JPH11175719A - 画像処理方法および画像処理装置 - Google Patents

画像処理方法および画像処理装置

Info

Publication number
JPH11175719A
JPH11175719A JP9348324A JP34832497A JPH11175719A JP H11175719 A JPH11175719 A JP H11175719A JP 9348324 A JP9348324 A JP 9348324A JP 34832497 A JP34832497 A JP 34832497A JP H11175719 A JPH11175719 A JP H11175719A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
pixel
image
target pixel
reference pixel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9348324A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3747602B2 (ja
Inventor
Kenichi Takahashi
憲一 高橋
Yoshinori Kurita
恵徳 栗田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP34832497A priority Critical patent/JP3747602B2/ja
Publication of JPH11175719A publication Critical patent/JPH11175719A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3747602B2 publication Critical patent/JP3747602B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Image Analysis (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な処理および構成で入力画像から特定画
像の情報を確実に認識することができるようにする。 【解決手段】 入力画像に対し、各画素を注目画素と
し、その周辺の所定の画素を参照画素として順次走査す
る。このとき、注目画素データ保持部6に注目画素のデ
ータが保持され、注目画素データ比較部8で注目画素が
ON(黒)であるか否かが判断される。また、注目画素
データ保持部7a〜7dに参照画素のデータが保持さ
れ、参照画素データ比較部9a〜9dで参照画素がON
(黒)であるか否かが判断される。そして、注目画素が
ON(黒)で、かつ参照画素のうち1つでもON(黒)
のときは、画像データ出力部10において、注目画素の
データをOFF(白)に変更する。この結果、画像デー
タ出力部10から出力される画像は、各黒画素塊が1つ
の黒画素に変更される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、特に画像のフィ
ルタリング処理を行う画像処理方法および画像処理装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複写機等の画像処理装置におい
て、画像の特徴を認識したり、画像中の特定の図形や文
字、あるいは画像に埋めこまれた特定のコード化された
情報などを認識する画像認識技術が提案されている。画
像中の特定のコード情報とは、人間の目で判別できるも
のもあればできないものもあり、特定の色や形状および
配置、特定マークの個数などに情報を持たせた画像であ
る。画像処理装置では、画像の中から上記特定の情報
(特定の画像)を抽出し、その特徴(色、形状、配置ま
たは個数等)に基づいて、画像がどのようなものである
か、例えば著作権があり画像処理や原稿出力や送信など
が禁止されているものであるかを判別し、禁止されてい
るものであれば通常の処理を禁止したり、また、画像処
理装置においてどのような処理を行うべきかの指示を示
すものであれば、その指示内容を把握して処理を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したコ
ード化された特定の画像を認識する場合の従来技術とし
ては、テンプレートマッチング法などがある。このテン
プレートマッチング法では、特定の画像を認識するため
にウインドウ領域を用意し、その中に特定の画像とマッ
チングを行うためのマスクを用意し、ウインドウ領域内
で原稿画像を走査していき、マスク上の画素濃度によっ
て特定の画像を見つけるものである。
【0004】しかしながら、原稿読み取り装置の誤差
や、原稿そのものの印刷誤差によって実際に入力されて
くる特定の画像の濃度や位置は一定ではない。このた
め、マスクやマスク上の画素濃度に基づいてマッチした
と判定するための閾値などは、入力誤差に対応するため
に許容範囲を広く取っている。この結果、入力画像内に
認識すべき特定の画像が1つであった場合でも、ウイン
ドウ領域内で走査していった場合、本当に認識したい場
所にウインドウがある時以外、例えば1〜2画素ずれた
位置においても認識されてしまい、1つの特定の画像に
対して複数回認識したと判定してしまう。
【0005】したがって、特定の画像の個数に情報を持
たせる場合においては、判定処理後に行われる処理、例
えばその特定の画像を出力したり、ウインドウの中心画
素をON画素(黒画素)として2値化処理を行って出力
する際、誤った情報を出力してしまうという問題点があ
った。
【0006】この発明は上述した事情に鑑みてなされた
もので、特定画像の個数に情報を持たせる場合、認識精
度を落とさずに簡単な構成で確実に特定画像の個数情報
を把握することのできる画像処理方法および装置を提供
することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した問題点を解決す
るために、請求項1記載の発明では、入力画像に対して
画像処理を行う画像処理方法において、前記入力画像を
1画素毎に走査する際、注目画素の濃度データあるいは
色成分データが所定の値であるか否かを判断する第1の
ステップと、前記注目画素に隣接する隣接画素のうち、
所定の画素を参照画素とし、該参照画素のうち、その濃
度データあるいは色成分データが前記注目画素の濃度デ
ータあるいは色成分データと同じか、あるいは近似した
値を持つ画素が1つでも存在するか否かを判断する第2
のステップと、前記第1のステップで、注目画素の濃度
データあるいは色成分データが所定の値であり、かつ前
記第2のステップで、参照画素のうち、その濃度データ
あるいは色成分データが前記注目画素の濃度データある
いは色成分データと同じか、あるいは近似した値を持つ
画素が1つでも存在した場合には、前記注目画素の濃度
データあるいは色成分データを所定の値に変更する第3
のステップとからなることを特徴とする。
【0008】また、上述した問題点を解決するために、
請求項4記載の発明では、入力画像に対して画像処理を
行う画像処理装置において、少なくとも1ライン分の入
力画像を記憶する画像データ記憶手段と、前記画像デー
タ記憶手段から読み出された注目画素の濃度データある
いは色成分データを保持する注目画素データ保持手段
と、前記注目画素に隣接する隣接画素のうち、所定の画
素を参照画素とし、該参照画素の濃度データあるいは色
成分データを保持する参照画素データ保持手段と、前記
注目画素データ保持手段のデータと所定のしきい値とを
比較する注目画素データ比較手段と、前記参照画素デー
タ保持手段のデータと、前記所定のしきい値もしくは前
記注目画素データ保持手段のデータとを比較する参照画
素データ比較手段と、前記注目画素データ比較手段の比
較結果と前記参照画素データ比較手段の比較結果とに基
づいて、注目画素をそのままの濃度データあるいは色成
分データで出力するか、または所定の値に変更して出力
する画像データ出力手段とを備えていることを特徴とす
る。
【0009】この発明によれば、入力画像に対して順次
注目画素を走査しながら、注目画素の濃度データあるい
は色成分データが所定の値であり、かつ該注目画素に隣
接する所定の参照画素のうち、その濃度データあるいは
色成分データが注目画素の濃度データあるいは色成分デ
ータと同じか、あるいは近似した値を持つ画素が1つで
も存在した場合には、注目画素の濃度データあるいは色
成分データを所定の値に変更する。例えば、前記入力画
像が2値画像である場合、注目画素が「1(黒)」で、
かつ参照画素のいずれか1つでも、「1(黒)」であれ
ば、黒画素が連続していると判断し、出力画素を「0
(白)」とする。一方、注目画素が「0(白)」である
か、または注目画素が「1(黒)」であっても、これに
隣接する参照画素のいずれもが「0(白)」であれば、
黒画素が連続していないと判断し、出力画素を注目画素
とする。したがって、出力される画像は、各黒画素塊が
1つの黒画素に変更され、実際の特定画像の個数と出力
画像中の黒画素数とが等しくなり、特定画像の個数に情
報を持たせる場合、認識精度を落とさずに簡単な構成で
確実に特定画像の個数情報を把握することが可能とな
る。
【0010】
【発明の実施の形態】次に図面を参照してこの発明の実
施形態について説明する。
【0011】A.特定の画像抽出の原理 まず、本発明の画像処理方法による特定の画像抽出の原
理を説明する。図2は、本実施形態における2値の入力
画像データを示す概念図である。図において、入力画像
3は、前処理において特定の画像の認識処理が行われた
ものであり、特定の画像と認識された場合には、その中
心画素をON(黒)画素、それ以外の場合はOFF
(白)画素と2値化されたものである。なお、実際の原
稿画像(入力画像3)には、ある特定の画像が6個(6
画素)あり、6個(6画素)あることによって特定の情
報を持っているものとする。したがって、図2に示す入
力画像3では、誤って特定の画像と認識された画素が含
まれていることになり、図示の状態では、前処理の認識
処理によって、特定の画素として18個の画素が抽出さ
れたことになる。また、X方向を主走査方向、Y方向を
副走査方向とし、各画素の位置は(x、y)=(0、
0)から始まるものとする。
【0012】次に、本実施形態による画像処理方法で
は、上述した入力画像3に対し、(x、y)=(0、
0)から(x、y)=(23、15)まで、各画素を注
目画素とし、その周辺の所定の画素を参照画素として順
次走査していき、特定の画像の数に相当する情報を抽出
する。ここで、図3は、注目画素および参照画素の位置
関係を示す概念図である。図3において、Xが注目画素
1、A、B、C、Dはそれぞれ参照画素2a、参照画素
2b、参照画素2c、参照画素2dと設定する。なお、
注目画素1に対して参照画素が設定できない位置の場
合、例えば(x、y)=(0、0)を注目画素1とする
と、参照画素2a、2bが設定できないような場合に
は、その参照画素データを「0」とする。
【0013】上述したように、入力画像3をまず(x、
y)=(0、0)の位置を注目画素1とし、その後
(1、0)、(2、0)…を注目画素として順次走査し
ていく。注目画素1がON(黒)で、かつ図1に示す参
照画素のうち1つでもON(黒)のときは、注目画素1
のデータをOFF(白)に変更していく。該処理を入力
画像3中の全ての画素を順次注目画素1として行ってい
く。図2の例では、走査開始後、暫くは、注目画素1は
OFF(白)であるので、上述した変更処理は行われな
い。注目画素1が初めてON(黒)になるのは、注目画
素1が(x、y)=(3、3)になったときであり、そ
のときの注目画素1と参照画素2a〜2dとの関係は図
4のようになる。このとき、参照画素2a〜2dにON
(黒)画素が1つも存在しないため、出力画素1はON
(黒)となる。さらに走査していき、次に注目画素1が
ON(黒)になるのは、注目画素が(x、y)=(1
1、3)になったときであり、そのときの注目画素1と
参照画素2a〜2dとの関係は図5のようになる。この
とき、(x、y)=(11、4)の参照画素2cがON
(黒)であるため、出力画素1はOFF(白)に変更さ
れる。
【0014】このようにして、入力画像3の全ての画素
に対して処理を行っていくと、出力画像データ4は、図
6に示すようになり、図2に示す各黒画素塊が1つの黒
画素に変更され、実際の入力画像における特定画像の個
数と出力画像データ4中の黒画素数が等しくなったこと
になる。この出力画像データ4中の黒画素数をカウント
することによって特定画像が6個存在することが認識で
き、特定の情報を得ることができる。
【0015】B.実施形態の構成 図1は、本発明の一実施形態による画像処理装置(一
部)の構成を示すブロック図である。この構成例では、
注目画素1と参照画素2a〜2dが図3のように設定さ
れ、注目画素1が「1(黒)」であり、かつ参照画素2
a〜2dのうち1つでも「1(黒)」があった場合に
は、出力画像データを「0(白)」とし、それ以外の場
合は出力画像データには、注目画素1をそのまま出力す
るという処理を例にして説明する。この場合、入力画像
3は、「0(白)」または「1(黒)」のいずれかの状
態をとる2値データである。
【0016】画像データ記憶部5は、1ライン分の入力
画像を記憶できるラインバッファを有し、入力画像デー
タが順次入力されると、上記ラインバッファに順次書き
込んでいくとともに、ラインバッファからデータを順次
読み出し、読み出されたデータを注目画素データ保持部
6に出力する一方、入力画像データを参照画素データ保
持部7dに順次出力する。この画像データ記憶部5のデ
ータの出力タイミングは、注目画素と参照画素との関係
が図3に示す関係になるように、注目画素データ保持部
6と参照画素データ保持部7dに出力される。注目画素
データ保持部6は、画像データ記憶部5から入力された
データを注目画素データとして保持し、注目画素データ
比較部8および参照画素データ保持部7aに出力する。
このデータは、図3における「X」で示す注目画素1に
対応する。
【0017】参照画素データ保持部7aは、注目画素デ
ータ保持部6から入力されるデータを参照画素データの
1つとして保持し、参照画素データ比較部9aに出力す
る。このデータは、図3における「A」で示す参照画素
2aに対応する。参照画素データ保持部7dは、画像デ
ータ記憶部5から入力されたデータを参照画素データの
1つとして保持し、参照画素データ比較部9dおよび参
照画素データ保持部7cに出力する。このデータは、図
3における「D」で示す参照画素2dに対応する。
【0018】参照画素データ保持部7cは、参照画素デ
ータ保持部7dから入力されたデータを参照画素データ
の1つとして保持し、参照画素データ比較部9cおよび
参照画素データ保持部7bに出力する。このデータは、
図3における「C」で示す参照画素2cに対応する。参
照画素データ保持部7bは、参照画素データ保持部7c
から入力されたデータを参照画素データの1つとして保
持し、参照画素データ比較部9bに出力する。このデー
タは、図3における「B」で示す参照画素2bに対応す
る。
【0019】注目画素データ比較部8は、注目画素1が
「1(黒)」であるか否かの比較を行い、比較結果が
「1(黒)」の場合には、画像データ出力部10に
「H」の信号を出力し、「0(白)」の場合には、
「L」の信号を出力する。参照画素データ比較部9a
は、参照画素データ保持部7aのデータ、すなわち図3
に示す参照画素2aが「1(黒)」であるか否かの比較
を行い、「1(黒)」の場合には、画像データ出力部1
0に「H」の信号を出力し、「0(白)」の場合には、
「L」の信号を出力する。参照画素データ比較部9b
は、参照画素データ保持部7bのデータ、すなわち図3
に示す参照画素2bが「1(黒)」であるか否かの比較
を行い、「1(黒)」の場合には、画像データ出力部1
0に「H」の信号を出力し、「0(白)」の場合には、
「L」の信号を出力する。
【0020】参照画素データ比較部9cは、参照画素デ
ータ保持部7cのデータ、すなわち図3に示す参照画素
2cが「1(黒)」であるか否かの比較を行い、「1
(黒)」の場合には、画像データ出力部10に「H」の
信号を出力し、「0(白)」の場合には、「L」の信号
を出力する。参照画素データ比較部9dは、参照画素デ
ータ保持部7dのデータ、すなわち図3に示す参照画素
2dが「1(黒)」であるか否かの比較を行い、「1
(黒)」の場合には、画像データ出力部10に「H」の
信号を出力し、「0(白)」の場合には、「L」の信号
を出力する。
【0021】画像データ出力部10は、注目画素データ
比較部8、参照画素データ比較部9a、参照画素データ
比較部9d、参照画素データ比較部9cおよび参照画素
データ比較部9bの比較結果に基づいて、出力画像デー
タを決定する。具体的には、注目画素データ比較部1の
出力が「H:1(黒)」であり、かつ参照画素データ比
較部9a〜9dのうち1つでも「H:1(黒)」があっ
た場合には、出力画像データを「0(白)」とし、それ
以外の場合は、注目画素1をそのまま出力する。
【0022】ここで、図7は、画像データ出力部10の
一構成例を示す回路図である。図において、画像データ
出力部10は、NOR回路10aと、AND回路10b
とから構成されいる。NOR回路10aには、上述した
参照画素データ比較部9a〜9bの比較結果が入力され
ており、それぞれの論理和をとり、その結果を否定した
値をAND回路10bの一方の入力端に供給する。AN
D回路10bには、上述した注目画素データ比較部8の
比較結果が他方の入力端に供給されており、該注目画素
データ比較部8の比較結果と、上記NOR回路10aの
出力との論理積をとり、その結果を出力画像データとし
て出力する。すなわち、画像データ出力部10は、前述
したように、注目画素1が「1(黒)」であり、かつ参
照画素2a〜2dのうち1つでも「1(黒)」があった
場合には、出力画像データを「0(白)」とし、それ以
外の場合には、注目画素1をそのまま出力する。
【0023】C.実施形態の動作 次に、上述した実施形態の動作について説明する。ま
ず、図8に示すフローチャートを参照して基本的な動作
について説明する。画像処理装置では、まず、ステップ
S1で、注目画素1がON(黒)であるか否かを判断
し、黒画素であれば、ステップS2で、図3に示すよう
に、注目画素に隣接する参照画素2a〜2dのいずれか
1つでも、ON(黒)であるか否かを判断する。すなわ
ち、黒画素が連続しているか否かを判断する。そして、
参照画素2a〜2dのいずれか1つでも、ON(黒)で
あれば、黒画素が連続していると判断し、ステップS3
に進み、出力画素をOFF(白)とする。
【0024】一方、注目画素1がOFF(白)である
か、または注目画素1がON(黒)であっても、これに
隣接する参照画素2a〜2dのいずれもがOFF(白)
であれば、黒画素が連続していないと判断し、ステップ
S4で、出力画素を注目画素1とする。次に、ステップ
S5で、処理すべき画素が残っているか否かを判断し、
残っていれば、ステップS6へ進み、注目画素1を次の
画素に変更してステップS1に戻り、同様の処理を続け
る。そして、入力画像の全ての画素に対して、上述した
処理が終了すると、当該処理を終了する。以下、より具
体的に説明する。
【0025】具体的な処理内容について図2に示す入力
画像3が順次入力されてくる場合を例にして説明する。
入力画像3は、1ラインに24画素あり合計16ライン
ある。入力画像3のデータが順次画像データ記憶部5に
入力され、1ライン分のデータを記憶できるラインバッ
ファに書き込まれていく。また、これと並行して、ライ
ンバッファのデータは、注目画素と参照画素との関係が
図3に示す関係になるように、注目画素データ保持部6
に出力されるとともに、入力画像データが参照画素デー
タ保持部7dに出力される。
【0026】入力画像3の最初のラインを1ライン目と
すると3ライン目までは白画素が続くので、注目画素に
なった場合の画像データ出力部10の出力画像データは
「0」である。画像データ記憶部5のラインバッファに
4ライン目のデータが記憶され、5ライン目のデータが
入力されてくると、注目画素データ保持部6には、4ラ
イン目のデータが入力され、参照画素データ保持部7d
には、5ライン目のデータが順次入力される。注目画素
データ保持部6に4ライン目の4つ目の黒画素
(「1」)が保持されたとき、参照画素データ保持部7
aには、4ライン目の3つ目の白画素(「0」)、参照
画素データ保持部7bには、5ライン目の3つ目の白画
素(「0」)、参照画素データ保持部7cには、5ライ
ン目の4つ目の白画素(「0」)、参照画素データ保持
部7dには、5ライン目の5つ目の白画素(「0」)が
それぞれ保持されている状態になる。
【0027】この状態において、注目画素データ比較部
8では、注目画素データ保持部6のデータが「1
(黒)」であるか否かの比較を行う。この結果、「1」
であるので、画像データ出力部10に「H」の信号を出
力する。また、参照画素データ比較部9aでは、参照画
素データ保持部7aのデータが「1(黒)」であるか否
かの比較を行う。この結果、「0」であるので、画像デ
ータ出力部10に「L」の信号を出力する。同様にし
て、参照画素データ比較部9b、参照画素データ比較部
9c、参照画素データ比較部9dでも比較を行う。これ
らの結果、いずれも「0」であるので、画像データ出力
部10に「L」の信号を出力する。そして、画像データ
出力部10では、注目画素データ比較部8からの入力が
「H」で、4つの参照画素データ比較部9a〜9dから
の入力が全て「L」であるので、出力画像データとして
黒画素(「1」)を出力する。
【0028】次に、注目画素データ保持部6に黒画素
(「1」)が保持されるのは、4ライン目の12個目の
画素が保持されたときである。このとき、参照画素デー
タ保持部7aには、4ライン目の11個目の白画素
(「0」)、参照画素データ保持部7bには、5ライン
目の11個目の白画素(「0」)、参照画素データ保持
部7cには、5ライン目の12個目の黒画素
(「1」)、参照画素データ保持部7dには、5ライン
目の13個目の白画素(「0」)がそれぞれ保持されて
いる状態になる。
【0029】この状態において、注目画素データ比較部
8では、注目画素データ保持部6のデータが「1」であ
るか否かの比較を行った結果、「1(黒)」であるの
で、画像データ出力部10に「H」の信号を出力する。
また、参照画素データ比較部9aでは、参照画素データ
保持部7aのデータが「1」であるか否かの比較を行っ
た結果、「0」であるので、画像データ出力部10に
「L」の信号を出力する。同様にして、参照画素データ
比較部9b、参照画素データ比較部9dでも比較を行っ
た結果、「0」であるので、画像データ出力部10に
「L」の信号を出力する。これに対して、参照画素デー
タ比較部9cでは、参照画素データ保持部7cのデータ
が「1」であるか否かの比較を行った結果、「1」であ
るので、画像データ出力部10に「H」の信号を出力す
る。そして、画像データ出力部10では、注目画素デー
タ比較部8からの入力が「H」で、4つの参照画素デー
タ比較部9a〜9dのうち参照画素データ比較部9cか
らの入力が「H」であるので、出力画像データとして白
画素(「0」)を出力する。
【0030】このようにして、全ての画像データに対し
て同様の処理を行った結果、出力される画像は、図6に
示す出力画像4になり、各黒画素塊が1つの黒画素に変
更され、入力画像3中の実際の特定画像の個数と出力画
像4中の黒画素数とが等しくなる。この出力画像4中の
黒画素数をカウントすることによって、特定画像が6個
存在することが認識でき、正確な特定の情報を得ること
ができる。
【0031】D.変形例 本発明の他の実施形態(変形例)を図9に示す。なお、
図1に対応する部分には同一の符号を付けて説明を省略
する。上述した実施例では、入力画像3を「0(白)」
と「1(黒)」とからなる2値データとしたが、本変形
例では、入力画像3がカラー画像データであったり白黒
の多値データであった場合であっても、上記実施例と同
様の結果を得るために、各参照画素データ比較部11a
〜11dにおいて、注目画素データ保持部6のデータと
各参照画素データ保持部7a〜7dのデータとを比較す
るようにする。
【0032】この場合、注目画素データと参照画素デー
タが等しいか、あるいは所定のしきい値の範囲で近似し
ているデータであった場合、画像データ出力部10にて
所定の値に変更するようにすれば、入力画像3がカラー
画像データであったり、白黒の多値データであった場合
であっても、同じような色成分データや濃度データを持
った所定の条件のエリアを1つの画素に変更することが
できる。この結果、その出力画像4から画像の特徴を抽
出したり、多くの画像情報を認識したりすることが可能
となる。
【0033】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明によれ
ば、入力画像に対して順次注目画素を走査しながら、注
目画素の濃度データあるいは色成分データが所定の値で
あり、かつ該注目画素に隣接する所定の参照画素のう
ち、その濃度データあるいは色成分データが注目画素の
濃度データあるいは色成分データと同じか、あるいは近
似した値を持つ画素が1つでも存在した場合には、注目
画素の濃度データあるいは色成分データを所定の値に変
更するようにしたので、出力される画像中の各黒画素塊
が1つの黒画素に変更され、実際の特定画像の個数と出
力画像中の黒画素数とが等しくなり、簡単な処理および
構成で入力画像から特定画像の情報を確実に認識するこ
とができるという利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による画像処理装置(一
部)の構成を示すブロック図である。
【図2】 入力画像の一例を示す図である。
【図3】 注目画素と参照画素の位置関係を示す図であ
る。
【図4】 本実施形態による画像処理方法を説明するた
めの概念図である。
【図5】 本実施形態による画像処理方法を説明するた
めの概念図である。
【図6】 本発明の実施例における出力画像を示す図で
ある。
【図7】 画像データ出力部の構成を示す図である。
【図8】 本発明の実施例における画像処理方法のフロ
ーチャートである。
【図9】 本発明の実施形態による画像処理装置の変形
例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 注目画素 2a〜2d 参照画素 3 入力画像 4 出力画像 5 画像データ記憶部(画像データ記憶手段) 6 注目画素データ保持部(注目画素データ保持手段) 7a〜7d 参照画素データ保持部(参照画素データ保
持手段) 8 注目画素データ比較部(注目画素データ比較手段) 9a〜9d 参照画素データ比較部(参照画素データ比
較手段) 10 画像データ出力部(画像データ出力手段) 11a〜11d 参照画素データ比較部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像に対して画像処理を行う画像処
    理方法において、 前記入力画像を1画素毎に走査する際、注目画素の濃度
    データあるいは色成分データが所定の値であるか否かを
    判断する第1のステップと、 前記注目画素に隣接する隣接画素のうち、所定の画素を
    参照画素とし、該参照画素のうち、その濃度データある
    いは色成分データが前記注目画素の濃度データあるいは
    色成分データと同じか、あるいは近似した値を持つ画素
    が1つでも存在するか否かを判断する第2のステップ
    と、 前記第1のステップで、注目画素の濃度データあるいは
    色成分データが所定の値であり、かつ前記第2のステッ
    プで、参照画素のうち、その濃度データあるいは色成分
    データが前記注目画素の濃度データあるいは色成分デー
    タと同じか、あるいは近似した値を持つ画素が1つでも
    存在した場合には、前記注目画素の濃度データあるいは
    色成分データを所定の値に変更する第3のステップとか
    らなることを特徴とする画像処理方法。
  2. 【請求項2】 前記参照画素は、注目画素に隣接する8
    つの隣接画素のうち、4つの連結している画素であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像処理方法。
  3. 【請求項3】 前記入力画像は、2値画像であることを
    特徴とする請求項1または2記載の画像処理方法。
  4. 【請求項4】 入力画像に対して画像処理を行う画像処
    理装置において、 少なくとも1ライン分の入力画像を記憶する画像データ
    記憶手段と、 前記画像データ記憶手段から読み出された注目画素の濃
    度データあるいは色成分データを保持する注目画素デー
    タ保持手段と、 前記注目画素に隣接する隣接画素のうち、所定の画素を
    参照画素とし、該参照画素の濃度データあるいは色成分
    データを保持する参照画素データ保持手段と、前記注目
    画素データ保持手段のデータと所定のしきい値とを比較
    する注目画素データ比較手段と、 前記参照画素データ保持手段のデータと、前記所定のし
    きい値もしくは前記注目画素データ保持手段のデータと
    を比較する参照画素データ比較手段と、 前記注目画素データ比較手段の比較結果と前記参照画素
    データ比較手段の比較結果とに基づいて、注目画素をそ
    のままの濃度データあるいは色成分データで出力する
    か、または所定の値に変更して出力する画像データ出力
    手段とを備えていることを特徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記参照画素は、前記注目画素に隣接す
    る8つの隣接画素のうち、4つの連結している画素であ
    ることを特徴とする請求項4記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記参照画素データ保持手段は、前記入
    力画像に対し主走査方向にX軸、副走査方向にY軸を取
    った場合、注目画素の位置を(x、y)とすると、それ
    ぞれ(x−1、y)、(x−1、y+1)、(x、y+
    1)、(x+1、y+1)に位置する4つの参照画素の
    濃度データあるいは色成分データを保持することを特徴
    とする請求項4記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記入力画像は、2値画像であることを
    特徴とする請求項4ないし6のいずれかに記載の画像処
    理装置。
JP34832497A 1997-12-17 1997-12-17 画像処理方法および画像処理装置 Expired - Fee Related JP3747602B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34832497A JP3747602B2 (ja) 1997-12-17 1997-12-17 画像処理方法および画像処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34832497A JP3747602B2 (ja) 1997-12-17 1997-12-17 画像処理方法および画像処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11175719A true JPH11175719A (ja) 1999-07-02
JP3747602B2 JP3747602B2 (ja) 2006-02-22

Family

ID=18396274

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34832497A Expired - Fee Related JP3747602B2 (ja) 1997-12-17 1997-12-17 画像処理方法および画像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3747602B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP3747602B2 (ja) 2006-02-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS63158678A (ja) 単語間スペ−ス検出方法
EP0685959B1 (en) Image processing apparatus for identifying character, photo and dot images in the image area
JPH04315272A (ja) 図形認識装置
EP0524797B1 (en) Image processing method and apparatus
JPH10271326A (ja) 画像処理装置
JP4060559B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
EP0915428B1 (en) Apparatus and method for image recognition
US6983077B2 (en) Image processor
JPH11175719A (ja) 画像処理方法および画像処理装置
JP4001446B2 (ja) 画像背景色特定のための方法、装置及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP3303748B2 (ja) 基準1次元データ列の登録方法、画像認識方法、登録装置、画像認識装置ならびに記録媒体
JP3151993B2 (ja) 画像処理装置及びそれを搭載した複写機
JP2921685B2 (ja) 画データ補正装置
JP3303990B2 (ja) 画像信号処理装置
JPH06274691A (ja) 文字認識装置
JP3061830B2 (ja) 画像処理装置
JPH0660220A (ja) 文書画像の領域抽出方法
JPS6249482A (ja) 画像前処理装置
JPH0433074B2 (ja)
JPH11232463A (ja) 画像認識装置および方法
JPH11161739A (ja) 文字認識装置
JPH08212296A (ja) 光学式文字読取装置
JPH0677270B2 (ja) 文字認識装置
JPH0442714B2 (ja)
JPH06141176A (ja) 画像判別装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050513

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050531

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050728

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051121

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091209

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101209

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111209

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111209

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121209

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121209

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131209

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees