JPH11173755A - 回転式乾燥機 - Google Patents

回転式乾燥機

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JPH11173755A
JPH11173755A JP36266397A JP36266397A JPH11173755A JP H11173755 A JPH11173755 A JP H11173755A JP 36266397 A JP36266397 A JP 36266397A JP 36266397 A JP36266397 A JP 36266397A JP H11173755 A JPH11173755 A JP H11173755A
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JP
Japan
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chamber
pipe
combustion chamber
drying chamber
air
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Application number
JP36266397A
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English (en)
Inventor
Shinichiro Mashio
眞一郎 眞塩
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 短時間で効率良く乾燥させて、栄養価を損な
うことなく、味や香り、色の仕上りが優れた乾燥食品を
ムラなく均一に製造することができる。 【解決手段】 筒状の燃焼室1を横長に配置し、この左
右側板1a、1bにバーナー5に接続する燃焼炎吹込み
パイプ4と、排気ブロアー11に接続する排気パイプ8を
接続し、前記燃焼室1を囲むように保護カバー12を取付
け、更にこれを囲むように筒状の乾燥室14を設け、この
乾燥室14の左右側板の中心を開口してここにパイプを取
付けて回転軸15、16とし、これを軸受18で支持すると共
に、モータ20に接続して乾燥室14を回転自在に支持する
と共に、燃焼炎吹込みパイプ4と排気パイプ8とをそれ
ぞれ回転軸15、16を貫通させ、且つ吸気ブロアー23に接
続して燃焼室1内を通る空気吹込み管24の吹込み口25を
乾燥室14内に配置すると共に、この乾燥室14内の空気を
燃焼室1に排出する排気口30を設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はきのこや山菜、野菜
などの農産物や魚などの水産物、肉類などの食品を短時
間で風味を損なわずに乾燥させる回転式乾燥機に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般にきのこ類や山菜類、果物類、花木
類、穀物類などの農作物や、魚類や貝類などの水産物、
肉類などの食品を乾燥させて保存性や風味を高めること
が行なわれている。従来の乾燥装置は、乾燥する食品を
入れた乾燥室内にバーナーの燃焼炎を直接吹込んで、高
温の空気により加熱乾燥させる直火方式や、燃焼炎を蛇
行するパイプ内に通して、この外側にファンから空気を
送って高温のパイプと接触させることにより空気を加熱
し、この加熱された空気を乾燥室内に送る間接加熱方式
とがある。
【0003】前者の直火方式の乾燥機は、加熱温度の調
節が難しく、温度が低いと乾燥に時間がかかり、また温
度が高すぎると食品の組織が破壊されて栄養価が下が
り、焦げて味や香り、外観などを損なう問題があった。
また後者の間接加熱方式は、温度が40℃程度しか上昇
しないので、乾燥に時間がかかり、味や香りが低下する
問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記欠点を除
去し、短時間で効率良く乾燥させて、栄養価を損なうこ
となく、味や香り、色の仕上りが優れた乾燥食品をムラ
なく均一に製造することができる回転式乾燥機を提供す
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
回転式乾燥機は、筒状の燃焼室を横長に配置し、この左
右側板の中心を開口して、この開口部にそれぞれパイプ
を取付け、一方のパイプをバーナーに接続する燃焼炎吹
込みパイプとし、他方のパイプを排気ブロアーに接続す
る排気パイプとし、前記燃焼室の少なくとも上部を囲む
ように保護カバーを取付け、この保護カバーを囲むよう
に筒状の乾燥室を設け、この乾燥室の左右側板の中心を
開口し、この開口部にそれぞれパイプを取付けて回転軸
とし、この両回転軸を軸受で支持すると共に、回転軸を
モータに接続して前記乾燥室を回転自在に支持すると共
に、前記燃焼炎吹込みパイプと排気パイプとをそれぞれ
回転軸を貫通させ、且つ吸気ブロアーに接続して燃焼室
内を通る空気吹込み管の吹込み口を前記乾燥室内に、配
置すると共に、この乾燥室内の空気を燃焼室に排出する
排気口を燃焼室のバーナー側の側板に設けたことを特徴
とするものである。
【0006】更に、請求項2記載の回転式乾燥機は、回
転自在に支持された筒状の乾燥室の内壁に、回転方向に
沿って所定の間隔で複数本の攪拌羽根を取付けると共
に、保護カバーの上面に弾性材で形成した邪魔板を突設
したことを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の一形態を図1
ないし図4を参照して詳細に説明する。図において1は
円筒状の燃焼室で横長に配置されている。この燃焼室1
の左右側板1a、1bの中心は円形に開口され、一方の
左側板1aの開口部が燃焼炎吹込み口2になっている。
また他方の右側板1bの開口部は燃焼ガス排気口3とな
っている。また前記燃焼炎吹込み口2の外側には燃焼炎
吹込みパイプ4が接続され、この端部にバーナー5が取
付けられ、更にこのバーナー5は燃料タンク6に接続さ
れている。
【0008】また右側板1bに開口した燃焼ガス排気口
3の外側には、煙突状の燃焼ガス排気パイプ8が接続さ
れ、この中間に温度センサー9と調整バルブ10が取付け
られ、先端側に排気ブロアー11が取付けられている。ま
た図2に示すように前記燃焼室1にはこの上部と側方を
囲むように、円筒体の下部を開口した保護カバー12が付
けられている。
【0009】また図1において14は六角筒状に形成され
た乾燥室で、この燃焼室14の左右側板14a、14bの中心
を開口し、この開口部にそれぞれパイプを取付けて回転
軸15、16とし、この両回転軸15、16は、支持台17、17に
取付けた軸受18、18で支持されている。この左側板14a
側の回転軸15の内側には、前記燃焼室1に接続した燃焼
炎吹込みパイプ4が貫通し、また右側板14b側の回転軸
16の内側には前記燃焼ガス排気パイプ8が貫通するよう
になっている。
【0010】また燃焼ガス排気パイプ8の回転軸16には
プーリー19aが取付けられ、これはモータ20の出力軸に
取付けたプーリー19bにベルト21で接続され、モータ20
の回転により六角筒状の乾燥室14が燃焼室1の周りを回
転するようになっている。また23は吸気ブロアーで、こ
れは空気吹込み管24に接続され、この空気吹込み管24は
中間に空気調整バルブ25が取付けられ、更に前記燃焼ガ
ス排気パイプ8の内側を通って燃焼室1内に配管されて
いる。燃焼室1内に配管された空気吹込み管24は内部で
Uターンして燃焼ガス排気パイプ8から乾燥室14の内側
に突出し、先端の空気吹込み口25から加熱乾燥された空
気を噴出するようになっている。
【0011】また乾燥室14には図4に示すように蓋27が
取付けられ、ここから乾燥原料32を投入排出するように
なっている。更に乾燥室14の内壁には図2に示すように
回転方向に沿って所定の間隔で複数本の攪拌羽根28…が
水平に取付けられていると共に、保護カバー12の上面に
耐熱ゴム板などの弾性材で形成した邪魔板29が突設され
ている。また燃焼室1の左側板1aの上部には乾燥室14
に連通する排気口30が開口されている。なお図1におい
て31はバーナー5や、モータ20、排気ブロアー11、吸気
ブロアー23を制御する制御スイッチである。
【0012】上記構成の回転式乾燥機は、先ず乾燥室14
の蓋27を開けてここから乾燥原料32を投入する。次に制
御スイッチ31を操作してバーナー5を着火すると共に、
モータ20と排気ブロアー11、吸気ブロアー23を駆動させ
る。モータ20が回転すると、プーリー19bからベルト21
を介して回転軸16に取付けたプーリー19aに回転力が伝
達され、乾燥室14が燃焼室1の回りを回転する。また吸
気ブロアー23が駆動すると、外気が空気吹込み管24に吸
引される。空気吹込み管24は燃焼ガス排気パイプ8から
燃焼室1内をUターンして配管されているので、吸引さ
れた空気は加熱されて乾燥し、先端の空気吹込み口25か
ら乾燥室14内に噴射される。
【0013】この状態で乾燥室14内に投入された乾燥原
料32は、バーナー燃焼炎により加熱された燃焼室1から
の熱と、空気吹込み口25から噴射された高温の乾燥空気
とにより急速に加熱されて乾燥が進行していく。また六
角形に形成された乾燥室14は図2および図3に示すよう
に矢印方向に回転すると攪拌羽根28…により乾燥原料32
が持ち上げられて上昇し、次いで上方から燃焼室1を覆
う保護カバー12の上に高温の空気に触れながら落下す
る。保護カバー12は高温に加熱した燃焼室1に乾燥原料
32が直接触れて焦げないように保護されているので、こ
の表面に接して加熱されながら底部に落下する。
【0014】また空気吹込み口25から乾燥室14内に噴射
された乾燥した高温の空気は、内部の乾燥原料32を加熱
乾燥するため湿度が高くなる。この湿度の高くなった空
気は保護カバー12の開口部から上昇し、燃焼室1の左側
板1aの上部に開口した排気口30から燃焼室1内に排出
され、バーナー燃焼炎と共に燃焼ガス排気口3から燃焼
ガス排気パイプ8を通って外部に排出されるようになっ
ている。
【0015】このように乾燥室14の回転により乾燥原料
32が回転して撹拌されると共に、燃焼室1からの加熱と
乾燥した高温の空気の流入により、乾燥原料32は短時間
でムラなく均一に乾燥されて、味や香り、および栄養価
の低下のない製品となる。また実験によると乾燥しいた
けを製造する場合、従来の直火方式の装置で行なうと4
8時間かかっていたが、本発明の装置では8時間で乾燥
し、しかも味や香りも優れ、商品価値の高い乾燥しいた
けを製造することができた。
【0016】図5は本発明の他の実施の形態を示すもの
で、燃焼室1を囲む保護カバー12を円筒体で形成し、底
部に高温の空気が上昇する通気口33を開口したものであ
る。また左側板1aに開口した排気口30は、燃焼炎吹込
み口2の横の中間部に設けられている。この排気口30は
下部側に設けても良く、その位置を変えることにより排
気量を調整することができる。なおこの排気口30の開口
位置および大きさは、空気吹込み口25から吹込む空気量
や燃焼室1の大きさ、バーナー5の能力などにより選定
されるが、左側板1aに排気口30を開口することに燃焼
室1が高温度になっても排気口30から燃焼炎が逆流する
ことがない。
【0017】なお上記説明では乾燥室14を六角筒状に形
成した場合について示した、五角筒状や八角筒状、円筒
状など他の筒状でも良い。また乾燥室14の内側に設けた
攪拌羽根28の取付け枚数は任意に選定することができ
る。またモータ20から乾燥室14に取付けた回転軸16に回
転力を伝達する機構としては、チェーンやギアを介して
伝達する構造でも良い。
【0018】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る請求項1
記載の回転式乾燥機によれば、燃焼室を固定し、これに
保護カバーを設けてこの外側を乾燥室が回転すると共
に、乾燥した空気を流通させることにより原料を短時間
で効率良く乾燥させて、栄養価を損なうことなく、味や
香り、色の仕上りが優れた乾燥食品を製造することがで
きる。更に請求項2記載の回転式乾燥機は、乾燥室の内
壁に攪拌羽根を取付けると共に、保護カバーの上面に弾
性材で形成した邪魔板を突設してあるので、原料が十分
に空気に触れながら撹拌されて短時間でムラなく均一に
乾燥させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態による回転式乾燥機の断
面図である。
【図2】図1に示す乾燥室と燃焼室のA−A線断面図で
ある。
【図3】図1に示す乾燥室と燃焼室のB−B線断面図で
ある。
【図4】図1に示す回転式乾燥機の斜視図である。
【図5】本発明の他の実施の形態による乾燥室と燃焼室
の断面図である。
【符合の説明】
1 燃焼室 2 燃焼炎吹込み口 3 燃焼ガス排気口 4 燃焼炎吹込みパイプ 5 バーナー 8 燃焼ガス排気パイプ 11 排気ブロアー 12 保護カバー 14 乾燥室 15 回転軸 16 回転軸 20 モータ 23 吸気ブロアー 24 空気吹込み管 25 空気吹込み口 27 蓋 28 攪拌羽根 29 邪魔板 30 排気口 31 制御スイッチ 32 乾燥原料 33 通気口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の燃焼室を横長に配置し、この左右
    側板の中心を開口して、この開口部にそれぞれパイプを
    取付け、一方のパイプをバーナーに接続する燃焼炎吹込
    みパイプとし、他方のパイプを排気ブロアーに接続する
    排気パイプとし、前記燃焼室の少なくとも上部を囲むよ
    うに保護カバーを取付け、この保護カバーを囲むように
    筒状の乾燥室を設け、この乾燥室の左右側板の中心を開
    口し、この開口部にそれぞれパイプを取付けて回転軸と
    し、この両回転軸を軸受で支持すると共に、回転軸をモ
    ータに接続して前記乾燥室を回転自在に支持すると共
    に、前記燃焼炎吹込みパイプと排気パイプとをそれぞれ
    回転軸を貫通させ、且つ吸気ブロアーに接続して燃焼室
    内を通る空気吹込み管の吹込み口を前記乾燥室内に、配
    置すると共に、この乾燥室内の空気を燃焼室に排出する
    排気口を燃焼室のバーナー側の側板に設けたことを特徴
    とする回転式乾燥機。
  2. 【請求項2】 回転自在に支持された筒状の乾燥室の内
    壁に、回転方向に沿って所定の間隔で複数本の攪拌羽根
    を取付けると共に、保護カバーの上面に弾性材で形成し
    た邪魔板を突設したことを特徴とする請求項1記載の回
    転式乾燥機。
JP36266397A 1997-12-12 1997-12-12 回転式乾燥機 Pending JPH11173755A (ja)

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