメラの制御システムは、実施
の形態1に示した地図情報連動カメラの制御システムに
対して、撮影時間を各位置ファイルに対応付け、複数の
位置ファイルを組み合わせてHDD7に記憶させる機能
をCPU4に追加したものであり、その他の構成の説明
は省略する。
【0077】初期画面20において、ファイルメニュー
201の「パターンの編集/追加」コマンド(図示せ
ず)をマウスポインタ8aにより選択するのに伴って、
CPU4は、複数の位置ファイルの組合せ(以下、パタ
ーンという)を表示するパターンの編集/追加ウィンド
ウ32をディスプレイ10に表示させる(ステップ
1)。
【0078】図12は、パターンの編集/追加ウィンド
ウ32の画面構成を示す摸式図である。図示の如く、パ
ターンの編集/追加ウィンドウ32の上端にはタイトル
バー32aが設けられ、その下方には、ファイルメニュ
ー321及び編集メニュー322が夫々設けられてい
る。オペレータが、ファイルメニュー321へマウスポ
インタ8aを移動してクリック操作を行なうのに伴っ
て、CPU4は、既にHDD7に記憶されているパター
ンを取り込み(ステップ2)、これらのパターンの名前
(以下、パターン名という)の一覧(図示せず)をプル
ダウン式に表示をさせるとともに、「パターンの新規作
成」コマンド(図示せず)を表示させる(ステップ
3)。
【0079】表示された既存パターンの中から、編集す
るパターンをマウスポインタ8aにより選択するか、又
は、「パターンの新規作成」コマンドを選択し、既存の
パターンが選択された場合(編集)は、選択されたパタ
ーンのパターン名をパターン名表示ボックス323に表
示させ(ステップ4)、選択されたパターンに含まれる
位置ファイルをHDD7から取り込み(ステップ5)、
パターン名表示ボックス323の下方に設けられたパタ
ーン内容表示ボックス324に行単位で表示させる(ス
テップ6)。
【0080】パターン内容表示ボックス324には、各
位置ファイルの行番号,位置ファイル名,撮影時間,及
びコメントが表示される。図においては、「鹿児島パタ
ーンA」が選択されおり、このパターンには3つの位置
ファイルが含まれ、行番号に基づいて「桜島」,「鹿児
島市内」,「西鹿児島駅」の順番で撮影されることを示
している。また、パターン内容表示ボックス324の右
端にはスライダ324aが設けられており、マウスポイ
ンタ8aにより表示されている位置ファイルを上下にス
クロールさせることができるようになっている。
【0081】なお、新規にパターンを作成する場合(新
規)は、ファイルメニュー321から「パターンの新規
作成」コマンドを選択することにより、CPU4は、空
白のパターン名表示ボックス323と、行番号のみが表
示されたパターン内容表示ボックス324を表示させる
(ステップ7)。そして、オペレータが、パターン内容
表示ボックス52にマウスポインタ8aを移動してクリ
ック操作を行なうのに伴って、CPU4は、パターン内
容表示ボックス52内に図示しないカーソルを表示さ
せ、ここへキーボード9から新しいパターン名が入力さ
れる。
【0082】この後又はステップ6の後で、オペレータ
が、編集する行番号をマウスポインタ8aにより選択
し、編集メニュー322の「位置ファイルの編集/追
加」コマンド(図示せず)をマウスポインタにより選択
するのに伴って、CPU4は、位置ファイルの編集/追
加ウィンドウ33を発呼する(ステップ8)。
【0083】また、選択したパターンに位置ファイルを
新たに追加する場合は、パターン内容表示ボックス32
4にて空白となっている行番号を選択し、編集メニュー
322から「位置ファイルの編集/追加」コマンドを同
様にして選択することにより、位置ファイルの編集/追
加ウィンドウ33が発呼される。
【0084】図13は、位置ファイルの編集/追加ウィ
ンドウ33の画面構成を示す模式図である。図示の如
く、位置ファイルの編集/追加ウィンドウ33の上端に
はタイトルバー33aが表示されており、その下方に
は、選択位置ファイル名表示ボックス331が設けられ
ており、選択された行番号に対応する位置ファイル名が
表示されている。さらに、その下方には、HDD7に記
憶されている位置ファイルの一覧を表示する保存位置フ
ァイル名表示ボックス332が設けられており、その右
端に設けられたスライダ332aのマウスポインタ8a
による操作に応じて、表示されている位置ファイルを上
下にスクロールすることができるようになっている。
【0085】ここで選択された行番号に対応する位置フ
ァイルを変更する場合には、保存位置ファイル名表示ボ
ックス332から所望の位置ファイルへマウスポインタ
8aを移動してクリック操作を行なうことにより、位置
ファイルが選択されると同時に、CPU4は、その位置
ファイル名を選択位置ファイル名表示ボックス331に
コピーする(ステップ9)。また、選択された空白の行
番号に位置ファイルを新たに追加する場合にも、上述と
同様にして保存位置ファイル名表示ボックス332から
選択することにより、選択された位置ファイル名が選択
位置ファイル名表示ボックス331にコピーされる。
【0086】位置ファイル一覧表示ボックス332の下
方には、選択位置ファイル名表示ボックス331に表示
されている位置ファイルとともに付加情報としてHDD
7に記憶されるコメントを入力するコメント入力ボック
ス333が設けられており、選択された位置ファイルと
ともにHDD7に記憶されているコメントが表示されて
いる。ここへマウスポインタ8aを移動してクリック操
作を行なうのに伴って、図示しないカーソルがコメント
入力ボックス333内に配置され、キーボード9でコメ
ントを編集/入力することができる。さらに、その下方
にはコメントと同様にして、前記位置ファイルとともに
付加情報としてHDD7に記憶される撮影時間を時間・
分単位で設定する撮影時間設定ボックス334,335
が設けられており、各ボックスのの右端に設けられた上
下矢符334a,335aをマウスポインタ8aで操作
することにより、表示されている時間又は分の数字を増
減することができるようになっている。
【0087】次いで、パターンの編集/追加ウィンドウ
32において、編集メニュー322の「位置ファイルの
更新」コマンド(図示せず)をマウスポインタ8aによ
り選択するのに伴って、CPU4は、位置ファイルの編
集/追加ウィンドウ33で編集/追加された内容をパタ
ーンの編集/追加ウィンドウ32の該当する行番号にコ
ピーする(ステップ10)。以上の如く、ステップ4〜
ステップ10の動作を繰り返すことにより位置ファイル
の編集/追加を連続して行なうことができる。そして、
パターンの編集/追加ウィンドウ32において、ファイ
ルメニュー321の「パターンの保存」コマンド(図示
せず)をマウスポインタ8aにより選択するのに伴っ
て、CPU4は、パターン内容表示ボックス324に表
示されている内容に、パターン名表示ボックス51に表
示されているパターン名を付けてHDD7に格納する
(ステップ11)。
【0088】パターン名表示ボックス323に表示され
ているパターンを実行する場合はパターンの編集/追加
ウィンドウ32において、ファイルメニュー321の
「パターンの実行」コマンド(図示せず)をマウスポイ
ンタ8aにより選択するのに伴って、CPU4は、パタ
ーン内容表示ボックス324に表示されている位置ファ
イルを行番号の小さい順番にHDD7から取り込み、カ
メラ制御手段3へ制御信号を与える。同時に、取り込ん
だ位置ファイルに応じて初期画面20の内容が更新され
る。撮影の実行は、位置ファイルに応じた時間の撮影
後、次の行番号の位置ファイルを取り込み、これをパタ
ーンに含まれている位置ファイル全てについて行なう。
【0089】以上の如き構成としているので、予め複数
の位置ファイルを一纏めにしてHDD7に記憶させてお
くことにより、記憶されている位置ファイルを連続的に
実行することができる。
【0090】実施の形態4.図14,15,16は、本
発明の実施の形態4であるパターンの保存に伴うCPU
4の動作内容を示すフローチャートであり、本発明の実
施の形態4である地図情報連動カメラの制御システム
は、実施の形態3に示した地図情報連動カメラの制御シ
ステムに対して、任意の行番号の位置ファイルを繰り返
し実行し、また、任意の行番号にジャンプして実行でき
る機能をCPU4に追加したものであり、その他の構成
の説明は省略する。
【0091】まず、実施の形態3と同様の手順にて、パ
ターンを表示するパターンの編集/追加ウィンドウ34
をディスプレイ10に表示させる(ステップ1)。
【0092】図17は、パターンの編集/追加ウィンド
ウ34の画面構成を示す模式図であり、実施の形態3に
示したパターンの編集/追加ウィンドウ32に対して、
パターン内容表示ボックス324に表示されている行番
号,位置ファイル名,撮影時間,及びコメントに加え
て、ジャンプ/ループ処理を表示させたものである。
【0093】図においては、4行目に「LOOP1
3」と表示されており、これは、1〜3行目の位置ファ
イルを実行した後で、1行目の位置ファイル「桜島」を
3回繰り返して実行するということであり、5行目に表
示されている「JMP 1」は、4行目の「LOOP1
3」の実行後に1行目に戻るということを示してい
る。
【0094】次に、実施の形態3と同一の手順をステッ
プ2〜ステップ7について行ない、オペレータが、編集
メニュー342をマウスポインタ8aにより選択するの
に伴って、CPU4は、「位置ファイルの編集/追加」
コマンド(図示せず)をプルダウン式に表示させ、この
コマンドが選択されるのに伴って、位置ファイルの編集
/追加ウィンドウ35を発呼する(ステップ8)。
【0095】図18は、位置ファイルの編集/追加ウィ
ンドウ35の画面構成を示す模式図であり、位置ファイ
ルの編集/追加ウィンドウ35は、実施の形態3に示し
た位置ファイルの編集/追加ウィンドウ33に対して、
ジャンプ/ループ処理の設定領域が付加されている。位
置ファイルの編集/追加ウィンドウ35には、選択され
た位置ファイルを表示する選択位置ファイル名表示ボッ
クス351を備え、また、その下方に設けられた位置フ
ァイルの設定領域には、保存位置ファイル名表示ボック
ス352と、コメント入力ボックス353と、撮影時間
設置ボックス354,355とが実施の形態3と同様に
設けられ、さらに、これらに加えてラジオボタン356
aが設けられている。
【0096】これに対して、ジャンプ/ループ処理の設
定領域には、位置ファイルの設定領域と同様にラジオボ
タン356bが設けられ、その下方には、ジャンプ先設
定ボックス357と、ループ回数設定ボックス358と
が設けられている。
【0097】位置ファイル及びジャンプ/ループの各設
定領域に設けられたラジオボタン356a,356bの
何れかに、オペレータが、マウスポインタ8aを移動し
てクリック操作を行なうのに伴って、CPU4は、クリ
ック操作が行われたラジオボタン356a,356b側
の設定領域への入力を有効にする(ステップ9)。
【0098】位置ファイルの設定領域が選択された場合
は、実施の形態3のステップ9〜ステップ11と同一の
手順にて処理を行なう(ステップ10〜ステップ1
2)。
【0099】ジャンプ先設定ボックス357には、ジャ
ンプ先を示す行番号が表示されており、その右端に上下
矢符357aが設けられている。この上下矢符357a
をマウスポインタ8aで操作することにより、表示され
ている行番号を増減することができる。また、ループ回
数設定ボックス358には、ジャンプ先設定ボックス3
57にて設定された行番号の位置ファイルを何回繰り返
すかを示すループ回数が表示されており、その右端に設
けられた上下矢符358aをマウスポインタ8aで操作
することにより、表示されているループ回数を増減する
ことができるようになっている。
【0100】次いで、パターンの編集/追加ウィンドウ
34において、編集メニュー342の「位置ファイルの
更新」コマンド(図示せず)をマウスポインタ8aによ
り選択するのに伴って、CPU4は、ジャンプ先設定ボ
ックス358及びループ回数設定ボックス359にて設
定された情報を位置ファイルと並列にパターンの編集/
追加ウィンドウ34のパターン内容表示ボックス344
へコピーし、(ステップ13)。位置ファイルの設定と
同様にして、パターンの編集/追加ウィンドウ32にお
いて、ファイルメニュー321の「パターンの保存」コ
マンド(図示せず)をマウスポインタ8aにより選択す
るのに伴って、CPU4が、パターン内容表示ボックス
324に表示されている内容に、パターン名表示ボック
ス51に表示されているパターン名を付けてHDD7に
格納する(ステップ12)。なお、HDD7に記憶した
保存パターンの実行については実施の形態3と同一であ
るので省略する。
【0101】以上の如き構成としているので、同一の位
置ファイルを繰り返し実行する場合において、同一位置
ファイルを複数HDD7に記憶させておくことが不要と
なり、HDD7における位置ファイルの保存領域の省ス
ペース化を図ることができるばかりでなく、パターンの
作成作業を簡略化することができる。
【0102】実施の形態5.図19,20は、本発明の
実施の形態5であるパターンの最適化に伴うCPU4の
動作内容を示すフローチャートであり、本発明の実施の
形態5である地図情報連動カメラの制御システムは、実
施の形態3,4に示した地図情報連動カメラの制御シス
テムに対して、パターンに含まれる複数の位置ファイル
を監視カメラ1の動作量が最小となるように最適化する
機能をCPU4に追加したものであり、その他の構成の
説明は省略する。
【0103】まず、実施の形態3,4に示した如くHD
D7に記憶されているパターンを呼び出してパターンの
編集/追加ウィンドウ32,34に表示させる(ステッ
プ1〜ステップ6)。
【0104】次いで、実施の形態3,4のパターンの編
集/追加ウィンドウ32,34において編集メニュー3
22,342から「パターンの最適化」コマンド(図示
せず)をマウスポインタ8aにより選択するのに伴っ
て、CPU4は、パターン名表示ボックス323,34
3に表示されているパターンに含まれる位置ファイル、
即ちパターン内容表示ボックス324,344に表示さ
れている位置ファイル及びジャンプ/ループの設定の最
適化を行う(ステップ7)。
【0105】最適化が実施された後、CPU4は、最適
化の実施結果に基づいてパターン内容表示ボックス32
4,344の表示を更新し(ステップ8)、更新結果を
実施の形態3,4に示した手順にてHDD7に格納する
(ステップ9)。なお、格納の際にパターン名を変更す
ることができるのはいうまでもない。
【0106】以上の如き構成としているので、既にHD
D7に記憶されているパターンに含まれる位置ファイル
の実行順序を監視カメラ1の動作量が最小となるように
最適化することにより、各パターンの実行時間を短縮
し、効率的な撮影を行なうことができる。
【0107】実施の形態6.図21,22は、本発明の
実施の形態6であるスケジュールの設定に伴うCPU4
の動作内容を示すフローチャートであり、本発明の実施
の形態6である地図情報連動カメラの制御システムは、
実施の形態1に示した地図情報連動カメラの制御システ
ムに対して、日毎のスケジュールを設定することがで
き、このスケジュールに基づいて自動撮影を実施する機
能をCPU4に追加したものであり、その他の構成の説
明は省略する。
【0108】まず、初期画面20において、ファイルメ
ニュー201の「スケジュールの設定」コマンド(図示
せず)をマウスポインタ8aにより選択するのに伴っ
て、CPU4は、スケジュール設定ウィンドウ36をデ
ィスプレイ10に表示させる(ステップ1)。
【0109】図23は、スケジュール設定ウィンドウ3
6の画面構成を示す模式図である。スケジュール設定ウ
ィンドウ36の上端には、タイトルバー36aが設けら
れており、その下方に設けられたプルダウン式のメニュ
ーバーには、ファイルメニュー361及び編集メニュー
362が設けられている。
【0110】オペレータが、ファイルメニュー361か
ら「日付の設定」コマンド(図示せず)をマウスポイン
タ8aにより選択するのに伴って、図示しない日付入力
ウィンドウが発呼され、作成/編集するスケジュールの
日付をこの日付入力ウィンドウにキーボード9から入力
するのに伴って、CPU4は、入力された設定日を設定
日表示領域363に表示させる(ステップ2)。
【0111】次いで、入力された設定日から曜日を演算
し(ステップ3)、その日付が月曜日〜金曜日までの間
である場合は「平日」と、また、土曜日又は日曜日に該
当する場合は「土曜日」,「日曜日」と設定日種別表示
領域364に夫々表示させる(ステップ4)。これによ
り、オペレータはカレンダーを見ることなく平日,土曜
日,日曜日の設定日種別を判断することができる。
【0112】設定日表示領域363及び設定日種別表示
領域364の下方には、スケジュール表示ボックス36
5が設けられており、入力された設定日にスケジュール
されている位置ファイル及びパターンが行単位で表示さ
れている。各位置ファイル及び各パターンには、行番
号,撮影開始時刻,位置ファイル名/パターン名,位置
ファイル又はパターンの何れかを示す種別,コメントが
夫々表示されている。
【0113】そして、オペレータが、スケジュール表示
ボックス365の中から、編集/追加する位置ファイル
又はパターンの行へマウスポインタ8aを移動してクリ
ック操作を行なうことにより該当する行番号を選択し、
編集メニュー362の「スケジュールの編集/追加」コ
マンド(図示せず)をマウスポインタ8aにより選択す
るのに伴って、CPU4は、スケジュールの編集/追加
ウィンドウ37を発呼する(ステップ5)。
【0114】図24は、スケジュールの編集/追加ウィ
ンドウ37の画面構成を示す模式図である。スケジュー
ルの編集/追加ウィンドウ37の上端には、タイトルバ
ー37aが設けられており、その下方には、選択された
位置ファイル又はパターンの実行開始時刻を時間・分単
位で設定する撮影開始時刻設定ボックス371,372
が夫々設けられており、各ボックスの右端に設けられた
上下矢符371a,372aをマウスポインタ8aによ
り操作することにより、表示されている時間又は分の数
字を増減することができるようにしてある。
【0115】撮影開始時刻設定ボックス371,372
の下方には、選択された位置ファイル名又はパターン名
を表示する位置ファイル名/パターン名表示ボックス3
73と、コメントを入力するコメント入力ボックス37
4が設けられている。オペレータが、マウスポインタ8
aをコメント入力ボックス374へ移動してクリック操
作を行なうのに伴って、図示しないカーソルがコメント
入力ボックス374内に表示され、コメント入力ボック
ス374への入力が可能となる。
【0116】コメント入力ボックス374の下方には、
HDD7に記憶されている位置ファイル及びパターンを
表示する保存位置ファイル表示ボックス376,保存パ
ターン表示ボックス377が夫々設けられており、各ボ
ックスの左方には、各ボックスへのマウス8のクリック
操作を選択的に有効にするラジオボタン375a,37
5bが表示されている。
【0117】オペレータが、何れかのラジオボタン37
5a,375bをマウスポインタ8aにより選択するの
に伴って、CPU4は、選択されたボックスへのマウス
8のクリック操作を有効にする(ステップ6)。
【0118】オペレータが、選択した何れかの保存位置
ファイル表示ボックス376,保存パターン表示ボック
ス377の右端に夫々設けられたスライダ376a,3
77aをマウスポインタ8aにより操作するのに伴っ
て、CPU4は、選択された位置ファイル名又はパター
ン名を位置ファイル名/パターン名表示ボックス373
へコピーする(ステップ7)。
【0119】そして、オペレータが、選択した位置ファ
イル又はパターンの実行を開始したい時刻を撮影開始時
刻設定ボックス371,372の右端に設けられた上下
矢符371a,372aをマウスポインタ8aで操作す
ることにより、撮影開始時刻を時間・分単位で増減し、
また、スケジュール設定ウィンドウ36において、編集
メニュー362の「スケジュールの更新」コマンド(図
示せず)をマウスポインタ8aにより選択するのに伴っ
て、CPU4は、編集/追加された情報に基づいてスケ
ジュール表示ボックスの表示内容を更新する(ステップ
8)。
【0120】また、オペレータが、ファイルメニュー3
61の「スケジュールの保存」コマンド(図示せず)を
マウスポインタ8aにより選択するのに伴って、CPU
4は、設定日表示領域363に表示されている設定日を
ファイル名として、編集/追加されたスケジュールをH
DD7に格納する(ステップ8)。
【0121】図25は、スケジュールの実行に伴うCP
U4の動作内容を示すフローチャートである。設定日及
び行番号の最小の位置ファイル又はパターンの撮影開始
時刻が、現在の日付及び時刻と一致するのに伴ってスタ
ートし、実施の形態1に示したステップ7と同様の手順
にて撮影を開始し(ステップ1)、各位置ファイル又は
各パターンの終了後に、他の位置ファイル及びパターン
が本設定日のスケジュールに残っているか否かを確認す
る(ステップ2)。そして、残っている場合はステップ
1からの動作を繰り返し、残っていない場合は終了とな
る。
【0122】なお、実施の形態6において、スケジュー
ルのファイル名は、設定日を自動的にファイル名として
HDD7に記憶させる構成としたが、これに限らず、キ
ーボード9から任意のファイル名を入力させる構成とす
ることもできる。
【0123】以上の如き構成としているので、既にHD
D7に記憶されている位置ファイル及びパターンを組合
せ、名前を付けてHDD7に記憶してことにより、簡単
にスケジュールを作成することができ、また、記憶させ
たスケジュールの内容に従って自動撮影を行なうことが
できる。
【0124】実施の形態7.図26は、本発明の実施の
形態7である特殊日のスケジュール設定に伴うCPU4
の動作内容を示すフローチャートであり、本発明の実施
の形態7である地図情報連動カメラの制御システムは、
実施の形態6に示した地図情報連動カメラの制御システ
ムに対して、所定の曜日のスケジュールを設定し、所定
の曜日毎に撮影を実施する機能をCPU4に追加したも
のであり、その他の構成の説明は省略する。
【0125】オペレータが、実施の形態6に示したスケ
ジュール設定ウィンドウ36において、ファイルメニュ
ー361の「特殊日の設定」コマンド(図示せず)をマ
ウスポインタ8aにより選択するのに伴って、CPU4
は、特殊日設定ウィンドウ38を発呼する。
【0126】図27は、特殊日設定ウィンドウ38の画
面構成を示す模式図である。特殊日設定ウィンドウ38
の上端にはタイトルバー38aが設けられており、その
下方には、土曜日,日曜日を各別に設定する領域が設け
られている。特殊日とは、平日に対して土曜日,日曜日
等、被写領域の環境が普段と異なる日を示しており、各
領域には、実施の形態6と同様の手順にてHDD7に記
憶された日毎のスケジュールが、CPU4によりHDD
7から取り込まれて各ファイル名表示ボックス381,
382に表示されている。
【0127】オペレータが、各ファイル名表示ボックス
381,382の右端に夫々設けられたスライダ381
a,382aをマウスポインタ8aにより操作すること
により、表示されているスケジュールをスクロールでき
るようになっている。そして、各ファイル名表示ボック
ス381,382に表示されているスケジュールをマウ
スポインタ8aにより選択するのに伴って、CPU4
は、選択されたスケジュールを土曜日設定ボックス38
3,日曜日設定ボックス384にコピーする(ステップ
2)。
【0128】そして、オペレータが、スケジュール設定
ウィンドウ36において、ファイルメニュー361の
「特殊日設定の保存」コマンド(図示せず)をマウスポ
インタ8aにより選択するのに伴って、CPU4は、土
曜日設定ボックス383及び日曜日設定ボックス384
に表示されているスケジュールをHDD7に格納する
(ステップ3)。なお、特殊日のスケジュールにキーボ
ード9から入力したファイル名を付けてHDD7に格納
する構成とすることもできる。
【0129】HDD7に記憶されている特殊日設定の実
行は、特殊日に設定されている土曜日又は日曜日におい
て、記憶されている位置ファイル又はパターンのうち最
も小さい行番号の位置ファイル又はパターンの撮影開始
時刻が現在の日付及び時刻と一致するのに伴ってスター
トし、以後は実施の形態6と同一の手順にて撮影を行な
う。
【0130】なお、実施の形態7において、特殊日は土
曜日及び日曜日である構成としたが、これに限らず、他
の曜日、祝祭日等を特殊日とすることもできる。
【0131】以上の如き構成としているので、HDD7
に既に記憶されている日毎のスケジュールをHDD7か
ら呼び出して、曜日毎のスケジュールとすることによ
り、簡単に曜日毎のスケジュールを作成することができ
るばかりでなく、設定した特殊日スケジュールに基づい
て毎周土曜日,日曜日に自動撮影を行なうことができ
る。
【0132】実施の形態8.本発明の実施の形態8であ
る地図情報連動カメラの制御システムは、実施の形態1
に示した地図情報連動カメラの制御システムに対して、
監視カメラ1による撮影画像を撮影日時及び撮影を実行
した位置ファイル名とともにHDD7に記憶しておき、
撮影日時及び位置ファイル名を検索キーワードとして撮
影画像を検索する機能をCPU4に追加したものであ
り、その他の構成の説明は省略する。
【0133】図28は、撮影画像の保存に伴うCPU4
の動作内容を示すフローチャートである。オペレータ
が、初期画面20において、ファイルメニュー201の
「撮影画像の保存」コマンド(図示せず)をマウスポイ
ンタ8aにより選択するのに伴ってスタートし、CPU
4は、撮影画像をHDD7に記憶させる撮影画像保存ウ
ィンドウ39を発呼する(ステップ1)。
【0134】図29は、撮影画像保存ウィンドウ39の
画面構成を示す模式図である。撮影画像保存ウィンドウ
39は、実施の形態1に示した保存位置ファイル表示ウ
ィンドウ30と同様の画面構成であり、画像表示ボタン
302に代えて撮影画像保存ウィンドウ39には画像保
存ボタン392が設けられている。
【0135】次いで、位置ファイル表示ボックス391
に表示されている位置ファイルの中から、何れかの位置
ファイルの行をマウスポインタ8aにより選択し、画像
保存ボタン392をマウスポインタ8aにより押下する
のに伴って、実施の形態1に示した如く、選択された位
置ファイルの実行を行なう(ステップ2)と同時に、画
像変換部5から与えられる撮影画像を位置ファイル名,
コメント,町名,キーワード等の位置ファイルの各情報
及び撮影日時(撮影開始日時)とともにHDD7に格納
する(ステップ3)。
【0136】図30は、本発明の実施の形態8である撮
影画像の検索に伴うCPU4の動作内容を示すフローチ
ャートである。オペレータが、初期画面20において、
ファイルメニュー201の「撮影画像の検索」コマンド
(図示せず)をマウスポインタ8aにより選択するのに
伴って、CPU4は、検索キーワードを入力する撮影画
像検索ウィンドウ40を発呼する(ステップ1)。
【0137】図31は、撮影画像検索ウィンドウ40の
画面構成を示す模式図である。撮影画像検索ウィンドウ
40の上端には、タイトルバー40aが設けられてお
り、その下方には、検索キーワードとなる撮影日時及び
位置ファイル名の設定領域が設けられている。撮影日時
は、撮影日時の範囲を検索開始時刻設定ボックス401
及び検索終了時刻設定ボックス402で設定され、各ボ
ックスの表示されている年,月,日,時,分は、各ボッ
クスの右端に設けられた上下矢符により増減される。
【0138】また、検索開始時刻設定ボックス401及
び検索終了時刻設定ボックス402の下方に設けられた
位置ファイル名表示ボックス403には、HDD7に記
憶されている位置ファイル名が表示され、その右端に設
けられたスライダ403aをマウスポインタ8aにより
操作することにより、表示されている位置ファイルをス
クロールすることができるようになっている。
【0139】オペレータが、検索開始時刻設定ボックス
401及び検索終了時刻設定ボックス402にて撮影日
時の範囲を設定し、位置ファイル名表示ボックス403
にて検索する位置ファイル名を選択し、位置ファイル名
表示ボックス403の下方に設けられた検索ボタン40
4をマウスポインタ8aにより押下するのに伴って、C
PU4は、設定された検索キーワードに基づいてHDD
7に記憶されている撮影画像を検索し(ステップ2)、
該当する撮影画像を検索結果表示ウィンドウ41に表示
させる(ステップ3)。
【0140】図32は、検索結果表示ウィンドウ41の
画面構成を示す模式図である。検索結果表示ウィンドウ
41の上端には、タイトルバー41aが設けられてお
り、その下方には、検索キーワードに該当する撮影画像
を全て表示する撮影画像表示ボックス411が設けら
れ、各撮影画像とともにHDD7に記憶された位置ファ
イル名,撮影日時,町名,及びコメントを表示してい
る。
【0141】検索結果から撮影画像を選択して表示させ
るには、オペレータが、画像表示ボタン412をマウス
ポインタ8aにより押下することにより、CPU4は、
HDD7に記憶されている撮影画像を取り込んで撮影画
像表示ウィンドウ25に表示させる。
【0142】以上の如き構成としているので、撮影日時
及び位置ファイル名をキーワードとして検索することに
より、HDD7に既に記憶されている複数の撮影画像の
中から、簡単に所望の撮影画像を呼び出して表示させる
ことができる。
【0143】実地の形態9.本発明の実施の形態9であ
る地図情報連動カメラの制御システムは、実施の形態8
に示した地図情報連動カメラの制御システムに対して、
検索キーワードを撮影日時及び町名とする検索機能をC
PU4に追加したものであり、その他の構成及び動作の
説明は省略する。
【0144】オペレータが、初期画面20において、フ
ァイルメニュー201の「撮影画像の検索」コマンドを
マウスポインタ8aにより選択するのに伴って、CPU
4は、実施の形態8と同様の撮影画像検索ウィンドウ4
2を発呼する。
【0145】図33は、撮影画像検索ウィンドウ42の
画面構成を示す模式図である。撮影画像検索ウィンドウ
42は、実施の形態8に示した撮影画像検索ウィンドウ
40の位置ファイル名表示ボックス403に代えて、町
名表示ボックス423を設けたものである。町名表示ボ
ックス423には、HDD7に記憶されている町名が全
て表示されており、その右端に設けられたスライダ42
3aをマウスポインタ8aで操作することにより、表示
されている町名をスクロールすることができるようにな
っている。
【0146】そして、オペレータが、検索ボタン424
をマウスポインタ8aにより押下することにより、CP
U4は、図34に示す如く実施の形態8と同様の検索結
果表示ウィンドウ43を発呼する。撮影画像表示ボック
ス431には、各撮影画像とともにHDD7に記憶され
ている位置ファイル名,撮影日時,町名,及びコメント
が表示されている。なお、検索結果から撮影画像を選択
して表示させるには、実施の形態8と同様に行なう。
【0147】以上の如き構成としているので、撮影日時
及び町名をキーワードとして検索することで、HDD7
に既に記憶されている複数の撮影画像の中から、簡単に
所望の撮影画像を呼び出して閲覧することができる。
【0148】実施の形態10.図35は、本発明の実施
の形態10である異常検出に伴うCPU4の動作内容を
示すフローチャートであり、本発明の実施の形態10で
ある地図情報連動カメラの制御システムは、実施の形態
8,9に示した地図情報連動カメラの制御システムに対
して、所定の撮影領域の撮影画像を時系列的にHDD7
に記憶しておき、過去の撮影画像との画像処理比較を行
なうのに伴って、撮影領域における火事,交通渋滞等の
異常を自動検出する機能をCPU4に追加したものであ
り、その他の構成の説明は省略する。
【0149】まず、実施の形態8,9の如き撮影画像の
保存機能を使用することにより、所定の撮影領域の撮影
画像をHDD7に記憶させておく。そして、所定の位置
ファイルが実行され、現在(t時点)の撮影画像が画像
変換部5から与えられるのに伴って異常検出処理がスタ
ートし、まず、HDD7に記憶されている同一撮影領域
の撮影画像から過去のt−1時点の静止画像を取込む
(ステップ1)。なお、tは現在の撮影時刻を示し、t
−1は1所定周期前の撮影時刻を示している。
【0150】図36は、本発明の実施の形態10である
異常検出を説明する説明図である。図において、50
は、t−1時点での撮影画像を示し、51は、t時点で
の撮影画像を示している。次いで、画像変換部5から与
えられたt時点の撮影画像と、HDD7から取り込んだ
t−1時点の撮影画像とに夫々エッジ抽出処理を実施す
る(ステップ2)。
【0151】t,t−1の2つの撮影画像を画素毎に比
較し(ステップ3)、不一致となった画素数が所定の閾
値を越える場合は、ディスプレイ10に警告メッセージ
を表示させ、同時に図示しないスピーカから警告音を発
生させる等、オペレータに警告の報知を行ない(ステッ
プ4)、撮影領域の位置ファイル名,撮影時間等の異常
の認められた撮影領域に関するログをHDD7に格納す
る(ステップ5)。また、ステップ3にて所定の閾値を
越えない場合は終了となる。
【0152】実施の形態11においては、現時点(t時
点)及び1所定周期前(t−1時点)の撮影画像を比較
する構成としたが、過去の複数の撮影画像に基づいて現
在の撮影画像と比較させる構成とすることもでき、ま
た、過去の撮影画像のみについて統計的手法を用いて比
較する構成とすることもできる。
【0153】以上の如き構成としているので、実施の形
態6,7に示したスケジュール機能等による自動撮影の
実行中に撮影領域に発生した異常を認識し、オペレータ
に対して警告の報知を行ない、また、異常の存在する撮
影領域に関するログをHDD7に記憶させることによ
り、逸早く所定の撮影領域に発生した火事,交通渋滞等
の異常を発見することができる。
【0154】
【発明の効果】以上詳述した如く、第1発明に係る地図
情報連動カメラの制御システムによれば、前記入力手段
から入力された前記カメラのズーム,フォーカス,及び
姿勢に関する情報を前記記憶手段に記憶させておき、記
憶させた情報を前記制御信号発生手段が取り込み、取り
込んだ情報に基づいて前記カメラ制御手段に制御信号を
与えることにより、前記カメラ制御手段が動作して前記
雲台により保持されている前記カメラのズーム,フォー
カス,及び姿勢を変更する構成としたので、予め記憶さ
れている前記カメラのズーム,フォーカス,及び姿勢に
関する情報を呼び出して前記カメラ制御手段を動作させ
ることにより、所定の被写領域に前記カメラを向けて撮
影することが非常に簡易である。
【0155】第2発明に係る地図情報連動カメラの制御
システムによれば、前記入力手段から入力された前記被
写領域に関する情報を前記記憶手段に記憶させておき、
記憶させた情報を前記制御信号発生手段が取り込み、取
り込んだ情報に基づいて前記被写領域に応じた座標値を
演算し、前記カメラの設置位置の座標値及び演算した前
記被写領域の座標値から前記カメラのズーム,フォーカ
ス,及び姿勢を演算し、この演算結果に基づいて前記カ
メラ制御手段に制御信号を与えることにより、前記カメ
ラ制御手段が動作して前記雲台により保持されている前
記カメラのズーム,フォーカス,及び姿勢を変更する構
成としたので、予め前記被写領域に関する情報を記憶し
ておき、これを呼び出すことにより、前記カメラのズー
ム,フォーカス,及び姿勢を自動的に演算して所定の被
写領域に前記カメラを向けて撮影することができる。
【0156】第3発明に係る地図情報連動カメラの制御
システムによれば、第1又は第2発明の地図情報連動カ
メラの制御システムにおいて、前記入力手段から入力さ
れた地図上の座標値で検索範囲を指定することにより、
この検索範囲に該当する被写領域に関する情報を前記記
憶手段に記憶された情報から検索する構成としたので、
多数の被写領域に関する情報から所望の情報を簡単に呼
び出すことができる。
【0157】第4発明に係る地図情報連動カメラの制御
システムによれば、第1乃至3発明の何れかの地図情報
連動カメラの制御システムにおいて、前記記憶手段に記
憶すべき各情報に撮影時間を対応付け、これを複数組み
合わせて記憶させ、記憶させた情報に基づいてカメラ制
御手段を制御する構成としたので、一連の被写領域へ順
番にカメラを向けて自動的に所定時間の撮影を行なうこ
とができる。
【0158】第5発明に係る地図情報連動カメラの制御
システムによれば、第1乃至4発明の地図情報連動カメ
ラの制御システムにおいて、前記記憶手段に記憶すべき
各情報に撮影時間を対応付けて前記記憶手段に記憶させ
るとともに、各情報を処理する順序及び回数を指定する
処理命令を前記記憶手段に記憶させる構成としたので、
前記処理命令を呼び出すことにより、同一の被写領域に
関する情報を複数記憶させる必要がなく、また、同一被
写領域のループ撮影すること、及び、前記情報の記憶さ
れた順序の関わらずに所望の撮影領域にジャンプ撮影す
ることができる。
【0159】第6発明に係る地図情報連動カメラの制御
システムによれば、第1乃至5発明の何れかの地図情報
連動カメラの制御システムにおいて、各被写領域内の所
定箇所及びカメラを結ぶ直線と、カメラを中心とする円
筒の側面又はその一部との交点を演算し、この側面上で
の交点間の距離が最短になるように撮影の順序を決定す
る構成としたので、ズーム,フォーカス,及びカメラの
姿勢の動作量を最小にすることができ、また、一連の被
写領域の撮影時間を短縮することができる。
【0160】第7発明に係る地図情報連動カメラの制御
システムよれば、第1乃至6発明の何れかの地図情報連
動カメラの制御システムにおいて、各被写領域に関する
情報に撮影開始時刻を対応付け、さらに、これらを複数
組み合わせたものに撮影を実行する日付を対応付けて記
憶させ、記憶させた情報に基づいてカメラ制御手段を制
御する構成としたので、日毎の撮影スケジュールを設定
することができ、また、記憶されている一連の被写領域
の撮影を順番に行なうことができる。
【0161】第8発明に係る地図情報連動カメラの制御
システムによれば、第1乃至7発明の何れかの地図情報
連動カメラの制御システムにおいて、各被写領域に関す
る情報に撮影開始時刻を対応付け、さらに、これらを複
数組み合わせたものに撮影を実行する日付を対応付けて
記憶させ、前記日付に応じた曜日に記憶させた情報に基
づいてカメラ制御手段を制御する構成としたので、所定
の曜日毎に実行させる撮影スケジュールを設定すること
ができる。
【0162】第9発明に係る地図情報連動カメラの制御
システムによれば、第1乃至8発明の何れかの地図情報
連動カメラの制御システムにおいて、カメラによる撮影
画像,被写領域名,及び撮影日時を被写領域に関する情
報に対応付けて記憶させ、被写領域名及び撮影日時を検
索条件として該当する撮影画像を検索する構成としたの
で、所望の被写領域に関する情報を容易に呼び出して撮
影を実行することができる。
【0163】第10発明に係る地図情報連動カメラの制
御システムによれば、第1乃至9発明の何れかの地図情
報連動カメラの制御システムにおいて、カメラによる撮
影画像,地図領域名,及び撮影日時を被写領域に関する
情報に対応付けて記憶させ、地図領域名及び撮影日時を
検索条件として該当する撮影画像を検索する構成とした
ので、所望の被写領域に関する情報を容易に呼び出して
撮影を実行することができる。
【0164】第11発明に係る地図情報連動カメラの制
御システムによれば、第1乃至10発明の何れかの地図
情報連動カメラの制御システムにおいて、所定の被写領
域の撮影画像の履歴を記憶しておき、現在の撮影画像と
ともに画像処理を行なった後で比較し、撮影画像内の経
時変化が所定の閾値を越える場合に「異常」と判断し、
表示手段に警告を表示させるか、又は記憶手段に比較結
果のログを記憶する構成としたので、火災,交通渋滞等
の異常を自動的に発見することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1である地図情報連動カ
メラの制御システムの構成を示すブロック図である。
【図2】 初期画面の画面構成を示す模式図である。
【図3】 制御パラメータ手動設定ウィンドウの拡大図
である。
【図4】 本発明の実施の形態1である地図情報連動カ
メラの制御システムにおけるCPUの動作内容を示すフ
ローチャートである。
【図5】 本発明の実施の形態1である位置ファイルの
保存に伴うCPUの動作内容を示すフローチャートであ
る。
【図6】 保存位置ファイル表示ウィンドウの画面構成
を示す模式図である。
【図7】 本発明の実施の形態2である位置ファイルの
検索に伴うCPUの動作内容を示すフローチャートであ
る。
【図8】 位置ファイルの検索を説明する説明図であ
る。
【図9】 検索結果表示ウィンドウの画面構成を示す模
式図である。
【図10】 本発明の実施の形態3であるパターンの保
存に伴うCPUの動作内容を示すフローチャートであ
る。
【図11】 本発明の実施の形態3であるパターンの保
存に伴うCPUの動作内容を示すフローチャートであ
る。
【図12】 パターンの編集/追加ウィンドウの画面構
成を示す模式図である。
【図13】 位置ファイルの編集/追加ウィンドウの画
面構成を示す模式図である。
【図14】 本発明の実施の形態4であるパターンの保
存に伴うCPUの動作内容を示すフローチャートであ
る。
【図15】 本発明の実施の形態4であるパターンの保
存に伴うCPUの動作内容を示すフローチャートであ
る。
【図16】 本発明の実施の形態4であるパターンの保
存に伴うCPUの動作内容を示すフローチャートであ
る。
【図17】 パターンの編集/追加ウィンドウの画面構
成を示す模式図である。
【図18】 位置ファイルの編集/追加ウィンドウの画
面構成を示す模式図である。
【図19】 本発明の実施の形態5であるパターンの最
適化に伴うCPUの動作内容を示すフローチャートであ
る。
【図20】 本発明の実施の形態5であるパターンの最
適化に伴うCPUの動作内容を示すフローチャートであ
る。
【図21】 本発明の実施の形態6であるスケジュール
の設定に伴うCPUの動作内容を示すフローチャートで
ある。
【図22】 本発明の実施の形態6であるスケジュール
の設定に伴うCPUの動作内容を示すフローチャートで
ある。
【図23】 スケジュール設定ウィンドウの画面構成を
示す模式図である。
【図24】 スケジュールの編集/追加ウィンドウの画
面構成を示す模式図である。
【図25】 スケジュールの実行に伴うCPUの動作内
容を示すフローチャートである。
【図26】 本発明の実施の形態7である特殊日のスケ
ジュール設定に伴うCPUの動作内容を示すフローチャ
ートである。
【図27】 特殊日設定ウィンドウの画面構成を示す模
式図である。
【図28】 撮影画像の保存に伴うCPUの動作内容を
示すフローチャートである。
【図29】 撮影画像保存ウィンドウの画面構成を示す
模式図である。
【図30】 本発明の実施の形態8である撮影画像の検
索に伴うCPUの動作内容を示すフローチャートであ
る。
【図31】 撮影画像検索ウィンドウの画面構成を示す
模式図である。
【図32】 検索結果表示ウィンドウの画面構成を示す
模式図である。
【図33】 撮影画像検索ウィンドウの画面構成を示す
模式図である。
【図34】 撮影画像検索ウィンドウの画面構成を示す
模式図である。
【図35】 本発明の実施の形態10である異常検出に
伴うCPUの動作内容を示すフローチャートである。
【図36】 本発明の実施の形態10である異常検出を
説明する説明図である。
【図37】 本発明の第6発明に係る地図情報連動カメ
ラの制御システムを説明する説明図である。
【図38】 本発明の第6発明に係る撮影順序の決定に
伴うCPUの動作内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 監視カメラ、2 雲台、3 カメラ制御手段、4
CPU、5 画像変換部、6 スキャナ、7 ハードデ
ィスク装置(HDD)、8 マウス、9 キーボード、
10 ディスプレイ、11 画像生成部。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ズーム及びフォーカスの調整可能なカメ
    ラと、該カメラの姿勢を変更可能に保持する雲台と、前
    記カメラのズーム,フォーカス,及び姿勢を変更するカ
    メラ制御手段と、前記カメラの設置位置,地図情報,及
    び該地図情報に対応付けた座標値並びに前記カメラのズ
    ーム,フォーカス,及び姿勢に関する情報を記憶する記
    憶手段と、前記カメラから与えられる画像情報並びに前
    記カメラのズーム,フォーカス,及び姿勢に関連する情
    報を生成するとともに、前記カメラの被写領域の範囲を
    前記地図情報と合成する画像生成/合成手段と、該画像
    生成/合成手段により生成/合成された画像を表示する
    画像表示手段と、前記カメラのズーム,フォーカス,及
    び姿勢に関する情報を入力する入力手段と、入力された
    情報又は前記記憶手段に記憶された情報に基づいて前記
    カメラ制御手段に制御信号を与える制御信号発生手段と
    を備えていることを特徴とする地図情報連動カメラの制
    御システム。
  2. 【請求項2】 ズーム及びフォーカスの調整可能なカメ
    ラと、該カメラの姿勢を変更可能に保持する雲台と、前
    記カメラのズーム,フォーカス,及び姿勢を変更するカ
    メラ制御手段と、前記カメラの設置位置,地図情報,及
    び該地図情報に対応付けた座標値並びに前記カメラの被
    写領域の座標値を前記記憶手段に記憶する記憶手段と、
    前記カメラから与えられる画像情報並びに前記カメラの
    ズーム,フォーカス,及び姿勢に関連する情報を生成す
    るとともに、前記カメラの被写領域の範囲を前記地図情
    報と合成する画像生成/合成手段と、該画像生成/合成
    手段により生成/合成された画像を表示する画像表示手
    段と、前記被写領域に関する情報を入力する入力手段
    と、入力された情報に基づいて前記被写領域の座標値を
    演算し、演算した前記被写領域の座標値及び前記記憶手
    段に記憶されている前記カメラの設置位置に基づいて前
    記カメラのズーム,フォーカス,及び姿勢を演算し、演
    算結果又は前記記憶手段に記憶した被写領域の座標値に
    基づいて前記カメラ制御手段に制御信号を与える制御信
    号発生手段とを備えていることを特徴とする地図情報連
    動カメラの制御システム。
  3. 【請求項3】 座標値を入力する入力手段を更に備え、
    入力された座標値に応じた範囲に該当する被写領域に関
    する情報を記憶手段の記憶情報の中から検索することを
    特徴とする請求項1又は2記載の地図情報連動カメラの
    制御システム。
  4. 【請求項4】 制御信号発生手段は、記憶手段に記憶す
    べき各情報に撮影時間を対応付け、これを複数組み合わ
    せて前記記憶手段に記憶させ、記憶させた情報に基づい
    てカメラ制御手段により前記カメラのズーム,フォーカ
    ス,及び姿勢を制御することを特徴とする請求項1乃至
    3の何れかに記載の地図情報連動カメラの制御システ
    ム。
  5. 【請求項5】 制御信号発生手段は、記憶手段に記憶す
    べき各情報に撮影時間を対応付けて前記記憶手段に記憶
    させるとともに、前記記憶手段に記憶された情報に基づ
    く制御信号の発生処理の順序及び回数を示す処理命令を
    前記制御手段に記憶させ、前記処理命令に応じた順序及
    び回数に基づいて前記カメラのズーム,フォーカス,及
    び姿勢を制御する制御信号を前記カメラ制御手段に与え
    ることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の地
    図情報連動カメラの制御システム。
  6. 【請求項6】 制御信号発生手段は、記憶手段に記憶さ
    れている複数の被写領域内の所定位置及びカメラを結ぶ
    直線と、前記カメラを中心とする所定の大きさの円筒の
    側面又はその一部との交点を演算し、前記側面上での前
    記交点間の距離が最短となるように撮影の順序を決定す
    ることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の地
    図情報連動カメラの制御システム。
  7. 【請求項7】 制御信号発生手段は、記憶手段に記憶す
    べき各情報に撮影開始時刻を対応付け、これを複数組み
    合わせ、日付を対応付けて記憶手段に記憶させ、前記撮
    影開始時刻の到来により、前記記憶手段の記憶情報に基
    づいてカメラ制御手段により前記カメラのズーム,フォ
    ーカス,及び姿勢を制御することを特徴とする請求項1
    乃至6の何れかに記載の地図情報連動カメラの制御シス
    テム。
  8. 【請求項8】 制御信号発生手段は、記憶手段に記憶す
    べき各情報に撮影開始時刻を対応付け、これを複数組み
    合わせ、日付を対応付けて記憶手段に記憶させ、前記日
    付に応じた曜日及び前記撮影開始時刻の到来により、前
    記記憶手段の記憶情報に基づいてカメラ制御手段により
    前記カメラのズーム,フォーカス,及び姿勢を制御する
    ことを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の地図
    情報連動カメラの制御システム。
  9. 【請求項9】 制御信号発生手段は、記憶手段に記憶す
    べき各情報に対応付けてカメラによる撮影画像,被写領
    域名,及び撮影日時を記憶手段に記憶させ、前記被写領
    域名及び前記撮影日時の指定により該当する撮影画像を
    検索することを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記
    載の地図情報連動カメラの制御システム。
  10. 【請求項10】 制御信号発生手段は、記憶手段に記憶
    すべき各情報に対応付けてカメラによる撮影画像,地図
    領域名,及び撮影日時を記憶手段に記憶させ、前記地図
    領域名及び前記撮影日時の指定により該当する撮影画像
    を検索することを特徴とする請求項1乃至9の何れかに
    記載の地図情報連動カメラの制御システム。
  11. 【請求項11】 制御信号発生手段は、所定の被写領域
    に関する撮影画像の履歴を記憶手段に記憶させておき、
    過去の撮影画像との画像処理比較を行ない、比較結果が
    所定の閾値を越える場合に警告の報知又は比較結果に関
    するログを前記記憶手段に記憶することを特徴とする請
    求項1乃至10の何れかに記載の地図情報連動カメラの
    制御システム。
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