JPH11179708A - 針葉樹等の小径原木から旋削したベニヤ単板の積算定尺づつの含水弁別処理装置 - Google Patents

針葉樹等の小径原木から旋削したベニヤ単板の積算定尺づつの含水弁別処理装置

Info

Publication number
JPH11179708A
JPH11179708A JP36704197A JP36704197A JPH11179708A JP H11179708 A JPH11179708 A JP H11179708A JP 36704197 A JP36704197 A JP 36704197A JP 36704197 A JP36704197 A JP 36704197A JP H11179708 A JPH11179708 A JP H11179708A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
veneer
piece
moisture content
predetermined
veneers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP36704197A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Nagasawa
潔 長澤
Shigeru Sugiura
茂 杉浦
Kazuji Fujiwara
一二 藤原
Toshimichi Nishiyama
俊道 西山
Masaru Okawa
勝 大川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hashimoto Denki Co Ltd
Original Assignee
Hashimoto Denki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hashimoto Denki Co Ltd filed Critical Hashimoto Denki Co Ltd
Priority to JP36704197A priority Critical patent/JPH11179708A/ja
Publication of JPH11179708A publication Critical patent/JPH11179708A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 針葉樹等の小径原木から旋削したベニヤ単板
の処理工程において、省力化と品質の安定化と乾燥エネ
ルギーの効率化を一挙に達成すること。 【解決手段】 ベニヤレース1から最初の段階に吐出す
るバラ物単板と端尺物単板の内の所定有効幅に満たない
小幅物単板の全てを屑単板として機外に排除し、次の段
階に前記ベニヤレース1から吐出する前記端尺物単板の
内の所定有効幅を充分に越えた横はぎ単板用の広幅物単
板とワンピース単板用の連続物単板とを、単板切断集成
繰出し手段(A)と、単板乾燥手段(B)と、単板整形
移送手段(C)と、横はぎ単板用含水弁別堆積手段
(D)と、ワンピース単板用含水弁別堆積手段(E)と
を連設して、画一的な長さの単純切断集成処理作業を継
続的に実施させて処理すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、針葉樹等の小径原
木からベニヤレースにより旋削したベニヤ単板の内、最
初の段階にベニヤレースから吐出するバラ物単板と端尺
物単板の内の所定有効幅に満たない小幅物単板の全てを
屑単板として機外へ排除し、それ以降の段階にベニヤレ
ースから吐出する前記端尺物単板の内の所定有効幅を充
分に越えた横はぎ単板用の広幅物単板と、ワンピース単
板用の連続物単板のみを取得してこれを積算定尺寸法づ
つに切断集成して処理すると共に、前記積算定尺寸法づ
つに切断集成して処理された横はぎ単板用の広幅物単板
とワンピース単板用の連続物単板とを更に乾燥の段階で
所定含水率の範囲に収まるものと、それを越える範囲の
ものとに弁別して、前記所定含水率の範囲を越えるもの
についてはこれを別途再乾処理するようにした、吐出ベ
ニヤ単板の積算定尺づつの含水弁別処理装置の新たな開
発に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的な吐出ベニヤ単板の処理装
置は、ベニヤレースから最初に吐出するバラ物単板を除
く他の有寸取得可能な全ての端尺物単板と有寸および定
尺取得可能な連続物単板の全てを有寸処理工程と定尺処
理工程とに二分して処理すると共に、特に有寸処理工程
ではその全ての吐出単板を最終製品である有寸単板の姿
態に切断し切屑を分離しながら集成して堆積する、多段
に積み重ねられた工程操作の多重処理手段の装置によっ
て構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の多重処理手
段の装置は、有寸処理工程と定尺処理工程とに完全に二
分され、特にその有寸処理工程では全ての吐出単板を最
終製品である有寸単板の姿態に切断し切屑を分離しなが
ら集成して堆積する、多段に積み重ねられた工程操作の
多重処理手段の装置によって構成されていたので、その
多重処理手段の装置には多数の作業員を要するばかりで
なく、個々の処理速度にも過不足が生じるのでその生産
性も低位なままになっていた不都合が未だ合理化の課題
として残存していたものを払拭すべく、ベニヤレースに
より旋削した吐出単板の殆んど全てを対象にしてそれぞ
れ個々に切断集成堆積処理することなく、これをそのま
ま積算定尺寸法づつの横はぎ単板用の広幅物単板とワン
ピース単板用の連続物単板とに切断集成して省力的に処
理すると共に、その乾燥段階において更に定尺寸法づつ
の含水率を検知してその所定含水率を越える範囲のもの
はこれを別途再乾処理して全体的な単板品質の安定化と
乾燥エネルギーの効率化を図る工程操作を、針葉樹等の
小径原木から旋削したベニヤ単板の処理工程に適用しよ
うとしたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題の不都
合を拭払することを目的とし、ベニヤレースから最初の
段階に吐出するバラ物単板と端尺物単板の内の所定有効
幅に満たない小幅物単板はこれを全て屑単板として機外
へ排除し、次の段階に前記ベニヤレースから吐出する前
記端尺物単板の内の所定有効幅を充分に越えた横はぎ単
板用の広幅物単板はこれを積算定尺寸法づつに切断しな
がら順次移送して所定の方向変換場所に上下交互に区分
して集成し、更にまた次の段階に前記ベニヤレースから
吐出するワンピース単板用の連続物単板はこれも積算定
尺寸法づつに切断しながら順次移送して所定の方向変換
場所に上下交互に区分して集成したものを順次後段工程
へ上下交互に繰出すように、ベニヤクリッパーと分配お
よび集成繰出しコンベヤとを配設してなる単板切断集成
繰出し手段(A)と、該単板切断集成繰出し手段(A)
により積算定尺寸法づつに切断集成しながら上下交互に
繰出した前記横はぎ単板用の広幅物単板とワンピース単
板用の連続物単板とを各別に通路を上下段に区分しなが
ら繊維方向に供給して乾燥するように、ロール式等のベ
ニヤドライヤーを次段に配設してなる単板乾燥手段
(B)と、該単板乾燥手段(B)により乾燥した前記横
はぎ単板用の広幅物単板の繊維方向を半分づつに切断し
て芯板用単板の寸法に整形すると共に、その移送系列を
二列に並列させるように、ベニヤスリッターと並列コン
ベヤを次段に配設してなる単板整形移送手段(C)と、
該単板整形移送手段(C)の前記並列コンベヤのそれぞ
れに、連続式等の水分計を配設して前記芯板用単板の含
水が所定含水率の範囲に収まるものと、それを越える範
囲のものとに弁別しながら横はぎすると共に、所定含水
率の範囲を越えた横はぎ単板はこれを他のものと区分し
て堆積するように、単板横はぎ機に連続式等の水分計を
配設して複数のベニヤスタッカーに連設してなる横はぎ
単板用の含水弁別堆積手段(D)と、前記単板乾燥手段
(B)により乾燥した連続物単板からなるワンピース単
板を繊維方向の直交方向に集結移送しながら所定含水率
の範囲に収まるものと、それを越える範囲のものとに弁
別すると共に、所定含水率の範囲を越えたワンピース単
板はこれを他のものと区分して堆積するように、連続式
等の水分計を配設した集結コンベヤに複数のベニヤスタ
ッカーを連設してなるワンピース単板用の含水弁別堆積
手段(E)とからなることを特徴とする針葉樹等の小径
原木から旋削したベニヤ単板の積算定尺づつの含水弁別
処理装置である。
【0005】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。図1は本発明全体の実施
の一例を示す平面図である。図中1はベニヤレース、2
は前記ベニヤレース1から吐出するベニヤ単板を所定の
定尺寸法の長さに切断する、例えば横はぎ単板用の広幅
物単板を合板製品の縦寸法に対応した長さの2枚分の長
さ(例えば2m×2=4mの長さ)に切断したり、例え
ばワンピース用単板の連続物単板を合板製品の横寸法に
対応した長さの4枚分の長さ(例えば1m×4=4mの
長さ)に切断するベニヤクリッパー、3はブロアー等の
吸引力をベルトコンベヤに作用させてベニヤ単板を吸着
させて移送するか、または釘ベルト等にベニヤ単板を刺
着させて移送しながら所定径路上で掻落しバー等により
直下のベルトコンベヤ上に掻き落して転送する分配コン
ベヤ、4は前記分配コンベヤ3から受渡される個々のベ
ニヤ単板を所定の積算定尺寸法までに上下段で交互に集
成しながら後段工程へ順次上下交互に繰出す集成繰出し
コンベヤ、5は前記集成繰出しコンベヤ4から順次上下
交互に繰出される積算定尺寸法づつに切断集成した横は
ぎ単板用の広幅物単板とワンピース単板用の連続物単板
とを各別に通路を上下段に区分しながら繊維方向に供給
して乾燥するようにしたロール式等のベニヤドライヤ
ー、6は前記ベニヤドライヤー5により乾燥した前記横
はぎ単板用の広幅物単板の繊維方向を半分づつに切断し
て芯板用単板の寸法に整形するベニヤスリッター、7は
前記ベニヤスリッター6により繊維方向を半分づつに切
断した芯板用単板の移送系列を二列に隔絶しながらその
移送を継続させるようにした並列コンベヤ、8は前記並
列コンベヤ7のそれぞれに配設した連続式等の水分計、
9は前記広幅物単板の繊維方向を半分づつに切断した芯
板用単板を各別に横はぎする単板横はぎ機、10は前記
水分計8により検知した芯板用単板の含水が所定含水率
の範囲に収まるものと、それを越える範囲のものとに弁
別しながら横はぎすると共に、所定含水率の範囲を越え
た横はぎ単板はこれを他のものと区分して堆積するよう
に連設した複数のベニヤスタッカー、11は前記ベニヤ
ドライヤー5により乾燥した前記連続物単板からなるワ
ンピース単板を繊維方向の直交方向に集結移送する集結
コンベヤ、12は前記集結コンベヤ11に配設した連続
式等の水分計、13は前記水分計12により検知したワ
ンピース単板の含水が所定含水率の範囲に収まるもの
と、それを越える範囲のものとに弁別しながらこれを他
のものと区分して堆積するように連設した複数のベニヤ
スタッカーである。
【0006】尚、本発明全体の実施の一例を示す図1の
平面図に記載の点線の姿図は、ベニヤレース1とベニヤ
クリッパー2と分配および集成繰出しコンベヤ3,4と
ベニヤドライヤー5との並列状態の配列を、ベニヤドラ
イヤー5に対してベニヤレース1とベニヤクリッパー2
と分配および集成繰出しコンベヤ3,4を直交状態に変
更した場合の実施の一例を示したものである。
【0007】扨て本発明の実施の前提条件となる、ベニ
ヤレース1から最初の段階に吐出するバラ物単板と端尺
物単板の内の所定有効幅に満たない小幅物単板はこれを
全て屑単板として機外へ排除するように構成した処理手
段は、本願発明の先願として本出願人から特願平9−3
33530号として出願されている「針葉樹等の小径原
木から旋削したベニヤ単板の弁別処理方法」に開示され
ているものであって、それはベニヤレースに原木回転セ
ンサーとナイフ位置検知センサーを装着すると共に、ベ
ニヤレースから吐出するベニヤ単板を移送するコンベヤ
上に移送方向に直交して左右対称に多数の単板検知セン
サー群を一列状に架設してシーケンサー等の制御回路に
接続し、該原木回転検知センサーとナイフ位置検知セン
サーと単板検知センサー群から左右各個に発信されるバ
ラ物単板の検知信号と、該原木回転検知センサーとナイ
フ位置検知センサーと単板検知センサー群から左右同時
に発信される端尺物単板の検知信号の内の所定有効幅に
満たない小幅物単板の検知信号とをそれぞれ弁別して検
知すると共に、前記バラ物単板の検知信号と前記端尺物
単板の検知信号の内の所定有効幅に満たない小幅物単板
の検知信号とを検知した時期の吐出ベニヤ単板はこれを
全て屑単板として機外へ排除するように予じめその処理
手段が構成されているものである。
【0008】次に本発明の省力化の主体を構成する、横
はぎ単板用の広幅物単板とワンピース単板用の連続物単
板の積算定尺寸法づつの単板切断集成手段(A)による
省力的な実施態様は、図2の側面図にその詳細を開示し
たように、ベニヤレース1とベニヤクリッパー2と分配
および集成繰出しコンベヤ3,4の連結による最初の段
階の積算定尺処理にその特長があるものであり、それは
ベニヤレ−ス1から最初の段階に吐出するバラ物単板と
端尺物単板の内の所定有効幅に満たない小幅物単板を機
外へ排除した後の横はぎ単板用の広幅物単板とワンピー
ス単板用の連続物単板の二者を後段工程のベニヤドライ
ヤー5の間口寸法に見合の、例えば間口寸法4.5mに
見合の積算定尺寸法に、即ち合板製品の縦寸法に対応し
た芯板の長さの2枚分の長さか、或いは合板製品の横寸
法に対応したワンピース単板の長さの4枚分の長さの積
算定尺寸法にこれを設定して、前記二者の吐出単板に画
一的な長さの単純切断集成処理作業を継続的に実施させ
たことによって、後段の乾燥工程や横はぎ工程を含めて
従来比12名程度の作業員を6名程度にまで削減出来、
格段に工程全体の省力化が図られたものである。
【0009】次にまた本発明の乾燥エネルギーの効率化
を図る工程操作の主体を構成する、横はぎ単板用の含水
弁別堆積手段(D)とワンピース単板用の含水弁別堆積
手段(E)により堆積弁別された所定含水率を越えた横
はぎ単板とワンピース単板をそのままの堆積姿態で再乾
する実施態様は、図1の平面図にその詳細を開示したよ
うに、堆積姿態の所定含水率を越えた横はぎ単板とワン
ピース単板を、減圧可能な密閉缶体容器に収納して高周
波電力を照射しながら減圧乾燥する高周波式減圧乾燥機
14等からなる単板再乾燥手段(F)によって、例えば
日産200m3程度の単板生産量の約5%程度が実績的
に再乾処理に廻るものとして、日産約10m3程度の再
乾処理が実施出来、従って上記単板生産量の5%程度の
所定含水率を越えたベニヤ単板の存在によって他の多く
のベニヤ単板が過乾燥処理されたり乾燥不良処理される
等の障害を排除することが出来、結果として全体的な単
板品質の安定化と乾燥エネルギーの効率化が図られたも
のである。
【0010】
【発明の効果】本発明は以上に説明したように、ベニヤ
レースにより旋削した吐出単板の殆んど全てを対象にし
てそれぞれ個々に切断集成堆積処理することなく、これ
をそのまま積算定尺寸法づつの横はぎ単板用の広幅物単
板とワンピース単板用の連続物単板とに切断集成して省
力的に処理すると共に、その乾燥段階において更に定尺
寸法づつの含水率を検知してその所定含水率を越える範
囲のものはこれを別途再乾処理して全体的な単板品質の
安定化と乾燥エネルギーの効率化を図る工程操作を、針
葉樹等の小径原木から旋削したベニヤ単板の処理工程に
適用したものであるから、従来の多重処理手段の装置の
ように有寸処理工程と定尺処理工程とに完全に二分さ
れ、特にその有寸処理工程では全ての吐出単板を最終製
品の有寸単板の姿態に切断し切屑を分離しながら集成し
て堆積する、多段に積み重ねられた工程操作の多重処理
手段の装置によって構成されていたので、その多重処理
手段の装置には多数の作業員を要するばかりでなく、個
々の処理速度にも過不足が生じるので生産性も低位なま
まになっていた不都合が未だ合理化の課題として残存し
ていたものを払拭することが出来、本発明の完成によっ
てこの種針葉樹等の小径原木から旋削したベニヤ単板の
処理工程の省力化と品質の安定化と乾燥エネルギーの効
率化を一挙に達成することが出来たものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明全体の実施の一例を示す平面図である。
【図2】本発明の単板切断集成繰出し手段の一例を示す
側面図である。
【図3】本発明の単板乾燥手段の一例を示す側面図であ
る。
【図4】本発明の単板整形移送手段と横はぎ単板用の含
水弁別堆積手段の一例を示す側面図である。
【図5】本発明のワンピース単板用の含水弁別堆積手段
の一例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 ベニヤレース 2 ベニヤクリッパー 3 分配コンベヤ 4 集成繰出しコンベヤ 5 ベニヤドライヤー 6 ベニヤスリッター 7 並列コンベヤ 8 水分計 9 単板横はぎ機 10 ベニヤスタッカー 11 集結コンベヤ 12 水分計 13 ベニヤスタッカー 14 高周波式減圧乾燥機
【手続補正書】
【提出日】平成10年2月5日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題の不都
合を拭払することを目的とし、ベニヤレースから最初の
段階に吐出するバラ物単板と端尺物単板の内の所定有効
幅に満たない小幅物単板はこれを全て屑単板として機外
へ排除し、次の段階に前記ベニヤレースから吐出する前
記端尺物単板の内の所定有効幅を充分に越えた横はぎ単
板用の広幅物単板はこれを積算定尺寸法づつに切断しな
がら順次移送して所定の方向変換場所に上下交互に区分
して集成し、更にまた次の段階に前記ベニヤレースから
吐出するワンピース単板用の連続物単板はこれも積算定
尺寸法づつに切断しながら順次移送して所定の方向変換
場所に上下交互に区分して集成したものを順次後段工程
へ上下交互に繰出すように、ベニヤクリッパーと分配お
よび集成繰出しコンベヤとを配設してなる単板切断集成
繰出し手段(A)と、該単板切断集成繰出し手段(A)
により積算定尺寸法づつに切断集成しながら上下交互に
繰出した前記横はぎ単板用の広幅物単板とワンピース単
板用の連続物単板とを各別に通路を上下段に区分しなが
ら繊維方向に供給して乾燥するように、ロール式等のベ
ニヤドライヤーを次段に配設してなる単板乾燥手段
(B)と、該単板乾燥手段(B)により乾燥した前記横
はぎ単板用の広幅物単板の繊維方向を半分づつに切断し
て芯板用単板の寸法に整形すると共に、その移送系列を
二列に並列させるように、ベニヤスリッターと並列コン
ベヤを次段に配設してなる単板整形移送手段(C)と、
該単板整形移送手段(C)の前記並列コンベヤのそれぞ
に連続式等の水分計を配設して、前記芯板用単板の含
水が所定含水率の範囲に収まるものと、それを越える範
囲のものとに弁別しながら横はぎすると共に、所定含水
率の範囲を越えた弁別横はぎ単板はこれを他のものと区
分して堆積するように、単板横はぎ機に連続式等の水分
計を配設して複数のベニヤスタッカーに連設してなる横
はぎ単板用の含水弁別堆積手段(D)と、前記単板乾燥
手段(B)により乾燥した前記連続物単板からなるワン
ピース単板を繊維方向の直交方向に集結移送しながら所
定含水率の範囲に収まるものと、それを越える範囲のも
のとに弁別すると共に、所定含水率の範囲を越えた弁別
ワンピース単板はこれを他のものと区分して堆積するよ
うに、連続式等の水分計を配設した集結コンベヤに複数
のベニヤスタッカーを連設してなるワンピース単板用の
含水弁別堆積手段(E)とからなることを特徴とする針
葉樹等の小径原木から旋削したベニヤ単板の積算定尺づ
つの含水弁別処理装置である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。図1は本発明全体の実施
の一例を示す平面図である。図中1はベニヤレース、2
は前記ベニヤレース1から吐出するベニヤ単板を所定の
定尺寸法の長さに切断する、例えば横はぎ単板用の広幅
物単板を合板製品の縦寸法に対応した長さの2枚分の長
さ(例えば2m×2=4mの長さ)に切断したり、例え
ばワンピース用単板の連続物単板を合板製品の横寸法に
対応した長さの4枚分の長さ(例えば1m×4=4mの
長さ)に切断するベニヤクリッパー、3はブロアー等の
吸引力をベルトコンベヤに作用させてベニヤ単板を吸着
させて移送するか、または釘ベルト等にベニヤ単板を刺
着させて移送しながら所定径路上で掻落しバー等により
直下のベルトコンベヤ上に掻き落して転送する分配コン
ベヤ、4は前記分配コンベヤ3から受渡される個々のベ
ニヤ単板を所定の積算定尺寸法までに上下段で交互に集
成しながら後段工程へ順次上下交互に繰出す集成繰出し
コンベヤ、5は前記集成繰出しコンベヤ4から順次上下
交互に繰出される積算定尺寸法づつに切断集成した横は
ぎ単板用の広幅物単板とワンピース単板用の連続物単板
とを各別に通路を上下段に区分しながら繊維方向に供給
して乾燥するようにしたロール式等のベニヤドライヤ
ー、6は前記ベニヤドライヤー5により乾燥した前記横
はぎ単板用の広幅物単板の繊維方向を半分づつに切断し
て芯板用単板の寸法に整形するベニヤスリッター、7は
前記ベニヤスリッター6により繊維方向を半分づつに切
断した芯板用単板の移送系列を二列に隔絶しながらその
移送を継続させるようにした並列コンベヤ、8は前記並
列コンベヤ7のそれぞれに配設した連続式等の水分計、
9は前記広幅物単板の繊維方向を半分づつに切断した芯
板用単板を各別に横はぎする単板横はぎ機、10は前記
水分計8により検知した芯板用単板の含水が所定含水率
の範囲に収まるものと、それを越える範囲のものとに弁
別しながら横はぎすると共に、所定含水率の範囲を越え
弁別横はぎ単板はこれを他のものと区分して堆積する
ように連設した複数のベニヤスタッカー、11は前記ベ
ニヤドライヤー5により乾燥した前記連続物単板からな
るワンピース単板を繊維方向の直交方向に集結移送する
集結コンベヤ、12は前記集結コンベヤ11に配設した
連続式等の水分計、13は前記水分計12により検知し
たワンピース単板の含水が所定含水率の範囲に収まるも
のと、それを越える範囲のものとに弁別しながらこれを
他のものと区分して堆積するように連設した複数のベニ
ヤスタッカーである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】次にまた本発明の乾燥エネルギーの効率化
を図る工程操作の主体を構成する、横はぎ単板用の含水
弁別堆積手段(D)とワンピース単板用の含水弁別堆積
手段(E)により堆積弁別された所定含水率を越えた
横はぎ単板と弁別ワンピース単板をそのままの堆積姿
態で再乾する実施態様は、図1の平面図にその詳細を開
示したように、堆積姿態の所定含水率を越えた弁別横は
ぎ単板と弁別ワンピース単板を、減圧可能な密閉缶体容
器に収納して高周波電力を照射しながら減圧乾燥する高
周波式減圧乾燥機14等からなる単板再乾燥手段(F)
によって、例えば日産200m程度の単板生産量の約
5%程度が実績的に再乾処理に廻るものとして、日産約
10m程度の再乾処理が実施出来、従って上記単板生
産量の5%程度の所定含水率を越えたベニヤ単板の存在
によって他の多くのベニヤ単板が過乾燥処理されたり乾
燥不良処理される等の障害を排除することが出来、結果
として全体的な単板品質の安定化と乾燥エネルギーの効
率化が図られたものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西山 俊道 愛知県高浜市新田町五丁目1番地17 橋本 電機工業株式会社内 (72)発明者 大川 勝 愛知県高浜市新田町五丁目1番地17 橋本 電機工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベニヤレースから最初の段階に吐出する
    バラ物単板と端尺物単板の内の所定有効幅に満たない小
    幅物単板はこれを全て屑単板として機外へ排除し、次の
    段階に前記ベニヤレースから吐出する前記端尺物単板の
    内の所定有効幅を充分に越えた横はぎ単板用の広幅物単
    板はこれを積算定尺寸法づつに切断しながら順次移送し
    て所定の方向変換場所に上下交互に区分して集成し、更
    にまた次の段階に前記ベニヤレースから吐出するワンピ
    ース単板用の連続物単板はこれも積算定尺寸法づつに切
    断しながら順次移送して所定の方向変換場所に上下交互
    に区分して集成したものを順次後段工程へ上下交互に繰
    出すように、ベニヤクリッパーと分配および集成繰出し
    コンベヤとを配設してなる単板切断集成繰出し手段
    (A)と、該単板切断集成繰出し手段(A)により積算
    定尺寸法づつに切断集成しながら上下交互に繰出した前
    記横はぎ単板用の広幅物単板とワンピース単板用の連続
    物単板とを各別に通路を上下段に区分しながら繊維方向
    に供給して乾燥するように、ロール式等のベニヤドライ
    ヤーを次段に配設してなる単板乾燥手段(B)と、該単
    板乾燥手段(B)により乾燥した前記横はぎ単板用の広
    幅物単板の繊維方向を半分づつに切断して芯板用単板の
    寸法に整形すると共に、その移送系列を二列に並列させ
    るように、ベニヤスリッターと並列コンベヤを次段に配
    設してなる単板整形移送手段(C)と、該単板整形移送
    手段(C)の前記並列コンベヤのそれぞれに、連続式等
    の水分計を配設してなる単板水分検知手段と、該単板水
    分検知手段により前記芯板用単板の含水が所定含水率の
    範囲に収まるものと、それを越える範囲のものとに弁別
    しながら横はぎすると共に、所定含水率の範囲を越えた
    横はぎ単板はこれを他のものと区分して堆積するよう
    に、単板横はぎ機に連続式等の水分計を配設して複数の
    ベニヤスタッカーに連設してなる横はぎ単板用の含水弁
    別堆積手段(D)と、前記単板乾燥手段(B)により乾
    燥した前記連続物単板からなるワンピース単板を繊維方
    向の直交方向に集結移送しながら所定含水率の範囲に収
    まるものと、それを越える範囲のものとに弁別すると共
    に、所定含水率の範囲を越えたワンピース単板はこれを
    他のものと区分して堆積するように、連続式等の水分計
    を配設した集結コンベヤに複数のベニヤスタッカーを連
    設してなるワンピース単板用の含水弁別堆積手段(E)
    とからなることを特徴とする針葉樹等の小径原木から旋
    削したベニヤ単板の積算定尺づつの含水弁別処理装置。
  2. 【請求項2】 前記横はぎ単板用の含水弁別堆積手段
    (D)と前記ワンピース単板用の含水弁別堆積手段
    (E)により堆積弁別された所定含水率を越えた横はぎ
    単板とワンピース単板とを、そのままの堆積姿態で収納
    して所定含水率の範囲まで再乾するようにした、高周波
    式減圧乾燥機等からなる単板再乾燥手段(F)を併設し
    てなる請求項1記載の針葉樹等の小径原木から旋削した
    ベニヤ単板の積算定尺づつの含水弁別処理装置。
JP36704197A 1997-12-24 1997-12-24 針葉樹等の小径原木から旋削したベニヤ単板の積算定尺づつの含水弁別処理装置 Pending JPH11179708A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36704197A JPH11179708A (ja) 1997-12-24 1997-12-24 針葉樹等の小径原木から旋削したベニヤ単板の積算定尺づつの含水弁別処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36704197A JPH11179708A (ja) 1997-12-24 1997-12-24 針葉樹等の小径原木から旋削したベニヤ単板の積算定尺づつの含水弁別処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11179708A true JPH11179708A (ja) 1999-07-06

Family

ID=18488319

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36704197A Pending JPH11179708A (ja) 1997-12-24 1997-12-24 針葉樹等の小径原木から旋削したベニヤ単板の積算定尺づつの含水弁別処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11179708A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9365365B2 (en) 2011-08-31 2016-06-14 Ventek, Inc. Wood veneer diverter and processing system
CN110161988A (zh) * 2019-04-10 2019-08-23 中国矿业大学 一种基于客户个性化定制的木工家具生产线

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9365365B2 (en) 2011-08-31 2016-06-14 Ventek, Inc. Wood veneer diverter and processing system
CN110161988A (zh) * 2019-04-10 2019-08-23 中国矿业大学 一种基于客户个性化定制的木工家具生产线

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4612006A (en) Die cutting apparatus
US6357201B1 (en) Packaging machine, in particular for cigarettes
JPH11179708A (ja) 針葉樹等の小径原木から旋削したベニヤ単板の積算定尺づつの含水弁別処理装置
IT1281599B1 (it) Procedimento per il trasporto di prodotti di stampa fra macchine rilegatrici di lavorazione successiva e dispositivo per l'esecuzione
US5870882A (en) System for automatically opening cartons and removing packages therein
US20040250948A1 (en) Process and apparatus for producing veneer strips, chipped wood or the like
JPH0891542A (ja) 木材ストランドの定量繰出方法およびその装置
US20230255255A1 (en) Method and plant for treating tobacco leaves
GB2345026A (en) Apparatus for manufacturing lumber products
CN212923101U (zh) 高速收板机
FI62385C (fi) Saett och anordning foer behandling av ett fibroest eller partikulaert material
JP2003245610A (ja) 木質材料片の分級方法
CA2354244C (en) Method of drying wood veneer
JPS5832785Y2 (ja) ホツプ花の選別装置
JPH0745158Y2 (ja) 脱穀機の揺動選別装置
FI83146C (fi) Foerfarande foer uppsamling av klenvirke till raomaterial och braensle foer industri.
SU1604614A1 (ru) Способ измельчени древесных отходов в щепу
FI99105C (fi) Menetelmä ja laitteisto tuore- ja kuivasaheiden tasaamiseksi ja lajittelemiseksi
JP2533416Y2 (ja) 根菜類収穫機の夾雑物排出装置
JPH11207707A (ja) 乾燥単板の含水別横はぎ処理方法
JPH10201418A (ja) 製茶ライン
AU781261B2 (en) Method of drying wood veneer
JPH0365119A (ja) 脱穀装置の二番物処理構造
JPH0563144B2 (ja)
JPH037301A (ja) 単板の処理装置