JPH11174667A - 光重合性樹脂組成物及び積層体 - Google Patents

光重合性樹脂組成物及び積層体

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JPH11174667A
JPH11174667A JP35403597A JP35403597A JPH11174667A JP H11174667 A JPH11174667 A JP H11174667A JP 35403597 A JP35403597 A JP 35403597A JP 35403597 A JP35403597 A JP 35403597A JP H11174667 A JPH11174667 A JP H11174667A
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JP
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resin composition
parts
photopolymerizable resin
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JP35403597A
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Shinji Arihisa
慎司 有久
Kimihiro Abe
公博 阿部
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
    • H01L2924/0002Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 下地金属との密着性が向上し、エッチング液
のしみ込みが少なく、金属箔基材の精密加工に有用で、
且つ、コールドフローを抑え、キャリアーフィルムとの
密着性が良好な、光重合性樹脂組成物および光重合性樹
脂積層体を提供する。 【解決手段】 (a)カルボキシル基含有量が酸当量で
100〜600、重量平均分子量が1万〜50万の熱可
塑性重合体、(b)少なくとも二つの末端エチレン基を
持つ光重合性モノマー、(c)光重合開始剤、及び
(d)下記一般式(1)のセルロース誘導体を含有する
光重合性樹脂組成物及び該光重合性樹脂組成物の層を積
層してなる光重合性樹脂積層体。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント配線板製
造及びICチップ搭載用リードフレーム(以下リードフ
レームと略称)製造用途に適したアルカリ性水溶液によ
って現像可能な光重合性樹脂組成物及びこれを用いた光
重合性樹脂積層体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プリント配線板のエッチング用レ
ジストに高分子バインダーポリマー、光重合性モノマー
及び光重合開始剤を含有する光重合性樹脂組成物と支持
層より成るいわゆるドライフィルムフォトレジスト(以
下DFRと略称)が用いられてきた。
【0003】一方、リードフレームの製造に代表される
フォトエッチングを用いた金属箔基材加工に使用される
レジストとしては、従来スタンピング法や合成コロイド
や天然コロイドなどの水溶性高分子(PVA、カゼイン
等)に感光基として重クロム酸塩を添加した液状レジス
トが用いられてきた。ところが、近年の半導体素子の軽
薄短小化、少量多品種化の傾向下においては、スタンピ
ング法では小型化に伴う狭小品の製造が困難、少量多品
種化に伴う金型代の高騰等の問題点を有していた。ま
た、液状レジストを用いる場合、塗工用設備投資が大き
い、均一塗工が難しい、感度が低い、また工程中に発生
するクロム廃液の処理が必要である、等の問題点を有し
ていた。これらの問題点を解決するために、近年リード
フレーム用製造等の金属箔基材加工用フォトレジスト分
野にも、DFRを用いることが提案されている。
【0004】前記光重合性樹脂組成物をプリント配線板
やリードフレームの製造に使用する場合は、高感度、高
解像力であると共に、高密着力、耐薬品性、耐めっき性
に優れ、且つ使用前において長期保存安定性が良好であ
ることが要求されている。更に、作業環境や自然環境の
保護の点から、水又は希アルカリ水溶液で現像できる組
成物であることが望ましい。
【0005】しかしながら、近年の配線板の設計ルール
のファインパターン化に伴い、従来のアルカリ現像型レ
ジストは、アスペクト比が1.5を越えるような配線パ
ターンでの画像形成では現像時に硬化レジストの蛇行・
剥がれ等が発生したり、エッチング時に硬化レジストの
欠落・剥がれ等の発生によりレジスト下部までエッチン
グされてしまい、製品の歩留まりが低下するという問題
を起こしていた。また、リードフレーム製造用途でしば
しば用いられる42アロイ(鉄/ニッケル=58/4
1)に代表される鉄系金属箔を下地金属として用いる場
合、従来の光重合性樹脂組成物では密着性が悪く、エッ
チング時にレジストと下地金属界面からエッチング液が
しみこみ易いという問題があった。
【0006】一方、DFRは三層構造のロール状態で保
存されるため、保存時に端面から光重合性層がはみだす
現象(以下、コールドフローという)が起こることがあ
り、取扱い上好ましくない。これを防止するには、未露
光の光重合性層を硬くすることが有効であるが、硬すぎ
ると基板にDFRをラミネートした後、カッター等で切
断するときに、光重合性層がちぎれて切り屑となる、い
わゆるカットチップが発生しそれが基板表面に付着し、
露光時の欠点につながり、重大な支障を及ぼすことにな
る。同時に、キャリアーフィルムと光重合性樹脂層との
密着性が低下し、露光時のマスク合わせ等のハンドリン
グ時にキャリアーフィルムが剥がれて不良を発生すると
いう問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前述
課題を克服し、下地金属との密着性が向上し、エッチン
グ液のしみ込みが少なく、金属箔基材の精密加工に有用
で、且つ、コールドフローを抑え、キャリアーフィルム
との密着性が良好な、アルカリ性水溶液によって現像可
能な光重合性樹脂組成物及び光重合性樹脂積層体を提供
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記課題を
解決すべく鋭意検討を重ねた結果、驚くべき事に、下記
の(a)〜(d)成分を必須とする光重合性樹脂組成物
を用いることで上記課題を達成し得ることを見い出し、
本発明を完成するに至った。即ち本願は、以下の発明を
提供する。
【0009】1).(a)カルボキシル基含有量が酸当
量で100〜600、重量平均分子量が1万〜50万の
熱可塑性重合体20〜90重量部、(b)少なくとも二
つの末端エチレン基を持つ光重合性モノマー5〜60重
量部、(c)光重合開始剤0.01〜20重量部、及び
(d)下記一般式(1)で示されるセルロース誘導体の
群から選択される1種以上のセルロース誘導体0.01
〜50重量部を含有する事を特徴とする光重合性樹脂組
成物。
【0010】
【化5】
【0011】2).(a)成分の熱可塑性重合体が、
i)3〜15個の炭素原子を有するα,β−不飽和カル
ボキシル基含有モノマーから選択される1種以上の化合
物15〜35重量部と、ii)x)アルキル基が1〜6
個の炭素原子を有するアルキル(メタ)アクリレート、
y)ヒドロキシルアルキル基が2〜6個の炭素原子を有
するヒドロキシル(メタ)アクリレート、及びz)下記
一般式(2)で表されるスチレン型化合物またはその環
置換誘導体からなる群から選ばれる1種以上の化合物5
〜65重量部を共重合したものであることを特徴とする
上記1)記載の光重合性樹脂組成物。
【0012】
【化6】 (式中、R1 は水素、1〜6個の炭素原子を有するアル
キル基又はハロゲン基)
【0013】3).(b)成分の光重合性モノマーとし
て、下記一般式(3)及び/又は一般式(4)で示され
る化合物を含有することを特徴とする上記1)又は2)
記載の光重合性樹脂組成物。
【0014】
【化7】 (式中、R2 は炭素数4〜12のジイソシアネート残
基、R3 、R4 は水素、またはメチル基、n1 、n2
1〜15の整数)
【0015】
【化8】 (式中、n3 、n4 、n5 は3〜20の整数、R5 、R
6 は水素又はメチル基)
【0016】4).支持フィルム上に上記1)〜3)の
いずれかに記載の光重合性樹脂組成物の層を積層してな
る光重合性樹脂積層体。なお、ここで各成分の重量部
は、各成分が組成中に含まれる比率を示すものである。
【0017】以下、本発明の光重合性樹脂組成物を構成
する各成分について詳細に説明する。本発明の光重合性
樹脂組成物は、各成分を常法にしたがって混合すること
により得ることができる。まず、本発明の光重合性樹脂
組成物を構成するバインダー用熱可塑性重合体(a)
は、該光重合性樹脂物質中に20〜90重量部、好まし
くは40〜60重量部含有される。含有量が20重量部
未満の場合には、該バインダー用熱可塑性重合体の添加
効果が得られない。一方、90重量部を越える場合に
は、光硬化膜が脆く基材との密着性が損なわれ、十分な
耐エッチング性や画像形成性が得られなくなる。
【0018】また、バインダー用熱可塑性重合体(a)
の重量平均分子量は1万〜50万であり、好ましくは2
万〜25万のものが望ましい。重量平均分子量が1万未
満のものは、DFRとした際にコールドフロー現象を起
こす恐れがある。一方、重量平均分子量が50万を越え
る場合には、未露光部分のアルカリ現像性が低下して現
像できなくなるか、または現像時間が極めて長くなり画
像形成性の悪化を引き起こす。
【0019】特に、バインダー用熱可塑性重合体(a)
の成分として、i)3〜15個の炭素原子を有するα、
β−不飽和カルボキシル基含有モノマーから選択される
1種以上の化合物を15〜35重量部と、ii)x)ア
ルキル基が1〜6個の炭素原子を有するアルキル(メ
タ)アクリレート、y)ヒドロキシルアルキル基が2〜
6個の炭素原子を有するヒドロキシル(メタ)アクリレ
ート、及びz)前記一般式(2)で表されるスチレン型
化合物またはその環置換誘導体からなる群から選ばれる
1種以上の化合物を5〜65重量部共重合したものを用
いることにより、エッチング耐性、密着性、解像性等、
更に良好な特性を得ることが出来る。
【0020】このようなバインダー用熱可塑性重合体を
得るためには、下記2つの重合性物質群の適量を共重合
させることにより達成される。第一の重合性物質は、3
〜15個の炭素原子を有するα,β−不飽和カルボキシ
ル基含有モノマーから選択される1種以上の化合物から
なる。このようなモノマーとしては、好ましくはアクリ
ル酸およびメタクリル酸が挙げられ、その他ケイ皮酸、
クロトン酸、ソルビン酸、イタコン酸、プロピオール
酸、マレイン酸およびフマル酸が挙げられる。また、こ
れらの半エステル類または無水物も使用可能である。
【0021】第一の重合性物質の割合は、共重合体中1
5〜35重量部、好ましくは18〜30重量部である。
この割合が15重量部未満ではアルカリ水溶液によって
現像できないか、または現像時間が長くかかりすぎて解
像性、密着性等の画像形成性の低下を来たし、また、こ
の割合が35重量部を越えると現像時間が極めて短くな
り、高解像度のパターンを得るためには現像コントロー
ルが複雑で困難となり、また硬化部の耐水性、耐薬品性
も低下する。
【0022】第二の重合性物質は、x)炭素数1〜6個
のアルキル基を有するアルキル(メタ)アクリレート、
y)ヒドロキシルアルキル基が2〜6個の炭素原子を有
するヒドロキシル(メタ)アクリレート及びz)前記一
般式(2)で表されるスチレン型化合物またはその環置
換誘導体よりなる群から選ばれる1種以上からなる。炭
素数1〜6個のアルキル基を有するアルキル(メタ)ア
クリレート、またはヒドロキシルアルキル基が2〜6個
の炭素原子を有するヒドロキシル(メタ)アクリレート
としては、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メ
タ)アクリレート、n−プロピル(メタ)アクリレー
ト、iso−プロピル(メタ)アクリレート、n−ブチ
ル(メタ)アクリレート、sec−ブチル(メタ)アク
リレート、tert−ブチル(メタ)アクリレート、2
−ヒドロキシルエチル(メタ)アクリレート、2−ヒド
ロキシルプロピル(メタ)アクリレート等が挙げられ
る。
【0023】第二の重合性物質の割合は、共重合体中5
〜65重量部、好ましくは20〜55重量部である。こ
の割合が5重量部未満では十分に柔軟性のあるDFRが
得られず、基材への密着性、基材表面の凸凹へのレジス
ト樹脂の埋め込み性が不十分となり、耐エッチング性が
低下する。また、この割合が65重量部を越えると、逆
にレジスト樹脂が柔らかすぎてDFRとした際にコール
ドフロー現象の原因となる。
【0024】一般式(2)で表されるスチレン型化合物
は、ベンゼン環がニトロ基、ニトリル基、アルコキシル
基、アシル基、スルホン基、ヒドロキシル基、またはハ
ロゲン等の官能基で置換されていても良く、このような
置換基としては、好ましくはメチル基またはt−ブチル
基等の単一アルキル基が挙げられる。これらの置換基は
ベンゼン環に1〜5個存在しても良い。これらのスチレ
ン型化合物の割合は、共重合体中5〜65重量部、好ま
しくは10〜50重量部用いられる。この割合が5重量
部未満では十分な耐薬品性を得ることができず、また、
この割合が65重量部を越えるとDFRが硬くなりすぎ
て、レジストとして要求される密着性が阻害される恐れ
がある。
【0025】本発明の光重合性樹脂組成物の成分として
は、(b)成分の少なくとも二つの末端エチレン基を持
つ光重合性モノマーが必須である。このようなモノマー
の例としては、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)ア
クリレート、1,4−シクロヘキサンジオールジ(メ
タ)アクリレート、またポリプロピレングリコールジ
(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、ポリオキシエチレンポリオキシプロ
ピレングリコールジ(メタ)アクリレート等のポリオキ
シアルキレングリコールジ(メタ)アクリレート、
【0026】2−ジ(p−ヒドロキシフェニル)プロパ
ンジ(メタ)アクリレート、グリセロールトリ(メタ)
アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)ア
クリレート、ポリオキシプロピルトリメチロールプロパ
ントリ(メタ)アクリレート、ポリオキシエチルトリメ
チロールプロパントリアクリレート、ジペンタエリスリ
トールペンタ(メタ)アクリレート、トリメチロールプ
ロパントリグリシジルエーテルトリ(メタ)アクリレー
ト、ビスフェノールAジグリシジルエーテルジ(メタ)
アクリレート、2,2−ビス(4−メタクリロキシペン
タエトキシフェニル)プロパン、ウレタン基を含有する
多官能(メタ)アクリレート等が挙げられる。
【0027】特に、(b)成分の光重合性モノマーの好
ましい例としては、前記一般式(3)及び/又は一般式
(4)で示される化合物が挙げられる。これらのモノマ
ーは1種類でも良いし、2種類以上を併用しても良い。
これらの使用量は5〜60重量部が好ましい。この使用
量が5重量部未満では、感度、膜強度の点で充分ではな
く、この使用量が60重量部を越えるとコールドフロー
の発生が著しくなるため好ましくない。
【0028】本発明の光重合性樹脂組成物には(c)成
分の光重合開始剤が必須成分として含まれる。このよう
な光重合開始剤としては、各種の活性光線、例えば紫外
線などにより活性化され重合を開始する公知のあらゆる
化合物が用いられる。このような化合物としては、例え
ば、2−エチルアントラキノン、オクタエチルアントラ
キノン、1,2−ベンズアントラキノン、2,3−ベン
ズアントラキノン、2−フェニルアントラキノン、2,
3−ジフェニルアントラキノン、1−クロロアントラキ
ノン、2−クロロアントラキノン、2−メチルアントラ
キノン、1,4−ナフトキノン、9,10−フェナント
ラキノン、2−メチル−1,4−ナフトキノン、9,1
0−フェナントラキノン、2−メチル−1,4−ナフト
キノン、2,3−ジメチルアントラキノン、3−クロロ
−2−メチルアントラキノンなどのキノン類、ベンゾフ
ェノンミヒラーズケトン[4,4´−ビス(ジメチルア
ミノ)ベンゾフェノン]、4,4´−ビス(ジエチルア
ミノ)ベンゾフェノンなどの芳香族ケトン類、
【0029】ベンゾイン、ベンゾインエチルエーテル、
ベンゾインフェニルエーテル、メチルベンゾイン、エチ
ルベンゾインなどのベンゾインエーテル類、ベンジルジ
メチルケタール、ベンジルジエチルケタールなどのジア
ルキルケタール類、2−(o−クロロフェニル)−4,
5−ジフェニルイミダゾリル二量体等のビイミダゾール
化合物、9−フェニルアクリジン等のアクリジン類、ジ
エチルチオキサントン、クロルチオキサントン等のチオ
キサントン類、ジメチルアミノ安息香酸エチル等のジア
ルキルアミノ安息香酸エステル類、1−フェニル−1,
2−プロパンジオン−2−o−ベンゾイルオキシム、1
−フェニル−1,2−プロパンジオン−2−(o−エト
キシカルボニル)オキシム等のオキシムエステル類等が
挙げられる。これらの光重合開始剤はそれぞれ単独で用
いても、併用して用いても構わない。
【0030】本発明に用いられる光重合開始剤の特に好
ましい例としては、2−(o−クロロフェニル)−4,
5−ジフェニルイミダゾリル二量体、2−(o−クロロ
フェニル)−4,5−ジ(m−メトキシフェニル)イミ
ダゾール二量体、2−(o−フルオロフェニル)−4,
5−ジフェニルイミダゾール二量体等が挙げられる。ま
た、2−(o−クロロフェニル)−4,5−ジフェニル
イミダゾリル二量体およびジエチルチオキサントン、ク
ロルチオキサントン等のチオキサントン類、ジメチルア
ミノ安息香酸エチル等のジアルキルアミノ安息香酸エス
テル類、ベンゾフェノン、4,4´−ビス(ジメチルア
ミノ)ベンゾフェノン、4,4´−ビス(ジエチルアミ
ノ)ベンゾフェノンの組み合わせを選ぶこともできる。
【0031】本発明の光重合性樹脂組成物に含有される
光重合開始剤の量は、0.01〜20重量部である。光
重合開始剤の量が20重量部以上では光重合性組成物の
活性吸収率が高くなり、光重合性樹脂積層体として用い
た時光重合性樹脂層の底の部分の重合による硬化が不十
分になる。また、この量が0.01重量部未満では充分
な感度が出なくなる。
【0032】本発明の光重合性樹脂組成物は、染料、顔
料等の着色物質を含有してもよい。このような着色物質
としては、例えば、フクシン、フタロシアニングリー
ン、オーラミン塩基、カルコキシドグリーンS、パラマ
ジェンタ、クリスタルバイオレット、メチルオレンジ、
ナイルブルー2B、ビクトリアブルー、マラカイトグリ
ーン、ベイシックブルー20、ダイヤモンドグリーン等
が挙げられる。
【0033】また、本発明の光重合性樹脂組成物に光照
射により発色する発色系染料を含有させても良い。この
ような発色系染料としては、例えば、トリス(4−ジメ
チルアミノ−2−メチルフェニル)メタン[ロイコクリ
スタルバイオレット]、トリス(4−ジメチルアミノ−
2−メチルフェニル)メタン[ロイコマラカイチグリー
ン]等が挙げられる。また、ビイミダゾール化合物とロ
イコ染料との組み合わせや、トリアジン化合物とロイコ
染料との組み合わせが有用である。このようなトリアジ
ン化合物としては、2,4,6−トリス(トリクロロメ
チル)−s−トリアジン、2−(4−メトキシフェニ
ル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリア
ジンが挙げられる。
【0034】本発明で用いられる(d)セルロース誘導
体としては、下記一般式(1)で示される化合物よりな
る群から選ばれる1種以上の化合物である。
【0035】
【化9】
【0036】このようなセルロース誘導体として、特に
好ましい例としては、カルボキシメチルエチルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピ
ルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、
セルロースアセテートフタレート、ヒドロキシプロピル
メチルセルロースフタレート、ヒドロキシプロピルメチ
ルセルロースアセテートサクシネート、セルロースアセ
テートヘキサヒドロフタレート、ヒドロキシプロピルメ
チルセルロースヘキサヒドロフタレート等が挙げられ
る。
【0037】一般式(1)におけるnの範囲は、1〜1
500の範囲であり、好ましくは10〜400、更に好
ましくは60〜200である。nが1500を越える
と、アルカリ現像性が阻害されたり、他の成分との相溶
性が低下して相分離を起こす恐れがある。本発明に用い
られる成分(d)の使用量は、0.01〜50重量部が
好ましく、0.1〜30重量部がより好ましい。この使
用量が0.01重量部以下では添加効果が見られず、5
0重量部を越えると、アルカリ現像性が阻害されたり、
他の成分との相溶性が低下して相分離を起こす恐れがあ
る。
【0038】本発明の光重合性樹脂組成物の熱安定性、
保存安定性を向上させるために、本発明の光重合性樹脂
組成物にさらに重合禁止剤を含有させることは好ましい
ことである。このような重合禁止剤としては、例えば、
p−メトキシフェノール、ハイドロキノン、ピロガロー
ル、ナフチルアミン、tert−ブチルカテコール、塩
化第一銅、2,6−ジ−tert−ブチル−p−クレゾ
ール、2,2´−メチレンビス(4−エチル−6−te
rt−ブチルフェノール)、2,2´−メチレンビス
(4−メチル−6−tert−ブチルフェノール、ニト
ロソフェニルヒドロキシアミンアルミニウム塩、ジフェ
ニルニトロソアミン等が挙げられる。
【0039】本発明の光重合性樹脂組成物は、該光重合
性樹脂層とこの層を支持する支持層とからなる光重合性
樹脂積層体として使用する事も好ましい。このような支
持層としては、活性光を透過する透明なものが望まし
く、このような支持層としては、ポリエチレンテレフタ
レートフィルム、ポリビニルアルコールフィルム、ポリ
塩化ビニルフィルム、塩化ビニル共重合体フィルム、ポ
リ塩化ビニリデンフィルム、塩化ビニリデン共重合フィ
ルム、ポリメタクリル酸メチル共重合体フィルム、ポリ
スチレンフィルム、ポリアクリロニトリルフィルム、ス
チレン共重合体フィルム、ポリアミドフィルム、セルロ
ース誘導体フィルムなどが挙げられる。これらのフィル
ムは必要に応じ延伸されたものも使用可能である。フィ
ルムの厚みは薄い方が画像形成性、経済性の面で有利で
あるが、強度を維持する必要性等から厚み10〜30μ
mのものが一般的に用いられる。
【0040】支持層と積層した光重合性樹脂層の反対側
の表面に、必要に応じて保護層を積層する。この保護層
の重要な特性としては、光重合性樹脂層との密着力にお
いて、支持層よりも保護層との方が充分小さく、それに
より容易に剥離できることが要求される。このような保
護層の材料としては、例えばポリエチレンフィルム、ポ
リプロピレンフィルム等が挙げられる。また、特開昭5
9−202457号公報に示された剥離性の優れたフィ
ルムを保護層として用いることもできる。光重合性樹脂
層の厚みは用途において異なるが、プリント配線板、及
び金属加工基板作製用には5〜100μm、好ましくは
10〜80μmであり、この厚みが薄いほど解像度は向
上し、厚いほど膜強度が向上する。
【0041】次に、本発明の光重合性樹脂積層体を用い
たプリント配線板及び金属箔加工工程を簡単に述べる。
まず、ラミネーターを用い、保護層がある場合は、保護
層を剥離した後、光重合性樹脂層を金属表面に加熱圧着
し積層する。この時の加熱温度は一般的に40〜160
℃である。また、圧着は二回以上行うことにより密着性
・耐エッチング性が向上する。この時、圧着は二連のロ
ールを備えた二段式ラミネーターを使用しても良いし、
何回か繰り返してロールに通し圧着しても良い(二段式
ラミネーターについては、特開昭63−7477号公報
参照)。
【0042】次に必要ならば支持層を剥離しマスクフィ
ルムを通して活性光により画像露光する。次に、露光後
光重合性樹脂層上に支持層がある場合には必要に応じて
これを除き、続いてアルカリ水溶液の現像液を用いて未
露光部を現像除去する。アルカリ水溶液としては、炭酸
ナトリウム、炭酸カリウム等の水溶液を用いる。これら
は光重合性樹脂層の特性に合わせて選択されるが、0.
5%〜3%の炭酸ナリウム水溶液が一般的である。
【0043】このようにして得られた基板は、場合によ
っては100〜300℃の加熱工程に供することもでき
る。このような加熱工程を経ることにより、更に耐エッ
チング性を向上させることができる。次に現像により露
出した金属面をエッチング法等、既知の方法を用いて金
属の画像パターンを形成する。その後、硬化レジスト画
像は、一般的に現像で用いたアルカリ水溶液よりも更に
強いアルカリ性水溶液により剥離される。剥離用のアル
カリ水溶液についても特に制限はないが、水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウムの水溶液が一般的に用いられる。
さらに現像液や剥離液に少量の水溶性溶媒を加える事も
可能である。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、実施例に基づいて具体的に
本発明の実施の形態を説明する。なお、実施例及び比較
例において作製した評価用サンプリングは次のように評
価した。 (1)感度 透明から黒色に27段階に明度が変化している27段ス
テップタブレット[旭化成(株)製:光学濃度D=0.
50〜1.80、△D=0.05]を用いて、現像後に
金属箔基板が露出した時に対応する段数を求めた。この
数値は、通常10〜14段が望ましい。15段以上だと
カブリが発生して解像度が低下する。一方、9段以下で
は光硬化反応が不十分となり鮮明なパターンが得られな
くなったり、レジストラインの密着性が低下したりす
る。
【0045】(2)エッチング液のしみこみの状態 SEM写真(500倍)により、過度なエッチング液の
しみこみの有無を目視にて観察した。エッチング液のし
み込み幅が10μm未満を○と判定した。 (3)キャリアーフィルム密着強度評価 光重合性樹脂積層板−1を用いて、マスク位置合わせを
10回繰り返して行った。マスクには、図1に示すよう
な四隅に6φの穴をあけ、その上にマスク位置合わせ用
接着テープとして、住友スリーエム社製遮光テープY−
5537を貼って用いた。各20枚の試験後、キャリア
ーフィルム(ポリエチレンテレフタレート)と光重合樹
脂積層体との剥がれが生じたものを数えた。下記指標に
て評価した。 ○:キャリアーフィルム剥がれが、3枚以下であった場
合 △:キャリアーフィルム剥がれが、4枚〜10枚した場
合 ×:キャリアーフィルム剥がれが、11枚以上発生した
場合
【0046】(4)コールドフロー性試験 上記積層フィルム−1を用いて、330mm幅、100
m長のドライフィルムレジストロールを作成した。これ
を50℃、60%RH雰囲気の保存条件で保存しコール
ドフローの発生の有無を目視で観察した。 ○:一週間以上コールドフローの発生がない △:同条件で、3日以上6日未満で、コールドフローが
発生する ×:同条件で、2日以内でコールドフローが発生する (5)総合評価 上記(1)〜(4)の評価結果が全て満足するものにつ
いては○と判定した。これ以外のものは×と判定した。
【0047】
【実施例】合成例1 窒素導入口、撹拌羽根及び温度計を備えた1000cc
の四つ口フラスコに、窒素雰囲気下でメチルエチルケト
ン300g及びメタクリル酸メチル270重量部、メタ
クリル酸90重量部、アクリル酸n−ブチル40重量部
入れ、撹拌しながら湯浴の温度を70℃に上げた。次い
で、アゾビスイソブチロニトリル2gを30gのメチル
エチルケトンに溶解して添加し、6時間重合した。さら
にアゾビスイソブチロニトリル3gを30gのメチルエ
チルケトンに溶解し、1時間置きに2回にわけて添加し
た後、フラスコ内の温度を溶剤の沸点まで上昇させてそ
の温度で2時間重合した。重合終了後、メチルエチルケ
トン240gを添加して重合反応物をフラスコから取り
出してバインダー樹脂溶液A(重量平均分子量9.2
万、固形分42%)を得た。
【0048】合成例2 メメタクリル酸メチル270重量部、メタクリル酸90
重量部、アクリル酸n−ブチル40重量部入れ、次い
で、アゾビスイソブチロニトリル3.2gを30gのメ
チルエチルケトンに溶解して添加する以外は合成例1と
同様にしてバインダー樹脂溶液B(重量平均分子量5.
9万、固形分41%)を得た。
【0049】合成例3 メタクリル酸メチル160重量部、メタクリル酸100
重量部、スチレン100重量部、アクリロニトリル40
重量部、とし、合成例1と同様にしてバインダー樹脂溶
液C(重量平均分子量4.7万、固形分41%)を得
た。
【0050】合成例4 メタクリル酸100重量部、メタクリル酸メチル200
重量部、スチレン60重量部、アクリル酸メチル40重
量部とし、合成例1と同様にしてバインダー樹脂溶液D
(重量平均分子量6.6万、固形分41%)を得た。
【0051】実施例1〜4、比較例1〜4 (a)成分として表1に示すバインダー樹脂を用い、
(a)〜(d)の各成分を固形分の重量比で表1に示す
量とし、これに4、4’−ジエチルアミノベンゾフェノ
ン0.2重量部、(o−クロロフェニル)−4,5−ジ
フェニルイミダゾール二量体3重量部、マラカイトグリ
ーン0.05重量部、ロイコクリスタルバイオレット1
重量部、トリブロモメチルフェニルスルフォン1重量
部、メチルエチルケトン10重量部を配合して光重合性
樹脂組成物溶液を得た。
【0052】
【表1】
【0053】次いで、この光重合性樹脂組成物溶液を厚
さ20μmのポリエチレンテレフタレートフィルムにバ
ーコーターを用いて均一塗布した。これを90℃の乾燥
機中で3分間乾燥して光重合層の厚さが20μmの光重
合性樹脂積層体を得た。その後、光重合層のポリエチレ
ンテレフタレートフィルムを積層していない表面上に、
30μmのポリエチレンフィルムを張り合わせて積層フ
ィルム−1を作製した。
【0054】得られた積層フィルム−1を、厚さ35μ
mの銅張り積層板の銅面に光重合性樹脂積層体が面する
ようにポリエチレンフィルムを剥がしながら105℃で
ラミネートし、光重合性樹脂積層板−1を作製した。次
いでポリエチレンテレフタレートフィルム側上に解像度
マスクフィルム(ストライプ状)を置き、超高圧水銀ラ
ンプ(オーク製作所製:HMW−201KB)により6
0mJ/cm2 で光重合層を露光した。続いて、ポリエ
チレンテレフタレートフィルムを除去した後、1%炭酸
ナトリウム水溶液(30℃)を約30秒間スプレーして
未露光部分を溶解除去し、光重合性樹脂をパターニング
した。
【0055】パターニングした光重合性樹脂膜をエッチ
ングレジストとして塩化第二鉄溶液(47ボーメ・70
℃・5分間)で銅箔をエッチングし、次いで3%苛性ソ
ーダ水溶液(温度50℃)を用いて光重合性樹脂膜を剥
離し、評価用サンプルを得た。こうして作製されたサン
プルを用いて、実施例及び比較例における(1)感度、
(2)エッチング液のしみこみの状態、(3)キャリア
ーフィルムフィルム密着強度評価、(4)コールドフロ
ー性試験、(5)総合評価を上記の評価方法により評価
した。評価結果を表2に示す。
【0056】
【表2】
【0057】実施例5〜9、比較例5〜7 (a)成分として表3に示すポリマーを用い、(a)〜
(d)の各成分を固形分重量比で表3に示す量とし、以
下実施例1〜4と同様に、光重合性樹脂組成物溶液を得
た。次いで、この光重合性樹脂組成物溶液を実施例1〜
4と同様にしてポリエチレンテレフタレートフィルムに
塗布して積層フィルム−1を作製し、更に、この積層フ
ィルム−1を実施例1〜4と同様に銅張り積層板の銅面
にラミネートして光重合性樹脂積層板−1を作製した。
【0058】
【表3】
【0059】以下実施例1〜4と同様にして(1)感
度、(2)エッチング液のしみこみの状態、(3)キャ
リアーフィルムフィルム密着強度評価、(4)コールド
フロー性試験、(5)総合評価を評価した。評価結果を
表4に示す。
【0060】
【表4】
【0061】実施例10 (42アロイ基材でのリードフレームの作製)厚さ15
0μmの銅合金基材に、実施例1〜9と同様の組成で得
られた厚さが15μmの光重合性樹脂組成物の積層フィ
ルムを用いて、その光重合性樹脂層が基材に面するよう
に105℃で両面をラミーネトした。次に、光重合性樹
脂積層体のベースフィルム上にリードフレームパターン
(208ピン)を有するネガフィルムマスクを両面から
上下一致するように重ね、真空にして両者を密着させ、
露光量60mJ/cm2 で露光した。その後ベースフィ
ルムを剥離除去して、現像液として1%炭酸ナトリウム
水溶液(液温30℃)を用いて現像し、リードフレーム
パターンを形成した。
【0062】次に、塩化第二鉄溶液(液温70℃、47
ボーメ)をエッチング液として使用し、両面からエッチ
ングが基材を貫通するまでエッチングを行った。次い
で、剥離液として3%苛性ソーダ(液温50℃)を用い
て光重合性樹脂層を除去して目的のリードフレームを得
た。得られたリードフレームを電子顕微鏡により目視観
察したところ、実施例1〜9に示した光重合性樹脂組成
物層と銅合金基材との密着性は良好であり、得られたリ
ードフレームパターンのエッジ部はエッチング液の浸食
もなく非常にシャープであった。
【0063】比較例8 比較例1〜7で作製したDFRを使用する以外は、実施
例10と同様にしてリードフレームを作製した。得られ
たリードフレームを電子顕微鏡により目視観察したとこ
ろ、インナーリード部分のレジストラインの欠落・浮き
や光重合性樹脂層と銅合金基材との界面から過度のエッ
チング液の浸食が観察された。
【0064】
【発明の効果】本発明の光重合性樹脂組成物から形成し
た光重合性樹脂層は、プリント配線板等だけでなく、鉄
系金属箔基材等の金属加工用途材料にも密着性高くラミ
ネートできる。更に、アルカリ性の現像液や強酸性のエ
ッチング液等の耐性も良好であるため、極めて高い耐薬
品性を有する。また、本発明の光重合性樹脂層はキャリ
アーフィルムとの密着性に優れるので、本発明からなる
DFRは、コールドフローの発生を抑え、且つ、ハンド
リングによる不良低減が可能である。
【0065】したがって、本発明の光重合性樹脂組成物
は、銅系金属基材のパターニングだけでなく鉄系金属器
材を用いるリードフレームパターニング等にも有用なも
のとなる。すなわち、この光重合性樹脂層をパターニン
グしたものをエッチングレジストとして銅系及び鉄系金
属材料をエッチングする場合、この光重合性樹脂層はセ
ルロース誘導体により被エッチング材料との密着性が高
いのに加え耐薬品性も良好なため、エッチング時間を長
くしても微細幅部分のレジストラインの欠落・浮きが無
く、微細配線パターンの形成が可能となる。よって、プ
リント配線板や金属箔基板等を高精度に加工することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】キャリアーフィルム密着強度の評価方法を示
す。
【符号の説明】
1 マスクフィルム 2 接着テープ 3 6φ穴 4 基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 23/14 H05K 3/06 J H05K 3/06 H01L 23/14 R

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)カルボキシル基含有量が酸当量で
    100〜600、重量平均分子量が1万〜50万の熱可
    塑性重合体20〜90重量部、 (b)少なくとも二つの末端エチレン基を持つ光重合性
    モノマー5〜60重量部、 (c)光重合開始剤0.01〜20重量部、及び (d)下記一般式(1)で示されるセルロース誘導体の
    群から選択される1種以上のセルロース誘導体0.01
    〜50重量部を含有する事を特徴とする光重合性樹脂組
    成物。 【化1】
  2. 【請求項2】 (a)成分の熱可塑性重合体が、i)3
    〜15個の炭素原子を有するα,β−不飽和カルボキシ
    ル基含有モノマーから選択される1種以上の化合物15
    〜35重量部と、ii)x)アルキル基が1〜6個の炭
    素原子を有するアルキル(メタ)アクリレート、y)ヒ
    ドロキシルアルキル基が2〜6個の炭素原子を有するヒ
    ドロキシル(メタ)アクリレート、及びz)下記一般式
    (2)で表されるスチレン型化合物またはその環置換誘
    導体からなる群から選ばれる1種以上の化合物5〜65
    重量部を共重合したものであることを特徴とする請求項
    1記載の光重合性樹脂組成物。 【化2】 (式中、R1 は水素、1〜6個の炭素原子を有するアル
    キル基又はハロゲン基)
  3. 【請求項3】 (b)成分の光重合性モノマーとして、
    下記一般式(3)及び/又は一般式(4)で示される化
    合物を含有することを特徴とする請求項1又は2記載の
    光重合性樹脂組成物。 【化3】 (式中、R2 は炭素数4〜12のジイソシアネート残
    基、R3 、R4 は水素、またはメチル基、n1 、n2
    1〜15の整数) 【化4】 (式中、n3 、n4 、n5 は3〜20の整数、R5 、R
    6 は水素又はメチル基)
  4. 【請求項4】 支持フィルム上に請求項1〜3のいずれ
    かに記載の光重合性樹脂組成物の層を積層してなる光重
    合性樹脂積層体。
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