JPH11179698A - シート片の打抜フィード装置 - Google Patents

シート片の打抜フィード装置

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JPH11179698A
JPH11179698A JP35147697A JP35147697A JPH11179698A JP H11179698 A JPH11179698 A JP H11179698A JP 35147697 A JP35147697 A JP 35147697A JP 35147697 A JP35147697 A JP 35147697A JP H11179698 A JPH11179698 A JP H11179698A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フープ状のシート材からシート片を1枚ずつ
打ち抜いて安定・確実に供給することができ、例えば電
池の製造ラインに組み込むに好適な打抜フィード装置を
提供する。 【解決手段】 シート材から底紙等のシート片を打ち抜
く打抜機構(12)の打抜パンチ(24)の先端から突出し
て、シート片をフィード機構(15)のガイド溝(32)上
に押し出すナックアウトチップ(26)を設けると共に、
このナックアウトチップの先端に溝(26a)を形成す
る。一方、フィード機構には、ガイド溝内を移動してナ
ックアウトチップの溝内を通過しながらシート片を横方
向に押し出す背高の突起部(31)を設けたことを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フープ状に巻回さ
れたシート材を巻き戻しながら、該シート部材から所定
形状のシート片、例えば筒型電池に用いられる円形また
はリング状の底紙や鍔紙を順次打ち抜いて所定の装着位
置等に移送するに好適なシート片の打抜フィード装置に
関する。
【0002】
【関連する背景技術】筒型電池には、例えば有底円筒型
ケーシングの底部に嵌め込まれる図8(a)に示すような
円形の底紙1や、ケーシングに充填された正極合剤の中
央部に埋設される炭素棒(集電体)に嵌め込まれる図8
(b)に示すようなリング状の鍔紙2が用いられる。この
種の底紙1や鍔紙2は、一般的にはフープ状に巻回され
たシート材を、打抜パンチおよびこの打抜パンチと対を
なすダイからなる打抜装置を用いて打抜加工することに
よりシート片として製造される。
【0003】このような底紙1や鍔紙2は、例えば図9
に示すようなパーツフィーダ4を用いて筒型電池の製造
ラインに供給される。即ち、パーツフィーダ4により底
紙1(鍔紙2)を整列させて筒状ガイド5内に積み重
ね、その下端部よりカム機構6に駆動されるプッシャ7
を用いて上記底紙1(鍔紙2)を1枚ずつ押し出すこと
で所定の筒型電池製造工程部に供給される。尚、カム機
構6は、回転駆動されるフィードカム6aと、その周面
を転動するカムフォロア6bを備えた揺動レバー6cと
からなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで底紙1や鍔紙
2からなるシート片は、フープ状のシート材から打ち抜
き形成されるものなので、特にフープの巻芯に近い部分
から打ち抜かれた場合、その巻き癖に起因する反りが生
じることが否めない。このような反りを生じたシート片
(底紙1,鍔紙2)が前述した筒状ガイド5内に供給さ
れると、例えば図10に示すように、その反りに起因し
てプッシャ7がシート片の下面側に潜り込み、且つシー
ト片が上方に逃げるので、プッシャ7によってシート片
を押し出すことができなくなり、所謂紙詰まりが生じ
る。
【0005】このような事態が生じた場合、その都度、
紙詰まりの原因となっているシート片の除去作業が必要
となり、その間、シート片の供給が停止すると言う不具
合が生じる。特にこのような不具合は筒型電池の製造ラ
インにおける作業停止に繋がるので、極力回避する必要
がある。しかしながら、上述した巻き癖に起因する反り
が生じたシート片を予め排除したり、フープの巻芯に近
い部分からのシート片の打抜を止めることは生産性の点
で問題がある。
【0006】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たもので、その目的は、フープ状のシート材から打ち抜
き形成される厚みが薄く、しかも反りのあるシート片で
あっても、これを高速にしかも安定に供給することので
きるシート片の打抜フィード装置を提供することにあ
る。特に本発明はシート材から所定形状のシート片を打
ち抜きながら、その打ち抜いたシート片を紙詰まりを生
じることなく1枚ずつ安定・確実に移送することがで
き、例えば電池の製造ラインに組み込むに好適な打抜フ
ィード装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
べく本発明に係るシート材の打抜フィード装置は、打抜
パンチおよびこの打抜パンチと対をなすダイを備え、ダ
イ上に導かれたシート材料から所定形状のシート片、例
えば筒型電池に組み付けられる底紙や鍔紙を打ち抜き形
成する打抜機構と、この打抜機構により打ち抜かれたシ
ート片をその打抜方向と交差する向きに取り出して移送
するフィード機構とを具備したものであって、特に前記
打抜機構を、先端に打抜パンチが装着され、往復駆動さ
れて前記打抜パンチを前記ダイに嵌合させる打抜プラン
ジャと、この打抜プランジャの内側に進退自在に設けら
れて先端にナックアウトチップを装着してなり、往復駆
動されて前記ナックアウトチップを前記打抜パンチの先
端より突出させるナックアウトプランジャとを備えた構
成とし、更に前記ナックアウトチップの先端部に前記シ
ート片の取り出し方向に沿う溝を形成し、一方、前記フ
ィード機構には上記ナックアウトチップの溝内を通過し
て前記シート片を横方向に押し出す背高の突起部を設け
たことを特徴としている。
【0008】また請求項2に示すように前記フィード機
構を、前記ナックアウトチップにより押し出された前記
シート片を受け止めると共に、受け止めたシート片を横
方向に案内するガイド溝を備えた移送台と、この移送台
のガイド溝に沿って前記突起部を移動させる移動体とを
備えた構成としたことを特徴としている。更に請求項3
に記載するように、前記ナックアウトチップがシート片
をガイド溝上に押し付けた状態にあるとき、前記移動体
が作動して前記突起部を前記ナックアウトチップの溝内
を通過させ、これによって上記シート片を横方向に押し
出すようにしたことを特徴としている。
【0009】即ち、本発明は打抜パンチの内部に設けた
ナックアウトチップにより、打抜パンチによってシート
材から打ち抜かれたシート片をフィード機構のガイド溝
上に押し出し、この状態で移動体により移動される突起
部を上記シート片の側部に当接させて横方向に押出すよ
うにしたもので、この際、上記突起がナックアウトチッ
プに衝突することがないように、該ナックアウトチップ
の先端に溝を設けておくようにしたことを特徴としてい
る。
【0010】この結果、シート材からその巻き癖に起因
する反りのあるシート片を打ち抜いた場合であっても、
そのシート片をナックアウトチップによりガイド溝上に
平坦に押し付けた状態で、その厚みよりも高さのある突
起部により横方向に押し出すことができるので、シート
片の厚みや反りの有無に拘わることなく1枚ずつ安定・
確実に所定の位置に移送することが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態に係るシート片の打抜フィード装置について、
筒型電池の製造工程に組み込まれる底紙供給装置を例に
説明する。図1は底紙供給装置の概略的な構成を示す斜
視図であり、図2はその平面構成図、図3はその要部側
面図である。この装置は、底紙の形成材料であるフープ
状に巻回されたシート材11を巻き戻しながら、所定の
速度で所定長ずつ間欠的に打抜機構12に送り出し、該
打抜機構12にてシート材11から所定形状のシート片
である底紙13を打ち抜き、この底紙13を上記打抜機
構12の下方に設けられた円盤状のフィード機構14に
て該打ち抜き機構12の側方の底紙供給位置に移送する
ように構成される。この底紙供給位置にて、図示しない
筒型電池の製造ラインに沿って順次搬送される電池ケー
シングに対する底紙13の装着作業が行われる。
【0012】尚、図中15は、シート材11を巻き戻し
て搬送する搬送装置で、打抜機構12よりも下流側に設
けられ、インデックス15aによって間欠的に回転駆動
されて前記シート材11を挟み込んで所定長ずつ引き出
す搬送ローラ15bと、打抜機構12よりも上流側に設
けられて上記搬送ローラ15bとの間におけるシート材
11の張力を一定に保つテンションローラ15cとから
なる。
【0013】さて前記打抜機構12は、図3に詳しく示
すように、打抜カム21によって上下(打抜機構12に
供給されるシート材11の表裏の方向)に往復駆動され
る筒型の打抜プランジャ22と、この打抜プランジャ2
2の内部に上下動自在に設けられ、前記打抜カム21に
よって上下に往復駆動されるナックアウトプランジャ2
3を備えている。打抜プランジャ22およびナックアウ
トプランジャ23は、カムフォロア22a,23aを介
して前記打抜カム21により互いに関連付けられて上下
に往復移動駆動されるもので、前記搬送装置15によっ
てシート材11が所定長さ送り出され、該シート材11
が停止したときに下降駆動される。具体的には後述する
ように、例えば先ず打抜プランジャ22が所定位置まで
下降駆動され、打抜プランジャ22を最下降位置に保持
した状態でナックアウトプランジャ23が所定位置まで
下降駆動される。
【0014】上記打抜プランジャ22の先端には所定形
状の打抜パンチ24が装着されている。また打抜プラン
ジャ22によって下降駆動される打抜パンチ24の下方
位置には、これと対をなすダイ25が所定の間隔を隔て
て対向配置されている。そして打抜パンチ24は、その
下降によって上記ダイ25に嵌合することで、その間に
導かれるシート材11から所定形状のシート片(底紙1
3)を打ち抜く役割を果たす。
【0015】即ち、打抜機構12に供給されるシート材
11は、幅方向に位置規制されて上記ダイ25上に導か
れる。そしてシート材11は前述した如く下降駆動され
る打抜プランジャ22の先端の打抜パンチ24とダイ2
5との間に挟み込まれた後、更に下降駆動される打抜パ
ンチ24によってダイ25の下方に打ち抜かれる。従っ
てシート材11から打ち抜かれるシート片(底紙13)
は、打抜パンチ24の外形形状(雄型)およびダイ25
の内形形状(雌型)により規定された形状のものとな
る。
【0016】尚、打抜パンチ24は中空筒型構造をな
し、その内部に前記ナックアウトプランジャ23の先端
に装着されたナックアウトチップ26を挿通し得るもの
となっている。このナックアウトチップ26は、前述し
たナックアウトプランジャ23の下降により打抜パンチ
24の先端部から突出することで、前記打抜パンチ24
によって打ち抜かれた底紙13を更に押し下げてフィー
ド機構14上に送り出す役割を果たす。
【0017】またこのナックアウトチップ26の先端部
には、図4に示すようにフィード機構14による底紙1
3の取り出し方向に沿って所定深さの溝26aが設けら
れている。この溝26aは、前記フィード機構14に設
けられて底紙13を前記ナックアウトチップ26の下端
部からその側方に押し出し、且つ所定の位置まで搬送す
る役割を担う後述する突起部31との衝突を回避して、
該突起部31を打抜機構12(打抜パンチ24およびナ
ックアウトチップ26)の下方を通過させるものであ
る。
【0018】ここでフィード機構14について説明する
と、図4にその要部を模式的に示すようにフィード機構
14は、リング状のガイド溝32をその上面に形成した
円盤状の移送台33と、上記ガイド溝32内を移動可能
に設けられた前記突起31を移動させる移動体34とを
備えている。即ち、移送台33の上面には、前記打抜機
構12にてシート材11から打ち抜かれたシート片(底
紙13)を受け止めると共に、この底紙13を筒型電池
の製造ラインに対する底紙供給位置に案内する所定幅の
ガイド溝32がリング状に形成されている。このガイド
溝32の溝深さは、前記シート片(底紙13)の反りを
見込んだ厚みよりも僅かに深くなるように設定されてい
る。またこのガイド溝32の底部には、該ガイド溝32
に沿って前記突起部31を移動させるスリット溝32a
が形成されている。
【0019】突起部31は、移送台33の内部に組み込
まれて回転駆動される円盤状の移動体34の周縁部に突
出形成されたもので、例えば周方向に等間隔に複数個設
けられており、移動体34の回転に伴って前記スリット
溝32a内を移動する。この突起部31の高さは、前記
ガイド溝32内への突出長が、該ガイド溝32の溝深さ
よりも僅かに短くなるように設定される。
【0020】しかして移動体34は、図3に示すように
回転伝達ギヤ35を介して前記打抜カム21の回転に連
動して回転する。そして打抜機構12によりシート片
(底紙13)が打ち抜かれて前記ガイド溝32上に押し
出されたとき、移動体34は突起部31を前記ナックア
ウトチップ26の先端部の溝26a内を通過させて移動
させるものとなっている。この突起部31の上記ナック
アウトチップ26の溝26a内の通過により、図4に示
すようにナックアウトチップ26の先端部によってガイ
ド溝32内に押し付けられている底紙13が、該突起部
31によって横方向に押し出され、ガイド溝32に沿っ
て移送される。
【0021】尚、前述した打抜カム21は、その1回転
によって前記打抜プランジャ22およびナックアウトプ
ランジャ23を複数回(例えば3回)に亘って上下に往
復駆動してシート材11から底紙13を打ち抜くように
構成されている。また前記フィード機構14は、等角度
間隔に設けた複数(例えば8個)の突起部31を前記底
紙13の打ち抜きに連動させて、その都度、ナックアウ
トチップ26の溝26a内を通過させ、ナックアウトチ
ップ26の先端部から底紙13を横方向に押し出すよう
に同期化されている。
【0022】かくしてこのように構成された底紙供給装
置(シート片の打抜フィード装置)によれば、図5(a)
(b)(c)にその作動状態を分解して示すように、打抜プ
ランジャ22およびナックアウトプランジャ23を上昇
させ、打抜パンチ24およびナックアウトチップ26を
それぞれ上昇位置に保った状態において、ダイ25上に
シート材11を導く。このシート材11の供給は、該シ
ート材11から打ち抜く底紙13(シート片)の大きさ
に相当する長さずつ、フープ状のシート材11を間欠的
に引き出すことによって行われる[図5(a)]。
【0023】しかる後、打抜カム21の回転に伴って打
抜プランジャ22を下降させ、その先端に装着された打
抜パンチ24とダイ25との間にシート材11を挟み込
み、該シート材11から底紙13を打ち抜く[図5
(b)]。その後、前記打抜カム21の回転に伴ってナッ
クアウトプランジャ23を下降させ、その先端に装着さ
れたナックアウトチップ26を前記打抜パンチ24の先
端より突出させることで、該ナックアウトチップ26に
より底紙13を押し出し、ガイド溝32上に押さえ込む
[図5(c)]。
【0024】するとこの状態において、前記移動体34
の回転に伴って突起部31がナックアウトチップ26の
溝26a内を通過し、底紙13をガイド溝32に沿って
その側方に押し出す。そして突起部31による底紙13
の横方向への押出しが行われている状態において前記打
抜カム21の回転に伴い、前記打抜プランジャ22およ
びナックアウトプランジャ23が上昇駆動され、図5
(a)の状態に復帰する。このような動きを順に繰り返す
ことにより、フープ状のシート材11が間欠的に繰り出
されながら、該シート材11から底紙13(シート材)
が1枚ずつ打ち抜かれ、フィード機構14のガイド溝3
2上に押し出される。そしてガイド溝32内を移動する
突起部31により底紙13がナックアウトチップ26の
側方に押し出されて1枚ずつ移送されることになる。
【0025】この際、突起部31はナックアウトチップ
26の溝26a内を通過しながら移動するので、底紙1
3の縁部に確実に当接して該底紙13を横方向に押し出
すことになる。即ち、底紙13の厚みよりも十分大きい
高さを持つ突起部31にて底紙13を押し出すので、仮
に底紙13が薄い場合であっても、これを安定・確実に
押し出すことができる。しかもナックアウトチップ26
によって底紙13をガイド溝32上に押さえ付けた状態
で、突起部31により底紙13を横方向に押し出すの
で、シート材11の巻き癖が残っている部分から底紙1
3を打ち抜いた場合であっても、底紙13を確実に押し
出して移送することが可能となる。
【0026】またナックアウトチップ26によって底紙
13をガイド溝32上に押さえ付けない場合であって
も、突起部31がナックアウトチップ26の溝26a内
を通過するような十分な高さを有しているので、仮にガ
イド溝32に落とし込まれた底紙13が巻き癖に起因す
る反りを生じていても、その縁部に突起部31を確実に
当接させて底紙13を横方向に押し出すことができる。
【0027】従って底紙13の厚みに拘わることなく、
また巻き癖に起因する反りの有無に拘わることなしに、
シート材11から底紙13(シート片)を順次打ち抜き
ながら、これを1枚ずつ安定・確実に供給(フィード)
することが可能となる。しかもこのようにしてシート片
を1枚ずつ安定・確実にフィードすることが可能なの
で、そのフィード速度の高速化にも十分に対処可能であ
る。
【0028】尚、本発明は上述した実施形態に限定され
るものではない。例えば図6に示すようにフィード機構
14を、回転駆動されるフィードカム41aと、その周
面を転動するカムフォロア41bを備えた揺動レバー4
1cとからなるカム機構41によって往復駆動されるプ
ッシャ42を用いて実現することも可能である。この場
合には、プッシャ42の先端に突起部43を設け、ナッ
クアウトチップ26の先端部の溝26aを通過させるよ
うにすれば良い。
【0029】またリング状の鍔紙を打ち抜き形成してフ
ィードする場合には、図7に示すようにシート材11の
走行方向上流側に、内径打ち抜き用の打抜機構16を設
け、前記打抜機構12によってシート片を打ち抜くに先
立って穴開けを行うようにすれば良い。この場合には、
内径打ち抜き用の打抜機構16を基本的には前述した打
抜機構12と同様に構成し、打抜パンチ24とダイ25
として内径打ち抜き用(小径)のものを装着すれば良
い。
【0030】更にここでは、円形の底紙13やリング状
の鍔紙を打抜形成し、これを1枚ずつフィードする装置
について例示したが、シート材11から打抜形成するシ
ート片の形状は特に限定されず、その形状仕様に応じた
打抜パンチ24とダイ25とを用いるようにすれば良
い。また筒型電池の製造ライン以外の各種製造ラインに
適宜組み込むことが可能である。その他、本発明はその
要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することがで
きる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、打
抜パンチの先端から突出して該打抜パンチにより打ち抜
かれたシート片をフィーダ機構に押し出すナックアウト
チップを備えてなり、フィーダ機構は上記ナックアウト
チップの先端に設けた溝内を通過してシート片を押し出
す突起部を備えているので、フープ状のシート材から打
ち抜いたシート片が薄い場合であっても、或いはシート
片がシート材の巻き癖に起因する反りを有する場合であ
っても、これを1枚ずつ安定・確実にフィードすること
ができる。しかも簡単な構成である上、シート片の高速
フィードにも十分に対処可能である等の実用上多大なる
効果が奏せられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るシート片の打抜フィ
ード装置であって、筒型電池の製造工程に組み込まれる
底紙供給装置の概略的な構成を示す斜視図。
【図2】図1に示す底紙供給装置の平面構成図。
【図3】図1に示す底紙供給装置の要部側面図。
【図4】図1に示す底紙供給装置におけるナックアウト
チップと、ガイド溝内を移動する突起部との関係を示す
図。
【図5】図1に示す底紙供給装置の作動状態を分解して
示す図。
【図6】本発明に係るシート片の打抜フィード装置にお
けるフィード機構の変形例を示す図。
【図7】本発明の別の実施形態に係る底紙供給装置の概
略的な構成を示す平面図。
【図8】シート材から打ち抜かれるシート片としての底
紙と鍔紙の例を示す図。
【図9】従来のシート片供給装置の概略的な構成を示す
図。
【図10】従来のシート片供給装置における不具合点を
模式的に示す図。
【符号の説明】
11 シート材 12 打抜機構 13 底紙(シート片) 14 フィード機構 15 搬送装置 16 打抜機構 21 打抜カム 22 打抜プランジャ 23 ナックアウトプランジャ 24 打抜パンチ 25 ダイ 26 ナックアウトチップ 26a 溝 31 突起部 32 ガイド溝 33 移送台 34 移動体 42 プッシャ 43 突起部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 打抜パンチおよびこの打抜パンチと対を
    なすダイを備え、ダイ上に導かれたシート材料から所定
    形状のシート片を打ち抜く打抜機構と、この打抜機構に
    より打ち抜かれたシート片をその打抜方向と交差する向
    きに取り出して移送するフィード機構とを具備してな
    り、 前記打抜機構は、往復駆動されてその先端に装着した前
    記打抜パンチを前記ダイに嵌合させる打抜プランジャ
    と、この打抜プランジャの内側に進退自在に設けられ、
    往復駆動されてその先端に装着されたナックアウトチッ
    プを前記打抜パンチの先端より突出させるナックアウト
    プランジャとを備え、 前記ナックアウトチップはその先端部に前記シート片の
    取り出し方向に形成された溝を有し、前記フィード機構
    は上記ナックアウトチップの溝内を通過して前記シート
    片を押し出す突起部を備えていることを特徴とするシー
    ト片の打抜フィード装置。
  2. 【請求項2】 前記フィード機構は、前記ナックアウト
    チップにより押し出された前記シート片を受け止めると
    共に、該シート片を横方向に案内するガイド溝を備えた
    移送台と、この移送台の上記ガイド溝に沿って前記突起
    部を移動させる移動体とを具備したことを特徴とする請
    求項1に記載のシート片の打抜フィード装置。
  3. 【請求項3】 前記移動体は、前記ナックアウトチップ
    が前記シート片を前記ガイド溝上に押し付けたとき、前
    記突起部を前記ナックアウトチップの溝内を通過させる
    ことを特徴とする請求項2に記載のシート片の打抜フィ
    ード装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN117207374A (zh) * 2023-09-12 2023-12-12 江苏晶杰光电科技有限公司 一种晶片生产用冲裁装置
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