JPH11177797A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH11177797A
JPH11177797A JP9354146A JP35414697A JPH11177797A JP H11177797 A JPH11177797 A JP H11177797A JP 9354146 A JP9354146 A JP 9354146A JP 35414697 A JP35414697 A JP 35414697A JP H11177797 A JPH11177797 A JP H11177797A
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JP9354146A
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Kazuya Takahashi
和哉 高橋
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は送信画情報を一旦記憶手段に記憶した
後、送信する際の利用性を向上させたファクシミリ装置
を提供する。 【解決手段】ファクシミリ装置は、読取部に原稿がセッ
トされ、通常のメモリ送信が選択されないときには、応
答確認メモリ送信であると判断して、オフフックされず
に相手先電話番号が入力されて、スタートキーが投入さ
れると、相手先が応答するのを確認した後、自動的に原
稿の画情報を1ページずつ読み取って、記憶部に蓄積し
つつ、送信する(ステップS1〜S9)。また、通常の
メモリ送信が選択されず、オフフックされた後、相手先
電話番号が入力されると、ファクシミリ装置は相手先を
発呼し、相手先が応答すると、ピー音を出力、また、相
手先から送信されてくる相手先情報を表示し、送信スタ
ートが指示されると、原稿の画情報を1ページずつ読み
取って、記憶部に蓄積しつつ、送信する(ステップS1
0〜S13)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ装置
に関し、詳細には、送信画情報を一旦記憶手段に記憶し
た後、送信するファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリ装置においては、ス
キャナで原稿画像を読み取りながら送信する直接送信機
能及び手動送信機能がある。
【0003】この直接送信においては、オペレータが、
原稿を読取部にセットし、相手先のファクシミリ番号の
入力等の送信操作を行った後、スタートキーを投入する
と、ファクシミリ装置は、相手先に接続を確認した後、
読取部に原稿の読み取りを開始させて、原稿を1枚ずつ
読み取りながら、原稿の画情報を当該相手先に直接ファ
クシミリ送信する。
【0004】また、手動送信においては、オペレータが
読取部に原稿をセットし、オフフック状態にして、相手
先のファクシミリ番号の入力等の送信操作を行うと、フ
ァクシミリ装置が、相手先に発呼し、相手先が応答する
と、オペレータがスタートキーを投入する。ファクシミ
リ装置は、スタートキーが投入されると、読取部に原稿
の読み取りを開始させて、原稿を1枚ずつ読み取りなが
ら、原稿の画情報を当該相手先に直接ファクシミリ送信
する。
【0005】ところが、上記直接送信及び手動送信にお
いては、画情報のファクシミリ送信を行いながら、原稿
の画像を読み取るため、オペレータは、送信が完了する
まで、ファクシミリ装置から離れることができないとい
う不便があった。
【0006】そこで、従来から、ファクシミリ装置にお
いては、画像メモリを利用して送信する機能、すなわ
ち、読み取った原稿の画像を順次画像メモリに蓄積し、
原稿の全ての頁の画像を画像メモリに蓄積した後、回線
の状況や時刻指定等に応じて画像メモリに蓄積した画像
を順次読み出して送信するメモリ送信機能を備えてい
る。このメモリ送信においては、ファクシミリ装置は、
セットされた原稿の全てのページの画像を読取部で読み
取って、画像メモリに蓄積した後、所定時期に相手先に
発呼して、相手先が応答すると、画像メモリに蓄積した
画情報を順次ファクシミリ送信する。このようなメモリ
送信を有効に行うファクシミリ装置として、従来、特開
平8−9128号公報記載のメモリ送信方法及びファク
シミリ装置及び特開平5−191599号公報記載のフ
ァクシミリ装置及びファクシミリ送信方法が提案されて
いる。
【0007】そして、メモリ送信においては、ファクシ
ミリ装置は、相手先を発呼した際、相手先が話中等によ
り画像メモリ内の画情報を適切に送信することができな
いときには、予め設定された回数だけ再発呼を行って、
ファクシミリ送信を行うが、当該再発呼においても、相
手先にファクシミリ送信を完了しないときには、画像メ
モリ内の画情報を消去している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ファクシミリ装置にあっては、メモリ送信では、ファク
シミリ送信を開始する前、すなわち、相手先に発呼して
当該相手先が応答する前に、全てのページの原稿の画像
を読み取って画像メモリに蓄積した後、相手先に発呼し
て、画像メモリ内の画情報を送信するが、このとき、相
手先が話中等により画像メモリ内の画情報を適切に送信
することができなかったときには、所定回数再発呼し
て、ファクシミリ送信を試みて、なお、送信を完了しな
いときには、画像メモリ内の画情報を消去するようにな
っていたため、確実に相手先にファクシミリ送信を行う
ためには、オペレータは、全ての原稿の画情報が読み取
られて画像メモリに蓄積され、その後に相手先を発呼し
て、相手先が応答してファクシミリ送信が開始されのを
確認するまで、ファクシミリ装置のそばに待機する必要
があり、特に、送信原稿の枚数が多いときには、原稿が
読み取られて画像メモリに蓄積されるのに長時間を要
し、ファクシミリ装置の利用性が悪いという問題があっ
た。また、再発呼によっても相手先が応答しないときに
は、画像メモリに蓄積した画情報が消去され、再度、原
稿の読み取りを行う必要があり、読み取った原稿の画情
報の利用性が悪いという問題があった。
【0009】そこで、請求項1記載の発明は、ファクシ
ミリ制御手段が相手先が応答したことを検出すると、読
取手段に原稿の画情報の読み取りを開始させ、読取手段
の読み取った画情報を記憶手段に蓄積しつつ、相手先に
送信することにより、送信原稿が読み取られて記憶手段
に記憶されるのを待つ必要がなく、メモリ送信を行う際
のオペレータの待ち時間を短縮するとともに、読み取っ
た原稿の画情報の無駄を無くし、利用性を向上させるこ
とのできるファクシミリ装置を提供することを目的とし
ている。
【0010】請求項2記載の発明は、ファクシミリ制御
手段が相手先が応答したことを検出すると、報知手段に
相手先が応答した旨を報知させ、当該報知に応じて操作
手段から送信開始の指示操作が行われると、読取手段に
原稿の画情報の読み取りを開始させ、読取手段の読み取
った画情報を記憶手段に蓄積しつつ、相手先に送信する
ことにより、オペレータが、相手先の応答を確認して、
送信開始指示操作を行うだけで、送信操作を終了し、送
信原稿が読み取られて記憶手段に記憶されるのを待つ必
要がなく、メモリ送信を行う際のオペレータの待ち時間
を短縮するとともに、読み取った原稿の画情報の無駄を
無くし、利用性を向上させることのできるファクシミリ
装置を提供することを目的としている。
【0011】請求項3記載の発明は、報知手段として、
前記相手先が応答した旨を音声で報知する音声報知手段
を用いることにより、簡単にかつ安価に相手先が応答し
たことをオペレータに通知し、安価で利用性の良好なフ
ァクシミリ装置を提供することを目的としている。
【0012】請求項4記載の発明は、相手先が応答し
て、相手先に関する情報を送信してくると、当該相手先
に関する情報を表示報知手段に表示出力することによ
り、オペレータは、相手先ファクシミリ番号や相手先名
称等の相手先情報で相手先を確認した後、送信開始指示
操作を行うことができ、間違った相手先への送信を防止
しつつ、オペレータの待ち時間を短縮して、より一層利
用性を向上させることのできるファクシミリ装置を提供
することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のフ
ァクシミリ装置は、相手先と所定のファクシミリ制御手
順を実行して、画情報をファクシミリ送信するファクシ
ミリ制御手段と、原稿の画情報を読み取る読取手段と、
前記読取手段の読み取った前記画情報を一時蓄積する記
憶手段と、前記ファクシミリ制御手段が前記相手先が応
答したことを検出すると、前記読取手段に前記原稿の画
情報の読み取りを開始させ、前記読取手段の読み取った
前記画情報を前記記憶手段に蓄積させつつ、前記ファク
シミリ制御手段を介して前記相手先に送信させる制御手
段と、を備えることにより、上記目的を達成している。
【0014】上記構成によれば、ファクシミリ制御手段
が相手先が応答したことを検出すると、読取手段に原稿
の画情報の読み取りを開始させ、読取手段の読み取った
画情報を記憶手段に蓄積しつつ、相手先に送信するの
で、送信原稿が読み取られて記憶手段に記憶されるのを
待つ必要がなく、メモリ送信を行う際のオペレータの待
ち時間を短縮することができるとともに、読み取った原
稿の画情報の無駄を無くすことができ、ファクシミリ装
置の利用性を向上させることができる。
【0015】請求項2記載の発明のファクシミリ装置
は、相手先と所定のファクシミリ制御手順を実行して、
画情報をファクシミリ送信するファクシミリ制御手段
と、原稿の画情報を読み取る読取手段と、前記読取手段
の読み取った前記画情報を一時蓄積する記憶手段と、前
記相手先が応答したことを報知する報知手段と、送信開
始の指示操作を行う操作手段と、前記ファクシミリ制御
手段が前記相手先が応答したことを検出すると、前記報
知手段に前記応答した旨を報知させ、当該報知に応じて
前記操作手段から前記送信開始の指示操作が行われる
と、前記読取手段に前記原稿の画情報の読み取りを開始
させ、前記読取手段の読み取った前記画情報を前記記憶
手段に蓄積させつつ、前記ファクシミリ制御手段を介し
て前記相手先に送信させる制御手段と、を備えることに
より、上記目的を達成している。
【0016】上記構成によれば、ファクシミリ制御手段
が相手先が応答したことを検出すると、報知手段に相手
先が応答した旨を報知させ、当該報知に応じて操作手段
から送信開始の指示操作が行われると、読取手段に原稿
の画情報の読み取りを開始させ、読取手段の読み取った
画情報を記憶手段に蓄積しつつ、相手先に送信するの
で、オペレータが、相手先の応答を確認して、送信開始
指示操作を行うだけで、送信操作を終了し、送信原稿が
読み取られて記憶手段に記憶されるのを待つ必要がな
く、メモリ送信を行う際のオペレータの待ち時間を短縮
することができるとともに、読み取った原稿の画情報の
無駄を無くすことができ、ファクシミリ装置の利用性を
向上させることができる。
【0017】この場合、例えば、請求項3に記載するよ
うに、前記報知手段は、前記相手先が応答した旨を音声
で報知する音声報知手段であってもよい。
【0018】上記構成によれば、報知手段として、前記
相手先が応答した旨を音声で報知する音声報知手段を用
いているので、簡単にかつ安価に相手先が応答したこと
をオペレータに通知することができ、ファクシミリ装置
を安価で利用性の良好なものとすることができる。
【0019】また、例えば、請求項4に記載するよう
に、前記ファクシミリ制御手段は、前記相手先から送信
されてくる当該相手先に関する情報を取得し、前記報知
手段は、所定の情報を表示出力する表示報知手段であ
り、前記制御手段は、前記ファクシミリ制御手段が前記
相手先に関する情報を取得すると、当該相手先に関する
情報を前記表示報知手段に表示出力させるものであって
もよい。
【0020】上記構成によれば、相手先が応答して、相
手先に関する情報を送信してくると、当該相手先に関す
る情報を表示報知手段に表示出力するので、オペレータ
は、相手先ファクシミリ番号や相手先名称等の相手先情
報で相手先を確認した後、送信開始指示操作を行い、間
違った相手先への送信を防止することができるととも
に、オペレータの待ち時間を短縮することができ、ファ
クシミリ装置の利用性をより一層向上させることができ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。
【0022】図1〜図3は、本発明のファクシミリ装置
の一実施の形態を示す図であり、図1は、本発明のファ
クシミリ装置の一実施の形態を適用したファクシミリ装
置1の回路ブロック図である。
【0023】図1において、ファクシミリ装置1は、シ
ステム制御部2、読取部3、書込部4、記憶部5、圧縮
/伸長部6、操作部7、通信制御部8及び回線制御部9
等を備えており、上記各部は、バス10に接続されてい
る。
【0024】システム制御部(制御手段)2は、CPU
(Central Processing Unit )、ROM(Read Only Me
mory)及びRAM(Random Access Memory)等を備え、
ROM内には、ファクシミリ装置1の基本処理プログラ
ム及び後述する送信制御処理プログラムが格納されてい
るとともに、上記基本処理及び送信制御処理を実行する
のに必要な各種システムデータやその他のデータが格納
されている。システム制御部2は、ROM内のプログラ
ムに基づいて、RAMをワークメモリとして利用しつ
つ、ファクシミリ装置1の各部を制御して、ファクシミ
リ装置1としての基本処理を実行するとともに、後述す
る送信制御処理を実行する。
【0025】読取部(読取手段)3は、例えば、CCD
(Charge Coupled Device)を利用したラインイメージセ
ンサが用いられており、一般に、ADF(自動原稿送り
装置)を備えている。ADFは、セットされた複数の原
稿を1枚ずつ読取部3の読取位置に搬送し、読取部3
は、原稿を走査して、原稿の画像を所定の解像度で読み
取る。
【0026】書込部4は、例えば、サーマル素子を備え
たサーマル記録装置、電子写真式記録装置、あるいは、
インク噴射式記録装置等が用いられており、書込部4
は、受信画情報や読取部3で読み取られた原稿の画情報
及びファクシミリ装置1からオペレータに通知する通信
レポート等の各種情報を記録紙に記録出力する。
【0027】記憶部(記憶手段)5は、主に画情報を記
憶し、読取部3で読み取られて圧縮/伸長部6で符号化
された原稿(送信原稿)の画情報を蓄積するとともに、
受信した画情報等を蓄積する。
【0028】圧縮/伸長部6は、記憶部5への画情報の
蓄積の効率化及び画情報の電送時間の短縮化と効率化を
図るものであり、送信時には画情報を所定の符号化方式
で圧縮(符号化)し、また、受信時には符号化された画
情報を原情報に伸長(復号化)する。
【0029】操作部(操作手段)7は、テンキーやスタ
ートキー等の各種操作キーを備えるとともに、ディスプ
レイ、例えば、液晶ディスプレイやLED(Light Emit
tingDiode)等を備え、操作キーからは、送信操作等の
各種命令が入力され、ディスプレイには、操作キーから
入力された命令内容やファクシミリ装置1からオペレー
タに通知する各種情報が表示される。特に、操作部(報
知手段)7は、送信時に相手ファクシミリ装置から送信
されてくるファクシミリ制御信号に含まれている相手先
情報、例えば、相手先ファクシミリ番号や相手先名称等
をディスプレイ(表示報知手段)に表示し、また、必要
に応じて、発呼した際に、相手先が応答した旨をディス
プレイに表示出力する。さらに、操作部7は、図示しな
いが、スピーカ(音声報知手段)を備え、発呼した際
に、相手先から応答信号、CED信号が送信されてくる
と、相手先が応答した旨を報知する所定の音、例えば、
[ピー]音を出力する。
【0030】回線制御部9には、回線L、例えば、公衆
電話回線あるいは専用回線が接続されており、回線制御
部9は、システム制御部2の制御下で動作して、回線L
からの発呼に対して自動着呼し、また、回線Lへの自動
発呼処理を行う。また、回線制御部9は、モデムを内蔵
し、モデムは、システム制御部2の制御下で動作して、
送信時、送信信号を回線Lの伝達に適した形態に変調
し、また、受信時、回線Lから送られてきた変調信号を
復調する。
【0031】通信制御部8は、回線Lを介して接続され
た通信相手先ファクシミリ装置との間で、回線制御部9
を介してファクシミリ制御信号の交換を行うとともに、
データ変換を行って、ファクシミリ通信手順を実行す
る。通信制御部8は、相手ファクシミリ装置から送信さ
れてくる相手先識別情報、例えば、ファクシミリ番号や
名称等を受信して、システム制御部2に出力する。上記
通信制御部8及び回線制御部9は、全体としてファクシ
ミリ制御手段として機能する。
【0032】ファクシミリ装置1は、通常のファクシミ
リ装置と同様に、直接送信機能及びメモリ送信機能等の
各種送信機能を備えるとともに、応答確認メモリ送信機
能を備えている。ファクシミリ装置1は、直接送信モー
ドでは、オペレータが読取部3に原稿をセットし、操作
部7で相手先のファクシミリ番号の入力等の送信操作さ
れ、スタートキーが投入されると、相手先を発呼し、相
手先が応答すると、読取部3で原稿を読み取りながら当
該読み取った原稿の画情報を順次相手先に送信する。ま
た、ファクシミリ装置1は、メモリ送信モードでは、オ
ペレータが読取部3に原稿をセットし、操作部7で相手
先のファクシミリ番号の入力等の送信操作を行って、ス
タートキーを投入すると、読取部3にセットされた原稿
を順次読み取って、圧縮/伸長部6で符号化した後、記
憶部5に記憶し、全ての原稿を読み取ってその画情報を
記憶部5に記憶させた後、所定時期に、相手先を発呼し
て、相手先が応答すると、記憶部5の画情報を順次相手
先に送信する。そして、ファクシミリ装置1は、後述す
る応答確認メモリ送信処理を行う。
【0033】次に、本実施の形態の作用を説明する。フ
ァクシミリ装置1は、選択に応じて、相手先の応答を確
認した後、画情報を記憶部5に記憶しつつ送信する応答
確認メモリ送信を行うところにその特徴がある。
【0034】すなわち、ファクシミリ装置1は、図2に
示すように、読取部3に送信原稿がセットされると(ス
テップS1)、システム制御部2が、操作部7のキー操
作によりメモり送信が選択されたかをチェックし(ステ
ップS2)、メモリ送信が選択されないときには、オフ
フックされたかをチェックする(ステップS3)。
【0035】ステップS3で、オフフックされないとき
には、システム制御部2は、自動応答確認メモリ送信で
あると判断して、相手先のファクシミリ番号の入力及び
スタートキーの投入を待って(ステップS4、S5)、
相手先を発呼し、相手先からの応答、例えば、極性反転
あるいはCED信号(被呼端末識別信号)を検出するか
をチェックする(ステップS6)。
【0036】すなわち、ファクシミリ通信においては、
図3に示すように、送信側であるファクシミリ装置1が
オフフックすると、電話網(回線L)から発信音が返送
され、この発信音を確認して、ファクシミリ装置1は、
送信先の電話番号(ファクシミリ番号)を電話網に送出
し、電話網は、この電話番号を受けて受信側に呼出信号
を送出するとともに、送信側に呼出音を返送する。
【0037】受信側のファクシミリ装置がこの呼出音に
応答して、極性を反転させると、電話網は、送信側の回
線Lの極性を反転させ、受信側ファクシミリ装置が応答
信号としてCED信号を、電話網を介して送信側に送出
した後、NSF信号(非標準機能識別信号)、CSI信
号(被呼端末識別信号)及びDIS信号(デジタル識別
信号)等を順次送出する。その後、通常のファクシミリ
通信手順を行って、ファクシミリ装置1が画情報を受信
側に送出し、適切に画情報を送信すると、回線を切断し
て、送信処理を終了する。
【0038】そこで、システム制御部2は、上記ステッ
プS6で、極性の反転あるいは上記CED信号が相手先
から送信されてきて、回線制御部9が検出するかをチェ
ックし、検出しないときには、予め設定されている所定
時間が経過するか、すなわち、タイムオーバーかをチェ
ックして(ステップS7)、タイムオーバーでないとき
には、ステップS6に戻って、極性の反転あるいはCE
D信号を検出するかチェックする(ステップS6)。な
お、このCED信号は、回線制御部9が検出して、通信
制御部8を介して、システム制御部2に通知される。
【0039】タイムオーバーする前に、ステップS6で
極性反転あるいはCED信号を受信すると、システム制
御部2は、相手先が応答したと判断して、読取部3にセ
ットされた原稿を1ページずつ順次読み取って、圧縮/
伸長部6で圧縮させた後、記憶部5に蓄積しつつ、記憶
部5に蓄積した画情報を順次通信制御部8から回線制御
部9を介して相手先に送信するメモリ送信、すなわち、
応答確認メモリ送信を行う(ステップS8)。
【0040】上記読取部3で原稿の画像を読み取って、
圧縮/伸長部6で圧縮して、記憶部5に蓄積しつつ順次
送信する送信処理を順次行って、全ての原稿の画情報を
送信すると、回線を切断して、送信処理を終了する(ス
テップS9)。
【0041】上記ステップS6で極性反転あるいはCE
D信号を検出することなく、ステップS7でタイムオー
バーすると、相手先が応答しないと判断して、回線を切
断し、処理を終了する(ステップS9)。
【0042】したがって、相手先が応答したことを検出
すると、自動的に読取部3に原稿の画情報の読み取りを
開始させ、読取部3の読み取った画情報を記憶部5に蓄
積しつつ、相手先に送信することができる。したがっ
て、全ての送信原稿が読み取られて記憶部5に記憶され
るのを待つ必要がなく、メモリ送信を行う際のオペレー
タの待ち時間を短縮することができるとともに、読み取
った原稿の画情報の無駄を無くすことができ、ファクシ
ミリ装置1の利用性を向上させることができる。
【0043】上記ステップS3で、オフフックを検出す
ると、システム制御部2は、相手先のファクシミリ番号
が入力されるのを待って(ステップS10)、極性反転
あるいはCED信号をタイムオーバーする前に検出する
かチェックし(ステップS11、S12)、タイムオー
バーする前に極性反転あるいはCED信号信号を検出す
ると、システム制御部2は、操作部7のスピーカから
[ピー]音を拡声出力させ、または/及び操作部7のデ
ィスプレイに相手先情報を表示させて、相手先が応答し
た旨を報知する(ステップS11)。
【0044】すなわち、上記図3に示すように、システ
ム制御部2は、CED信号を回線制御部9が検出して、
通信制御部8からその旨の通知があると、相手先が応答
したと判断して、操作部7のスピーカから[ピー]音を
出力させて、相手先が応答した旨を報知する。また、図
3に示すように、CED信号の後に相手先から送信され
てくるNSF信号やCSI信号により相手先識別情報
(受信機識別情報)が送信されてくると、通信制御部8
で取得して、システム制御部2に通知し、システム制御
部2は、この相手先識別情報、例えば、相手先ファクシ
ミリ番号や相手先名称を操作部7のディスプレイに表示
させて、相手先が応答した旨を報知する。オペレータ
は、スピーカからの[ピー]音により相手先が応答した
ことを確認し、また、操作部7のディスプレイへの相手
先識別情報の表示により相手先が応答した旨及び当該相
手先のファクシミリ番号等を確認して、送信開始の指示
をスタートキーの投入等により行う。
【0045】この相手先が応答した旨の報知は、スピー
カからの[ピー]音の出力と相手先識別情報の表示の双
方を行ってもよいし、いずれか一方のみを行ってもよ
い。特に、相手先情報は、受信側から送信されてこない
場合もあるため、相手先から送信されてきたときのみ表
示するようにしてもよい。
【0046】システム制御部2は、上記相手先が応答し
た旨の報知に応じて、操作部7から送信スタートの指示
操作、例えば、スタートキーの操作が行われるかをチェ
ックし(ステップS13)、送信スタートの操作が行わ
れると、読取部3にセットされた原稿を1ページずつ順
次読み取って、圧縮/伸長部6で圧縮させた後、記憶部
5に蓄積しつつ、記憶部5に蓄積した画情報を順次通信
制御部8から回線制御部9を介して相手先に送信するメ
モリ送信、すなわち、応答確認メモリ送信を行う(ステ
ップS8)。
【0047】上記読取部3で原稿の画像を読み取って、
圧縮/伸長部6で圧縮して、記憶部5に蓄積しつつ順次
送信する送信処理を順次行って、全ての原稿の画情報を
送信すると、回線を切断して、送信処理を終了する(ス
テップS9)。
【0048】上記ステップS13で、送信スタートの指
示が行われないと、送信が中断されたと判断して、回線
を切断し、処理を終了する(ステップS9)。
【0049】また、上記ステップS11で極性反転ある
いはCED信号を検出することなく、ステップS12で
タイムオーバーすると、相手先が応答しないと判断し
て、回線を切断し、処理を終了する(ステップS9)。
【0050】したがって、相手先が応答したことを検出
すると、相手先が応答した旨を報知し、当該報知に応じ
て操作部7から送信開始の指示操作が行われると、読取
部3に原稿の画情報の読み取りを開始させ、読取部3の
読み取った画情報を記憶部5に蓄積しつつ、相手先に送
信する。その結果、オペレータが、相手先の応答を確認
して、送信開始指示操作を行うだけで、送信操作を終了
し、全ての送信原稿が読み取られて記憶部5に記憶され
るのを待つ必要がなく、メモリ送信を行う際のオペレー
タの待ち時間を短縮することができるとともに、読み取
った原稿の画情報の無駄を無くすことができ、ファクシ
ミリ装置1の利用性を向上させることができる。
【0051】また、相手先が応答した旨をスピーカから
音声で報知しているので、簡単にかつ安価に相手先が応
答したことをオペレータに通知することができ、ファク
シミリ装置1を安価で利用性の良好なものとすることが
できる。
【0052】さらに、相手先が応答して、相手先に関す
る情報を送信してくると、当該相手先に関する情報(相
手先識別情報)を操作部7のディスプレイに表示出力し
ているので、オペレータは、相手先ファクシミリ番号や
相手先名称等の相手先情報で相手先を確認した後、送信
開始指示操作を行い、間違った相手先への送信を防止す
ることができるとともに、オペレータの待ち時間を短縮
することができ、ファクシミリ装置1の利用性をより一
層向上させることができる。
【0053】上記ステップS2で、操作部7のキー操作
によりメモリ送信が選択されたときには、システム制御
部2は、通常のメモリ送信であると判断して、その後入
力される相手先ファクシミリ番号等の送信操作に応じ
て、読取部3にセットされた全ての原稿を圧縮/伸長部
6で圧縮して、一旦記憶部5に蓄積した後、所定時期
に、相手先を発呼して、相手先が応答すると、記憶部5
から画情報を読み出して、ファクシミリ送信するメモリ
送信を行って処理を終了する(ステップS8、S9)。
【0054】なお、上記図2にフローチャートでは、メ
モリ送信及び応答確認メモリ送信を行う場合について示
しているが、上述のように、直接送信等を行うことがで
きることは、いうまでもない。
【0055】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0056】
【発明の効果】請求項1記載の発明のファクシミリ装置
によれば、ファクシミリ制御手段が相手先が応答したこ
とを検出すると、読取手段に原稿の画情報の読み取りを
開始させ、読取手段の読み取った画情報を記憶手段に蓄
積しつつ、相手先に送信するので、送信原稿が読み取ら
れて記憶手段に記憶されるのを待つ必要がなく、メモリ
送信を行う際のオペレータの待ち時間を短縮することが
できるとともに、読み取った原稿の画情報の無駄を無く
すことができ、ファクシミリ装置の利用性を向上させる
ことができる。
【0057】請求項2記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、ファクシミリ制御手段が相手先が応答したこと
を検出すると、報知手段に相手先が応答した旨を報知さ
せ、当該報知に応じて操作手段から送信開始の指示操作
が行われると、読取手段に原稿の画情報の読み取りを開
始させ、読取手段の読み取った画情報を記憶手段に蓄積
しつつ、相手先に送信するので、オペレータが、相手先
の応答を確認して、送信開始指示操作を行うだけで、送
信操作を終了し、送信原稿が読み取られて記憶手段に記
憶されるのを待つ必要がなく、メモリ送信を行う際のオ
ペレータの待ち時間を短縮することができるとともに、
読み取った原稿の画情報の無駄を無くすことができ、フ
ァクシミリ装置の利用性を向上させることができる。
【0058】請求項3記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、報知手段として、前記相手先が応答した旨を音
声で報知する音声報知手段を用いているので、簡単にか
つ安価に相手先が応答したことをオペレータに通知する
ことができ、ファクシミリ装置を安価で利用性の良好な
ものとすることができる。
【0059】請求項4記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、相手先が応答して、相手先に関する情報を送信
してくると、当該相手先に関する情報を表示報知手段に
表示出力するので、オペレータは、相手先ファクシミリ
番号や相手先名称等の相手先情報で相手先を確認した
後、送信開始指示操作を行い、間違った相手先への送信
を防止することができるとともに、オペレータの待ち時
間を短縮することができ、ファクシミリ装置の利用性を
より一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファクシミリ装置の一実施の形態を適
用したファクシミリ装置の回路ブロック図。
【図2】図1のファクシミリ装置による送信制御処理を
示すフローチャート。
【図3】画情報送信前のファクシミリ通信手順を示すタ
イムチャート。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置 2 システム制御部 3 読取部 4 書込部 5 記憶部 6 圧縮/伸長部 7 操作部 8 通信制御部 9 回線制御部 10 バス

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相手先と所定のファクシミリ制御手順を実
    行して、画情報をファクシミリ送信するファクシミリ制
    御手段と、原稿の画情報を読み取る読取手段と、前記読
    取手段の読み取った前記画情報を一時蓄積する記憶手段
    と、前記ファクシミリ制御手段が前記相手先が応答した
    ことを検出すると、前記読取手段に前記原稿の画情報の
    読み取りを開始させ、前記読取手段の読み取った前記画
    情報を前記記憶手段に蓄積させつつ、前記ファクシミリ
    制御手段を介して前記相手先に送信させる制御手段と、
    を備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】相手先と所定のファクシミリ制御手順を実
    行して、画情報をファクシミリ送信するファクシミリ制
    御手段と、原稿の画情報を読み取る読取手段と、前記読
    取手段の読み取った前記画情報を一時蓄積する記憶手段
    と、前記相手先が応答したことを報知する報知手段と、
    送信開始の指示操作を行う操作手段と、前記ファクシミ
    リ制御手段が前記相手先が応答したことを検出すると、
    前記報知手段に前記応答した旨を報知させ、当該報知に
    応じて前記操作手段から前記送信開始の指示操作が行わ
    れると、前記読取手段に前記原稿の画情報の読み取りを
    開始させ、前記読取手段の読み取った前記画情報を前記
    記憶手段に蓄積させつつ、前記ファクシミリ制御手段を
    介して前記相手先に送信させる制御手段と、を備えたこ
    とを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】前記報知手段は、前記相手先が応答した旨
    を音声で報知する音声報知手段であることを特徴とする
    請求項2記載のファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】前記ファクシミリ制御手段は、前記相手先
    から送信されてくる当該相手先に関する情報を取得し、
    前記報知手段は、所定の情報を表示出力する表示報知手
    段であり、前記制御手段は、前記ファクシミリ制御手段
    が前記相手先に関する情報を取得すると、当該相手先に
    関する情報を前記表示報知手段に表示出力させることを
    特徴とする請求項2記載のファクシミリ装置。
JP9354146A 1997-12-08 1997-12-08 ファクシミリ装置 Pending JPH11177797A (ja)

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