JPH11173558A - 電子レンジ - Google Patents

電子レンジ

Info

Publication number
JPH11173558A
JPH11173558A JP33702297A JP33702297A JPH11173558A JP H11173558 A JPH11173558 A JP H11173558A JP 33702297 A JP33702297 A JP 33702297A JP 33702297 A JP33702297 A JP 33702297A JP H11173558 A JPH11173558 A JP H11173558A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooking
output
cooking time
input
time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33702297A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Okamura
嘉夫 岡村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP33702297A priority Critical patent/JPH11173558A/ja
Publication of JPH11173558A publication Critical patent/JPH11173558A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electric Ovens (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 仕上り状態の向上を図ること。 【解決手段】 調理本を見ながら500Wでの調理時間
T1 を入力した後(ステップS3)、出力確認キーを操
作し(ステップS4)、調理時間T1 に対応する調理出
力W1 (500W)を入力すると(ステップS7)、制
御装置は、マグネトロンの実出力(700W)に対応す
るように、調理時間の入力結果T1 をレンジ出力の入力
結果W1 に基づいて短縮する(ステップS111)。こ
のため、調理物の過加熱が防止されるので、仕上り状態
が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、調理時間を手動で
入力する構成の電子レンジに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】現状の電子レンジは、
出力が500W,600Wのものが主流であり、調理本
や冷凍食品のパッケージ等には500Wでの調理時間,
600Wでの調理時間が記載されている。これに対して
近年では、600Wを上回る高出力で継続的に調理を行
ったり、初期のみ600Wを上回る高出力で調理を行
い、調理時間を短縮することが考えられている。この電
子レンジの場合、調理本通りに調理時間が設定された
り、500Wあるいは600Wの感覚で調理時間が設定
されたりすると、調理物が過加熱されるので、調理物の
仕上り状態が低下する。
【0003】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、仕上り状態の向上を図り得る電子レ
ンジを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の電子レン
ジは、調理室内にマイクロ波を照射するマグネトロン
と、前記マグネトロンを駆動制御することに基づいて前
記調理室内に収納された調理物を調理する制御手段と、
前記制御手段に調理時間を入力するための第1の入力手
段と、前記制御手段に調理出力を入力するための第2の
入力手段とを備え、前記制御手段が、調理出力の入力結
果に基づいて調理時間の入力結果を前記マグネトロンの
実出力に対応するように補正するところに特徴を有して
いる。上記手段によれば、例えば500Wでの調理時間
と、調理出力500Wとが入力されると、調理出力の入
力結果500Wに基づいて調理時間の入力結果がマグネ
トロンの実出力に対応するように短縮される。このた
め、調理物の過加熱が防止されるので、調理物の仕上り
状態が向上する。
【0005】請求項2記載の電子レンジは、第2の入力
手段が装置本体に装着された操作手段からなるところに
特徴を有している。上記手段によれば、冷凍食品のパッ
ケージ等に記載されたバーコードから調理出力を読取る
場合とは異なり、バーコードリーダ等の取扱いが不慣れ
な使用者でも調理出力を簡単に入力できる。これと共
に、バーコードを必要としない利点もある。
【0006】請求項3記載の電子レンジは、制御手段が
マグネトロンを調理初期に高出力で駆動するところに特
徴を有している。上記手段によれば、調理初期に調理物
が高出力で加熱されるので、加熱効率が向上し、調理時
間が短縮される。特に、出力が変化するものにあって
は、使用者が入力時間を一律に決めることが困難である
ため、有効になる。
【0007】請求項4記載の電子レンジは、調理時間の
補正結果が調理初期の高出力時間を上回る場合、制御手
段が別の補正式に基づいて調理時間の入力結果を補正す
るところに特徴を有している。上記手段によれば、調理
時間の補正結果が通常出力時間内に及ぶときには、別の
補正式に基づいて調理時間の入力結果が補正される。こ
のため、初期の高出力時間に影響されることなく、調理
物の仕上り状態が向上する。
【0008】請求項5記載の電子レンジは、調理時間の
入力結果が表示される表示手段を備え、制御手段が調理
時間の入力結果を補正すると、入力結果の表示を補正結
果の表示に変更するところに特徴を有している。上記手
段によれば、調理時間の入力結果が補正されると、入力
結果の表示が補正結果の表示に変更されるので、調理時
間の変更を視覚的に知らせることができる。
【0009】請求項6記載の電子レンジは、制御手段が
入力結果の表示を補正結果の表示に変更する際に報知手
段を鳴動させるところに特徴を有している。上記手段に
よれば、調理時間の入力結果の表示が補正結果の表示に
変わる際に報知手段が鳴動するので、調理時間の変更を
視覚的および聴覚的に知らせることができる。
【0010】請求項7記載の電子レンジは、第2の入力
手段が装置本体に回動可能に装着されたダイアルからな
り、制御手段に調理時間の補正を指令するための操作手
段が装置本体に装着され、制御手段が、操作手段の操作
後にダイアルが操作されたことを検出すると、ダイアル
の操作内容に応じて調理出力を検出するところに特徴を
有している。上記手段によれば、操作手段を操作して調
理時間の補正モードを指令した後、ダイアルを回動操作
すると、ダイアルの操作内容に応じて調理出力が入力さ
れるので、補正モードを指令する操作手段と調理時間を
入力する操作手段とが専用化される。
【0011】請求項8記載の電子レンジは、第2の入力
手段が装置本体に押圧操作可能に装着されたキーからな
り、制御手段が、キーの1回目の操作で調理時間の補正
モードに切換わり、キーの2回目以後の操作でキーの操
作内容に応じて調理出力を検出するところに特徴を有し
ている。上記手段によれば、キーを押圧操作して調理時
間の補正モードを指令した後、キーを再操作すると、キ
ーの操作内容に応じて調理出力が入力されるので、補正
モードを指令する操作手段と調理出力を入力する操作手
段とが兼用化される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例を図1
ないし図4に基づいて説明する。まず、図4において、
キャビネット1は前面が開口する箱状をなすものであ
り、キャビネット1の内部には調理室2が形成されてい
る。そして、キャビネット1には扉3が回動可能に装着
されており、調理室2の前面開口部は、扉3の回動操作
に伴い開閉される。尚、キャビネット1は装置本体に相
当するものである。
【0013】キャビネット1の内部には、調理室2の天
井部に位置してグリルヒータ4(図3参照)が装着され
ており、グリルヒータ4が発熱すると、調理室2内に輻
射熱が照射される。また、キャビネット1の内部には、
調理室2の後方に位置してオーブンヒータ5a(図3参
照)およびファン装置5b(図3参照)が装着されてお
り、オーブンヒータ5aおよびファン装置5bが作動す
ると、ファン装置5bからの吐出風がオーブンヒータ5
aに吹付けられて熱風化された後、調理室2内に送風さ
れる。
【0014】キャビネット1の内部には、調理室2の右
側に位置して機械室(図示せず)が区画形成されてお
り、機械室の内部にはマグネトロン6(図3参照)およ
び導波管(図示せず)が配設されている。そして、調理
室2の右側壁には励振口(図示せず)が設けられてお
り、マグネトロン6が作動すると、導波管から励振口を
通して調理室2内にマイクロ波が照射される。
【0015】機械室の内部には、制御手段に相当する制
御装置7(図3参照)が配設されている。この制御装置
7は、マイクロコンピュータを主体に構成されたもので
あり、CPU,ROM,RAM等を有している。また、
キャビネット1の前面には、図4に示すように、操作パ
ネル8が装着されている。この操作パネル8には、図2
に示すように、グリルキー9およびオーブンキー10が
押圧操作可能に装着されており、制御装置7は、グリル
キー9およびオーブンキー10の操作を検出すると、手
動グリルモードおよび手動オーブンモードに切換わる。
【0016】操作パネル8には温度増キー11aおよび
温度減キー11bが押圧操作可能に装着されており、制
御装置7は、手動グリルモード時に温度増キー11aお
よび温度減キー11bの操作を検出したり、手動オーブ
ンモード時に温度増キー11aおよび温度減キー11b
の操作を検出すると、温度増キー11aおよび温度減キ
ー11bの操作回数に応じて初期温度を所定量ずつ増減
し、グリル調理温度およびオーブン調理温度を設定す
る。
【0017】操作パネル8にはレンジキー12が押圧操
作可能に装着されており、制御装置7は、レンジキー1
2の操作を検出すると、手動レンジモードに切換わる。
これと共に、レンジキー12の操作毎にマグネトロン6
の設定出力を「強(700W)」および「弱(200
W)」に交互に切換える。
【0018】操作パネル8には、第1の入力手段および
第2の入力手段に相当するダイアル13が回動操作可能
に装着されており、制御装置7は、手動グリルモード
時,手動オーブンモード時,手動レンジモード時にダイ
アル13の操作を検出すると、ダイアル13の操作量に
応じて調理時間T1 を設定する。
【0019】操作パネル8にはスタートキー14が押圧
操作可能に装着されており、制御装置7は、スタートキ
ー14の操作を検出すると、下記形態で調理を行う。
手動オーブンモード時にスタートキー14の操作を検出
すると、設定時間T1に達するまでオーブンヒータ5a
およびファン装置5bを駆動制御し、調理室2内を設定
温度に保持しながら調理室2内に熱風を送風する(オー
ブン調理)。手動グリルモード時にスタートキー14
の操作を検出すると、設定時間T1 に達するまでグリル
ヒータ4を駆動制御し、調理室2内を設定温度に保持し
ながら調理室2内に輻射熱を照射する(グリル調理)。
手動レンジモード時にスタートキー14の操作を検出
すると、設定時間T1 に達するまでマグネトロン6を駆
動制御し、調理室2内に設定出力でマイクロ波を照射す
る(レンジ調理)。
【0020】操作パネル8には弱めキー15aおよび強
めキー15bが押圧操作可能に装着されており、制御装
置7は、手動レンジ調理の実行中に弱めキー15aの操
作を検出すると、弱めキー15aの操作回数に応じて設
定時間T1 を所定量ずつ減算し、強めキー15bの操作
を検出すると、強めキー15aの操作回数に応じて設定
時間T1 を所定量ずつ加算する。
【0021】操作パネル8には生解凍キー16が押圧操
作可能に装着されており、制御装置7は、生解凍キー1
6の操作を検出すると、調理時間およびレンジ出力を自
動的に設定し、マグネトロン6を設定時間に達するまで
設定出力で駆動制御する。
【0022】操作パネル8にはカラッとグルメキー17
が押圧操作可能に装着されており、制御装置7は、カラ
ッとグルメキー17の操作を検出すると、第1の調理時
間および第2の調理時間を自動的に設定し、グリルヒー
タ4を第1の設定時間に達するまで駆動制御した後、マ
グネトロン6を第2の設定時間に達するまで駆動制御す
る。また、操作パネル8にはトーストキー18が押圧操
作可能に装着されており、制御装置7は、トーストキー
18の操作を検出すると、調理時間を自動的に設定し、
グリルヒータ4を設定時間に達するまで駆動制御する。
【0023】キャビネット1内には、調理室2の下方に
位置してRTモータ19(図3参照)が配設されてお
り、RTモータ19の回転軸には、図4に示すように、
調理室2内の底部に位置して金属製の回転網20が連結
されている。この回転網20は、パン等の調理物やレン
ジ調理用のガラス皿を載置するためのものであり、制御
装置7は、レンジキー12,生解凍キー16,カラッと
グルメキー17,トーストキー18のいずれかが操作さ
れている場合、RTモータ19を駆動しながら調理を行
い、回転網20を回転させる。
【0024】操作パネル8には、図2に示すように、オ
ートメニュー表示部21が設けられている。このオート
メニュー表示部21は「1解凍あたため〜10ロールケ
ーキ」と記された部分を称するものであり、制御装置7
は、オーブンキー9,グリルキー10,レンジキー12
の非操作状態でダイアル13の操作を検出すると、ダイ
アル13の操作内容に応じたオートメニューを選択し、
調理時間を自動的に設定する。この状態でスタートキー
14の操作を検出すると、オートメニューに応じてグリ
ルヒータ4,オーブンヒータ5a,ファン装置5b,マ
グネトロン6,RTモータ19を選択的に駆動制御し、
設定時間に達するまで自動調理を実行する。
【0025】操作パネルには、表示手段に相当する表示
装置22が装着されている。この表示装置22は液晶表
示装置からなるものであり、制御装置7は、調理モー
ド,レンジ出力(弱,強),オートメニュー,調理設定
時間T1 ,残り調理時間,設定温度等の調理情報を表示
装置22に表示する。
【0026】操作パネル8には、操作手段に相当する出
力確認キー23が押圧操作可能に装着されており、制御
装置7は、レンジ出力「強」の手動レンジモード時に出
力確認キー23の操作を検出すると、ダイアル13で設
定された調理時間T1 を自動的に補正する。図1は、制
御装置7のROMに書込まれた調理時間補正用の制御プ
ログラムを示すものであり、以下、図1の制御プログラ
ムについて詳述する。
【0027】制御装置7は、ステップS1でレンジキー
12によりレンジ出力が「強」に設定されたことを検出
すると、ステップS2へ移行し、ダイアル13の操作を
待つ。ここで、ダイアル13の操作を検出すると、ステ
ップS3へ移行し、ダイアル13の操作量に応じて調理
時間T1 を設定する。この調理時間T1 は、市販の調理
本や冷凍食品のパッケージ等に記載されたものであり、
レンジ出力が500Wあるいは600Wでの適性な値で
ある。
【0028】制御装置7は、調理時間T1 を設定する
と、ステップS4へ移行し、出力確認キー23の操作を
判断する。ここで、出力確認キー23が操作されない場
合にはステップS5へ移行し、スタートキー14の操作
を判断した後、ステップS4に復帰し、ステップS4お
よびS5を繰返す。この状態でスタートキー14の操作
を検出すると、ステップS5からS6へ移行し、RTモ
ータ19を駆動しながら、設定出力「強(700W)」
で設定時間T1 に達するまでマグネトロン6を駆動す
る。
【0029】尚、制御装置7は、調理を開始すると、表
示装置22に表示された調理時間T1 の表示値を調理の
進行に伴い秒単位で減らし、表示装置22に残り調理時
間を表示する。
【0030】制御装置7は、ステップS4で出力確認キ
ー23の操作を検出すると、調理時間T1 の補正モード
に切換わる。そして、表示装置22にレンジ出力「0
W」を表示してステップS7へ移行し、ダイアル13の
操作を待つ。ここで、ダイアル13の操作を検出する
と、ステップS8へ移行し、ダイアル13の操作量に応
じてレンジ出力W1 を設定すると共に、表示装置22の
出力表示をW1 に変更する。このレンジ出力W1 は、市
販の調理本や冷凍食品のパッケージ等に記載された値
(500Wあるいは600W)であり、先に設定した調
理時間T1 に対応するものである。
【0031】尚、制御装置7は、ステップS7でダイア
ル13が正方向へ回動操作された場合、ダイアル13が
所定量操作される毎にレンジ出力W1 を所定量(例えば
50W)ずつ加算し、ダイアル13が逆方向へ回動操作
された場合、ダイアル13が所定量操作される毎にレン
ジ出力W1 を所定量(例えば50W)ずつ減算する。
【0032】制御装置7は、レンジ出力W1 を設定する
と、ステップS9へ移行し、スタートキー14の操作を
待つ。ここで、スタートキー14が操作されると、ステ
ップS10へ移行し、先のステップS3で設定した調理
時間T1 の表示を数秒間点滅させる。そして、ステップ
S11へ移行し、ROMに記録された補正式を読出して
RAMに書込む。
【0033】下記(1)式は、制御装置7のROMに書
込まれた補正式を示すものである。ここで、W1 は調理
本等に記載されたレンジ出力(ステップS8で設定した
レンジ出力)、W2 は実機のレンジ出力、T1 は調理本
等に記載された調理時間(ステップS3で設定した調理
時間)、kは調理実験に基づいて決定された補正係数
(1.1)、T2 は調理時間の補正値である。 T2 =k×T1 ×(W1 /W2 ) ……(1)
【0034】制御装置7は、ステップS11で補正式を
RAMに書込むと、W1 ,W2 ,T1 ,kに所定の値を
代入し、調理時間の補正値T2 を演算する。例えば、実
出力が700Wの製品で調理時間T1 を5分(300
秒),レンジ出力W1 を500Wに設定した場合、調理
時間T1 が3分56秒に補正される。
【0035】制御装置7は、調理時間の補正値T2 を演
算すると、ステップS12へ移行し、表示装置22に表
示された調理時間T1 を補正値T2 に変更する。この
後、ステップS13へ移行し、ブザー24(図3参照)
を「ピッ」と鳴動させることに伴い、調理時間T1 の変
更を報知する。尚、ブザー24は、鳴動手段に相当する
ものであり、機械室内に配設されている。
【0036】制御装置7は、ブザー24を鳴動させる
と、ステップS14へ移行し、RTモータ19を駆動し
ながら、設定出力「強(700W)」で補正時間T2 に
達するまでマグネトロン6を駆動する。このとき、表示
装置22に表示された調理時間T2 の表示値を調理の進
行に伴い秒単位で減らし、表示装置22に残り調理時間
を表示する。
【0037】尚、操作パネル8には、図2に示すよう
に、とりけしキー25が押圧操作可能に装着されてお
り、制御装置7は、手動オーブン調理時,手動グリル調
理時,手動レンジ調理時,生解凍調理時,カラッとグル
メ調理時,トースト調理時,オートメニュー調理時にと
りけしキー25の操作を検出すると、調理を停止する。
【0038】上記実施例によれば、調理時間の入力結果
T1 を調理出力の入力結果W1 に基づいてマグネトロン
6の実出力W2 に対応するように補正した。このため、
調理本や冷凍食品のパッケージ等を見ながら調理時間T
1 を設定した場合でも、調理時間T1 が製品の実出力W
2 に対応するように短縮されるので、調理物の過加熱が
防止され、仕上り状態が向上する。これと共に、高出力
の電子レンジを使用するにあたって、調理時間の設定に
戸惑ったりすることがなくなる。
【0039】また、調理時間T1 およびレンジ出力W1
をダイアル13により入力する構成とした。このため、
冷凍食品のパッケージ等に記載されたバーコードから調
理時間T1 およびレンジ出力W1 を読取る場合とは異な
り、バーコードリーダ等の取扱いが不慣れな使用者でも
調理時間T1 および調理出力W1 を簡単に入力すること
ができる。これと共に、バーコードを必要としない利点
もある。
【0040】また、調理時間の入力結果T1 が補正され
ると、入力結果T1 の表示を補正結果T2 の表示に変更
した。このため、調理時間の変更を使用者に目で知らせ
ることができるので、調理時間を短縮できる高出力電子
レンジのメリットを使用者に知らせることができる。ま
た、調理時間の入力結果T1 の表示を補正結果T2 の表
示に変更する際にブザー25を鳴動させたので、調理時
間の変更を使用者に目および耳の双方で知らせることが
できる。
【0041】また、出力確認キー23の操作に伴い補正
モードを指令した後、ダイアル13を回動操作すると、
ダイアル13の操作内容に応じてレンジ出力W1 が設定
されるようにした。このため、補正モードを指令する操
作手段とレンジ出力W1 を入力する操作手段とが各々専
用化されるので、操作が簡単になる。これと共に、ダイ
アル13の回転方向に応じてレンジ出力W1 を加減する
ことができるので、レンジ出力W1 の設定を簡単・正確
に行うことができる。
【0042】また、調理時間T1 を入力するダイアル1
3とレンジ出力W1を入力するダイアル13とを兼用化
したので、操作手段の数が低減され、構成が簡素化され
る。また、出力確認キー23の操作時のみ調理時間の入
力結果T1 を補正した。このため、マグネトロン6の実
出力W2 に応じた調理時間が入力された場合に入力結果
T1 が補正されることが防止されるので、調理ミスがな
くなる。
【0043】次に本発明の第2実施例を図5に基づいて
説明する。尚、上記第1実施例と同一の部材については
同一の符号を付して説明を省略し、以下、異なる部材に
ついてのみ説明を行う。
【0044】制御装置7のROMには、マグネトロン6
を調理初期のT3 秒間(具体的には300秒)だけ高出
力W3 (具体的には800W)で駆動する制御プログラ
ムが記憶されており、制御装置7は、ステップS11で
調理時間T1 を補正するにあたって、下記(1a)の補
正式をROMから読出してRAMに書込む。 T2 =k×T1 ×(W1 /W3 ) ……(1a) 但し、W1 はステップS8で設定されたレンジ出力、T
1 はステップS3で設定された調理時間、kは補正係
数、T2 は調理時間の補正値である。
【0045】制御装置7は、ステップS11で補正式
(1a)をRAMに書込むと、W1 ,W3 ,T1 ,kに
所定の値を代入して調理時間の補正値T2 を演算し、ス
テップS21へ移行する。ここで、「T2 ≦T3 」を判
断すると、ステップS12へ移行し、表示装置22の調
理時間T1 の表示をT2 に変更する。
【0046】制御装置7は、ステップS21で「T2 >
T3 」を判断すると、ステップS22へ移行し、下記
(1b)の補正式をROMから読出してRAMに書込
む。 T2 =T3 +(k×T1 ×W1 /W3 )×(W3 /W2 ) ……(1b) そして、k,T1 ,T3 ,W1 ,W2 ,W3 に所定の値
を代入して調理時間の補正値T2 を演算した後、ステッ
プS12へ移行し、表示装置22の調理時間T1の表示
をT2 に変更する。例えば初期出力が800Wで5分
(300秒),通常の高出力が700Wの製品で、調理
時間T1 を5分(300秒),レンジ出力W1 を500
Wに設定した場合、調理時間T1 が7分に補正される。
【0047】上記実施例によれば、マグネトロン6を調
理初期のみ800Wの高出力で駆動した。このため、加
熱効率が向上し、調理時間が短縮される。これと共に、
使用者が入力時間を一律に決めることが困難であって
も、調理時間T1 が適切値T3に補正されるので、有効
になる。また、調理時間T1 の補正値T2 が初期の高出
力時間T3 を上回った場合には、別の補正式(1b)に
基づいて調理時間T1 を補正した。このため、初期の高
出力期間T3 に影響されることなく、調理物の仕上り状
態が向上する。
【0048】尚、上記第1および第2実施例において
は、ダイアル13の操作に伴いレンジ出力W1 を所定量
ずつ加減算したが、これに限定されるものではなく、例
えばダイアル13の回動位置に応じてレンジ出力W1 を
500W,600Wの2段階で変更しても良い。
【0049】次に本発明の第3実施例を図6に基づいて
説明する。尚、上記第1実施例と同一の部材については
同一の符号を付して説明を省略し、以下、異なる部材に
ついてのみ説明を行う。制御装置7は、ステップS4で
出力確認キー23の操作を検出すると、ステップS23
へ移行し、出力確認キー23の操作を待つ。ここで、出
力確認キー23の操作を検出すると、ステップS8へ移
行し、出力確認キー23の操作毎にレンジ出力W1 を5
00W,600Wに交互に設定する。
【0050】上記実施例によれば、出力確認キー23を
操作して調理時間の補正モードを指令した後、出力確認
キー23を再操作すると、出力確認キー23の操作内容
に応じてレンジ出力W1 が入力されるようにした。この
ため、補正モードを指令する操作手段とレンジ出力W1
を入力する操作手段とを兼用化できる上、調理時間T1
を設定するダイアル13にレンジ出力W1 の設定機能を
付与する必要がなくなる。
【0051】尚、上記第3実施例においては、出力確認
キー23の操作毎にレンジ出力W1を500W,600
Wに切換える構成を第1実施例に適用したが、これに限
定されるものではなく、上記第2実施例に適用しても良
い。
【0052】また、上記第1および第2実施例では、調
理時間T1 およびレンジ出力W1 をダイアル13により
入力し、上記第3実施例では、ダイアル13および出力
確認キー23により入力したが、これに限定されるもの
ではなく、例えば、冷凍食品のパッケージ等に記載され
たバーコード(調理時間T1 ,レンジ出力W1 が符号化
されたバーコード)をバーコードリーダで読取って制御
装置7に入力する構成としても良い。
【0053】また、上記第1〜第3実施例においては、
調理時間T1 を入力した後、レンジ出力W1 を入力する
構成としたが、これに限定されるものではなく、例えば
レンジ出力W1 を入力した後、調理時間T1 を入力する
構成としても良い。
【0054】また、上記第1〜第3実施例においては、
調理時間T1 の補正係数kを一義的な値1.1に設定し
たが、これに限定されるものではなく、例えば制御装置
7のROMに調理室2の庫内温度と補正係数kとの関係
を書込んでおき、庫内温度の検出値に応じた補正係数を
ROMから読出して使用する構成としても良い。
【0055】また、上記第1〜第3実施例においては、
ステップS10で調理時間T1 の表示を点滅させたが、
これに限定されるものではなく、例えば調理時間T1 の
表示を一旦消した後、ステップS10で調理時間T1 を
数秒だけ表示し、ステップS12で調理時間T1 の表示
を補正値T2 に変更しても良い。
【0056】また、上記第1〜第3実施例においては、
ヒータ調理機能を有する電子レンジに本発明を適用した
が、これに限定されるものではなく、例えばレンジ調理
専用機に本発明を適用しても良い。
【0057】また、上記第1〜第3実施例においては、
自動レンジ調理機能を有する電子レンジに本発明を適用
したが、これに限定されるものではなく、例えば手動レ
ンジ調理専用機に本発明を適用しても良い。
【0058】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の電子レンジは次の効果を奏する。請求項1記載の手段
によれば、調理時間の入力結果をマグネトロンの実出力
に対応するように補正したので、調理物の過加熱が防止
され、仕上り状態が向上する。請求項2記載の手段によ
れば、第2の入力手段を装置本体に装着された操作手段
から構成した。このため、冷凍食品のパッケージ等に記
載されたバーコードから調理出力を読取る場合とは異な
り、バーコードリーダ等の取扱いが不慣れな使用者でも
調理出力を簡単に入力できる。これと共に、バーコード
を用いなくても調理時間の入力が可能になる。
【0059】請求項3記載の手段によれば、マグネトロ
ンを調理初期に高出力で駆動したので、加熱効率が向上
し、調理時間が短縮される。これと共に、加熱出力が変
わる場合には時間の設定を行うことが困難になるが、調
理時間が自動補正されるので、一層効果的である。請求
項4記載の手段によれば、調理時間の補正結果が調理初
期の高出力時間を上回る場合には、別の補正式に基づい
て調理時間の入力結果を補正したので、初期の高出力時
間に影響されることなく、調理物の仕上り状態が向上す
る。
【0060】請求項5記載の手段によれば、調理時間の
入力結果の表示を補正結果の表示に変更したので、調理
時間の変更を目で知らせることができる。請求項6記載
の手段によれば、調理時間の入力結果の表示を補正結果
の表示に変更する際に報知手段を鳴動させたので、調理
時間の変更を目および耳で知らせることができる。
【0061】請求項7記載の手段によれば、操作手段を
操作して調理時間の補正モードを指令した後、ダイアル
を回動操作すると、調理出力が入力されるようにしたの
で、補正モードを指令する操作手段と調理時間を入力す
る操作手段とを各々専用化できる。請求項8記載の電子
レンジは、キーを操作して調理時間の補正モードを指令
した後、キーを再操作すると、調理出力が入力されるよ
うにしたので、補正モードを指令する操作手段と調理出
力を入力する操作手段とを兼用化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す図(制御装置の制御
内容を示すフローチャート)
【図2】操作パネルを拡大して示す図
【図3】電気的構成の概略を示すブロック図
【図4】電子レンジの外観を示す図
【図5】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【図6】本発明の第3実施例を示す図1相当図
【符号の説明】
1はキャビネット(装置本体)、2は調理室、6はマグ
ネトロン、7は制御装置(制御手段)、13はダイアル
(第1の入力手段,第2の入力手段)、22は表示装置
(表示手段)、23は出力確認キー(操作手段,第2の
入力手段)、24はブザー(報知手段)を示す。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調理室内にマイクロ波を照射するマグネ
    トロンと、 前記マグネトロンを駆動制御することに基づいて、前記
    調理室内に収納された調理物を調理する制御手段と、 前記制御手段に調理時間を入力するための第1の入力手
    段と、 前記制御手段に調理出力を入力するための第2の入力手
    段とを備え、 前記制御手段は、調理出力の入力結果に基づいて調理時
    間の入力結果を前記マグネトロンの実出力に対応するよ
    うに補正することを特徴とする電子レンジ。
  2. 【請求項2】 第2の入力手段は、装置本体に装着され
    た操作手段からなることを特徴とする請求項1記載の電
    子レンジ。
  3. 【請求項3】 制御手段は、マグネトロンを調理初期に
    高出力で駆動することを特徴とする請求項1記載の電子
    レンジ。
  4. 【請求項4】 制御手段は、調理時間の補正結果が調理
    初期の高出力時間を上回る場合、別の補正式に基づいて
    調理時間の入力結果を補正することを特徴とする請求項
    3記載の電子レンジ。
  5. 【請求項5】 調理時間の入力結果が表示される表示手
    段を備え、 制御手段は、調理時間の入力結果を補正すると、入力結
    果の表示を補正結果の表示に変更することを特徴とする
    請求項1記載の電子レンジ。
  6. 【請求項6】 制御手段は、入力結果の表示を補正結果
    の表示に変更する際に報知手段を鳴動させることを特徴
    とする請求項5記載の電子レンジ。
  7. 【請求項7】 第2の入力手段は、装置本体に回動可能
    に装着されたダイアルからなり、 装置本体には、制御手段に調理時間の補正を指令するた
    めの操作手段が装着され、 制御手段は、操作手段の操作後にダイアルが操作された
    ことを検出すると、ダイアルの操作内容に応じて調理出
    力を検出することを特徴とする請求項1記載の電子レン
    ジ。
  8. 【請求項8】 第2の入力手段は、装置本体に押圧操作
    可能に装着されたキーからなり、 制御手段は、キーの1回目の操作で調理時間の補正モー
    ドに切換わり、キーの2回目以後の操作でキーの操作内
    容に応じて調理出力を検出することを特徴とする請求項
    1記載の電子レンジ。
JP33702297A 1997-12-08 1997-12-08 電子レンジ Pending JPH11173558A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33702297A JPH11173558A (ja) 1997-12-08 1997-12-08 電子レンジ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33702297A JPH11173558A (ja) 1997-12-08 1997-12-08 電子レンジ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11173558A true JPH11173558A (ja) 1999-06-29

Family

ID=18304731

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33702297A Pending JPH11173558A (ja) 1997-12-08 1997-12-08 電子レンジ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11173558A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040033128A (ko) * 2002-10-11 2004-04-21 삼성전자주식회사 전자렌지 및 그 제어방법
KR100436265B1 (ko) * 2002-04-13 2004-06-16 삼성전자주식회사 전자레인지

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100436265B1 (ko) * 2002-04-13 2004-06-16 삼성전자주식회사 전자레인지
KR20040033128A (ko) * 2002-10-11 2004-04-21 삼성전자주식회사 전자렌지 및 그 제어방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3540226B2 (ja) 電子レンジの解凍方法
JPH11173558A (ja) 電子レンジ
JP3258958B2 (ja) 電子レンジ
JP7457180B1 (ja) 加熱調理器
JP2534761B2 (ja) 加熱調理器
JP7207777B1 (ja) 加熱調理器
JP3581267B2 (ja) 加熱調理器
JPS6237292B2 (ja)
JPH0726736B2 (ja) トースターレンジ型高周波加熱装置
KR100662308B1 (ko) 히터를 구비한 조리기기의 요리 제어방법
JP2500502B2 (ja) 加熱調理器
JPH118054A (ja) 加熱調理器および加熱調理方法
JP2589166B2 (ja) 加熱調理器
JP2002008846A (ja) 電子レンジ
JP2765972B2 (ja) 調理器
JP2547653B2 (ja) 調理器
JP3639530B2 (ja) 加熱調理器
JP3651498B2 (ja) 調理器
JPH06123431A (ja) 調理器
JPH11182859A (ja) 加熱調理器
KR100569323B1 (ko) 전자레인지 자동 조리 제어 방법
KR100207071B1 (ko) 전자렌지의 히터구동 제어방법
JPH08159481A (ja) 加熱調理器
JP2002181335A (ja) 加熱調理器
JPH0742947A (ja) 電子レンジ