JPH11172040A - 耐候性樹脂組成物 - Google Patents
耐候性樹脂組成物Info
- Publication number
- JPH11172040A JPH11172040A JP9337554A JP33755497A JPH11172040A JP H11172040 A JPH11172040 A JP H11172040A JP 9337554 A JP9337554 A JP 9337554A JP 33755497 A JP33755497 A JP 33755497A JP H11172040 A JPH11172040 A JP H11172040A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- fine particles
- cerium oxide
- weight
- resin composition
- Prior art date
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- Pending
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 屋外での使用に耐え得る耐候性、具体的に
は、2000時間の耐候促進試験を行った際に色差値Δ
Eが3以下になるような長期耐候変色性に優れた耐候性
樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 酸化セリウムで被覆された無機微粒子と
カーボンブラックとを含有する。酸化セリウムで被覆さ
れた無機微粒子は、シリカ、タルク、マイカのいずれか
をベース顔料とし、その表面に酸化セリウムの微粒子を
晶出させる。カーボンブラックのアグリゲート径は65
〜85nmとする。
は、2000時間の耐候促進試験を行った際に色差値Δ
Eが3以下になるような長期耐候変色性に優れた耐候性
樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 酸化セリウムで被覆された無機微粒子と
カーボンブラックとを含有する。酸化セリウムで被覆さ
れた無機微粒子は、シリカ、タルク、マイカのいずれか
をベース顔料とし、その表面に酸化セリウムの微粒子を
晶出させる。カーボンブラックのアグリゲート径は65
〜85nmとする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋外で特に好適に
使用できる長期耐候変色性に優れた耐候性樹脂組成物に
関する。
使用できる長期耐候変色性に優れた耐候性樹脂組成物に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりドアミラーやインナーミラーと
いった自動車用の鏡体保持部品や、ハンドル部品やキャ
リアーやマフラーカバーやエンジンカバー等の二輪車外
装部品などは、軽量化する目的から樹脂組成物にて形成
されている。このような部品は屋外で長期使用するた
め、樹脂組成物には耐候性を付与することが求められて
おり、例えば、熱可塑性樹脂に微粒子状の酸化亜鉛や酸
化チタンを混ぜる方法や、熱可塑性樹脂に微粒子状のヨ
ウ化銅やヨウ化カリウムといったハロゲン化物を混ぜる
方法や、熱可塑性樹脂にカーボンブラックを混ぜる方法
など、熱可塑性樹脂に無機系の紫外線吸収剤をまぜる方
法が提案されている。また、熱可塑性樹脂にベンゾチア
ゾールなどの有機系紫外線吸収剤を配合した樹脂組成物
も提案されている。
いった自動車用の鏡体保持部品や、ハンドル部品やキャ
リアーやマフラーカバーやエンジンカバー等の二輪車外
装部品などは、軽量化する目的から樹脂組成物にて形成
されている。このような部品は屋外で長期使用するた
め、樹脂組成物には耐候性を付与することが求められて
おり、例えば、熱可塑性樹脂に微粒子状の酸化亜鉛や酸
化チタンを混ぜる方法や、熱可塑性樹脂に微粒子状のヨ
ウ化銅やヨウ化カリウムといったハロゲン化物を混ぜる
方法や、熱可塑性樹脂にカーボンブラックを混ぜる方法
など、熱可塑性樹脂に無機系の紫外線吸収剤をまぜる方
法が提案されている。また、熱可塑性樹脂にベンゾチア
ゾールなどの有機系紫外線吸収剤を配合した樹脂組成物
も提案されている。
【0003】しかしいずれの樹脂組成物も十分な長期耐
候変色性を有するものではなく、また、有機系の紫外線
吸収剤を配合した樹脂組成物は無機系の紫外線吸収剤を
配合した樹脂組成物よりも安定性に劣るという問題があ
った。
候変色性を有するものではなく、また、有機系の紫外線
吸収剤を配合した樹脂組成物は無機系の紫外線吸収剤を
配合した樹脂組成物よりも安定性に劣るという問題があ
った。
【0004】そのため特開平7−62138号公報に
は、樹脂組成物の安定性を向上させるために、有機系の
紫外線吸収剤であるベンゾトリアゾールと無機系の紫外
線吸収剤である酸化第二セリウムとを配合した耐候性樹
脂組成物が開示されている。しかし、このような樹脂組
成物においても屋外での使用に満足しうるだけの耐候性
を有するものではなく、さらに耐候性の向上が望まれて
いた。
は、樹脂組成物の安定性を向上させるために、有機系の
紫外線吸収剤であるベンゾトリアゾールと無機系の紫外
線吸収剤である酸化第二セリウムとを配合した耐候性樹
脂組成物が開示されている。しかし、このような樹脂組
成物においても屋外での使用に満足しうるだけの耐候性
を有するものではなく、さらに耐候性の向上が望まれて
いた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記問題点を
解決し、屋外での長期使用に耐え得る耐候性、具体的に
は、2000時間の耐候促進試験を行った際に色差値Δ
Eが3以下になるような長期耐候変色性に優れた耐候性
樹脂組成物を提供するものである。
解決し、屋外での長期使用に耐え得る耐候性、具体的に
は、2000時間の耐候促進試験を行った際に色差値Δ
Eが3以下になるような長期耐候変色性に優れた耐候性
樹脂組成物を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意検討をした結果、本発明に至った
ものである。すなわち本発明は、酸化セリウムで被覆さ
れた無機微粒子とカーボンブラックとを含有してなる耐
候性樹脂組成物を要旨とするものである。
を解決するために鋭意検討をした結果、本発明に至った
ものである。すなわち本発明は、酸化セリウムで被覆さ
れた無機微粒子とカーボンブラックとを含有してなる耐
候性樹脂組成物を要旨とするものである。
【0007】本発明によれば、酸化セリウムで被覆され
た無機微粒子とカーボンブラックとを含有させることで
耐候性が向上し、2000時間の耐候促進試験を行った
場合に色差値ΔEが3以下になるような長期耐候変色性
に優れた耐候性樹脂組成物を提供することができる。
た無機微粒子とカーボンブラックとを含有させることで
耐候性が向上し、2000時間の耐候促進試験を行った
場合に色差値ΔEが3以下になるような長期耐候変色性
に優れた耐候性樹脂組成物を提供することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の耐候性樹脂組成物は、酸
化セリウムで被覆された無機微粒子とカーボンブラック
とを含有する必要がある。
化セリウムで被覆された無機微粒子とカーボンブラック
とを含有する必要がある。
【0009】酸化セリウムで被覆された無機微粒子もカ
ーボンブラックも共に耐候性に優れた物質であるが、い
ずれか一方だけを配合するだけでは十分な耐候性、すな
わち2000時間の耐候促進試験を行った場合に色差値
ΔEが3以下になるだけの耐候性が得られない。しか
し、両方の物質を配合することにより両者が相乗効果を
発揮して、樹脂組成物は長期耐候変色性に優れたものと
なる。
ーボンブラックも共に耐候性に優れた物質であるが、い
ずれか一方だけを配合するだけでは十分な耐候性、すな
わち2000時間の耐候促進試験を行った場合に色差値
ΔEが3以下になるだけの耐候性が得られない。しか
し、両方の物質を配合することにより両者が相乗効果を
発揮して、樹脂組成物は長期耐候変色性に優れたものと
なる。
【0010】酸化セリウムで被覆された無機微粒子は、
図1に示すように、ベース顔料1の表面に酸化セリウム
微粒子2が晶出したものである。ベース顔料1として
は、屈折率が1.5〜1.6のシリカ、タルク、マイカ
が好適に使用できる。平均粒子径は、シリカベースおよ
びタルクベースのものは1〜3μm、マイカベースのも
のは2〜4μmである。ベース顔料1の表面に晶出する
酸化セリウム微粒子2は、紫外線遮断特性に優れた微粒
子であり、平均粒子径が0.03〜0.05μmのもの
である。このように構成された無機微粒子は、直線Aで
示される紫外線が照射されても吸収することなく、矢印
Bに示すように紫外線を低量の熱エネルギーに変換して
放出するため、紫外線遮断剤の役割を果たすことができ
る。
図1に示すように、ベース顔料1の表面に酸化セリウム
微粒子2が晶出したものである。ベース顔料1として
は、屈折率が1.5〜1.6のシリカ、タルク、マイカ
が好適に使用できる。平均粒子径は、シリカベースおよ
びタルクベースのものは1〜3μm、マイカベースのも
のは2〜4μmである。ベース顔料1の表面に晶出する
酸化セリウム微粒子2は、紫外線遮断特性に優れた微粒
子であり、平均粒子径が0.03〜0.05μmのもの
である。このように構成された無機微粒子は、直線Aで
示される紫外線が照射されても吸収することなく、矢印
Bに示すように紫外線を低量の熱エネルギーに変換して
放出するため、紫外線遮断剤の役割を果たすことができ
る。
【0011】酸化セリウムが被覆された無機微粒子の配
合割合は、樹脂100重量部に対して0.1〜20重量
部配合されることが好ましく、さらに好ましくは1〜1
0重量部である。酸化セリウムで被覆された無機微粒子
の配合割合が0.1重量部より少ないと、2000時間
の耐候促進試験を行った場合に色差値ΔEが3より大き
くなり、耐候性に劣るものとなる。また酸化セリウムで
被覆された無機微粒子の配合割合が20重量部より多い
と、コスト高となり、また機械的強度も低下する。
合割合は、樹脂100重量部に対して0.1〜20重量
部配合されることが好ましく、さらに好ましくは1〜1
0重量部である。酸化セリウムで被覆された無機微粒子
の配合割合が0.1重量部より少ないと、2000時間
の耐候促進試験を行った場合に色差値ΔEが3より大き
くなり、耐候性に劣るものとなる。また酸化セリウムで
被覆された無機微粒子の配合割合が20重量部より多い
と、コスト高となり、また機械的強度も低下する。
【0012】なお、本発明においては、ベース顔料1の
表面に酸化セリウム微粒子2を晶出させた無機微粒子の
表面にさらに不定形シリカ3をコーティングしてもよ
く、不定形シリカをコーティングすることで、紫外線遮
断剤としての安定性が一層向上する。
表面に酸化セリウム微粒子2を晶出させた無機微粒子の
表面にさらに不定形シリカ3をコーティングしてもよ
く、不定形シリカをコーティングすることで、紫外線遮
断剤としての安定性が一層向上する。
【0013】カーボンブラックは、擬似黒鉛構造の微結
晶が平行に結晶子を構成し、その結晶子が集合して粒子
を形成した物質であり、一般に、密閉炉内で原料油を不
完全燃焼させるファーネス法にて製造される。カーボン
ブラック粒子同士は融着してストラクチャーを形成し、
そのアグリゲート径によってカーボンブラックの吸光度
が決る。紫外線領域においては、アグリゲート径が72
nm付近で吸光度のピークを示すため、本発明において
は、カーボンブラックのアグリゲート径を65〜85n
mの範囲とすることが好ましい。アグリゲート径が65
nmより小さい、あるいは85nmより大きくなると、
2000時間の耐候促進試験を行った際の色差値ΔEが
3より大きくなり、長期耐候変色性に劣るものとなる。
晶が平行に結晶子を構成し、その結晶子が集合して粒子
を形成した物質であり、一般に、密閉炉内で原料油を不
完全燃焼させるファーネス法にて製造される。カーボン
ブラック粒子同士は融着してストラクチャーを形成し、
そのアグリゲート径によってカーボンブラックの吸光度
が決る。紫外線領域においては、アグリゲート径が72
nm付近で吸光度のピークを示すため、本発明において
は、カーボンブラックのアグリゲート径を65〜85n
mの範囲とすることが好ましい。アグリゲート径が65
nmより小さい、あるいは85nmより大きくなると、
2000時間の耐候促進試験を行った際の色差値ΔEが
3より大きくなり、長期耐候変色性に劣るものとなる。
【0014】カーボンブラックの配合割合は、樹脂10
0重量部に対して0.01〜3重量部であることが好ま
しく、0.1〜1重量部であることがより好ましい。カ
ーボンブラックの配合割合が0.01重量部より少なく
なると、耐候性を向上させる効果がなくなり、配合割合
が3重量部より多くなると機械的強度が低下することと
なる。
0重量部に対して0.01〜3重量部であることが好ま
しく、0.1〜1重量部であることがより好ましい。カ
ーボンブラックの配合割合が0.01重量部より少なく
なると、耐候性を向上させる効果がなくなり、配合割合
が3重量部より多くなると機械的強度が低下することと
なる。
【0015】本発明の耐候性樹脂組成物の主成分となる
樹脂としては、ナイロン6やナイロン66などのポリア
ミド樹脂、ポリエチレンテレフタレートやポリブチレン
テレフタレートなどのポリエステル樹脂、ポリカーボネ
ート樹脂、ポリアリレート樹脂、塩化ビニル樹脂、塩素
化塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、塩素化ポリエチ
レン樹脂、塩素化ポリプロピレン樹脂、ポリプロピレン
樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリルニトリル・スチレン
系樹脂、塩化ビニリデン樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリア
クリレート樹脂、ポリイミド樹脂、ブタジエン樹脂、ポ
リアセタール樹脂、アイオノマー樹脂、エチレン−塩化
ビニル共重合樹脂、エチレン−酢酸ビニルコポリマー樹
脂、エチレン酢酸ビニル−塩化ビニルグラフト重合樹
脂、ポリフェニレン樹脂、ポリサルホン樹脂、メタクリ
ル樹脂、アクリル−フッ素樹脂、アクリル−シリコーン
オリゴマー、シリコーン樹脂、エポキシ含有シリコーン
・アクリル樹脂、ビニルエステル樹脂、フラン樹脂、フ
ェノール樹脂、メラミン樹脂、グアナミン樹脂、ユリア
樹脂、ポリウレタン樹脂、ジアクリルフタレート樹脂、
ケトン樹脂、エポキシ樹脂、キシレン樹脂、マレイン樹
脂、フェノキシ樹脂、クマロン樹脂、ポリビニルホルマ
ール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂などが挙げられ、
なかでも特にポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリ
カーボネート樹脂、ポリアリレート樹脂が好適に使用で
きる。
樹脂としては、ナイロン6やナイロン66などのポリア
ミド樹脂、ポリエチレンテレフタレートやポリブチレン
テレフタレートなどのポリエステル樹脂、ポリカーボネ
ート樹脂、ポリアリレート樹脂、塩化ビニル樹脂、塩素
化塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、塩素化ポリエチ
レン樹脂、塩素化ポリプロピレン樹脂、ポリプロピレン
樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリルニトリル・スチレン
系樹脂、塩化ビニリデン樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリア
クリレート樹脂、ポリイミド樹脂、ブタジエン樹脂、ポ
リアセタール樹脂、アイオノマー樹脂、エチレン−塩化
ビニル共重合樹脂、エチレン−酢酸ビニルコポリマー樹
脂、エチレン酢酸ビニル−塩化ビニルグラフト重合樹
脂、ポリフェニレン樹脂、ポリサルホン樹脂、メタクリ
ル樹脂、アクリル−フッ素樹脂、アクリル−シリコーン
オリゴマー、シリコーン樹脂、エポキシ含有シリコーン
・アクリル樹脂、ビニルエステル樹脂、フラン樹脂、フ
ェノール樹脂、メラミン樹脂、グアナミン樹脂、ユリア
樹脂、ポリウレタン樹脂、ジアクリルフタレート樹脂、
ケトン樹脂、エポキシ樹脂、キシレン樹脂、マレイン樹
脂、フェノキシ樹脂、クマロン樹脂、ポリビニルホルマ
ール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂などが挙げられ、
なかでも特にポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリ
カーボネート樹脂、ポリアリレート樹脂が好適に使用で
きる。
【0016】また本発明においては、上記の樹脂に酸化
セリウムで被覆された無機微粒子とカーボンブラックと
を含有させた樹脂組成物に、さらに銅化合物および/ま
たはハロゲン化カリウムを含有させることで、より一層
耐候性を向上させることができる。
セリウムで被覆された無機微粒子とカーボンブラックと
を含有させた樹脂組成物に、さらに銅化合物および/ま
たはハロゲン化カリウムを含有させることで、より一層
耐候性を向上させることができる。
【0017】銅化合物としては、例えば、塩化第一銅、
塩化第二銅、臭化第一銅、臭化第二銅、ヨウ化第一銅
(以下「ヨウ化銅」と称す。)、酢酸銅、プロピオン酸
銅、安息香酸銅、アジピン酸銅、テレフタル酸銅、イソ
フタル酸銅、硫酸銅、リン酸銅、ホウ酸銅、硝酸銅、ス
テアリン酸銅、キレート剤に配位した銅錯塩などが挙げ
られ、なかでも、ヨウ化銅が好適に使用できる。なお、
これらの銅化合物は単独で用いても良く、2種以上を混
合しても良い。
塩化第二銅、臭化第一銅、臭化第二銅、ヨウ化第一銅
(以下「ヨウ化銅」と称す。)、酢酸銅、プロピオン酸
銅、安息香酸銅、アジピン酸銅、テレフタル酸銅、イソ
フタル酸銅、硫酸銅、リン酸銅、ホウ酸銅、硝酸銅、ス
テアリン酸銅、キレート剤に配位した銅錯塩などが挙げ
られ、なかでも、ヨウ化銅が好適に使用できる。なお、
これらの銅化合物は単独で用いても良く、2種以上を混
合しても良い。
【0018】ハロゲン化カリウムとしては、ヨウ化カリ
ウム、臭化カリウム、塩化カリウムが挙げられ、なかで
もヨウ化カリウムが好適に使用できる。また、これらの
ハロゲン化カリウムは単独で用いても良く、2種以上を
混合しても良い。
ウム、臭化カリウム、塩化カリウムが挙げられ、なかで
もヨウ化カリウムが好適に使用できる。また、これらの
ハロゲン化カリウムは単独で用いても良く、2種以上を
混合しても良い。
【0019】なお、本発明においては、上記銅化合物と
ハロゲン化カリウムの組み合わせとして、ヨウ化銅とヨ
ウ化カリウムの組み合わせであるものが耐候性を向上さ
せるうえで最も好適に使用できる。
ハロゲン化カリウムの組み合わせとして、ヨウ化銅とヨ
ウ化カリウムの組み合わせであるものが耐候性を向上さ
せるうえで最も好適に使用できる。
【0020】樹脂100重量部に対する銅化合物および
/またはハロゲン化カリウムの配合割合は、1重量部以
下であることが好ましい。配合割合が1重量部を越える
と、機械的強度に劣るものとなる。
/またはハロゲン化カリウムの配合割合は、1重量部以
下であることが好ましい。配合割合が1重量部を越える
と、機械的強度に劣るものとなる。
【0021】
【実施例】次に実施例に基づき本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるもので
はない。なお、以下の実施例、比較例における各種物性
値の測定は以下の方法により実施した。
るが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるもので
はない。なお、以下の実施例、比較例における各種物性
値の測定は以下の方法により実施した。
【0022】(1)耐候変色性:125mm角×厚み3
mmのシボ付き(ナシ地)のプレートを作成し、サンシ
ャインウェザーメーター(スガ試験機社製、WEL−S
UN−HC型)を用いて、JIS−K5400に記載の
促進耐候性の試験法に基づき、ブラックパネル温度を6
3℃にして2時間照射−18分降雨のサイクル条件下で
耐候促進試験を2000時間繰り返して行い、色差値Δ
Eを指標として評価した。なお、ΔEは分光式色差計
(日本電色工業社製、SZ−Σ90)を用いて測定した
もので、値が小さい程耐候変色性が良好である。
mmのシボ付き(ナシ地)のプレートを作成し、サンシ
ャインウェザーメーター(スガ試験機社製、WEL−S
UN−HC型)を用いて、JIS−K5400に記載の
促進耐候性の試験法に基づき、ブラックパネル温度を6
3℃にして2時間照射−18分降雨のサイクル条件下で
耐候促進試験を2000時間繰り返して行い、色差値Δ
Eを指標として評価した。なお、ΔEは分光式色差計
(日本電色工業社製、SZ−Σ90)を用いて測定した
もので、値が小さい程耐候変色性が良好である。
【0023】(2)グレースケール:JIS−L−08
04に記載の方法に準じて、変退色用グレースケールを
用いて、1〜5のレベルで目視評価した。グレースケー
ルは、その数値が大きい程耐候変色性が良好である。
04に記載の方法に準じて、変退色用グレースケールを
用いて、1〜5のレベルで目視評価した。グレースケー
ルは、その数値が大きい程耐候変色性が良好である。
【0024】(実施例1)上記耐候変色性を測定するプ
レートを作成するために、まず樹脂組成物のペレットを
作成した。
レートを作成するために、まず樹脂組成物のペレットを
作成した。
【0025】樹脂成分としてナイロン6(ユニチカ社
製、A1030BRL)100重量部と、耐候剤として
酸化セリウムで被覆された無機微粒子(日本無機化学工
業社製、セリガードS−308−02)3重量部とアグ
リゲート径が72nmであるカーボンブラック(三菱化
学社製、MA7B)1重量部とを、二軸押出機(池貝鉄
工所製、PCM30)を用いて溶融混練し、樹脂ペレッ
トを作成した。なお、シリンダー温度は、250℃とし
た。
製、A1030BRL)100重量部と、耐候剤として
酸化セリウムで被覆された無機微粒子(日本無機化学工
業社製、セリガードS−308−02)3重量部とアグ
リゲート径が72nmであるカーボンブラック(三菱化
学社製、MA7B)1重量部とを、二軸押出機(池貝鉄
工所製、PCM30)を用いて溶融混練し、樹脂ペレッ
トを作成した。なお、シリンダー温度は、250℃とし
た。
【0026】そして射出成形機(東芝機械社製、IS−
100E)により、シリンダー温度250℃で樹脂ペレ
ットを溶融して、金型温度を70℃として125mm角
×厚み3mmのシボ付き(ナシ地)プレートを作成し
た。なお、シボパターンは、シボパターンプレート(シ
ボパターン成形品棚沢八光社製、TH113)を用いて
形成した。
100E)により、シリンダー温度250℃で樹脂ペレ
ットを溶融して、金型温度を70℃として125mm角
×厚み3mmのシボ付き(ナシ地)プレートを作成し
た。なお、シボパターンは、シボパターンプレート(シ
ボパターン成形品棚沢八光社製、TH113)を用いて
形成した。
【0027】このプレートを用いて、色差値ΔEとグレ
ースケールとを上記の方法に従って測定した。得られた
プレートの測定結果等を表1に示す。
ースケールとを上記の方法に従って測定した。得られた
プレートの測定結果等を表1に示す。
【0028】
【表1】
【0029】(実施例2)酸化セリウムで被覆された無
機微粒子の配合割合を3重量部から8重量部に増やし
た。そしてそれ以外は実施例1と同様にしてプレートを
作成した。
機微粒子の配合割合を3重量部から8重量部に増やし
た。そしてそれ以外は実施例1と同様にしてプレートを
作成した。
【0030】得られたプレートの色差値ΔE、グレース
ケールの測定結果等を表1に示す。
ケールの測定結果等を表1に示す。
【0031】(実施例3)ナイロン6の代わりにナイロ
ン66(デュポン社製、ザイテル101)を100重量
部用い、シリンダー温度を280℃とした。また射出成
形機の金型温度は70℃とした。
ン66(デュポン社製、ザイテル101)を100重量
部用い、シリンダー温度を280℃とした。また射出成
形機の金型温度は70℃とした。
【0032】そしてそれ以外は実施例1と同様にしてプ
レートを作成した。得られたプレートの色差値ΔE、グ
レースケールの測定結果等を表1に示す。
レートを作成した。得られたプレートの色差値ΔE、グ
レースケールの測定結果等を表1に示す。
【0033】(実施例4)ナイロン6の代わりにポリエ
チレンテレフタレート(以下「PET」と称す。)(ユ
ニチカ社製、MA−2103)100重量部を用い、シ
リンダー温度を280℃とした。また射出成形機の金型
温度は15℃とした。
チレンテレフタレート(以下「PET」と称す。)(ユ
ニチカ社製、MA−2103)100重量部を用い、シ
リンダー温度を280℃とした。また射出成形機の金型
温度は15℃とした。
【0034】そしてそれ以外は実施例1と同様にしてプ
レートを作成した。得られたプレートの色差値ΔE、グ
レースケールの測定結果等を表1に示す。
レートを作成した。得られたプレートの色差値ΔE、グ
レースケールの測定結果等を表1に示す。
【0035】(実施例5)ナイロン6の代わりにポリア
リレート(以下「PAR」と称す。)(ユニチカ社製、
U−100)100重量部を用い、シリンダー温度を3
60℃とした。また射出成形機の金型温度は130℃と
した。
リレート(以下「PAR」と称す。)(ユニチカ社製、
U−100)100重量部を用い、シリンダー温度を3
60℃とした。また射出成形機の金型温度は130℃と
した。
【0036】そしてそれ以外は実施例1と同様にしてプ
レートを作成した。得られたプレートの色差値ΔE、グ
レースケールの測定結果等を表1に示す。
レートを作成した。得られたプレートの色差値ΔE、グ
レースケールの測定結果等を表1に示す。
【0037】(実施例6)ナイロン6(ユニチカ社製、
A1030BRL)100重量部と、酸化セリウムで被
覆された無機微粒子(日本無機化学工業社製、セリガー
ドS−308−02)3重量部とカーボンブラック(三
菱化学社製、MA7B)1重量部とを加えて、さらにヨ
ウ化銅0.03重量部とヨウ化カリウム0.1重量部と
を加えた。
A1030BRL)100重量部と、酸化セリウムで被
覆された無機微粒子(日本無機化学工業社製、セリガー
ドS−308−02)3重量部とカーボンブラック(三
菱化学社製、MA7B)1重量部とを加えて、さらにヨ
ウ化銅0.03重量部とヨウ化カリウム0.1重量部と
を加えた。
【0038】そしてそれ以外は実施例1と同様にしてプ
レートを作成した。得られたプレートの色差値ΔE、グ
レースケールの測定結果等を表1に示す。
レートを作成した。得られたプレートの色差値ΔE、グ
レースケールの測定結果等を表1に示す。
【0039】(実施例7)酸化セリウムで被覆された無
機微粒子の配合割合を3重量部から8重量部に変えた。
機微粒子の配合割合を3重量部から8重量部に変えた。
【0040】そしてそれ以外は実施例6と同様にしてプ
レートを作成した。得られたプレートの色差値ΔE、グ
レースケールの測定結果等を表1に示す。
レートを作成した。得られたプレートの色差値ΔE、グ
レースケールの測定結果等を表1に示す。
【0041】(実施例8)酸化セリウムで被覆された無
機微粒子の配合割合を3重量部から1重量部に変えた。
機微粒子の配合割合を3重量部から1重量部に変えた。
【0042】そしてそれ以外は実施例6と同様にしてプ
レートを作成した。得られたプレートの色差値ΔE、グ
レースケールの測定結果等を表1に示す。
レートを作成した。得られたプレートの色差値ΔE、グ
レースケールの測定結果等を表1に示す。
【0043】実施例1〜8は、いずれも樹脂組成物に酸
化セリウムで被覆された無機微粒子とカーボンブラック
とが配合されていたため、2000時間の耐候促進試験
を施しても色差値ΔEが3以下と優れた長期耐候変色性
を示した。また、グレースケールにも優れたものであっ
た。
化セリウムで被覆された無機微粒子とカーボンブラック
とが配合されていたため、2000時間の耐候促進試験
を施しても色差値ΔEが3以下と優れた長期耐候変色性
を示した。また、グレースケールにも優れたものであっ
た。
【0044】特に、実施例6〜7は、酸化セリウムで被
覆された無機微粒子とカーボンブラックとに加えてヨウ
化銅とヨウ化カリウムとが配合されていたため、さらに
耐候性が向上した。
覆された無機微粒子とカーボンブラックとに加えてヨウ
化銅とヨウ化カリウムとが配合されていたため、さらに
耐候性が向上した。
【0045】(比較例1)カーボンブラックを配合せず
に、ナイロン6を100重量部と、酸化セリウムで被覆
された無機微粒子3重量部のみを用いた。
に、ナイロン6を100重量部と、酸化セリウムで被覆
された無機微粒子3重量部のみを用いた。
【0046】そしてそれ以外は実施例1と同様にしてプ
レートを作成した。得られたプレートの色差値ΔE、グ
レースケールの測定結果等を表2に示す。
レートを作成した。得られたプレートの色差値ΔE、グ
レースケールの測定結果等を表2に示す。
【0047】
【表2】
【0048】(比較例2)酸化セリウムで被覆された無
機微粒子を配合せずに、ナイロン6を100重量部と、
カーボンブラック1重量部のみを用いた。
機微粒子を配合せずに、ナイロン6を100重量部と、
カーボンブラック1重量部のみを用いた。
【0049】そしてそれ以外は実施例1と同様にしてプ
レートを作成した。得られたプレートの色差値ΔE、グ
レースケールの測定結果等を表2に示す。
レートを作成した。得られたプレートの色差値ΔE、グ
レースケールの測定結果等を表2に示す。
【0050】(比較例3)カーボンブラックを配合せず
に、ナイロン6を100重量部と酸化セリウムで被覆さ
れた無機微粒子3重量部とに加えて、さらにヨウ化銅
0.03重量部とヨウ化カリウム0.1重量部とを加え
た。
に、ナイロン6を100重量部と酸化セリウムで被覆さ
れた無機微粒子3重量部とに加えて、さらにヨウ化銅
0.03重量部とヨウ化カリウム0.1重量部とを加え
た。
【0051】そしてそれ以外は実施例6と同様にしてプ
レートを作成した。得られたプレートの色差値ΔE、グ
レースケールの測定結果等を表2に示す。
レートを作成した。得られたプレートの色差値ΔE、グ
レースケールの測定結果等を表2に示す。
【0052】(比較例4)酸化セリウムで被覆された無
機微粒子を配合せずに、ナイロン6を100重量部とカ
ーボンブラック1重量部とに加えて、さらにヨウ化銅
0.03重量部とヨウ化カリウム0.1重量部とを加え
た。
機微粒子を配合せずに、ナイロン6を100重量部とカ
ーボンブラック1重量部とに加えて、さらにヨウ化銅
0.03重量部とヨウ化カリウム0.1重量部とを加え
た。
【0053】そしてそれ以外は実施例6と同様にしてプ
レートを作成した。得られたプレートの色差値ΔE、グ
レースケールの測定結果等を表2に示す。
レートを作成した。得られたプレートの色差値ΔE、グ
レースケールの測定結果等を表2に示す。
【0054】(比較例5)酸化セリウムで被覆された無
機微粒子およびカーボンブラックを配合せずに、ナイロ
ン6樹脂100重量部と、従来から用いられている耐候
性付与剤としての微粒子状の酸化亜鉛(堺化学社製、F
INEX−25)3重量部のみを用いた。
機微粒子およびカーボンブラックを配合せずに、ナイロ
ン6樹脂100重量部と、従来から用いられている耐候
性付与剤としての微粒子状の酸化亜鉛(堺化学社製、F
INEX−25)3重量部のみを用いた。
【0055】そしてそれ以外は実施例1と同様にしてプ
レートを作成した。得られたプレートの色差値ΔE、グ
レースケールの測定結果等を表2に示す。
レートを作成した。得られたプレートの色差値ΔE、グ
レースケールの測定結果等を表2に示す。
【0056】比較例1〜4は、酸化セリウムで被覆され
た無機微粒子あるいはカーボンブラックのいずれかが配
合されただけであり、酸化セリウムで被覆された無機微
粒子とカーボンブラックとが共に配合されたものではな
かったため、色差値ΔEの値が大きくなり、グレースケ
ールの値も小さくなった。
た無機微粒子あるいはカーボンブラックのいずれかが配
合されただけであり、酸化セリウムで被覆された無機微
粒子とカーボンブラックとが共に配合されたものではな
かったため、色差値ΔEの値が大きくなり、グレースケ
ールの値も小さくなった。
【0057】特に比較例3、4は、耐候性を向上させる
ヨウ化銅とヨウ化カリウムとを配合したが、酸化セリウ
ムで被覆された無機微粒子とカーボンブラックとが共に
配合されたものではなかったため、上述のように十分な
耐候性が得られなかった。
ヨウ化銅とヨウ化カリウムとを配合したが、酸化セリウ
ムで被覆された無機微粒子とカーボンブラックとが共に
配合されたものではなかったため、上述のように十分な
耐候性が得られなかった。
【0058】また、比較例5は、酸化セリウムで被覆さ
れた無機微粒子とカーボンブラックとの代わりに耐候性
付与剤として微粒子状の酸化亜鉛を用いたが、色差値Δ
Eが20以上と大きくなり特に耐候性に劣るものとなっ
た。
れた無機微粒子とカーボンブラックとの代わりに耐候性
付与剤として微粒子状の酸化亜鉛を用いたが、色差値Δ
Eが20以上と大きくなり特に耐候性に劣るものとなっ
た。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、酸化セリウムで被覆さ
れた無機微粒子とカーボンブラックとを含有させること
で耐候性が向上し、2000時間の耐候促進試験を行っ
た場合に色差値ΔEが3以下で、長期耐候変色性に優れ
た耐候性樹脂組成物を提供することができる。
れた無機微粒子とカーボンブラックとを含有させること
で耐候性が向上し、2000時間の耐候促進試験を行っ
た場合に色差値ΔEが3以下で、長期耐候変色性に優れ
た耐候性樹脂組成物を提供することができる。
【0060】このような耐候性樹脂組成物は、ドアミラ
ーやインナーミラーとしての自動車用の鏡体保持部品
や、ハンドル部品やキャリアーやマフラーカバーやエン
ジンカバー等の二輪車外装部品や、水道バルブハンドル
やドアーハンドルや門扉などの建材部品や、テントジョ
イントやステッキなどのスポーツ用品や、スキーキャリ
アやハブキャップやタイヤバルグキャップなどの自動車
外装部品や、信号機筐体のような機械部品や、アンテナ
アームなどの電気機器部品として好適に使用できるもの
である。
ーやインナーミラーとしての自動車用の鏡体保持部品
や、ハンドル部品やキャリアーやマフラーカバーやエン
ジンカバー等の二輪車外装部品や、水道バルブハンドル
やドアーハンドルや門扉などの建材部品や、テントジョ
イントやステッキなどのスポーツ用品や、スキーキャリ
アやハブキャップやタイヤバルグキャップなどの自動車
外装部品や、信号機筐体のような機械部品や、アンテナ
アームなどの電気機器部品として好適に使用できるもの
である。
【図1】酸化セリウム微粒子で被覆された無機微粒子の
構成を示す図である。
構成を示す図である。
【符号の説明】 1 ベース顔料 2 酸化セリウム微粒子 3 不定形シリカ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08K 3:24)
Claims (4)
- 【請求項1】 酸化セリウムで被覆された無機微粒子と
カーボンブラックとを含有してなることを特徴とする耐
候性樹脂組成物。 - 【請求項2】 酸化セリウムで被覆された無機微粒子
が、シリカ、タルク、マイカのいずれかをベース顔料と
し、その表面に酸化セリウムの微粒子を晶出させたもの
であることを特徴とする請求項1記載の耐候性樹脂組成
物。 - 【請求項3】 カーボンブラックのアグリゲート径が6
5〜85nmであることを特徴とする請求項1または2
記載の耐候性樹脂組成物。 - 【請求項4】 樹脂組成物にさらに、銅化合物および/
またはハロゲン化カリウムを含有させたことを特徴とす
る請求項1から3のいずれか1項に記載の耐候性樹脂組
成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9337554A JPH11172040A (ja) | 1997-12-09 | 1997-12-09 | 耐候性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9337554A JPH11172040A (ja) | 1997-12-09 | 1997-12-09 | 耐候性樹脂組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11172040A true JPH11172040A (ja) | 1999-06-29 |
Family
ID=18309748
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9337554A Pending JPH11172040A (ja) | 1997-12-09 | 1997-12-09 | 耐候性樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11172040A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021519381A (ja) * | 2018-03-30 | 2021-08-10 | アセンド・パフォーマンス・マテリアルズ・オペレーションズ・リミテッド・ライアビリティ・カンパニーAscend Performance Materials Operations Llc | セリウム安定化ポリアミド及びその製造方法 |
CN115572467A (zh) * | 2022-09-28 | 2023-01-06 | 江苏金发科技新材料有限公司 | 一种聚酯组合物及其制备方法和应用 |
-
1997
- 1997-12-09 JP JP9337554A patent/JPH11172040A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021519381A (ja) * | 2018-03-30 | 2021-08-10 | アセンド・パフォーマンス・マテリアルズ・オペレーションズ・リミテッド・ライアビリティ・カンパニーAscend Performance Materials Operations Llc | セリウム安定化ポリアミド及びその製造方法 |
CN115572467A (zh) * | 2022-09-28 | 2023-01-06 | 江苏金发科技新材料有限公司 | 一种聚酯组合物及其制备方法和应用 |
CN115572467B (zh) * | 2022-09-28 | 2024-01-12 | 江苏金发科技新材料有限公司 | 一种聚酯组合物及其制备方法和应用 |
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