JP2001045735A - リニアモータの可動子構造 - Google Patents

リニアモータの可動子構造

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JP2001045735A
JP2001045735A JP21931299A JP21931299A JP2001045735A JP 2001045735 A JP2001045735 A JP 2001045735A JP 21931299 A JP21931299 A JP 21931299A JP 21931299 A JP21931299 A JP 21931299A JP 2001045735 A JP2001045735 A JP 2001045735A
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mover
teeth
linear motor
stator
unit
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JP21931299A
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Toru Shikayama
透 鹿山
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Yaskawa Electric Corp
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Yaskawa Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コギング力を低減でき、高速移動時の振動
や、一定速送り時の速度リプルを低減でき、かつ安価な
リニアモータを提供する。 【解決手段】 可動子10に3相の電機子巻線15と永
久磁石14を備え、固定子に誘導子歯を備えたリニアモ
ータにおいて、固定子は、所定のピッチで進行方向に一
列に並んだ前記誘導子歯が形成された磁性部材から構成
され、可動子10は1組以上の可動子ユニット12から
構成され、可動子ユニット12は、3の倍数個のティー
スとそれらをつなぐ継鉄が一体となった電機子コアと、
前記3の倍数個のティースに施された前記電機子巻線
と、前記ティース先端に隣接するものどうしが互いに異
極になるように配置された複数個の前記永久磁石から構
成され、可動子ユニット12を、同可動子ユニットの中
心軸線の回りに所定の角度θだけ傾斜させて配置したリ
ニアモータの可動子構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高速・高加減速で移
動し、かつ高精度位置決めを要求される例えば半導体製
造装置やFA(ファクトリーオートメーション)機器用
のリニアモータの可動子構造に関する。
【0002】
【従来の技術】可動子に電機子巻線と永久磁石を備え、
固定子に誘導子歯を持つ従来のリニアモータとして、特
開平2−142353号公報に開示されたものがある。
これで知られるリニアモータの大きな特徴は、推力を大
きくできることである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが前記の従来の
モータは、誘導子歯の凹凸による大きなパーミアンス変
化により、大きなコギング力が発生していた。これを低
減するために、固定子の誘導子歯を進行方向軸に対し斜
めにしたり、可動子の永久磁石を斜めに配備したりし
て、スキュー効果によりコギング力を低減していたが、
いずれも組立に手間が掛かり、コスト高となっていた。
そこで本発明が解決しようとする課題は、コギング力
を、簡単な可動子構造で低減することができ、高速移動
時の振動や、一定速送り時の速度リプルを低減でき、か
つ安価なリニアモータを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、可動子に3相の電機子巻線と永久磁石を備え、固定
子に誘導子歯を備えたリニアモータにおいて、前記固定
子は、所定のピッチで進行方向に一列に並んだ前記誘導
子歯が形成された磁性部材から構成され、前記可動子は
1組以上の可動子ユニットから構成され、前記可動子ユ
ニットは、3の倍数個のティースとそれらをつなぐ継鉄
が一体となった電機子コアと、前記3の倍数個のティー
スに施された前記電機子巻線と、前記ティース先端に隣
接するものどうしが互いに異極になるように配置された
複数個の前記永久磁石から構成され、前記可動子ユニッ
トを、同可動子ユニットの中心軸線の回りに所定の角度
だけ傾斜させて配置したリニアモータの可動子構造とす
る。また、前記複数の可動子ユニットを同一方向に傾斜
させて配置したリニアモータの可動子構造としたり、前
記複数の可動子ユニットを順次逆方向に傾斜させて配置
したリニアモータの可動子構造とする。さらには、歯の
ピッチをλとし、前記永久磁石の幅をWとしたとき、前
記可動子ユニットの傾斜角度θを、−sin-1(λ/3
W)≦θ<0 もしくは 0<θ≦sin-1(λ/3
W)としたリニアモータの可動子構造とする。以上のよ
うな構造により、簡単な組立てでコギング力を低減する
ことができる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明の第1実施例における正面から見た
正断面図、図2は側面から見た断面図を表している。ま
た、図3は可動子の裏面(空隙側面)を示す図である。
これらの図において、1は固定子、2は固定子フレー
ム、3は磁性部材、4はリニアガイドのレール、5は誘
導子歯、10は可動子、11はテーブル、12は可動子
ユニット、13は電機子コア、14は永久磁石、15は
電機子巻線、16はリニアガイドのスライダ、17は継
鉄、18はティースである。
【0006】固定子1は、進行方向に所定ピッチλで誘
導子歯5が形成された磁性部材3、リニアガイドのレー
ル4、磁性部材3とリニアガイドのレール4を固定する
ための固定子フレーム2から構成される。可動子10
は、負荷を取り付けるためのテーブル11、可動子10
を支持するための6個のリニアガイドのスライダ16、
テーブル11面の裏側に取り付けられた2組の可動子ユ
ニット12から構成されている。1組の可動子ユニット
12は、3つのティース18とそれらをつなぐ継鉄17
が一体となった電機子コア13、3つのティース18に
集中巻された3相の電機子巻線15、各ティース18先
端に貼り付けられ4個の永久磁石14から構成されてい
る。電機子コア13は、電磁鋼板を積層して構成されて
いる。4個の永久磁石14は隣接するものどうしが互い
に異極になるように並び、1個の永久磁石14の進行方
向幅はλ/2となっている。また、隣接するティース1
8間のピッチは、可動子10中心線の断面では3×λ+
λ/3となっている。つまり、λが電気角で360°で
あるため、3×360+360/3=1200°とな
り、電気角で1200−3×360=120°となって
いる。さらに、従来と違う点は。このように構成された
可動子ユニット12が、可動子中心の上下方向を傾斜軸
として、所定の角度θだけ傾斜して配置されていること
である。
【0007】第1の実施例では、図3に示すように、2
組の可動子ユニット12の傾斜方向を同じ向きとした。
このθは、永久磁石の横幅をWとして、 θ=sin-1(λ/6W) ・・・・・(1) となっており、電気角60°のスキュー角ψに相当して
いる。この説明図を図4に示す。図中のxとWより、 sin(θ)=(x/W) ・・・・(2) の関係が成り立つ。また、誘導子歯ピッチλが電気角3
60°であるから、スキュー角ψは、 ψ=(x/λ)×360 ・・・・(3) となる。よって、スキュー角ψが60°の場合はx=λ
/6となるので、これを(2)式に代入すれば、(1)
式が求まる。また、本実施例に拘わらず、スキュー角ψ
は任意に設定することができる。ただし、スキュー角ψ
が最大で120°とすれば、 0<θ≦sin-1(λ/3W) ・・・・(4) と表すことができる。また、傾斜方向を逆にすることも
考慮すれば、 −sin-1(λ/3W)≦θ<0 ・・・・(5) と表すことができる。さらに、本発明の特徴として、ス
キュー角ψを大きくしても、本発明のモータはWに対す
るλが非常に小さいために、機械的な傾斜角θは小さい
ということが言える。つまり、可動子ユニット12を傾
斜させて配置したとしても、ほとんど真っ直ぐに配置し
た場合の取り付け寸法と変わらないために、可動子の外
形を何ら変更することなく本発明を実現できる。
【0008】第2の実施例を図5に示す。図5は第2の
実施例の可動子の裏面を示したものである。第1の実施
例と違い、2組の可動子ユニット12の傾斜方向を逆に
している。第1の実施例では2組の可動子ユニットが発
生する推力が進行方向に対し同じ斜め方向であったが、
第2の実施例では進行方向を対称として各々左右斜め方
向に推力が発生する。従って、第1の実施例で若干発生
したヨーイングが、第2の実施例では完全に無くすこと
ができる。以上の実施例では可動子に電機子巻線と永久
磁石を備えた構造としたが、これを固定子側とし、誘導
子歯が設けられた方を可動子としても、本発明の効果を
同じく発揮できることは言うまでもない。
【0009】
【発明の効果】以上のような構成方法により、従来問題
であったコギング力を、簡単な可動子構造で低減するこ
とができる。よって、高速移動時の振動や、一定速送り
時の速度リプルを低減でき、かつ安価なリニアモータを
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例を示す正面から見た断
面図である。
【図2】 本発明の第1の実施例を示す側面から見た断
面図である。
【図3】 本発明の第1の実施例を示す可動子裏面の図
である。
【図4】 本発明の可動子ユニットの傾斜角の説明図で
ある。
【図5】 本発明の第2の実施例を示す可動子裏面の図
である。
【符号の説明】
1 固定子、2 固定子フレーム、3 磁性部材、4
リニアガイドのレール、5 誘導子歯、10 可動子、
11 テーブル、12 可動子ユニット、13電機子コ
ア、14 永久磁石、15 電機子巻線、16 リニア
ガイドのスライダ、17 継鉄、18 ティース

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可動子に3相の電機子巻線と永久磁石を
    備え、固定子に誘導子歯を備えたリニアモータにおい
    て、 前記固定子は、所定のピッチで進行方向に一列に並んだ
    前記誘導子歯が形成された磁性部材から構成され、 前記可動子は1組以上の可動子ユニットから構成され、 前記可動子ユニットは、3の倍数個のティースとそれら
    をつなぐ継鉄が一体となった電機子コアと、前記3の倍
    数個のティースに施された前記電機子巻線と、前記ティ
    ース先端に隣接するものどうしが互いに異極になるよう
    に配置された複数個の前記永久磁石から構成され、 前記可動子ユニットを、同可動子ユニットの中心軸線の
    回りに所定の角度だけ傾斜させて配置したことを特徴と
    するリニアモータの可動子構造。
  2. 【請求項2】 前記複数の可動子ユニットを同一方向に
    傾斜させて配置したことを特徴とする請求項1記載のリ
    ニアモータの可動子構造。
  3. 【請求項3】 前記複数の可動子ユニットを順次逆方向
    に傾斜させて配置したことを特徴とする請求項1記載の
    リニアモータの可動子構造。
  4. 【請求項4】 前記誘導子歯のピッチをλとし、前記永
    久磁石の幅をWとしたとき、前記可動子ユニットの傾斜
    角度θを、 −sin-1(λ/3W)≦θ<0 もしくは 0<θ≦
    sin-1(λ/3W)としたことを特徴とする請求項1
    ないし3のいずれかの項に記載のリニアモータの可動子
    構造。
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