JPH1117168A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH1117168A
JPH1117168A JP18297497A JP18297497A JPH1117168A JP H1117168 A JPH1117168 A JP H1117168A JP 18297497 A JP18297497 A JP 18297497A JP 18297497 A JP18297497 A JP 18297497A JP H1117168 A JPH1117168 A JP H1117168A
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JP
Japan
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semiconductor substrate
photoresist
type impurity
kev
element formation
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Withdrawn
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JP18297497A
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English (en)
Inventor
Masahiro Sugawara
正博 菅原
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐圧性の高いMOSトランジスタを少ない工
程数で形成する。 【解決手段】 素子分離領域11が形成された半導体基
板10上に、ゲート絶縁膜12および多結晶シリコン膜
13を順次形成する工程と、第一の素子形成領域上に形
成された多結晶シリコン膜13上にフォトレジスト14
を形成する工程と、半導体基板10にボロンを650K
ev、続いて300KeV、続いて300KeVでそれ
ぞれイオン注入する工程と、前記フォトレジスト14を
除去し、前記第一の素子形成領域と隣り合う第二の素子
形成領域上に形成された多結晶シリコン膜13上にフォ
トレジスト16を形成する工程と、半導体基板10に、
1.2MeVて燐をイオン注入し、続いて600KeV
で燐をイオン注入する工程と、フォトレジスト16を除
去し、続いて半導体基板10に熱処理を施し、その後、
多結晶シリコン膜13をゲート電極形状に加工する工程
とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置の製造方
法に関わり、特に、工程数を増加させずに高耐圧のゲー
ト電極を持つMOSトランジスタを製造する方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】MOS型半導体集積回路装置では、ゲー
トの高耐圧化が技術的な課題となっている。この課題を
解決する方法の1つに、ゲート酸化膜とゲート電極を形
成した後でイオン注入し、その後、900℃・60分程
度のアニールをすることにより、ゲート耐圧が向上する
ことが報告されている。
【0003】図3に、前述の方法を用いたMOSトラン
ジスタ形成法の一例を示す。まず,図3(a)に示すよ
うに、シリコン基板上に素子分離領域21、pウェル2
2、nウェル23を形成する。
【0004】次に、図3(b)に示すように、シリコン
酸化膜24を全面に形成する。次に、図3(c)に示す
ように、nMOSトランジスタの閾値制御のために、n
ウェル23領域を例えば膜厚1μmのレジスト25でマ
スクした後、符号28で示すように、例えば30keV
のBイオンを5×1011(/cm2 )注入する。
【0005】次に、図3(d)に示すように、nウェル
領域上のレジスト25を除去した後、pMOSトランジ
スタの閾値制御のために、pウェル22領域上に例えば
膜厚1μmのレジスト26でマスクした後、例えば30
keVのBイオンを1×1012(/cm2 )注入する。
【0006】その後、図3(e)に示すように、レジス
ト26、シリコン酸化膜24を除去した後、例えば12
nmのゲート酸化膜27、膜厚200nmのポリシリコ
ンゲート電極30を形成する。
【0007】その後、図3(f)に示すように、フォト
レジスト、及びエッチングによりゲート電極を加工す
る。次に、ゲート酸化膜の耐圧を向上させるために、符
号2Aで示すように、例えば300keVのArイオン
を5×1012 (/cm2 )注入し、900℃・60分
の熱処理を行う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来の方法にお
いては、ウェル形成と閾値制御のためのイオン注入とを
別個のフォトリソグラフィー工程で行い、さらに、ゲー
ト酸化膜の耐圧向上のためのイオン注入を別工程で行う
ため、工程数を多く必要とする課題があった。
【0009】そこで本発明は、ウェル形成のためのイオ
ン注入工程を、ゲート電極形成後に行うようにすること
により、ウェル形成、閾値制御及びゲート酸化膜の耐圧
向上を少ない工程数で実現できるようにすることを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置の製
造方法は、素子分離領域が形成された半導体基板上に、
ゲート絶縁膜および多結晶シリコン膜を順次形成する第
一の工程と、前記第一の工程後、前記素子分離領域によ
り規定された前記半導体基板の素子形成領域のうち、第
一の素子形成領域上に形成された前記多結晶シリコン膜
上に第一のフォトレジストを形成する第二の工程と、前
記第二の工程後、前記半導体基板に、第一のエネルギー
でP型不純物をイオン注入し、続いて前記第一のエネル
ギーよりも低い第二のエネルギーでP型不純物をイオン
注入する第三の工程と、前記第三の工程後、前記第一の
フォトレジストを除去する第四の工程と、前記第四の工
程後、前記第一の素子形成領域と隣り合う第二の素子形
成領域上に形成された前記多結晶シリコン膜上に第二の
フォトレジストを形成する第五の工程と、前記第五の工
程後、前記半導体基板に、第三のエネルギーでN型不純
物をイオン注入し、続いて前記第三のエネルギーよりも
低い第四のエネルギーでN型不純物をイオン注入する第
六の工程と、前記第六の工程後、前記第二のフォトレジ
ストを除去する第七の工程と、前記第七の工程後、前記
半導体基板に熱処理を施す第八の工程と、前記第八の工
程後、前記多結晶シリコン膜をゲート電極形状に加工す
る第九の工程とを備えることを特徴としている。
【0011】また、本発明の半導体装置の製造方法の他
の特徴とするところは、前記P型不純物は、ボロンであ
り、前記N型不純物は燐であることを特徴としている。
【0012】また、本発明の半導体装置の製造方法のそ
の他の特徴とするところは、前記第六の工程後、かつ前
記第七の工程前に、前記半導体基板にP型不純物を注入
する第十の工程を更に含むことを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】
(第1の実施例)図1(a)〜図1(g)は、本発明の
半導体装置の製造方法の第1の実施例を示す工程断面図
である。まず、図1(a)に示すように、半導体基板1
0上に素子分離領域11を形成する。
【0014】次に、図1(b)に示すように、半導体基
板10の全面に、例えば膜厚11nmのゲート酸化膜1
2と膜厚200nmのゲート電極13を形成する。その
後、図1(c)に示すように、pウェル形成のためにn
ウェル領域を、例えば5μmの膜厚のレジスト14でマ
スクする。
【0015】次いで、図1(d)に示すように、P型不
純物として例えばBイオンを、650keVで7×10
12(/cm2 )、半導体基板10に注入してpウェル1
5を形成する。続いて、レジスト14をマスクにしたま
ま、閾値制御、及びパンチスルー防止のために、Bイオ
ンを300keVで4×1012(/cm2 )注入する。
続いて、レジストマスク14を除去した後、図1(e)
に示すように、nウェル形成のためpウェル領域を、例
えば5μmの膜厚のレジスト16でマスクする。
【0016】次いで、図1(f)に示すように、N型不
純物として例えばPイオンを1.2MeVで7×1012
(/cm2 )、600keVで4×1012(/cm2
注入し、nウェル17を形成する。
【0017】次いで、レジスト16をマスクにしたま
ま、pチャネルトランジスタの閾値制御のため、Bイオ
ンを例えば150keVで3×1012(/cm2 )注入
する。なお、デュアルゲート構造の場合は、この閾値制
御のためのBイオンは不要である。次いで、レジスト1
6を除去した後、注入した不純物の活性化とゲート酸化
膜12の欠陥回復を行うため、例えば900℃・60分
の熱処理を行う。
【0018】次いで、図1(g)に示すように、エッチ
ングによりゲート電極13を加工する。なお、前記イオ
ン注入のエネルギーと注入量を大きく変えると、ゲート
耐圧が逆に劣化してしまうため、注意を要する。
【0019】なお、前記イオン注入の条件は、ゲート酸
化膜とゲート電極の膜厚に依存する。また、前記の実施
例では、pチャネルトランジスタの閾値制御のイオン注
入をnウェル形成後に行っているが、この順番は変更す
ることが可能である。
【0020】前述したように、本実施例においては、ゲ
ート酸化膜の耐圧向上に必要なイオンの種類と注入量
が、ゲート酸化膜に与える核のストッピングパワーに依
存していることを利用して、ゲート酸化膜とポリシリコ
ンのゲート電極を形成した後、ウェル形成のためにイオ
ンを注入するようにしている。そして、前記イオン注入
に続いて、同一のレジストパターンを用いて閾値制御の
ためのイオン注入を行うことにより、少ない工程数でゲ
ート酸化膜の耐圧を向上させることができるようにして
いる。
【0021】(第2の実施例)図2(a)〜図2(g)
は本発明の半導体装置の製造方法の第2の実施例を示す
工程断面図である。まず、図2(a)に示すように、半
導体基板10の全面に、例えば膜厚11nmのゲート酸
化膜31と膜厚200nmのゲート電極32を形成す
る。
【0022】その後、図2(b)に示すように、nウェ
ルを形成する領域を、例えば5μmの膜厚のレジスト3
3でマスクする。
【0023】次いで、図2(c)に示すように、例えば
Bイオンを650keVで7×1012(/cm2 )注入
してpウェル34を形成し、続いてBイオンを300k
eVで4×1012(/cm2 )注入する。
【0024】続いて、前記レジストマスク33を除去し
た後、図2(d)に示すように、nウェル形成のために
pウェル領域を、例えば5μmの膜厚のレジスト35で
マスクする。次いで、図2(e)に示すように、例えば
Pイオンを1.2MeVで7×1012(/cm2 )、6
00keVで4×1012(/cm2 )注入し、nウェル
36を形成する。
【0025】次いで、pチャネルトランジスタの閾値制
御のためにBイオンを、例えば150keVで3×10
12(/cm2 )注入する。次に、レジスト35を除去し
た後、図2(f)に示すように、エッチングによりゲー
ト電極32を加工する。
【0026】次に、図2(g)に示すように、素子分離
領域37を選択酸化する。この選択酸化の温度条件は、
1000℃・60分程度であり、この熱処理によって注
入した不純物の活性化とゲート酸化膜の欠陥回復を行
う。
【0027】
【発明の効果】前述したように、本発明においては、ゲ
ート酸化膜の耐圧向上に必要なイオンの種類と注入量
が、ゲート酸化膜に与える核のストッピングパワーに依
存していることを利用し、ゲート酸化膜とポリシリコン
のゲート電極を形成した後、ウェル形成のためにイオン
を注入し、続けて同一のレジストパターンを用いて閾値
制御のためのイオン注入を行うことにより、少ない工程
数でゲート酸化膜の耐圧を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例を示す半導体装置の製造
方法の工程順断面図である。
【図2】本発明の第二の実施例を示す半導体装置の製造
方法の工程順断面図である。
【図3】従来のMOSトランジスタを形成する工程順断
面図である。
【符号の説明】
10 半導体基板 11 素子分離領域 12、27、31 ゲート酸化膜 13、30、32 ゲート電極 14、25、33 レジスト(nウェル領域上) 15、22、34 pウェル 16、26、35 レジスト(pウェル領域上) 17、23、36 nウェル 24 シリコン酸化膜 28 閾値制御のためのイオン注入 2A ゲート酸化膜耐圧向上のためのイオン注入

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 素子分離領域が形成された半導体基板上
    に、ゲート絶縁膜および多結晶シリコン膜を順次形成す
    る第一の工程と、 前記第一の工程後、前記素子分離領域により規定された
    前記半導体基板の素子形成領域のうち、第一の素子形成
    領域上に形成された前記多結晶シリコン膜上に第一のフ
    ォトレジストを形成する第二の工程と、 前記第二の工程後、前記半導体基板に、第一のエネルギ
    ーでP型不純物をイオン注入し、続いて前記第一のエネ
    ルギーよりも低い第二のエネルギーでP型不純物をイオ
    ン注入する第三の工程と、 前記第三の工程後、前記第一のフォトレジストを除去す
    る第四の工程と、 前記第四の工程後、前記第一の素子形成領域と隣り合う
    第二の素子形成領域上に形成された前記多結晶シリコン
    膜上に第二のフォトレジストを形成する第五の工程と、 前記第五の工程後、前記半導体基板に、第三のエネルギ
    ーでN型不純物をイオン注入し、続いて前記第三のエネ
    ルギーよりも低い第四のエネルギーでN型不純物をイオ
    ン注入する第六の工程と、 前記第六の工程後、前記第二のフォトレジストを除去す
    る第七の工程と、 前記第七の工程後、前記半導体基板に熱処理を施す第八
    の工程と、 前記第八の工程後、前記多結晶シリコン膜をゲート電極
    形状に加工する第九の工程とを備えることを特徴とする
    半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記P型不純物は、ボロンであり、前記
    N型不純物は燐であることを特徴とする請求項1に記載
    の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記第六の工程後、かつ前記第七の工程
    前に、前記半導体基板にP型不純物を注入する第十の工
    程を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の半導体
    装置の製造方法。
JP18297497A 1997-06-24 1997-06-24 半導体装置の製造方法 Withdrawn JPH1117168A (ja)

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