JPH11171960A - 会合性ポリウレタン樹脂および押出成形用増粘剤 - Google Patents
会合性ポリウレタン樹脂および押出成形用増粘剤Info
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- JPH11171960A JPH11171960A JP34315797A JP34315797A JPH11171960A JP H11171960 A JPH11171960 A JP H11171960A JP 34315797 A JP34315797 A JP 34315797A JP 34315797 A JP34315797 A JP 34315797A JP H11171960 A JPH11171960 A JP H11171960A
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- diisocyanate
- thickener
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- extrusion molding
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B24/00—Use of organic materials as active ingredients for mortars, concrete or artificial stone, e.g. plasticisers
- C04B24/24—Macromolecular compounds
- C04B24/28—Macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
- C04B24/282—Polyurethanes; Polyisocyanates
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
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- C04B2103/00—Function or property of ingredients for mortars, concrete or artificial stone
- C04B2103/44—Thickening, gelling or viscosity increasing agents
-
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- C04B2111/00—Mortars, concrete or artificial stone or mixtures to prepare them, characterised by specific function, property or use
- C04B2111/00034—Physico-chemical characteristics of the mixtures
- C04B2111/00129—Extrudable mixtures
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- Press-Shaping Or Shaping Using Conveyers (AREA)
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
- Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 ポリアルキレングリコール類(A)にア
ルカリ触媒でグリシジルエーテル類(B)を付加させ、
これにジイソシアナート類(C)を反応させて得られる
会合性ポリウレタン樹脂。 【効果】 本発明によって保形性の高い安価な押出成形
用増粘剤が利用できるようになった。またこの押出成形
用増粘剤を用いることにより、より強度の向上した押出
成形セメント板を得ることができるようになった。
ルカリ触媒でグリシジルエーテル類(B)を付加させ、
これにジイソシアナート類(C)を反応させて得られる
会合性ポリウレタン樹脂。 【効果】 本発明によって保形性の高い安価な押出成形
用増粘剤が利用できるようになった。またこの押出成形
用増粘剤を用いることにより、より強度の向上した押出
成形セメント板を得ることができるようになった。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水溶性ポリアルキ
レングリコールを主な原料とする新規な会合性ポリウレ
タン樹脂、及び該高分子からなる押出成形用増粘剤、及
び該増粘剤を含むことを特徴とするセメント板押出成形
用組成物、及び該セメント系材料押出成形用組成物を押
出成形して得られる強度の改善されたセメント系押出成
形物に関する。
レングリコールを主な原料とする新規な会合性ポリウレ
タン樹脂、及び該高分子からなる押出成形用増粘剤、及
び該増粘剤を含むことを特徴とするセメント板押出成形
用組成物、及び該セメント系材料押出成形用組成物を押
出成形して得られる強度の改善されたセメント系押出成
形物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からセメント、細骨材、繊維、水等
からなるモルタルを真空押出成形機などで押出成形しセ
メント板等を製造する際に、押出中にモルタルから水を
分離することなく成形するために(保水性の付与)、ま
た押出直後の成形体の形状を保持するために(保形性の
付与)、水溶性の増粘剤をモルタルに添加する必要があ
った(例えば特公昭43−7134)。十分な保水性を
発現するためには高い溶液粘度が、また保形性を発現す
るには溶液のチクソ性が必要なため、この増粘剤として
現在はメチルセルロース(MC)、ヒドロキシプロピル
メチルセルロース(HPMC)やヒドロキシエチルセル
ロース(HEC)などの水溶性セルロースエーテル類が
専ら用いられている。ところが、セルロースエーテル類
は原料に特定の天然パルプを用いる半合成高分子である
ために比較的高価であり、押出成形品の原料コストを押
し上げていた。またパルプの資源も限られており、より
安価な工業原料から合成できる新しい成形用増粘剤が待
たれていた。また、セルロースエーテル類は他の既存の
水溶性増粘剤と比較すると高いチクソ性を有するとはい
え、より経済的に押出成形品を製造するにはまだ保形性
が十分ではなく、より保形性の高い成形用増粘剤の開発
が待たれていた。
からなるモルタルを真空押出成形機などで押出成形しセ
メント板等を製造する際に、押出中にモルタルから水を
分離することなく成形するために(保水性の付与)、ま
た押出直後の成形体の形状を保持するために(保形性の
付与)、水溶性の増粘剤をモルタルに添加する必要があ
った(例えば特公昭43−7134)。十分な保水性を
発現するためには高い溶液粘度が、また保形性を発現す
るには溶液のチクソ性が必要なため、この増粘剤として
現在はメチルセルロース(MC)、ヒドロキシプロピル
メチルセルロース(HPMC)やヒドロキシエチルセル
ロース(HEC)などの水溶性セルロースエーテル類が
専ら用いられている。ところが、セルロースエーテル類
は原料に特定の天然パルプを用いる半合成高分子である
ために比較的高価であり、押出成形品の原料コストを押
し上げていた。またパルプの資源も限られており、より
安価な工業原料から合成できる新しい成形用増粘剤が待
たれていた。また、セルロースエーテル類は他の既存の
水溶性増粘剤と比較すると高いチクソ性を有するとはい
え、より経済的に押出成形品を製造するにはまだ保形性
が十分ではなく、より保形性の高い成形用増粘剤の開発
が待たれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】セルロースエーテル類
は原料に特定の天然パルプを用いるために比較的高価で
あった。また原料の天然パルプの資源も限られており、
より安価な工業原料から合成できる押出成形用増粘剤が
待たれていた。また既存の成形用増粘剤はセメント系材
料の押出成形に用いるには保形性の点でまだ問題が残っ
ていた。本発明の目的は、セルロースエーテル類に替わ
る、より経済性で保形性に優れた新しい押出成形用増粘
剤を提供することにある。
は原料に特定の天然パルプを用いるために比較的高価で
あった。また原料の天然パルプの資源も限られており、
より安価な工業原料から合成できる押出成形用増粘剤が
待たれていた。また既存の成形用増粘剤はセメント系材
料の押出成形に用いるには保形性の点でまだ問題が残っ
ていた。本発明の目的は、セルロースエーテル類に替わ
る、より経済性で保形性に優れた新しい押出成形用増粘
剤を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の問題
を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、水溶性ポリアルキ
レングリコールを主原料とする新規な会合性高分子を見
出し本発明を完成した。本発明は、両末端に水酸基を有
する数平均分子量400〜100,000の水溶性ポリ
アルキレングリコール(化合物A)に、アルカリ触媒の
存在下で、化学式1(化3)
を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、水溶性ポリアルキ
レングリコールを主原料とする新規な会合性高分子を見
出し本発明を完成した。本発明は、両末端に水酸基を有
する数平均分子量400〜100,000の水溶性ポリ
アルキレングリコール(化合物A)に、アルカリ触媒の
存在下で、化学式1(化3)
【0005】
【化3】 (ただし、式中のR1は炭素数6〜21のアルキル基、
フェニル基、アルキル置換フェニル基またはアルケニル
置換フェニル基であり、nは0〜100の整数)で表さ
れるグリシジルエーテル類(化合物B)を、化合物Aの
100g当たり0.1〜10g付加させ、ついでこの付
加物に炭素数が3〜18のジイソシアナート化合物(化
合物D)を、化合物Aの1モル当たり0.8〜1.2モ
ル反応させて得られる、重量平均分子量が1万〜1,0
00万の会合性ポリウレタン樹脂である。
フェニル基、アルキル置換フェニル基またはアルケニル
置換フェニル基であり、nは0〜100の整数)で表さ
れるグリシジルエーテル類(化合物B)を、化合物Aの
100g当たり0.1〜10g付加させ、ついでこの付
加物に炭素数が3〜18のジイソシアナート化合物(化
合物D)を、化合物Aの1モル当たり0.8〜1.2モ
ル反応させて得られる、重量平均分子量が1万〜1,0
00万の会合性ポリウレタン樹脂である。
【0006】また本発明は、両末端に水酸基を有する数
平均分子量3,000〜20,000の水溶性ポリエチ
レングリコール(化合物A’)に、アルカリ触媒の存在
下で、化学式2(化4)
平均分子量3,000〜20,000の水溶性ポリエチ
レングリコール(化合物A’)に、アルカリ触媒の存在
下で、化学式2(化4)
【0007】
【化4】 (ただし、式中のR2は炭素数8〜18のアルキル基)
で表されるグリシジルエーテル類(化合物B’)を、化
合物A’の100g当たり0.1〜10g付加させ、つ
いでこの付加物に炭素数が3〜18の鎖状乃至環状脂肪
族ジイソシアナート化合物(化合物D’)を、化合物
A’の1モル当たり0.8〜1.2モル反応させて得ら
れる、重量平均分子量が10万〜100万の会合性ポリ
ウレタン樹脂である。
で表されるグリシジルエーテル類(化合物B’)を、化
合物A’の100g当たり0.1〜10g付加させ、つ
いでこの付加物に炭素数が3〜18の鎖状乃至環状脂肪
族ジイソシアナート化合物(化合物D’)を、化合物
A’の1モル当たり0.8〜1.2モル反応させて得ら
れる、重量平均分子量が10万〜100万の会合性ポリ
ウレタン樹脂である。
【0008】また本発明は、化合物D乃至化合物D’が
ヘキサメチレンジイソシアナート、イソホロンジイソシ
アナート、ノルボルネンジイソシアナートよりなる群か
ら選択されるジイソシアナート化合物である該会合性ポ
リウレタン樹脂である。また本発明は、2.5%水溶液
粘度が5千〜40万センチポアズである、該会合性ポリ
ウレタン樹脂である。また本発明は、該会合性ポリウレ
タン樹脂からなる押出成形用増粘剤である。また本発明
は、水硬性無機粉体と細骨材と該押出成形用増粘剤と水
を含むことを特徴とするセメント系材料押出成形用組成
物である。また本発明は、該セメント系材料押出成形用
組成物を押出成形して得られる強度の改善されたセメン
ト系押出成形物である。
ヘキサメチレンジイソシアナート、イソホロンジイソシ
アナート、ノルボルネンジイソシアナートよりなる群か
ら選択されるジイソシアナート化合物である該会合性ポ
リウレタン樹脂である。また本発明は、2.5%水溶液
粘度が5千〜40万センチポアズである、該会合性ポリ
ウレタン樹脂である。また本発明は、該会合性ポリウレ
タン樹脂からなる押出成形用増粘剤である。また本発明
は、水硬性無機粉体と細骨材と該押出成形用増粘剤と水
を含むことを特徴とするセメント系材料押出成形用組成
物である。また本発明は、該セメント系材料押出成形用
組成物を押出成形して得られる強度の改善されたセメン
ト系押出成形物である。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明で用いられる水溶性ポリア
ルキレングリコール(化合物A)は、少なくとも高分子
鎖の両末端に水酸基を有するアルキレンオキサイド重合
体である。単量体のアルキレンオキサイドとしてはエチ
レンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキ
サイドなどがあるが、水溶性を高めるためにはエチレン
オキサイドの含有率が60重量%以上あることが好まし
い。より好ましくはエチレンオキサイドの重合物(ポリ
エチレングリコール。以下PEGと略記する)を用いる
ことである。
ルキレングリコール(化合物A)は、少なくとも高分子
鎖の両末端に水酸基を有するアルキレンオキサイド重合
体である。単量体のアルキレンオキサイドとしてはエチ
レンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキ
サイドなどがあるが、水溶性を高めるためにはエチレン
オキサイドの含有率が60重量%以上あることが好まし
い。より好ましくはエチレンオキサイドの重合物(ポリ
エチレングリコール。以下PEGと略記する)を用いる
ことである。
【0010】該ポリアルキレングリコールの分子量は数
平均分子量で400〜100,000のものが好まし
い。より好ましくは1,500〜50,000、更に好
ましくは3,000〜20,000である。分子量が4
00未満では十分な水溶液粘度の増粘剤を得ることがで
きない。また分子量が大きくなると反応速度が低下する
傾向があるので、分子量が10万を超えると十分な水溶
液粘度の増粘剤が得られないことがある。分子量が3,
000〜20,000の範囲で、十分な水溶液粘度を示
す製品が最も得られ易い。最も好ましいのは分子量が
3,000〜20,000のポリエチレングリコール
(化合物A’)を用いることである。
平均分子量で400〜100,000のものが好まし
い。より好ましくは1,500〜50,000、更に好
ましくは3,000〜20,000である。分子量が4
00未満では十分な水溶液粘度の増粘剤を得ることがで
きない。また分子量が大きくなると反応速度が低下する
傾向があるので、分子量が10万を超えると十分な水溶
液粘度の増粘剤が得られないことがある。分子量が3,
000〜20,000の範囲で、十分な水溶液粘度を示
す製品が最も得られ易い。最も好ましいのは分子量が
3,000〜20,000のポリエチレングリコール
(化合物A’)を用いることである。
【0011】本発明で用いられる化合物Bとしては、炭
素数が6〜21のアルコール類のグリシジルエーテル
類、該アルコール類のエチレンオキサイド付加物のグリ
シジルエーテル類、フェノールのグリシジルエーテル、
炭素数が7〜21のアルキル置換乃至アルケニル置換フ
ェノール類のグリシジルエーテル類、該アルキル置換乃
至アルケニル置換フェノール類のエチレンオキサイド付
加物のグリシジルエーテル類などが挙げられる。炭素数
が6より小さいと疎水性が弱すぎて十分な水溶液粘度を
示す製品が得られない。また炭素数が21より大きいと
疎水性が強すぎて水に溶解し難くなる。より好ましく
は、炭素数が8〜18のアルコール類のグリシジルエー
テル類(化合物B’)を用いることである。
素数が6〜21のアルコール類のグリシジルエーテル
類、該アルコール類のエチレンオキサイド付加物のグリ
シジルエーテル類、フェノールのグリシジルエーテル、
炭素数が7〜21のアルキル置換乃至アルケニル置換フ
ェノール類のグリシジルエーテル類、該アルキル置換乃
至アルケニル置換フェノール類のエチレンオキサイド付
加物のグリシジルエーテル類などが挙げられる。炭素数
が6より小さいと疎水性が弱すぎて十分な水溶液粘度を
示す製品が得られない。また炭素数が21より大きいと
疎水性が強すぎて水に溶解し難くなる。より好ましく
は、炭素数が8〜18のアルコール類のグリシジルエー
テル類(化合物B’)を用いることである。
【0012】アルコール類のグリシジルエーテル類とし
ては、具体的には、グリシジルオクチルエーテル、2−
エチルヘキシルグリシジルエーテル、2−メチルオクチ
ルグリシジルエーテル、グリシジルノニルエーテル、デ
シルグリシジルエーテル、ドデシルグリシジルエーテ
ル、グリシジルラウリルエーテル、グリシジルトリデシ
ルエーテル、グリシジルテトラデシルエーテル、グリシ
ジルペンタデシルエーテル、グリシジルヘキサデシルエ
ーテル、グリシジルステアリルエーテルなどの、1級乃
至2級アルコール類のグリシジルエーテルが挙げられ
る。
ては、具体的には、グリシジルオクチルエーテル、2−
エチルヘキシルグリシジルエーテル、2−メチルオクチ
ルグリシジルエーテル、グリシジルノニルエーテル、デ
シルグリシジルエーテル、ドデシルグリシジルエーテ
ル、グリシジルラウリルエーテル、グリシジルトリデシ
ルエーテル、グリシジルテトラデシルエーテル、グリシ
ジルペンタデシルエーテル、グリシジルヘキサデシルエ
ーテル、グリシジルステアリルエーテルなどの、1級乃
至2級アルコール類のグリシジルエーテルが挙げられ
る。
【0013】アルキル置換乃至アルケニル置換フェノー
ル類のグリシジルエーテル類としては、具体的には、4
−エチルフェニルグリシジルエーテル、4−ter−ブ
チルフェニルグリシジルエーテル、グリシジル−4−ノ
ニルフェニルエーテル、グリシジル−3−(ペンタデカ
ジエニル)フェニルエーテルなどが挙げられる。その他
のグリシジルエーテル類としては、2−ビスフェニルグ
リシジルエーテル、ベンジルグリシジルエーテル、α−
ナフチルグリシジルエーテル、3−(2−(パーフルオ
ロヘキシル)エトキシ)−1,2−エポキシプロパンな
どの化合物が挙げられる。該アルコール類や該アルキル
置換乃至アルケニル置換フェノール類のエチレンオキサ
イド付加物のグリシジルエーテル類も用いることができ
る。エチレンオキサイドの付加数は1〜100程度が適
当である。付加数が100を超えると十分な水溶液粘度
の製品が得られない。より好ましくは、付加数が1〜2
0程度である。具体的にはラウリルアルコール−エチレ
ンオキサイド付加物のグリシジルエーテル、4−ter
−ブチルフェノール−エチレンオキサイド付加物のグリ
シジルエーテルや4−ノニルフェノール−エチレンオキ
サイド付加物のグリシジルエーテルなどが例として挙げ
られる。
ル類のグリシジルエーテル類としては、具体的には、4
−エチルフェニルグリシジルエーテル、4−ter−ブ
チルフェニルグリシジルエーテル、グリシジル−4−ノ
ニルフェニルエーテル、グリシジル−3−(ペンタデカ
ジエニル)フェニルエーテルなどが挙げられる。その他
のグリシジルエーテル類としては、2−ビスフェニルグ
リシジルエーテル、ベンジルグリシジルエーテル、α−
ナフチルグリシジルエーテル、3−(2−(パーフルオ
ロヘキシル)エトキシ)−1,2−エポキシプロパンな
どの化合物が挙げられる。該アルコール類や該アルキル
置換乃至アルケニル置換フェノール類のエチレンオキサ
イド付加物のグリシジルエーテル類も用いることができ
る。エチレンオキサイドの付加数は1〜100程度が適
当である。付加数が100を超えると十分な水溶液粘度
の製品が得られない。より好ましくは、付加数が1〜2
0程度である。具体的にはラウリルアルコール−エチレ
ンオキサイド付加物のグリシジルエーテル、4−ter
−ブチルフェノール−エチレンオキサイド付加物のグリ
シジルエーテルや4−ノニルフェノール−エチレンオキ
サイド付加物のグリシジルエーテルなどが例として挙げ
られる。
【0014】本発明では、塩基触媒の存在下に該化合物
Bを該化合物Aに付加させることを特徴とするが、ここ
でいう塩基触媒とは、トリメチルアミン、トリエチルア
ミンなどの3級アミン類や、1,8−ジアザビシクロ
[5,4,0]−7−ウンデセン(通称DBU)、2−
tert−ブチルイミノ−2−ジメチルアミノ−1,3
−ジメチルペルヒドロ−1,3,2−ジアザホスホリン
(通称BEMP)やフォスファゼン類などの有機強塩基
類や、各種の塩基性金属水酸化物、各種の塩基性金属酸
化物、各種の塩基性金属炭酸塩、各種の金属水素化物、
アルカリ金属、各種のアルカリ金属アルコラートなど
の、ポリアルキレングリコールの末端の水酸基からH+
を引き抜いて、アルコラートアニオンを生じさせうるも
のを指している。
Bを該化合物Aに付加させることを特徴とするが、ここ
でいう塩基触媒とは、トリメチルアミン、トリエチルア
ミンなどの3級アミン類や、1,8−ジアザビシクロ
[5,4,0]−7−ウンデセン(通称DBU)、2−
tert−ブチルイミノ−2−ジメチルアミノ−1,3
−ジメチルペルヒドロ−1,3,2−ジアザホスホリン
(通称BEMP)やフォスファゼン類などの有機強塩基
類や、各種の塩基性金属水酸化物、各種の塩基性金属酸
化物、各種の塩基性金属炭酸塩、各種の金属水素化物、
アルカリ金属、各種のアルカリ金属アルコラートなど
の、ポリアルキレングリコールの末端の水酸基からH+
を引き抜いて、アルコラートアニオンを生じさせうるも
のを指している。
【0015】フォスファゼン類としては、tert−ブ
チルイミノ−トリス(ジメチルアミノ)ホスホラン、t
ert−ブチルイミノ−トリス(ピロリジノ)ホスホラ
ン、tert−オクチルイミノ−トリス(ジメチルアミ
ノ)ホスホラン、1−エチル−2,2,4,4,4−ペ
ンタキス(ジメチルアミノ)−2λ5,4λ5−カテナジ
(ホスファゼン)、1−tert−ブチル−4,4,4
−トリス(ジメチルアミノ)−2,2−ビス[トリス
(ジメチルアミノ)ホスホラニリデンアミノ]−2
λ5,4λ5−カテナジ(ホスファゼン)、1−tert
−オクチル−4,4,4−トリス(ジメチルアミノ)−
2,2−ビス[トリス(ジメチルアミノ)ホスホラニリ
デンアミノ]−2λ5,4λ5−カテナジ(ホスファゼ
ン)などが挙げられる。
チルイミノ−トリス(ジメチルアミノ)ホスホラン、t
ert−ブチルイミノ−トリス(ピロリジノ)ホスホラ
ン、tert−オクチルイミノ−トリス(ジメチルアミ
ノ)ホスホラン、1−エチル−2,2,4,4,4−ペ
ンタキス(ジメチルアミノ)−2λ5,4λ5−カテナジ
(ホスファゼン)、1−tert−ブチル−4,4,4
−トリス(ジメチルアミノ)−2,2−ビス[トリス
(ジメチルアミノ)ホスホラニリデンアミノ]−2
λ5,4λ5−カテナジ(ホスファゼン)、1−tert
−オクチル−4,4,4−トリス(ジメチルアミノ)−
2,2−ビス[トリス(ジメチルアミノ)ホスホラニリ
デンアミノ]−2λ5,4λ5−カテナジ(ホスファゼ
ン)などが挙げられる。
【0016】他の有機塩基類としては1,8−ジアザビ
シクロ[5,4,0]−7−ウンデセン(通称DB
U)、1,4−ジアザビシクロ[2,2,2]オクタン
(通称DABCO)、2−tert−ブチルイミノ−2
−ジメチルアミノ−1,3−ジメチルペルヒドロ−1,
3,2−ジアザホスホリン(通称BEMP)などが挙げ
られる。
シクロ[5,4,0]−7−ウンデセン(通称DB
U)、1,4−ジアザビシクロ[2,2,2]オクタン
(通称DABCO)、2−tert−ブチルイミノ−2
−ジメチルアミノ−1,3−ジメチルペルヒドロ−1,
3,2−ジアザホスホリン(通称BEMP)などが挙げ
られる。
【0017】塩基性金属水酸化物としては、水酸化リチ
ウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化ルビ
ジウム、水酸化セシウム、水酸化マグネシウム、水酸化
カルシウム、水酸化ストロンチウムおよび水酸化バリウ
ムなどが挙げられる。塩基性金属酸化物としては、酸化
亜鉛、酸化チタン、酸化リチウム、酸化ナトリウム、酸
化カリウム、酸化ルビジウム、酸化セシウム、酸化マグ
ネシウム、酸化カルシウム、酸化ストロンチウムおよび
酸化バリウムなどが挙げられる。塩基性金属炭酸塩とし
ては、炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、
炭酸ルビジウム、炭酸セシウム、炭酸マグネシウム、炭
酸カルシウム、炭酸ストロンチウムおよび炭酸バリウム
などが挙げられる。
ウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化ルビ
ジウム、水酸化セシウム、水酸化マグネシウム、水酸化
カルシウム、水酸化ストロンチウムおよび水酸化バリウ
ムなどが挙げられる。塩基性金属酸化物としては、酸化
亜鉛、酸化チタン、酸化リチウム、酸化ナトリウム、酸
化カリウム、酸化ルビジウム、酸化セシウム、酸化マグ
ネシウム、酸化カルシウム、酸化ストロンチウムおよび
酸化バリウムなどが挙げられる。塩基性金属炭酸塩とし
ては、炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、
炭酸ルビジウム、炭酸セシウム、炭酸マグネシウム、炭
酸カルシウム、炭酸ストロンチウムおよび炭酸バリウム
などが挙げられる。
【0018】金属水素化物としては、水素化リチウムア
ルミニウム、水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素
化カリウム、水素化ルビジウム、水素化セシウム、水素
化マグネシウム、水素化カルシウム、水素化ストロンチ
ウムおよび水素化バリウムなどが挙げられる。
ルミニウム、水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素
化カリウム、水素化ルビジウム、水素化セシウム、水素
化マグネシウム、水素化カルシウム、水素化ストロンチ
ウムおよび水素化バリウムなどが挙げられる。
【0019】アルカリ金属としては、リチウム、カリウ
ム、ナトリウム、ルビジウムおよびセシウムが挙げられ
る。アルカリ金属アルコラートとしては、ナトリウムメ
トキシド、カリウムメトキシド、ルビジウムメトキシ
ド、セシウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリ
ウムエトキシド、ルビジウムエトキシドおよびセシウム
エトキシドなどが挙げられる。なかでも、フォスファゼ
ン類、塩基性金属水酸化物、金属水素化物、アルカリ金
属アルコラートがより好ましい。
ム、ナトリウム、ルビジウムおよびセシウムが挙げられ
る。アルカリ金属アルコラートとしては、ナトリウムメ
トキシド、カリウムメトキシド、ルビジウムメトキシ
ド、セシウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリ
ウムエトキシド、ルビジウムエトキシドおよびセシウム
エトキシドなどが挙げられる。なかでも、フォスファゼ
ン類、塩基性金属水酸化物、金属水素化物、アルカリ金
属アルコラートがより好ましい。
【0020】更に好ましくは、水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム、水酸化セシウム、ナトリウムメトキシド、
カリウムメトキシド、セシウムメトキシドである。また
本発明で用いられるジイソシアナート化合物(化合物
D)は、鎖状脂肪族ジイソシアナート類、環状脂肪族ジ
イソシアナート類、芳香族ジイソシアナート類などより
なる一群のジイソシアナート化合物から選ばれた炭素数
が3〜18のジイソシアナート化合物である。
化カリウム、水酸化セシウム、ナトリウムメトキシド、
カリウムメトキシド、セシウムメトキシドである。また
本発明で用いられるジイソシアナート化合物(化合物
D)は、鎖状脂肪族ジイソシアナート類、環状脂肪族ジ
イソシアナート類、芳香族ジイソシアナート類などより
なる一群のジイソシアナート化合物から選ばれた炭素数
が3〜18のジイソシアナート化合物である。
【0021】鎖状脂肪族ジイソシアナート類は、NCO
基の間を直鎖もしくは分岐鎖のアルキレン基で繋いだ構
造をもつジイソシアナート化合物であり、具体例として
は、メチレンジイソシアナート、エチレンジイソシアナ
ート、トリメチレンジイソシアナート、1−メチルエチ
レンジイソシアナート、テトラメチレンジイソシアナー
ト、ペンタメチレンジイソシアナート、2−メチルブタ
ン−1,4−ジイソシアナート、ヘキサメチレンジイソ
シアナート(HDI)、ヘプタメチレンジイソシアナー
ト、2,2’−ジメチルペンタン−1,5−ジイソシア
ナート、オクタメチレンジイソシアナート、2,5−ジ
メチルヘキサン−1,6−ジイソシアナート、2,2,
4−トリメチルペンタン−1,5−ジイソシアナート、
ノナメチルジイソシアナート、2,2,4−トリメチル
ヘキサンジイソシアナート、2,4,4−トリメチルヘ
キサンジイソシアナート、デカメチレンジイソシアナー
ト、ウンデカメチレンジイソシアナート、ドデカメチレ
ンジイソシアナート、トリデカメチレンジイソシアナー
ト、テトラデカメチレンジイソシアナート、ペンタデカ
メチレンジイソシアナート、ヘキサデカメチレンジイソ
シアナートなどが挙げられる。
基の間を直鎖もしくは分岐鎖のアルキレン基で繋いだ構
造をもつジイソシアナート化合物であり、具体例として
は、メチレンジイソシアナート、エチレンジイソシアナ
ート、トリメチレンジイソシアナート、1−メチルエチ
レンジイソシアナート、テトラメチレンジイソシアナー
ト、ペンタメチレンジイソシアナート、2−メチルブタ
ン−1,4−ジイソシアナート、ヘキサメチレンジイソ
シアナート(HDI)、ヘプタメチレンジイソシアナー
ト、2,2’−ジメチルペンタン−1,5−ジイソシア
ナート、オクタメチレンジイソシアナート、2,5−ジ
メチルヘキサン−1,6−ジイソシアナート、2,2,
4−トリメチルペンタン−1,5−ジイソシアナート、
ノナメチルジイソシアナート、2,2,4−トリメチル
ヘキサンジイソシアナート、2,4,4−トリメチルヘ
キサンジイソシアナート、デカメチレンジイソシアナー
ト、ウンデカメチレンジイソシアナート、ドデカメチレ
ンジイソシアナート、トリデカメチレンジイソシアナー
ト、テトラデカメチレンジイソシアナート、ペンタデカ
メチレンジイソシアナート、ヘキサデカメチレンジイソ
シアナートなどが挙げられる。
【0022】環状脂肪族ジイソシアナート類は、NCO
基の間を繋ぐアルキレン基が環状構造をもつジイソシア
ナート化合物であり、具体例としては、シクロヘキサン
−1,2−ジイソシアナート、シクロヘキサン−1,3
−ジイソシアナート、シクロヘキサン−1,4−ジイソ
シアナート、1−メチルシクロヘキサン−2,4−ジイ
ソシアナート、1−エチルシクロヘキサン−2,4−ジ
イソシアナート、4,5−ジメチルシクロヘキサン−
1,3−ジイソシアナート、1,2−ジメチルシクロヘ
キサン−ω,ω’−ジイソシアナート、1,4−ジメチ
ルシクロヘキサン−ω,ω’−ジイソシアナート、イソ
ホロンジイソシアナート(IPDI)、ジシクロヘキシ
ルメタン−4,4’−ジイソシアナート、ジシクロヘキ
シルメチルメタン−4,4’−ジイソシアナート、ジシ
クロヘキシルジメチルメタン−4,4’−ジイソシアナ
ート、2,2’−ジメチルジシクロヘキシルメタン−
4,4’−ジイソシアナート、3,3’−ジメチルジシ
クロヘキシルメタン−4,4’−ジイソシアナート、
4,4’−メチレン−ビス(イソシアナトシクロヘキサ
ン)、ノルボルネンジイソシアナートなどが挙げられ
る。
基の間を繋ぐアルキレン基が環状構造をもつジイソシア
ナート化合物であり、具体例としては、シクロヘキサン
−1,2−ジイソシアナート、シクロヘキサン−1,3
−ジイソシアナート、シクロヘキサン−1,4−ジイソ
シアナート、1−メチルシクロヘキサン−2,4−ジイ
ソシアナート、1−エチルシクロヘキサン−2,4−ジ
イソシアナート、4,5−ジメチルシクロヘキサン−
1,3−ジイソシアナート、1,2−ジメチルシクロヘ
キサン−ω,ω’−ジイソシアナート、1,4−ジメチ
ルシクロヘキサン−ω,ω’−ジイソシアナート、イソ
ホロンジイソシアナート(IPDI)、ジシクロヘキシ
ルメタン−4,4’−ジイソシアナート、ジシクロヘキ
シルメチルメタン−4,4’−ジイソシアナート、ジシ
クロヘキシルジメチルメタン−4,4’−ジイソシアナ
ート、2,2’−ジメチルジシクロヘキシルメタン−
4,4’−ジイソシアナート、3,3’−ジメチルジシ
クロヘキシルメタン−4,4’−ジイソシアナート、
4,4’−メチレン−ビス(イソシアナトシクロヘキサ
ン)、ノルボルネンジイソシアナートなどが挙げられ
る。
【0023】芳香族ジイソシアナート類は、NCO基の
間をフェニレン基、アルキル置換フェニレン基およびア
ラルキレン基などの芳香族基ないし芳香族基を含有する
炭化水素基で繋いだジイソシアナート化合物であり、具
体例としては、1,3−および1,4−フェニレンジイ
ソシアナート、1−メチル−2,4−フェニレンジイソ
シアナート(2,4−TDI)、1−メチル−2,6−
フェニレンジイソシアナート(2,6−TDI)、1−
メチル−2,5−フェニレンジイソシアナート、1−メ
チル−3,5−フェニレンジイソシアナート、1−エチ
ル−2,4−フェニレンジイソシアナート、1−イソプ
ロピル−2,4−フェニレンジイソシアナート、1,3
−ジメチル−2,4−フェニレンジイソシアナート、
1,3−ジメチル−4,6−フェニレンジイソシアナー
ト、1,4−ジメチル−2,5−フェニレンジイソシア
ナート、ジエチルベンゼンジイソシアナート、ジイソプ
ロピルベンゼンジイソシアナート、1−メチル−3,5
−ジエチルベンゼン−2,4−ジイソシアナート、3−
メチル−1,5−ジエチルベンゼン−2,4−ジイソシ
アナート、1,3,5−トリエチルベンゼン−2,4−
ジイソシアナート、ナフタリン−1,4−ジイソシアナ
ート、ナフタリン−1,5−ジイソシアナート、1−メ
チルナフタリン−1,5−ジイソシアナート、ナフタリ
ン−2,6−ジイソシアナート、ナフタリン−2,7−
ジイソシアナート、1,1−ジナフチル−2,2’−ジ
イソシアナート、ビフェニル−2,4’−ジイソシアナ
ート、ビフェニル−4,4’−ジイソシアナート、3,
3’−ジメチルビフェニル−4,4’−ジイソシアナー
ト、ジフェニルメタン−4,4’−ジイソシアナート、
ジフェニルメタン−2,2’−ジイソシアナート、ジフ
ェニルメタン−2,4’−ジイソシアナートなどが挙げ
られる。
間をフェニレン基、アルキル置換フェニレン基およびア
ラルキレン基などの芳香族基ないし芳香族基を含有する
炭化水素基で繋いだジイソシアナート化合物であり、具
体例としては、1,3−および1,4−フェニレンジイ
ソシアナート、1−メチル−2,4−フェニレンジイソ
シアナート(2,4−TDI)、1−メチル−2,6−
フェニレンジイソシアナート(2,6−TDI)、1−
メチル−2,5−フェニレンジイソシアナート、1−メ
チル−3,5−フェニレンジイソシアナート、1−エチ
ル−2,4−フェニレンジイソシアナート、1−イソプ
ロピル−2,4−フェニレンジイソシアナート、1,3
−ジメチル−2,4−フェニレンジイソシアナート、
1,3−ジメチル−4,6−フェニレンジイソシアナー
ト、1,4−ジメチル−2,5−フェニレンジイソシア
ナート、ジエチルベンゼンジイソシアナート、ジイソプ
ロピルベンゼンジイソシアナート、1−メチル−3,5
−ジエチルベンゼン−2,4−ジイソシアナート、3−
メチル−1,5−ジエチルベンゼン−2,4−ジイソシ
アナート、1,3,5−トリエチルベンゼン−2,4−
ジイソシアナート、ナフタリン−1,4−ジイソシアナ
ート、ナフタリン−1,5−ジイソシアナート、1−メ
チルナフタリン−1,5−ジイソシアナート、ナフタリ
ン−2,6−ジイソシアナート、ナフタリン−2,7−
ジイソシアナート、1,1−ジナフチル−2,2’−ジ
イソシアナート、ビフェニル−2,4’−ジイソシアナ
ート、ビフェニル−4,4’−ジイソシアナート、3,
3’−ジメチルビフェニル−4,4’−ジイソシアナー
ト、ジフェニルメタン−4,4’−ジイソシアナート、
ジフェニルメタン−2,2’−ジイソシアナート、ジフ
ェニルメタン−2,4’−ジイソシアナートなどが挙げ
られる。
【0024】ただし、TDIなどの芳香族ジイソシアナ
ートを用いて製造した高分子は、セメント系材料の押出
成形用増粘剤として用いる場合には、強塩基性であるモ
ルタル中で経時変化をきたし、混練後時間とともに用増
粘剤としての効果が低下することがある。従って、セメ
ント系材料の押出成形用増粘剤として用いる場合には、
鎖状脂肪族ジイソシアナートや環状脂肪族ジイソシアナ
ートを用いることがより好ましい。更に好ましくはヘキ
サメチレンジイソシアナート(HDI)、イソホロンジ
イソシアナート(IPDI)、ノルボルネンジイソシア
ナートを用いることである。
ートを用いて製造した高分子は、セメント系材料の押出
成形用増粘剤として用いる場合には、強塩基性であるモ
ルタル中で経時変化をきたし、混練後時間とともに用増
粘剤としての効果が低下することがある。従って、セメ
ント系材料の押出成形用増粘剤として用いる場合には、
鎖状脂肪族ジイソシアナートや環状脂肪族ジイソシアナ
ートを用いることがより好ましい。更に好ましくはヘキ
サメチレンジイソシアナート(HDI)、イソホロンジ
イソシアナート(IPDI)、ノルボルネンジイソシア
ナートを用いることである。
【0025】化合物Aの水酸基と化合物Bのエポキシ基
の反応は化学式3(化5)
の反応は化学式3(化5)
【0026】
【化5】 で表されるようなオキシラン環の開環反応であり、反応
後に新たに水酸基が生じる。この水酸基は化合物Aの水
酸基と同様に化合物DのNCO基と反応しうる。従って
生成する高分子の分子構造は複雑であり反応条件により
異なるが、主な主鎖の構造は化学式4(化6)
後に新たに水酸基が生じる。この水酸基は化合物Aの水
酸基と同様に化合物DのNCO基と反応しうる。従って
生成する高分子の分子構造は複雑であり反応条件により
異なるが、主な主鎖の構造は化学式4(化6)
【0027】
【化6】 (式中のPAGはポリアルキレングリコール、DISO
はジイソシアナート、Rは疎水基を有する化合物B、x
は繰り返し単位の数で2〜2,000の整数、yは化合
物Bのグラフト率で0.001〜10)で表される。
はジイソシアナート、Rは疎水基を有する化合物B、x
は繰り返し単位の数で2〜2,000の整数、yは化合
物Bのグラフト率で0.001〜10)で表される。
【0028】高分子の末端のみならず、高分子の主鎖に
会合性の疎水基がグラフトしていることが本発明の高分
子の特長の一つである。高分子の主鎖に疎水基をグラフ
トさせることにより、高分子の分子量と疎水基の導入量
を独立して制御し、モルタルに高いチクソ性を付与する
ことができる。
会合性の疎水基がグラフトしていることが本発明の高分
子の特長の一つである。高分子の主鎖に疎水基をグラフ
トさせることにより、高分子の分子量と疎水基の導入量
を独立して制御し、モルタルに高いチクソ性を付与する
ことができる。
【0029】以下に製造方法を説明する。攪拌装置、原
料導入機構、温度制御機構を有する反応容器内を不活性
ガスで置換する。化合物Aを反応容器へ仕込み、場合に
よっては溶媒を加える。反応容器を設定された反応温度
に制御しつつ触媒を加える。容器内を攪拌しつつ化合物
Bを反応容器へ導入する。導入方法は特に限定するもの
ではない。連続的に導入しても断続的に導入してもよ
い。
料導入機構、温度制御機構を有する反応容器内を不活性
ガスで置換する。化合物Aを反応容器へ仕込み、場合に
よっては溶媒を加える。反応容器を設定された反応温度
に制御しつつ触媒を加える。容器内を攪拌しつつ化合物
Bを反応容器へ導入する。導入方法は特に限定するもの
ではない。連続的に導入しても断続的に導入してもよ
い。
【0030】触媒は必ずしも反応前に化合物Aに添加す
る必要はなく、化合物Aに化合物Bを加えた後に触媒を
加え、反応を開始することも可能である。または、化合
物Bに予め触媒を添加しておき、これらを化合物Aに加
え反応させることも可能である。ただし、触媒として塩
基性金属水酸化物、金属水素化物およびアルカリ金属ア
ルコラートを用いる場合には、触媒を反応前に化合物A
に添加し、生成した水やアルコールを減圧留去などによ
り除去することがより好ましい。
る必要はなく、化合物Aに化合物Bを加えた後に触媒を
加え、反応を開始することも可能である。または、化合
物Bに予め触媒を添加しておき、これらを化合物Aに加
え反応させることも可能である。ただし、触媒として塩
基性金属水酸化物、金属水素化物およびアルカリ金属ア
ルコラートを用いる場合には、触媒を反応前に化合物A
に添加し、生成した水やアルコールを減圧留去などによ
り除去することがより好ましい。
【0031】反応に用いる触媒の量は、触媒の種類によ
っても異なり一概には言えないが、化合物Aの1モル当
たり0.0001〜1モル、より好ましくは0.01〜
0.5モル程度が適当である。
っても異なり一概には言えないが、化合物Aの1モル当
たり0.0001〜1モル、より好ましくは0.01〜
0.5モル程度が適当である。
【0032】反応は無溶媒で行うこともできるが、生成
物の溶融粘度を下げるために溶媒を用いて反応させるこ
ともできる。溶媒としては、四塩化炭素、ジクロロメタ
ン、クロロホルム、トリクレンなどのハロゲン系溶剤
や、キシレン、トルエン、ベンゼンなどの芳香族系溶剤
や、デカン、オクタン、ヘプタン、ヘキサン、シクロヘ
キサン、ペンタンなどの飽和炭化水素系溶剤や、ジオキ
サン、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジメチ
ルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテルなど
のエーテル系溶剤や、ジエチルケトン、メチルエチルケ
トン、ジメチルケトンなどのケトン系溶剤や、酢酸エチ
ル、酢酸メチルなどのエステル系溶剤、などの活性水素
を持たない溶剤を用いることができる。
物の溶融粘度を下げるために溶媒を用いて反応させるこ
ともできる。溶媒としては、四塩化炭素、ジクロロメタ
ン、クロロホルム、トリクレンなどのハロゲン系溶剤
や、キシレン、トルエン、ベンゼンなどの芳香族系溶剤
や、デカン、オクタン、ヘプタン、ヘキサン、シクロヘ
キサン、ペンタンなどの飽和炭化水素系溶剤や、ジオキ
サン、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジメチ
ルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテルなど
のエーテル系溶剤や、ジエチルケトン、メチルエチルケ
トン、ジメチルケトンなどのケトン系溶剤や、酢酸エチ
ル、酢酸メチルなどのエステル系溶剤、などの活性水素
を持たない溶剤を用いることができる。
【0033】反応に用いる化合物Bの量は、化合物Aの
100g当たり0.1〜10g、より好ましくは0.5
〜10g、更に好ましくは0.5〜5gが適当である。
化合物Bを添加後、所定の反応温度で反応させる。反応
温度は用いるグリシジルエーテルによっても異なるが、
60〜180℃、より好ましくは80〜120℃程度が
適当である。60℃より低温では反応が遅くなり経済的
でない。また180℃を超えると熱分解の恐れがある。
反応時間は用いたグリシジルエーテルや反応温度などに
よっても異なるが、1分〜5時間程度で十分である。化
合物Bがほぼ化合物Aに付加したら、適当な酸により塩
基触媒を中和するか、吸着剤などにより塩基触媒を除去
することが好ましい。塩基触媒が活性のままでイソシア
ナート類を添加すると、好ましくない副反応を生じる恐
れがある。
100g当たり0.1〜10g、より好ましくは0.5
〜10g、更に好ましくは0.5〜5gが適当である。
化合物Bを添加後、所定の反応温度で反応させる。反応
温度は用いるグリシジルエーテルによっても異なるが、
60〜180℃、より好ましくは80〜120℃程度が
適当である。60℃より低温では反応が遅くなり経済的
でない。また180℃を超えると熱分解の恐れがある。
反応時間は用いたグリシジルエーテルや反応温度などに
よっても異なるが、1分〜5時間程度で十分である。化
合物Bがほぼ化合物Aに付加したら、適当な酸により塩
基触媒を中和するか、吸着剤などにより塩基触媒を除去
することが好ましい。塩基触媒が活性のままでイソシア
ナート類を添加すると、好ましくない副反応を生じる恐
れがある。
【0034】中和に用いる酸類は特に限定するものでは
ないが、例えば、リン酸、硫酸、塩酸、硝酸などの無機
酸や、酢酸、乳酸、安息香酸などの有機酸を用いること
ができる。中和後、化合物Dを添加し、所定の反応温度
で所定の反応時間反応させる。反応に用いる化合物Dの
量は、化合物Aの1モル当たり0.8〜1.2モル、よ
り好ましくは0.9〜1.1モル、更に好ましくは0.
95〜1.05モルが適当である。反応温度は用いるイ
ソシアナートによっても異なるが、60〜180℃、よ
り好ましくは80〜120℃程度が適当である。60℃
より低温では反応が遅くなり経済的でない。また180
℃を超えると熱分解の恐れがある。イソシアナートとの
反応は無触媒でも進行するが、触媒を用いることもでき
る。触媒は特に限定するものではなく、通常のイソシア
ナートとアルコールの反応に用いる触媒が利用できる。
例えば、アミン系触媒、スズ系触媒や水銀系触媒などが
ある。
ないが、例えば、リン酸、硫酸、塩酸、硝酸などの無機
酸や、酢酸、乳酸、安息香酸などの有機酸を用いること
ができる。中和後、化合物Dを添加し、所定の反応温度
で所定の反応時間反応させる。反応に用いる化合物Dの
量は、化合物Aの1モル当たり0.8〜1.2モル、よ
り好ましくは0.9〜1.1モル、更に好ましくは0.
95〜1.05モルが適当である。反応温度は用いるイ
ソシアナートによっても異なるが、60〜180℃、よ
り好ましくは80〜120℃程度が適当である。60℃
より低温では反応が遅くなり経済的でない。また180
℃を超えると熱分解の恐れがある。イソシアナートとの
反応は無触媒でも進行するが、触媒を用いることもでき
る。触媒は特に限定するものではなく、通常のイソシア
ナートとアルコールの反応に用いる触媒が利用できる。
例えば、アミン系触媒、スズ系触媒や水銀系触媒などが
ある。
【0035】アミン系触媒としては、トリエチルアミ
ン、1,3-ビスジメチルアミノーブタン(TMBDA)、
Nーエチルモルホリン(NEM)、1、4ージアザビシクロ
[2.2.2]オクタン(DABCO)、1,8-ジアザビシクロ
[5.4.0]ー7ーウンデセン(DBU)、1,4-ジメチルピペラ
ジン(DMP)などが例として挙げられる。スズ系触媒
としては、ジオクタノエート錫、ジブチルジ(ドデシル
チオ)スタナン(UL−1)、ジブチル錫ジラウレート
(DBTDL)などがある。水銀系触媒としてはフェニ
ル水銀プロピオネート(Metasol57)などがあ
る。
ン、1,3-ビスジメチルアミノーブタン(TMBDA)、
Nーエチルモルホリン(NEM)、1、4ージアザビシクロ
[2.2.2]オクタン(DABCO)、1,8-ジアザビシクロ
[5.4.0]ー7ーウンデセン(DBU)、1,4-ジメチルピペラ
ジン(DMP)などが例として挙げられる。スズ系触媒
としては、ジオクタノエート錫、ジブチルジ(ドデシル
チオ)スタナン(UL−1)、ジブチル錫ジラウレート
(DBTDL)などがある。水銀系触媒としてはフェニ
ル水銀プロピオネート(Metasol57)などがあ
る。
【0036】なかでも錫触媒DBTDLは代表的な触媒
である。反応時間は反応温度や触媒の種類、濃度などに
よっても異なるが、1分〜2時間程度で十分である。所
定の反応時間後に生成物を反応容器から取り出し、フレ
ーク状、粉末状や溶液などに加工して製品とする。本発
明により2.5%水溶液粘度(高分子濃度が2.5重量
%の水溶液の25℃での粘度を、回転粘度計を用いて回
転数6rpmで測定した値)がおよそ千から50万セン
チポアズ(cP)の会合性高分子が得られる。特に押出
成形用増粘剤として用いるには、2.5%水溶液粘度が
5,000〜400,000cPのものがより適してい
る。更に好ましくは20,000〜300,000cP
のものである。2.5%水溶液粘度が5,000cP未
満のものは保水性が不十分で、押出成形時に水を分離し
易い。また2.5%水溶液粘度が400,000cPを
超えるものは粘着力が強すぎて押出成形速度が低下し易
い。
である。反応時間は反応温度や触媒の種類、濃度などに
よっても異なるが、1分〜2時間程度で十分である。所
定の反応時間後に生成物を反応容器から取り出し、フレ
ーク状、粉末状や溶液などに加工して製品とする。本発
明により2.5%水溶液粘度(高分子濃度が2.5重量
%の水溶液の25℃での粘度を、回転粘度計を用いて回
転数6rpmで測定した値)がおよそ千から50万セン
チポアズ(cP)の会合性高分子が得られる。特に押出
成形用増粘剤として用いるには、2.5%水溶液粘度が
5,000〜400,000cPのものがより適してい
る。更に好ましくは20,000〜300,000cP
のものである。2.5%水溶液粘度が5,000cP未
満のものは保水性が不十分で、押出成形時に水を分離し
易い。また2.5%水溶液粘度が400,000cPを
超えるものは粘着力が強すぎて押出成形速度が低下し易
い。
【0037】本発明により得られる高分子の重量平均分
子量はおよそ1万から1,000万の範囲にある。特に
押出成形用増粘剤として用いるには、重量平均分子量が
10万〜1,000万の範囲の高分子がより適してい
る。更に好ましくは重量平均分子量が10万〜100万
の高分子である。重量平均分子量が10万未満では水溶
液粘度が十分でないことが多い。また重量平均分子量が
1,000万を超えると水溶液が曳糸性をもつために、
押出成形用増粘剤として適さないことがある。これらの
会合性高分子はセメント系材料、石膏などの水硬性粉体
やアルミナ、チタニア、ジルコニア、その他各種のセラ
ミクス粉体などの無機粉体を水と混練して押出成形する
際の押出成形用増粘剤(押出成形助剤)として用いるこ
とができる。
子量はおよそ1万から1,000万の範囲にある。特に
押出成形用増粘剤として用いるには、重量平均分子量が
10万〜1,000万の範囲の高分子がより適してい
る。更に好ましくは重量平均分子量が10万〜100万
の高分子である。重量平均分子量が10万未満では水溶
液粘度が十分でないことが多い。また重量平均分子量が
1,000万を超えると水溶液が曳糸性をもつために、
押出成形用増粘剤として適さないことがある。これらの
会合性高分子はセメント系材料、石膏などの水硬性粉体
やアルミナ、チタニア、ジルコニア、その他各種のセラ
ミクス粉体などの無機粉体を水と混練して押出成形する
際の押出成形用増粘剤(押出成形助剤)として用いるこ
とができる。
【0038】またこれらの会合性高分子は左官用モルタ
ルの増粘剤、型枠成形用コンクリートの増粘剤、遠心成
形用コンクリートの増粘剤、水中不分離コンクリートの
増粘剤などのモルタル・コンクリート用増粘剤としても
用いることができる。これらの会合性高分子はフレーク
状の固体で、または水溶液やアルコールなどの溶剤に希
釈して用いることもできるが、押出成形用増粘剤として
用いるには、取り扱い易さなどから粉体で用いるのがよ
り好ましい。粉体の粒径は16メッシュ以下のものを用
いるのが好ましい。粒径が16メッシュを超える粉体は
溶解性が劣ることがある。該押出成形用増粘剤は該会合
性高分子を主成分として、酸化防止剤、安定化剤、可塑
剤、希釈材などを含んでいてもよい。
ルの増粘剤、型枠成形用コンクリートの増粘剤、遠心成
形用コンクリートの増粘剤、水中不分離コンクリートの
増粘剤などのモルタル・コンクリート用増粘剤としても
用いることができる。これらの会合性高分子はフレーク
状の固体で、または水溶液やアルコールなどの溶剤に希
釈して用いることもできるが、押出成形用増粘剤として
用いるには、取り扱い易さなどから粉体で用いるのがよ
り好ましい。粉体の粒径は16メッシュ以下のものを用
いるのが好ましい。粒径が16メッシュを超える粉体は
溶解性が劣ることがある。該押出成形用増粘剤は該会合
性高分子を主成分として、酸化防止剤、安定化剤、可塑
剤、希釈材などを含んでいてもよい。
【0039】本発明で用いられるセメント系材料押出成
形用組成物は、従来から成形用増粘剤として用いられて
いるメチルセルロースやヒドロキシプロピルメチルセル
ロースなどのセルロースエーテル類の替わりに本発明に
よる成形用増粘剤を含むことを除けば、他の組成につい
ては公知のセメント系材料押出成形用組成物と同等のも
のが有効に用いられる。具体的には普通ポルトランドセ
メント、特殊ポルトランドセメント、高炉セメント、フ
ライアッシュセメント、アルミナセメント、石膏などの
水硬性粉体を主成分とし、水と成形用増粘剤を含む。他
の成分として、砂などの細骨材や石綿、ロックウール、
ガラス繊維、炭素繊維、ポリマー繊維、パルプ等の各種
繊維が加えられる。細骨材は必ずしも必須ではないが、
押出成形品の寸法精度の向上や原料のコストを低減させ
るために通常用いられる。繊維類は必ずしも必須ではな
いが、成形体の保形性を高めるために通常は添加され
る。その他にもパーライト、バーミクライト、シラスバ
ルーン、軽石、発泡コンリート破砕物、発泡プラスチッ
ク破砕物等の軽量骨材やフライアッシュ、シリカヒュー
ム、ベントナイト、粘土等の無機材料や各種減水剤、界
面活性剤、消泡剤等を含んでいてもよい。
形用組成物は、従来から成形用増粘剤として用いられて
いるメチルセルロースやヒドロキシプロピルメチルセル
ロースなどのセルロースエーテル類の替わりに本発明に
よる成形用増粘剤を含むことを除けば、他の組成につい
ては公知のセメント系材料押出成形用組成物と同等のも
のが有効に用いられる。具体的には普通ポルトランドセ
メント、特殊ポルトランドセメント、高炉セメント、フ
ライアッシュセメント、アルミナセメント、石膏などの
水硬性粉体を主成分とし、水と成形用増粘剤を含む。他
の成分として、砂などの細骨材や石綿、ロックウール、
ガラス繊維、炭素繊維、ポリマー繊維、パルプ等の各種
繊維が加えられる。細骨材は必ずしも必須ではないが、
押出成形品の寸法精度の向上や原料のコストを低減させ
るために通常用いられる。繊維類は必ずしも必須ではな
いが、成形体の保形性を高めるために通常は添加され
る。その他にもパーライト、バーミクライト、シラスバ
ルーン、軽石、発泡コンリート破砕物、発泡プラスチッ
ク破砕物等の軽量骨材やフライアッシュ、シリカヒュー
ム、ベントナイト、粘土等の無機材料や各種減水剤、界
面活性剤、消泡剤等を含んでいてもよい。
【0040】本発明の押出成形用増粘剤の添加量は、用
いるモルタルの組成によっても異なるが、押出成形建材
用セメント組成物中の水硬性粉体に対して通常0.1〜
5重量%程度、より好ましくは0.2〜3重量%、更に
好ましくは0.5〜1.5重量%が適当である。0.1
重量%未満では十分な増粘剤の効果が得られないことが
ある。また5重量%を超えて添加するのは粘着力が強す
ぎ、生産性が低下するので好ましくない。最適な添加量
は該組成物の組成や押出成形機の能力、成形体の形態等
の具体的成形条件により異なるが、一般的に従来添加し
ていたセルロースエーテル類の50〜100重量%程度
で充分である。添加方法はフレーク状や粉体の押出成形
用増粘剤をセメント組成物の他の成分と、乾燥したまま
攪拌混合してもよいし、押出成形用増粘剤を水溶液とし
セメント組成物の他の成分に加えてもよい。勿論、押出
成形用増粘剤として本発明の成形用増粘剤とセルロース
エーテル類、ポリアクリルアミド系ポリマー、ポリエチ
レンオキシド、ポリビニルアルコール等の他の既存の増
粘剤を併用して用いることもできる。
いるモルタルの組成によっても異なるが、押出成形建材
用セメント組成物中の水硬性粉体に対して通常0.1〜
5重量%程度、より好ましくは0.2〜3重量%、更に
好ましくは0.5〜1.5重量%が適当である。0.1
重量%未満では十分な増粘剤の効果が得られないことが
ある。また5重量%を超えて添加するのは粘着力が強す
ぎ、生産性が低下するので好ましくない。最適な添加量
は該組成物の組成や押出成形機の能力、成形体の形態等
の具体的成形条件により異なるが、一般的に従来添加し
ていたセルロースエーテル類の50〜100重量%程度
で充分である。添加方法はフレーク状や粉体の押出成形
用増粘剤をセメント組成物の他の成分と、乾燥したまま
攪拌混合してもよいし、押出成形用増粘剤を水溶液とし
セメント組成物の他の成分に加えてもよい。勿論、押出
成形用増粘剤として本発明の成形用増粘剤とセルロース
エーテル類、ポリアクリルアミド系ポリマー、ポリエチ
レンオキシド、ポリビニルアルコール等の他の既存の増
粘剤を併用して用いることもできる。
【0041】該組成物に含まれる水の比率は、用いる細
骨材や繊維の種類や量などにより異なり一概には言えな
いが、セメントなど水硬性粉体に対する水の重量比(水
/セメント比)は0.2〜1の範囲が好ましい。より好
ましくは0.3〜0.7、更に好ましくは0.35〜
0.5が適当である。水/セメント比が1を超えると十
分な曲げ強度が得られないことがある。また0.2未満
ではセメントの水和に要する水分が不足し、やはり曲げ
強度の高い成形体が得られないことがある。特に高強度
の成形体を得るには水/セメント比が0.3〜0.7の
範囲にあることがより好ましい。更に好ましくは、水/
セメント比が0.35〜0.5の範囲であり、この範囲
で最も高い強度の成形体が得られやすい。
骨材や繊維の種類や量などにより異なり一概には言えな
いが、セメントなど水硬性粉体に対する水の重量比(水
/セメント比)は0.2〜1の範囲が好ましい。より好
ましくは0.3〜0.7、更に好ましくは0.35〜
0.5が適当である。水/セメント比が1を超えると十
分な曲げ強度が得られないことがある。また0.2未満
ではセメントの水和に要する水分が不足し、やはり曲げ
強度の高い成形体が得られないことがある。特に高強度
の成形体を得るには水/セメント比が0.3〜0.7の
範囲にあることがより好ましい。更に好ましくは、水/
セメント比が0.35〜0.5の範囲であり、この範囲
で最も高い強度の成形体が得られやすい。
【0042】細骨材や繊維の添加量は特に限定するもの
ではなく、通常の押出成形に用いるモルタルと同程度で
あればよいが、典型的には砂等の細骨材はセメントなど
の水硬性粉体に対して10〜500重量%程度、繊維は
セメントなどの水硬性粉体に対して0.1〜10重量%
程度である。
ではなく、通常の押出成形に用いるモルタルと同程度で
あればよいが、典型的には砂等の細骨材はセメントなど
の水硬性粉体に対して10〜500重量%程度、繊維は
セメントなどの水硬性粉体に対して0.1〜10重量%
程度である。
【0043】これらのセメント系材料組成物は、混練機
で混練後、セメント系材料用押出成形機で押出成形する
等、従来の方法で押出成形することができる。混練方法
は特に限定するものではないが、一般的には押出成形用
のモルタルの製造はセメント、細骨材、増粘剤、繊維が
入った各ホッパーからミキサー内に各成分を必要量投入
し、十分混合した後、水を必要量加えてさらに混合し、
これをニーダー等に移して混練する。混練された組成物
は真空押出成形機等によりセメント板などの成形体に成
形される。該成形体は水蒸気養生やオートクレーブ養生
され製品となる。
で混練後、セメント系材料用押出成形機で押出成形する
等、従来の方法で押出成形することができる。混練方法
は特に限定するものではないが、一般的には押出成形用
のモルタルの製造はセメント、細骨材、増粘剤、繊維が
入った各ホッパーからミキサー内に各成分を必要量投入
し、十分混合した後、水を必要量加えてさらに混合し、
これをニーダー等に移して混練する。混練された組成物
は真空押出成形機等によりセメント板などの成形体に成
形される。該成形体は水蒸気養生やオートクレーブ養生
され製品となる。
【0044】
【実施例】以下、本発明を実施例によって説明するが、
勿論本発明はこの実施例に限られるものではない。2.
5%水溶液粘度は2.5重量%の水溶液を25℃におい
て、B型回転粘度計を用い、回転数6rpmで測定した
値である。重量平均分子量は、クロロホルムを溶媒に用
い、標準ポリスチレンで校正したGPCにより求めた値
である。
勿論本発明はこの実施例に限られるものではない。2.
5%水溶液粘度は2.5重量%の水溶液を25℃におい
て、B型回転粘度計を用い、回転数6rpmで測定した
値である。重量平均分子量は、クロロホルムを溶媒に用
い、標準ポリスチレンで校正したGPCにより求めた値
である。
【0045】(合成例) 実施例1 500mlのガラス製セパラブルフラスコに市販のPE
G#6000(純正化学、数平均分子量8,500)を
50g仕込み、窒素シール下で100℃にて溶融した。
これにKOHを0.1g加え、攪拌しながら150℃で
3時間、水を減圧下(3mmHg)で留去した。100
℃まで温度を下げ、フラスコ内を攪拌しながら、ドデシ
ルグリシジルエーテル(アルドリッチ試薬を蒸留精製し
たもの)2.5gをフラスコ内に添加し、3時間攪拌し
ながら反応させた。80℃まで温度を下げ、安息香酸
(純正化学)0.22gで中和し、ヘキサメチレンジイ
ソシアナート(関東化学)1.0gを添加した。触媒と
してDBTDL5%溶液を0.1ml添加し、攪拌を続
けた。10分後に攪拌を停止し、さらに2時間反応させ
た。反応終了後に生成物をフラスコから取り出し放冷し
た。これを液体窒素で冷却し、電動ミルで粒径1mm
(16メッシュ)以下に粉砕した。2.5%水溶液粘度
は300,000cP、GPCによる重量平均分子量は
50万であった。
G#6000(純正化学、数平均分子量8,500)を
50g仕込み、窒素シール下で100℃にて溶融した。
これにKOHを0.1g加え、攪拌しながら150℃で
3時間、水を減圧下(3mmHg)で留去した。100
℃まで温度を下げ、フラスコ内を攪拌しながら、ドデシ
ルグリシジルエーテル(アルドリッチ試薬を蒸留精製し
たもの)2.5gをフラスコ内に添加し、3時間攪拌し
ながら反応させた。80℃まで温度を下げ、安息香酸
(純正化学)0.22gで中和し、ヘキサメチレンジイ
ソシアナート(関東化学)1.0gを添加した。触媒と
してDBTDL5%溶液を0.1ml添加し、攪拌を続
けた。10分後に攪拌を停止し、さらに2時間反応させ
た。反応終了後に生成物をフラスコから取り出し放冷し
た。これを液体窒素で冷却し、電動ミルで粒径1mm
(16メッシュ)以下に粉砕した。2.5%水溶液粘度
は300,000cP、GPCによる重量平均分子量は
50万であった。
【0046】実施例2〜7 PEGの分子量、グリシジルエーテルの種類、NCO/
OH比を代えて、実施例1と同様の実験を行った。結果
を表1に纏める。表中のグリシジルエーテルの量はPE
Gに対する重量%である。
OH比を代えて、実施例1と同様の実験を行った。結果
を表1に纏める。表中のグリシジルエーテルの量はPE
Gに対する重量%である。
【0047】
【表1】
【0048】(押出成形試験)普通ポルトランドセメン
ト100重量部、標準砂100重量部、ビニロン繊維
(ユニチカビニロン−タイプABセミハード)1.5重
量に所定量の増粘剤を加え、高速ミキサー(宮崎鉄工製
MHS−100)で3分間混合しセメント系材料押出成
形用組成物を得た。この組成物に水/セメント比が0.
35になるように水を加え、更に3分間混合した。この
モルタルをスクリュー式の混練機(宮崎鉄工製MP−3
0−1)で混練した。この混練物をスクリュー式の真空
押出成形機(宮崎鉄工製FM−30−1)を用い、一定
の押出速度で厚さ10mm、幅20mmの板状に押出成
形した。成形体を28日間水中養生した。養生後の曲げ
強度を測定した。
ト100重量部、標準砂100重量部、ビニロン繊維
(ユニチカビニロン−タイプABセミハード)1.5重
量に所定量の増粘剤を加え、高速ミキサー(宮崎鉄工製
MHS−100)で3分間混合しセメント系材料押出成
形用組成物を得た。この組成物に水/セメント比が0.
35になるように水を加え、更に3分間混合した。この
モルタルをスクリュー式の混練機(宮崎鉄工製MP−3
0−1)で混練した。この混練物をスクリュー式の真空
押出成形機(宮崎鉄工製FM−30−1)を用い、一定
の押出速度で厚さ10mm、幅20mmの板状に押出成
形した。成形体を28日間水中養生した。養生後の曲げ
強度を測定した。
【0049】表2に実施例および比較例に用いた増粘剤
の種類と添加量(セメントに対する重量%)、成形時の
水分離の有無、成形体の保形性、養生後の曲げ強度を示
した。水分離の有無の判定は、押出成形時にダイス部分
からの水の流出を観察し、水分離がない場合は良
(○)、水分離が認められる場合は不良(×)とした。
成形体の保形性の判定は、成形体を間隔20cmで配置
した2個のブロックの間に水平に載せ、1分後に成形体
中央部が垂直方向に垂れ下がった距離を計り、これが2
cm未満であれば良(○)、2cm以上3cm未満であ
れば可(△)、3cm以上であれば不良(×)とした。
曲げ強度はJIS R−5201に準じて測定した。比
較例としては、市販品の増粘剤として、従来押出成形に
用いられてきたヒドロキシプロピルメチルセルロース
(信越化学製90SH−30000)を用いた例および
増粘剤を添加しない例を示した。
の種類と添加量(セメントに対する重量%)、成形時の
水分離の有無、成形体の保形性、養生後の曲げ強度を示
した。水分離の有無の判定は、押出成形時にダイス部分
からの水の流出を観察し、水分離がない場合は良
(○)、水分離が認められる場合は不良(×)とした。
成形体の保形性の判定は、成形体を間隔20cmで配置
した2個のブロックの間に水平に載せ、1分後に成形体
中央部が垂直方向に垂れ下がった距離を計り、これが2
cm未満であれば良(○)、2cm以上3cm未満であ
れば可(△)、3cm以上であれば不良(×)とした。
曲げ強度はJIS R−5201に準じて測定した。比
較例としては、市販品の増粘剤として、従来押出成形に
用いられてきたヒドロキシプロピルメチルセルロース
(信越化学製90SH−30000)を用いた例および
増粘剤を添加しない例を示した。
【0050】
【表2】 表2から本発明による増粘剤は市販品と比較して、添加
量が市販品の2/3〜等量でも保形性に優れており、同
時に成形体の曲げ強度も向上していることが明らかであ
る。
量が市販品の2/3〜等量でも保形性に優れており、同
時に成形体の曲げ強度も向上していることが明らかであ
る。
【0051】
【発明の効果】本発明によって保形性の高い安価な押出
成形用増粘剤が利用できるようになった。またこの押出
成形用増粘剤を用いることにより、より強度の向上した
押出成形セメント板を得ることができるようになった。
成形用増粘剤が利用できるようになった。またこの押出
成形用増粘剤を用いることにより、より強度の向上した
押出成形セメント板を得ることができるようになった。
Claims (7)
- 【請求項1】 両末端に水酸基を有する数平均分子量4
00〜100,000の水溶性ポリアルキレングリコー
ル(化合物A)に、アルカリ触媒の存在下で化学式1
(化1) 【化1】 (ただし、式中のR1は炭素数6〜21のアルキル基、
フェニル基、アルキル置換フェニル基またはアルケニル
置換フェニル基であり、nは0〜100の整数)表され
るグリシジルエーテル類(化合物B)を、化合物Aの1
00g当たり0.1〜10g付加させ、ついでこの付加
物に炭素数が3〜18のジイソシアナート化合物(化合
物D)を、化合物Aの1モル当たり0.8〜1.2モル
反応させて得られる、重量平均分子量が1万〜1,00
0万の会合性ポリウレタン樹脂。 - 【請求項2】 両末端に水酸基を有する数平均分子量
3,000〜20,000の水溶性ポリエチレングリコ
ール(化合物A’)に、アルカリ触媒の存在化で、化学
式2(化2) 【化2】 (ただし、式中のR2は炭素数8〜18のアルキル基)
で表されるグリシジルエーテル類(化合物B’)を、化
合物A’の100g当たり0.1〜10g付加させ、つ
いでこの付加物に炭素数が3〜18の鎖状乃至環状脂肪
族ジイソシアナート化合物(化合物D’)を、化合物
A’の1モル当たり0.8〜1.2モル反応させて得ら
れる、重量平均分子量が10万〜100万の会合性ポリ
ウレタン樹脂。 - 【請求項3】 化合物D乃至化合物D’がヘキサメチレ
ンジイソシアナート、イソホロンジイソシアナート、ノ
ルボルネンジイソシアナートよりなる群から選択される
ジイソシアナート化合物である、請求項1又は2に記載
の会合性ポリウレタン樹脂。 - 【請求項4】 2.5%水溶液粘度が5千〜40万セン
チポアズである請求項1〜3のいずれかに記載の会合性
ポリウレタン樹脂。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の会合性
ポリウレタン樹脂からなる押出成形用増粘剤。 - 【請求項6】 水硬性無機粉体と細骨材と請求項5に記
載の押出成形用増粘剤と水を含むことを特徴とするセメ
ント系材料押出成形用組成物。 - 【請求項7】 請求項6に記載のセメント系材料押出成
形用組成物を押出成形して得られる強度の改善されたセ
メント系押出成形物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34315797A JPH11171960A (ja) | 1997-12-12 | 1997-12-12 | 会合性ポリウレタン樹脂および押出成形用増粘剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34315797A JPH11171960A (ja) | 1997-12-12 | 1997-12-12 | 会合性ポリウレタン樹脂および押出成形用増粘剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11171960A true JPH11171960A (ja) | 1999-06-29 |
Family
ID=18359362
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34315797A Pending JPH11171960A (ja) | 1997-12-12 | 1997-12-12 | 会合性ポリウレタン樹脂および押出成形用増粘剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11171960A (ja) |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003055014A (ja) * | 2001-08-23 | 2003-02-26 | Asahi Denka Kogyo Kk | セメント用増粘剤 |
JP2011089083A (ja) * | 2009-10-26 | 2011-05-06 | Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd | 新規ポリウレタン及びそれを用いた乳化剤 |
US8846776B2 (en) | 2009-08-14 | 2014-09-30 | Boral Ip Holdings Llc | Filled polyurethane composites and methods of making same |
US9139708B2 (en) | 2006-03-24 | 2015-09-22 | Boral Ip Holdings Llc | Extrusion of polyurethane composite materials |
US9481759B2 (en) | 2009-08-14 | 2016-11-01 | Boral Ip Holdings Llc | Polyurethanes derived from highly reactive reactants and coal ash |
US9745224B2 (en) | 2011-10-07 | 2017-08-29 | Boral Ip Holdings (Australia) Pty Limited | Inorganic polymer/organic polymer composites and methods of making same |
US9752015B2 (en) | 2014-08-05 | 2017-09-05 | Boral Ip Holdings (Australia) Pty Limited | Filled polymeric composites including short length fibers |
US9932457B2 (en) | 2013-04-12 | 2018-04-03 | Boral Ip Holdings (Australia) Pty Limited | Composites formed from an absorptive filler and a polyurethane |
US9988512B2 (en) | 2015-01-22 | 2018-06-05 | Boral Ip Holdings (Australia) Pty Limited | Highly filled polyurethane composites |
US10030126B2 (en) | 2015-06-05 | 2018-07-24 | Boral Ip Holdings (Australia) Pty Limited | Filled polyurethane composites with lightweight fillers |
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1997
- 1997-12-12 JP JP34315797A patent/JPH11171960A/ja active Pending
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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