JPH11170626A - 印刷処理装置 - Google Patents

印刷処理装置

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JPH11170626A
JPH11170626A JP9347682A JP34768297A JPH11170626A JP H11170626 A JPH11170626 A JP H11170626A JP 9347682 A JP9347682 A JP 9347682A JP 34768297 A JP34768297 A JP 34768297A JP H11170626 A JPH11170626 A JP H11170626A
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芳文 山▲崎▼
Tetsuo Kawada
哲郎 河田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タンデム式のフルカラー画像出力手段で単色
印字するときの印字データの展開処理を高速にした印刷
処理装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 フルカラー印字時では、カラー画像出力
手段5が備えるN個の画像形成部に対応してN個設けら
れた展開処理手段1内の展開処理部にて色ごとの印字デ
ータの展開処理を行い、展開された画像データをカラー
画像出力手段5の対応する画像形成部にそれぞれ出力す
る。単色印字のときは、単色指定時処理手段2が単色指
定された色以外の展開処理部を単色指定色の仕様に変更
し、すべての展開処理部で印字データの展開処理を分散
処理する。展開された画像データはデータ再構成出力手
段3にて再構成され、カラー画像出力手段5の指定色の
画像形成用の画像形成部に出力される。このとき、画像
形成部駆動抑制手段4は他の色の画像形成用の画像形成
部を駆動しないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は印刷処理装置に関
し、特に単色印刷時に高速印刷を可能にしたタンデム方
式カラー画像形成装置の印刷処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、カラー印刷を行う場合、コン
ピュータは生成した高速転送可能な中間データを所望の
カラープリンタへ転送し、そのプリンタ内の処理部が所
望のコード化されたデータを色成分ごとにラスタ画像、
すなわちYMCK(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラ
ック)データに変換したのち、画像出力装置に供給し、
印字している。
【0003】図20は従来のカラーレーザープリンタの
構成の概略を示したブロック図である。図において、カ
ラーレーザープリンタは、コンピュータ1001の出力
を入力するインタフェース部1002と、中央演算処理
装置(CPU)1003と、RAM(Random A
ccess Memory)1004と、フレームバッ
ファメモリ1005と、プリント制御装置1006と、
YMCK印字部1007と、バスライン1008とから
構成されている。
【0004】コンピュータ1001で生成された中間デ
ータはインタフェース1002を通り、バスライン10
08を介してRAM1004に格納され、その中間デー
タはCPU1003によりYMCKに対応するビットマ
ップデータに変換された後フレームバッファメモリ10
05に格納される。この格納されたMCKYデータはプ
リント制御装置1006によりYMCK印字部1007
に順次転送され、YMCK印字部1007を介して印字
出力される。ここでYMCK印字部1007は一般的な
構成のものであり、各用紙ごとにCMYKデータを順次
印字していくものである。
【0005】近年のカラープリンタにおいては、単一の
感光体で複数色の印字を行うシングル方式に比べ、高速
印字が可能であるタンデム方式を採用しているものが見
られる。画像出力部のタンデム方式は、用紙を一定方向
に搬送する用紙搬送機構と、各色に対して1フレーム分
の出力画像を格納するフレームメモリと、用紙搬送経路
に沿って所定の間隔を離して設けられた一色の印字を行
う複数の印字部から構成される。
【0006】タンデム方式の機能特徴は、各色ごとに印
字が行われ、1回のパスで印刷が完了することである。
各色の感光体は搬送経路に対して所定の間隔で順次配列
している。そのため、各色の感光体の間隔に依存した各
色転写開始時間の差が存在し、その印字時間差を調整す
る必要が生じる。ここで、感光体ドラムが用紙搬送方向
にYMCKの順に配置されている場合であって、色ごと
の転写プロセスの転写開始時間を以下にタイムチャート
で示す。
【0007】図21はタンデム式転写プロセスの転写開
始時間差を示すタイムチャートである。感光体ドラムが
YMCKの順に配置されている場合、用紙には最初にY
のトナー画像の転写が行われ、その用紙には続いて、
M、C、Kのトナー画像の転写が行われる。この列配置
された各色感光体ドラムごとのトナー画像の転写開始タ
イムラグは、従来よりプリンタ中に用いられたRAMと
は別にラスタ画像データを各色転写開始時まで格納して
おくバッファメモリを各色ごとに用意し、各色転写開始
時にラスタ画像データをメモリバッファよりトナー画像
として出力し、転写を行っている。
【0008】近年、低コスト化のもとで各色ごとのバッ
ファメモリを削減するために、各色の感光体ドラム間の
距離に対応するようにラスタ画像データを走査方向にバ
ンド分割したデータを生成し、バンドごとにデータを取
り扱うようになった。このバンドごとのデータの取り扱
いは、これまで多くの印字処理方法で採用されている。
【0009】たとえば特開平8−192542号公報に
は、ワークステーション用カラープリンタとしてタンデ
ム方式を用いる場合に所要メモリ内容を少なくする技術
を用いたカラー画像形成装置が開示されている。このカ
ラー画像形成装置によれば、ワークステーションからコ
ード化されて送られてきたデータファイルは、ディスク
装置に蓄積され、その蓄積されたコード化されたデータ
を中央演算処理装置がラスタ画像データに変換し、フレ
ームバッファメモリに複数ページのYMCKそれぞれの
データを格納する。これら色ごとのデータはシステムバ
スを介してそれぞれY中間メモリバッファ、M中間メモ
リバッファ、C中間メモリバッファおよびK中間メモリ
バッファへバンド単位に転送され、印字装置部内部の各
色プリント制御部はそれぞれ各色印字部の印字速度に合
わせてYMCKのデータを並列に転送する。単色の印字
時、たとえばKの単色の印字を行うとき、フルカラーの
ときと同様にコード化されたデータはディスク装置に蓄
積され、その後、中央演算処理装置によってラスタ画像
に変換され、フレームバッファメモリに格納される。格
納されたKのデータはバンド単位に分割され、K中間メ
モリバッファへ移されて処理される。この間、他の色の
中間メモリバッファは使用されず、エンプティー状態と
なる。
【0010】また、特開平6−227049号公報に
は、ページメモリ容量を1ページ分とする技術を用いた
カラー画像形成装置が開示されている。このカラー画像
形成装置によれば、インタフェース回路から入力された
ページ記述言語(PDL)データは一時RAMに格納さ
れ、その格納されたPDLデータは中央演算処理装置が
ROM(Read Only Memory)より読み
出したプログラムを実行することでPDLデータに含ま
れたコマンドの解析より解析したデータをバンドに分割
して各ページメモリに格納し、ビデオインタフェース回
路は中央演算処理装置により指定されたページメモリの
先頭アドレスから格納された印刷データを読み出し、ビ
デオインタフェース回路が分割してある各ページメモリ
から各色バンドごとにデータを抽出し、YMCKの順に
1ページ目の印字を行い、1ページ目の印字が完了する
と、次の2ページ目をページメモリに書き込み、1ペー
ジ目と同様にカラー画像の印字を行う。単色印字のとき
は、たとえばKの場合、K露光制御部に接続されている
ビデオインタフェース回路はCPUの命令によってバン
ドに分かれたすべてのデータを処理する。このとき、そ
の他の色のビデオインタフェース回路は一切駆動しな
い。
【0011】上記の従来技術では、タンデム方式フルカ
ラー印字での印刷処理方法はそれぞれ異なっており、高
速、低コスト化につながっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来技術のように、フ
ルカラー印字においてタンデム方式はシングル方式に比
べ高速印字ができるという利点から多く取り扱われてい
る。しかし、単色印字であっても、単色で印字する色の
処理機構は他の色の処理機構と同じであるため、フルカ
ラー印字時と大きな処理速度の差はない。このことは使
用する色数と同数設けられた展開処理部の内、単色とし
て選択された一つを使用するため、その色の展開処理部
の処理速度に依存するためである。すなわち、タンデム
方式での単色印字は、この処理形態では大きな高速化は
望めないという問題がある。
【0013】本発明は以上のような点に鑑みてなされた
ものであり、複数の展開処理部を持つタンデム式のフル
カラープリンタにおいて、タンデム式の特徴を生かし、
単色印字をリアルタイムに分割展開処理を行うことで従
来のフルカラープリンタより高速にした印刷処理装置を
提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明では上記問題を解
決するために、印字データのN色の色成分を個々に展開
処理し、展開された個々の画像データをカラー画像出力
手段にて色成分ごとに対応して画像をそれぞれ形成する
N個の画像形成部に出力する印刷処理装置において、前
記カラー画像出力手段のN個の画像形成部に対応したN
個の展開処理部を有し、入力された印字データを各展開
処理部で展開処理する展開処理手段と、前記印字データ
のフルカラー印字時には前記展開処理手段のN個の展開
処理部に対してそれぞれ同時に並列的展開処理を行うよ
うにし、単色印字時には単色として指定された色以外の
N−1個の展開処理部を単色指定色の仕様に変更すると
ともに前記印字データを前記N個の展開処理部が分担し
て同時に並列的分散処理を行うようにする単色指定時処
理手段と、単色印字時に前記単色指定時処理手段による
指示を受けて前記展開処理手段の各展開処理部にて同時
に並列的分散処理された各画像データを再構成して前記
カラー画像出力手段において単色指定色の画像を形成す
る画像形成部に出力するデータ再構成出力手段と、を備
えていることを特徴とする印刷処理装置が提供される。
【0015】このような印刷処理装置によれば、フルカ
ラー印字時には展開処理手段のN個の展開処理部はそれ
ぞれ印字データのN色の色成分を展開処理し、展開され
たそれぞれの画像データはカラー画像出力手段の対応す
る色成分の画像をそれぞれ形成する画像形成部にそれぞ
れ直接出力する。このとき、データ再構成手段は各展開
処理部の画像データ出力をスルー処理することになる。
印字データに単色印字指定があるときには、単色指定時
処理手段は展開処理手段の各展開処理部を単色指定色の
仕様に変更し、印字データを各展開処理部が分担して展
開処理し、分担して展開処理された画像データをデータ
再構成出力手段が再構成してカラー画像出力手段の単色
指定された色の画像を形成する画像形成部だけに出力す
る。これにより、単色印字時に、単色指定色の印字デー
タの展開処理を担当する展開処理部以外の展開処理部を
使って単色印字データの分散処理をするようにしたこと
により、展開処理を高速にすることができ、高速な印字
処理が可能になる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明による印刷処理装置
の原理図である。本発明の印刷処理装置は、N個の画像
形成部にて順次N色のカラー画像を形成していくことに
より記録媒体上に一つのフルカラー画像を形成するタン
デム方式のカラー画像出力手段5に接続して使用するも
のであって、N個の展開処理部を有する展開処理手段1
と、単色指定時処理手段2と、データ再構成出力手段3
と、画像形成部駆動抑制手段4とを備えている。
【0017】中間データの形式で入力された印字データ
は展開処理手段1に入力され、通常使用時のフルカラー
印字時には、N個の展開処理部にてそれぞれの色成分の
印字データの展開処理が行われ、展開処理されたN個の
画像データはデータ再構成出力手段3および画像形成部
駆動抑制手段4をそのまま通過してカラー画像出力手段
5の対応する色成分の画像を形成する画像形成部にそれ
ぞれ出力される。
【0018】単色印字のときは、単色指定時処理手段2
が単色として指定された色以外のN−1個の展開処理部
を単色指定色の仕様に変更する。これによりN個の展開
処理部は印字データの展開処理を同時に並列的分散処理
が可能になる。分散処理された各画像データはデータ再
構成出力手段3にて再構成され、カラー画像出力手段の
単色指定色の画像を形成する画像形成部に出力される。
このとき、画像形成部駆動抑制手段4はカラー画像出力
手段に対し単色として指定された色以外のN−1個の画
像形成部を駆動しないよう制御する。これにより、単色
印字時に、単色指定色の印字データの展開処理を担当す
る展開処理部以外の展開処理部の使用が可能になり、す
べての展開処理部を使って単色印字データの分散処理を
するようにしたことにより、展開処理を高速にすること
ができ、高速な印字処理が可能になる。
【0019】次に、本発明の印刷処理装置を4色(YM
CK)の印刷部を用紙の搬送方向に沿って配置されたタ
ンデム式フルカラー印刷処理システムに適用した場合の
実施の形態について説明する。
【0020】図2は印刷処理システムの一構成例を示す
ブロック図である。図2において、印刷処理システム
は、大きく三つのブロックに分けられる。一つは出力非
同期処理部11、一つは出力同期処理部12、一つは展
開前処理部13である。出力非同期処理部11は、ドキ
ュメント作成部14、スプール部15、字句解釈部1
6、中間データ生成部17、中間データ記憶部18から
なり、出力同期処理部12と非同期的に動作する処理部
であって、クライアントホスト計算機およびサーバホス
ト計算機上に実現される処理装置あるいは処理部であ
る。ここでの処理は、処理結果を記憶装置に保存してお
くことにより、出力同期処理部12における処理とは非
同期的に行われる。出力同期処理部12は、一時記憶部
19、展開処理部20、出力部21からなり、出力部2
1に同期して処理を行う専用ハードウェア処理装置から
なる。また、展開前処理部13は、出力同期処理部12
内部にある記憶部を利用して、ある場合には出力部21
と非同期的な処理を行い、またある場合には出力部21
と同期的な処理を行う専用ハードウェア処理装置であ
る。
【0021】出力非同期処理部11において、ドキュメ
ント作成部14は、パーソナルコンピュータやワークス
テーション内部において、文書作成や編集などを処理す
るアプリケーションプログラムで生成された文書データ
から記述言語で記述された印刷データを作成する機能を
備えたものである。本実施の形態で対象とする記述言語
は、たとえばGDI(Graphical Devic
e Interface、Microsoft社商
標)、Acrobat(Adobe Systems社
商標)で代表されるPDF(Portable Doc
ument Format)、PostScript
(Adobe Systems社商標)などのページ記
述言語(Page Description Lang
uage)である。
【0022】スプール部15は、ドキュメント作成部1
4で生成された印刷データを入力するための通信機能、
あるいは字句解釈部16へ出力されるまでの間印刷デー
タを一時記憶する機能などを備えたものである。
【0023】字句解析部16は、スプール部15より入
力された印刷データを定められた記述言語のシンタック
スに従ってトークンとして切り出し、そのトークンを中
間データ生成部17に出力するものである。
【0024】中間データ生成部17は、字句解析部16
から出力されるトークンを受け取って解釈し、描画命令
を実行し、各描画命令に対する台形を基本単位としたデ
ータを生成し、中間データ記憶部18あるいは出力同期
処理部12の一時記憶部19へ送る。中間データを生成
する目的は、展開処理部20での出力部21に同期した
高速な展開処理を可能にし、また、展開処理部20にお
ける展開処理時間があらかじめ定められた時間以内に終
わることを保証するためである。そのため、中間データ
は描画時間が予測可能な程度に簡単化されている。
【0025】中間データ記憶部18は、中間データ生成
部17から入力される中間データをバンドごとに1ペー
ジ分記憶し、一時記憶部19からの要求に応じて1バン
ド分ずつ中間データを送出する。
【0026】出力同期処理部12において、一時記憶部
19は、中間データ記憶部18に記憶される中間データ
の一部を一時的に記憶するためのバッファである。展開
処理部20は、一時記憶部19に一時的に記憶される中
間データを入力し、出力部21の出力処理に同期して、
それを出力部21が直接印刷できるビットマップデータ
に展開して出力する。また、単色印字において、展開処
理部20は中間データを分割し、同時に並行的に展開処
理を施し、出力する。
【0027】出力部21は、展開処理部20のバンドバ
ッファメモリから出力される印字データを受け取って、
記録用紙に印字し、出力するものである。さらに詳しく
は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの色ごとに
露光、現像、転写を並列的に行い、フルカラー画像を出
力できるレーザー走査方式の電子写真方式を用いたカラ
ーページプリンタである。次に、出力部21の構成例と
して、レーザー走査方式の電子写真方式を用いた基本的
なタンデム型カラー画像形成装置について説明する。
【0028】図3はカラー画像形成装置の全体構成を示
す図である。カラー画像形成装置は、システム制御部2
11と、展開処理部20の出力およびシステム制御部2
11に接続された四つのインタフェース部212y,2
12m,212c,212kと、四つの画像データ書き
込み装置(Raster Output Scanne
r;ROS)213y,213m,213c,213k
と、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色の印
字に対応した四つの画像形成ユニットY,M,C,K
と、用紙を搬送する用紙搬送部とから構成されている。
各画像データ書き込み装置213y,213m,213
c,213kは、図示しないコントローラからの制御に
よりレーザー光を走査するポリゴンミラーとレーザー光
学系とを有し、その下部には図示しないレーザー光照射
窓が設けられている。カラー画像形成装置の各色の画像
形成ユニットY,M,C,Kは、構成上同一であるの
で、ここでは主にイエローの画像形成ユニットYについ
てのみ説明する。画像形成ユニットYは、感光体ドラム
214、帯電器215、現像器216、除電ランプ21
7、転写器218、除電器219、およびクリーニング
装置220から構成されている。感光体ドラム214は
光導電性感光体および誘電体を使用することができ、キ
ャリアの材質に応じた有機感光体、誘電体を用いること
もできる。用紙搬送部は、密着ローラ221,222、
帯電器223、転写ベルト224、除電器225、ロー
ラ部226、ベルトクリーニング部227、定着器22
8から構成されている。
【0029】展開処理部20で展開された画像データは
インタフェース部212yを介して画像データ書き込み
装置213yに入力される。画像データ書き込み装置2
13yはシステム制御部211の信号によって駆動さ
れ、画像形成ユニットYは画像データの転写を行う。画
像データ書き込み装置213yは感光体ドラム214の
特性に応じてLD、LEDおよびLCDなどの光学素子
を用い、また感光体ドラム214が誘電体のときはイオ
ンフローなどの直接書き込みを用いて、感光体ドラム2
14に潜像を形成する。
【0030】画像データ書き込み装置213yの下部に
配置された感光体ドラム214は図のように配置される
帯電器215によりマイナスに帯電され、その後、画像
データ書き込み装置213yにより潜像が形成される。
感光体ドラム214の周囲の特定の位置に設置されてい
る現像器216は、潜像を形成した感光体ドラム214
へトナーを供給し、感光体ドラム214に形成された潜
像はトナー画像として可視像化される。
【0031】一方、用紙搬送部の上流側端部では、転写
ベルト224を支持するローラ部226と、用紙229
の搬送方向に対して下流部には用紙229を転写ベルト
224に密着させる密着ローラ222と、前記ローラに
対して転写ベルト裏面に配置された帯電器223とから
構成され、用紙229を転写ベルト224に対して静電
的に吸着させるための吸着装置が設けられてており、こ
の吸着装置によって転写ベルト224に用紙229を吸
着させている。
【0032】また、用紙搬送部には、用紙搬送方向に対
して転写ベルトを支持するローラ部226の上流部にク
リーニングブラシとブレードとから構成されるベルトク
リーニング部227が設けられ、転写ベルト224の表
面に付着した残留トナーなどの汚れを除去する。このロ
ーラ部226の転写ベルト駆動方向に対して上流に配置
された除電器225は、転写ベルト224の電位をゼロ
にするためのものである。転写ベルト224は、用紙2
29を転写ベルト224に密着させておくための電荷と
トナー画像を転写する際に転写ベルト224に印加され
た電荷とがその除電器225で除去され、その後、ベル
トクリーニング部227で清掃され、新たな別の用紙を
保持させる作用を良好にするようにする。
【0033】感光体ドラム214に可視像化されたトナ
ー画像に対して除電ランプ217による光照射でトナー
の付着力が弱められ、転写器218の放電により転写ベ
ルト224によって搬送されている用紙229に転写さ
れる。トナー画像を用紙229に転写した後に感光体ド
ラム214の表面に残留したトナーは、除電器219が
感光体ドラム214の残留電位をゼロにした後、感光体
ドラム214の回転後半部に配置されるクリーニング装
置221により除去される。そして、新たに帯電器21
5により一様な帯電が行われるようにする。画像形成ユ
ニットYの工程が完了すると、この画像形成ユニットY
と同様の工程で、画像形成ユニットM、画像形成ユニッ
トC、画像形成ユニットKがそれぞれ残りの色の転写を
行う。
【0034】このようにして、各色のトナー画像が転写
ベルト224で搬送されている用紙229に転写され、
用紙229には所望のトナー画像が形成される。この
後、トナー画像の形成された用紙229は、二つのロー
ラを有する定着器228でトナー画像が定着される。定
着器228は所望の熱と圧力により、用紙229に形成
されたカラー画像のトナーを融解させることで用紙22
9に転写されたトナー画像を定着させ、これによって、
カラー画像が用紙に印字される。
【0035】以上、印刷処理システムの概要について記
述した。次に、この印刷処理システムの主要部の詳細に
ついて説明する。初めに、出力非同期処理部11におけ
る中間データ生成部17について詳細を説明する。
【0036】図4は中間データ生成部の構成例を示すブ
ロック図である。中間データ生成部17は、トークン解
釈部17aと、命令実行部17bと、画像処理部17c
と、描画状態記憶部17dと、ベクタデータ生成部17
eと、フォント管理部17fと、マトリックス変換部1
7gと、ショートベクタ生成部17hと、台形データ生
成部17iと、バンド分解部17j、バンド管理部17
kから構成される。
【0037】トークン解釈部17aは、字句解釈部16
から入力されたトークンを解釈し、内部命令に変換して
命令実行部17bへ送る。命令実行部17bは、トーク
ン解釈部17aから送られてきた命令に応じて画像処理
部17c、描画状態記憶部17d、ベクタデータ生成部
17eへ転送する。画像処理部17cは、入力された画
像ヘッダと画像データとをもとに各種の画像処理を行っ
て出力画像ヘッダと出力画像データとを生成し、バンド
管理部17kへ転送する。描画状態記憶部17dは、命
令実行部17bの命令によって与えられる描画に必要な
情報を記憶する。ベクタデータ生成部17eは、命令実
行部17bの命令とそれに付加された情報、描画状態記
憶部17dからの情報、フォント管理部17fからの情
報を使用して描画すべきベクタデータを生成し、マトリ
ックス変換部17gへ転送する。フォント管理部17f
は、各種フォントのアウトラインデータを管理記憶し、
要求に応じて文字のアウトラインデータを提供する。マ
トリックス変換部17gは、ベクタデータ生成部17e
から入力されたベクタデータを描画状態記憶部17dの
変換マトリックスによってアフィン変換し、ショートベ
クタ生成部17hへ転送する。ショートベクタ生成部1
7hは、入力されたベクタ中の曲線に対するベクタを複
数の直線のベクタ集合(ショートベクタ)で近似し、台
形データ生成部17iへ送る。台形データ生成部17i
は、入力されたショートベクタから描画する台形データ
を生成して、バンド分解部17jへ転送する。バンド分
解部17jは、入力された台形データのうち複数のバン
ドにまたがる台形データをそれぞれのバンドの台形デー
タに分割し、バンド単位にバンド管理部17kへ送る。
バンド管理部17kでは、バンド単位に入力された台形
データに、管理情報と描画状態記憶部17dや画像処理
部17cから入力された色情報とを付加し、中間データ
として中間データ記憶部18へ出力する。なお、上記に
説明したトークン解釈部17aから中間データ記憶部1
8への書き込みまでの処理は、描画命令が入力されるた
びに繰り返し行われる。また中間データ記憶部18から
出力同期処理部12への中間データの転送は、1ページ
分の中間データが記憶された後に行われる。
【0038】以下では、実際のデータ構造を示しなが
ら、中間データ生成部17の各部の動作をより詳細に説
明する。トークン解釈部17aは、字句解釈部16から
入力されたトークンを解釈し、内部命令やその引数に変
換し、それら内部命令と引数との組を命令実行部17b
へ転送する。たとえば内部命令には、文字/図形/画像
の描画を実行する描画命令や、色や線属性など描画必要
な情報を設定する描画状態命令などがある。
【0039】命令実行部17bは、トークン解釈部17
aから送られてきた内部命令を実行する。ここで実行す
る命令は、主に描画命令と描画状態命令がある。たとえ
ば描画命令には、以下の表1に示すように3種類の描画
命令があり、それぞれの描画に必要な情報が示されてい
る。このうちアンダーラインがある情報については、描
画命令中の引数として与えられ、その他の情報はあらか
じめ初期設定や先行する命令などにより描画状態記憶部
17dに記憶されている。描画命令の実行は、画像描画
以外は受け取った描画命令をそのままベクタデータ生成
部17eへ転送する。画像描画の場合は、受け取った描
画命令を画像処理部17cへ転送するとともに、画像ヘ
ッダの縦および横の大きさをベクタデータ生成部17e
へ転送する。また描画状態命令については、命令を描画
状態記憶部17dへ転送する。
【0040】
【表1】
【0041】画像処理部17cは、命令実行部17bか
ら入力された命令の引数である入力画像ヘッダと入力画
像データを、描画状態記憶部17dから獲得した変換マ
トリックスや色空間情報などを用いて、出力同期処理部
12へ出力するためのデータ構造を生成してバンド管理
部17kへ転送する。このデータ構造については以下の
台形データ生成部17iの説明で詳述する。
【0042】描画状態記憶部17dは、命令実行部17
bから受け取った命令に含まれる引数の値で、たとえば
表1に示したアンダーラインのない情報についての値の
設定を行い、それらを記憶する。また、画像処理部17
c、ベクタデータ生成部17e、マトリックス変換部1
7g、ショートベクタ生成部17h、バンド管理部17
kなどの要求に従って、それらの値を転送する。
【0043】ベクタデータ生成部17eでは、命令実行
部17bから送られてきた命令と引数、描画状態記憶部
17dの値を使用して、塗りつぶし描画を除く、新たに
描画するためのベクタデータを生成する。まず文字描画
の場合について説明する。引数で与えられた文字コード
と描画状態記憶部から獲得したフォントIDをフォント
管理部17fへ転送して、文字のアウトラインデータを
獲得する。獲得したアウトラインデータには、描画原点
(カレントポイント)の情報が含まれていないので、描
画状態記憶部17dから獲得したカレントポイントのオ
フセットをアウトラインデータに加えることによって、
目的のベクタデータを生成する。画像描画の場合には、
引数で与えられた画像ヘッダの縦と横のサイズからそれ
に対する矩形ベクタを生成し、描画状態記憶部17dか
ら獲得したカレントポイントのオフセットを加えること
で目的のベクタデータを生成する。ストローク描画の場
合は、引数で与えられたベクタと描画状態記憶部17d
から獲得した各種の線属性とから、アウトラインベクタ
を生成する。
【0044】図5はアウトラインベクタの説明図であ
る。ストローク描画によって、2本のつながった直線L
1,L2を描画しようとするときには、破線で示した中
心線の引数で与えられたベクタと描画状態記憶部17d
から獲得した輪郭データの各種線属性とからアウトライ
ンベクタを生成する。すなわち、中心線とその太さと2
本の直線L1,L2のつなぎの処理(図示の例では、中
心線の交差位置に円を配置している)とを指定すること
により、図5に示すような太さを持った線のアウトライ
ンベクタが生成される。このように生成したベクタ(塗
りつぶし描画の場合は命令実行部17bから直接受け取
ったベクタ)を、マトリックス変換部17gへ転送す
る。
【0045】フォント管理部17fは、各種フォントに
対するアウトラインベクタデータを記憶するとともに、
与えられた文字コードとフォントIDとによって、その
文字に対するアウトラインベクタデータを提供する。
【0046】マトリックス変換部17gは、ベクタデー
タ生成部17eから受け取ったベクタデータを、描画状
態記憶部17dから獲得した変換マトリックスによって
アフィン変換する。このアフィン変換の主な目的は、ア
プリケーションの解像度(座標系)からプリンタの解像
度(座標系)に変換するためのものである。変換マトリ
ックスには下式(1)に示すような3×3のものが使わ
れ、入力ベクタデータ(Xn,Yn)は、出力ベクタデ
ータ(Xn’,Yn’)に変換されてショートベクタ生
成部17hへ送られる。
【0047】
【数1】
【0048】ショートベクタ生成部17hは、入力され
たベクタの中に曲線のベクタがある場合にその曲線のベ
クタを、誤差が描画状態記憶部17dから獲得したfl
atness値より小さくなるように、複数のショート
ベクタで近似する処理を行う。これを図6を参照して説
明する。
【0049】図6は曲線の再帰的な分割を示す説明図で
ある。たとえば曲線のベクタには、図6に黒丸で示した
四つの制御点で表現されるベジエ曲線が使われる。この
場合、ショートベクタ化の処理は、黒丸で示した元のベ
ジエ曲線の制御点の間の距離を中点分割していき、その
分割位置を新たなベジエ曲線の制御点とする。この制御
点は黒四角の記号で示してある。さらに、この制御点に
対して、それらの間の距離をさらに中点分割していくこ
とにより、ベジエ曲線をより短い複数のベクタで表現す
ることができる。このように、ベジエ曲線を再帰的に分
割し、分割された制御点で作られる三角の高さ(距離
d)がflatnessで与えられた値より小さくなっ
た時点で分割を終了する。そして分割された各ベジエ曲
線の始点と終点を順番に結ぶことにより、ショートベク
タ化が完了する。生成されたショートベクタは、台形デ
ータ生成部17iへ送られる。
【0050】台形データ生成部17iは、入力されたベ
クタデータから、描画領域を示す台形データの集合を生
成する。このベクタデータから台形データを生成する例
を図7を参照して説明する。
【0051】図7は多角形を台形データで表現する説明
図であって、(A)は多角形を台形に分割した状態を示
し、(B)は台形を表現するデータを示している。たと
えば図7(A)に示す太線で示された多角形のベクタ
は、それらの頂点を通る水平線で分割することによって
四つの台形からなる描画領域に分解される。なお、これ
らの台形は出力部21のスキャンラインに平行な2辺を
持った台形である。一つの台形は、図7(B)に示すよ
うに、底辺の始点座標(sx,sy)、底辺の長さ(x
0)、底辺の両端点のx座標から頂辺の両端点のx座標
までの距離(x1,x2)、および底辺のy座標から頂
辺のy座標までの距離(h)の6つのデータ(sx,s
y,x0,x1,x2,h)によって表現される。分割
された描画領域が三角形の場合もあるが、三角形は条件
「x0=x1+x2」が成立する台形の特別な形状であ
るので、データ構造は台形と同じである。生成された台
形データは、次に、バンド分解部17jへ送られる。
【0052】バンド分解部17jは、入力された台形デ
ータのうち複数のバンドにまたがる台形データをバンド
ごとの台形データに分割し、バンドごとに台形データを
バンド管理部17kへ転送する。
【0053】図8は台形データのバンド分割の説明図で
あって、(A)はバンド境界が台形を横切っている状態
を示し、(B)はバンド境界でさらに分割された台形を
示している。この図8によれば、(A)には四つの台形
によって分割された前述の多角形が示されており、分割
された台形の二つがバンド境界上にあることを示してい
る。このような場合、バンド分解部17jが四つの台形
データからなる多角形をバンド境界で分割することによ
って、(B)に示したように、多角形は6つの台形デー
タに分割されることになる。
【0054】バンド管理部17kは、バンドごとに入力
された台形データに付加情報を付けて中間データを生成
し、バンドごとに中間データを中間データ記憶部18に
書き込む処理を行う。ここで、付加情報は、中間データ
を管理するための管理情報と、台形データを何色で塗り
つぶすかを示す色情報である。管理情報は、そのバンド
全体に関するものと各描画オブジェクトごとに異なるも
のとがある。バンド全体に関する管理情報は、そのバン
ドの中間データのデータサイズである。また、文字/図
形の描画命令に対する管理情報は、オブジェクトID
(識別子)、オブジェクトの種類、台形数のデータであ
り、たとえばCMYKの値が色情報である。
【0055】図9は描画命令によって生成される画像お
よびその中間データを示した図であって、(A)は文字
/図形命令に対するデータを示し、(B)は画像命令に
対するデータを示している。まず、文字/図形の描画命
令が、たとえば(A)に示したような変形した四角形を
描画する命令であり、その四角形が台形データ生成部1
7iにより三つの台形データに分割されたとする。その
場合のデータ形式は、まず、四角形を識別するオブジェ
クトID(OID)、文字か図形かのオブジェクトの種
類(OType)、色情報(Color)、および分割
された台形の数の情報が管理情報として付加され、その
後に分割された各台形のデータが続く。オブジェクトI
Dは描画命令順にインクリメントされた値が入り、オブ
ジェクトの種類はここでは図形オブジェクトの識別子が
入り、色情報はCMYKの値が入り、台形の数はここで
は「3」が入る。一方、画像の描画命令によって生成さ
れる画像が(B)に示したような平行四辺形であり、そ
れが三つの台形データに分割される場合、そのデータ形
式は、その画像のオブジェクトID(OID)、画像オ
ブジェクト(OType)および台形数のデータが管理
情報としてあり、その後に分割された台形データごと
に、展開前処理部13で行う処理に対するパラメータを
含む画像ヘッダRHと色情報である画像データRDとが
追加されている。画像ヘッダRHおよび画像データRD
は、描画命令によって生成されたバンドごとの台形デー
タそれぞれに対して一つずつ付加される。画像ヘッダR
Hは、必要に応じて、画像に対するアフィ変換係数や色
空間変換係数などからなる。画像ヘッダRHおよび画像
データRDは画像処理部17cから入力される。
【0056】図10は中間データとして付加される画像
データを示した図であって、(A)はベクタの最小矩形
に対する画像データを示し、(B)は台形データの最小
矩形に対する画像データを示している。画像ヘッダRH
および画像データRDは画像処理部17cから入力され
るが、中間データとして付加される画像データは、
(A)に示すように変換された画像を示すベクタの最小
矩形に対する画像データである。また、画像処理部17
cで変換された画像データは、(B)に示したように、
各台形ごとの最小矩形に対する画像データでもよい。さ
らに、画像データは容量が大きくなるため、圧縮された
形で格納されていてもよい。
【0057】以上の各台形データはバンドごとにまとめ
られ、各バンドの最終データにEOD(End Of
Data)を表すデータを付加して、バンドデータの終
了を明確にしている。
【0058】次に、出力同期処理部12のさらに詳しい
構成について説明する。図11は出力同期処理部の構成
例を示すブロック図である。図11おいて、一時記憶部
19は、通信部19aと、作業用メモリ19bと、作業
用メモリ管理部19cと、中間データバッファ管理部1
9dと、中間データバッファ部19eとによって構成さ
れ、作業用メモリ管理部19cは展開前処理部13に接
続されている。展開処理部20は、Y展開処理部20a
と、M展開処理部20bと、C展開処理部20cと、K
展開処理部20dと、ビデオ信号選択回路20eと、印
字抑制回路20fと、展開制御回路部20gとによって
構成され、展開制御回路部20gは色指定信号線20h
によって一時記憶部19の通信部19aに接続され、印
字抑制回路20fはタンデム型カラー出力装置とする出
力部21に接続される。
【0059】通信部19aは中間データ生成部17また
は中間データ記憶部18と通信を行い、中間データを作
業用メモリ19bまたは中間データバッファ部19eへ
格納するために、それぞれの場合について作業用メモリ
管理部19cまたは中間データバッファ管理部19dに
データを出力する。
【0060】作業用メモリ19bは展開前処理部13が
たとえば圧縮データの伸長処理を行うときに作業用領域
として用いる記憶域である。作業用メモリ管理部19c
は、中間データ生成部17または中間データ記憶部18
と作業用メモリ19bとの間のデータ通信と、作業用メ
モリ19bと展開前処理部13との間のデータ通信と、
作業用メモリ19bと中間データバッファ部19eとの
間のデータ通信とを管理する。
【0061】中間データバッファ部19eは、展開処理
部20で展開される中間データを一時的に記憶するバッ
ファメモリからなる。中間データバッファ管理部19d
は、中間データ生成部17または中間データ記憶部18
と中間データバッファ部19eとの間のデータ通信と、
中間データバッファ部19eと展開処理部20とのデー
タ通信と、中間データバッファ部19eと作業用メモリ
19bとの間のデータ通信とを管理する。
【0062】展開処理部20において、フルカラー印字
時には、Y展開処理部20a、M展開処理部20b、C
展開処理部20c、K展開処理部20dはそれぞれ中間
データバッファ部19eから展開する中間データを読み
出して、その中間データを展開し、対応する色成分を抽
出してビデオ信号を生成し、出力部21に出力する。ま
た、単色印字時には、展開制御回路部20gは一時記憶
部19の通信部19aから色指定信号線20hを介して
単色指定される。この単色指定を受けた展開制御回路部
20gは、各色成分の展開処理部20a〜20dを単色
指定された色(通常はブラック)の仕様に変更する。各
展開処理部20a〜20dはそれぞれ中間データバッフ
ァ部19eから展開する中間データを読み出す。K展開
処理部20dは自身が展開すべき中間データを展開する
のはもちろんであるが、他のY展開処理部20a、M展
開処理部20b、C展開処理部20cは、本来K展開処
理部20dが展開すべき中間データを展開する。中間デ
ータを展開することによって生成されたビデオ信号はビ
デオ信号選択回路20eにより抽出され、出力部21へ
出力される。このとき、印字抑制回路20fは単色指定
された色以外の色の画像を形成する出力部21の画像形
成ユニットを動作させないようにする。
【0063】次に、展開処理部20について詳細に説明
する。図12は展開処理部の構成例を示すブロック図で
ある。展開処理部20は、一時記憶部19の出力を受け
るよう接続されたY展開処理部20a、M展開処理部2
0b、C展開処理部20c、およびK展開処理部20d
と、各色の展開処理部の出力に接続されたビデオ信号選
択回路20eと、フルカラー印字指定または単色印字指
定の中間データの解析結果を出力する色指定信号線20
hと、単色印字時に単色印字される色以外を出力させな
いための印字抑制回路20fと、展開制御回路部20g
とを有している。この展開制御回路部20gは、中央演
算処理装置(CPU)201と、プログラムおよびスク
リーン処理用ルックアップテーブル(以下、スクリーン
処理用LUTと記す)を格納している記憶装置(RO
M)202と、出力用クロック切換回路203と、各展
開処理部が領域ごとに展開したデータの読み出し用の3
2ビットカウンタ204と、各色の展開処理部の出力デ
ータを選択するための2ビットカウンタ205とで構成
される。
【0064】中間データ生成部17から中間データが入
力された一時記憶部19はその中間データがフルカラー
であるか単色であるかを解析し、色指定信号線20hを
通じてCPU201に通知される。
【0065】フルカラー印字の場合、フルカラーを指示
する色指定信号は一時記憶部19から色指定信号線20
hによりCPU201へ入力され、CPU201はRO
M202に格納されたプログラムを実行することで出力
用クロック切換回路203でカラー印字用クロックを選
択し、2ビットカウンタ205にリセット信号RSTを
入力することでフルカラー印字の設定を行う。さらに、
印字抑制回路20fは図示しないバスを介してCPU2
01の命令によりリセット信号RSTが入力され、タン
デム型カラー画像出力装置である出力部21はすべて駆
動可能となる。一時記憶部19はY展開処理部20a〜
K展開処理部20dへ中間データを転送し、Y展開処理
部20a〜K展開処理部20dはその中間データから同
時に各Y展開処理部20a〜K展開処理部20dが展開
処理すべきデータの抽出を行った後、各Y展開処理部2
0a〜K展開処理部20d内の図示していないROMに
格納された各色変換ルックアップテーブルとROM20
2からのスクリーン処理用LUTなどを用いて展開を行
い、出力部21内の対応する各色の出力装置においてそ
れぞれ展開データが出力される。
【0066】また、単色(ここでは、黒とする)印字の
場合には、一時記憶部19から単色指定信号が色指定信
号線20hを介してCPU201に転送される。CPU
201はROM202に格納された色選択プログラムを
実行し、指定された黒色用のK展開処理部20d以外の
Y展開処理部20a、M展開処理部20bおよびC展開
処理部20c内の図示していないRAMに、ROM20
2内に格納された黒色用のスクリーン処理用LUTを書
き込み、展開処理時にそのスクリーン処理用LUTを使
用するように変更する。このとき、Y展開処理部20
a、M展開処理部20bおよびC展開処理部20c内の
フルカラー印字をするための各色用のスクリーン処理用
LUTは、CPU201の命令によってサスペンドされ
る。一時記憶部19はY展開処理部20a〜K展開処理
部20dへ中間データを転送し、Y展開処理部20a〜
K展開処理部20dは中間データから同時にそれぞれが
展開処理すべき領域ごとのデータの抽出を行った後、そ
れぞれの中の図示していないRAMに書き込まれたスク
リーン処理用LUTなどを用いて展開を行い、展開デー
タを出力する。出力用クロック切換回路203は本来、
出力部21の動作クロックに同期するようなっている
が、単色指定の場合、CPU201によってフルカラー
印字時の場合の4倍のクロックに切り換えるようセット
される。Y展開処理部20a〜K展開処理部20dは各
領域ごとに展開したデータを、フルカラー印字時の4倍
のクロックに同期して出力する。ビデオ信号選択回路2
0eは、Y展開処理部20a〜K展開処理部20dで領
域ごとに展開されたデータを2ビットカウンタ205で
Y展開処理部20a〜K展開処理部20dを選択して順
に呼び出す。また、印字抑制回路20fは、単色印字時
に選択された色以外の色を出力する出力部21の出力装
置を停止する。
【0067】次に、各色を展開処理するY展開処理部2
0a〜K展開処理部20dについて説明する。Y成分を
展開処理するY展開処理部20a、M成分を展開処理す
るM展開処理部20b、C成分を展開処理するC展開処
理部20c、K成分を展開処理するK展開処理部20d
は、すべて同様の構成をとるためここではその内のY展
開処理部20aの内部構成および動作について説明す
る。
【0068】図13はY展開処理部の構成例を示すブロ
ック図である。Y展開処理部20aは、描画部231
と、リフレッシュ制御部232と、中間データ転送制御
部233と、印字データ転送制御部234と、アービト
レーション部235と、メモリ部236とからなり、こ
のメモリ部236は二つのバンドバッファA237およ
びバンドバッファB238と、ワーク領域239とから
なる。
【0069】一時記憶部19の中間データバッファ部1
9eに格納された中間データは、中間データ転送制御部
233により描画部231へ読み込まれる。描画部23
1は入力された中間データを展開してメモリ部236の
バンドバッファA237あるいはバンドバッファB23
8へ描画する。また、描画部231は外部にある展開制
御回路部20gのCPU201によって内部のスクリー
ン処理用LUTがフルカラー印字用、単色印字用に使い
分けられる。印字データ転送制御部234は、描画済み
のバンドバッファA237あるいはバンドバッファB2
38から展開された印字データを読み込み、これを読み
込んだワードごとにシリアル変換し、シリアル出力クロ
ック信号に同期して出力部21へ出力する。リフレッシ
ュ制御部232は、メモリ部236のバンドバッファA
237、バンドバッファB238およびワーク領域23
9をリフレッシュ制御する。アービトレーション部23
5は、描画部231、リフレッシュ制御部232、中間
データ転送制御部233、および印字データ転送制御部
234のそれぞれがメモリ部236をアクセスする際
に、それぞれのブロックのアクセスのプライオリティに
応じてアービトレーション制御を行う。
【0070】二つのバンドバッファA237およびバン
ドバッファB238の使用方法について説明する。ある
バンドiに対する中間データを描画部231が一方のバ
ンドバッファに描画しているとき、他方のバンドバッフ
ァにはその前のバンド(i−1)に対する描画済ビット
マップデータが格納されており、印字データ転送制御部
234はここからデータを読み出して出力部21へ出力
している。この印字データ転送制御部234によるデー
タの出力が終了すると、二つのバンドバッファA237
およびバンドバッファB238の役割は交代し、一方の
バンドバッファは印字データ転送制御部234によるデ
ータ出力に用いられ、他方のバンドバッファは次のバン
ド(i+1)の描画に用いられる。
【0071】描画部231は入力された中間データをな
す台形データをもとに台形領域を描画するが、次に、そ
の描画部231の構成および動作について説明する。図
14は描画部の構成例を示すブロック図、図15は描画
部で変換された台形データを示す説明図である。描画部
231は中間データ入力部241と、座標計算部A24
2および座標計算部B243と、エッジ描画部244と
から構成される。
【0072】描画部231は、入力された中間データを
なす台形データ(sx,sy,x0,x1,x2,h)
を、図15に示されるような4点(P0 ,P1 ,P2
3)からなるデータ形式に変換して台形領域を描画す
る。まず、中間データ入力部241は、一時記憶部19
から一つ一つの台形をなすデータを読み込んで、座標計
算部A242および座標計算部B243に台形データを
出力する。座標計算部A242は、台形の左側のエッジ
(エッジP0 −P1 )の座標計算を担当し、エッジ上の
座標値をP0 からP1 に向かって順に出力する。座標計
算部B243は、台形の右側のエッジ(エッジP2 −P
3 )の座標計算を担当し、エッジ上の座標値をP2 から
3 に向かって順に出力する。エッジ描画部244は、
座標計算部A242および座標計算部B243から入力
される座標値により、台形のx軸に平行な直線を描画す
る。ここで、座標計算部A242および座標計算部B2
43、およびエッジ描画部244の詳細な構成を以下に
示す。まず、座標計算部A242および座標計算部B2
43は同一構成なので、その一方を代表して説明する。
【0073】図16は座標計算部の構成例を示すブロッ
ク図である。座標計算部は、DDA(Digital
Differential Analyzer)パラメ
ータ計算部251と、DDA処理部252と、座標更新
部253とから構成されている。
【0074】DDAパラメータ計算部251は入力され
た台形データ(sx,sy,x0,x1,x2,h)を
4点の台形データ(P0 ,P1 ,P2 ,P3 )に変換し
て、傾きや残差(直線の座標計算に用いる1次差分係
数)の初期値などのDDAのパラメータを計算し、DD
A処理部252に出力する。DDA処理部252は、入
力されたパラメータに基づいてDDA処理を行い、最後
に求めた点に対する移動方向と移動量とを出力する。座
標更新部253は、入力された移動方向と移動量とから
現在保持している座標値を更新して出力する。座標の初
期値は、図示されていないCPUなどであらかじめ設定
されているものとする。
【0075】図17はエッジ描画部の構成例を示すブロ
ック図である。エッジ描画部244は、アドレス計算部
261と、マスク演算部262と、データ演算部263
と、RmodW(Read modify and W
rite)処理部264とから構成されている。アドレ
ス計算部261は選択回路2611と、フルカラー印字
用のフルカラーアドレス計算部2612と、単色印字用
の単色アドレス計算部2613とを有している。
【0076】エッジ描画部244は、座標値A/Bおよ
び画像データを入力して台形の内部領域を塗りつぶす。
まず、アドレス計算部261において、選択回路261
1はフルカラー印字時には単色信号が入力されず、フル
カラーアドレス計算部2612がアドレス計算部として
使用される。ここで選択されたフルカラーアドレス計算
部2612は、座標値A/Bを入力して、描画するエッ
ジ成分のアドレスを計算する。
【0077】また、単色印字時には、描画部231内の
図示しないRAMへのCPU201よる指定色のスクリ
ーン処理用LUTの書き込みと同時に単色の色指定信号
が選択回路2611へ入力され、単色アドレス計算部2
613がアドレス計算部として使用されるように切り換
えられる。選択された単色アドレス計算部2613は、
各展開処理部ごとに分割展開処理すべきデータのアドレ
ス計算と座標値A/Bとを入力して、描画するエッジ成
分のアドレスを計算する。
【0078】図18は各展開処理部における展開データ
分割処理とワードアドレスとの関係を示す図である。こ
こでは、展開処理されたデータをワードごとに区切って
処理するものとし、1ワードは32ビットとし、出力部
21は4色のタンデム方式の場合で説明する。
【0079】Y展開処理部20a〜K展開処理部20d
はそれぞれが展開を受け持つワードアドレスにあるワー
ドの展開処理を行い、したがって、一つの展開処理部で
はワードアドレスが4アドレスおきに行われる。図で
は、データ全体をワードごとに区切ったときの中間デー
タの開始ワードアドレスを「0000」、「000
1」、「0002」、「0003」で示している。ここ
で、ワードアドレスの下位2桁が「00h」のワードア
ドレスはK展開処理部20dが扱い、下位2桁が「01
h」のワードアドレスはCPU201によってK成分の
スクリーン処理用LUTに切り換えられたC展開処理部
20cが扱い、下位2桁が「10h」のワードアドレス
はCPU201によってK成分のスクリーン処理用LU
Tに切り換えられたM展開処理部20bが扱い、下位2
桁が「11h」のワードアドレスはCPU201によっ
てK成分のスクリーン処理用LUTに切り換えられたY
展開処理部20aが扱うようにして、各展開処理部は4
アドレスごとに展開処理をそれぞれ行う。ワードアドレ
スごとの処理は、4アドレスごとに限らず感光体数に対
応したアドレスごとで行うことも可能である。
【0080】図17に戻って、マスク演算部262は、
座標値A/Bの値を入力して、描画するワード中の有効
なビットを表すマスクを出力する。データ演算部263
は、入力されたデータが文字/図形の場合には台形領域
によって固定的な色を表す色データを入力し、この値を
用いてスクリーン処理をして出力する。入力されたデー
タが画像データの場合には、画像データ入力に対してス
クリーン処理をして出力する。単色印字時には、スクリ
ーン処理用LUTは、単色指定された色以外の図示しな
いROMに常駐された各色のスクリーン処理用LUTを
サスペンドした後、CPU201によって外部のROM
202から図示していないRAMに単色指定された色の
スクリーン処理用LUTが書き込まれ、スクリーン処理
にこのLUTが使用される。RmodW部264は、入
力されたアドレス、マスク、データを用いて以下の処理
をすることにより描画を行う。まず、アドレスにより、
バンドバッファを読み出す。これにより読み込まれたデ
ータをSource、マスクデータをMask、描画デ
ータをDataとすると、(Mask*Data+Ma
sk#*Source)の値を演算して同一アドレスに
書き戻す。ただし、*は論理積、+は論理和、#は論理
否定をそれぞれ表す。この処理は、描画するエッジが含
まれるワードごとに繰り返し行われる。
【0081】図19はビデオ信号選択回路およびその周
辺回路を示す図である。ここでは、単色印字の色を黒に
限定した場合の例を示している。ビデオ信号選択回路2
0eは単色用データ選択回路206を有している。この
単色用データ選択回路206は入力にY展開処理部20
a、M展開処理部20b、C展開処理部20c、および
K展開処理部20dの各出力が接続され、出力は直接出
力部21のK成分印字用の出力装置に接続され、さらに
制御入力にはデータ入力を切り換えるための2ビット信
号を受ける2ビットカウンタ205の出力が接続されて
いる。また、印字抑制回路20fは画像出力抑制回路2
07を有し、この画像出力抑制回路207はY展開処理
部20a、M展開処理部20bおよびC展開処理部20
cの各出力と対応する色成分印字用の各出力装置との間
に配置されている。
【0082】ビデオ信号選択回路20eの単色用データ
選択回路206は、ワードごとの読み取りのための32
ビットカウンタ204とデータ入力切り換えのための2
ビットカウンタ205とによって画像データの出力制御
を行う。単色用データ選択回路206は、2ビットカウ
ンタ205により各展開処理部で出力されるその時点で
印字すべきワードデータを選択する。その選択されたワ
ードデータはワードデータの幅が32ビットカウンタ2
04によってカウントされ、出力部21の出力装置に転
送される。この動作は各展開処理部のワードデータごと
に繰り返えされ、各々展開処理を行ったワードデータが
印字処理順に出力部21に転送される。さらに、画像出
力抑制回路207は、単色印字時に、使用されない色の
出力部21の駆動を抑制するものであって、出力部21
内のROSのみまたはROSと感光体ドラムとの駆動を
停止させる機能を有する。また、フルカラー印字時に
は、2ビットカウンタ205にリセット信号RSTが入
力されることで、単色用データ選択回路206はサスペ
ンドされ、さらに画像出力抑制回路207はリセット信
号の入力により、出力部21へ展開データ印字の許可を
出す。
【0083】以上、本発明をその好適な実施の形態につ
いて詳述したが、本発明はこれらの実施の形態に限定さ
れるものではない。たとえば、単色印字の色は黒の場合
を例にして説明したが、黒に限らず他の色でも可能であ
る。
【0084】また、ワードごとの読み取りおよびデータ
入力切り換えのためのそれぞれのカウンタのビット数
は、32ビットおよび2ビットとしたが、これらのビッ
ト数に限らずそれぞれワード単位の数と感光体に対応し
た数としてもよい。
【0085】さらに、上記の実施の形態では、それぞれ
の色の展開処理部で扱うデータは領域ごとに分割された
データとしたが、文字、図形または画像のオブジェクト
ごとであってもよい。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では単色印
字時にすべての色成分の展開処理部を単色指定された色
成分の中間データを分散して展開処理させるように構成
した。これにより、単色データの展開処理を高速にする
ことができ、高速な印字処理が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による印刷処理装置の原理図である。
【図2】印刷処理システムの一構成例を示すブロック図
である。
【図3】カラー画像形成装置の全体構成を示す図であ
る。
【図4】中間データ生成部の構成例を示すブロック図で
ある。
【図5】アウトラインベクタの説明図である。
【図6】曲線の再帰的な分割を示す説明図である。
【図7】多角形を台形データで表現する説明図であっ
て、(A)は多角形を台形に分割した状態を示し、
(B)は台形を表現するデータを示している。
【図8】台形データのバンド分割の説明図であって、
(A)はバンド境界が台形を横切っている状態を示し、
(B)はバンド境界でさらに分割された台形を示してい
る。
【図9】描画命令によって生成される画像およびその中
間データを示した図であって、(A)は文字/図形命令
に対するデータを示し、(B)は画像命令に対するデー
タを示している。
【図10】中間データとして付加される画像データを示
した図であって、(A)はベクタの最小矩形に対する画
像データを示し、(B)は台形データの最小矩形に対す
る画像データを示している。
【図11】出力同期処理部の構成例を示すブロック図で
ある。
【図12】展開処理部の構成例を示すブロック図であ
る。
【図13】Y展開処理部の構成例を示すブロック図であ
る。
【図14】描画部の構成例を示すブロック図である。
【図15】描画部で変換された台形データを示す説明図
である。
【図16】座標計算部の構成例を示すブロック図であ
る。
【図17】エッジ描画部の構成例を示すブロック図であ
る。
【図18】各展開処理部における展開データ分割処理と
ワードアドレスとの関係を示す図である。
【図19】ビデオ信号選択回路およびその周辺回路を示
す図である。
【図20】従来のカラーレーザープリンタの構成の概略
を示したブロック図である。
【図21】タンデム式転写プロセスの転写開始時間差を
示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 展開処理手段 2 単色指定時処理手段 3 データ再構成出力手段 4 画像形成部駆動抑制手段 5 カラー画像出力手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字データのN色の色成分を個々に展開
    処理し、展開された個々の画像データをカラー画像出力
    手段にて色成分ごとに対応して画像をそれぞれ形成する
    N個の画像形成部に出力する印刷処理装置において、 前記カラー画像出力手段のN個の画像形成部に対応した
    N個の展開処理部を有し、入力された印字データを各展
    開処理部で展開処理する展開処理手段と、 前記印字データのフルカラー印字時には前記展開処理手
    段のN個の展開処理部に対してそれぞれ同時に並列的展
    開処理を行うようにし、単色印字時には単色として指定
    された色以外のN−1個の展開処理部を単色指定色の仕
    様に変更するとともに前記印字データを前記N個の展開
    処理部が分担して同時に並列的分散処理を行うようにす
    る単色指定時処理手段と、 単色印字時に前記単色指定時処理手段による指示を受け
    て前記展開処理手段の各展開処理部にて同時に並列的分
    散処理された各画像データを再構成して前記カラー画像
    出力手段において単色指定色の画像を形成する画像形成
    部に出力するデータ再構成出力手段と、 を備えていることを特徴とする印刷処理装置。
  2. 【請求項2】 単色印字時に前記単色指定時処理手段に
    よる指示を受けて前記カラー画像出力手段に対し単色と
    して指定された色以外のN−1個の画像形成部を駆動し
    ないようにする画像形成部駆動抑制手段をさらに有する
    ことを特徴とする請求項1記載の印刷処理装置。
  3. 【請求項3】 前記単色指定時処理手段は、単色印字時
    に前記展開処理手段の各展開処理部が展開処理するデー
    タ量をカウントするとともに前記データ再構成出力手段
    に対して各展開処理部からの画像データ入力を選択指示
    する信号を出力するカウンタ部と、単色印字時に前記展
    開処理手段に対して前記カラー画像出力手段に同期して
    前記画像データを出力するクロックをフルカラー印字時
    のN倍に切り換える出力クロック切換部とを有すること
    を特徴とする請求項1記載の印刷処理装置。
  4. 【請求項4】 前記展開処理手段は、単色印字時に各展
    開処理部にて印字データを領域ごとに同時に分割処理
    し、各展開処理部で領域ごとに展開処理された画像デー
    タを前記データ再構成出力手段に出力することを特徴と
    する請求項1記載の印刷処理装置。
  5. 【請求項5】 前記展開処理手段は、単色印字時に各展
    開処理部にて印字データをオブジェクトごとに同時に分
    割処理し、各展開処理部でオブジェクトごとに展開処理
    された画像データを前記データ再構成出力手段に出力す
    ることを特徴とする請求項1記載の印刷処理装置。
  6. 【請求項6】 前記単色指定時処理手段は、単色印字時
    に前記展開処理手段の各展開処理部が展開時に参照する
    データテーブルと前記データテーブルの各展開処理部へ
    の書き込みを行うプログラムとを格納した記憶手段と、
    単色印字時に前記記憶手段に格納されたプログラム実行
    して各展開処理部内の記憶装置に前記データテーブルを
    書き込むとともに前記展開処理手段に対して各展開処理
    部内のフルカラー印字用のデータテーブルを参照しない
    よう制御する中央演算装置とを有していることを特徴と
    する請求項1記載の印刷処理装置。
  7. 【請求項7】 前記単色は、黒であることを特徴とする
    請求項1記載の印刷処理装置。
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