JPH11179474A - 長尺物加工設備 - Google Patents
長尺物加工設備Info
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- JPH11179474A JPH11179474A JP35175497A JP35175497A JPH11179474A JP H11179474 A JPH11179474 A JP H11179474A JP 35175497 A JP35175497 A JP 35175497A JP 35175497 A JP35175497 A JP 35175497A JP H11179474 A JPH11179474 A JP H11179474A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 加工中の長尺物の保持と、加工後の長尺物の
搬出とを簡便な構成によって確実に行うこと等を目的と
する。 【解決手段】 鍛造装置(加工装置)13の両側に、長
尺物Wの各端部を把持しかつ長尺物Wをその長さ方向に
移動させる一対のマニピュレータ14を備え、鍛造装置
13とマニピュレータ14との間に、長尺物Wを保持す
る保持装置15が設けられ、この保持装置15は、加工
中の長尺物Wの下方に対して進退可能に設けられた台車
16と、長尺物Wの下部に当接しかつ保持可能な支持ロ
ーラ17とで構成され、保持装置15が長尺物Wの下方
に位置させてその保持を行い、また、長尺物Wを保持し
た状態で移動することにより長尺物Wの搬出を行う。
搬出とを簡便な構成によって確実に行うこと等を目的と
する。 【解決手段】 鍛造装置(加工装置)13の両側に、長
尺物Wの各端部を把持しかつ長尺物Wをその長さ方向に
移動させる一対のマニピュレータ14を備え、鍛造装置
13とマニピュレータ14との間に、長尺物Wを保持す
る保持装置15が設けられ、この保持装置15は、加工
中の長尺物Wの下方に対して進退可能に設けられた台車
16と、長尺物Wの下部に当接しかつ保持可能な支持ロ
ーラ17とで構成され、保持装置15が長尺物Wの下方
に位置させてその保持を行い、また、長尺物Wを保持し
た状態で移動することにより長尺物Wの搬出を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鍛造装置などの加
工装置を備えた加工設備に関し、特に長尺物を加工装置
で加工する際にこの長尺物を保持するとともに加工後の
長尺物を搬送するようにした長尺物加工設備に関する。
工装置を備えた加工設備に関し、特に長尺物を加工装置
で加工する際にこの長尺物を保持するとともに加工後の
長尺物を搬送するようにした長尺物加工設備に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の長尺物加工設備の一例として、例
えば、図7および図8に示すものがある。これは、加工
装置として水平対抗型プレス機や多軸鍛造プレス機など
の鍛造装置1が用いられ、この鍛造装置1に水平方向に
挿入される長尺物Wを小径化するものであり、さらに、
鍛造装置1の両側に配設されて長尺物Wの各端部を把持
するとともに長尺物Wを長さ方向に移動させる一対のマ
ニピュレータ2と、これらマニピュレータ2の少なくと
も一方と鍛造装置1との間において長尺物Wの下部に対
向状態で配設され長尺物Wを保持する保持装置3と、こ
の保持装置3の側部に配設され鍛造後に保持装置3から
長尺物Wを取り込んで後段のコンベア等へ搬送するアン
ローダ4とを備えている。
えば、図7および図8に示すものがある。これは、加工
装置として水平対抗型プレス機や多軸鍛造プレス機など
の鍛造装置1が用いられ、この鍛造装置1に水平方向に
挿入される長尺物Wを小径化するものであり、さらに、
鍛造装置1の両側に配設されて長尺物Wの各端部を把持
するとともに長尺物Wを長さ方向に移動させる一対のマ
ニピュレータ2と、これらマニピュレータ2の少なくと
も一方と鍛造装置1との間において長尺物Wの下部に対
向状態で配設され長尺物Wを保持する保持装置3と、こ
の保持装置3の側部に配設され鍛造後に保持装置3から
長尺物Wを取り込んで後段のコンベア等へ搬送するアン
ローダ4とを備えている。
【0003】各マニピュレータ2は、マニピュレータ2
に設けられた走行機構(図示せず)を駆動させることに
より、鍛造装置1に対し前進、後退する。
に設けられた走行機構(図示せず)を駆動させることに
より、鍛造装置1に対し前進、後退する。
【0004】保持装置3は、長尺物Wの下部に当接する
一対の支持ローラ6と、これら支持ローラ6が取り付け
られる揺動アーム7と、この揺動アーム7を揺動させる
ことにより支持ローラ6を長尺物Wに当接させる支持位
置と長尺物Wから離間させる退避位置との2位置に選択
的に位置させる駆動機構8とによって構成される。ま
た、保持装置3は、床面に形成された凹所9内に設置さ
れ、この凹所9には、マニピュレータ2の移動を阻害し
ないように、図7に破線で示すように、支持ローラ6お
よび揺動アーム7が収納されるように構成される。
一対の支持ローラ6と、これら支持ローラ6が取り付け
られる揺動アーム7と、この揺動アーム7を揺動させる
ことにより支持ローラ6を長尺物Wに当接させる支持位
置と長尺物Wから離間させる退避位置との2位置に選択
的に位置させる駆動機構8とによって構成される。ま
た、保持装置3は、床面に形成された凹所9内に設置さ
れ、この凹所9には、マニピュレータ2の移動を阻害し
ないように、図7に破線で示すように、支持ローラ6お
よび揺動アーム7が収納されるように構成される。
【0005】アンローダ4は、保持装置3の側部に配設
され、長尺物Wを把持するクランプ機構10が設けられ
ている。このクランプ機構10は、揺動アーム11によ
って旋回可能に支持されており、長尺物Wを把持した状
態において揺動アーム11が旋回することにより、長尺
物Wを鍛造位置の側部に設置されたコンベア12に搬出
する。
され、長尺物Wを把持するクランプ機構10が設けられ
ている。このクランプ機構10は、揺動アーム11によ
って旋回可能に支持されており、長尺物Wを把持した状
態において揺動アーム11が旋回することにより、長尺
物Wを鍛造位置の側部に設置されたコンベア12に搬出
する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
長尺物加工設備においては、次のような問題点が残され
ている。すなわち、鍛造中において長尺物Wを保持する
保持装置3と、鍛造後において長尺物Wを搬出するアン
ローダ4とを別個に設ける必要があることから、設備が
大がかりになるとともに、加工設備の建造コストが高く
なるという問題点を有している。
長尺物加工設備においては、次のような問題点が残され
ている。すなわち、鍛造中において長尺物Wを保持する
保持装置3と、鍛造後において長尺物Wを搬出するアン
ローダ4とを別個に設ける必要があることから、設備が
大がかりになるとともに、加工設備の建造コストが高く
なるという問題点を有している。
【0007】また、アンローダ4によって長尺物Wを搬
出する際に、長尺物Wを把持したクランプ機構10を揺
動アーム11によって旋回させなければならないから、
大きな駆動力を必要とし、稼働コストの増加の原因とな
っている。このような問題点は、特に長尺物Wが大きい
場合に顕著となる。
出する際に、長尺物Wを把持したクランプ機構10を揺
動アーム11によって旋回させなければならないから、
大きな駆動力を必要とし、稼働コストの増加の原因とな
っている。このような問題点は、特に長尺物Wが大きい
場合に顕著となる。
【0008】さらに、長尺物Wを支持する保持装置3
が、長尺物Wの下方に設置されていることにより、この
長尺物Wからの酸化スケールが保持装置3に落下して、
この保持装置3を汚損、腐食させるとともに、この酸化
スケールが保持装置3の可動部分に付着することによっ
て、保持装置3の円滑な作動が阻害されてしまう。そし
て、この保持装置3の円滑な作動を確保するためには、
清掃作業や保守点検作業を頻繁に行う必要があり、これ
に伴いランニングコストが高くなる。
が、長尺物Wの下方に設置されていることにより、この
長尺物Wからの酸化スケールが保持装置3に落下して、
この保持装置3を汚損、腐食させるとともに、この酸化
スケールが保持装置3の可動部分に付着することによっ
て、保持装置3の円滑な作動が阻害されてしまう。そし
て、この保持装置3の円滑な作動を確保するためには、
清掃作業や保守点検作業を頻繁に行う必要があり、これ
に伴いランニングコストが高くなる。
【0009】また、保持装置3が、マニピュレータ2の
走行路に位置することから、このマニピュレータ2の走
行に用いられるラック5との干渉を避けるために、前記
ラック5の敷設形態が複雑になり、この点からも、設備
コストが高価になる。
走行路に位置することから、このマニピュレータ2の走
行に用いられるラック5との干渉を避けるために、前記
ラック5の敷設形態が複雑になり、この点からも、設備
コストが高価になる。
【0010】本発明は、このような上記問題点に鑑みて
なされたもので、加工中の長尺物の保持と、加工後の長
尺物の搬出とを兼用するとともに、これら保持や搬出を
簡便な構成によって確実に行うことのできる長尺物加工
設備を提供することを目的とする。
なされたもので、加工中の長尺物の保持と、加工後の長
尺物の搬出とを兼用するとともに、これら保持や搬出を
簡便な構成によって確実に行うことのできる長尺物加工
設備を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述した課題
を解決するためになされたものであり、鍛造装置などの
加工装置と、この加工装置に挿入される長尺物の端部を
把持するとともに加工に際して当該長尺物をその長さ方
向に移動させるマニピュレータと、前記加工装置とマニ
ピュレータとの間に配設されて前記長尺物を保持する保
持装置とを備えた長尺物加工設備であって、前記保持装
置は、加工中の前記長尺物の下方に対して進退可能に設
けられた台車と、この台車に搭載されて前記長尺物の下
部に当接しかつ保持可能な支持ローラとを具備する構成
が採用される。また、このような構成の下、次の技術が
適用される。前記保持装置に、前記支持ローラを上下動
させる昇降機構が設けられること。前記支持ローラは、
V字状またはつつみ状に設けられること。前記保持装置
に、前記支持ローラとの間で前記長尺物を把持するクラ
ンプ機構が設けられること。前記保持装置は、前記加工
装置と前記マニピュレータとの間に複数設けられるこ
と。前記加工装置へ向けて前進する前記マニピュレータ
の接近を検知して前記保持装置を前記長尺物の保持位置
から後退させるとともに、後退する当該マニピュレータ
の通過を検知して前記保持装置を前記長尺物の保持位置
へ前進させる制御手段が設けられること。前記制御手段
は、前記長尺物の加工終了後に、この長尺物を載置した
まま前記保持装置を保持位置から後退させること。
を解決するためになされたものであり、鍛造装置などの
加工装置と、この加工装置に挿入される長尺物の端部を
把持するとともに加工に際して当該長尺物をその長さ方
向に移動させるマニピュレータと、前記加工装置とマニ
ピュレータとの間に配設されて前記長尺物を保持する保
持装置とを備えた長尺物加工設備であって、前記保持装
置は、加工中の前記長尺物の下方に対して進退可能に設
けられた台車と、この台車に搭載されて前記長尺物の下
部に当接しかつ保持可能な支持ローラとを具備する構成
が採用される。また、このような構成の下、次の技術が
適用される。前記保持装置に、前記支持ローラを上下動
させる昇降機構が設けられること。前記支持ローラは、
V字状またはつつみ状に設けられること。前記保持装置
に、前記支持ローラとの間で前記長尺物を把持するクラ
ンプ機構が設けられること。前記保持装置は、前記加工
装置と前記マニピュレータとの間に複数設けられるこ
と。前記加工装置へ向けて前進する前記マニピュレータ
の接近を検知して前記保持装置を前記長尺物の保持位置
から後退させるとともに、後退する当該マニピュレータ
の通過を検知して前記保持装置を前記長尺物の保持位置
へ前進させる制御手段が設けられること。前記制御手段
は、前記長尺物の加工終了後に、この長尺物を載置した
まま前記保持装置を保持位置から後退させること。
【0012】このように、本発明に係る長尺物加工設備
では、支持ローラは、台車とともに長尺物の下方に移動
してこの長尺物の下部に当接させられることにより加工
中の長尺物の保持を行う。加工後においては、台車を後
退させることにより、長尺物が支持ローラ上に載置され
た状態で搬出される。これによって、長尺物の保持と搬
出とが一つの保持装置によって行われ、設備の簡素化が
図られる。なお、保持装置を、加工装置と各マニピュレ
ータとの間のそれぞれに設けることにより、加工装置の
両側において長尺物が保持され、円滑な加工が可能とな
る。そして、長尺物が支持ローラ上に載置された状態で
水平方向に搬出されることから、アンロードのための駆
動力が少なくてすむ。また、長尺物の支持が不要な状態
においては、保持装置がワークの下方から退避され、長
尺物から落下する酸化スケール等の付着が防止される。
さらに、保持装置走行用のレール等は、マニピュレータ
走行用のラック等に対して交差するようにして敷設する
ことが可能であり、それぞれの敷設構造が簡素化され
る。保持装置に、支持ローラを上下動させる昇降機構を
設けることにより、支持ローラによるワークの保持やそ
の解除が円滑に行われる。支持ローラがつつみ状に設け
られることにより、長尺物が支持ローラから外れること
を抑制する。保持装置に、支持ローラとの間で長尺物を
把持するクランプ機構を設けることにより、アンロード
時における長尺物の不要な動きが抑制され、安定した搬
出が可能となる。保持装置を、鍛造装置とマニピュレー
タとの間に複数設けることにより、長尺物の長さに適宜
対応可能となる。保持装置の進退を指示する制御手段を
設けることにより、マニピュレータと保持装置との干渉
が確実に防止される。さらに、制御手段によって、長尺
物の加工終了後に、この長尺物を載置したまま保持装置
を保持位置から後退させることにより、長尺物の加工時
と加工後の搬出が確実に制御される。
では、支持ローラは、台車とともに長尺物の下方に移動
してこの長尺物の下部に当接させられることにより加工
中の長尺物の保持を行う。加工後においては、台車を後
退させることにより、長尺物が支持ローラ上に載置され
た状態で搬出される。これによって、長尺物の保持と搬
出とが一つの保持装置によって行われ、設備の簡素化が
図られる。なお、保持装置を、加工装置と各マニピュレ
ータとの間のそれぞれに設けることにより、加工装置の
両側において長尺物が保持され、円滑な加工が可能とな
る。そして、長尺物が支持ローラ上に載置された状態で
水平方向に搬出されることから、アンロードのための駆
動力が少なくてすむ。また、長尺物の支持が不要な状態
においては、保持装置がワークの下方から退避され、長
尺物から落下する酸化スケール等の付着が防止される。
さらに、保持装置走行用のレール等は、マニピュレータ
走行用のラック等に対して交差するようにして敷設する
ことが可能であり、それぞれの敷設構造が簡素化され
る。保持装置に、支持ローラを上下動させる昇降機構を
設けることにより、支持ローラによるワークの保持やそ
の解除が円滑に行われる。支持ローラがつつみ状に設け
られることにより、長尺物が支持ローラから外れること
を抑制する。保持装置に、支持ローラとの間で長尺物を
把持するクランプ機構を設けることにより、アンロード
時における長尺物の不要な動きが抑制され、安定した搬
出が可能となる。保持装置を、鍛造装置とマニピュレー
タとの間に複数設けることにより、長尺物の長さに適宜
対応可能となる。保持装置の進退を指示する制御手段を
設けることにより、マニピュレータと保持装置との干渉
が確実に防止される。さらに、制御手段によって、長尺
物の加工終了後に、この長尺物を載置したまま保持装置
を保持位置から後退させることにより、長尺物の加工時
と加工後の搬出が確実に制御される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図1〜図5を参照して説明する。この長尺物加工設備
は、長尺物を鍛造加工する鍛造装置13が用いられたも
のであるが、加工装置として図示のような鍛造装置13
に限定するものではなく、他の加工装置、例えば切削装
置等であってもよい。
て図1〜図5を参照して説明する。この長尺物加工設備
は、長尺物を鍛造加工する鍛造装置13が用いられたも
のであるが、加工装置として図示のような鍛造装置13
に限定するものではなく、他の加工装置、例えば切削装
置等であってもよい。
【0014】そして、この長尺物加工設備は、鍛造装置
13と、この鍛造装置13に挿入される長尺物Wの各端
部を把持するとともに、鍛造中に長尺物Wをその長さ方
向に移動させる一対のマニピュレータ14と、鍛造装置
13とマニピュレータ14との間に配設されて長尺物W
を保持する保持装置15とを備えている。なお、図示例
では一方のマニピュレータ14側のみに保持装置15を
設けた例について示したが、双方に設けてもよい。
13と、この鍛造装置13に挿入される長尺物Wの各端
部を把持するとともに、鍛造中に長尺物Wをその長さ方
向に移動させる一対のマニピュレータ14と、鍛造装置
13とマニピュレータ14との間に配設されて長尺物W
を保持する保持装置15とを備えている。なお、図示例
では一方のマニピュレータ14側のみに保持装置15を
設けた例について示したが、双方に設けてもよい。
【0015】保持装置15は、鍛造中の長尺物Wの下方
に進入可能に設けられた台車16と、この台車16に搭
載されて長尺物Wの下部に当接しかつ保持可能な支持ロ
ーラ17とを備えた概略構成となっている。
に進入可能に設けられた台車16と、この台車16に搭
載されて長尺物Wの下部に当接しかつ保持可能な支持ロ
ーラ17とを備えた概略構成となっている。
【0016】各マニピュレータ14は、走行基台18
と、この走行基台18に装着され長尺物Wを把時するク
ランプ機構19と、走行用の駆動機構(図示せず)とに
よって構成されている。なお、駆動機構としてはピニオ
ンが用いられ、床面に敷設されているラック20と噛合
することにより、このマニピュレータ用レール20aに
沿って走行基台18を走行させるようにしている。
と、この走行基台18に装着され長尺物Wを把時するク
ランプ機構19と、走行用の駆動機構(図示せず)とに
よって構成されている。なお、駆動機構としてはピニオ
ンが用いられ、床面に敷設されているラック20と噛合
することにより、このマニピュレータ用レール20aに
沿って走行基台18を走行させるようにしている。
【0017】保持装置15を構成する台車16は、図2
に示すように、マニピュレータ用レール20aと交差し
て敷設された一対のレール21上に走行可能に載置さ
れ、図示しない駆動機構によってレール21に沿って移
動することにより、長尺物Wの下方位置から、この長尺
物Wの側部に設定された適宜位置まで進退可能になって
いる。
に示すように、マニピュレータ用レール20aと交差し
て敷設された一対のレール21上に走行可能に載置さ
れ、図示しない駆動機構によってレール21に沿って移
動することにより、長尺物Wの下方位置から、この長尺
物Wの側部に設定された適宜位置まで進退可能になって
いる。
【0018】また、台車16には、図2に示すように、
油圧シリンダ等の昇降機構22が設けられており、この
昇降機構22には一対のブラケット23が設けられ、こ
れらの各ブラケット23に支持ローラ17が回転自在に
装着されている。
油圧シリンダ等の昇降機構22が設けられており、この
昇降機構22には一対のブラケット23が設けられ、こ
れらの各ブラケット23に支持ローラ17が回転自在に
装着されている。
【0019】支持ローラ17のそれぞれは、軸線方向の
中間部が小径となるようにつつみ状に形成されて、長尺
物Wが載置された際に、この長尺物Wが支持ローラ17
から落下しないようにしている。ただし、支持ローラ1
7の形態として、V字状のものを用いてもよい。
中間部が小径となるようにつつみ状に形成されて、長尺
物Wが載置された際に、この長尺物Wが支持ローラ17
から落下しないようにしている。ただし、支持ローラ1
7の形態として、V字状のものを用いてもよい。
【0020】さらに、台車16には、各支持ローラ17
との間で長尺物Wを挟持するクランプ機構24が設けら
れている。このクランプ機構24は、台車16に揺動自
在に装着されたクランプアーム25と、このクランプア
ーム25の揺動端部に一体に取り付けられた円弧状のク
ランプ片26と、クランプアーム25を揺動させるモー
タ27とによって構成されている。
との間で長尺物Wを挟持するクランプ機構24が設けら
れている。このクランプ機構24は、台車16に揺動自
在に装着されたクランプアーム25と、このクランプア
ーム25の揺動端部に一体に取り付けられた円弧状のク
ランプ片26と、クランプアーム25を揺動させるモー
タ27とによって構成されている。
【0021】図1に戻り、ラック20と平行かつ所定間
隔をおいた箇所には、長尺物Wを受け入れて移送するコ
ンベア28が設置されている。このコンベア28は、ベ
ルトコンベア、ローラコンベアなど各種の移送手段が用
いられ、保持装置15が通過し得る程度の隙間を開けて
レール21の両側に設置されている。
隔をおいた箇所には、長尺物Wを受け入れて移送するコ
ンベア28が設置されている。このコンベア28は、ベ
ルトコンベア、ローラコンベアなど各種の移送手段が用
いられ、保持装置15が通過し得る程度の隙間を開けて
レール21の両側に設置されている。
【0022】続いて、このように構成された長尺物加工
設備の使用状態について説明する。まず、鍛造時におい
ては、図1に示すように、一方の(左側の)マニピュレ
ータ14が鍛造装置13から大きく離れた状態におい
て、保持装置15が長尺物Wの下方へ前進し、かつ、昇
降機構22によって支持ローラ17が上昇させられて長
尺物Wの下面に当接することにより、この支持ローラ1
7によって長尺物Wが保持される。したがって、長尺物
Wは、自重による曲がりが防止されて、円滑な鍛造作業
が確保される。
設備の使用状態について説明する。まず、鍛造時におい
ては、図1に示すように、一方の(左側の)マニピュレ
ータ14が鍛造装置13から大きく離れた状態におい
て、保持装置15が長尺物Wの下方へ前進し、かつ、昇
降機構22によって支持ローラ17が上昇させられて長
尺物Wの下面に当接することにより、この支持ローラ1
7によって長尺物Wが保持される。したがって、長尺物
Wは、自重による曲がりが防止されて、円滑な鍛造作業
が確保される。
【0023】そして、鍛造作業の継続に伴い、マニピュ
レータ14が鍛造装置13へ向けて前進するが、このマ
ニピュレータ14がその移動方向前方に位置する保持装
置15に近づくと、昇降機構22によって各支持ローラ
17を下降させるとともに、台車16がラック20から
離間する方向に移動させられ、図3に示すように、マニ
ピュレータ14の移動方向前方が解放され、マニピュレ
ータ14は移動を阻害されることなく鍛造装置13の近
傍まで前進可能となる。
レータ14が鍛造装置13へ向けて前進するが、このマ
ニピュレータ14がその移動方向前方に位置する保持装
置15に近づくと、昇降機構22によって各支持ローラ
17を下降させるとともに、台車16がラック20から
離間する方向に移動させられ、図3に示すように、マニ
ピュレータ14の移動方向前方が解放され、マニピュレ
ータ14は移動を阻害されることなく鍛造装置13の近
傍まで前進可能となる。
【0024】このように、長尺物Wの支持が不要な場合
では、保持装置15が長尺物Wの側部に後退することに
より、保持装置15がマニピュレータ14の移動のじゃ
まとなることはなく、さらには長尺物Wから落下する酸
化スケール等が保持装置15に付着することが抑制され
る。その結果、保持装置15の保守点検作業や清掃作業
の頻度が大幅に減少させられ、保持装置15の確実な作
動が確保されるとともに、ランニングコストの低減が図
られる。
では、保持装置15が長尺物Wの側部に後退することに
より、保持装置15がマニピュレータ14の移動のじゃ
まとなることはなく、さらには長尺物Wから落下する酸
化スケール等が保持装置15に付着することが抑制され
る。その結果、保持装置15の保守点検作業や清掃作業
の頻度が大幅に減少させられ、保持装置15の確実な作
動が確保されるとともに、ランニングコストの低減が図
られる。
【0025】次いで、鍛造作業が完了すると、長尺物W
が支持ローラ17によって保持された状態のまま、右側
のマニピュレータ14のクランプ機構19による長尺物
Wの把持を解放しつつ、左側のマニピュレータ14によ
って鍛造装置13から長尺物Wを引き抜く。そして、保
持装置15のクランプ機構24のモータ27を駆動して
クランプアーム25を揺動させることにより、図2に示
すように、支持ローラ17とクランプ片26との間に長
尺物Wが挟み込まれて保持される。
が支持ローラ17によって保持された状態のまま、右側
のマニピュレータ14のクランプ機構19による長尺物
Wの把持を解放しつつ、左側のマニピュレータ14によ
って鍛造装置13から長尺物Wを引き抜く。そして、保
持装置15のクランプ機構24のモータ27を駆動して
クランプアーム25を揺動させることにより、図2に示
すように、支持ローラ17とクランプ片26との間に長
尺物Wが挟み込まれて保持される。
【0026】次いで、長尺物Wの保持が行われると、台
車16がコンベア28へ向けて後退し、図5に示すよう
に、このコンベア28に形成されている隙間へ到達した
時点でその走行が停止させられる。そして、台車16が
コンベア28の隙間に停止した後に、クランプ機構24
による長尺物Wの挟持が解放され、次いで、昇降機構2
2によって支持ローラ17が下降することにより、長尺
物Wがコンベア28上に載置されて、この長尺物Wの搬
出が完了する。このように、保持装置15が長尺物Wの
搬出を行うアンローダとして機能することから、アンロ
ーダを別途設ける必要がなくなり、構成の簡素化が図ら
れる。
車16がコンベア28へ向けて後退し、図5に示すよう
に、このコンベア28に形成されている隙間へ到達した
時点でその走行が停止させられる。そして、台車16が
コンベア28の隙間に停止した後に、クランプ機構24
による長尺物Wの挟持が解放され、次いで、昇降機構2
2によって支持ローラ17が下降することにより、長尺
物Wがコンベア28上に載置されて、この長尺物Wの搬
出が完了する。このように、保持装置15が長尺物Wの
搬出を行うアンローダとして機能することから、アンロ
ーダを別途設ける必要がなくなり、構成の簡素化が図ら
れる。
【0027】続いて、本発明の他の実施形態について図
6を参照して説明する。この図6に示す長尺物加工設備
は、複数(図示例では3箇所)の保持装置15、15
a、15bが設けられるとともに、これら保持装置15
〜15bの進退を指示するための制御手段29が設けら
れている。
6を参照して説明する。この図6に示す長尺物加工設備
は、複数(図示例では3箇所)の保持装置15、15
a、15bが設けられるとともに、これら保持装置15
〜15bの進退を指示するための制御手段29が設けら
れている。
【0028】制御手段29は、鍛造装置13へ向けて前
進するマニピュレータ14の接近を検知して保持装置1
5〜15bそれぞれを長尺物Wの保持位置から後退させ
るとともに、後退するマニピュレータ14の通過を検知
して保持装置15〜15bそれぞれを長尺物Wの保持位
置へ前進させるものである。さらに、制御手段29は、
長尺物Wの加工終了後に、この長尺物Wを載置したまま
保持装置15を保持位置から後退させるものである。
進するマニピュレータ14の接近を検知して保持装置1
5〜15bそれぞれを長尺物Wの保持位置から後退させ
るとともに、後退するマニピュレータ14の通過を検知
して保持装置15〜15bそれぞれを長尺物Wの保持位
置へ前進させるものである。さらに、制御手段29は、
長尺物Wの加工終了後に、この長尺物Wを載置したまま
保持装置15を保持位置から後退させるものである。
【0029】そして、制御手段29は、マニピュレータ
14の接近を検知するように各保持装置15〜15bに
対応してセンサ30、30a、30bが設けられ、これ
らセンサ30〜30bからの検出信号に基づいて、各保
持装置15〜15bへ進退動作のための駆動信号を出力
する。
14の接近を検知するように各保持装置15〜15bに
対応してセンサ30、30a、30bが設けられ、これ
らセンサ30〜30bからの検出信号に基づいて、各保
持装置15〜15bへ進退動作のための駆動信号を出力
する。
【0030】このように構成された長尺物加工設備で
は、制御手段29によって、マニピュレータ14の接近
が順次センサ30〜30bにより検出され、この検出結
果に基づいて対応する保持装置15〜15bを順次後退
させるようにしており、逆に、マニピュレータ14が後
退して各保持装置15〜15bを通過すると、これをセ
ンサ30〜30bで検出することにより、順次保持装置
15〜15bを前進させるようにしている。
は、制御手段29によって、マニピュレータ14の接近
が順次センサ30〜30bにより検出され、この検出結
果に基づいて対応する保持装置15〜15bを順次後退
させるようにしており、逆に、マニピュレータ14が後
退して各保持装置15〜15bを通過すると、これをセ
ンサ30〜30bで検出することにより、順次保持装置
15〜15bを前進させるようにしている。
【0031】そして、長尺物Wを搬出するときには、制
御手段29から各保持装置15〜15bに向けて搬出指
示信号が送られ、これによって各保持装置15〜15b
が長尺物Wを載置したまま同時に後退し、長尺物Wをコ
ンベア(図示せず)等に搬出するようにしている。
御手段29から各保持装置15〜15bに向けて搬出指
示信号が送られ、これによって各保持装置15〜15b
が長尺物Wを載置したまま同時に後退し、長尺物Wをコ
ンベア(図示せず)等に搬出するようにしている。
【0032】このように、制御手段29によって、マニ
ピュレータ14の移動経路から適宜保持装置15〜15
bが進退することにより、マニピュレータ14の移動が
円滑に行われて、鍛造作業が確実に行われる。さらに
は、複数の保持装置15〜15bを配置することによ
り、より一層の長尺物Wを加工対象とすることができ、
長尺物Wの自重による曲がりが確実に防止される。
ピュレータ14の移動経路から適宜保持装置15〜15
bが進退することにより、マニピュレータ14の移動が
円滑に行われて、鍛造作業が確実に行われる。さらに
は、複数の保持装置15〜15bを配置することによ
り、より一層の長尺物Wを加工対象とすることができ、
長尺物Wの自重による曲がりが確実に防止される。
【0033】また、制御手段29は、配置した全ての保
持装置15〜15bの作動を指示する必要はなく、例え
ば、図6に示す場合において、保持装置15と15bの
みを作動させるなど、作動対象を任意に設定でき、長尺
物Wの長さに対応して作動させるべき保持装置を適宜選
択することによって保持装置15〜15bの駆動コスト
を低減できる。
持装置15〜15bの作動を指示する必要はなく、例え
ば、図6に示す場合において、保持装置15と15bの
みを作動させるなど、作動対象を任意に設定でき、長尺
物Wの長さに対応して作動させるべき保持装置を適宜選
択することによって保持装置15〜15bの駆動コスト
を低減できる。
【0034】なお、前記各実施形態において示した各構
成部材の諸形状や寸法、あるいは、組み合わせ等は一例
であって、設計要求等に基づき種々変更可能である。例
えば、制御手段29は、図6に示すように、複数の保持
装置15〜15bに対して設置した例について示した
が、図1に示すような単一の保持装置15に対して設置
することも勿論可能である。
成部材の諸形状や寸法、あるいは、組み合わせ等は一例
であって、設計要求等に基づき種々変更可能である。例
えば、制御手段29は、図6に示すように、複数の保持
装置15〜15bに対して設置した例について示した
が、図1に示すような単一の保持装置15に対して設置
することも勿論可能である。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
加工装置とマニピュレータとの間に配設される保持装置
を、長尺物の下方に対して進退可能に設けられた台車
と、この台車に搭載されて長尺物の下部に当接しかつ保
持可能な支持ローラとによって構成することにより、支
持ローラが、台車とともに長尺物の下方に移動してこの
長尺物の下部に当接し加工中の長尺物の保持を行うとと
もに、加工後においては台車を後退させて長尺物を支持
ローラ上に載置した状態で搬出し、これにより、長尺物
の保持と搬出とが一つの保持装置によって行われ、設備
の簡素化を図ることができる。なお、保持装置を、加工
装置と各マニピュレータとの間のそれぞれに設けること
により、加工装置の両側において長尺物が保持され、円
滑な加工が確保できる。さらに、長尺物が支持ローラ上
に載置された状態で水平方向に搬出されるため、アンロ
ードのための駆動力を大幅に軽減し、エネルギの省力化
を図ることができる。また、ワークの支持が不要な状態
においては、前記保持装置をワークの下方から退避させ
ることができるので、ワークから落下する酸化スケール
等が保持装置に付着することを抑制して、この保持装置
の確実な作動を確保できるとともに、保守点検作業や清
掃作業の頻度を大幅に減少させることができる。さら
に、保持装置走行用のレール等を、マニピュレータ走行
用のラック等に対して交差させて敷設することができ、
それぞれレールやラックなどの構成の煩雑化を防止でき
る。また、保持装置に、支持ローラを上下動させる昇降
機構を設けることにより、支持ローラによるワークの保
持やその解除を円滑に行うことができる。支持ローラが
つつみ状に設けられることにより、長尺物が支持ローラ
から外れることを抑制できる。保持装置に、支持ローラ
との間で長尺物を把持するクランプ機構を設けることに
より、アンロード時における長尺物の不要な動きが抑制
され、安定した搬出を行うことができる。保持装置を、
鍛造装置とマニピュレータとの間に複数設けることによ
り、長尺物の長さに適宜対応できる。保持装置の進退を
指示する制御手段を設けることにより、マニピュレータ
と保持装置との干渉が確実に防止され、長尺物の加工処
理を円滑に行うことができる。さらに、制御手段によっ
て、長尺物の加工終了後に、この長尺物を載置したまま
保持装置を保持位置から後退させることにより、長尺物
の加工時と加工後の搬出を確実に制御できる。
加工装置とマニピュレータとの間に配設される保持装置
を、長尺物の下方に対して進退可能に設けられた台車
と、この台車に搭載されて長尺物の下部に当接しかつ保
持可能な支持ローラとによって構成することにより、支
持ローラが、台車とともに長尺物の下方に移動してこの
長尺物の下部に当接し加工中の長尺物の保持を行うとと
もに、加工後においては台車を後退させて長尺物を支持
ローラ上に載置した状態で搬出し、これにより、長尺物
の保持と搬出とが一つの保持装置によって行われ、設備
の簡素化を図ることができる。なお、保持装置を、加工
装置と各マニピュレータとの間のそれぞれに設けること
により、加工装置の両側において長尺物が保持され、円
滑な加工が確保できる。さらに、長尺物が支持ローラ上
に載置された状態で水平方向に搬出されるため、アンロ
ードのための駆動力を大幅に軽減し、エネルギの省力化
を図ることができる。また、ワークの支持が不要な状態
においては、前記保持装置をワークの下方から退避させ
ることができるので、ワークから落下する酸化スケール
等が保持装置に付着することを抑制して、この保持装置
の確実な作動を確保できるとともに、保守点検作業や清
掃作業の頻度を大幅に減少させることができる。さら
に、保持装置走行用のレール等を、マニピュレータ走行
用のラック等に対して交差させて敷設することができ、
それぞれレールやラックなどの構成の煩雑化を防止でき
る。また、保持装置に、支持ローラを上下動させる昇降
機構を設けることにより、支持ローラによるワークの保
持やその解除を円滑に行うことができる。支持ローラが
つつみ状に設けられることにより、長尺物が支持ローラ
から外れることを抑制できる。保持装置に、支持ローラ
との間で長尺物を把持するクランプ機構を設けることに
より、アンロード時における長尺物の不要な動きが抑制
され、安定した搬出を行うことができる。保持装置を、
鍛造装置とマニピュレータとの間に複数設けることによ
り、長尺物の長さに適宜対応できる。保持装置の進退を
指示する制御手段を設けることにより、マニピュレータ
と保持装置との干渉が確実に防止され、長尺物の加工処
理を円滑に行うことができる。さらに、制御手段によっ
て、長尺物の加工終了後に、この長尺物を載置したまま
保持装置を保持位置から後退させることにより、長尺物
の加工時と加工後の搬出を確実に制御できる。
【図1】 本発明に係る長尺物加工設備の一実施形態を
示す平面図である。
示す平面図である。
【図2】 図1に示す保持装置をA−A方向から見た側
面図である。
面図である。
【図3】 長尺物を加工時において、保持装置が後退し
た状態を示す平面図である。
た状態を示す平面図である。
【図4】 長尺物の加工後において、長尺物を加工装置
から引き抜いた状態を示す平面図である。
から引き抜いた状態を示す平面図である。
【図5】 長尺物の加工後において、長尺物を搬出した
状態を示す平面図である。
状態を示す平面図である。
【図6】 本発明の他の実施形態を示す平面図である。
【図7】 従来の長尺物加工設備を示す側面図である。
【図8】 図7に示す長尺物加工設備の平面図である。
W 長尺物 13 鍛造装置(加工装置) 14 マニピュレータ 15、15a、15b 保持装置 16 台車 17 支持ローラ 22 昇降機構 24 クランプ機構 29 制御手段
Claims (6)
- 【請求項1】 鍛造装置などの加工装置と、この加工装
置に挿入される長尺物の端部を把持するとともに加工に
際して当該長尺物をその長さ方向に移動させるマニピュ
レータと、前記加工装置とマニピュレータとの間に配設
されて前記長尺物を保持する保持装置とを備えた長尺物
加工設備であって、 前記保持装置は、加工中の前記長尺物の下方に対して進
退可能に設けられた台車と、この台車に搭載されて前記
長尺物の下部に当接しかつ保持可能な支持ローラとを具
備することを特徴とする長尺物加工設備。 - 【請求項2】 前記保持装置には、前記支持ローラを上
下動させる昇降機構が設けられ、 前記支持ローラは、V字状またはつつみ状に設けられる
ことを特徴とする請求項1記載の長尺物加工設備。 - 【請求項3】 前記保持装置に、前記支持ローラとの間
で前記長尺物を把持するクランプ機構が設けられること
を特徴とする請求項1または2記載の長尺物加工設備。 - 【請求項4】 前記保持装置は、前記加工装置と前記マ
ニピュレータとの間に複数設けられていることを特徴と
する請求項1、2または3記載の長尺物加工設備。 - 【請求項5】 前記加工装置へ向けて前進する前記マニ
ピュレータの接近を検知して前記保持装置を前記長尺物
の保持位置から後退させるとともに、後退する当該マニ
ピュレータの通過を検知して前記保持装置を前記長尺物
の保持位置へ前進させる制御手段が設けられることを特
徴とする請求項1、2、3または4記載の長尺物加工設
備。 - 【請求項6】 前記制御手段は、前記長尺物の加工終了
後に、この長尺物を載置したまま前記保持装置を保持位
置から後退させることを特徴とする請求項5記載の長尺
物加工設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35175497A JPH11179474A (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | 長尺物加工設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35175497A JPH11179474A (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | 長尺物加工設備 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11179474A true JPH11179474A (ja) | 1999-07-06 |
Family
ID=18419382
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35175497A Pending JPH11179474A (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | 長尺物加工設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11179474A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101180262B1 (ko) * | 2010-07-16 | 2012-09-06 | 주식회사 나래코퍼레이션 | 사방향 단조가공시스템 및 이를 이용한 사방향 단조방법 |
KR101187569B1 (ko) | 2010-07-23 | 2012-10-04 | 주식회사 나래코퍼레이션 | 파이프의 사방향 단조가공시스템 및 이를 이용한 사방향 단조방법 |
KR101192999B1 (ko) * | 2010-07-23 | 2012-10-18 | 주식회사 나래코퍼레이션 | 차축의 사방향 단조가공시스템 |
KR101197527B1 (ko) * | 2010-07-23 | 2012-11-09 | 주식회사 나래코퍼레이션 | 밸브의 사방향 단조가공시스템 |
-
1997
- 1997-12-19 JP JP35175497A patent/JPH11179474A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101180262B1 (ko) * | 2010-07-16 | 2012-09-06 | 주식회사 나래코퍼레이션 | 사방향 단조가공시스템 및 이를 이용한 사방향 단조방법 |
KR101187569B1 (ko) | 2010-07-23 | 2012-10-04 | 주식회사 나래코퍼레이션 | 파이프의 사방향 단조가공시스템 및 이를 이용한 사방향 단조방법 |
KR101192999B1 (ko) * | 2010-07-23 | 2012-10-18 | 주식회사 나래코퍼레이션 | 차축의 사방향 단조가공시스템 |
KR101197527B1 (ko) * | 2010-07-23 | 2012-11-09 | 주식회사 나래코퍼레이션 | 밸브의 사방향 단조가공시스템 |
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