JPH11170783A - 彫刻機 - Google Patents

彫刻機

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JPH11170783A
JPH11170783A JP36184397A JP36184397A JPH11170783A JP H11170783 A JPH11170783 A JP H11170783A JP 36184397 A JP36184397 A JP 36184397A JP 36184397 A JP36184397 A JP 36184397A JP H11170783 A JPH11170783 A JP H11170783A
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JP
Japan
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cutting
scanning direction
data
line
carriage
Prior art date
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Pending
Application number
JP36184397A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadaaki Adachi
貞明 安達
Toru Kawada
亨 川田
Kensuke Uchida
健介 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Graphtec Corp
Original Assignee
Graphtec Corp
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Publication date
Application filed by Graphtec Corp filed Critical Graphtec Corp
Priority to JP36184397A priority Critical patent/JPH11170783A/ja
Publication of JPH11170783A publication Critical patent/JPH11170783A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 切削ヘッド部を大型化かつ複雑化することな
く、また、部品点数も増加させることなく硬質材料に細
かい画像の切削を行うことができる彫刻機を提供する。 【解決手段】 彫刻すべき切削画像のデータより複数の
主走査方向のラインデータを作成し、このラインデータ
に基づいて主走査方向の切削を行い、切削具を副走査方
向に1ライン分移動させた後、続くラインデータに基づ
いて次の主走査方向の切削を順次行うことにより、材料
表面上に所望の形状の切削画像を形成するよう構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属板等の平板材
料の表面に文字等の刻印を行う彫刻機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】金属、樹脂、プラスチック等の平板材料
の表面に、文字または模様等を刻印するための彫刻機に
おいては、従来ドリル等の刃物を回転させ、これを材料
の表面に接触させて切削し、この回転工具と材料とを相
対的に移動させて材料の表面上に所望の切削画像を形成
するよう構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来の装置は、
切削具としてドリル等の刃物を回転軸に取り付け、これ
を回転させるものを用いていたため、切削ヘッド部が大
型化するとともにその構成が複雑なものとなっていた。
また、細かい文字を彫刻する場合、高価な極細ドリルを
用いなければならず、特に材料としてステンレス材のよ
うに硬いものに彫刻するような場合には、更に高価な硬
質のドリルを用いなければならず、彫刻のためのコスト
が上昇するといった問題が生じるとともに、切削部分に
発生する切り屑を除去しなければ切削具の寿命が著しく
短くなるので、切り屑除去のための構成が必要となり、
彫刻機が大型化するとともに部品点数の増加によるコス
ト高を招くといった不具合が生じていた。また、硬度の
高いステンレス材などに細かい文字等を彫刻するため、
切削具として円錐型或いは針状の工具を用いた場合、切
削具の移動方向に過大な負荷がかかるため摩耗が激しく
なり、切削具の寿命が著しく短くなり、切削精度の低下
およびメンテナンス作業が頻繁となることによる作業の
煩雑化といった問題も生じていた。
【0004】本発明は、これらの不具合を解決するため
に成されたもので、切削ヘッド部を大型化かつ複雑化す
ることなく、また、部品点数も増加させることなく硬質
材料に細かい画像の切削を行うことができる彫刻機を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の彫刻機においては、彫刻すべき切削画像の
データより複数の主走査方向のラインデータを作成し、
このラインデータに基づいて主走査方向の切削を行い、
切削具を副走査方向に1ライン分移動させた後、続くラ
インデータに基づいて次の主走査方向の切削を行い、以
後、切削具による主走査方向の切削と副走査方向1ライ
ン分の移動を順次行うことにより、材料表面上に所望の
形状の切削画像を形成するよう構成した。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の彫
刻機を説明する図1は本発明の彫刻機の構成を示す外観
斜視図で、図において1は彫刻機本体、2は切削具とし
てのカッティングペン、3はカッティングペン2をホル
ダ31により保持するとともに、これを図のX軸方向に
移動させる切削ヘッド部としてのキャリッジ、4はキャ
リッジ3をX軸方向に摺動可能に支持するとともに、図
のY軸方向に移動可能に設けられる摺動部としてのYバ
ー、5は彫刻すべき文字(画像)データを取り込むため
のスキャナ部、6はステンレス材からなる平板材料であ
る。
【0007】カッティングペン2は、図1(b)に示さ
れるように、一方向のみに切断刃が設けられ、この切断
刃が設けられる方向にカッティングペン2を移動させる
ことにより、材料を切削するよう構成されている。ま
た、キャリッジ3には、カッティングペン2を保持する
ホルダ31と、カッティングペン2を材料6に対して当
接,離反するようホルダ31を上下動させるペンアップ
ダウン機構32(図示せず)が設けられている。更にキ
ャリッジ3は、Yバー4の両端部分に設けられる図示し
ない駆動モータおよびプーリに架渡されるベルト部材か
らなるキャリッジ駆動部41に支持されており、駆動モ
ータによりYバー4に摺動、即ち図のX軸方向(主走査
方向)に移動可能に設けられている。また、Yバー4
は、彫刻機本体1に設けられた摺動溝11に沿って、図
示しないYバー駆動機構42により図のY軸方向(副走
査方向)に移動可能に設けられている。スキャナ部5
は、イメージセンサおよび原稿搬送機構とからなり、名
刺、印影などを写した原稿を順次搬送するとともに、イ
メージデータを取り込むよう構成されている。
【0008】次に、図2乃至図3に基づいて、本発明の
彫刻機による彫刻方法を説明する。図2は、本発明の彫
刻機の構成を示すブロック図であり、図3はこの彫刻機
による彫刻動作を示すフローチャートである。
【0009】実施例の装置においては、電源投入時また
は材料6のセット時における初期動作により、Yバー4
およびキャリッジ3が、材料6の切削可能範囲における
切削開始位置、即ち原点(X0,Y0)に復帰する。
【0010】本発明の彫刻機において平板材料表面に文
字を刻印する場合、まず、刻印すべき文字データの入力
を行う。図の実施例の装置においては、スキャナ部5に
より文字データの入力を行うよう構成されており、この
文字データ入力動作においては、彫刻すべき文字等が記
載された原稿が操作者によりスキャナ部5にセットさ
れ、文字データ入力動作開始指令が行われると、原稿を
順次副走査方向(Y軸方向)に搬送するとともに、スキ
ャナ部5に設けられたセンサ部により、文字データの読
み取りが行われる。即ち、原稿が1ステップ搬送される
毎に、原稿が搬送される方向と直交する方向、即ち主走
査方向における2値画像データを、センサ部により順次
読み取るよう構成されている。制御部7は、スキャナ部
5より取り込んだデータをビットマップデータ作成部7
1に送信し、このビットマップデータ作成部71におい
ては、取り込んだ画像データを単位主走査方向毎におけ
る2値のデータ列(ラスタデータ)に変換する。このラ
スタデータは、各ライン毎のデータとしてアドレスが付
与されて、記憶部72に順次格納される。
【0011】彫刻動作においては、制御部7は記憶部7
2に格納されているラスタデータを1列づつ読み出し、
これを駆動制御部73に送信する。この駆動制御部73
においては、1ライン分のラスタデータをベクタデータ
に変換し、更にこのベクタデータを彫刻機の制御コマン
ドに変換する。即ち、上記ラスタデータは原稿の主走査
方向1ラインにおける文字なしデータ0と文字ありデー
タ1の2値データ列であり、駆動制御部73において
は、(連続する)文字なしデータの部分はカッティング
ペン2(ホルダ31)を上昇させて主走査方向に移動す
る制御コマンドを、文字ありデータの部分は、カッティ
ングペン2を下降させて材料6に当接させ、主走査方向
に移動してその表面を切削する制御コマンドをそれぞれ
発生する。この制御コマンドにより、キャリッジ駆動部
41およびペンアップダウン機構32が駆動制御され、
1ライン分の切削が行われる。
【0012】この切削時においては、図1(b)に示す
ように、ホルダ31の下降動作によりカッティングペン
2が材料6に当接し、キャリッジ3が主走査方向(図の
X軸方向)に移動することにより、カッティングペン2
の刃部がその移動方向、即ち主走査方向に向き、キャリ
ッジ3の移動に伴って材料6の表面上を切削する。
【0013】この1ライン分の切削が終了すると、駆動
制御部73は、カッティングペン2を上昇するようペン
アップダウン機構32を制御するとともに、カッティン
グペン2を1ラインにおける原点、即ちX軸方向におけ
る原点(X0)に復帰させるようキャリッジ駆動部41
を制御する。1ライン分の切削が終了すると、制御部7
は次のラインのデータの有無を検出し、続くラインデー
タがある場合は、Yバー4を1ステップ分、副走査方向
(図のY軸方向)に移動させるよう、Yバー駆動機構4
2を制御するとともに、記憶部72より続く1ラインの
データの読取動作に復帰する。
【0014】以降、同様に、記憶部72からの1ライン
分のラスタデータ読み出し、この1ラインの切削デー
タ、即ちベクタデータおよび制御コマンドの作成、1ラ
イン分の切削動作、カッティングペン2のX軸方向の原
点(X0)復帰、およびYバー4の1ステップ分副走査
方向の移動を順次行うことにより、文字等データの切削
を行う。制御部7は、1ライン分の切削動作が終了した
時に、続くラインの切削データがないことを検出した時
点で、切削動作を終了してカッティングペン2を上昇さ
せて、切削開始位置である原点(X0,Y0)に復帰さ
せ、待機状態となる。
【0015】この実施例においては、主走査方向の切削
をキャリッジ3の移動により行い、副走査方向のカッテ
ィングペン2の移動をYバー4の1ステップ分の移動と
しているが、これに限られるものではなく、Yバー4を
移動させるとともにペンアップダウン機構32を制御し
てカッティングペン2を材料6に圧接,離反させて切削
を行い、副走査方向のカッティングペン2の移動を、キ
ャリッジ3の1ステップ分の移動とするよう構成しても
よい。また、この実施例においては、切削すべき画像デ
ータをスキャナ部5より入力してラインデータを作成す
るよう構成したが、予めこれらのデータをコンピュータ
等の上位装置により作成するよう構成してもよい。本発
明においては、上述の従来装置の如く、ドリルや針状の
切削具ではなく、その移動方向のみを切削するように一
方向に切断刃部が設けられた、所謂カッティングペンを
切削具として用いるとともに、切削すべき画像データを
複数のラインデータとして、カッティングペンによる一
定方向の切削により全体を切削するよう構成したので、
カッティングペンの刃の厚みが小さくても、その切削方
向、即ちカッティングペンの移動方向についての強度を
得ることができるので、ステンレス材のような硬い材料
でも良好に切削することができ、また、切削ヘッド部の
構成を複雑にすることなく、安価に彫刻機を構成するこ
とができる。更に、切削具としてカッティングペンを用
いることにより、切り屑が粉状となるので切削具の寿命
が短くなるということがない。
【0016】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明の彫刻機にお
いては、彫刻すべき切削画像のデータより複数の主走査
方向のラインデータを作成し、このラインデータに基づ
いて主走査方向の切削を行い、切削具を副走査方向に1
ライン分移動させた後、続くラインデータに基づいて次
の主走査方向の切削を行い、以後、切削具による主走査
方向の切削と副走査方向1ライン分の移動を順次行うこ
とにより、材料表面上に所望の形状の切削画像を形成す
るよう構成したので、細かい文字等を良好に彫刻するこ
とができる彫刻機を安価に構成することができるととも
に、硬い材料の彫刻を良好に行うことができるという効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の彫刻機の構成を示す外観斜視図であ
る。
【図2】 本発明の彫刻機の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】 本発明の彫刻機による彫刻動作を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 彫刻機本体 2 カッティングペン(切削具) 3 キャリッジ(切削ヘッド部) 4 Yバー(摺動部) 5 スキャナ部 6 被切削材料 7 制御部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置上に載置された材料表面に当接し
    て移動される方向のみを切削するよう一方向に切断刃部
    が設けられた切削具を保持するとともに、この切削具を
    上記材料に対して圧接離反させるホルダ部を有するキャ
    リッジと、このキャリッジを第1の方向に摺動可能に支
    持するとともに、この第1の方向と直交する第2の方向
    に移動可能に設けられる摺動部を有し、上記ホルダ部、
    キャリッジおよび摺動部を移動制御して材料表面上に所
    望の形状の切削画像を形成する彫刻機において、 制御部は、主走査方向の切削データである1ライン分の
    切削データに基づいて、上記切削具を材料表面に当接さ
    せて主走査方向に移動させることにより材料の表面を切
    削し、続くラインの切削を行うために上記切削具を副走
    査方向に1ライン分移動させ、次の主走査方向1ライン
    分の切削を行い、以後、主走査方向の切削とホルダ部の
    副走査方向1ライン分の移動を順次行うよう上記ホルダ
    部、キャリッジおよび摺動部を移動制御することによ
    り、材料表面上に所望の形状の切削画像を形成するよう
    構成されることを特徴とする彫刻機。
JP36184397A 1997-12-10 1997-12-10 彫刻機 Pending JPH11170783A (ja)

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JP36184397A JPH11170783A (ja) 1997-12-10 1997-12-10 彫刻機

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JP36184397A JPH11170783A (ja) 1997-12-10 1997-12-10 彫刻機

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JPH11170783A true JPH11170783A (ja) 1999-06-29

Family

ID=18475044

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JP36184397A Pending JPH11170783A (ja) 1997-12-10 1997-12-10 彫刻機

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JP (1) JPH11170783A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102554622A (zh) * 2012-02-08 2012-07-11 山东瑞杰照明器材有限公司 雕、冲、割多功能一体机
CN102935591A (zh) * 2012-11-29 2013-02-20 深圳市博利昌智能装备有限公司 一种复合型数控机床
JP2016201075A (ja) * 2015-04-14 2016-12-01 株式会社Kmc Nc制御プログラム、nc制御装置、nc加工システム、nc制御方法、二次元コードの製造方法、二次元コード及び金属部品

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102554622A (zh) * 2012-02-08 2012-07-11 山东瑞杰照明器材有限公司 雕、冲、割多功能一体机
CN102935591A (zh) * 2012-11-29 2013-02-20 深圳市博利昌智能装备有限公司 一种复合型数控机床
JP2016201075A (ja) * 2015-04-14 2016-12-01 株式会社Kmc Nc制御プログラム、nc制御装置、nc加工システム、nc制御方法、二次元コードの製造方法、二次元コード及び金属部品

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