JPH11179244A - 浄水シャワー用シャワーヘッド - Google Patents

浄水シャワー用シャワーヘッド

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JPH11179244A
JPH11179244A JP9358423A JP35842397A JPH11179244A JP H11179244 A JPH11179244 A JP H11179244A JP 9358423 A JP9358423 A JP 9358423A JP 35842397 A JP35842397 A JP 35842397A JP H11179244 A JPH11179244 A JP H11179244A
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Yoshiyuki Kobayashi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カートリッジ内の濾材の潰れを防止し、さら
に濾材の寿命を向上することができる浄水シャワー用シ
ャワーヘッドを提供する。 【解決手段】 浄水シャワー用シャワーヘッドとして、
頭部1と、この頭部1とシャワーホースに連結される胴
部3と、この胴部3内に収容され、内部に濾材7を収め
たカートリッジ6とからなり、上記カートリッジ6の上
蓋部8外面には、上記頭部1の連結端部14に当接する
上部突起15が設けられ、上記上蓋部8内面には、上記
濾材7に当接する下部突起16が設けられており、上記
カートリッジ6の外壁の長手方向の長さが、上記胴部3
のカートリッジ収容空間の長手方向の長さよりも微かに
短くされ、上記カートリッジ6の筒部11の外径が、上
記胴部3のカートリッジ収容空間の内径よりも微かに小
さくされたものを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴室等に設置さ
れ、水道水中の塩素を除去した浄水を噴出する浄水シャ
ワー用シャワーヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】一般家庭の浴室等で使用されるシャワー
に供給される原水は、通常、水道水であり、この水道水
には塩素が多く含まれている。この塩素を多く含む水道
水を使用して頻繁に頭髪や身体をシャワーで洗浄した場
合、毛髪の傷みや変色、肌荒れなどの問題が生ずる。
【0003】この問題の解決手段として、シャワーに供
給される原水中の塩素を除去する浄水機能を備えた浄水
シャワー等が提案されている。これら浄水シャワーとし
ては、例えば、亜硫酸カルシウムなどの脱塩素剤を内部
に充填したシャワーヘッドを用いる浄水シャワー等が挙
げられる。
【0004】図5は、従来の浄水シャワー用シャワーヘ
ッドの一例を示す断面図である。この浄水シャワー用シ
ャワーヘッドは、浄水を噴出する噴出口2を有する頭部
1と、この頭部1に先端部4がねじ込み式に着脱可能に
連結され、シャワーホースに基端部5がねじ込み式に着
脱可能に連結される胴部3と、この胴部3内に着脱可能
に隙間なく収容され、内部に原水中の塩素を除去する濾
材7を収めたカートリッジ6とから構成され、頭部1と
胴部3との接続部、および胴部3とシャワーホースの接
続部には、それぞれOリング20およびOリング21が
設けられている。そして、上記カートリッジ6は、浄水
の出口となる浄水開口部9と吐水管10が形成された上
蓋部8と、筒部11と、原水の入口となる原水開口部1
3が形成された底蓋部12とから構成される。また、図
6は濾材7の一例を示す断面図であり、濾材7として
は、粉末の亜硫酸カルシウム等の脱塩素剤17を不織布
シート18に包み、この厚さ2〜3mm程度のシートを
ロール状に巻いたものが用いられる。
【0005】原水は、シャワーホースを通り、基底部5
から浄水シャワー用シャワーヘッドに供給され、底蓋部
12の原水開口部13よりカートリッジ6内部に導入さ
れる。カートリッジ6内に導入された原水は、濾材7中
を通過し、この通過中に原水中の塩素が除去される。原
水から塩素を除去された浄水は、上蓋部8の浄水開口部
9および吐水管10よりカートリッジ6外部に吐出され
ると同時に頭部1に供給され、頭部1内を通過して噴出
口2より噴出する。
【0006】しかしながら、このような浄水シャワー用
シャワーヘッドにあっては、胴部3のカートリッジ収容
空間の内径と、カートリッジ6の筒部11の外径とがほ
ぼ同じ大きさであり、かつ胴部3のカートリッジ収容空
間の長手方向の長さと、カートリッジ6の外壁の長手方
向の長さとがほぼ同じ長さで、カートリッジ6の上蓋部
8と頭部1の連結端部14とが密着しているため、供給
されたすべての原水はカートリッジ6内部を通過する。
そのため、供給された原水の水圧のほとんどが濾材7に
かかり、この水圧で濾材7が潰れてしまうという問題が
ある。
【0007】また、濾材7中の脱塩素剤17としては、
亜硫酸カルシウムが脱塩素能に優れる点から好適に用い
られているが、脱塩素剤17に亜硫酸カルシウムを用い
た場合、浄水中に過剰の脱塩素剤17が離脱してしま
い、脱塩素剤17が有効に使用されず、濾材7の寿命が
短くなるという欠点もある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】よって、本発明におけ
る課題は、カートリッジ内の濾材の潰れを防止し、さら
に濾材の寿命を向上することができる浄水シャワー用シ
ャワーヘッドを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる課題は、浄水シャ
ワー用シャワーヘッドとして、浄水を噴出する噴出口を
有する頭部と、この頭部に先端部が着脱可能に連結さ
れ、基端部がシャワーホースに着脱可能に連結される胴
部と、この胴部内に着脱可能に収容され、内部に原水中
の塩素を除去する濾材を収めたカートリッジとからな
り、上記カートリッジが、浄水の出口となる浄水開口部
が形成された上蓋部と、筒部と、原水の入口となる原水
開口部が形成された底蓋部とからなり、上記上蓋部の外
面には、上記頭部の連結端部に当接し、連結端部と上蓋
部との間に流路を形成する上部突起が設けられ、上記上
蓋部の内面には、上記濾材に当接する下部突起が設けら
れており、上記カートリッジの外壁の長手方向の長さ
が、上記胴部のカートリッジ収容空間の長手方向の長さ
よりも微かに短くされ、上記カートリッジの筒部の外径
が、上記胴部のカートリッジ収容空間の内径よりも微か
に小さくされたものを用いることによって解決される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳しく説明する。
図1は、本発明の浄水シャワー用シャワーヘッドの一例
を示す断面図である。この浄水シャワー用シャワーヘッ
ドは、浄水を噴出する噴出口2を有する頭部1と、この
頭部1に先端部4がねじ込み式に着脱可能に連結され、
基端部5がシャワーホースにねじ込み式に着脱可能に連
結される胴部3と、この胴部3内に着脱可能に収容さ
れ、内部に原水中の塩素を除去する濾材7を収めたカー
トリッジ6とから構成され、頭部1と胴部3との接続
部、および胴部3とシャワーホースの接続部には、それ
ぞれOリング20およびOリング21が設けられてい
る。
【0011】上記カートリッジ6は、浄水の出口となる
浄水開口部9と吐水管10が形成された上蓋部8と、筒
部11と、原水の入口となる原水開口部13が形成され
た底蓋部12とから構成される。この上蓋部8の外面に
は、上記頭部1の連結端部14に当接し、連結端部14
と上蓋部8との間に原水の流路を形成するように上部突
起15が設けられている。また、上記上蓋部8の内面に
は、濾材7と上蓋部8との接触面積を小さくするように
下部突起16が設けられている。
【0012】また、上記カートリッジ6の外壁の長手方
向の長さは、上記胴部3のカートリッジ収納空間の長手
方向よりも微かに短くされており、浄水シャワー用シャ
ワーヘッドに原水が供給され、カートリッジ6に水圧が
かかったとき、カートリッジ6全体が上方に水圧によっ
て移動し、カートリッジ6の底蓋部12と胴部3のカー
トリッジ収納底部19との間に原水の流路が形成される
ようになっている。ここで、上記カートリッジ6の外壁
の長手方向の長さとは、筒部11の外壁の長手方向の長
さに、上蓋部8の外縁部側面の長さと上部突起15の高
さとを加えた長さであり、上記胴部3のカートリッジ収
納空間の長手方向の長さとは、頭部1の連結端部14か
ら胴部3のカートリッジ収納底部19までの長さであ
る。
【0013】さらに、上記カートリッジ6の筒部11の
外径は、筒部11と胴部3のカートリッジ収納空間の内
壁との間に原水の流路を形成するように、カートリッジ
収納空間の内径よりも微かに小さくされている。
【0014】上記カートリッジ6の外壁の長手方向の長
さは、上記胴部3のカートリッジ収納空間の長手方向の
長さより0.1mm〜2mm短く設定され、この短く設
定される長さが0.1mm未満では、カートリッジ6の
底蓋部12と胴部3のカートリッジ収納底部19との間
を流れる原水の流量が不十分となり、2mmを越える
と、前述した原水の流量が多くなりすぎるため好ましく
ない。また、上記カートリッジ6の筒部11の外径は、
上記胴部3のカートリッジ収納空間の内径より0.1m
m〜2mm小さく設定され、この差が0.1mm未満で
は、筒部11と胴部3のカートリッジ収納空間の内壁と
の間を流れる原水の流量が不十分となり、2mmを越え
ると、前述した原水の流量が多くなりすぎるため好まし
くない。
【0015】図2ないし4は、上記上蓋部8の一例を示
す図である。上記上蓋部8は、円盤状の上蓋部8の中心
から垂直方向に設けられた円筒状の吐水管10と、吐水
管10の周囲に同心円状に設けられた浄水開口部9と、
上蓋部8外面の中心から放射状に6箇所設けられた上部
突起15と、上蓋部8内面の中心から放射状に6箇所設
けられた板状の下部突起16とから構成される。
【0016】上記上部突起15は、上記吐水管10の途
中から浄水開口部9に向けて徐々に拡がるリブ状のもの
であって、吐水管10の固定、上蓋部8の補強の点から
この形状のものが好ましいが、連結端部14と上蓋部8
との間に空隙を形成できる形状であれば、その形状は特
に限定されない。上部突起15の他の形状としては、例
えば、円柱、円錐、角柱、角錐、円錐台、角錐台状の突
起などが挙げられる。
【0017】上記上部突起15と連結端部14との接触
点は、上蓋部8外面の表面上に少なくとも1箇所以上設
ける必要があり、連結端部14と上部突起15の接触点
にかかる圧力を分散させるためには、連結端部14と上
部突起15の接触点を3箇所以上設けることが好まし
く、より好ましくは6箇所以上設けるとよい。また、上
部突起15の高さ、すなわち連結端部14と上蓋部8と
の空隙の幅は、流路が形成される幅があればよく、特に
限定されないが、0.1〜2mmの範囲が好ましい。空
隙の幅が0.1mm未満では、十分な流路が確保でき
ず、2mmを越えるとカートリッジ6外部を流れる原水
の流量が多くなりすぎるため好ましくない。より好まし
くは0.5〜1mmの範囲である。
【0018】上記下部突起16は、濾材7と上蓋部8と
の接触面積を小さくし、通水時に濾材7にかかる圧力を
分散させ、濾材7の潰れを防止するために設けられる。
上記下部突起16の形状は、濾材7にかかる圧力を分散
させる形状であればよく、特に限定はされないが、上記
の板状のものが圧力を効率よく分散できる点で好まし
い。また、下部突起16の高さは、特に限定されない
が、例えば、1〜10mmの範囲とされる。下部突起1
6の高さが1mm未満では、圧力分散の効果が十分でな
く、10mmを越えると濾材7の収納空間が減少するた
め好ましくない。好ましくは3〜5mmの範囲である。
【0019】上記浄水開口部9の形状は、浄水がカート
リッジ6より吐出される形状であればよく、特に上記の
形状に限定されるものではない。また、上記吐水管10
の形状も、浄水がカートリッジ6より吐出される形状で
あればよく、特に限定はされない。さらに、浄水開口部
9が十分な吐水能力を有していれば、吐水管10を上蓋
部8に設けなくともよい。
【0020】上記筒部11の形状は、シャワーヘッドの
胴部3内のカートリッジ収納空間の形状によって設定さ
れるものであり、特に限定はされないが、円筒形のもの
が強度などの点で好ましい。また、上記底蓋部12およ
び原水開口部13の形状も、原水がカートリッジ6内に
導入される形状であればよく、特に限定はされない。
【0021】上記上蓋部8、底蓋部12の材質として
は、加工性等を考慮して、ABS樹脂、ポリプロピレ
ン、ポリエチレン等のプラスチックを用いることが好ま
しい。上記筒部11の材質としては、AS樹脂(スチレ
ン−アクリロニトリル共重合体)、ABS樹脂、ポリカ
ーボネート等のプラスチックを用いることが好ましく、
また、カートリッジ6内の濾材7の汚れ、潰れ等の状態
の確認ができる点で、透明部材で形成されることが好ま
しい。
【0022】上記濾材7としては、原水中の塩素を除去
するものであればよく、特に限定はされないが、例え
ば、図6に一部断面図を示すような、粉末の脱塩素剤1
7を不織布シート18に包んで四方で封止したもの、脱
塩素剤17を錠剤状に成形したものなどが挙げられる。
中でも、脱塩素剤17が通水により流失しにくい点で、
脱塩素剤17を不織布シート18で包んだものが好適に
用いられる。
【0023】この不織布シート18を2枚重ね、幅5m
m、奥行き25mm、高さ1mm程度の空間に脱塩素剤
17を充填した小部屋を2〜3mmの間隔を空けて1シ
ート上に30〜50箇所程度設け、この脱塩素剤17の
充填された厚さ2〜3mm程度のシートをロール状に巻
いて上記濾材7とされる。また、脱塩素剤17として
は、亜硫酸カルシウム、アスコルビン酸、活性炭等が挙
げられるが、脱塩素性能の点から、亜硫酸カルシウムが
好適に用いられる。
【0024】上記頭部1、胴部3の材質としては、特に
限定はされないが、例えば、プラスチック、金属等が挙
げられる。中でも、耐圧性、加工性を考慮して、ABS
樹脂等のプラスチックを用いることが望ましい。
【0025】このような浄水シャワー用シャワーヘッド
にあっては、カートリッジ6の上蓋部8に頭部1の連結
端部14と当接する上部突起15が設けられており、ま
た、カートリッジ6の外壁の長手方向の長さが胴部3の
カートリッジ収納空間の長手方向よりも微かに短くされ
ており、さらに、カートリッジ6の筒部11の外径が胴
部3のカートリッジ収納空間の内径よりも微かに小さく
されている。そのため、浄水シャワー用シャワーヘッド
に原水が供給されると、カートリッジ6の外部に原水の
流路(バイパス)が形成され、供給された原水の一部が
このバイパスを通り、カートリッジ6内部にかかる水圧
が分散されるため、濾材7にかかる水圧が減少し、濾材
7の潰れを防止することができる。
【0026】また、バイパスを通った原水とカートリッ
ジ6内を通った浄水とが頭部1内で混合され、ここで濾
材7から浄水中に離脱した未反応の脱塩素剤17により
バイパスを通った原水中の残留塩素が除去されるので、
頭部1の噴出口2から噴出される浄水に塩素が残留する
ことがない。そして、従来に比べ脱塩素剤17が効率よ
く使用されるので、濾材7の寿命を延ばすことができ
る。さらに、カートリッジ6の上蓋部8の内面には、濾
材7と上蓋部8との接触面積を小さくする下部突起16
が設けられているので、濾材7にかかる水圧を分散させ
ることができ、濾材7の潰れを防止することができる。
【0027】
【実施例】以下、実施例を示す。 (実施例)浄水を噴出する噴出口を有する頭部と、この
頭部に着脱可能に連結され、シャワーホースに着脱可能
に連結される胴部と、この胴部内に着脱可能に収容さ
れ、内部に原水中の塩素を除去する濾材を収めたカート
リッジとから構成される浄水シャワー用シャワーヘッド
を用意した。
【0028】上記カートリッジの外壁の長手方向の長さ
は、135mmであり、上蓋部の直径は32mm、底蓋
部の直径は25.7mmである。また、上記カートリッ
ジには、上蓋部の外面に1mmの上部突起、上蓋部の内
面に4.5mm下部突起を設け、また、上記カートリッ
ジの外壁の長手方向の長さを上記胴部のカートリッジ収
納空間の長手方向よりも1.0mm短く設定し、さら
に、上記カートリッジの筒部の外径を胴部のカートリッ
ジ収納空間の内径よりも上蓋部で0.4mm、底蓋部で
0.6mm小さく設定して、カートリッジ外部に原水の
一部を流すバイパスが形成できるようにした。上記濾材
としては、粉末の亜硫酸カルシウム20gを不織布シー
トに包み、これをロール状に巻いたものを使用した。
【0029】この浄水シャワーヘッドをシャワーホース
に連結し、水温40℃、塩素濃度0.5ppmの原水を
0.01m3 /分で通水し、噴出口より噴出される浄水
中の残留塩素濃度を15分間隔で測定し、濾材の寿命ま
での総通水量を測定した。ここで、濾材の寿命は、浄水
中の残留塩素濃度が0.15ppmを越えた時点とし
た。測定の結果、図7に示すように濾材の寿命までの総
通水量は7m3 であった。また、この寿命測定試験とは
別に、60℃の温水を4.5kgf/cm2 の圧力で7
3 通水し、濾材の潰れ具合を目視にて確認したとこ
ろ、濾材はほとんど潰れていなかった。
【0030】(比較例)上記カートリッジに上蓋部の外
面に上部突起、上蓋部の内面に下部突起を設けず、ま
た、上記カートリッジの外壁の長手方向の長さを上記胴
部のカートリッジ収納空間の長手方向の長さと同じに
し、さらに、上記カートリッジの筒部の外径を胴部のカ
ートリッジ収納空間の内径と同じにして、供給されたす
べての原水がカートリッジ内を流れるようにした以外は
実施例と同じ浄水シャワー用シャワーヘッドを用意し
た。
【0031】この浄水シャワーヘッドをシャワーホース
に連結し、水温40℃、塩素濃度0.5ppmの原水を
0.01m3 /分で通水し、噴出口より噴出される浄水
中の残留塩素濃度を15分間隔で測定し、濾材の寿命ま
での総通水量を測定した。ここで、濾材の寿命は、浄水
中の残留塩素濃度が0.15ppmを越えた時点とし
た。測定の結果、図7に示すように濾材の寿命までの総
通水量は6m3 であった。また、この寿命測定試験とは
別に、60℃の温水を4.5kgf/cm2 の圧力で1
3 通水し、濾材の潰れ具合を目視にて確認したとこ
ろ、濾材の潰れが確認されるとともに、吐水量も低下し
ていた。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の浄水シャ
ワー用シャワーヘッドにあっては、カートリッジ内の濾
材にかかる水圧を減らしているので、濾材の潰れを防止
することができる。また、カートリッジより吐出される
浄水中の未反応の脱塩素剤を効率よく使用できるので、
濾材の寿命を延ばすこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の浄水シャワー用シャワーヘッドの一
例を示した断面図である。
【図2】 本発明の浄水シャワー用シャワーヘッドのカ
ートリッジ上蓋部の一例を示した断面図である。
【図3】 本発明の浄水シャワー用シャワーヘッドのカ
ートリッジ上蓋部の一例を示した上面図である。
【図4】 本発明の浄水シャワー用シャワーヘッドのカ
ートリッジ上蓋部の一例を示した下面図である。
【図5】 従来の浄水シャワー用シャワーヘッドの一例
を示した断面図である。
【図6】 濾材の一例を示した断面図である。
【図7】 本発明および従来の浄水シャワー用シャワー
ヘッドの塩素除去能を示したグラフであり、縦軸は浄水
中の残留塩素濃度(ppm)、横軸は通水量(m3)で
ある。
【符号の説明】
1・・・頭部、2・・・噴出口、3・・・胴部、4・・・先端部、5
・・・基端部、6・・・カートリッジ、7・・・濾材、8・・・上蓋
部、9・・・浄水開口部、11・・・筒部、12・・・底蓋部、
13・・・原水開口部、14・・・連結端部、15・・・上部突
起、16・・・下部突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西 温子 東京都中央区京橋二丁目3番19号 三菱レ イヨン株式会社内 (72)発明者 小林 善幸 東京都豊島区北大塚一丁目13番4号 中匠 株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浄水を噴出する噴出口を有する頭部と、
    この頭部に先端部が着脱可能に連結され、基端部がシャ
    ワーホースに着脱可能に連結される胴部と、この胴部内
    に着脱可能に収容され、内部に原水中の塩素を除去する
    濾材を収めたカートリッジとからなり、 上記カートリッジは、浄水の出口となる浄水開口部が形
    成された上蓋部と、筒部と、原水の入口となる原水開口
    部が形成された底蓋部とからなり、 上記上蓋部の外面には、上記頭部の連結端部に当接し、
    連結端部と上蓋部との間に流路を形成する上部突起が設
    けられ、 上記上蓋部の内面には、上記濾材に当接する下部突起が
    設けられており、 上記カートリッジの外壁の長手方向の長さが、上記胴部
    のカートリッジ収容空間の長手方向の長さよりも微かに
    短くされ、 上記カートリッジの筒部の外径が、上記胴部のカートリ
    ッジ収容空間の内径よりも微かに小さくされたことを特
    徴とする浄水シャワー用シャワーヘッド。
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