JP3475031B2 - デジタル信号受信装置 - Google Patents

デジタル信号受信装置

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JP3475031B2
JP3475031B2 JP00210797A JP210797A JP3475031B2 JP 3475031 B2 JP3475031 B2 JP 3475031B2 JP 00210797 A JP00210797 A JP 00210797A JP 210797 A JP210797 A JP 210797A JP 3475031 B2 JP3475031 B2 JP 3475031B2
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信博 原
豊実 山形
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  • Circuits Of Receivers In General (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、デジタル信号受
信装置に関し、より特定的には、デジタル衛星放送を受
信して、対応する画像および音響信号を出力するデジタ
ル信号受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル衛星放送が実用化され、地上波
放送、アナログ衛生放送やケーブルテレビ放送などの従
来のどの放送よりも多いチャンネル数の放送が行われて
いる。
【0003】このような多チャンネル放送は、動画圧縮
技術(高効率符号化方式)の国際標準であるMPEG2
(Moving Picture Experts G
roup phase2)とデジタル伝送方式の組み合
わせにより実現されている。
【0004】衛星放送に搭載した、たとえば、27MH
zのトランスポンダ(中継器)1本を利用したとき、こ
れまでのアナログ方式では1チャンネルのテレビ放送し
か提供できなかった。デジタル放送では、たとえば1チ
ャネル分の映像の符号化速度が6Mビット/秒の場合、
4チャンネル分の放送が可能となる。
【0005】ここで、有料放送を行う場合には、伝送デ
ータに対するスクランブル処理と、受信機側でのデスク
ランブル処理を行うためのコンディショナル・アクセス
・システムとが必須である。
【0006】図9は、このような衛星放送による画像放
送のシステムの一例の概要を説明するための図である。
【0007】番組供給業者からの種々の番組は、MPE
Gエンコーダで圧縮されてデジタル化され、188バイ
ト単位のMPEG2トランスポート・パケットのパケッ
ト・ストリームに変換される。これら番組データは、基
本的には、有料放送であるため、画像、音声のパケット
はパケットごとに暗号化(スクランブル)されている。
このスクランブルを解く鍵は、関連情報として映像・音
声信号とともにパケットの一つとして送信される。
【0008】ただし、後に説明するように、スクランブ
ルが不法に解除されることのないように、この伝送され
る鍵自体も暗号化されており、これを解くための各個人
の鍵は、各受信機に挿入されているICカードの中に、
それぞれ秘密に格納されている。たとえば、特定の番組
供給業者からの放送に対しても、その放送のうちのどの
番組のスクランブルを解くことができるかについては、
各受信者の契約情報をもとに送信側から選択できる構成
となっている。
【0009】通常は、視聴者の契約はチャンネルごとに
行われ、契約したチャンネルの番組は常に視聴可能であ
るが、ペイパービュー(以下、PPV)と呼ばれる契約
形態も存在する。すなわち、たとえば2時間のある映画
番組だけをその都度、有料で視聴可能とする契約形態で
ある。受信機のリモコンの操作により、PPVの番組を
視聴可能となり、たとえば、月末に、その月に見たPP
Vの番組の情報が自動的に顧客管理システムに伝送され
て課金される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図10は、デジタル衛
星放送を受信するための従来のデジタル信号受信装置2
000の構成を示す概略ブロック図である。
【0011】デジタル信号受信装置2000は、アンテ
ナ100により受信された衛星波を受け、受信トランス
ポンダの切換、受信した信号の復調、誤り訂正を行い、
MPEG2トランスポート・ストリームを出力するチュ
ーナモジュール102と、トランスポート・ストリーム
を受けて、ICカード124から供給されるデスクラン
ブル用の鍵データKsを用いてデスクランブル処理を行
うデスクランブルLSI104と、デスクランブルLS
I104から転送されるデータを受けて、視聴者の選局
操作に基ずくPSI(プログラム仕様情報)を受信し、
トランスポート・ストリームの中から必要な映像データ
および音声データに対応するパケットを抽出し、それぞ
れ対応する復号化LSI108および118に出力する
トランスポート・ストリーム処理LSI106とを含
む。
【0012】デジタル信号受信装置2000は、さら
に、トランスポート・ストリーム処理LSI106から
の出力を受けて、圧縮処理前の映像データに変換するM
PEG2ビデオ復号化LSI108と、MPEG2ビデ
オ復号化LSI108からの復号信号を受けて、NTS
C信号(コンポジット信号)に変換して出力するNTS
C変換LSI110とを含む。ここで、たとえば、コン
ポーネント信号(輝度(Y)信号と色信号(C)を分離
した信号)を出力する端子も備えられている。
【0013】デジタル信号受信装置2000は、さら
に、トランスポート・ストリーム処理LSI106から
の出力を受けて、データ圧縮する前の音声データに変換
して出力するMPEG1オーディオ復号化LSI118
と、MPEG1オーディオ復号化LSI118からの復
号信号を受けて、D−A変換して出力するD−A変換L
SI120とを含む。
【0014】NTSC変換LSI110とD−A変換L
SI120とからの信号は、表示装置(たとえば、テレ
ビ受像機)126に入力され、対応する画像および音声
が出力される。
【0015】ICカード124は、暗号化された状態で
伝送されるスクランブル鍵Ksの暗号解除、PPV視聴
記録の一次保存、受信機本体へのモデムの発呼指示とい
った課金・通信関連制御を行う。
【0016】スクランブル鍵Ksの暗号解除に必要な鍵
データ(ワーク鍵Kwとマスター鍵Km)は、トランス
ポート・ストリーム処理LSI106で分離され、IC
カード124に転送される。
【0017】制御用CPU112は、上記のような処理
をすべて制御する。また、制御用CPU112は、番組
表(EPG:Electric Program Gu
ide)データを受信してメモリ114に格納し、各種
機能、たとえば番組表の表示装置126への出力等を実
現するためのソフトウェア処理、ICカード上の処理、
モデムに関連した通信処理等も実行する。
【0018】また、視聴者からの指示は、リモコン12
2により発せられる信号をユーザ・インターフェース回
路116が受けて、制御用CPU112に与えることに
より行われる。
【0019】図11は、送信側で行われるスクランブル
処理を行うシステムおよび受信側でデスクランブルを行
うコンディショナル・アクセス・システムの構成を示す
概略図である。
【0020】スクランブル処理およびデスクランブル処
理は、共通鍵暗号方式による3種類の鍵を使って行われ
る。
【0021】送信側において、映像などの送信データを
スクランブルするのには、スクランブル鍵Ksが用いら
れる。スクランブル鍵Ksは、ワーク鍵Kwを用いるこ
とで暗号化され、衛星波に多重化されて配送される。ワ
ーク鍵Kwも、マスタ鍵Kmを用いることで暗号化さ
れ、衛星波に多重化されて配送される。
【0022】受信側においては、衛星波から分離された
ワーク鍵Kwは、ICカード中のマスタ鍵Kmにより復
号化される。また、衛星波から分離されたスクランブル
鍵Ksは、復号化されたワーク鍵Kwにより復号化さ
れ、ICカードから出力される。この鍵Ksを用いて、
映像信号等のデスクランブル処理が行われる。
【0023】図12は、デジタル多チャンネル放送をM
PEG2を用いて行う場合のトランスポンダ側と受信側
の構成を示す概念図である。
【0024】従来のFM変調(Frequency M
odulation)によるアナログCS放送において
は、視聴者が番組を選択する際の単位であるチャンネル
と、放送事業者および衛星オペレータが番組を伝送する
際の単位であるトランスポンダは同一であった。
【0025】すなわち、1本のトランスポンダで放送さ
れるチャンネル数は、1チャンネルのみであり、受信機
において視聴者が選局したチャンネルと実際に受信(復
調)すべき変調波は一義的に結びついていた。
【0026】しかしながら、図12に示すように、デジ
タル多チャンネルCS放送では、複数の映像・音声情報
が、エンコーダで符号化された後、多重化部および変調
器を経て、1本のトランスポンダにより8チャンネル
(実際は、4〜8チャンネル)の番組が時分割多重され
ている。したがって、受信機側では信号を復調した後、
さらに必要なパケットだけを分離することが必要とな
る。つまり、受信操作としては、チューナーでの選局
と、分離部でのパケットの指定の2つの操作が必要であ
る。
【0027】このとき、MPEG2の仕様ではリアルタ
イム性を考慮して、時刻基準情報(PCR:Progr
am Clock Reference)が伝送され
る。
【0028】後に説明するように、番組予約をした場合
等において、予約番組の開始時間の判断は上記時刻基準
情報に基づいて行われる。
【0029】しかしながら、従来のデジタル信号受信装
置2000は、以上のような構成を有していたので以下
に説明するような問題があった。
【0030】ここで、複数の衛星(ネットワーク)から
デジタル放送を受信するには、複数の衛星からの電波を
受信するアンテナを有し、受信するネットワークを切り
替える必要がある。そこで、1台の受信機で複数のネッ
トワークの映像などを同時に受信することは一般にはで
きない。同時に受信する場合は、複数のチューナ、トラ
ンスポートストリーム処理LSI、MPEG復号化LS
I等が必要となり、システムの構成上、コスト等を考慮
すると現実的でない。
【0031】すなわち、1台の受信機で複数の衛星から
の複数のネットワークを受信するためには、ネットワー
クの切換と放送業者(課金システム)に対応したICカ
ードの切換が必要となる。
【0032】さらに、上記のようなネットワークの切換
を行った場合でも番組予約を管理する必要が生じる。
【0033】選択的に単一のネットワークからしか受信
しない構成とした場合、デジタル放送の受信機では、映
像を受信していない電源OFF(メイン電源はON)状
態でもメール、番組ガイドやアップリンク指示等のデー
タを取得しているため、スタンバイ状態で一つのネット
ワークのみからの情報しか受け取っていないときは、複
数のネットワークについての番組ガイドを同時に表示し
たりすることや、複数のネットワークワークにまたがる
番組予約を行うことは不可能である。
【0034】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされもので、その目的は、複数のネットワーク
からの放送を受信している場合でも、ネットワークにま
たがる番組予約が可能なデジタル信号受信装置を提供す
ることである。
【0035】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のデジタル
信号受信装置は、複数の番組データと、各番組データが
属する複数のネットワークのうちのいずれかを示す属性
データと、時刻基準データとが同時にパケットストリー
ムとして伝送される通信系におけるデジタル信号受信装
置であって、指定されたネットワークに対応する搬送波
を選局するチューニング手段と、搬送波を受けて、復調
する復調手段と、デジタル信号受信装置の動作を制御
し、復調手段の出力を受けて伝送されたデータの抽出を
行う制御手段とを備え、制御手段は、外部からの指示に
応じて、ネットワークごとに対応する番組開始時刻デー
タおよび番組特定データを含む番組予約データを保持す
るメモリ手段と、受信中のネットワークのパケットスト
リームから、時刻基準データを抽出する時刻抽出手段と
を含み、時刻抽出手段により抽出された受信中のネット
ワークからの時刻基準データと番組開始時刻データとの
比較結果に応じて、チューニング手段を制御して、予約
番組が受信中のネットワークに属するか否かにかかわら
ず、当該予約番組の出力を開始する。
【0036】請求項2記載のデジタル信号受信装置は、
複数の番組データの各々が複数のパケットに分割され、
かつスクランブルされて伝送され、番組データの属する
ネットワークを示す属性データと、時刻基準データとが
同時に伝送される通信系におけるデジタル信号受信装置
であって、指定されたネットワークに対応する搬送波を
選局するチューニング手段と、搬送波を受けて、復調す
る復調手段と、番組データの属性に応じて異なるデスク
ランブル処理のためのキーデータを保持し、外部から駆
動されてデータを出力する記憶手段を、複数同時に受け
入れ可能な情報読取手段と、復調手段からの出力を受
け、属性データと情報読み取り手段からの対応するキー
データに応じてデスクランブル処理する手段と、デジタ
ル信号受信装置の動作を制御し、デスクランブル処理す
る手段の出力を受けて伝送されたデータの抽出を行う制
御手段とを備え、制御手段は、外部からの指示に応じ
て、ネットワークごとに対応する番組開始時刻データお
よび番組特定データを含む番組予約データを保持するメ
モリ手段と、受信中のネットワークのパケットストリー
ムから、時刻基準データを抽出する時刻抽出手段とを含
み、時刻抽出手段により抽出された受信中のネットワー
クからの時刻基準データと番組開始時刻データとの比較
結果に応じて、チューニング手段を制御して、予約番組
が受信中のネットワークに属するか否かにかかわらず、
当該予約番組の出力を開始する。
【0037】請求項3記載のデジタル信号受信装置は、
請求項2記載のデジタル信号受信装置の構成において、
記憶手段は、ICカードである。
【0038】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態のデ
ジタル信号受信装置1000の構成を示す概略ブロック
図であり、図10と対比される図である。
【0039】図10の従来のデジタル信号受信装置20
00の構成と異なる点は、複数のICカードを同時に受
け入れることが可能なICカードスロット130が設け
られる構成となっている点である。その他の点は、基本
的にデジタル信号受信装置2000の構成と同様であ
り、同一部分には同一参照符号を付して、説明は繰り返
さない。
【0040】すなわち、デジタル信号受信装置1000
は、複数のICカードからのデータを同時に受け取るこ
とが可能で、複数のネットワークからの衛星波をデスク
ランブル処理することが可能である構成を、複数のネッ
トワークに対して、チューナモジュール102,デスク
ランブルLSI104、トランスポートストリーム処理
LSI106、MPEG2ビデオ復号化LSI108、
MPEG1オーディオ復号化LSI118等を共用化す
る構成となっている。
【0041】なお、メモリ114としては電気的に不揮
発データの読み出し、書き込みが可能なEEPROM
(Electrically Erasable Pr
ogrammable ROM)を用いる構成とするこ
とが可能である。
【0042】図2は、デジタル衛星放送のパケットスト
リームの構成を示す概念図である。パケットストリーム
は、ビデオデータ、オーディオデータおよび番組に付加
する付加情報を時分割多重して含む。
【0043】ビデオ、オーディオデータと付加情報はそ
れぞれTSパケット(Transport Strea
m Packet)と呼ばれる決まった大きさのまとま
り(188バイト)に小さく分割され、それらを時分割
的に混在されて、すなわち多重化されて放送される。
【0044】各TSパケットにはPID(Packet
ID)と呼ばれる、TSパケットを識別するための番
号が付されている。
【0045】同種類のデータに対しては、同一のPID
が割り当てられる。図2においては、まずPIDがv
1、v2のビデオデータ、o1,o2のオーディオデー
タが存在する。さらに、それに続いてPIDがv5のビ
デオデータ、o5のオーディオデータが存在する。
【0046】図3は、TSパケットから、映像・音声デ
ータまたは付加情報データが再構成される課程を示す概
念図である。
【0047】ネットワークの伝送路は複数のTS(トラ
ンスポートストリーム)で構成され、TSを構成するパ
ケットはさらにTSヘッダおよびTSペイロード(映像
・音声データまたは付加情報データ部分)によって構成
される。
【0048】このTSは、上述したPIDによってグル
ープ分けでき、同一のPIDが付加されたTSペイロー
ドを、図3に示したように組み合わせることでPESデ
ータ(Packetized Elementary
Stream Data)が構成される。
【0049】PESデータは番組の音声、映像データの
実情報からなり、番組に関する詳細な情報は含まれてい
ない。番組に関する詳細な情報は、セクションと呼ばれ
PESと同一の構造を持つ。すなわち、セクションは、
セクションヘッダおよびセクションデータから成る。
【0050】さらに、セクションデータの中にはデスク
リプタと呼ばれるデータ集合体が複数種類存在し、情報
がグループ化されている。時刻基準情報は、このデスク
リプタ内に規定されている。
【0051】その他の付加情報データには、たとえば以
下の3種のデータが含まれる。すなわち、第1には、P
AT(Program Association Ta
ble)と呼ばれる、後に説明するPMTのPID情報
を示すデータ、PMT(Program Map Ta
ble)と呼ばれる現在放送中のチャンネルの情報デー
タ、EIT(Event Information T
able)と呼ばれる放送予定の番組情報などである。
【0052】PAT,PMT,EITにもPIDがつけ
られており、PATのPIDは16進表示で0000,
EITのPIDは16進表示で0012と規格で定めら
れている。PMTのPIDはPAT内に記述されてい
る。
【0053】受信機は、最初にPATを受信して、視聴
者が選択したチャンネルに対応するPMTを探し出し
て、チャンネルの情報を取得する。
【0054】また、受信機は、EITの情報を用いて番
組表をTV画面に表示したり、録画予約を行う。
【0055】番組が録画予約されると、PMTの観測を
継続し、指定の番組コードが来れば、番組の出力や録画
等の予約番組に対する処理を実行し、その後、番組コー
ド番号が変化すると当該処理を終了する。
【0056】図4は、PATの構成を示す概念図であ
る。図4に示されるように、PATは現在放送中である
各チャンネルの情報が記録されているPMTのPIDを
記録したテーブルである。
【0057】すなわち、PATにはチャンネル番号とP
MTのPIDとが対となって、チャンネルの数だけ含ま
れている。
【0058】受信機は最初にPATを受信して、選択さ
れたチャンネルに対応するPMTを探し出して、チャン
ネル情報を取得する。たとえば、チャンネルnが選択さ
れた場合、PIDがpn番であるPMTの取得が行われ
る。PATは、0.1秒以下の時間間隔で繰り返し送信
される。
【0059】図5は、PMTの構成を示す概念図であ
る。図5に示されるように、PMTは現在放送中である
各チャンネルの情報が記録されているテーブルである。
【0060】すなわち、PMTには、PIDで指定され
る領域にチャンネル番号、暗号化情報、コピー許可情
報、現在放送中の番組コード、ビデオデータのPID番
号およびオーディオデータのPID番号等がチャンネル
の数だけ含まれている。
【0061】受信機は、番組予約された番組コードを観
測し、指定の番組コードが受信されると、対応する処理
を開始する。PATは、0.1秒以下の時間間隔で繰り
返し送信される。
【0062】図6は、EITの構成を示す概念図であ
る。図6に示されるように、EITは放送予定の番組情
報が記録されているテーブルである。
【0063】すなわち、EITには、PIDで指定され
る領域にチャンネル番号、放送日等を含み、それに続い
て、各番組に対応して、番組番号、開始時刻、番組名、
番組説明情報、番組コード等が番組の数だけ含まれてい
る。
【0064】受信機は、たとえば、番組コードがc1で
ある番組が番組予約されると、PMTを観測し、指定の
番組コードが受信されると、対応する処理を開始する。
PATは、約1秒の時間間隔で繰り返し送信される。
【0065】1個のチューナーで受信する場合をには、
ある一時点をとってみれば、受信している番組提供業者
に対応する、第1または第2のICカード1302、1
310のいづれかが動作する。
【0066】すなわち、一つのシリアルチャンネルを随
時切り換えることによって、複数のネットワークからの
受信に対応することが可能である。
【0067】図7は、TSストリームから基準時刻情報
を得るための構成を示す概念図である。
【0068】トランスポートストリーム処理LSI10
6は、TSストリームデータを受けて、制御データに応
じて所定のデータ抽出(フィルタリング)を行うデマル
チプレクサIC1066と、制御用CPU112からの
制御信号に応じて、デマルチプレクサIC1066のフ
ィルタリング条件を設定する制御データを出力し、デマ
ルチプレクサIC1066からのフィルタデータを受け
て対応するデータを制御用CPU112に返すTSデマ
ルチプレクサ1062と、TSデマルチプレクサ106
2からの制御に応じて、映像・音響信号の抽出動作を制
御するAV制御回路1064と、AV制御回路1064
に制御されてデマルチプレクサIC1066からのフィ
ルタデータから映像・音響信号(AV出力)を出力する
デコーダ1068とを含む。
【0069】次に、動作について簡単に説明する。制御
用CPU112が、TSデマルチプレクサ1062に時
間データの取得を要求すると、TSデマルチプレクサ1
062は、デマルチプレクサIC1066に対し、時間
データのフィルタリングに必要な設定値および制御信号
を送る。
【0070】デマルチプレクサIC1066は、設定値
に従ったデータの選択を行い、TSデマルチプレクサ1
062に当該データを返す。TSデマルチプレクサ10
62は取得した時間情報を制御用CPU112に返す。
【0071】制御用CPU112は、上記のようにして
得た時間情報と、EEPROM114中に保持された予
約番組データ中の番組開始時刻との対比を行い、これに
応じて番組データの出力等の対応する処理を行う。
【0072】このとき、制御用CPU112は、切り換
えるべきネットワーク情報(ネットワークID)の管理
および取得、目的とするネットワークのチャンネルへの
チューニング動作の制御、プロトコルの変更によるデー
タ取得アルゴリズムの切り換え、番組情報等の表示に必
要な情報の取得とデジタル信号受信装置の保有するデー
タの初期化、対応したICカードか否かのチェック等の
動作を行う。
【0073】本発明においては、上述のとうり、待機状
態において2つあるいはそれ以上のネットワークからの
データ取得を行うことが可能である。
【0074】スタンバイ状態において、複数のネットワ
ークからのデータ取得、すなわち、各ネットワークのメ
ールの有無の判断、時間および予約番組の変更の有無の
判断、視聴履歴の転送指示の有無の判断、現放送の番組
データ(番組ガイドデータ)の取得等を行っていること
により、ネットワークにまたがる番組予約に対しても対
応することが可能となる。
【0075】図8は、本発明の実施の形態のデジタル信
号受信装置1000の予約番組実行動作を説明するため
のタイミングチャートである。
【0076】予約番組実行動作を開始すると(ステップ
S100)、制御用CPU112は、現在時間の取得を
行う(ステップS102)。
【0077】続いて、制御用CPU112は、EEPR
OM114内に保持された番組予約データ中の時間情報
と取得した現在時間情報を比較する(ステップS10
4)。
【0078】次に、制御用CPU112は、現在時間と
番組予約データ中の時間情報が一致した場合、当該番組
が存在するか否かの判断を行い(ステップS106)、
番組が存在しない場合は処理を終了する(ステップS1
20)。
【0079】番組が存在する場合は、重複した番組が存
在するか否かの判断が行われ、重複して番組が存在する
場合はエラー処理が行われて(ステップS110)、処
理が終了する(ステップS120)。
【0080】重複した番組が存在しない場合は、EEP
ROM114内に保持された予約番組のネットワーク情
報と、現在受信中であって現在時刻情報を取得したネッ
トワーク情報との比較が行われる(ステップS11
2)。
【0081】予約された番組のネットワークが現在受信
中のネットワークと一致する場合は、制御用CPU11
2は、当該番組の放送されるチャンネルへのチューニン
グを指示する(ステップS118)。
【0082】一致しない場合は、制御用CPU112
は、当該ネットワークへの切り換えを指示した後(ステ
ップS116)、当該番組の放送されるチャンネルへの
チューニングを指示する(ステップS118)。
【0083】以上により、予約番組が現在受信中のネッ
トワーク上で放送されていない場合でも、予約番組の開
始時間等を管理して、予約番組の実行動作を行うことが
可能となる。
【0084】なお、以上の説明では、ネットワークが2
つの場合について説明したが本発明はこのような場合に
限定されることなく、より多くのネットワークに対する
番組予約をも可能とするものである。
【0085】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
複数のネットワークからのスクランブルされた番組デー
タを受信する場合に、複数のネットワークにまたがって
番組予約を行うこと、すなわち、現在受信中のネットワ
ーク以外で放送されている番組に対する予約番組動作を
管理することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のデジタル信号受信装置1
000の構成を示す概略ブロック図である。
【図2】デジタル衛星放送のパケットストリームの構成
を示す模式図である。
【図3】トランスポートストリームからのPESデータ
の再構成を示す模式図である。
【図4】PATの構成を示す模式図である。
【図5】PMTの構成を示す模式図である。
【図6】EITの構成を示す模式図である。
【図7】現在時間抽出動作を示す概念図である。
【図8】予約番組処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図9】デジタル衛星放送システムの構成を示す概念図
である。
【図10】従来のデジタル信号受信装置2000の構成
を示す概略ブロック図である。
【図11】スクランブル処理を行うシステムおよびデス
クランブルを行うシステムの構成を示す概略図である。
【図12】デジタル衛星放送の信号処理の流れを示す概
念図である。
【符号の説明】
100 アンテナ 102 チューナモジュール 104 デスクランブルLSI 106 トランスポートストリーム処理LSI 108 MPEG2ビデオ復号LSI 110 NTSC変換LSI 112 制御用CPU 114 メモリ 116 ユーザインターフェース回路 118 MPEG1オーディオ復号LSI 120 D−A変換LSI 122 リモコン 124 ICカード 126 表示装置 1000、2000 デジタル信号受信装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 粟野 清司 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (72)発明者 喜多 祥和 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (72)発明者 阿藤 一 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−60372(JP,A) 特開 平4−320173(JP,A) 特開 平5−67365(JP,A) 特開 平5−207387(JP,A) 特開 平6−62383(JP,A) 特開 平7−131723(JP,A) 特開 平7−284033(JP,A) 特開 平4−293386(JP,A) 特開 平7−240913(JP,A) 特開 平8−214278(JP,A) 特開 平8−242438(JP,A) 特開 平9−93558(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 7/10,7/16 - 7/173 H04N 7/20 H04H 1/00 H04N 5/38 - 5/46 H04N 7/00 - 7/088

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の番組データと、前記各番組データ
    が属する複数のネットワークのうちのいずれかを示す属
    性データと、時刻基準データとが同時にパケットストリ
    ームとして伝送される通信系におけるデジタル信号受信
    装置であって、 指定されたネットワークに対応する搬送波を選局するチ
    ューニング手段と、 前記搬送波を受けて、復調する復調手段と、 前記デジタル信号受信装置の動作を制御し、前記復調手
    段の出力を受けて伝送されたデータの抽出を行う制御手
    段とを備え、 前記制御手段は、 外部からの指示に応じて、前記ネットワークごとに対応
    する番組開始時刻データおよび番組特定データを含む番
    組予約データを保持するメモリ手段と、 受信中のネットワークのパケットストリームから、前記
    時刻基準データを抽出する時刻抽出手段とを含み、 前記時刻抽出手段により抽出された受信中のネットワー
    クからの前記時刻基準データと前記番組開始時刻データ
    との比較結果に応じて、前記チューニング手段を制御し
    て、予約番組が受信中のネットワークに属するか否かに
    かかわらず、当該予約番組の出力を開始する、デジタル
    信号受信装置。
  2. 【請求項2】 複数の番組データの各々が複数のパケッ
    トに分割され、かつスクランブルされて伝送され、前記
    番組データの属するネットワークを示す属性データと、
    時刻基準データとが同時に伝送される通信系におけるデ
    ジタル信号受信装置であって、 指定されたネットワークに対応する搬送波を選局するチ
    ューニング手段と、 前記搬送波を受けて、復調する復調手段と、 前記番組データの属性に応じて異なるデスクランブル処
    理のためのキーデータを保持し、外部から駆動されてデ
    ータを出力する記憶手段を、複数同時に受け入れ可能な
    情報読取手段と、 前記復調手段からの出力を受け、前記属性データと前記
    情報読み取り手段からの対応するキーデータに応じてデ
    スクランブル処理する手段と、 前記デジタル信号受信装置の動作を制御し、前記デスク
    ランブル処理する手段の出力を受けて伝送されたデータ
    の抽出を行う制御手段とを備え、 前記制御手段は、 外部からの指示に応じて、前記ネットワークごとに対応
    する番組開始時刻データおよび番組特定データを含む番
    組予約データを保持するメモリ手段と、 受信中のネットワークのパケットストリームから、前記
    時刻基準データを抽出する時刻抽出手段とを含み、 前記時刻抽出手段により抽出された受信中のネットワー
    クからの前記時刻基準データと前記番組開始時刻データ
    との比較結果に応じて、前記チューニング手段を制御し
    て、予約番組が受信中のネットワークに属するか否かに
    かかわらず、当該予約番組の出力を開始する、デジタル
    信号受信装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段は、ICカードである、請
    求項2記載のデジタル信号受信装置。
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