JPH11179763A - トランスファ成形装置 - Google Patents

トランスファ成形装置

Info

Publication number
JPH11179763A
JPH11179763A JP36578197A JP36578197A JPH11179763A JP H11179763 A JPH11179763 A JP H11179763A JP 36578197 A JP36578197 A JP 36578197A JP 36578197 A JP36578197 A JP 36578197A JP H11179763 A JPH11179763 A JP H11179763A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air vent
lead frame
resin
transfer molding
molding apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP36578197A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichi Mogami
圭一 最上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP36578197A priority Critical patent/JPH11179763A/ja
Publication of JPH11179763A publication Critical patent/JPH11179763A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 成形材料の未充填部が成形体に発生しにく
く、成形型の内面や成形体の外面に打痕も発生しにくい
トランスファ成形装置を提供する。 【解決手段】 空気の通過方向と垂直な面内におけるエ
アベント18の幅が、上型12及び下型13がリードフ
レーム23から離間する方向へ連続的に狭くなってい
る。このため、エアベント18内の樹脂とリードフレー
ム23との接着面積が同じでも、上型12及び下型13
とリードフレーム23とを離間させる際にエアベント1
8内のバリ25と上型12及び下型13とが摩擦せず、
バリ25はリードフレーム23に付着し易くてエアベン
ト18の内面には付着しにくい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願の発明は、樹脂封止され
た半導体パッケージ等を製造するためのトランスファ成
形装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は、半導体チップ及びリードフレー
ムを樹脂封止して半導体パッケージを製造するためのト
ランスファ成形装置を示している。このトランスファ成
形装置11は上型12及び下型13を有しており、カル
14、ランナー15、ゲート16、キャビティ17及び
エアベント18が、近接状態の上型12と下型13との
間に順次に連なって形成される。
【0003】下型13のうちでカル14に臨む部分には
ポット21が設けられており、カル14に対して接近と
離間とを繰り返す往復運動が可能なプランジャ22がポ
ット21内に設けられている。図3(a)(b)は一従
来例のトランスファ成形装置11におけるキャビティ1
7及びエアベント18を示しており、空気の通過方向と
垂直な面内におけるエアベント18の断面は長方形であ
る。
【0004】この様なトランスファ成形装置11を用い
て半導体パッケージを製造するためには、まず、上型1
2と下型13とを相対的に接近させて、半導体チップ
(図示せず)が固定されているリードフレーム23をキ
ャビティ17の周辺部で挟持する。キャビティ17には
エアベント18が連なっているので、リードフレーム2
3はエアベント18の周辺部にも挟持される。
【0005】そして、上型12及び下型13やプランジ
ャ22を170〜180℃に熱し、図2(a)に示す様
に、プランジャ22が下死点にある状態のポット21内
に、粉末樹脂を押し固めたものや固形樹脂等である樹脂
タブレット24を投入する。その後、図2(b)に示す
様に、プランジャ22を上死点まで上昇させて、樹脂タ
ブレット24を押し上げる。
【0006】樹脂タブレット24は、プランジャ22と
の接触部である下部から溶融し始め、プランジャ22の
上昇に伴って上部がカル14の内面に接触するとこの上
部からも溶融する。溶融した樹脂は、カル14からラン
ナー15及びゲート16を通ってキャビティ17内に注
入される。この時、キャビティ17内等に滞留していた
空気は、溶融した樹脂に押され、エアベント18を通っ
てキャビティ17外へ排出される。
【0007】溶融した樹脂でキャビティ17が充填され
ると、上型12や下型13等を冷却して樹脂を硬化させ
る。この結果、キャビティ17内に配置されている半導
体チップ及びリードフレーム23が樹脂封止されて、半
導体パッケージが製造される。その後、上型12と下型
13とを相対的に離間させて、半導体パッケージを取り
出す。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、エアベント
18がキャビティ17に連なっているので、溶融した樹
脂をキャビティ17内に注入すると、この樹脂はエアベ
ント18内にも注入される。このため、その後に上型1
2や下型13等を冷却して樹脂を硬化させると、図3
(c)に示す様に、エアベント18内で樹脂が硬化して
バリ25が形成される。
【0009】ところが、図3に示した様に空気の通過方
向と垂直な面内におけるエアベント18の断面が長方形
であるので、バリ25の断面も長方形である。しかも、
上型12及び下型13は、リードフレーム23の広がる
面に垂直な方向つまりバリ25の断面である長方形の一
対の辺に沿う方向に、リードフレーム23から相対的に
離間する。このため、上型12及び下型13をリードフ
レーム23から相対的に離間させる際に、上型12及び
下型13とバリ25との間で摩擦が生じる。
【0010】この摩擦が生じると、バリ25はリードフ
レーム23から剥離してエアベント18の内面に付着し
たままになり易い。この結果、その後に上型12及び下
型13内へ樹脂を注入する際にエアベント18を空気が
通過しにくくて、樹脂の未充填部が半導体パッケージに
発生し易い。また、エアベント18の内面からバリ25
が離脱すれば、上型12及び下型13の内面や半導体パ
ッケージの封止樹脂及びリードフレーム23に打痕が発
生し易い。
【0011】このため、図3に示した一従来例のトラン
スファ成形装置11では、半導体パッケージを高い歩留
りで製造することが困難であった。従って、本願の発明
は、成形材料の未充填部が成形体に発生しにくく、成形
型の内面や成形体の外面に打痕も発生しにくくて、成形
体を高い歩留りで製造することができるトランスファ成
形装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るトランス
ファ成形装置では、空気の通過方向と垂直な面内におけ
る空気抜き部の幅が、成形型が被封止部材から相対的に
離間する方向へ連続的に狭くなっている。このため、空
気抜き部内に注入された成形材料と被封止部材との接着
面積が維持されつつ、成形型と被封止部材とを相対的に
離間させる際に、空気抜き部内で硬化した成形材料から
成るバリと成形型との間の摩擦が防止されている。
【0013】この結果、空気抜き部内で硬化した成形材
料から成るバリは、被封止部材に付着し易くて、成形型
の空気抜き部の内面には付着しにくい。従って、成形型
内への成形材料の注入時に空気抜き部を空気が通過し易
くて、成形材料の未充填部が成形体に発生しにくい。ま
た、空気抜き部の内面にバリが付着しにくいので、バリ
の離脱そのものが生じにくくて、成形型の内面や成形体
の外面に打痕が発生しにくい。
【0014】請求項2に係るトランスファ成形装置で
は、半導体チップ及びリードフレームを樹脂封止して半
導体パッケージを製造するが、半導体パッケージの封止
樹脂やリードフレームに打痕が発生しにくい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、半導体チップ及びリードフ
レームを樹脂封止して半導体パッケージを製造するため
のトランスファ成形装置に適用した本願の発明の一実施
形態を、図1、2を参照しながら説明する。図1、2に
示す様に、本実施形態のトランスファ成形装置11も、
空気の通過方向と垂直な面内におけるエアベント18の
断面が楕円形であることを除いて、上述の一従来例のト
ランスファ成形装置11と実質的に同様の構成を有して
いる。
【0016】この様に空気の通過方向と垂直な面内にお
けるエアベント18の断面が楕円形であるので、エアベ
ント18内で樹脂が硬化して形成されるバリ25の断面
も楕円形である。このため、エアベント18に注入され
た樹脂とリードフレーム23との接着面積は、上述の一
従来例と同じである。
【0017】しかも、上型12及び下型13は、リード
フレーム23の広がる面に垂直な方向にリードフレーム
23から相対的に離間する。このため、上型12及び下
型13をリードフレーム23から相対的に離間させる際
に、上型12及び下型13とバリ25との間で摩擦が生
じない。
【0018】従って、バリ25は、リードフレーム23
に付着し易くて、エアベント18の内面には付着しにく
い。この結果、その後に上型12及び下型13内へ樹脂
を注入する際にエアベント18を空気が通過し易くて、
樹脂の未充填部が半導体パッケージに発生しにくい。ま
た、エアベント18の内面からのバリ25の離脱そのも
のが生じにくくて、上型12及び下型13の内面や半導
体パッケージの封止樹脂及びリードフレーム23に打痕
が発生しにくい。
【0019】なお、以上の実施形態では、図1(a)に
示した様にエアベント18の断面形状が上型12側も下
型13側とも共に半楕円形である。しかし、空気の通過
方向と垂直な面内におけるエアベント18の幅が、上型
12及び下型13がリードフレーム23から相対的に離
間する方向へ連続的に狭くなっていればよく、上述の半
楕円形の代わりに、例えば、半円形や三角形や台形等が
用いられてもよい。
【0020】また、以上の実施形態は半導体チップ及び
リードフレームを樹脂封止して半導体パッケージを製造
するためのトランスファ成形装置に本願の発明を適用し
たものであるが、半導体パッケージ以外の製品を製造す
るためのトランスファ成形装置にも本願の発明を適用す
ることができる。
【0021】
【発明の効果】請求項1に係るトランスファ成形装置で
は、成形材料の未充填部が成形体に発生しにくく、ま
た、成形型の内面や成形体の外面に打痕が発生しにくい
ので、成形体を高い歩留りで製造することができる。
【0022】請求項2に係るトランスファ成形装置で
は、半導体パッケージの封止樹脂やリードフレームに打
痕が発生しにくいので、半導体パッケージを高い歩留り
で製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の発明の一実施形態の要部を示しており、
(a)は(b)のA−A線に沿う位置における拡大断面
図、(b)は平面図、(c)は上型と下型との離間時の
拡大断面図である。
【図2】本願の発明を適用し得るトランスファ成形装置
の側断面図であり、(a)は樹脂の注入開始時、(b)
は樹脂の注入後を示している。
【図3】本願の発明の一従来例の要部を示しており、
(a)は(b)のA−A線に沿う位置における拡大断面
図、(b)は平面図、(c)は上型と下型との離間時の
拡大断面図である。
【符号の説明】
11…トランスファ成形装置、12…上型(成形型)、
13…下型(成形型)、17…キャビティ(空洞部)、
18…エアベント(空気抜き部)、23…リードフレー
ム(被封止部材)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 近接状態の一対の成形型同士の間に成形
    用の空洞部とこの空洞部に連なる空気抜き部とが形成さ
    れ、成形体内に封止すべき被封止部材を少なくとも前記
    空気抜き部によって挟持するトランスファ成形装置にお
    いて、 空気の通過方向と垂直な面内における前記空気抜き部の
    幅が、前記成形型が前記被封止部材から相対的に離間す
    る方向へ連続的に狭くなっていることを特徴とするトラ
    ンスファ成形装置。
  2. 【請求項2】 半導体チップとこの半導体チップが固定
    されているリードフレームとが前記被封止部材であり、 前記半導体チップ及び前記リードフレームが樹脂封止さ
    れて成る半導体パッケージが前記成形体であり、 前記リードフレームが前記空気抜き部に挟持されること
    を特徴とする請求項1記載のトランスファ成形装置。
JP36578197A 1997-12-22 1997-12-22 トランスファ成形装置 Pending JPH11179763A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36578197A JPH11179763A (ja) 1997-12-22 1997-12-22 トランスファ成形装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36578197A JPH11179763A (ja) 1997-12-22 1997-12-22 トランスファ成形装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11179763A true JPH11179763A (ja) 1999-07-06

Family

ID=18485100

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36578197A Pending JPH11179763A (ja) 1997-12-22 1997-12-22 トランスファ成形装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11179763A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006159690A (ja) * 2004-12-08 2006-06-22 Apic Yamada Corp 樹脂モールド金型および樹脂モールド装置
US7186589B2 (en) 2001-08-30 2007-03-06 Micron Technology, Inc. Method for fabricating semiconductor components using mold cavities having runners configured to minimize venting

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7186589B2 (en) 2001-08-30 2007-03-06 Micron Technology, Inc. Method for fabricating semiconductor components using mold cavities having runners configured to minimize venting
US7265453B2 (en) * 2001-08-30 2007-09-04 Micron Technology, Inc. Semiconductor component having dummy segments with trapped corner air
JP2006159690A (ja) * 2004-12-08 2006-06-22 Apic Yamada Corp 樹脂モールド金型および樹脂モールド装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003174124A (ja) 半導体装置の外部電極形成方法
US5043199A (en) Resin tablet for plastic encapsulation and method of manufacturing of plastic encapsulation using the resin tablet
JPH04147814A (ja) 樹脂封入成形用金型
JP3411448B2 (ja) 半導体素子の樹脂封止金型及び半導体装置の製造方法
JP3727446B2 (ja) 半導体装置の樹脂封止成形金型
JPH11179763A (ja) トランスファ成形装置
JP2581113B2 (ja) 半導体装置のモールド方法および装置
JPH0574999A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH0794635A (ja) 樹脂封止パッケージ
JPH0745765A (ja) 樹脂封止型半導体装置の樹脂封止法
JP3212527B2 (ja) 光照射窓を有するbga型中空半導体パッケージ
JPH10209192A (ja) 中空型半導体パッケージ成形方法
JPH06126771A (ja) 樹脂成形用金型
JP3499269B2 (ja) カバーフレームと樹脂封止方法
JPS63175436A (ja) 樹脂封止型半導体装置の製造方法
JPH0644105Y2 (ja) 樹脂モ−ルド型半導体装置のリ−ドフレ−ム
JP3575592B2 (ja) リードフレーム組立体の樹脂モールド用成形型及び樹脂モールド成形法
JPS63157451A (ja) 半導体装置用リ−ドフレ−ム
JP2003203935A (ja) 半導体装置の封止方法およびそれに用いる封止装置
JPH0919939A (ja) トランスファ成形装置
JPH115233A (ja) トランスファ成形用金型
JPH0445563A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH04333245A (ja) プラスチック集積回路パッケージを製造するための金型
JPS63299368A (ja) 半導体素子収納パッケ−ジの製造方法
JP2006210784A (ja) リードフレームおよび半導体装置ならびに半導体装置製造方法