JPH11178309A - リニアモータ及びそれを用いた電子写真複写機 - Google Patents

リニアモータ及びそれを用いた電子写真複写機

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JPH11178309A
JPH11178309A JP34263097A JP34263097A JPH11178309A JP H11178309 A JPH11178309 A JP H11178309A JP 34263097 A JP34263097 A JP 34263097A JP 34263097 A JP34263097 A JP 34263097A JP H11178309 A JPH11178309 A JP H11178309A
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JP
Japan
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linear motor
back plate
roller
mover
stator
Prior art date
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Pending
Application number
JP34263097A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Shimizu
裕 清水
Masaki Taketomi
正喜 武富
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Neomax Kiko Co Ltd
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
Hitachi Metals Kiko Co Ltd
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Publication date
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  • Optical Systems Of Projection Type Copiers (AREA)
  • Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)
  • Linear Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定な走行が可能となるリニアモータを提供
することにより、複写機やプリンターにおけるミラー系
の走行も安定するので、簡単な構造で寿命の長いミラー
駆動系を提供する。 【解決手段】 軟磁性体からなるバックプレートとその
バックプレート上に設けられて交番磁界を生じる永久磁
石列とを有する固定子と、前記永久磁石列と対向するよ
うに設けられたコイルを有し、このコイルを永久磁石列
に沿って走行させるためのローラを有する可動子を持っ
たリニアモータで、固定子の前記バックプレートはガイ
ドレールを構成しており、可動子のローラはガイドレー
ル上を走行するようになっている。更に、固定子のバッ
クプレートの上下端部がガイドレールを構成しており、
可動子のローラはV字型の溝となっていて、バックプレ
ートの両端からそのガイドレールを挟みこむようにして
係合していることが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は永久磁石列がその軸
方向に延びている固定子と、それに対向して設けられた
コイルを持った可動子とを有するリニアモータに関する
もので、複写機などのミラー駆動に用いるのに適したリ
ニアモータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】光学系が移動して原稿を走査するように
した電子写真複写機では、原稿台の下方で光学系ミラー
および光源を取り付けたミラーベースを走査方向に移動
するようにしている。かかる、光学系ミラーおよびミラ
ーベースの片側に設けられたステップモータから伸びた
ワイアを光学系ミラーおよびミラーベースの両側に滑車
を介して結び付けて、ステップモータの回転によってワ
イアを引っ張ってミラー系を駆動しているものが多い。
【0003】このミラー系の駆動は複写機の中で最も動
きの大きいものであるとともに、複写機の複写早さが早
くなるに従い、その駆動の早さも大きくする必要がある
ので、信頼性の高いことが要求される。そこで、ワイア
とステップモータの組み合わせに代えて、リニアモータ
を用いて直接ミラー系を駆動することが提案されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】リニアモータを用いた
ミラー系の駆動装置の例を図6に示す。リニアモータ6
0を用いる場合、ミラー系61の両側にリニアモータを
用いることが望ましいが、同期をとることが困難であ
り、また原価が高くなるので、ミラー系61の片側のみ
にリニアモータ60を用いて、他端は従動ローラ62を
付けることが行われている。しかしこの場合、ミラー系
の加速、減速時にヨーイングやピッチングが生じ易い。
【0005】図7のうち(a)は図6におけるA- A断
面のうちリニアモータ60に関する部品のみを示した図
である。固定子64上に移動自在に可動子63を設置す
るために平ローラ65を用いている。(b)は(a)の
平面図である。可動子63が加速、減速する際に生じる
可動子63に取り付けられたミラー系のヨーイングやピ
ッチングを防ぐためには、第一に可動子63の固定子6
4に対するヨーイングやピッチングを防ぐ必要がある。
図7に示すように平ローラ65はX、Y、Zの何れの方
向に対しても充分な剛性を与えるように設置されてい
る。この様な構造により可動子63の固定子64に対す
るヨーイングやピッチングを防いでいる。
【0006】しかし上記従来の構造では可動子を固定子
に取り付ける際に行う平ローラの調整が煩雑であるばか
りかリニアモータそのものが大きくなってしまう。本発
明においては、上記の問題点を解決し、ミラー系の片持
ち式リニアモータ駆動方式において可動子の固定子に対
するヨーイングやピッチングを防ぐことのできるリニア
モータを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のリニアモータ
は、バックプレートとそのバックプレート上に設けられ
て相隣る磁極の極性が異なるように配置された複数の永
久磁石からなる永久磁石列とを有する固定子と、前記永
久磁石列と対向するように設けられたコイルを有し、こ
のコイルを永久磁石列に沿って走行させるためのローラ
を有する可動子を持ったもので、固定子の前記バックプ
レートはガイドレールを構成しており、可動子のローラ
はガイドレール上を走行することを特徴としている。
【0008】バックプレートを磁性を有する金属で形成
すると永久磁石の磁束密度を高めることができリニアモ
ータの推力を高めることができるとともに、アルミなど
と比べて高い剛性が得られやすい。
【0009】また、前記可動子は永久磁石列から見てコ
イルの反対側にヨークを有していることが好ましい。固
定子のバックプレートの両側がガイドレールを構成して
おり、ガイドレールと可動子のローラとは係合し、係合
を維持したままローラはガイドレール上を走行可能とす
ることが好ましい。
【0010】更に、可動子の前記ローラは少なくともガ
イドレールと接触する部分は合成樹脂からできている
と、走行時の振動や騒音を防ぐことができるので好まし
いものである。またガイドレールを合成樹脂としても同
様の効果が得られる。
【0011】本発明のリニアモータは電子写真複写機の
光学系の駆動用に用いるのに適したもので、その場合1
つの固定子に2つの可動子を備えたリニアモータを用い
その各々が光学系ミラーブロックの駆動に用いられ、そ
の一方の可動子と他方の可動子は1:1/2の速度比で
往復動作を行い原稿の画像を走査するのに用いられる。
【0012】
【発明の実施の形態】例えば電子写真複写機の上面に構
成された原稿台の下方に光学系走査方向に平行にガイド
レールとリニアモータの固定子が配設されている。ガイ
ドレールは平板により構成されている。固定子は磁性体
からなるバックプレートとその上に相隣る磁石の極性が
異なるように配置された複数の永久磁石からなる永久磁
石列とを有している。ガイドレールと固定子の間に2つ
のミラーブロックがローラと可動子を介して移動自在に
架設されている。ローラは各ミラーブロックの一端に回
動自在に配設されており、可動子は各ミラーブロックの
他端に固定されている。一方のミラーブロックには、第
1ミラーおよび光源が取り付けられており、他のミラー
ブロックには第2ミラーが取り付けられている。ミラー
ブロックはガイドレールと固定子との間に架設された状
態で水平を保つように構成されている。複写動作時に2
つのミラーブロックは固定子と可動子からなるリニアモ
ータの駆動によって、ガイドレールおよびリニアモータ
の固定子の長手方向に同一の向きに1:1/2の速度比
で往復動作を行い原稿の画像を走査する。
【0013】本発明のリニアモータの一実施例の側面図
を図1に、その正面図を図2に示す。これらの図で、1
は固定子で、その11はバックプレートであり磁性体か
らできている。バックプレート11の一側面には永久磁
石列12がバックプレート11の長手方向に並べて貼り
付けられている。バックプレート11は、その上下の両
側にガイドレール111、112を構成するように先端
が細くなったレールが設けられている。
【0014】可動子2は固定子1を囲むように取り付け
られており、コ字状をした磁性体フレーム21の上下端
に各2個ずつのローラ22が取り付けられている。この
ローラ22はそのローラ面にV字型の溝221を持ち、
バックプレート11の上下端のガイドレール111、1
12に係合して、可動子2がバックプレート11に対し
て自由に動くようになっている。図1においてローラと
ローラを結ぶ線が鉛直方向とほぼ一致するようにリニア
モータを配置することが好ましい。この場合、図2のよ
うに4個のローラを用いてもよいが上のローラを2個と
し下のローラを1個とすることもできる。ローラ22に
は上下のローラによってバックプレート11を挟み込む
ように予圧を与えることが好ましい。
【0015】図3にバックプレートとローラの係合部分
の拡大図を示す。このV字型の溝221の部分をジュラ
コンのような樹脂とすることによって、金属と金属とが
直接に接触することを防止できて、騒音の少ない、また
振動の少ない寿命の長いリニアモータとすることができ
る。ガイドレール111、112と可動子のローラ22
とを係合させるには、他に例えば図4、図5に示すよう
な構成とすることもできる。
【0016】フレーム21の中央部分の永久磁石列12
と向かい合った部分にはリニアモータの駆動用コイル2
3が設けられている。コイル23は平板状に巻かれた3
相用のものとすると、3相交流電源を駆動電源として用
いることができ、薄い平板状にすることによって永久磁
石列12から出た磁力線を有効に使用できる。フレーム
21とコイル23の間に軟磁性体のバックヨーク24を
設けることによって磁力線を更に有効に利用できる。永
久磁石列12から出た磁力線はバックヨーク24と磁性
体でできたフレーム21を通って永久磁石列12へと戻
る。
【0017】この発明のリニアモータでは、永久磁石列
12を付けたバックプレート11の両端のガイドレール
111、112に可動子2のローラ22が係合している
ので、可動子の駆動用コイル23と永久磁石列12との
距離は一定に保つことができる。
【0018】本発明のリニアモータにおいて、固定子1
のバックプレート11の裏側にエンコーダスケール13
を取り付けておき、それに対向する可動子2の一部にエ
ンコーダヘッド25を取り付けておき、エンコーダヘッ
ド25からの信号をリニアモータの駆動制御回路(図示
せず)に入れて、可動子2の位置を正確に制御すること
もできる。
【0019】
【発明の効果】本発明のリニアモータでは、可動子のロ
ーラが固定子のバックプレートのガイドレールに係合し
ているので、可動子は固定子に対して傾くこともなく、
ミラー系の片持ち式リニアモータ駆動方式において可動
子の固定子に対するヨーイングやピッチングを防ぐこと
ができる。また可動子を固定子に取り付ける際に行うロ
ーラの調整が容易である。さらにリニアモータの厚さを
抑えることが可能である。
【0020】本発明のリニアモータでは、交番磁界を生
じる永久磁石列が磁性体からなるバックプレート上に並
べられていて、そのバックプレートの上下端にガイドレ
ールが設けられているので、ガイドレールから永久磁石
列の磁極面までの距離が一定となっており、永久磁石列
からの磁力の大きさも一定とすることができる。また、
可動子コイルと永久磁石列との距離も一定に保つことが
できるので、可動コイルに及ぼす磁界強度を一定にでき
て、安定な走行を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリニアモータの一実施例の側面図であ
る。
【図2】本発明のリニアモータの一実施例の正面図であ
る。
【図3】ローラとガイドレールとの係合の一例を示す図
である。
【図4】ローラとガイドレールとの係合の別の一例を示
す図である。
【図5】ローラとガイドレールとの係合の更に別の一例
を示す図である。
【図6】リニアモータを用いた従来の片持ち式ミラー駆
動装置の斜視図である。
【図7】(a)は、図6のA- A断面図であり、(b)
は(a)の平面図である。
【符号の説明】
1 固定子 11 バックプレート 111、112 ガイドレール 12 永久磁石列 13 エンコーダスケール 2 可動子 21 フレーム 22 ローラ 221 V字型の溝 23 駆動用コイル 24 バックヨーク 25 エンコーダヘッド

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バックプレートとそのバックプレート上
    に設けられて相隣る磁極の極性が異なるように配置され
    た複数個の永久磁石からなる永久磁石列とを有する固定
    子と、前記永久磁石列と対向するように設けられたコイ
    ルを有しこのコイルを永久磁石列に沿って走行させるた
    めのローラを有する可動子を持ったリニアモータにおい
    て、 固定子の前記バックプレートはガイドレールを構成して
    おり、可動子のローラはそのガイドレール上を走行する
    ことを特徴とするリニアモータ。
  2. 【請求項2】 前記ガイドレールはバックプレートの両
    側に配置されており、可動子のローラと係合させたこと
    を特徴とする請求項1に記載のリニアモータ。
  3. 【請求項3】 可動子のローラの少なくとも前記ガイド
    レールと接触する面を合成樹脂で形成することを特徴と
    する請求項2に記載のリニアモータ。
  4. 【請求項4】 前記ガイドレールを合成樹脂で形成する
    ことを特徴とする請求項2または3記載のリニアモー
    タ。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4の何れかのリニアモータ
    を用いて光学系ミラーを駆動させることを特徴とする電
    子写真複写機。
JP34263097A 1997-12-12 1997-12-12 リニアモータ及びそれを用いた電子写真複写機 Pending JPH11178309A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006208702A (ja) * 2005-01-27 2006-08-10 Pentax Corp ステージ装置及びこのステージ装置を利用したカメラの手振れ補正装置
US8477388B2 (en) 2011-07-11 2013-07-02 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Scanner with a separate flatbed glass and ADF glass

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JP2006208702A (ja) * 2005-01-27 2006-08-10 Pentax Corp ステージ装置及びこのステージ装置を利用したカメラの手振れ補正装置
JP4751618B2 (ja) * 2005-01-27 2011-08-17 Hoya株式会社 ステージ装置及びこのステージ装置を利用したカメラの手振れ補正装置
US8477388B2 (en) 2011-07-11 2013-07-02 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Scanner with a separate flatbed glass and ADF glass

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