JPH11177252A - キャビネット - Google Patents

キャビネット

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JPH11177252A
JPH11177252A JP35227997A JP35227997A JPH11177252A JP H11177252 A JPH11177252 A JP H11177252A JP 35227997 A JP35227997 A JP 35227997A JP 35227997 A JP35227997 A JP 35227997A JP H11177252 A JPH11177252 A JP H11177252A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cabinet
panel
cabinet cover
vibration
cover
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP35227997A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Ishizuka
弘 石塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Columbia Co Ltd
Original Assignee
Nippon Columbia Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Columbia Co Ltd filed Critical Nippon Columbia Co Ltd
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Publication of JPH11177252A publication Critical patent/JPH11177252A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャビネットカバーの防振効果を大きくす
る。 【解決手段】 音響機器等のキャビネットにおいて、キ
ャビネットの前面に取り付けられたパネルと、パネルに
当接しキャビネットの少なくとも上面をカバーするキャ
ビネットカバーと、キャビネットカバーと当接する弾性
部をパネルに略垂直に設けた複数の支持部の先端に有し
パネルに装着された制動部材と、キャビネットの筐体に
キャビネットカバーを取り付けたとき、弾性部と当接し
支持部及び弾性部を押圧し弾性変形するように取り付け
る固着手段を具備したので、キャビネットカバーのコー
ナから離れた位置に当接して振動を吸収するようにした
ので、振動吸収効果が大で異常音を阻止することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音響機器等を収納
するキャビネットの天板の振動を吸収する技術に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来のキャビネットの要部の断
面図である。音響装置の増幅器やビデオテープレコーダ
のキャビネットには、前面にフロントパネル1の表面1
dに操作用のスイッチやボリューム等の操作手段が設け
られ、図示せずも内部のシャーシフレームには、電子回
路が組み込まれた電子回路基板や電源トランス、及び駆
動モータ等が装着される。シャーシフレームは、底板で
カバーされ、シャーシフレームの後部は、接続端子が取
付られたバックパネルが取付られる。
【0003】キャビネットのフロントパネル1とバック
パネルがシャーシに組み付けられた筐体の上面から、鉄
板に焼き付け塗装等により表面処理したキャビネットカ
バー2が上面部及び両側面部を覆うように装着され、特
にフロントパネル1とキャビネットカバー2の上面の接
合部(接触部)は使用者の目に付き易く仕上げが厳しく
チェックされる。
【0004】フロントパネル1は、凹部1b,リブ1c
を有する断面形状の抜き型でアルミ材を引き抜き形成さ
れる。 フロントパネル1は、上部に上面部1a、その
下部にキャビネットカバー2を挿入する凹部1b、及び
リブ1cを有する。リブ1cに合成ゴム、或いは合成樹
脂等より成る弾性部材よりなるスペーサ6を貼り付け、
そのスペーサ6の弾性でキャビネットカバー2を上面部
1aに押圧する。キャビネットカバー2は、その側面を
ネジで筐体の下部に設けたシャーシに固着する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のスペーサによる
キャビネトカバーの防振構造によると、スペーサの材質
に起因する弾性が時間経過して4〜6年後脆化し、外部
音声振動によるビレ、あるいはまた、内部に収納された
電源トランスや駆動モータの電磁誘導による振動、及び
冷却用のファンモータ等による振動によってキャビネッ
トカバーが振動しビレ音を発生する。本発明は、脆化に
よる変形を受けにくくした防振構造に成すことを目的と
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、音響機器等の
キャビネットにおいて、前記キャビネットの前面に取り
付けられるパネルと、前記パネルに当接し前記キャビネ
ットの少なくとも上面をカバーするキャビネットカバー
と、前記パネルに略垂直方向に設け弾性を有する複数の
支持部の各先端部に前記キャビネットカバーと当接する
弾性部を有し前記パネルに装着される制動部材と、前記
制動部材の前記弾性部と前記キャビネットカバーが当接
し制動した状態で取り付ける固着手段を、具備するキャ
ビネットである。
【0007】また、本発明は、音響機器等のキャビネッ
トにおいて、前記キャビネットの前面に取り付けられる
パネルと、前記パネルに当接し前記キャビネットの少な
くとも上面をカバーするキャビネットカバーと、前記パ
ネルに略垂直方向に設けた弾性を有する複数の支持部の
各先端部に前記キャビネットカバーと当接する傾斜面を
有する弾性部を有し前記パネルに装着される制動部材
と、前記制動部材の前記傾斜面を有する弾性部と前記キ
ャビネットカバーが当接し制動した状態で取り付ける固
着手段を、具備するキャビネットである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のー実施例を図面を用いて
説明する。図1は本発明の一実施例のキャビネットの要
部の断面図である。図2は、図1の組み付け状態を示す
断面図である。図3はキャビネットの斜視図である。本
実施例による、音響機器の増幅器及びやビデオテープレ
コーダ等のキャビネットは、前面にフロントパネル1の
表面1dに操作用のスイッチやボリューム等の操作手段
として複数のノブ5等が設けられ、図示せずも内部のシ
ャーシフレームには、電子回路や電源トランス及び駆動
モータ等が装着される。シャーシフレームの底は、底板
でカバーされ、シャーシフレームの後部は、内部の電子
回路に信号を入出力する複数の接続端子を取り付けたバ
ックパネルが取り付けられる。
【0009】フロントパネル1と図示せずもバックパネ
ルの間は、焼き付け塗装等により表面処理された鉄板或
いはパンチングメタル等によるキャビネットカバー2が
上面部と両側面部を覆うように装着され、特にフロント
パネル1とキャビネットカバー2の対接部は使用者の目
に付き易く、表面の仕上げや隙間が厳しチェックされ
る。
【0010】フロントパネル1は、凹部1b、リブ1c
を有した抜き型でアルミ材を引き抜き形成される。 フ
ロントパネル1は、上部に上面部1aが後方に突出し
て、上面部1aの下にキャビネットカバー2を挿入する
凹部1bを形成するリブ1cを有する。
【0011】フロントパネル1のリブ1c及び後面部1
eには、合成ゴム或いは弾性を有し振動を吸収する合成
樹脂等より一体成形して成る制動部材3が貼り付けら
れ、リブ1cに添って後方に延びる複数の弾性保持され
た支持片3bは、先端に傾斜部を有して傾斜部の先端か
ら次第に弾性変形する弾性片3aを支持する。
【0012】弾性片3aは、支持片3bの支持腕部で支
持がなされ、キャビネットカバー2の板厚をtとしたと
き、フロントパネル1の上面部1aの凹部1bに装着し
た状態におけるキャビネットカバー2との接触面より上
方に突出する寸法dを略5〜10mmに形成し、支持片
3bによる弾性変形する長さlが大きい場合、弾性片3
aの突出する寸法dが大きく設定される。
【0013】組み付けをする時は、キャビネットカバー
2をフロントパネル1の凹部1bに差し込み制動部材3
にて一体成形にて複数並設された支持片3bのL字上部
の先端の傾斜面を有した弾性片3aの上端部を圧縮し、
支持片3b及び制動部材3のフロントパネル1への保持
部が弾性変形した状態で、ネジ4にてキャビネットカバ
ー2の側面にてシャーシにネジ止めされる。
【0014】キャビネットカバー2が、電源トランスや
モータ等による内部振動や、外部から音波による振動を
受けたとき、キャビネットカバー2とフロントパネル1
の対接した部分でビレによる異常音を発生する。このキ
ャビネットカバー2の振動は、フロントパネル1に接着
剤で接着、或いはネジ止め等により装着された制動部材
3に一体成形により複数L字状に形成された支持片3b
の先端部に支持された傾斜面を有した弾性片3aが弾性
変形し、さらにL字状の腕の長さlを有した支持片3で
キャビネットカバー2の振幅の大きな部分を弾性支持し
て防振し振動を吸収する。
【0015】キャビネットカバー2のコーナー部から略
距離lを隔てた部分の振幅の大きな腹の部分で振動のエ
ネルギーを吸収することができ、また、時間経過して
も、弾性部材のL字状の支持片3b及び先端の弾性片3
aの傾斜面による弾性変形のために、圧力が分散され、
常時圧力が一点に集中することに起因する弾性の脆化を
受けにくく成すことができる。
【0016】またキャビネットカバー2の振動の振幅が
大きくなるコーナーから距離l離れた内部を、内部損失
が大きなゴム、合成樹脂等で一体形成された複数の制動
部材3の先端の傾斜した弾性片3aが変形して各々面の
形で当接するので、大きな制動量を得る効果を有する。
【0017】またキャビネットカバー2の振動の振幅が
大きくなるコーナーから距離l離れた内部を、内部損失
が大きなゴム、合成樹脂等で一体形成された制動部材3
の先端の傾斜した弾性片3aが変形して面の形で当接し
支持片3bを伝わった振動をさらにフロントパネル1に
装着した保持部3cで内部損失が大きな制動部材3によ
る広い面積に拡散して制動することになるので、大きな
制動量を得る効果を有する。
【0018】図4は本発明の他の一実施例のキャビネッ
トの要部の断面図である。図5は、図4の制動部材3’
の上面図である。フロントパネル1のリブ1cに添っ
て、ゴム或いは弾性を有し振動を吸収する合成樹脂より
成る制動部材3’の上片部3’d、凹部3’e、支持部
3’fにより保持され複数の支持片3’bで支持された
弾性片3’aを有し、凹部をリブ1cに挿入し嵌合し
て、或いは接着剤で貼り付け、リブ1cに添って後方に
延びる複数の支持片3’bは、先端に傾斜部を有し弾性
変形する弾性片3’aを支持する。
【0019】弾性片3’aは、L字状の支持片3’bで
支持腕の長さlで支持され、キャビネットカバー2の板
厚をtとしたときフロントパネル1の上面部1aの凹部
1bにおけるキャビネットカバー2の接触面より上方に
突出せしめる。
【0020】組み付けは、キャビネットカバー2をフロ
ントパネル1の凹部1bに差し込み制動部材3’に並設
された複数の弾性片3’aの上端部を圧縮し支持部3’
bを弾性変形した状態で、ネジ4にてキャビネットカバ
ー2の側面の下部にてシャーシにネジ止めされる。
【0021】キャビネットカバー2は、内部振動や、外
部から音波を受けて振動したときキャビネットカバー2
とフロントパネル1の接触した部分での異常音を発生す
るが、フロントパネル1のリブ1cに装着された制動部
材3’で複数並設し支持される支持片3’bの支持腕の
長さlによる弾性と、弾性片3’aの傾斜面が圧接され
る変形面で振動を吸収するので異常音を発生することを
阻止し、また時間経過しても脆化の影響を受けにくくす
ることができる。
【0022】またフロントパネル1のリブ1cに凹部
3’eを押し込み装着する簡単な取付で済み、装着が簡
単で且つキャビネットカバー2の振動の振幅が大きくな
るコーナーから距離l離れた内部を押圧し、内部損失が
大きなゴム、合成樹脂等で形成された制動部材と先端が
変形した形で当接するので、大きな制動効果を得ること
ができる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、制動部材がキャビネッ
トカバーのコーナから離れた位置に当接し振動を吸収す
るので振動吸収効果が大で異常音を阻止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のキャビネットの要部の断面
図。
【図2】本発明の一実施例の組み付けを示す図。
【図3】本発明の一実施例のキャビネットの斜視図。
【図4】本発明の他の一実施例のキャビネットの要部の
断面図。
【図5】本発明の他の一実施例の組み付けを示す図。
【図6】従来のキャビネットの要部の断面図。
【符号の説明】
1 フロントパネル 1a 上面部 1b 凹部 1c リブ 1d 前面部 1e 後面部 2 キャビネットカバー 3,3’ 制動部材 3a,3’a 弾性片 3b,3’b 支持片 3c 保持部 3’d 上片部 3’e 凹部 3’f 支持部 4a〜4d ネジ 5 ノブ 6 スペーサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音響機器等のキャビネットにおいて、 前記キャビネットの前面に取り付けられるパネルと、 前記パネルに当接し前記キャビネットの少なくとも上面
    をカバーするキャビネットカバーと、 前記パネルに略垂直方向に設け弾性を有する複数の支持
    部の各先端部に前記キャビネットカバーと当接する弾性
    部を有し前記パネルに装着される制動部材と、 前記制動部材の前記弾性部と前記キャビネットカバーが
    当接し制動した状態で取り付ける固着手段を、 具備することを特徴とするキャビネット。
  2. 【請求項2】 音響機器等のキャビネットにおいて、 前記キャビネットの前面に取り付けられるパネルと、 前記パネルに当接し前記キャビネットの少なくとも上面
    をカバーするキャビネットカバーと、 前記パネルに略垂直方向に設け弾性を有する複数の支持
    部の各先端部に前記キャビネットカバーと当接する傾斜
    面を有する弾性部を有し前記パネルに装着される制動部
    材と、 前記制動部材の前記傾斜面を有する弾性部と前記キャビ
    ネットカバーが当接し制動した状態で取り付ける固着手
    段を、 具備することを特徴とするキャビネット。
JP35227997A 1997-12-05 1997-12-05 キャビネット Withdrawn JPH11177252A (ja)

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JP35227997A JPH11177252A (ja) 1997-12-05 1997-12-05 キャビネット

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JP35227997A JPH11177252A (ja) 1997-12-05 1997-12-05 キャビネット

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ID=18422983

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JP35227997A Withdrawn JPH11177252A (ja) 1997-12-05 1997-12-05 キャビネット

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108652286A (zh) * 2018-04-24 2018-10-16 航天材料及工艺研究所 一种空间站用科学试验柜蒙皮组件及制备方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108652286A (zh) * 2018-04-24 2018-10-16 航天材料及工艺研究所 一种空间站用科学试验柜蒙皮组件及制备方法
CN108652286B (zh) * 2018-04-24 2021-07-09 航天材料及工艺研究所 一种空间站用科学试验柜蒙皮组件及制备方法

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050301