JPH11173954A - 一輪モデル型サスペンション試験装置 - Google Patents
一輪モデル型サスペンション試験装置Info
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- JPH11173954A JPH11173954A JP9354097A JP35409797A JPH11173954A JP H11173954 A JPH11173954 A JP H11173954A JP 9354097 A JP9354097 A JP 9354097A JP 35409797 A JP35409797 A JP 35409797A JP H11173954 A JPH11173954 A JP H11173954A
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- B60—VEHICLES IN GENERAL
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- B60G2206/90—Maintenance
- B60G2206/99—Suspension element selection procedure depending on loading or performance requirements, e.g. selection of damper, spring or bush
Landscapes
- Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Abstract
化することなく、実際の走行条件を模擬的に忠実に再現
してサスペンション試験の高精度化を図る。 【解決手段】 加振機25からショックアブソーバ37
への荷重の負荷点である連結ピン40を当該加振機25
の軸線から横方向にオフセット量を調整可能にしつつ、
かつ、揺動自在に配置する。また、これと併せて、加振
機25からの振動荷重を受けてショックアブソーバ37
へと伝えるサスペンション用のタイヤを、ベローズ式の
空気ばね41を間に置いて二つのチャンバ部材42,4
3により上下から挟み、これら二つのチャンバ部材4
2,43のチャンバをそれぞれ外部調整可能の絞り機構
で空気ばね41へと連通して構成した擬似タイヤ26と
する。
Description
などにおけるサスペンションやステアリングの性能およ
び耐久性の確認を台上において試験するためのサスペン
ション試験装置に関する。
なものとしては、車両における各輪のタイヤをそれぞれ
別個に分けた加振台上に載せ、これら加振台を上下およ
び前後加振用の各アクチュエータと前後輪の左右ステア
加振用のアクチュエータにより個々に加振して試験を行
うようにしたものが広く一般に知られている。
験の実施に際して各輪をそれぞれ独立して別個に所望の
状態で加振し得ることから、より実際の走行条件に近い
状態を模擬的に再現して試験を行うことができる。
広い設置スペースを必要とすることから設備費用が高価
につくだけでなく運転費用も高くなり、また、当然のこ
とながら試験に際して車両を必要とするために部品メー
カが開発車両を使って独自に試験を行うことができず、
新規開発車両の試験は、当該車両の開発メーカのみに限
定されることになる。
してサスペンションの試験を行う簡易方式の一輪モデル
型サスペンション試験装置と呼ばれるものが広く一般に
使用されている。
1bは、下部支持部材6に配設した軸受12を通して上
下動自在に挿通した複数本のスライド軸14により懸架
ばね63を備えたショックアブソーバ37をタイヤ26
へと連繋してサスペンションを構成している。
く、上部支持部材7に設けた軸受13で上下動自在に挿
通した複数本のスライド軸15を通して一輪の荷重に相
当するウェイト55を加え、この状態を保ってタイヤ2
6を油圧アクチュエータである加振機25により加振し
てサスペンションの性能と耐久性を試験するようにして
いる。
要としないので設備費用が安くまた運転費用も低くなる
ばかりでなく、試験に際して実際の車両を必要とするこ
ともなくなるので部品メーカが独自で試験を行うことが
可能になる。
適用されるサスペンションは、例えば、図8に示したス
トラット型のサスペンション構造に代表されるように、
懸架ばね63とショックアブソーバ37(ストラット型
ショックアブソーバ)をロアアーム64でリンク状に組
み、当該ロアアーム64でストラット型ショックアブソ
ーバ37を傾斜支持してタイヤ26を車体(図示省略)
に対し上下動自在に保持している。
ク機構であるストラット型ショックアブソーバ37とロ
アアーム64に対しては、タイヤ26の接地点から前後
および左右並びに上下方向の力Xt,Yt,Ztがそれ
ぞれ作用する。
抗して車体への結合部分であるストラット型ショックア
ブソーバ37の上端取付部とロアアーム64のマウント
部には、前後,左右,上下方向の力Xp,Yp,Zpお
よびXa,Ya,Zaがそれぞれ発生し、様々な横力が
ストラット型ショックアブソーバ37に加わる。
上記した図7の一輪モデル型サスペンション試験装置1
bにあっては、ストラット型ショックアブソーバ37の
上端取付部に横荷重負荷装置65を別途に設けてこれに
対処するようにしている。
度の振動系を構成し、ウェイト55と上部のスライド軸
15からなるばね上質量Muとタイヤ26および下部の
スライド軸14とからなるばね下質量Mdの二つの質量
を懸架ばね63とタイヤ26のばね特性Ks,Ke並び
にストラット型ショックアブソーバ37とタイヤ26の
減衰特性Cs,Ceとを通して互に結合している。
ヤ26を上下に加振してやれば、タイヤ26を通してス
トラット型ショックアブソーバ37には実際の車両の一
輪分の上下振動と同様の挙動が現れることになる。
およびウェイト55の振動状況や荷重の状況を把握する
ために、必要に応じて各種の変位センサ57,58や加
速度センサ60,61および荷重センサ62等が用いら
れている。
スペンションに関する諸元さえ分かれば、懸架ばね63
とストラット型ショックアブソーバ37の特性およびウ
ェイト55の大小並びにタイヤ26の特性等が振動系に
対して即ち車両に対して与える影響を調べることができ
るし、連続的な加振によって懸架ばね63やストラット
型ショックアブソーバ37の耐久性の評価をも行うこと
が可能になる。
同時に加振する型の試験装置の程には実際の走行条件を
精密に再現して試験できないとは言え、広い設置スペー
スを必要としないので設備費用が安価で運転費用も安く
つく簡便な手段と言うことができる。
の重量およびサスペンションに関する諸元が分かれば試
験を行うことができるので、計画段階での新規開発車両
の評価も可能となる。
サスペンションの変位や伸縮速度に伴って常に変動する
横力を横荷重負荷装置65でストラット型ショックアブ
ソーバ37に負荷してやる必要があるにも拘らず、この
横荷重負荷装置65で負荷できる横荷重は一定であって
それができず、実際の車両の走行時の横荷重と異なるこ
とになる。
現してサスペンションの試験を行うという一輪モデル型
サスペンション試験装置1bとしての本来の目的が充分
に達成し得ないことになる。
を使用しているために、一輪モデル型サスペンション試
験装置1bの特性上からみれば好ましいとは言え、反
面、試験装置全体の高さが高くなると共に、車種毎に異
なるタイヤ26の交換場所とそれらを保管しておくため
の広いスペースを必要とすることから設置場所に制限を
受けることになる。
26と交換してやる必要が生じるので試験工数が殖える
ばかりでなく、この交換作業を一輪モデル型サスペンシ
ョン試験装置1bの下部にあるピットに入って行わなけ
ればならないために、可なり大変な作業となって試験効
率を低下させることになる。
連繋する各スライド軸14,15を二軸以上の複数軸で
構成してあることから、これら複数本の軸の平行度を三
次元的に厳密に確保しないと作動フリクションが大きく
なって滑らかな作動が得られず、実際の走行条件の模擬
的な再現状態が悪くなって試験結果の精度に低下をもた
らすことになる。
軸14,15の加工精度を高めてやればよいが、そのた
めには、軸受12,13から一輪モデル型サスペンショ
ン試験装置1bの外郭部分に亙っての全体の精度を高め
る必要があるので著しく高価なものとなる。
因するロール等の走行条件を考えた場合に、車体には、
慣性力によって重心周りに前後および左右方向へのモー
メントが作用し、これを一輪モデル型サスペンション試
験装置1bでみれば、ウェイト55に対して上下の力が
加わり、これらの力に応じてばね上およびばね下質量M
u,Mdの運動やタイヤ26の反力等が誘発される。
試験装置1bでは、タイヤ26に対して外部入力を加え
るだけでウェイト55には何等の外部入力をも加えてい
ないので、これらの場合の走行条件の模擬的な再現を図
って試験を行うことができない。
全体を大型化することなく、試験の簡便化と高精度化を
図りつつ実際の走行条件を模擬的に再現して、サスペン
ションの試験を行うことのできる一輪モデル型サスペン
ション試験装置を提供することである。
明において、懸架ばね力を備えるショックアブソーバを
スライド軸によりタイヤ側へと連繋してサスペンション
を構成し、このサスペンションの上にスライド軸を通し
て一輪の負担荷重に相当するウェイトを負荷しつつ、タ
イヤを加振機で加振してサスペンションの性能と耐久性
を試験する一輪モデル型のサスペンション試験装置にお
いて、加振機からのショックアブソーバへの荷重の負荷
点である連結ピンを当該加振機の軸線から横方向へとオ
フセット量を調整可能にしつつ、かつ、揺動自在に配置
することによって達成される。
ョックアブソーバへの荷重の負荷点である連結ピンを加
振中心軸から横にオフセットして取り付けることがで
き、しかも、このオフセット量を独自の調整機構より任
意の値に設定できるので、実際の走行条件を模擬的に再
現してサスペンションの試験を行うことができる。
二つのチャンバ部材により上下から挟み、これら二つの
チャンバ部材のチャンバをそれぞれ外部調整可能の絞り
機構で空気ばねへと連通して擬似タイヤを構成する。
イヤを用いてやることにより、試験装置全体の高さを低
く保ちつつ、しかも、当該擬似タイヤを外部から調整す
ることで異なった条件下での試験を行うことが可能にな
る。
ライド軸をそれぞれ一本軸として構成し、これらスライ
ド軸を断面非円形のスプライン状として多数の転動体を
もつ軸受により上下動自在に保持する。
つつ試験するサスペンションの回転に伴う各種の不具合
を抑えながら、しかも、振動部分におけるスライド軸の
作動フリクションを小さく保って試験結果の精度を高め
ることが可能となる。
の加振機と併せてウェイト側にも加振機構を配置し、こ
のウェイト側の加振機構を加速や減速および操舵に起因
するロール等の走行条件に適応して加振してやる。
勿論のこと加速や減速および操舵に起因するロール等の
走行条件下にあっても、これを模擬的に再現して試験を
行うことが可能になるのである。
形態を添付した図面の図1に基いて説明することにす
る。
型サスペンション試験装置1は、台座2から立ち上がる
複数本のポスト3に横梁4を固定して機枠体5を構成
し、この機枠体5に下部支持部材6をポスト3に挿通し
た間座8を挟んで横梁4の上に固定して配置してある。
持部材7をガイドローラ9でポスト3に沿い上下動自在
に配置し、この上部支持部材7を横梁4との間に介装し
たリフトシリンダ10によってポスト3に沿い上下方向
へと位置調整可能に配設している。
11の底部へと台座2を固定して設け、この状態におい
て下部支持部材6と上部支持部材7の間の部分を床面か
ら上方へと露呈するように配置している。
の軸線が一直線上に並ぶようにして軸受12,13を設
けてあり、これら軸受12,13を通して単一のスライ
ド軸14,15をそれぞれ上下動自在に挿通して設けて
ある。
うに、下部支持部材6と上部支持部材7に嵌着して固定
する外筒16と、当該外筒16の内部にリテーナ17を
嵌着して納めた多数の転動ボールからなる転動体18を
もつボールベアリング式の軸受として構成している。
軸受12,13をボールベアリング式の軸受として構成
したが、転動ボールの代わりに例えば転動する多数の円
柱や円錐状のころを用いたころ軸受として構成してもよ
いことは勿論である。
線方向へと向うスプライン状の突条19を備え、これら
突条19を軸受12,13側のリテーナ17に設けた溝
20に嵌めて回り止めを施しつつ、転動体18により低
摩擦状態を保ってスライド軸14,15を上下にガイド
するようにしてある。
は、取付台21を介して下部連結部材22と上部連結部
材23とからなるオフセット量調整機構24が設けてあ
り、また、下端は、台座2上に設けた例えば油圧アクチ
ュエータからなる加振機25へと擬似タイヤ26を挟ん
で連繋している。
連結部材22は、図3に示したように、取付台21へと
左右二つの長孔27を介してボルト28により一方向へ
とスライド可能に取り付ける固定部分29と、この固定
部分29の一端から中央に溝30を残して立ち上がる軸
孔31をもった連結部分32とからなるL字状の部材と
して構成してある。
に、長孔33を有する挿入部分34と上下二つの装着孔
35をもつ結合部分36とからなる同じくL字状の部材
で形成してあり、この上部連結部材23の結合部分36
を図1のようにして、ストラット型ショックアブソーバ
37の下端におけるアクスルブラッケット38へと装着
孔35を通してボルト39により取り付ける。
を下部連結部材22の溝30へと嵌め、かつ、軸孔31
と長孔33を通して連結ピン40を挿通することによ
り、下部連結部材22に対して上部連結部材23を揺動
自在にしかも相対位置調整可能に結合している。
ベローズ式の空気ばね41を間に置いて二つのチャンバ
部材42,43により上下から挟み、かつ、空気ばね4
1の内端側をこれら二つのチャンバ部材42,43のリ
ム44,45に嵌め込むことで気密状態に保っている。
れ絞りバルブ46,47を通して空気ばね41の内部と
通じており、かつ、これらチャンバ部材42,43の外
方端面は、固定ねじ48,49で装着したホルダ50,
51を通してスライド軸14の下端と加振機25におけ
る加振軸の上端に連結している。
発生する軸方向への荷重は、チャンバ部材42,43か
らホルダ50,51を通してスライド軸14と加振機2
5における加振軸の間に加えられ、しかも、絞りバルブ
46,47の開口面積を駆動部52で直接、或いは、ギ
ヤ53,54を通して調整することにより、擬似タイヤ
26のばね特性Keと減衰特性Ceを任意に変更するこ
とができるようになっている。
端には、一輪の負担荷重に相当するウェイト55が加え
られると共に、スライド軸15の下端は、連結部材56
を通して外周に懸架ばね63を介装したストラット型シ
ョックアブソーバ37の上端へと結合し、かつ、図7で
述べた従来例と同様に変位センサ57,58,59およ
び加速度センサ60,61並びに荷重センサ62等の各
種の検出器を設けたのである。
サスペンション試験装置1の作用について説明する。
24の上部連結部材23とスライド軸15の下端の連結
部材56の間にストラット型ショックアブソーバ37を
介装して加振機25を始動すると、当該加振機25の振
動に伴う荷重が下部連結部材22と上部連結部材23を
結ぶ連結ピン40を通してストラット型ショックアブソ
ーバ37の下端に加えられる。
機25の軸線から横に距離Lだけオフセットして下部連
結部材22と上部連結部材23を回動自在に連結してい
るために、連結ピン40は、加振機25からの荷重を伝
達するがモーメントは伝達しない。
ト型ショックアブソーバ37の作動抵抗に応じた荷重W
のみが伝わって当該ストラット型ショックアブソーバ3
7に曲げモーメントLWが作用し、かつ、これと対抗し
てストラット型ショックアブソーバ37の上端結合部分
に横反力Rが発生することになる。
ショックアブソーバ37の作動変位と作動速度に応じて
発生する懸架ばね63のばね力と減衰力に見合って決ま
るので、横反力Rの値もまたストラット型ショックアブ
ソーバ37の作動変位と作動速度に応じて変動する。
て下部連結部材22を上部連結部材23に対して横にず
らし、再びボルト28と連結ピン40を締め付けて下部
連結部材22と上部連結部材23のオフセット量Lを実
際の走行条件に併せて調整してやれば、実際の走行条件
を模擬的に再現しつつそれに合わせてサスペンションの
試験を行うことができる。
し、実際に用いられるタイヤの代わりにベローズ式の空
気ばね41を二つのチャンバ部材42,43で上下から
挟んで構成した擬似タイヤ26を使用し、これら二つの
チャンバ部材42,43の内部をそれぞれ外部調整可能
の絞りバルブ46,47で空気ばね41へと連通してい
る。
とになるので装置全体の高さを低く保って設置場所に制
約を受けることがなくなるばかりでなく、内部空気圧力
の設定に伴う空気ばね特性の変更と併せて、絞りバルブ
46,47を調整することにより減衰特性をも変更でき
ることから、一つの擬似タイヤ26で幅広い範囲の実在
のタイヤの代用を果して所定の特性を実現することがで
きる。
費用の低減だけでなく、車種毎に異なるタイヤの交換場
所とそれらを保管しておくための広いスペースの削減を
も可能とするのである。
ト55側へと連繋する各スライド軸14,15をそれぞ
れ一本軸として構成し、これらスライド軸14,15を
断面非円形のスプライン状として多数の転動体18をも
つ軸受により回転止めを施しつつ上下動自在に保持して
いる。
る複数軸間の三次元的平行出しの必要がなくなるので、
スライド軸14,15の製作および組立が簡略化できる
ばかりでなく、これらスライド軸14,15の作動フリ
クションを小さく保って試験結果の精度を高めることが
可能となる。
15の断面を非円形として回転止めを施したことによ
り、擬似タイヤ26とストラット型ショックアブソーバ
37およびウェイト55が相互に回転するのを阻止しつ
つ、これらの回転に伴って発生する捩り力で変位センサ
57,58,59が破損するという不具合をも阻止する
ことになる。
態にあっては、加振機25により擬似タイヤ26側のみ
を加振してサスペンションの試験を行う場合について説
明してきたが、図6に示す実施の形態の一輪モデル型サ
スペンション試験装置1aでは、もう一つの加振機構6
6によってウェイト55側にも外力を加えられるように
した点で異なっている。
上荷重を加えることが可能となることから、加速や減速
および操舵によるロール等の走行条件を模擬的に再現し
て試験を行うことができるし、これらの条件下で擬似タ
イヤ26に入力が加わる場合についてもそれを模擬的に
再現して試験を行うことが可能になるのである。
れば、ショックアブソーバへの荷重の負荷点である連結
ピンを加振機の軸線から横方向にオフセット量を調整可
能にして、しかも、揺動自在に配設したことにより、実
際の走行条件に見合った変動横荷重を加えることがで
き、しかも、この横荷重の値は、連結ピンのオフセット
量を変えることで調整することができるので幅広いショ
ックアブソーバに対して同一のサスペンション試験装置
を適用でき、治具の製作費や保管スペースの低減および
試験効率の向上を図ることが可能になるのである。
気ばねを挟んで上下に二つのチャンバ部材を設け、これ
ら二つのチャンバ部材のチャンバをそれぞれ外部調整可
能の絞り機構で空気ばねへと連通して擬似タイヤを構成
し、この擬似タイヤをタイヤの代わりに使用したことに
より、上記した効果に加えて、サスペンション試験装置
の高さを低く保ちつつ、しかも、外部から絞り機構を調
整することで擬似タイヤのばね定数と内部減衰係数を任
意に設定し得ることから、異なった各種条件下での試験
を行うことができるばかりでなく実際の走行条件に見合
った特性が安価に得られる。
効果に加えて、タイヤとウェイトに連繋する各スライド
軸をそれぞれ一本軸として構成し、これらスライド軸を
断面非円形のスプライン状として多数の転動体をもつ軸
受により回転止めを施して上下動自在に保持したことに
より、擬似タイヤとストラット型ショックアブソーバお
よびウェイトの相互回転を阻止してこれらの間に取り付
けた変位センサの破損を阻止しつつ、振動部分における
スライド軸の作動フリクションをも小さく保って試験結
果の精度をより高めることが可能になる。
側の加振機と併せてウェイト側にも加振機構を配置し、
このウェイト側の加振機構を加速や減速および操舵に起
因するロール等の走行条件に適応して加振してやること
により、上記した各効果に加えて、通常走行の試験は勿
論のこと加速や減速および操舵に起因するロール等の走
行条件下にあっても、これを模擬的に再現して試験を行
うことが可能になるのである。
験装置の実施の形態を示す正面図である。
適用されているスライド軸と軸受の構造例を示す一部切
断斜視図である。
験装置に適用されたオフセット量調整機構を構成する下
部連結部材の斜視図である。
整機構を構成する上部連結部材の斜視図である。
験装置に使用される擬似タイヤの縦断正面図である。
験装置の他の実施の形態を示す正面図である。
ション試験装置を示す正面図である。
サスペンションに作用する力の関係を示す説明図であ
る。
とばね下の関係を示すモデル図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 懸架ばね力を備えるショックアブソーバ
をスライド軸によりタイヤ側へと連繋してサスペンショ
ンを構成し、このサスペンションの上にスライド軸を通
して一輪の負担荷重に相当するウェイトを負荷しつつ、
タイヤを加振機で加振してサスペンションの性能と耐久
性を試験する一輪モデル型のサスペンション試験装置に
おいて、加振機からのショックアブソーバへの荷重の負
荷点である連結ピンを当該加振機の軸線から横方向へと
オフセット量を調整可能にしつつ、かつ、揺動自在に配
置したことを特徴とする一輪モデル型サスペンション試
験装置。 - 【請求項2】 ベローズ式の空気ばねを間に置いて二つ
のチャンバ部材により上下から挟み、これら二つのチャ
ンバ部材のチャンバをそれぞれ外部調整可能の絞り機構
で空気ばねへと連通して擬似タイヤを構成し、この擬似
タイヤをスライド軸によりショックアブソーバへと連繋
してサスペンションを構成した請求項1の一輪モデル型
サスペンション試験装置。 - 【請求項3】 タイヤとウェイト側に連繋する各スライ
ド軸をそれぞれ一本づつの軸で構成し、かつ、各スライ
ド軸を断面非円形のスプライン状として多数の転動体を
もつ軸受により上下動自在に保持した請求項1または2
の一輪モデル型サスペンション試験装置。 - 【請求項4】 タイヤ側と併せてウェイト側にも加振機
構を配置した請求項1,2または3の一輪モデル型サス
ペンション試験装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35409797A JP3607805B2 (ja) | 1997-12-08 | 1997-12-08 | 一輪モデル型サスペンション試験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35409797A JP3607805B2 (ja) | 1997-12-08 | 1997-12-08 | 一輪モデル型サスペンション試験装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH11173954A true JPH11173954A (ja) | 1999-07-02 |
JP3607805B2 JP3607805B2 (ja) | 2005-01-05 |
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ID=18435283
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35409797A Expired - Fee Related JP3607805B2 (ja) | 1997-12-08 | 1997-12-08 | 一輪モデル型サスペンション試験装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3607805B2 (ja) |
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