JPH11177806A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11177806A
JPH11177806A JP9340001A JP34000197A JPH11177806A JP H11177806 A JPH11177806 A JP H11177806A JP 9340001 A JP9340001 A JP 9340001A JP 34000197 A JP34000197 A JP 34000197A JP H11177806 A JPH11177806 A JP H11177806A
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JP
Japan
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image
area
character
image data
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Withdrawn
Application number
JP9340001A
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English (en)
Inventor
Hajime Kaji
一 鍜治
Yasuki Nakajima
康喜 中島
Takayuki Kawakami
尊之 川上
Yoshiyuki Suzuki
良行 鈴木
Isamu Sato
勇 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成装置において、例えばパンチ穴、綴
じ代などの余白スペースを画像形成後の出力紙の形成す
る場合、従来のように原稿を前記余白部分だけ移動する
と出力紙からはみ出した画像は形成されずに出力される
ことがあるため、このような場合、出力紙にすべての原
稿画像が形成されるようにする。 【解決手段】 このため、前記移動処理により形成され
ない画像を生ずる場合、縮小、処理を行って、出力紙に
原稿画像がすべてに形成されるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成する際
に、画像移動処理、画像縮小処理を行うことが可能な画
像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置において、例えばパ
ンチ穴、綴じ代などの余白スペースを画像形成後の出力
紙に形成する場合、原稿を前記余白スペース分だけ移動
する処理を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来は
上記のような移動処理のみを行っていたため、出力紙か
らはみ出した画像については形成されずに出力されてい
た。
【0004】本発明は、以上のような局面にかんがみて
なされたもので、移動処理などを行う際にその処理後に
出力紙に形成される画像において上記のように形成され
ない画像がある場合、縮小処理を行うことにより、出力
紙に原稿の画像をすべて形成する画像形成装置を提供す
ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本発明におい
ては、下記(1),(2)項のいずれかの画像形成装置
を提供することにより、前記目的を達成しようとするも
のである。
【0006】(1)光学的に読み取られた画像情報を光
電変換して画像データとして入力する画像入力手段と、
前記画像入力手段から読み取られた画像データを記憶す
る記憶手段と、転写紙の画像形成領域を移動したとき転
写されない領域の画像データを抽出する手段と、前記抽
出手段から抽出されたデータが文字であるか否かを判別
する判別手段とを有し、前記判別手段により、文字であ
ると判別された場合には縮小処理を行い、移動後の前記
画像形成領域内にすべての画像を形成することを特徴と
する画像形成装置。
【0007】(2)光学的に読み取られた画像情報を光
電変換して画像データとして入力する画像入力手段と、
前記画像入力手段から読み取られた画像データを記憶す
る記憶手段と、転写紙の画像形成領域を移動したとき転
写されない領域の画像データを抽出する手段と、前記抽
出手段から抽出されたデータの濃度を判別する判別手段
とを有し、前記判別手段により、判別された濃度がある
一定以上である場合に縮小処理を行い、移動後の前記画
像形成領域内にすべての画像を形成することを特徴とす
る画像形成装置。
【0008】
【作用】以上のような本発明構成により、画像形成装置
において例えば綴じ代、パンチ穴等の余白スペースを設
ける場合、移動処理などにより形成されない画像が生ず
る場合、縮小処理を行うことにより、移動した画像を転
写機からはみ出すことなく画像形成を行うことができ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を、複
数の実施例に基づき図面を参照して詳細に説明する。
【0010】
【実施例】(実施例1) 〈構成〉図1に、本発明の一実施例を示す画像形成装置
の構成を説明する断面図を示す。101は原稿台ガラス
であり、原稿自動送り装置(ADF)142から給送さ
れた原稿が順次、所定位置に載置される。
【0011】102は、例えばハロゲンランプから構成
される原稿照明ランプで、原稿台ガラス101に載置さ
れた原稿を露出する。103,104,105は、各操
作ミラーであり、不図示の光学走査ユニットに収容さ
れ、往復運動しながら、原稿からの反射光をCCDユニ
ット106に導く。
【0012】CCDユニット106は、CCDに原稿か
らの反射光を結像させる結像レンズ107、例えばCC
Dから構成される撮像素子108、撮像素子108を駆
動するCCDドライバ109等から構成されている。撮
像素子108から画像信号出力は、例えば8ビットのデ
ジタルデータに変換された後、コントローラ部139に
入力される。
【0013】また、110は感光(体)ドラムであり、
前露光ランプ112によって画像形成に備えて除電され
る。113は1次帯電器であり、感光ドラム110を一
様に帯電させる。117は露光手段であり、例えば半導
体レーザ等で構成され、画像処理や装置全体の制御を行
うコントローラ部139で処理された画像データに基づ
いて感光ドラム110を露光し、静電潜像を形成する。
【0014】118は現像器であり、黒色の現像剤(ト
ナー)が収容されている。119は転写前帯電器であ
り、感光ドラム110上に現像されたトナー像を用紙に
転写する前に高圧をかける。
【0015】120,122,124は各給紙ユニット
であり、各給紙ローラ121,123,125の駆動に
より、それぞれ転写用紙が装置内へ給送され、レジスト
ローラ126の配置位置で一旦停止し、感光ドラム11
0に形成された画像との書き出しタイミングがとられ再
給送される。
【0016】127は転写帯電器であり、感光ドラム1
10に現像されたトナー像を給送される転写用紙に転写
する。128は分離帯電器であり、転写動作の終了した
転写用紙を感光ドラム110より分離する。転写されず
に感光ドラム110上に残ったトナーは、クリーナ11
1によって回収される。
【0017】129は搬送ベルトで、転写プロセスの終
了した転写用紙を定着器130に搬送し、例えば熱によ
り定着される。131はフラッパであり、定着プロセス
の終了した転写用紙の搬送パスを、ステイプルソータ1
32または中間トレイ137の配置方向のいずれかに制
御する。ステイプルソータ132に配置された用紙は、
各ビンに仕分けされ、前記コントローラ部139からの
指示によりステイプル部141がステイプルを行う。1
33〜136は各給送ローラであり、一度定着プロセス
の終了した転写用紙を中間トレイ137に反転(多重)
または非反転(両面)して給送する。
【0018】138は再給送ローラであり、中間トレイ
137に載置された転写用紙を再度、レジスタローラ1
26の配置位置まで搬送する。
【0019】前記のコントローラ部139には、後述す
るマイクロコンピュータ、画像処理部を備えており、操
作パネル140からの指示に従って、前述の画像形成動
作を行う。
【0020】図2は、本発明実施例の画像形成装置にお
けるコントローラ部139の構成ブロック図である。
【0021】201は、画像処理装置全体の制御を行う
CPUであり、装置本体の制御手順(制御プログラム)
を記憶した読み取り専用メモリ203(ROM)からプ
ログラムを順次読み取り、実行する。CPU201のア
ドレスバス及びデータバスは202のバスドライバ回
路、アドレスデコーダ回路を経て各負荷に接続されてい
る。
【0022】また、204は入力データの記憶や作業用
記憶領域等として用いる主記憶装置であるところのラン
ダムアクセスメモリ(RAM)である。205はI/O
インタフェースであり、操作者がキー入力を行い、装置
の状態等を液晶、LEDを用いて表示する操作パネル1
40や給紙系、搬送系、光学系の駆動を行うモータ類2
07、クラッチ類208、ソレノイド類209、また、
搬送される用紙を検知するための紙検知センサ類210
等の装置の各負荷に接続される。現像器118には、現
像器内のトナー量を検知するトナー残検センサ211が
配置されており、その出力信号がI/Oポート205に
入力される。
【0023】215は高圧ユニットであり、CPU20
1の指示に従って、前述図1の1次帯電器113、現像
器118、転写前帯電器119、転写帯電器127、分
離帯電器128へ高圧を出力する。
【0024】206は画像処理部であり、CCDユニッ
ト106から出力された画像信号が入力され、後述する
画像処理を行い、画像データに従ってレーザユニット1
17の制御信号を出力する。レーザユニット117から
出力されるレーザ光は、感光ドラム110を照射し、露
光すると共に、非画像領域において受光センサであると
ころの213のビーム検知センサによって発光状態が検
知され、その出力信号がI/Oポート205に入力され
る。
【0025】図3に、本発明実施例の画像形成装置にお
けるコントローラ部139内の画像処理部206の構成
ブロック図を示す。
【0026】図1のCCD108により電気信号に変換
された画像信号は、まずシェーディング回路301によ
って、画素間のばらつきの補正を行った後、変培回路3
02において、縮小コピー時はデータの間引き処理を行
い、拡大コピー時はデータの補間を行う。次にエッジ強
調回路303において、例えば5×5のウインドウで2
次微分を行い、画像のエッジを強調する。
【0027】この画像データは輝度データであるので、
プリンタに出力するための濃度データに変換するための
γ変換回路304でテーブルサーチによりデータ変換を
行う。濃度データに変換された画像データは2値化処理
部305へ入力される。ここでは、例えばED法により
多値データを2値データに変換する。2値に変換された
画像データは合成回路307に入力される。
【0028】合成回路307では、入力された画像デー
タと例えばハードディスクにより構成される画像用メモ
リ310内の画像データとを選択的に出力する、または
ORをとって出力する。この画像用メモリ310に対す
るリードライト制御はメモリ制御部309で行い、画像
を回転させる場合はメモリ内の画像データの読み出しア
ドレスを制御することで行う。これらの画像データはレ
ーザの発光強度の信号に変換するためPWM回路308
へ入力され、画像の濃度に従ったパルス幅をレーザユニ
ットに対して出力する。
【0029】また、シェーディング回路301からの画
像出力は、はみ出し領域判別処理部/文書方向判別部3
06へ入力され、後述するはみ出し領域判別処理/動作
方向判別処理を行う 〈動作〉次に図4〜図9を用いて本発明に係る文書方向
判別動作について説明する:図4は、図3に示した文書
方向判別部306内の構成ブロック図である。
【0030】シェーディング回路301から出力された
画像データは、CPU/メモリ部401に入力され、画
像データを一時的に保存すると共に、各種制御を行う。
図2のコントローラ部139内部のCPU201とは、
例えば、図示しないデュアルポートRAMによりバス接
続されており、データを送受信する。もちろんシリアル
通信であってもよい。
【0031】文字認識/方向判別部402は、文書の方
向を一番正確に表しているのは文字であることに着目
し、文書中の数種類の文字領域を0°、90°、180
°、270°の各方向から文字認識を行い、それら各方
向における文字認識の精度(文字認識の自信度:文字の
特徴分布に対する距離)の中で一番精度の高い方向を文
書方向とする。
【0032】領域分離部403は、文字認識/方向判別
部402による文字認識・方向判別処理を行うための前
処理として、文書画像データより、文字部、図形部、自
然画部、表部などの矩形の領域のに分離して、各領域の
属性(文字性など)を付加する処理を行うブロック図で
ある。
【0033】記憶装置404は、例えば、ハードディス
クや光磁気ディスクなどにより構成され、各種処理結果
(画像データ、領域分離結果、文字認識結果等)を保存
するために利用される。I/F部405は、SCSIや
RS232Cなどにより構成され、外部へデータを伝送
するために設けられている。コンピュータ406は、I
/F部405を介して情報を得たり、光磁気ディスク等
の移動可能の記憶装置よりデータを得て利用する。
【0034】次に、本実施例における文書方向自動判別
・補正・及び文字認識処理シーケンスの概要を図5のフ
ローチャートに従って説明する。
【0035】入力された画像データ(多値画像)は、ま
ず領域分離部403により、文字部、図形部、自然画
部、表部などの属性別に矩形の領域に分離される(ステ
ップS1,S2)。ここでは、実際には、矩形で囲まれ
た領域情報を作成する。
【0036】次に、各属性より文字領域の矩形情報を抽
出する(ステップS3)。ここで、文字領域とは、文章
部、タイトル部、表中の文字、図のキャプション部など
である。例えば、図6の領域分離状態(a),(c)の
文書の場合は、それぞれ図6(b),(d)に示したよ
うな文字領域の矩形情報が抽出される。そして、これら
の中の数ブロックを用いて、文書方向判別を行う(ステ
ップS4)。その結果、文書方向が正方向であれば、引
き続き画像中の文字ブロックに対して文字認識処理を行
う(ステップS7)。
【0037】一方、文書方向が不正方向デあれば、画像
データを正しい方向に回転させる(ステップS5)。そ
して、回転画像に対して領域分離を行い、領域分離情報
の補正処理を行う(ステップS6)。これは、画像回転
に伴う領域分離情報の相違を補正するもので、一つの方
法としては、全回転画像データに対して再び領域分離処
理を行う方法、もう一つはアドレス変換を領域分離結果
にかける方法がある。領域分離処理は、一般に画像が正
方向を想定しているため、初期段階で行った領域分離処
理と回転画像データに対して行った領域分離処理は結果
が異なることが多い。それ故、前者の方法がとられるの
が望ましい。
【0038】次に、ステップS7に進んで、回転画像デ
ータ中の文字領域ブロックは、文字認識処理系で文字認
識される。この結果、最終的に、回転なし/回転ありの
両方の場合とも、領域分離情報と文字認識情報が得られ
(ステップS8)。
【0039】この処理結果は、I/F部405を介して
コンピュータ406に伝送され、コンピュータ406上
のファイリングのアプリケーションソフト等で利用され
る。また、コントローラ部139内のCPU201へ各
画像毎に送信される。
【0040】次に、文字認識処理を用いた文書方向判別
手法について説明する: 〈領域分離処理〉文書画像データの黒画素を検出してゆ
き、輪郭線追跡、またはラベリング方式により、黒画素
ブロックの矩形枠を作成する。次に、その矩形の中の黒
画素密度、隣接矩形ブロックの有無、矩形の縦横比率な
どを判断基準にして、文字領域(タイトル、本文、キャ
プションなど)、図形領域、自然領域、表領域などを判
別する。この処理結果により、文字領域の矩形領域が判
別される。
【0041】〈文字認識処理〉文字認識処理の一つの方
法として、特徴ベクトル抽出、比較方式がある。例えば
図7(a)の文字認識説明図1に示したように、「本」
という文字を含む文字領域画判別されたとする。第一段
階として、この文字領域について文字切り出し処理を行
う(図7(b)参照)。これは、一つの文字の矩形を切
り出す処理で、黒画素連続性の状態を検出していけば求
められる。第二段階として、一文字をm×n(例えば6
4×64)の画素ブロックに切り出す(図7(c)参
照)。そして、その中から3×3画素のウインドウを用
いて、黒画素の分布方向を抽出する(方向ベクトル情
報:図7(d)参照)。
【0042】なお、図7(d)は、方向ベクトル情報の
一部を例示したものであり、上記3×3画素のウインド
ウをずらしてゆき、方向ベクトル情報を数十個得る。こ
のベクトル情報が文字の特徴となる。この特徴ベクトル
と予め記憶されている文字認識辞書の内容と比較して、
特徴ベクトルに特徴が一番近い文字から順番に文字を抽
出する。この場合、特徴ベクトルに特徴が近い順番に第
1候補、第2候補……となる。この特徴ベクトルに対す
る特徴の近さが、その文字に対する距離の近さ、すなわ
ち文字認識の自信度(精度)という数値になる。
【0043】〈文字方向判別処理〉このようにして文字
認識の自信度が求められるが、その自信度に基づいた文
字方向判別処理を、図8に示した「本発明の名称」とい
う文字認識説明図2の文例を用いて説明する。
【0044】図8(a)は正方向の文、図8(b)は2
70°回転した文である。ここで「本」に注目すると、
文字方向を判別する場合は、図8(c)に示したよう
に、1つの文字「本」について0°、90°、180
°、270°の4方向から文字認識を行ってみる。各回
転角度は、文字矩形の領域の読み出し方を変更すればよ
く、特に原稿を回転する必要はない。
【0045】各回転角度における文字認識結果は、図8
(c)に示したように、互いに異なっている。なお、図
8(c)には、説明用の仮の文字認識結果及び自信度が
示されており、現実にこの通りになるとは限らない。
【0046】図8(c)において、正方向(0°)から
文字認識を行った場合は、「本」と正しく認識され、自
信度も0.90と高い値となる。90°回転した方向か
ら文字認識を行った場合は、「町」と誤認識され、自信
度も0.40と低下する。このように誤認識が発生し、
自信度も低下するのは、回転した方向から見た場合の特
徴ベクトルに基づいて文字認識を行ったからである。同
様に180°、270°回転した方向から文字認識を行
った場合も、誤認識が発生し、自信度も低下する。な
お、文字認識の方向別の自信度は、複雑な文字であれば
あるほど、その差が顕著に現れてくる。
【0047】図8(c)の結果は、正方向の場合に自信
度が1番高いため、文書は正方向に向いている可能性が
高いと判断される。文字方向判別の精度を向上させるた
め、同一ブロック内の複数の文字について、同様に4方
向から文字認識を行ってみる。さらに、1つのブロック
だけで文字方向を判別した場合、特殊な文字列について
文字方向を誤って判別するおそれがあるので、複数のブ
ロックについて同様の文字認識を行ってみる。そして、
各ブロックについて、当該ブロック内の各認識対象文字
の4方向別の自信度の平均値を求め、さらに、各ブロッ
クでの4方向別の自信度の平均値に対する平均値を求
め、この平均値が最も高い方向を文字方向(文書方向)
として認定する。
【0048】このように、1文字だけの自信度で文字方
向を認定することなく、同一ブロック内の複数文字、さ
らには同一ブロック内の複数文字の自信度で文字方向を
認定することにより、文字(文書)方向を高精度に判別
することが可能となる。ただし、1文字だけの自信度で
文字方向を判別したり、あるいは同一ブロック内の複数
文字の自信度で文字方向を判別しても、従来よりも高精
度に文字方向を判別できることは言うまでもない。
【0049】次に、文字方向(文書方向)の判別結果が
正方向以外の方向であるときは、文字方向が正方向にな
るように原画像を回転する。この回転は、図4のCPU
/メモリ401を用いて公知の技術により簡単に行うこ
とが可能であり、その説明は省略する。
【0050】以上のような処理により、図9(a)に示
した原画像データ、図9(b)に示した領域分離デー
タ、図9(c)に示した文字認識情報を得ることができ
る。これらの情報は前述のようにコントローラ部139
(図1)のCPU201(図2)へ送られ、各種画像処
理、各種制御に使用する。
【0051】領域分離データの形式は図9(b)に示し
たように、領域分離データである旨を示す「heade
r」と、分離した領域の識別子「rect1」〜「re
ct4」により構成され、この識別子で区別された各領
域(ブロック)の情報は、ブロックの番号「orde
r」、ブロックの属性(文字部、図形部など)「ar
t」、ブロックの左上の座標値「x1」及び「y1」、
ブロックの幅「w」、ブロックの高さ「h」、縦書き、
または横書きを示す「direction」、当該ブロ
ックのIDである「selfID」、当該ブロックを包
含する親ブロックのIDである「upperID」、親
ブロックの属性「uperAtt」、予備領域「res
erve」により構成されている。
【0052】また、文字認識情報は、図9(c)に示し
たように、文字認識情報である旨を示す「heade
r」を有し、例えば「本」等の単一の文字に関する文字
認識情報「OCR1」等と、当該文字が含まれているブ
ロックを示す上記「rect1」等に相当する「blk
header」との組み合わせ情報により構成されて
いる。
【0053】そして、「OCR1」等の各文字認識情報
は、文字であるか或は空白であるかを示す「typ
e」、前述の文字認識の自信度に従った第1〜第5候補
文字「文字1」〜「文字5」、当該文字の切り出し位置
「x1」及び「y1」、当該文字の幅「w」、当該文字
の高さ「h」、予備領域「reserve」により構成
されている。
【0054】次に、図10のフローチャートを用いて本
発明の画像形成装置の詳細な動作シーケンスについて説
明する。入力された画像データは前記図4に示したメモ
リ401内に保存される(ステップS102)。
【0055】図示しない操作パネル上から綴じ代、パン
チ穴等の余白をスペースを設けるモードが選択されてい
るかを判別する(ステップS103)。選択されていな
い場合はメモリ内の画像データを処理することなく出力
する(ステップS104)。選択されている場合は、画
像領域の移動する量(ステップS105)をもとに、メ
モリに記憶された画像データから転写されない画像領域
を読み出し、切り出し部に割り当てられたメモリ部に記
憶する(画像データ切り出し処理ステップS106)。
【0056】そのデータに文字が含まれているかを前記
した文書方向判別処理により判別する(ステップS10
7)。文書方向判別処理により、文字が含まれていると
判別された場合は、例えば1.5mmの余白スペースを設
ける場合なら、95%の縮小処理を行うよう図3の変倍
部302を制御する(ステップS108)。
【0057】文書方向判別処理により、文字が含まれて
いないと判別された場合は、縮小処理を行わずに画像デ
ータをそのまま出力する(ステップS110)。
【0058】(実施例2)実施例1の文書方向判別処理
を行わずに転写されない画像領域のデータの濃度で判別
する方法を、濃度判定基準の一例を示す図11を用いて
説明する;転写されない領域の1ドットあたりの濃度、
例えば図11例のように、濃度により値を設定し転写さ
れない領域の濃度を積算し、ある一定濃度以上の数値に
なった場合(画像データがあると判断できる数値)は、
例えば1.5mmの余白スペースを設ける場合なら、95
%の縮小処理を行い、画像データを出力する。
【0059】一定濃度以上の数値でない場合は、縮小処
理を行わずに画像データをそのまま出力するようにした
ものである。
【0060】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、画像形成装置において、例えば綴じ代、パンチ穴等
の余白スペースを設ける場合、移動処理等により形成さ
れた画像を生ずる場合、縮小処理を行うことにより、移
動した画像を転写紙からはみ出すことなく画像形成を行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の画像形成装置の構成説明断面図
【図2】 コントローラ部139の構成ブロック図
【図3】 コントローラ部内の画像処理部206の構成
ブロック図
【図4】 図3の文書方向判別部306の構成ブロック
【図5】 文書方向自動判別、文字認識処理シーケンス
フローチャート
【図6】 文書方向自動判別における領域分離状態図
【図7】 文字認識処理の処理過程説明図
【図8】 文書(文字)方向自動判別処理説明図
【図9】 領域分離及び文字認識情報のデータ形式図
【図10】 画像形成装置の詳細動作シーケンスフロー
チャート
【図11】 濃度判定基準の一例
【符号の説明】
101 原稿台ガラス 106 CCDユニット 113 感光ドラム 117 レーザユニット 118 現像器 120,122,124 給紙ユニット 130 定着器 132 ステイプルソータ 139 コントローラ部 201 CPU 203 ROM 204 RAM 206 画像処理部 306 はみ出し領域判別部/文書方向判別部 402 文字認識/方向判別部 403 領域分離部 406 コンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 良行 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 佐藤 勇 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学的に読み取られた画像情報を光電変
    換して画像データとして入力する画像入力手段と、 前記画像入力手段から読み取られた画像データを記憶す
    る記憶手段と、 転写紙の画像形成領域を移動したとき転写されない領域
    の画像データを抽出する手段と、 前記抽出手段から抽出されたデータが文字であるか否か
    を判別する判別手段とを有し、前記判別手段により、文
    字であると判別された場合には縮小処理を行い、移動後
    の前記画像形成領域内にすべての画像を形成することを
    特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 光学的に読み取られた画像情報を光電変
    換して画像データとして入力する画像入力手段と、 前記画像入力手段から読み取られた画像データを記憶す
    る記憶手段と、 転写紙の画像形成領域を移動したとき転写されない領域
    の画像データを抽出する手段と、 前記抽出手段から抽出されたデータの濃度を判別する判
    別手段とを有し、前記判別手段により、判別された濃度
    がある一定以上である場合に縮小処理を行い、移動後の
    前記画像形成領域内にすべての画像を形成することを特
    徴とする画像形成装置。
JP9340001A 1997-12-10 1997-12-10 画像形成装置 Withdrawn JPH11177806A (ja)

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