JPH11177955A - ディジタル放送受信装置及びディジタル放送受信方法 - Google Patents

ディジタル放送受信装置及びディジタル放送受信方法

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JPH11177955A
JPH11177955A JP9337227A JP33722797A JPH11177955A JP H11177955 A JPH11177955 A JP H11177955A JP 9337227 A JP9337227 A JP 9337227A JP 33722797 A JP33722797 A JP 33722797A JP H11177955 A JPH11177955 A JP H11177955A
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broadcast
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Abstract

(57)【要約】 【課題】小さな回路規模で放送方式が異なる複数のディ
ジタル放送信号を受信可能にする。 【解決手段】個別受信部A,B,…は各放送方式に夫々
対応した信号処理によって、受信した放送信号からトラ
ンスポートストリームを得る。このトランスポートスト
リームは134I/F回路A5 によってアイソクロノス
パケットに変換されて共通受信部13に伝送される。共通
受信部13は、トランスポートストリームをデコードし、
MPEG2デコード処理によってディジタル放送信号を
得る。更に、NTSCエンコーダによってNTSC方式
の放送信号に変換することによって、モニタでの視聴を
可能にする。トランスポートストリームのデコード処理
以降の処理を共通化しているので、回路規模を低減する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の放送方式の
ディジタル放送を受信するディジタル放送受信装置及び
ディジタル放送受信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、通信衛星を利用したCSディジタ
ル放送(ディジタル衛星放送)が普及しようとしてい
る。CSディジタル放送は、MPEG(Moving Picture
ExpertsGroup)2による圧縮技術を採用することによ
って多チャンネル化を可能にすると共に小型アンテナ化
も可能にしている。また、CSディジタル放送は、ペイ
パービューによる番組毎の課金システムを採用すること
ができ、更に、番組表を表示する電子番組表(EPG)
の機能も有する。現在、CSディジタル放送用の受信機
としては、Perfec−TV!用のものが商品化され
ているが、更に、J−SKYB及びDirec−Tv
JAPANによるCSディジタル放送も予定されてお
り、これらの放送用の受信機も開発されている。
【0003】図6はこのような複数のディジタル放送を
受信可能にするシステムを説明するためのブロック図で
ある。
【0004】受信機1乃至5は、夫々、地上波によるデ
ィジタル放送用、J−SKYB用、Pervec−TV
!用、Direc−TV!用及び他のディジタル放送用
の受信機である。受信機1乃至5は、同様の構成であ
り、いずれも、チューナ、復調及び誤り訂正回路、デス
クランブル回路、デマルチプレクサ、TSデコーダ、M
PEG2デコーダ、NTSCエンコーダ及びD/Aコン
バータを有する。
【0005】各受信機1乃至5の図示しないアンテナに
誘起した高周波放送信号は、夫々チューナ1A乃至5A
に供給され、所定のチャンネルが選局される。チューナ
1A乃至5Aの出力は夫々復調及び誤り訂正回路1B乃
至5Bに供給される。ディジタル放送信号の変復調方式
は、放送毎に異なり、各復調及び誤り訂正回路1B乃至
5Bは、変復調方式に対応した例えばQPSK復調等の
復調処理を行う。
【0006】放送局側では、契約視聴者以外による視聴
を防止するために、放送信号にスクランブルを施してい
る。デスクランブル回路1C乃至5Cは、入力されたデ
ィジタル信号に施されているスクランブルを解除して夫
々デマルチプレクサ1D乃至5Dに出力する。
【0007】なお、ICカード1I乃至4Iは、視聴契
約内容を記憶するものである。視聴契約内容によって、
受信したチャンネルのデスクランブルを行うか否かが決
定される。モデム1J乃至4Jは、ICカード1I乃至
4Iからの記憶内容を図示しない電話回線を介して放送
局に転送するようになっている。放送局は、転送された
情報に基づいて課金等を行う。
【0008】上述したように、ディジタル衛星放送は多
チャンネル化されていると共にEPGが多重されてい
る。デマルチプレクサ1D乃至5Dは、入力されたディ
ジタル放送信号から1チャンネル分の映像,音声データ
及びEPGを取り出してTSデコーダ1E乃至5Eに出
力する。
【0009】MPEG2規格では、複数のプログラムを
1つのストリームで伝送することを考慮したトランスポ
ートストリーム(Transport Stream (TS))でデー
タを伝送することができる。トランスポートストリーム
は、固定長のパケット(トランスポートパケット)によ
って構成されており、ビデオデータ、音声データ及びそ
の他のデータを含んでいる。デマルチプレクサ1D乃至
5Dの出力はトランスポートストリームであり、各TS
デコーダ1E乃至5Eは、入力されたトランスポートス
トリームから1プログラムのストリーム(PS)を抽出
して出力する。
【0010】各MPEG2デコーダ1F乃至5Fによっ
て、TSデコーダ1E乃至5Eからのプログラムストリ
ームがデコードされる。即ち、MPEG2デコーダ1F
乃至5Fは、オーディオデコーダ及びビデオデコーダ等
を含み、MPEG2オーディオ規格によって圧縮されて
いるオーディオデータをディジタル音声信号に戻し、M
PEG2ビデオ規格によって圧縮されているビデオデー
タをディジタル映像信号に戻してNTSCエンコーダ1
G乃至5Gに出力する。
【0011】NTSCエンコーダ1G乃至5Gは、入力
されたディジタル音声信号及びディジタル映像信号をN
TSC規格の信号に変換してD/Aコンバータ1H乃至
5Hに出力する。D/Aコンバータ1H乃至5Hによっ
て、ディジタルのNTSC信号はアナログ信号に変換さ
れて、NTSC放送用のテレビジョン受像機(TV)6
に供給される。こうして、TV6によって各種のディジ
タル放送を視聴することができる。
【0012】しかしながら、上述したように、放送毎に
変調方式及びスクランブル方式等が異なることから、複
数の放送を視聴可能とするためには、図6に示すよう
に、各放送に対応した受信機が必要であるという問題が
あった。また、複数の受信機をTVに接続するための配
線が複雑であり、また、TVに多くのビデオ入力端子を
設けるか又はビデオセレクタが必要となるという問題も
あった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来、複
数のディジタル放送を受信可能にするためには、各放送
に対応した受信機を用意する必要があり、また、テレビ
ジョン受像機との接続のために、配線が複雑となり、テ
レビジョン受像機側に多くのビデオ入力端子を設けるか
又はビデオセレクタが必要となるという問題もあった。
【0014】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、複数の放送を視聴可能にする場合でも、ネ
ットワーク化してトランスポートストリームを伝送して
装置の共通化を図ることにより、装置規模を縮小するこ
とができるディジタル放送受信装置及びディジタル放送
受信方法を提供することを目的とする。
【0015】また、本発明は、複数の放送を視聴可能に
する場合でも、配線を簡単化すると共に、ビデオセレク
タを設けることなく、表示装置の端子数を低減させるこ
とができるディジタル放送受信装置及びディジタル放送
受信方法を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
ディジタル放送受信装置は、それぞれ放送方式に対応し
た処理を行うことによって受信した放送信号からトラン
スポートストリームを得る少なくとも1種類以上の個別
受信手段と、前記少なくとも1種類以上の個別受信手段
が得たトランスポートストリームと所定のネットワーク
で伝送可能な形態との間で信号形態の変換を行うインタ
ーフェース手段と、前記インターフェース手段を介して
取り込んだ前記トランスポートストリームをデコードし
て前記個別受信手段が受信した放送信号に基づくデコー
ド出力を得る共通受信手段とを具備したものであり、本
発明の請求項7に係るディジタル放送受信方法は、少な
くとも1種類以上の放送方式に対応した処理を行うこと
によって受信した放送信号からトランスポートストリー
ムを得る手順と、前記トランスポートストリームと所定
のネットワークで伝送可能な形態との間で信号形態の変
換を行うインターフェース手順と、前記インターフェー
ス手順によって取り込んだ前記トランスポートストリー
ムをデコードして受信した放送信号に基づくデコード出
力を得る手順とを具備したものである。
【0017】本発明の請求項1において、少なくとも1
種類以上の個別受信手段によって、少なくとも1種類以
上の放送方式の放送信号が受信されてトランスポートス
トリームが得られる。このトランスポートストリームは
インターフェース手段によって所定のネットワーク上を
伝送され、共通受信手段によって受信される。共通受信
手段は、トランスポートストリームをデコードしてデコ
ード出力を得る。こうして、複数種類の放送方式の放送
信号であっても、1つの共通受信手段によってデコード
出力を得ることを可能にする。
【0018】本発明の請求項7において、少なくとも1
種類以上の放送信号は受信されてトランスポートストリ
ームが得られる。このトランスポートストリームはネッ
トワーク手順によってネットワーク上を伝送され、デコ
ード出力が得られる。これにより、放送信号からトラン
スポートストリームを得る装置と、トランスポートスト
リームからデコード出力を得る装置とを分離可能にし、
1種類以上の放送信号に共通の処理を共通の装置で処理
可能にする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。図1は本発明に係る
ディジタル放送受信装置の一実施の形態を示すブロック
図である。
【0020】上述したように、ディジタル放送において
は、放送毎に変調方式及びスクランブル方式等が異な
る。従って、復調及びデスクランブルを行う回路につい
ては、各放送毎に特有の回路を備える必要がある。本実
施の形態においては、デスクランブル処理後のディジタ
ル放送信号を共通の回路によって処理することによっ
て、装置規模を低減するようにしている。
【0021】デスクランブル処理によって得たディジタ
ル放送信号はMPEG2トランスポートストリームであ
る。本実施の形態は、IEEE(The Institute of Ele
ctrical and Electronics Engineers, Inc.)1394
規格のケーブルを介してMPEG2トランスポートスト
リームを伝送することにより、装置規模を低減してい
る。この場合において、トランスポートストリームの全
てを伝送するのではなく、所定の番組又はEPGのトラ
ンスポートストリームのみを伝送することによって、伝
送効率を効率化するようにしている。
【0022】即ち、図1に示すように、本実施の形態に
おいては、各放送毎に特有の回路として個別受信部A,
B,C,…を有している。例えば、個別受信部A乃至E
は、JSKYB用、DVB用、DSS用、Direc−
TV!用、Perfec−TV!用である。個別受信部
A,B,C,…は、相互に同様の構成であり、いずれも
チューナ、復調及び誤り訂正回路、デスクランブル回
路、デマルチプレクサ、1394I/F回路及びTS選
択処理回路によって構成されている。なお、個別受信部
B,C,…については、TS選択処理回路の図示を省略
している。
【0023】個別受信部Aには端子11を介して図示しな
いJSKYBアンテナからの高周波信号が入力される。
チューナA1 は、入力された高周波信号から所定のチャ
ンネルの信号を選局して、復調及び誤り訂正回路A2 に
供給する。復調及び誤り訂正回路A2 は、JSKYBの
変復調方式に対応した復調処理を行うと共に、JSKY
Bの誤り訂正処理に対応した誤り訂正処理を行って、デ
スクランブル回路A3に出力する。
【0024】デスクランブル回路A3 は、JSKYBの
スクランブル処理に対応したデスクランブル処理によっ
て、入力された信号に施されているスクランブルを解除
してデマルチプレクサA4 に出力する。デスクランブル
回路A3 の出力は、MPEG2トランスポートストリー
ムであり、多チャンネルのディジタル放送信号を含んで
いる。デマルチプレクサA4 は後述するTS選択処理回
路A6 からの選択信号に基づいて、例えば所定の番組の
映像,音声データのトランスポートストリーム又はEP
G等のトランスポートストリームを取り出して1394
I/F回路A5に出力するようになっている。
【0025】1394I/F回路A5 は、IEEE13
94規格のインターフェースである。IEEE1394
規格は、マルチメディア用途に適した低コストの周辺イ
ンターフェースとして普及しようとしている。IEEE
1394は、複数のチャンネルの多重転送が可能である
と共に、映像及び音声データ等を一定時間(125μ
秒)以内で転送することを保証するアイソクロノス(is
ochonous )転送機能を有している。
【0026】1394I/F回路A5 は、入力されたM
PEG2規格のトランスポートストリームをIEEE1
394のアイソクロノス(isochonous )パケットに変
換して1394ケーブル12に出力するようになってい
る。なお、トランスポートストリームは、複数のプログ
ラムを1つのストリームで伝送するものであり、1バイ
トの同期信号(以下、SYNCという)を含む188バイト
の固定長のパケット(トランスポートパケット)によっ
て構成されている。
【0027】MPEGトランスポートストリームの伝送
については、IEEE1394のデータプロトコルを規
定しているIEC1883においてその伝送プロトコル
が決められている。この伝送プロトコロについては、日
経エレクトロニクス1996.1.29にも記載されており、
トランスポートストリームの転送レートに応じて、IE
EE1394のパケット内のデータ量を可変するように
なっている。
【0028】例えば、1アイソクロノスパケットで1ト
ランスポートパケットをそのまま転送することも可能で
ある。しかし、トランスポートストリームの転送レート
が低い場合には、1アイソクロノスパケットに1トラン
スポートパケットを割り当てることは無駄である。この
理由から、トランスポートストリームの転送レートに応
じてトランスポートストリームを分割して伝送するので
ある。
【0029】即ち、1394I/F回路A5 は、トラン
スポートパケットに4バイトのソースパケットヘッダを
付加した192バイトを複数のデータブロックに分割す
る。192バイトのパケットを192バイト×2個、9
6×4個、48×8個又は24×16個のブロックに分
割するのである。これらの分割方法はデータレートに応
じて決定される。
【0030】例えば、MPEG2のトランスポートスト
リームの伝送レートが3Mbpsである場合には、48
バイト単位に分割する。48バイト単位のデータをアイ
ソクロノスパケット単位に変換する。アイソクロノスサ
イクルは125μ秒であり、アイソクロノス転送におけ
る伝送レートを考慮すると、1アイソクロノスパケット
に48バイト単位のデータブロックの2個又は3個を割
り当てることができる。
【0031】1394I/F回路A5 は、アイソクロノ
スサイクルで3ブロック又は2ブロックのデータをIE
EE1394ケーブル12を介して伝送する。
【0032】上述したように、MPEG2規格のトラン
スポートパケットはマルチプログラム(チャンネル)に
対応しており、復号化時において時分割で伝送される複
数のプログラムの中から所望のプログラムのパケットを
選択することができる。この選択のために、トランスポ
ートパケットは、情報を伝送するペイロード(Payload
)の前にリンクレベルヘッダ(Link Level Header )
を付加して伝送される。トランスポートパケット188
バイトのうち4バイトがリンクレベルヘッダである。
【0033】リンクレベルヘッダは、先頭に同期バイト
(sync_byte )を配列し、以後、ビットエラーの有無を
示すエラーインジケータ(transport packed error ind
icator)、PESパケットの開始を示すユニット開始表
示(PES packet start indicator)、パケットの重要度
を示すトランスポートパケットプライオリティ(transp
ort priority)、パケットの識別情報であるPID(Pa
cket identification)、スクランブルの有無を示すス
クランブル制御(stransport scrambling control )、
ペイロードの有無等を示すアダプテーションフィールド
制御(adaptation field control)、同一PIDの連続
性を示す巡回カウンタ(continuity counter)を順次配
列して構成する。
【0034】TS選択処理回路A6 は、後述するよう
に、1394I/F回路A5 を介して番組を選択するた
めの情報が与えられ、トランスポートストリームのPI
Dを参照することによって、トランスポートパケットか
ら所望のプログラムのみを選択するための選択信号をデ
マルチプレクサA4 に供給するようになっている。
【0035】他の個別受信機B,C,…の構成も個別受
信機Aと同様であり、夫々、DVB放送、DSS放送、
Direc−TV!放送、Perfec−TV!放送、
…から所望のプログラムのトランスポートストリームを
アイソクロノスパケットに変換して1394ケーブル12
に出力するようになっている。
【0036】共通受信部13は、1394I/F回路14、
TSデコーダ15、MPEG2デコーダ16、NTSCエン
コーダ17、D/Aコンバータ18、コントローラ19、グラ
フィカルユーザーインターフェース(Graphical User I
nterface)(以下、GUIという)20、モデム21及びI
Cカード読み取り装置23によって構成されている。
【0037】1394I/F回路14は、1394ケーブ
ル12に流れているデータとMPEG2のトランスポート
ストリームとのインターフェースを行う。1394I/
F回路14は、1394ケーブル12を介して入力された1
394パケットをトランスポートストリームに戻してT
Sデコーダ15に供給する。TSデコーダ15は、入力され
たトランスポートストリームをデコードしてプログラム
ストリーム(PS)をMPEG2デコーダ16に出力す
る。
【0038】MPEG2デコーダ16は、オーディオデコ
ーダ及びビデオデコーダ等を有しており、入力されたプ
ログラムストリームのうちMPEG2オーディオ規格に
よって圧縮されているオーディオデータをディジタル音
声信号に戻し、MPEG2ビデオ規格によって圧縮され
ているビデオデータをディジタル映像信号に戻してNT
SCエンコーダ17に出力する。
【0039】NTSCエンコーダ17は、入力されたディ
ジタル音声信号及びディジタル映像信号をNTSC規格
の信号に変換してD/Aコンバータ18に出力する。D/
Aコンバータ18は、ディジタルのNTSC信号をアナロ
グ信号に変換して、図示しないNTSC放送用のモニタ
に出力するようになっている。
【0040】TSデコーダ15の出力には通常番組のデー
タだけでなくEPG情報も含まれる。TSデコーダ15は
EPG情報をコントローラ19に供給するようになってい
る。GUI20は、端子22を介して図示しない赤外線(I
R)ポートからの信号が与えられて、例えばユーザーの
リモコン操作に基づく信号をコントローラ19に供給する
ようになっている。
【0041】コントローラ19は、送受信機指定回路25及
び画面表示回路26を有している。画面表示回路26は、E
PG情報に基づく番組情報表示を表示するための画面表
示データを作成すると共に、GUI20からのデータに基
づいて番組情報表示を変更した画面表示データを作成し
てNTSCエンコーダ17に供給するようになっている。
例えば、画面表示回路26は、EPG情報に基づく表示
に、視聴を希望する番組の入力欄及び記録を希望する番
組の入力欄等の表示を付加した番組情報表示を表示させ
るための画面表示データを作成することができる。
【0042】また、ユーザーは図示しないリモコン装置
によって、映出させる番組を指定することができる。G
UI20はユーザーが指定した番組を示す番組番号のデー
タをコントローラ19に出力する。この場合には、画面表
示回路26は、ユーザーのリモコン操作に対応した文字等
を所定の記入欄に記入した表示を表示させるための画面
表示データを作成することができる。コントローラ19の
送受信機指定回路25は、GUI20からの番組番号データ
に基づいて、個別受信部A,B,…のうちのいずれの受
信部を番組の送信機として指定するかを決定してその受
信部に通知するようになっている。
【0043】IEEE1394においてアイソクロノス
伝送を行う場合には、アイソクロノスリソースマネージ
ャ(isochonous resource manager )によって、送信機
及び受信機に対して、伝送しようとするアイソクロノス
データの帯域及び使用チャンネル番号(IEEE139
4のパケットのチャンネル番号)を指定しなければなら
ない。コントローラ19は、このアイソクロノスリソース
マネージャの機能を有しており、アイソクロノスデータ
の送信機として指定した個別受信部(番組送信機)に対
して、IEEE1394で伝送可能な帯域のうち使用可
能な帯域と、現在使用されていないIEEE1394の
パケットのチャンネル番号とを指定する。また、コント
ローラ19は、アイソクロノスデータの受信機も決定する
ようになっているが、この例では、受信機として共通受
信部13自体を指定する。
【0044】ICカード読み取り装置23は、図示しない
ICカードに記憶されているデータを読出してコントロ
ーラ19及びモデム21に出力することができるようになっ
ている。ICカードには、視聴契約内容等を記憶させる
ことができる。コントローラ19は、ICカードに記憶さ
れているデータに基づいて、個別受信部A,B,…を制
御することができるようになっている。例えば、コント
ローラ19は、ICカードに記憶されているデータに基づ
いて、受信チャンネルのデスクランブルを行うか否かを
決定して、個別受信部A,B,…を制御する。
【0045】モデム21は、ICカードの記憶内容を図示
しない電話回線を介して放送局に転送することができる
ようになっている。放送局は、転送された情報に基づい
て課金等を行う。
【0046】次に、このように構成された実施の形態の
動作について図2の説明図を参照して説明する。図2は
EPG情報に基づく画面表示を示している。
【0047】個別受信部A,B,…は、夫々JSKYB
放送,DVB放送,DSS放送,Direc−TV!放
送,Perfec−TV!放送,…を受信する。例え
ば、JSKYBアンテナに誘起した高周波信号は端子11
を介して個別受信部AのチューナA1 に供給される。チ
ューナA1 によって所望のチャンネルが選局され、復調
及び誤り訂正回路A2 によって、復調及び誤り訂正処理
が行われる。
【0048】スクランブルが施されている番組を視聴す
る場合には、デスクランブル回路A3 においてデスクラ
ンブル処理が施される。デスクランブル回路A3 の出力
はMPEG2のトランスポートストリームである。他の
個別受信部B,C,…においても、同様の処理が行われ
る。
【0049】本実施の形態においては、複数の個別受信
部A,B,…で受信した番組のうち共通受信部13のコン
トローラ19によって指定された番組のみが1394ケー
ブル12を介して共通受信部13に伝送される。いま、ユー
ザーは、受信する番組を選択するために、モニタ上に番
組情報表示を表示させるものとする。
【0050】コントローラ19は、ユーザーによって特に
放送局が指定されていない場合には、各個別受信部A,
B,…を順次送信機として指定して、各放送局の番組情
報を順番に表示させる。即ち、先ず、コントローラ19
は、例えば、JSKYB放送の番組情報表示を表示させ
るために、送信機として個別受信部Aを指定する。ま
た、コントローラ19は、デスクランブル回路A3 の出力
中のEPG情報を送信するように個別受信部Aに対して
指示を送る。
【0051】TS選択処理回路A6 は、トランスポート
ストリーム中のPIDによって、EPG情報のトランス
ポートストリームを抽出するための選択信号をデマルチ
プレクサA4 に出力する。こうして、デスクランブル回
路A3 の出力に含まれるEPG情報のトランスポートス
トリームがデマルチプレクサA4 によって抽出されて1
394I/F回路A5 に供給される。
【0052】1394I/F回路A5 はEPG情報のト
ランスポートストリームをアイソクロノスパケットに変
換して、1394ケーブル12に送出する。共通受信部13
の1394I/F回路14は、1394ケーブル12上を流
れているアイソクロノスパケットを受信してデパケット
化し、元のトランスポートストリームをTSデコーダ15
に出力する。TSデコーダ15はトランスポートストリー
ムからEPG情報を抽出して、コントローラ19に出力す
る。
【0053】コントローラ19の画面表示回路26は、EP
G情報に基づいて画面表示データを作成し、NTSCエ
ンコーダ17に与える。NTSCエンコーダ17は、画面表
示データをNTSC方式のディジタル映像信号に変換す
る。このディジタル映像信号はD/Aコンバータ18によ
ってアナログ信号に変換されて、図示しないモニタに供
給される。
【0054】図2はこの場合のモニタの表示画面上の番
組情報表示を示している。例えば、この番組情報表示の
表示からユーザーによる操作が行われることなく所定時
間が経過すると、コントローラ19は、次の個別受信部
(例えば、個別受信部B)で受信したEPG情報に基づ
く番組情報表示を表示するための制御を行う。以後同様
にして、各放送局の番組情報表示が表示される。
【0055】いま、Perfec−TV!放送の番組情
報表示が表示されている状態において、ユーザーが図2
に示す「株式市況」の番組の視聴を希望するものとす
る。この場合には、ユーザーはリモコンによってこの番
組の番組番号である“0C13”を入力する。このキー
操作に基づく信号は端子22を介してGUI20に供給され
る。
【0056】GUI20はキー操作に基づくデータを画面
表示回路26に供給する。これにより、画面表示回路26
は、番組情報表示中の入力欄に“0C13”を表示す
る。また、GUI20は、この番組番号“0C13”を示
すデータをコントローラ19に出力する。コントローラ19
の送受信機指定回路25は、GUI20からのデータに基づ
いて、送信機として個別受信部Aを選択するためのコマ
ンドを発生する。また、コントローラ19は、番組番号
“0C13”の番組を送出させるためのコマンドを送出
する。
【0057】送信機及び番組番号を指定するためのコン
トローラ19からのデータは、1394I/F回路14によ
ってIEEE1394規格のパケットに変換されて13
94ケーブル12に送出される。個別受信部Aの1394
I/F回路A5 は、自機に対するパケットを取り込んで
TS選択処理回路A6 に出力する。TS選択処理回路A
6 は番組番号で指定されたトランスポートストリームを
選択するための選択信号をデマルチプレクサA4 に出力
する。
【0058】こうして、デマルチプレクサA4 は、ユー
ザーが選択した「株式市況」の番組のトランスポートス
トリームを選択して1394I/F回路A5 に出力す
る。1394I/F回路A5 は、入力されたトランスポ
ートストリームをIEEE1394のアイソクロノスパ
ケットに変換して1394ケーブル12に送出する。この
場合には、1394I/F回路A5 は、チャンネル番号
をアイソクロノスパケットのヘッダに付加する。
【0059】このアイソクロノスパケットは共通受信部
13の1394I/F回路14において受信される。139
4I/F回路14は、アイソクロノスリソースマネージャ
ーから取得した、決められた1394のチャンネル番号
のアイソクロノスパケット、つまりユーザーに選択され
た番組を伝送しているアイソクロノスパケットを取り込
んで、トランスポートストリームに戻す。このトランス
ポートストリームはTSデコーダ15及びMPEG2デコ
ーダ16によってデコードされて、ディジタル映像信号が
得られる。このディジタル映像信号はNTSCエンコー
ダ17によってNTSC方式の信号に変換され、D/Aコ
ンバータ18においてアナログ信号に変換されてモニタに
供給される。こうして、モニタの表示画面上にユーザー
が選択した株式市況の番組が映出される。
【0060】なお、ユーザーの指定によって番組データ
の送信機として適宜の個別受信部を指定可能であること
は明らかである。例えば、ユーザーがリモコン装置を用
いてPerfec−TV!の所定の番組を指定した場合
には、コントローラ19は、送信機として個別受信機Eを
指定し、また、指定された番組の番組番号に基づくデー
タを個別受信機Eに伝送するようになっている。これに
より、モニタの表示画面上にPerfec−TV!放送
の番組情報表示又は番組を映出させることができる。
【0061】このように、本実施の形態においては、デ
ィジタルインターフェースとしてIEEE1394イン
ターフェースを採用し、個別受信部において受信したM
PEG2のトランスポートストリームをネットワークケ
ーブルを介して共通受信部に伝送している。また、MP
EG2のトランスポートストリームのデコード処理以降
の処理は共通化可能であり、複数の個別受信部に対して
1台の共通受信部によって、各放送局の放送を視聴可能
である。デマルチプレクサによって、所望の番組のトラ
ンスポートストリームのみを伝送することにより、伝送
帯域を効率化しており、ネットワークによる共通受信部
との接続を可能にしている。共通の処理が可能な部分は
1台の共通受信部によって処理を行っており、回路規模
を低減することができる。例えば、TSデコーダ及びM
PEG2デコーダは、ゲート数の規模で従来例における
受信装置の回路規模の約2/3以上を占めている。従っ
て、本実施の形態においては、従来例の約1/3の回路
規模で構成することができる。また、複数の放送局の放
送を1台の共通受信部に接続された1台のモニタによっ
て視聴することができるので、モニタとの間の配線及び
端子数を少なくすると共に、ビデオセレクタを不要にす
ることができる。
【0062】ところで、近年のディジタルデータ伝送に
おいては、データのセキュリティを確保するために、機
器間で認証(Authentication)を行うための鍵(key )
を用いることがある。機器間で鍵の交換を行って、正し
い鍵の交換が行われた場合にのみ、不正なデコーダ等と
区別して、正しい相手と認識し、データ伝送を行うので
ある。
【0063】本実施の形態においても、各個別受信部と
共通受信部との間で鍵交換を行って、正しく認証が行わ
れた場合にのみデータを伝送する方式を採用してもよ
い。
【0064】図3は本発明の他の実施の形態を示すブロ
ック図である。図3において図1と同一の構成要素には
同一符号を付して説明を省略する。
【0065】図1の実施の形態においては、共通受信部
13は自己を番組データの受信機として指定したが、共通
受信部13が受信機とならないこともある。図3はこの場
合の例を示しており、共通受信部13のコントローラ19は
番組データの受信機として記録装置を指定することも可
能である。
【0066】本実施の形態は記録装置31を付加した点が
図1の実施の形態と異なる。記録装置31は、1394I
/F回路32及び記録処理部33によって構成されている。
1394I/F回路32は、1394ケーブル12に流れて
いるデータとMPEG2のトランスポートストリームと
のインターフェースを行う。記録処理部33は、1394
I/F回路32を介して入力されたトランスポートストリ
ームを記録用のフォーマットに変換して、所定の記録媒
体に記録するようになっている。
【0067】次に、このように構成された実施の形態の
動作について図4を参照して説明する。図4は番組情報
表示の表示例を示す説明図である。
【0068】個別受信部A,B,…の動作は図1の実施
の形態と同様である。個別受信部A,B,…からのEP
G情報を含むアイソクロノスパケットは共通受信部13の
1394I/F回路14を介してTSデコーダ15に供給さ
れる。TSデコーダ15からのEPG情報に基づいて画面
表示回路19は画面表示データを作成する。
【0069】画面表示回路19は、“見る番組選択/記録
する番組選択”の欄を含む番組情報表示を表示するため
の画面表示データを出力する。この画面表示データは、
NTSCエンコーダ17によってNTSC方式の信号に変
換され、D/Aコンバータ18によってアナログ信号に変
換されてモニタに供給される。こうして、モニタの表示
画面上には例えば図4に示す番組情報表示が表示され
る。なお、図4は個別受信部Aが受信したPerfec
−TV!放送の番組情報表示を示している。
【0070】いま、ユーザーは、例えば、「大相撲」の
放送の録画を希望するものとする。この場合には、ユー
ザーは、リモコン装置を操作して、「記録する番組選
択」を選択する。このリモコン操作に基づく信号はGU
I20に供給され、GUI20は、ユーザーが記録番組を選
択しようとしていることをコントローラ19に通知すると
共に、「記録する番組選択」の表示を太字表示にするた
めのデータをコントローラ19に供給する。これにより、
画面表示回路19は、「記録する番組選択」の表示を太字
に変更する。
【0071】次に、ユーザーは「大相撲」の番組番号で
ある“0F61”をリモコン装置によって入力する。こ
の番号は、画面表示回路19によって表示欄に表示され
る。また、GUI20は、“0F61”の番号に対応した
情報をコントローラ19に出力する。コントローラ19は、
ユーザーが記録を希望した番組の放送日時、番組番号及
びこの番組を送信する個別受信部を記憶する。
【0072】大相撲の放送日時になると、コントローラ
19は、送受信機指定回路25によって、個別受信部Aを送
信機とするためのデータと共に、番組番号“0F61”
に対応するデータを1394I/F回路14を介して13
94ケーブル12上に送出する。また、コントローラ19の
送受信機指定回路25は、受信機として記録装置31を指定
するためのデータを1394I/F回路14を介して13
94ケーブル12上に送出する。
【0073】なお、コントローラ19が、送信機及び受信
機に対して、送出しようとするアイソクロノスデータの
帯域、使用チェンネル番号を指定すると共に、送信機に
対して使用可能な帯域及び現在使用されているパケット
のチャンネル番号とを指定することは、図1の実施の形
態と同様である。
【0074】個別受信部Aの1394I/F回路A5
は、1394ケーブル12からのデータによって、自機が
送信機となったことを知る。TS選択処理回路A6 は、
1394I/F回路A5 から番組番号“0F61”に対
応するデータが与えられて、デマルチプレクサA4 を制
御する。これにより、デマルチプレクサA4 は、個別受
信部Aで受信したトランスポートストリーム中の「大相
撲」の番組を含むトランスポートストリームを抽出し
て、1394I/F回路A5 に出力する。1394I/
F回路A5 は、抽出したトランスポートストリームをア
イソクロノスパケットに変換する。この場合には、13
94I/F回路A5 は、コントローラ19によって指定さ
れたチャンネル番号をアイソクロノスパケットのヘッダ
に付加して1394ケーブル12に送出する。指定したチ
ャンネルのアイソクロノスパケットを受信可能な機器
は、コントローラ19が受信機として指定した記録装置の
みである。
【0075】即ち、「大相撲」の放送時刻において個別
受信部Aが出力したアイソクロノスパケットについて
は、記録装置31が受信機となる。記録装置31の1394
I/F回路32は、コントローラ19の指定によって、ヘッ
ダに付加されたチャンネル番号を検出することにより、
「大相撲」のトランスポートストリームを含むアイソク
ロノスパケットを取り込んでトランスポートストリーム
に変換する。記録処理部33はこのトランスポートストリ
ームを図示しない所定の記録媒体に記録する。
【0076】このように、本実施の形態においては、各
個別受信部A,B,…からのデータの受信機として、共
通受信部だけでなく、記録装置を指定することも可能で
ある。他の効果は図1の実施の形態と同様である。
【0077】なお、上記実施の形態においては、ユーザ
ーが指定した番組の放送日時及び番組番号等を共通受信
部13において記録する例を説明したが、個別受信部A,
B,…においてこれらの情報を記憶しておくようにして
もよい。
【0078】例えば、共通受信部13は、ユーザーが指定
した番組番号をそのまま個別受信部に送信し、番組番号
が指定された個別受信部は、受信した放送信号の番組番
号との比較を行い、ユーザーが指定した番組番号に一致
する番組番号の番組を含むトランスポートストリームを
アイソクロノスパケットに変換して1394ケーブル上
に送出するようにしてもよい。
【0079】図5は本発明の他の実施の形態を示すブロ
ック図である。図5において図3と同一の構成要素には
同一符号を付して説明を省略する。
【0080】図3の実施の形態においては、記録装置31
は、トランスポートストリームをそのまま記録するもの
として説明した。現在の民生用ディジタルVTRの規格
では、トランスポートストリームと記録フォーマットと
の変換フォーマットは規格化されており、2つのトラン
スポートストリームを5つのシンクブロックに変換して
記録するようになっている。
【0081】しかし、DVDにおいては、MPEG2の
トランスポートストリームを記録フォーマットに変換す
る変換フォーマットについては規格化されておらず、D
VDは、プログラムストリーム(PS)を記録するよう
になっている。本実施の形態は、記録装置31としてこの
ようなDVD等を採用した例である。
【0082】本実施の形態は共通受信部13に代えて共通
受信部41を採用した点が図3の実施の形態と異なる。共
通受信部41は、TSデコーダ15の出力を1394I/F
回路14に与えることを可能にしたことが共通受信部13と
異なる。1394I/F回路14は、TSデコーダ15から
のプログラムストリーム(PS)をアイソクロノスパケ
ットに変換して1394ケーブル12上に送出することが
できるようになっている。
【0083】このように構成された実施の形態において
は、所定の個別受信部によって受信した放送信号を記録
する場合には、個別受信部からのアイソクロノスパケッ
トを直接記録装置31に伝送するのではなく、一旦、共通
受信部41に伝送する。即ち、共通受信部41の1394I
/F回路14は、1394ケーブル12上のトランスポート
ストリームを含むアイソクロノスパケットを取り込んで
トランスポートストリームをTSデコーダ15に出力す
る。TSデコーダ15によってトランスポートストリーム
はデコードされ、プログラムストリームが1394I/
F回路14に供給される。
【0084】1394I/F回路14は、TSデコーダ15
からのプログラムストリームをアイソクロノスパケット
に変換して1394ケーブル12上に送出する。即ち、こ
の場合には、1394ケーブル12上にトランスポートス
トリームとプログラムストリームとが同時に伝送される
ことになる。
【0085】記録装置31の1394I/F回路32は、共
通受信部13からのプログラムストリームを取り込んで記
録処理部33に出力する。こうして、記録処理部33におい
ては、放送信号のプログラムストリームが記録される。
従って、この場合には、記録装置31としてDVDを採用
することができる。
【0086】このように本実施の形態においては、記録
装置がトランスポートストリームに対応しておらずプロ
グラムストリームのみに対応している場合でも、放送信
号の記録が可能である。
【0087】ところで、上記各実施の形態においては、
視聴契約内容を記録するICカードを読み取るICカー
ド読み取り装置23が設けられている。このICカードに
記録された視聴契約内容に基づいてコントローラ19を制
御する方法も考えられる。例えば、ユーザーが視聴又は
記録を指示した番組が、ICカードから読み取った視聴
契約内容によって視聴契約されていないことが示された
場合には、コントローラ19は、この番組を受信する個別
受信部を番組データの送信機として指定せず、この番組
のアイソクロノスパケットをネットワーク上に送出させ
ない。そして、ICカードに記録されている視聴契約内
容によって視聴契約されていることが示された番組を視
聴又は記録する場合にのみ、個別受信部からの番組デー
タのネットワーク上への伝送を許可するのである。
【0088】なお、ICカード読み取り装置23が共通受
信部13に設けられる例について説明したが、ICカード
読み取り装置23が各個別受信部に設けられている場合で
も、同様の処理が可能である。
【0089】また、上記各実施の形態においては、共通
受信部をネットワーク上に1つ設けた例について説明し
たが、複数の共通受信部を設けて、複数のトランスポー
トストリームを含むアイソクロノスパケットから複数の
番組を同時に表示,記録可能にすることもできる。ま
た、共通受信部がテレビジョン受像機等に内蔵されてい
てもよいことは明らかである。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数の放送を視聴可能にする場合でも、ネットワーク化し
てトランスポートストリームを伝送して装置の共通化を
図ることにより、装置規模を縮小することができると共
に、複数の放送を視聴可能にする場合でも、配線を簡単
化すると共に、ビデオセレクタを設けることなく、表示
装置の端子数を低減させることができるという効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディジタル放送受信装置の一実施
の形態を示すブロック図。
【図2】図1の実施の形態を説明するための説明図。
【図3】本発明の他の実施の形態を示すブロック図。
【図4】図3の実施の形態を説明するための説明図。
【図5】本発明の他の実施の形態を示すブロック図。
【図6】従来例において複数のディジタル放送を受信す
るシステムを示すブロック図。
【符号の説明】
A,B,…個別受信部、A1 …チューナ、A2 …復調及
び誤り訂正回路、A3 …デスクランブル回路、A4 …デ
マルチプレクサ、A5 ,14…1394I/F回路、A6
…TS選択処理回路、13…共通受信部、15…TSデコー
ダ、16…MPEG2デコーダ、17…NTSCエンコー
ダ、19…コントローラ、20…GUI

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ放送方式に対応した処理を行う
    ことによって受信した放送信号からトランスポートスト
    リームを得る少なくとも1種類以上の個別受信手段と、 前記少なくとも1種類以上の個別受信手段が得たトラン
    スポートストリームと所定のネットワークで伝送可能な
    形態との間で信号形態の変換を行うインターフェース手
    段と、 前記インターフェース手段を介して取り込んだ前記トラ
    ンスポートストリームをデコードして前記個別受信手段
    が受信した放送信号に基づくデコード出力を得る共通受
    信手段とを具備し、 前記少なくとも1種類以上の個別受信手段は、前記共通
    受信手段によって指定された番組に基づくトランスポー
    トストリームのみを出力することを特徴とするディジタ
    ル放送受信装置。
  2. 【請求項2】 前記共通受信手段は、前記少なくとも1
    種類以上の個別受信手段が受信した放送信号に含まれる
    番組情報に基づくトランスポートストリームをデコード
    して番組情報表示出力する表示出力手段を有し、視聴又
    は記録する番組を前記個別受信手段に指定するための選
    択をユーザーに設定可能とするユーザーインタフェース
    手段を有することを特徴とする請求項1に記載のディジ
    タル放送受信装置。
  3. 【請求項3】 前記共通受信手段は、前記所定のネット
    ワーク上において送信機及び受信機を指定する送受信機
    指定手段を具備したことを特徴とする請求項1に記載の
    ディジタル放送受信装置。
  4. 【請求項4】 前記共通受信手段は、前記デコード出力
    を所定のテレビジョン方式の放送信号に変換することに
    より、受信した放送信号に基づく番組を視聴可能にした
    ことを特徴とする請求項1に記載のディジタル放送受信
    装置。
  5. 【請求項5】 前記ネットワーク上に設けられ、前記イ
    ンターフェース手段を介して前記トランスポートストリ
    ーム又はそのデコード出力が与えられて記録を行う記録
    手段を具備したことを特徴とする請求項1に記載のディ
    ジタル放送受信装置。
  6. 【請求項6】 前記共通受信手段は、前記ユーザーイン
    タフェース手段により指定された番組を出力する個別受
    信手段に対して、送信機として指定するコマンド及び番
    組を指定するネットワークを介して出力するコントロー
    ル手段を有することを特徴とする請求項2に記載のディ
    ジタル放送受信装置。
  7. 【請求項7】 少なくとも1種類以上の放送方式に対応
    した処理を行うことによって受信した放送信号からトラ
    ンスポートストリームを得る手順と、 前記トランスポートストリームと所定のネットワークで
    伝送可能な形態との間で信号形態の変換を行うインター
    フェース手順と、 前記インターフェース手順によって取り込んだ前記トラ
    ンスポートストリームをデコードして受信した放送信号
    に基づくデコード出力を得る手順とを具備したことを特
    徴とするディジタル放送受信方法。
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