JPH11178656A - 引き出し付き家具 - Google Patents

引き出し付き家具

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JPH11178656A
JPH11178656A JP9354542A JP35454297A JPH11178656A JP H11178656 A JPH11178656 A JP H11178656A JP 9354542 A JP9354542 A JP 9354542A JP 35454297 A JP35454297 A JP 35454297A JP H11178656 A JPH11178656 A JP H11178656A
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JP
Japan
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drawer
furniture
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furniture main
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JP9354542A
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Yoshihiro Tominaga
芳弘 富永
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Otsuka Chemical Co Ltd
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Otsuka Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少なくとも二つの向きであって互いに直角を
なす向きに引き出せる引き出しを備えた使い勝手のよい
引き出し付き家具を提供する。 【解決手段】 外引き出し部21と外引き出し部21に
対し出し入れ可能の内引き出し部22とからなる二重構
造引き出し2と、二重構造引き出し2を出し入れできる
引き出し収納部16を有する家具本体1とを備えてお
り、二重構造引き出し2については、家具本体1の引き
出し収納部16に対し左右方向(第1の方向の1例)に
おいて内引き出し部22とともに外引き出し部21を出
し入れでき、左右方向対し直交する前後方向(第2の方
向の1例)において、引き出し収納部16に収納された
状態の外引き出し部21に対し内引き出し部22を出し
入れできる引き出し付き家具10。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、整理ダンス、チエ
スト、飾り棚等であって引き出しを備えた引き出し付き
家具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の引き出し付き家具における引き出
しは、家具の一つの側面(通常は前側)において家具本
体の引き出し収納部に対し出し入れできるもので、その
一つの側面の前側へのみ引き出せるものが殆どである。
中には家具の対向する二つの側面のそれぞれにおいて同
じ引き出しを引き出し収納部に対し出し入れできるもの
も提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、引き出
し付き家具の設置スペースと該家具のサイズ、さらには
周囲の物品設置状況等から該スペースにおける家具の設
置の自由度が少なく、家具設置の方向が定まってしまう
ときがある。そのとき家具が一つの側面からのみ引き出
しを開閉できるものであるときは、その引き出しの開閉
が困難になったり、不可能になってしまうことがある。
【0004】また、家具の一つの側面からのみ引き出し
を開閉できる家具において、当初家具を設置したときは
引き出しを開閉できる状態であったとしても、その後他
の家具が増える等により引き出しの開閉が困難又は不可
能になることもある。前記のように家具の対向する二つ
の側面のそれぞれにおいて同じ引き出しを引き出し収納
部に対し出し入れできるものの場合、このような不都合
は少しは解消されるが、この家具を部屋のコーナ部に設
置したようなときには、引き出しを開閉できる二つの側
面のうちいずれか一方は壁面で塞がれてしまうので、結
局のところ一つの側面からのみ引き出しを開閉できる家
具と変わりがない状態になり、そのような家具と同様の
問題が発生することがある。
【0005】そこで本発明は、少なくとも二つの向きで
あって互いに直角をなす向きに引き出せる引き出しを備
えた使い勝手のよい引き出し付き家具を提供することを
課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するため、外引き出し部と該外引き出し部に対し出し入
れ可能の内引き出し部とからなる二重構造引き出しと、
該二重構造引き出しを出し入れできる引き出し収納部を
有する家具本体とを備えており、前記二重構造引き出し
については、前記家具本体の引き出し収納部に対し第1
の方向において前記内引き出し部とともに前記外引き出
し部を出し入れでき、前記第1の方向に対し直交する第
2の方向において、前記引き出し収納部に収納された状
態の前記外引き出し部に対し前記内引き出し部を出し入
れできることを特徴とする引き出し付き家具を提供す
る。
【0007】この引き出し付き家具によると、二重構造
引き出しは、その内引き出し部に物品を収容できる。そ
して、内引き出し部とともに外引き出し部を、換言すれ
ば二重構造引き出し全体を第1の方向における少なくと
も一つの向きに引き出すことができ、また、その引き出
し状態から引き出し収納部に収めることができる。さら
に、外引き出し部を引き出し収納部に置いたまま、その
外引き出し部から内引き出し部のみを前記第1の方向に
直交する第2の方向における少なくとも一つの向きに引
き出すことができ、また、その引き出し状態から外引き
出し部に収めることで引き出し収納部に収めることがで
きる。
【0008】すなわち、この家具では、物品を収容する
内引き出し部を、少なくとも二つの向きであって互いに
直角をなす向きに外引き出し部とともに、又は内引き出
し部単独で引き出すことができ、それだけ使い勝手がよ
い。この家具はたとえ部屋のコーナ部に設置するときで
も、内引き出し部を前記二つの互いに直角をなす向きに
引き出せるように設置しておけば、その後、周囲の物品
が増える等して一方の向きへの引き出しが困難又は不可
能になっても、残りの他方の向きに引き出せるので便利
である。
【0009】本発明に係る引き出し付き家具は大別して
次の(1)、(2)の二つのタイプに形成することがで
きる。 (1)前記第1の方向は前記家具本体の左右を結ぶ方向
であり、前記第2の方向は前記家具本体の前後を結ぶ方
向であり、前記外引き出し部は左右の側壁を有してお
り、前記内引き出し部は該外引き出し部の左右の側壁間
に出し入れ可能であり、前記外引き出し部は家具本体の
左右の少なくとも一方へ引き出すことができ、前記内引
き出し部は前記外引き出し部から家具本体の前側へ引き
出すことができる前記引き出し付き家具。 (2)前記第1の方向は前記家具本体の前後を結ぶ方向
であり、前記第2の方向は前記家具本体の左右を結ぶ方
向であり、前記外引き出し部は前後の側壁を有してお
り、前記内引き出し部は該外引き出し部の前後の側壁間
に出し入れ可能であり、前記外引き出し部は家具本体の
前側へ引き出すことができ、前記内引き出し部は前記外
引き出し部から家具本体の左右の少なくとも一方へ引き
出すことができる前記引き出し付き家具。
【0010】いずれにしても前記外引き出し部は、二重
構造引き出しが嵩張らないように、且つ必要な強度や剛
性を得るために全体を又は主たる部分を金属板で構成し
てもよい。必要な強度や剛性が得られるのであれば、全
体を又は主たる部分を合成樹脂板で形成してもよい。ま
た金属板と合成樹脂板の組み合わせを採用してもよい。
【0011】このように金属板や合成樹脂板を利用して
外引き出し部を形成する場合において、前記(1)のタ
イプや(2)のタイプの家具の場合、外引き出し部の、
内引き出し部を入れる前記両側壁とこれに連続する底部
を金属板や合成樹脂板を利用して形成することができ
る。そしてかかる底部を内引き出し部を摺動可能に支持
する部分として利用できる。しかし、内引き出し部を外
引き出し部に対し円滑に出し入れできるようにするため
の出入補助機構(例えばスレ桟機構等)を外引き出し部
と内引き出し部との間に設けてもよい。
【0012】また、外引き出し部の家具本体引き出し収
納部に対する出し入れは、該引き出し収納部に引き出し
受け棚を設け、該受け棚に外引き出し部を摺動させるこ
とで行うようにしてもよいし、一層円滑な出し入れを求
めるときは、外引き出し部と引き出し収納部の間に、既
に知られている、引き出しを支持しつつその出し入れ動
作を案内するレール装置等の支持カイド機構などを設け
てもよい。
【0013】またいずれにしても、前記内引き出し部を
前記外引き出し部に対し出し入れするとき該外引き出し
部を前記引き出し収納部に保持する装置を備えることが
できる。かかる保持装置として、内引き出し部を外引
き出し部に対し出し入れするとき、該外引き出し部の動
きを阻止するように家具本体引き出し収納部に設けるス
トッパ装置〔例えば家具本体引き出し収納部の内引き出
し部を出し入れする開口部を形成する該開口部片側又は
両側に位置する縦柱部であって外引き出し部の側端部が
当接できるもの(該縦柱部は内引き出し部の出し入れ案
内部材を兼ねていてもよい)〕と該引き出し収納部の背
面部材とからなるもの、家具本体引き出し収納部の引
き出し受け棚に設けられ、外引き出し部の底部に設けた
凹所に、バネ付勢のもとに押し下げ脱出可能に係合でき
るボールを含む玉ぜり装置、前記との装置の組み
合わせ等を例示できる。
【0014】保持装置は外引き出し部の引き出し収納部
内での位置を決める位置決め装置を兼ねていてもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明に係る引き出し付き
家具の1例の正面図であり、図2は図1に示す家具の、
家具本体を断面で示す側面図である。この家具は、家具
本体1と、これに上下に4段に設けられた二重構造引き
出し2を備えている。
【0016】家具本体1は天板11、背板12及び底板
13を備えている。さらに、天板11の前端部且つ左右
各端部と底板13の前端部且つ左右各端部を接続する左
右の縦柱部14も備えている。さらに、背板12と左右
の縦柱部14に渡し設けられた中間の3段の引き出し受
け棚15を備えている。底板13は引き出し受け棚を兼
ねている。各引き出し受け棚の上方空間が二重構造引き
出し2のための引き出し収納部16となっている。家具
本体1は台輪10上に載置されている。
【0017】この家具本体の前側(正面側)に提供され
る4段の開口部17のそれぞれは、後ほど詳しく説明す
る二重構造引き出し2の内引き出し部22を出し入れす
る開口部であり、左側、右側のそれぞれにおける4段の
開口部18のそれぞれは、二重構造引き出し2の外引き
出し部21を出し入れする開口部である。なお、家具本
体の主たる部分は、それには限定されないが、ここでは
木製である。
【0018】二重構造引き出し2は外引き出し部21と
内引き出し部22とからなっている。外引き出し部21
は、図3に斜視図で示すように、金属板で形成された収
容部21Aと、左右の木製前板21Bとからなっいる。
金属板製の収容部21Aは、左右の立ち上がり壁211
と、背面立ち上がり壁212と、これらに接続されてい
る底壁213とからなっている。左右の各立ち上がり壁
211に、前板21Bが図示を省略したネジで接続固定
されている。左右の立ち上がり壁211とこれに接続さ
れた前板21Bとで外引き出し部21の左右の側壁21
0が形成されている。前板21Bはそれぞれ把手21b
を備えている。収容部21Aは浅く形成されているが、
前板21Bは外引き出し部22を家具本体1の引き出し
収納部16に収めたとき、家具本体左右の開口部18を
略閉じる形状サイズのものである。収容部21Aの底壁
213下面の略中央部には上方へ向けられたボール係合
凹所31が形成されている。凹所31は後ほど説明する
玉ぜり装置3の一部を構成するものである。
【0019】内引き出し部22は木製のもので、図3に
斜視図で示すように、前板221、左右の側板222、
背板223及び底板224からなっている。前板221
は把手221aを備えている。前板221は他の板部材
より背が高く、外引き出し部21に収められた状態で家
具本体1の引き出し収納部16に収められたとき、家具
本体前側の開口部17の形状サイズに略対応する形状サ
イズのものである。
【0020】内引き出し部22は、外引き出し部21の
左右の側壁210間に丁度嵌まってそれらに案内されつ
つ該側壁間に出し入れできる左右幅を有している。内引
き出し部22はその左右の側板222の下面で外引き出
し部21の金属製収容部の底壁213上を摺動できる。
このとき内引き出し部22の底板224は該金属製収容
部底壁213より浮き上がった位置をとり、前記のボ−
ル係合凹所31に接触しない。
【0021】また内引き出し部22は、外引き出し部2
1の左右の側壁210と収容部21Aの背面立ち上がり
壁212とで外引き出し部21内に位置決めされる。家
具本体1の各引き出し受け棚15には、玉ぜり装置3の
主要部分が設けられている。すなわち、外引き出し部2
1の底壁213下面に形成されたボール係合凹所31に
バネ付勢のもとに係合させることができるボール321
を備えたシリンダ部32が設けられている。該凹所31
と、ボール及びバネを有するシリンダ部32とで玉ぜり
装置3が構成されている。
【0022】外引き出し部21を家具本体1の引き出し
収納部16の正規位置に配置すると、玉ぜり装置3にお
いてボール321が凹所31に係合できる。この状態で
外引き出し部21は引き出し収納部16内に位置決めさ
れ、その位置に保持される。また、このように正規位置
に置かれた状態では、外引き出し部21の左右の側壁2
10は家具本体前側からみて左右の縦柱部14のすぐ背
後に位置し、外引き出し部21の左右の側壁210の奥
側(背面側)端面及び収容部21Aの背面立ち上がり壁
212の背面は家具本体の背板12の内面に略当接す
る。
【0023】従って、外引き出し部21は家具本体の左
右縦柱部14や背板12によっても家具本体前後方向に
おける位置が決められる。以上説明した引き出し付き家
具では、図4に示すように、各二重構造引き出し2は、
その内引き出し部22に物品を収容できる。そして、引
き出し収納部16に収められた状態から内引き出し部2
2とともに外引き出し部21を、換言すれば二重構造引
き出し2全体を家具本体1の左右を結ぶ方向において、
左向きにも、右向きにも引き出せる。また、その引き出
し状態から引き出し収納部16に収めることができる。
このように外引き出し部21を出し入れするとき、家
具本体1の左右の縦柱部14及び背板12がその動作を
案内できる。また、このように外引き出し部21を出し
入れするとき、玉ぜり装置3においては、ボール321
が外引き出し部21下面の凹所31から脱離し、引き出
し2の重量により押し下げられ、引き出し2の移動を許
す。
【0024】また、外引き出し部21を引き出し収納部
16に置いたまま、その外引き出し部21から内引き出
し部22のみを家具本体1の前側から手前側へ引き出す
ことができる。このとき、玉ぜり装置3においてボール
321が外引き出し部21の下面凹所31に係合して外
引き出し部21を保持しているとともに、家具本体左右
の縦柱部14が外引き出し部の左右の側壁210に対し
ストッパ装置として働き、これによっても外引き出し部
21は引き出し収納部16に保持される。
【0025】このように引き出した内引き出し部22を
外引き出し部21内に収めることもでき、そのときに
も、玉ぜり装置3が外引き出し部21を保持する。ま
た、外引き出し部21は家具本体の背板12によっても
後方への移動を阻止され、これらにより外引き出し部2
1は所定位置に保持される。このようにこの家具では、
物品を収容する内引き出し部22を、左右のいずれにで
も外引き出し部21とともに引き出し、またその引き出
し状態から閉じることができる。さらに、内引き出し部
22を単独で前側から出し入れできる。このように互い
に直交する二つの方向における三つの向きにおいて引き
出しを操作できるので使い勝手がよい。また、この家具
はたとえ部屋のコーナ部に設置するときでも、内引き出
し部22を少なくとも二つの互いに直角をなす向きに引
き出せるように設置しておけば、その後、周囲の物品が
増える等して一方の向きへの引き出しが困難又は不可能
になっても、残りの他方の向きに引き出せるので便利で
ある。
【0026】図5は二重構造引き出しの他の例の断面を
示している。この引き出し20では、外引き出し部21
に対する内引き出し部22の出し入れを一層円滑にする
ためのスレ桟機構4が設けられている。他の点は先に説
明した引き出し2と同様であり、同じ部分には図3等と
同じ参照符号を付してある。スレ桟機構4は一対のレー
ル41と一対の溝付き部材42とからなっている。レー
ル41は外引き出し部21の金属製収容部21Aの底壁
213上のプレス加工にて形成され、家具本体の前後方
向に平行に延びている。溝付き部材42は内引き出し部
22の底板224下面に家具本体前後方向に取り付けら
れており、レール41に摺動可能に外嵌している。
【0027】図6は二重構造引き出し装置のさらに他の
例を示している。前記の引き出し2や20に代えてこの
引き出し200を採用することもできる。この引き出し
装置200は、外引き出し部21’と内引き出し部2
2’からなっている。外引き出し部21’は、金属板で
形成された収容部21A’と、前側の木製前板21B’
とからなっいる。
【0028】金属板製の収容部21A’は、前後の立ち
上がり側壁211’と、これらに接続されている底壁2
12’とからなっている。前側の立ち上がり壁211’
に前板21B’が図示を省略したネジで接続固定されて
いる。前側の立ち上がり壁211’とこれに接続された
前板21B’とで外引き出し部21の前側の側壁21
0’が形成されている。前板21B’は把手21b’を
備えている。収容部21A’は浅く形成されているが、
前板21B’は外引き出し部21’を家具本体1の引き
出し収納部16に収めたとき、家具本体前側の開口部1
7を略閉じる形状サイズのものである。収容部21A’
の底壁212’下面の略中央部には上方へ向けられたボ
ール係合凹所31が形成されている。凹所31は玉ぜり
装置3の一部を構成している。
【0029】内引き出し部22’は木製のもので、左右
の引き出し前板221’、一対の側板222’及び底板
223’からなっている。前板221’は把手221
a’を備えている。前板221’は他の板部材より背が
高く、外引き出し部21’に収められた状態で家具本体
1の引き出し収納部16に収められたとき、家具本体左
右の開口部18の形状サイズに略対応する形状サイズの
ものである。
【0030】内引き出し部22’は、外引き出し部2
1’の収容部21A’の背面側立ち上がり壁211’と
前壁210’間に丁度嵌まってそれらに案内されつつそ
れらの間に出し入れできる前後幅を有している。内引き
出し部22’はその前後の側板222’の下面で外引き
出し部21’の金属製収容部の底壁212’上を摺動で
きる。内引き出し部22’の底板223’は該金属製収
容部底壁212’より浮き上がった位置をとっており、
前記のボ−ル係合凹所31に接触しない。
【0031】また内引き出し部22’は、外引き出し部
21’の前側の壁210’と収容部21A’の背面立ち
上がり壁211’とで外引き出し部21’内に位置決め
される。家具本体1の各引き出し受け棚15には、前記
と同様に玉ぜり装置3の主要部分が設けられており、外
引き出し部21’はこれにより位置決めされるとともに
所定位置に保持される。このように正規位置に置かれた
状態では、外引き出し部21’の前側壁210’は家具
本体左右からみて左右の縦柱部14のすぐ背後に位置す
る。換言すれば、前側壁210’は左右の縦柱部14の
間に位置する。
【0032】以上説明した二重構造引き出し200は、
その内引き出し部22’に物品を収容できる。そして、
引き出し収納部16に収められた状態から内引き出し部
22’とともに外引き出し部21’を、換言すれば二重
構造引き出し200全体を家具本体1の前後を結ぶ方向
において、前側向きに引き出せる。また、その引き出し
状態から引き出し収納部16に収めることができる。
【0033】また、外引き出し部21’を引き出し収納
部16に置いたまま、その外引き出し部21’から内引
き出し部22’のみを家具本体1の左右いずれの向きに
も引き出すことができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明によると、少
なくとも二つの向きであって互いに直角をなす向きに引
き出せる引き出しを備えた使い勝手のよい引き出し付き
家具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る引き出し付き家具の1例の正面図
である。
【図2】図1に示す家具の、家具本体のみ断面で示す側
面図である。
【図3】二重構造引き出しの斜視図である。
【図4】二重構造引き出しの家具本体に対する出し入れ
状態を示す平面図である。
【図5】二重構造引き出しの他の例の断面図である。
【図6】二重構造引き出しの他の例の家具本体に対する
出し入れ状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 家具本体 16 引き出し収納部 2、20、200 二重構造引き出し 21、21’ 外引き出し部 21A 金属製収容部、 21B 前板 210 左右の側壁 21A’金属製収容部 21B’前板 211’、210’前後の側壁 22、22’ 内引き出し部 3 玉ぜり装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外引き出し部と該外引き出し部に対し出し
    入れ可能の内引き出し部とからなる二重構造引き出し
    と、 該二重構造引き出しを出し入れできる引き出し収納部を
    有する家具本体とを備えており、 前記二重構造引き出しについては、前記家具本体の引き
    出し収納部に対し第1の方向において前記内引き出し部
    とともに前記外引き出し部を出し入れでき、前記第1の
    方向に対し直交する第2の方向において、前記引き出し
    収納部に収納された状態の前記外引き出し部に対し前記
    内引き出し部を出し入れできることを特徴とする引き出
    し付き家具。
  2. 【請求項2】前記第1の方向は前記家具本体の左右を結
    ぶ方向であり、前記第2の方向は前記家具本体の前後を
    結ぶ方向であり、前記外引き出し部は左右の側壁を有し
    ており、前記内引き出し部は該外引き出し部の左右の側
    壁間に出し入れ可能であり、前記外引き出し部は家具本
    体の左右の少なくとも一方へ引き出すことができ、前記
    内引き出し部は前記外引き出し部から家具本体の前側へ
    引き出すことができる請求項1記載の引き出し付き家
    具。
  3. 【請求項3】前記第1の方向は前記家具本体の前後を結
    ぶ方向であり、前記第2の方向は前記家具本体の左右を
    結ぶ方向であり、前記外引き出し部は前後の側壁を有し
    ており、前記内引き出し部は該外引き出し部の前後の側
    壁間に出し入れ可能であり、前記外引き出し部は家具本
    体の前側へ引き出すことができ、前記内引き出し部は前
    記外引き出し部から家具本体の左右の少なくとも一方へ
    引き出すことができる請求項1記載の引き出し付き家
    具。
  4. 【請求項4】前記内引き出し部を前記外引き出し部に対
    し出し入れするとき該外引き出し部を前記引き出し収納
    部に保持する装置を備えている請求項1、2又は3記載
    の引き出し付き家具。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020146390A (ja) * 2019-03-15 2020-09-17 株式会社ホシプラ 十字方向の引き出し構造体及び同引き出し構造体を用いた物品収納具

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JP2020146390A (ja) * 2019-03-15 2020-09-17 株式会社ホシプラ 十字方向の引き出し構造体及び同引き出し構造体を用いた物品収納具

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