JPH11176873A - Bga形半導体装置およびその実装構造体 - Google Patents

Bga形半導体装置およびその実装構造体

Info

Publication number
JPH11176873A
JPH11176873A JP9344776A JP34477697A JPH11176873A JP H11176873 A JPH11176873 A JP H11176873A JP 9344776 A JP9344776 A JP 9344776A JP 34477697 A JP34477697 A JP 34477697A JP H11176873 A JPH11176873 A JP H11176873A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat sink
reinforcing plate
semiconductor device
gap
semiconductor chip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9344776A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Saeki
準一 佐伯
Hiroyuki Hozoji
裕之 宝蔵寺
Shigeharu Tsunoda
重晴 角田
Akira Haruta
亮 春田
Nobuya Kanemitsu
伸弥 金光
Tadayoshi Tanaka
直敬 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP9344776A priority Critical patent/JPH11176873A/ja
Publication of JPH11176873A publication Critical patent/JPH11176873A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L24/00Arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies; Methods or apparatus related thereto
    • H01L24/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L24/50Tape automated bonding [TAB] connectors, i.e. film carriers; Manufacturing methods related thereto
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/50Tape automated bonding [TAB] connectors, i.e. film carriers; Manufacturing methods related thereto

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)
  • Wire Bonding (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】信頼性、放熱性、および実装性に優れた多ピン
用途のテープBGAパッケージの構造を実現できるよう
にしたBGA形半導体装置およびBGA形半導体装置の
実装構造体を提供することにある。 【解決手段】本発明は、半導体チップ6と、インナリー
ド2およびパッド3をテープに対して配線して形成した
TABテープ5と、前記半導体チップにおける回路面に
対する裏面の高さよりTABテープ側と反対側の面の高
さを低くして該TABテープにおけるパッドが形成され
た面に対する裏面に接着剤11により装着された金属製
の補強板10と、該補強板との間において間隙を形成し
て前記半導体チップの裏面に熱伝導性接着剤で接着され
たヒ−トシンク12と、少なくとも前記ボンディング接
続部も含めたインナーリード部を封止した封止用樹脂8
と、前記封止用樹脂のヒートシンク側に存在する空気を
前記間隙を通して外部に逃がすことが可能なように部分
的に設置され、前記補強板とヒ−トシンクとを互いに固
定する固定用樹脂17とを有することを特徴とするBG
A形半導体装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接合用のバンプを
用いて実装基板に接続するためのBGA形半導体装置お
よび該BGA形半導体装置を実装基板に接合実装したB
GA形半導体装置の実装構造体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の高機能化、高速化が進
み、使用する半導体の端子数は増加の一途を辿ってい
る。現行主流の多ピン用パッケージはプラスチックボデ
ィの4辺に外部端子用のリードを配置したQFP(Qu
ad Flat Package)と呼ばれるタイプで
ある。しかし、端子周辺配置のため、パッケージサイズ
をあまり大きくせずにピン数を大幅に増加するとピンの
ピッチが非常に狭くなり、パッケージ組立、及び基板実
装とも難しくなるため、実用的には0.5mmピッチ、
400ピン程度が限界となっている。
【0003】この問題の解決のためにニーズが急増して
いるのが、裏面に外部端子となるはんだバンプをマトリ
ックス状に配置したBGA(Ball Grid Ar
ray)と呼ばれるパッケージである。これは、QFP
に比べ広いピッチで非常に多くの外部端子を配列でき、
端子数が増えれば増えるほどパッケージサイズの増加率
を小さくできるという特徴があるため、パッケージ組
立、基板実装ともやりやすく、今後の多ピンパッケージ
の本命になると考えられている。BGAの中でも400
ピン以上の超多ピン製品に合致した構造は特開平8−5
1128号公報に記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では以下
に述べる問題がある。
【0005】まず、通常、半導体チップの回路面および
側面の一部、並びにTABテープの一部を含むインナー
リード部を封止する樹脂はポッティングなどの表面張力
を利用した触れ広がり法によりILB工程直後に所定部
に塗布される。この場合、前記樹脂が半導体チップにお
ける上面(回路が形成された面と反対の面)まで回り込
むとヒートシンクの接着時の障害になるため、どうして
も空気層を残した形でBGA形のパッケージが形成され
ることになる。このようなBGA形のパッケージを、接
合用のバンプにより基板実装する際、急激な温度上昇を
与える必要がある。このため、急激な温度上昇により水
分を含む空気層が膨張し、この圧力により接着部の剥離
やパッケージの破壊を招きやすく、信頼性の確保が困難
な状況にあった。
【0006】また、従来技術においては、TABテープ
における上面(パッドが形成された面と反対の面)に接
着剤で固定される補強板の上面の高さと半導体チップに
おける上面の高さがほぼ同一にして、ヒートシンクを半
導体チップの上面に高熱伝導性接着剤を用いて、補強板
の上面に接着剤を用いて固定する構造であるため、両接
着剤の厚さにおいて半導体チップ並びに補強板の高さば
らつきを吸収する必要がある。そのため、特に高熱伝導
性接着剤の厚さを厚くせざるを得ず、放熱性向上の面で
限界があった。更に、従来技術においては、補強板の上
面の高さと半導体チップにおける上面の高さがほぼ同一
にして構成しているため、補強板自体も半導体チップの
高さ程度の厚さのものを用いる必要があり、そのため重
量の増加により、パッケージの基板実装時にセルフアラ
イメント効果が出難く、実装性の確保が困難という問題
もあった。
【0007】本発明の目的は、上記課題を解決すべく、
信頼性に優れた多ピン用途のテープBGAパッケージの
構造を実現できるようにしたBGA形半導体装置および
BGA形半導体装置の実装構造体を提供することにあ
る。また、本発明の他の目的は、放熱性に優れた多ピン
用途のテープBGAパッケージの構造を実現できるよう
にしたBGA形半導体装置およびBGA形半導体装置の
実装構造体を提供することにある。また、本発明の他の
目的は、実装性に優れた多ピン用途のテープBGAパッ
ケージの構造を実現できるようにしたBGA形半導体装
置およびBGA形半導体装置の実装構造体を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、半導体チップと、該半導体チップの電極
にボンディング接続されたインナリードおよび該インナ
ーリードと接続され、外部と接続するために設けられた
パッドをテープに対して配線して形成したTABテープ
と、前記半導体チップにおける回路面に対する裏面の高
さよりTABテープ側と反対側の面の高さを低くして該
TABテープにおけるパッドが形成された面に対する裏
面に接着剤により装着された金属製の補強板と、該補強
板との間において間隙を形成して前記半導体チップの裏
面に熱伝導性接着剤で接着されたヒ−トシンクと、少な
くとも前記ボンディング接続部も含めたインナーリード
部を封止した封止用樹脂とを有することを特徴とするB
GA形半導体装置である。
【0009】また、本発明は、前記BGA形半導体装置
において、前記封止用樹脂のヒートシンク側に存在する
空気を外部に逃がすことが可能なように前記間隙が空隙
であることを特徴とする。また、本発明は、前記BGA
形半導体装置において、前記封止用樹脂のヒートシンク
側に存在する空気を前記間隙を通して外部に逃がすこと
が可能なように前記補強板とヒ−トシンクとを互いに固
定する固定用樹脂を部分的に設置したことを特徴とす
る。また、本発明は、前記BGA形半導体装置におい
て、前記固定用樹脂を部分的に設置した個所が前記補強
板とヒートシンクとが互いに対向する面であることを特
徴とする。また、本発明は、前記BGA形半導体装置に
おいて、前記ヒートシンクの外周端を前記補強板の外周
端より内側に位置するように形成し、前記封止用樹脂の
ヒートシンク側に存在する空気を前記間隙を通して外部
に逃がすことが可能なように前記補強板とヒ−トシンク
とを互いに固定する固定用樹脂を前記ヒートシンクの外
周端の位置に部分的に設置したことを特徴とする。
【0010】また、本発明は、前記BGA形半導体装置
において、前記ヒートシンクの外周端を前記補強板の外
周端より内側に位置するように形成し、前記封止用樹脂
のヒートシンク側に存在する空気を前記間隙を通して外
部に逃がすことが可能なように前記補強板とヒ−トシン
クとを互いに固定する固定用樹脂を前記ヒートシンクの
外周端の位置に部分的に設置したことを特徴とする。ま
た、本発明は、前記BGA形半導体装置において、前記
ヒートシンクの所定個所に貫通穴を形成し、前記封止用
樹脂のヒートシンク側に存在する空気を前記間隙を通し
て外部に逃がすことが可能なように前記補強板とヒ−ト
シンクとを互いに固定する固定用樹脂を前記貫通穴の位
置に設置したことを特徴とする。また、本発明は、前記
BGA形の半導体装置において、前記封止用樹脂を、前
記インナーリード部と前記間隙との間において空隙がな
い状態でつらねて前記間隙に入り込ませて前記補強板と
ヒ−トシンクとを互いに固定するように構成したことを
特徴とする。
【0011】また、本発明は、半導体チップと、該半導
体チップの電極にボンディング接続されたインナリード
および該インナーリードと接続され、外部と接続するた
めに設けられたパッドをテープに対して配線して形成し
たTABテープと、前記半導体チップにおける回路面に
対する裏面の高さよりTABテープ側と反対側の面の高
さを低くして該TABテープにおけるパッドが形成され
た面に対する裏面に接着剤により装着された金属製の補
強板と、該補強板との間において間隙を形成して前記半
導体チップの裏面に熱伝導性接着剤で接着されたヒ−ト
シンクと、少なくとも前記ボンディング接続部も含めた
インナーリード部および前記半導体チップの側面を封止
すると共に該封止部に空隙がない状態でつらねて前記間
隙に入り込ませて前記補強板とヒ−トシンクとを互いに
固定する封止用樹脂とを有することを特徴とするBGA
形半導体装置である。
【0012】また、本発明は、前記BGA形半導体装置
において、前記TABテープのパッドに接合用のバンプ
を形成したことを特徴とする。また、本発明は、前記B
GA形半導体装置を、前記TABテープのパッドに形成
される接合用のバンプにより実装基板に接合実装したこ
とを特徴とするBGA形半導体装置の実装構造体であ
る。また、本発明は、インナリードおよび該インナーリ
ードと接続され、外部と接続するために設けられたパッ
ドをキャリアテープに対して配線して形成したTABテ
ープを用いて、前記インナーリードと半導体チップの電
極とを接合する接合工程と、該接合工程により接合した
インナーリード部に対して封止用樹脂を塗布する塗布工
程と、前記TABテープにおけるパッドが形成された面
と反対側の面に金属製の補強板を接着剤を用いて接着す
る補強板接着工程と、半導体チップにおける回路が形成
された面と反対側の面に前記補強板との間に間隙を形成
してヒートシンクを熱伝導性接着剤を用いて接着するヒ
ートシンク接着工程と、前記間隙を形成して対向する補
強板とヒートシンクとの間を部分的に塗布された固定用
樹脂により互いに固定する固定工程と、前記半導体チッ
プ付TABテープのパッド面に接合用のバンプを形成す
るバンプ形成工程と、前記半導体チップ付TABテープ
におけるキャリアテープの周辺部を切断分離する切断工
程とを有することを特徴とするBGA形半導体装置の製
造方法である。
【0013】また、本発明は、インナリードおよび該イ
ンナーリードと接続され、外部と接続するために設けら
れたパッドをキャリアテープに対して配線して形成した
TABテープを用いて、前記インナーリードと半導体チ
ップの電極とを接合する接合工程と、前記TABテープ
におけるパッドが形成された面と反対側の面に金属製の
補強板を接着剤を用いて接着する補強板接着工程と、半
導体チップにおける回路が形成された面と反対側の面に
前記補強板との間に間隙を形成してヒートシンクを熱伝
導性接着剤を用いて接着するヒートシンク接着工程と、
該接合工程により接合したインナーリード部、半導体チ
ップの側面および前記間隙に樹脂を一括して充填して前
記インナーリード部を覆うとともに前記補強板とヒート
シンクとの間を互いに固定する樹脂充填工程と、前記半
導体チップ付TABテープのパッド面に接合用のバンプ
を形成するバンプ形成工程と、前記半導体チップ付TA
Bテープにおけるキャリアテープの周辺部を切断分離す
る切断工程とを有することを特徴とするBGA形半導体
装置の製造方法である。
【0014】以上説明したように、前記構成によれば、
補強板とヒートシンクとの間の間隙からパッケージ内の
空気は自由に逃げることができるため、接合用のバンプ
をリフローする際、およびBGA形半導体装置を基板実
装する際、接着部の剥離、およびパッケージの破壊を防
止して信頼性の高いBGA形半導体装置およびBGA形
半導体装置の実装構造体を実現することができる。ま
た、前記構成によれば、補強板を薄くして補強板の上面
とヒートシンクの下面との間に間隙が形成できるように
構成したので、補強板の上面と半導体チップの上面との
間において高さばらつきが生じても常にヒートシンクを
半導体チップの上面に接着する熱伝導性接着剤層を薄く
することを可能にして放熱性を向上させることができ
る。また、補強板が薄いので、パッケージの軽量化をは
かれ実装しやすいという効果も得られる。
【0015】また、前記構成により、状況に応じて必要
な個所に選択的に固定用樹脂でヒートシンクと補強板と
の間を固定することにより、パッケージ全体としての必
要強度の確保も併せて図ることができる。また、前記構
成によれば、チップ保護のための樹脂封止時にヒートシ
ンクと補強板の間の充填も兼ねることにより、空気の残
存の無いBGA形の半導体装置(パッケージ)を実現
し、その結果、接合用のバンプをリフローする際、およ
びBGA形の半導体装置を基板実装する際、接着部の剥
離、およびパッケージの破壊を防止して信頼性の高いB
GA形半導体装置およびBGA形半導体装置の実装構造
体を実現することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明に係る実施の形態について
図を用いて説明する。本発明に係る半導体装置は、裏面
に外部端子となるはんだバンプ9をマトリックス状に配
置したBGA(Ball Grid Array)と呼
ばれるパッケージである。これは、QFPに比べ広いピ
ッチで非常に多くの外部端子を配列でき、端子数が増え
れば増えるほどパッケージサイズの増加率を小さくでき
るという特徴があるため、パッケージ組立、基板実装と
もやりやすく、今後の多ピンパッケージの本命になるも
のである。本発明に係るBGAの中でも400ピン以上
の超多ピン製品に合致した半導体装置の概略構造は、図
1に示すように、キャリアテープ1にインナーリード2
及びパッド3が金属箔にて配線され、絶縁が必要な個所
にレジスト4を形成したパターンを有したTAB(Ta
pe Automated Bonding)テープ5
を用い、インナーリード2の先端は回路面を下にした半
導体チップ6のパッド7とILB(Inner Lea
d Bonding)接続される。この接続方式のた
め、QFPなどのワイヤボンディング接続に比べ狭ピッ
チ化が可能になり、多ピンでも容易に接続することがで
きる。また、半導体チップ6の回路面並びに側面の一
部、インナーリード2、TABテープ5の一部は封止用
樹脂8により封止されている。はんだバンプ9はTAB
テープ5のパッド3と接続され、マトリックス状の外部
端子を形成する。はんだバンプ9の平坦性を確保するた
めに、TABテープ5のパッド3を形成した面と反対側
に金属の補強板10が接着剤11を用いて固定される。
さらに、多ピンチップでは発熱量も多くなるため、半導
体チップ6の回路のない面は幅の広いヒートシンク12
が高熱伝導性接着剤13により固定され、ここから空気
中に放熱させる。そして、通常、封止用樹脂8はポッテ
ィングなどの表面張力を利用した触れ広がり法によりI
LB工程直後に所定部に塗布される。この場合、封止用
樹脂8が半導体チップ6の回路と反対面まで回り込むと
ヒートシンク12の接着時の障害になるため、どうして
も空気層15を残した形でパッケージが形成される。
【0017】本発明は、このようなパッケージにはんだ
バンプ9をリフローする際、および上記パッケージにお
けるはんだバンプ9を基板に形成された電極に接合して
基板に実装する際、急激な温度上昇が生じても、金属製
の補強板10の上面の高さを半導体チップ6の上面より
も低くして補強板10とヒートシンク12との間に間隙
16を形成することによって、パッケージ内の空気を外
部に逃がすことができるようにして、接着部の剥離やパ
ッケージの破壊を生じることなく、信頼性を確保するこ
とにある。また、本発明は、半導体チップ6の回路のな
い面にヒートシンク12を高熱伝導性接着剤13により
接着固定した際、この高熱伝導性接着剤13の厚さをで
きるだけ薄くして放熱性を向上させることにある。ま
た、本発明は、はんだバンプ9の平坦性を確保するため
に、TABテープ5のパッド3を形成した面と反対側に
接着剤11を用いて固定される金属の補強板10の厚さ
を薄くして軽量化することによって、パッケージの基板
実装時にセルフアライメント効果を出やすくして、実装
性の確保を可能にすることにある。
【0018】次に、本発明に係る信頼性、放熱性、実装
性に優れる多ピン用途のテープBGAパッケージの構造
の実施例について説明する。
【0019】
【実施例1】図1〜図16は、本発明に係るBGAと呼
ばれるパッケージ(半導体装置)の第1の実施例を示す
図である。図1は、第1の実施例の断面図である。図2
は図1の下平面図であり、A−A断面が図1になる。図
3は図1の上平面図であり、同じくA−A断面が図1に
なる。図1〜図3に示すように、TABテープ5は、キ
ャリアテープ1上に金属箔(ここでは図示せず)にて配
線されたインナーリード2及びパッド3を有し、絶縁が
必要な個所にレジスト4を形成したパターンを有してい
る。そして、TABテープ5におけるインナーリード2
の先端は、回路面を下にした半導体チップ6のパッド7
とILB接続される。更に、封止用樹脂8により、半導
体チップ6の回路と反対面まで回り込まないように空気
層15を残した形で、半導体チップ6の回路面並びに側
面の一部、インナーリード2、TABテープ5の一部は
封止される。はんだバンプ9は、テープのパッド3と接
続され、マトリックス状の外部端子を形成する。はんだ
バンプ9の平坦性を確保するために、TABテープ5の
パッド3を形成した面と反対側に、半導体チップ6の厚
さよりも薄い厚さを有する金属の補強板10が接着剤1
1を用いて固定される。従って、補強板10におけるT
ABテープ側と反対側の面(上面)の高さは、半導体チ
ップ6における回路面の裏面(上面)の高さより低くし
て補強板10とヒートシンク12との間に間隙16が形
成される。補強板10は、金属製であるため、剛性をも
っていることからして、はんだバンプ9の平坦性が確保
することができることからして、半導体チップ6の厚さ
よりも半分程度まで薄くすることが可能となる。特に、
はんだバンプ9の平坦性は、補強板10の平坦性によっ
て確保することができる。更に、半導体チップ6の回路
のない面は、放熱用のヒートシンク12が放熱性を向上
させるべく薄い厚さの高熱伝導性接着剤13を用いて固
定される。
【0020】ところで、放熱用のヒートシンク12と、
はんだバンプ9の平坦性が確保するための半導体チップ
6の厚さよりも薄肉厚の金属製の補強板10との間は、
図3に示すように、外部とつながった空気逃げ用間隙1
6を形成した状態にしてヒートシンク/補強板固定用樹
脂17によって互いに固定されている。図3に示す4隅
の破線の丸は、ヒートシンク/補強板固定用樹脂17の
位置を示す。次に図4〜図16を用いて本発明に係るB
GAと呼ばれるパッケージ(半導体装置)の第1の実施
例の製造プロセスを説明する。図4はTABテープ5の
下平面図並びに一部のレジスト4を除去した状態の図で
ある。2辺の端部付近には搬送位置決め用のスプロケッ
トホール18が、中央部にはチップ搭載用のデバイスホ
ール19が開けられている。レジスト4はパッド3のみ
を露出した形で最終製品となる部分に形成されている。
中央から左上はレジスト4を除去した状態を示してあ
る。各パッド3から金属箔配線20が出され、デバイス
ホール19で露出し、インナーリード2を形成してい
る。
【0021】図5はTABテープ5に金属の補強板10
を接着した状態の上平面図である。補強板10は中央部
をくり抜いてあり、デバイスホール19およびその周囲
のTABテープ5には接触しない。図6は図5のB−B
断面図である。補強板10はTABテープ5のパッド3
と反対側の面に接着剤11を用いて圧着される。なお、
テープ/補強板間接着剤11が熱硬化性の場合は、この
工程の後、所定時間高温でキュアされる。図7は半導体
チップ6とインナーリード2をILB接続した状態の下
平面図である。図8は図7のC−C断面図であり、半導
体チップ6の回路面を上にし、その上にテープ5を裏返
しにした状態で、デバイスホール19と位置合わせを
し、半導体チップ6に形成されたパッド7とインナーリ
ード2の先端とが熱圧着で接続される。図9は封止用樹
脂8による封止を終えた状態の下平面図である。図10
は図9のD−D断面図である。封止用樹脂8は通常デイ
スペンサー(図示せず)と呼ばれる塗布装置で必要部分
を塗布し、表面張力により濡れ広がる。図10では半導
体チップ6の回路面、インナーリード2は封止用樹脂8
により完全に覆われ、TABテープ5の一部と半導体チ
ップ6の側面も封止用樹脂8が濡れ広がっている。しか
し、塗布された封止用樹脂8は、半導体チップ6の回路
と反対面まで回り込まないように空気層15を残した形
で、半導体チップ6の回路面並びに側面の一部、インナ
ーリード2、TABテープ5の一部を覆うことになる。
これにより、半導体チップ6及び接続部の信頼性確保に
必要な個所は保護される。なお、封止用樹脂8はエポキ
シを主剤とする熱硬化性樹脂が一般的であり、この工程
の後、所定時間高温でキュアされる。
【0022】図11は半導体チップ6の回路と反対面に
高熱伝導性接着剤13を塗布すると共に、補強板10の
上に選択的に固定用樹脂17を塗布した状態を示す図で
ある。図12は図11のE−E断面である。この状態で
半導体チップ6の回路と反対面の高さは補強板10の上
面よりも高くなっており、高熱伝導性接着剤13は薄
く、固定用樹脂17はそれよりも厚く塗布される。図1
3は図12までの工程を終えたTABテープ5にヒート
シンク12を搭載した状態を示す上平面図である。図1
4は図13のF−F断面図である。ヒートシンク12は
高熱伝導性接着剤13を介して半導体チップ6に圧着さ
れる。この時にヒートシンク/補強板固定用樹脂17の
上部がヒートシンク12に接触する。半導体チップ6の
上面は補強板10の上面よりも高くなっているので、ヒ
ートシンク12の半導体チップ6への圧着時に高熱伝導
性接着剤13は薄く伸ばされ、半導体チップ6からの良
好な放熱経路を形成できる。さらに、ヒートシンク12
と補強板10との間に空気逃げ用隙間16が形成されて
おり、上記空気層15も含めてパッケージ内の空気が自
由に外部へ移動できるため、はんだバンプ9をパッド3
上にリフローするときや上記はんだバンプ9を介して基
板に実装するときに、剥離やパッケージ変形の問題を生
じない。なお、高熱伝導性接着剤13並びにヒートシン
ク/補強板固定用樹脂17が熱硬化性の場合は、この工
程の後に所定時間高温でキュアされる。
【0023】図15は図14までの工程を終えたTAB
テープ5のパッド3上にはんだバンプ9を搭載した状態
を示す下平面図である。図16は図15のG−G断面図
である。はんだバンプ9は自動搭載機(図示せず)で搭
載され、リフロー、洗浄工程などを経てパッド3と強固
に接続される。その後、TABテープ5の周辺はカット
され、図1に示すような最終形態となる。なお、本実施
例ではヒートシンク/補強板固定用樹脂17を4個所に
塗布するようにしたが、必要に応じて塗布個所や塗布面
積を変えることができることは言うまでもない。しか
し、放熱用のヒートシンク12と薄肉厚の金属製の補強
板10との間は、外部とつながった空気逃げ用隙間16
を形成した状態であるため、上記空気層15も含めてパ
ッケージ内の空気が自由に外部へ移動可能となり、その
結果、パッケージにはんだバンプ9をリフローする際、
およびパッケージをはんだバンプ9を介して基板に実装
する際、急激な温度上昇が生じても、接着部の剥離やパ
ッケージの破壊を生じることなく、BGAと呼ばれるパ
ッケージ(半導体装置)としての信頼性を確保すること
が可能となる。
【0024】
【実施例2】本発明に係るBGAと呼ばれるパッケージ
(半導体装置)の第2の実施例について説明する。第2
の実施例の断面を図17に示す。この第2の実施例にお
ける第1の実施例との相違は、ヒートシンク/補強板固
定用樹脂17の充填の仕方である。即ち、ヒートシンク
12の所定部には貫通穴21が加工されており、ヒート
シンク/補強板固定用樹脂17をここから充填すること
にある。この第2の実施例では、高熱伝導性接着剤13
で半導体チップ6にヒートシンク12を接着した後にヒ
ートシンク/補強板固定用樹脂17が塗布される。本第
2の実施例は第1の実施例に比べヒートシンク/補強板
固定用樹脂17の塗布位置が正確になるという特徴を有
している。
【0025】
【実施例3】本発明に係るBGAと呼ばれるパッケージ
(半導体装置)の第3の実施例について説明する。第3
の実施例の断面を図18に示す。この第3の実施例にお
ける第1の実施例との相違は、ヒートシンク17の外周
部を補強板10の外周部より短くして形成し、ヒートシ
ンク/補強板固定用樹脂17をTABテープ5に回り込
まない形でヒートシンク12及び補強板10の外周部に
塗布することにある。即ち、ヒートシンク17の外周部
を補強板10の外周部より短くして形成してあるので、
ヒートシンク/補強板固定用樹脂17はTABテープ5
に回り込まない形でヒートシンク12及び補強板10の
外周部に塗布される。この第3の実施例では、高熱伝導
性接着剤13で半導体チップ6にヒートシンク12を接
着した後にヒートシンク/補強板固定用樹脂が塗布され
る。第1の実施例に比べ塗布が容易で、第2の実施例の
ような貫通穴の加工が不要という特徴を有している。
【0026】
【実施例4】本発明に係るBGAと呼ばれるパッケージ
(半導体装置)の第4の実施例について説明する。第4
の実施例の断面を図19に示す。この第4の実施例にお
ける第1の実施例との相違は、ヒートシンク12を高熱
伝導性接着剤13を介して半導体チップ6上のみに搭載
し、ヒートシンク/補強板固定用樹脂17を用いない点
である。従って、この第4の実施例ではプロセスを簡略
化でき低コスト化を図れる。特に、パッケージが小型・
軽量で半導体チップ6のみで重さを支えても問題の無い
低発熱、小型パッケージの場合に用いることができる。
【0027】
【実施例5】本発明に係るBGAと呼ばれるパッケージ
(半導体装置)の第5の実施例について説明する。第5
の実施例の断面を図20に示す。この第5の実施例にお
ける第1の実施例との相違は、封止用樹脂8を補強板1
0とヒートシンク12の間にも一括して空隙が生じない
ようにつらねて充填することにある。なお、封止用樹脂
8を補強板10とヒートシンク12との間の隙間16に
入り込むように充填させて補強板10とヒートシンク1
2とが互いに固定されれば良い。即ち、封止用樹脂8
は、補強板10とヒートシンク12との間の隙間16に
より多く入り込ませることによって、補強板10とヒー
トシンク12とを強固に固定することができる。この第
5の実施例では、高熱伝導ペースト13によりヒートシ
ンク12を半導体チップ6に先付けしておき、補強板1
0を貼り付けたTABテープ5とILB接続を行なう。
その後に封止用樹脂8をポッティングして半導体チップ
6やインナーリード2の保護を行なうと共に補強板10
とヒートシンク12の間に回り込ませる。本第5の実施
例では、パッケージ内の空気層15を押し出す形で封止
用樹脂8が流動するので、パッケージ内に空気が残ら
ず、しかも補強板10とヒートシンク12は封止用樹脂
8により広い面積で接着されているので強度が強く、リ
フローするときや基板に実装するとき剥離やパッケージ
の変形を生じないという利点が有る。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、BGAからなる半導体
装置において、パッケージ内の空気が自由に外部に移
動、或いはパッケージ内に空気が残らない構造にできる
ので、基板実装時の剥離、およびパッケージの破壊を防
止することができ、信頼性を確保することができる効果
を奏する。また、本発明によれば、BGAからなる半導
体装置において、はんだバンプの平坦性が確保するため
の金属製の補強板を薄くして補強板とヒートシンクとの
間に間隙ができるように構成するので、ヒートシンクを
半導体チップに固定するための高熱伝導性接着剤層を薄
くすることを可能にして放熱性の向上を図ると共に金属
製の補強板の軽量化に基づいてパッケージの軽量化を図
ることができる効果を奏する。更に、高熱伝導性接着剤
層による放熱性の向上を図ることによって、ヒートシン
ク自体も小形化して、パッケージの小形化および軽量化
を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るBGAからなる半導体装置(パッ
ケージ)の第1の実施例を示す断面図である。
【図2】本発明に係るBGAからなる半導体装置(パッ
ケージ)の第1の実施例を示す下平面図である。
【図3】本発明に係るBGAからなる半導体装置(パッ
ケージ)の第1の実施例を示す上平面図である。
【図4】本発明に係るBGAからなる半導体装置(パッ
ケージ)の第1の実施例を示すTABテープの下平面図
である。
【図5】本発明に係るBGAからなる半導体装置(パッ
ケージ)の第1の実施例を示すTABテープに金属補強
板を接着した状態の上平面図である。
【図6】図5の断面図である。
【図7】本発明に係るBGAからなる半導体装置(パッ
ケージ)の第1の実施例を示すチップとインナーリード
を接続した状態の下平面図である。
【図8】図7の断面図である。
【図9】本発明に係るBGAからなる半導体装置(パッ
ケージ)の第1の実施例を示す樹脂封止した状態の下平
面図である。
【図10】図9の断面図である。
【図11】本発明に係るBGAからなる半導体装置(パ
ッケージ)の第1の実施例を示す高熱伝導性接着剤と樹
脂を塗布した状態の上平面図である。
【図12】図11の断面図である。
【図13】本発明に係るBGAからなる半導体装置(パ
ッケージ)の第1の実施例を示すヒートシンクを搭載し
た状態の上平面図である。
【図14】図13の断面図である。
【図15】本発明に係るBGAからなる半導体装置(パ
ッケージ)の第1の実施例を示すはんだバンプを搭載し
た状態の下平面図である。
【図16】図15の断面図である。
【図17】本発明に係るBGAからなる半導体装置(パ
ッケージ)の第2の実施例を示す断面図である。
【図18】本発明に係るBGAからなる半導体装置(パ
ッケージ)の第3の実施例を示す断面図である。
【図19】本発明に係るBGAからなる半導体装置(パ
ッケージ)の第4の実施例を示す断面図である。
【図20】本発明に係るBGAからなる半導体装置(パ
ッケージ)の第5の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1…キャリアテープ、2…インナーリード、3…テープ
パッド、4…レジスト、5…TABテープ、6…半導体
チップ、7…チップパッド、8…樹脂、9…はんだバン
プ、10…補強板、11…テープ/補強板間接着剤、1
2…ヒートシンク、13…高熱伝導性接着剤、14…ヒ
ートシンク/補強板間接着剤、15…空気層、16…空
気逃げ用隙間、17…ヒートシンク/補強板固定用樹
脂、18…スプロケットホール、19…デバイスホー
ル、20…金属箔配線、21…貫通穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 春田 亮 東京都小平市上水本町五丁目20番1号株式 会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 金光 伸弥 東京都小平市上水本町五丁目20番1号株式 会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 田中 直敬 茨城県土浦市神立町502番地株式会社日立 製作所機械研究所内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体チップと、該半導体チップの電極に
    ボンディング接続されたインナリードおよび該インナー
    リードと接続され、外部と接続するために設けられたパ
    ッドをテープに対して配線して形成したTABテープ
    と、前記半導体チップにおける回路面に対する裏面の高
    さよりTABテープ側と反対側の面の高さを低くして該
    TABテープにおけるパッドが形成された面に対する裏
    面に接着剤により装着された金属製の補強板と、該補強
    板との間において間隙を形成して前記半導体チップの裏
    面に熱伝導性接着剤で接着されたヒ−トシンクと、少な
    くとも前記ボンディング接続部も含めたインナーリード
    部を封止した封止用樹脂とを有することを特徴とするB
    GA形半導体装置。
  2. 【請求項2】前記封止用樹脂のヒートシンク側に存在す
    る空気を外部に逃がすことが可能なように前記間隙が空
    隙であることを特徴とする請求項1記載のBGA形半導
    体装置。
  3. 【請求項3】前記封止用樹脂のヒートシンク側に存在す
    る空気を前記間隙を通して外部に逃がすことが可能なよ
    うに前記補強板とヒ−トシンクとを互いに固定する固定
    用樹脂を部分的に設置したことを特徴とする請求項1記
    載のBGA形半導体装置。
  4. 【請求項4】前記固定用樹脂を部分的に設置した個所が
    前記補強板とヒートシンクとが互いに対向する面である
    ことを特徴とする請求項3記載のBGA形半導体装置。
  5. 【請求項5】前記ヒートシンクの外周端を前記補強板の
    外周端より内側に位置するように形成し、前記封止用樹
    脂のヒートシンク側に存在する空気を前記間隙を通して
    外部に逃がすことが可能なように前記補強板とヒ−トシ
    ンクとを互いに固定する固定用樹脂を前記ヒートシンク
    の外周端の位置に部分的に設置したことを特徴とする請
    求項1記載のBGA形半導体装置。
  6. 【請求項6】前記ヒートシンクの外周端を前記補強板の
    外周端より内側に位置するように形成し、前記封止用樹
    脂のヒートシンク側に存在する空気を前記間隙を通して
    外部に逃がすことが可能なように前記補強板とヒ−トシ
    ンクとを互いに固定する固定用樹脂を前記ヒートシンク
    の外周端の位置に部分的に設置したことを特徴とする請
    求項1記載のBGA形半導体装置。
  7. 【請求項7】前記ヒートシンクの所定個所に貫通穴を形
    成し、前記封止用樹脂のヒートシンク側に存在する空気
    を前記間隙を通して外部に逃がすことが可能なように前
    記補強板とヒ−トシンクとを互いに固定する固定用樹脂
    を前記貫通穴の位置に設置したことを特徴とする請求項
    1記載のBGA形半導体装置。
  8. 【請求項8】前記封止用樹脂を、前記インナーリード部
    と前記間隙との間において空隙がない状態でつらねて前
    記間隙に入り込ませて前記補強板とヒ−トシンクとを互
    いに固定するように構成したことを特徴とする請求項1
    記載のBGA形半導体装置。
  9. 【請求項9】半導体チップと、該半導体チップの電極に
    ボンディング接続されたインナリードおよび該インナー
    リードと接続され、外部と接続するために設けられたパ
    ッドをテープに対して配線して形成したTABテープ
    と、前記半導体チップにおける回路面に対する裏面の高
    さよりTABテープ側と反対側の面の高さを低くして該
    TABテープにおけるパッドが形成された面に対する裏
    面に接着剤により装着された金属製の補強板と、該補強
    板との間において間隙を形成して前記半導体チップの裏
    面に熱伝導性接着剤で接着されたヒ−トシンクと、少な
    くとも前記ボンディング接続部も含めたインナーリード
    部および前記半導体チップの側面を封止すると共に該封
    止部に空隙がない状態でつらねて前記間隙に入り込ませ
    て前記補強板とヒ−トシンクとを互いに固定する封止用
    樹脂とを有することを特徴とするBGA形半導体装置。
  10. 【請求項10】前記TABテープのパッドに接合用のバ
    ンプを形成したことを特徴とする請求項1乃至9の何れ
    かに記載のBGA形半導体装置。
  11. 【請求項11】請求項1乃至9の何れかに記載のBGA
    形の半導体装置を、前記TABテープのパッドに形成さ
    れる接合用のバンプにより実装基板に接合実装したこと
    を特徴とするBGA形半導体装置の実装構造体。
JP9344776A 1997-12-15 1997-12-15 Bga形半導体装置およびその実装構造体 Pending JPH11176873A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9344776A JPH11176873A (ja) 1997-12-15 1997-12-15 Bga形半導体装置およびその実装構造体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9344776A JPH11176873A (ja) 1997-12-15 1997-12-15 Bga形半導体装置およびその実装構造体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11176873A true JPH11176873A (ja) 1999-07-02

Family

ID=18371898

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9344776A Pending JPH11176873A (ja) 1997-12-15 1997-12-15 Bga形半導体装置およびその実装構造体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11176873A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100464563B1 (ko) * 2000-07-12 2004-12-31 앰코 테크놀로지 코리아 주식회사 반도체 패키지 및 그 제조방법
US7169643B1 (en) 1998-12-28 2007-01-30 Seiko Epson Corporation Semiconductor device, method of fabricating the same, circuit board, and electronic apparatus
JP2009045551A (ja) * 2007-08-20 2009-03-05 Panasonic Electric Works Co Ltd 静電霧化装置
CN103972229A (zh) * 2013-01-31 2014-08-06 飞思卡尔半导体公司 形成带有散热器的半导体器件组合件的方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7169643B1 (en) 1998-12-28 2007-01-30 Seiko Epson Corporation Semiconductor device, method of fabricating the same, circuit board, and electronic apparatus
KR100464563B1 (ko) * 2000-07-12 2004-12-31 앰코 테크놀로지 코리아 주식회사 반도체 패키지 및 그 제조방법
JP2009045551A (ja) * 2007-08-20 2009-03-05 Panasonic Electric Works Co Ltd 静電霧化装置
CN103972229A (zh) * 2013-01-31 2014-08-06 飞思卡尔半导体公司 形成带有散热器的半导体器件组合件的方法
JP2014150253A (ja) * 2013-01-31 2014-08-21 Freescale Semiconductor Inc ヒートスプレッダを有する半導体デバイスアセンブリを形成するための方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100339044B1 (ko) 볼그리드어레이 반도체패키지 및 그 제조방법
KR100698526B1 (ko) 방열층을 갖는 배선기판 및 그를 이용한 반도체 패키지
US6404049B1 (en) Semiconductor device, manufacturing method thereof and mounting board
US6528876B2 (en) Semiconductor package having heat sink attached to substrate
US6395582B1 (en) Methods for forming ground vias in semiconductor packages
US7662672B2 (en) Manufacturing process of leadframe-based BGA packages
KR100260997B1 (ko) 반도체패키지
JP5227501B2 (ja) スタックダイパッケージ及びそれを製造する方法
US7518250B2 (en) Semiconductor device and a method for manufacturing of the same
JP2000077563A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2003318361A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH0964099A (ja) 半導体装置及びその実装構造
KR20000057332A (ko) 집적 회로 패키지를 위한 칩 규모 볼 그리드 어레이
JPH07321248A (ja) ボールグリッドアレイ半導体装置およびその製造方法
WO2002103793A1 (fr) Dispositif a semi-conducteurs et procede de fabrication associe
JP3070473B2 (ja) 半導体装置の実装方法及び構造
US7173341B2 (en) High performance thermally enhanced package and method of fabricating the same
US20080083981A1 (en) Thermally Enhanced BGA Packages and Methods
JPH0883865A (ja) 樹脂封止型半導体装置
JPH11176873A (ja) Bga形半導体装置およびその実装構造体
JPH0637233A (ja) 半導体集積回路装置およびその製造方法
KR100487135B1 (ko) 볼그리드어레이패키지
KR19980025624A (ko) 볼 그리드 어레이 반도체 패키지
JPH11260850A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JPH08153826A (ja) 半導体集積回路装置