JPH10333852A - 描画処理装置 - Google Patents

描画処理装置

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JPH10333852A
JPH10333852A JP9144831A JP14483197A JPH10333852A JP H10333852 A JPH10333852 A JP H10333852A JP 9144831 A JP9144831 A JP 9144831A JP 14483197 A JP14483197 A JP 14483197A JP H10333852 A JPH10333852 A JP H10333852A
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JP
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data
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priority
expansion processing
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Application number
JP9144831A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Wada
義則 和田
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中間データ(オブジェクト)の重なり領域を
あらかじめ調べて、効率のよいオブジェクト描画処理を
行う描画処理装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 中間データ生成手段11は描画出力可能
なデータ構造より抽象度が高く、少なくとも1種類の基
本図形を含む形式で表現される中間データを印刷データ
から生成する。展開処理手段12a〜12nは中間デー
タを描画出力可能なデータ構造を持つ描画データに展開
処理する。中間データ分配手段20は中間データが未展
開処理の中間データと重なる領域があるかどうかを判定
し、重なる領域のない中間データから優先順位にもとづ
いて、展開処理手段12a〜12nへ分配する。描画デ
ータ記憶手段13は描画データを記憶する。描画出力手
段14は記憶された描画データを描画出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、描画処理装置にお
いて、特に少なくとも文字、図形、または画像のいずれ
かを有し、描画命令で記述されている印刷データを入力
として描画処理を行う描画処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】小型、高速のデジタル印刷に適した電子
写真方式のページプリンタの開発に伴い、従来の文字情
報中心の印刷から図形や文字等の拡大、回転、変形など
が自由に制御できる記述言語を用いた印刷処理装置が現
在普及してきている。
【0003】この記述言語の代表例として、PostScript
(Adobe Systems 社商標)やInterpress(Xerox 社商
標)などが知られている。記述言語で作成された印刷デ
ータは、ページ内の任意の位置の画像、図形、文字を表
現する描画命令が任意の順で構成されているため、印字
前に印刷データをラスタ化しなければならない。
【0004】ラスタ化というのは、ページ又はページの
一部を横切る一連の個々のドットや画素へ展開してラス
タ走査線を形成し、そのページの下へ引き続く走査線を
次々に発生させる処理のことである。
【0005】また、記述言語で作成されている印刷デー
タでは、すでに描画されているオブジェクトの上に別の
オブジェクトが描画される際、後から描かれるオブジェ
クトが古いオブジェクトを上書きするのが一般的であ
る。
【0006】このような描画順序に依存した描画モデル
はオペーク(opaque)モデルと呼ばれている。オペーク
モデルでは、オブジェクトを並列描画する際に、処理を
行っているオブジェクト間に重なりが発生する場合は、
オブジェクトの描画順序を考慮して処理したラスタを出
力する必要がある。
【0007】このために1つの未処理のオブジェクトが
他の処理済のオブジェクトの妨げになる場合があり、オ
ブジェクトの並列描画を効率的に行うことは困難であっ
た。オブジェクト単位で描画を行う際に並列実行を可能
とする1つの手法として、ディスパッチテーブルを用い
た並列描画技術が提案されている。
【0008】例えば、特開平5−266201号公報で
は、オブジェクトの描画を複数の展開処理部で処理する
ために、ディスパッチテーブルを用いて管理している。
これはまず、アプリケーションが描画を行うオブジェク
トを発行すると、ディスパッチテーブルに登録される。
そして、現在処理待ちの展開処理部がディスパッチテー
ブルを参照して、次に処理するオブジェクトを取得す
る。
【0009】また、アプリケーションがオブジェクトの
属性変更コマンドを発行すると、これ以後のオブジェク
トは、この属性変更コマンドの影響を受けるため、同期
を取る必要がある。
【0010】このため、現在処理中の展開処理部がすべ
て処理待ちになったことを確認してから属性変更コマン
ドの実行を行う。このようにして、複数の展開処理部で
負荷分散を行って並列描画を実現している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来技術では、オブジェクト間の重なり領域を何ら考慮
していない。したがって、オペークモデルを用いた描画
に適用した場合には、複数の展開処理部でオブジェクト
の処理を分担して処理結果を合成する際に、オブジェク
トの上下関係を見誤る可能性があるといった問題があっ
た。
【0012】また、各々の展開処理部が処理結果をシー
ケンシャルに記憶部に書き込む場合には、オブジェクト
の上下関係を見誤ることはないが、この場合は並列処理
を実行する上でのボトルネックになるといった問題があ
った。
【0013】さらに、各々の展開処理部が処理結果をバ
ッファに一時保持するため、記憶領域が各々の展開処理
部に対して必要になり、回路規模の増大につながるとい
った問題があった。
【0014】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、各々のオブジェクトの重なり領域をあらかじ
め調べて、効率のよいオブジェクト描画処理を行う描画
処理装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、少なくとも文字、図形、または画像のい
ずれかを有し、描画命令で記述されている印刷データを
入力として描画処理を行う描画処理装置において、描画
出力可能なデータ構造より抽象度が高く、少なくとも1
種類の基本図形を含む形式で表現される中間データを前
記印刷データから生成する中間データ生成手段と、前記
中間データを描画出力可能なデータ構造を持つ描画デー
タに展開処理する複数の展開処理手段と、前記中間デー
タが未展開処理の前記中間データと重なる領域があるか
どうかを判定し、重なる領域のない前記中間データから
優先順位にもとづいて、前記展開処理手段へ分配する中
間データ分配手段と、前記描画データを記憶する描画デ
ータ記憶手段と、記憶された前記描画データを描画出力
する描画出力手段と、を有することを特徴とする描画処
理装置が提供される。
【0016】ここで、中間データ生成手段は描画出力可
能なデータ構造より抽象度が高く、少なくとも1種類の
基本図形を含む形式で表現される中間データを印刷デー
タから生成する。展開処理手段は中間データを描画出力
可能なデータ構造を持つ描画データに展開処理する。中
間データ分配手段は中間データが未展開処理の中間デー
タと重なる領域があるかどうかを判定し、重なる領域の
ない中間データから優先順位にもとづいて、展開処理手
段へ分配する。描画データ記憶手段は描画データを記憶
する。描画出力手段は記憶された描画データを描画出力
する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の描画処理装置の原
理図である。中間データ生成手段11は描画出力可能な
データ構造より抽象度が高く、少なくとも1種類の基本
図形を含む形式で表現される中間データを印刷データか
ら生成する。
【0018】展開処理手段12a〜12nは中間データ
を描画出力可能なデータ構造を持つ描画データに展開処
理する。中間データ分配手段20は中間データが未展開
処理の中間データと重なる領域があるかどうかを判定
し、重なる領域のない中間データから優先順位にもとづ
いて、展開処理手段12a〜12nへ分配する。
【0019】描画データ記憶手段13は描画データを記
憶する。描画出力手段14は記憶された描画データを描
画出力する。次に動作について説明する。図2は本発明
の描画処理装置の概略動作手順を示すフローチャートで
ある。 〔S1〕中間データ生成手段11は描画出力可能なデー
タ構造より抽象度が高く、少なくとも1種類の基本図形
を含む形式で表現される中間データを印刷データから生
成する。 〔S2〕中間データ分配手段20は中間データが未展開
処理の中間データと重なる領域があるかどうかを判定
し、重なる領域のない中間データから優先順位にもとづ
いて、展開処理手段12a〜12nへ分配する。 〔S3〕展開処理手段12a〜12nは中間データを描
画出力可能なデータ構造を持つ描画データに展開処理す
る。 〔S4〕描画データ記憶手段13は描画データを記憶す
る。 〔S5〕描画出力手段14は記憶された描画データを描
画出力する。
【0020】図3は中間データ分配手段20の内部構成
を示す図である。フェッチ手段21は中間データを中間
データの最小単位であるオブジェクト毎に中間データ生
成手段11から取り出す。オブジェクトバッファ22
は、これらオブジェクトを保持する。重なり判定手段2
3は中間データが未展開処理の中間データと重なる領域
があるかどうかを判定する。優先順位決定手段24は、
展開処理手段12a〜12nへ中間データを分配する際
のオブジェクトの優先順位を決定する。
【0021】次に本発明の描画処理装置についてさらに
詳しく説明する。まず、印刷データはPostScriptで代表
されるページ記述言語である。これはOpenGLなどの3次
元グラフィックス用のライブラリであってもよい。
【0022】この印刷データは、印字や画面表示を行う
機能を備えたアプリケーションプログラムを持つ入力部
(図には示さず。)に入力される。中間データ生成手段
11は、展開処理手段12a〜12nで展開処理するた
めに必要なデータ構造である中間データを、入力された
印刷データから生成する。
【0023】中間データを生成する目的は、展開処理手
段12a〜12nでの高速な展開処理を可能にすること
である。そのため、中間データは単純な図形(例えば矩
形)の集合で表される。この中間データの最少単位であ
る図形をオブジェクトと呼ぶ。
【0024】中間データ分配手段20は、中間データ生
成手段11により生成された中間データをオブジェクト
単位で読み出し、一番優先度の高いオブジェクトを展開
処理手段12a〜12nからの要求に従って分配する。
【0025】フェッチ手段21は、中間データをオブジ
ェクト単位で中間データ生成手段11から取り出す。オ
ブジェクトバッファ22は、オブジェクトを展開処理手
段12a〜12nに分配する前にあらかじめ先読みし、
一時保持するためのバッファであり、優先順位付き待ち
行列で構成されている。詳細は図4で後述する。
【0026】重なり判定手段23は、オブジェクトバッ
ファ22を用いて先読みを行った各々のオブジェクトに
対して、展開処理可能かどうかの重なり判定を行う。す
なわち、オペークモデルを用いた描画では、オブジェク
トどうしの間に重なりがある場合、新しく描かれるオブ
ジェクトがすでに描画されたオブジェクトを上書きする
ことになる。
【0027】このため、あるオブジェクトが展開処理可
能かどうかは、それより前の順序で現在未処理のオブジ
ェクトとの重なりを調べ、重なりがないことで展開処理
可能だと判断できる。
【0028】優先順位決定手段24は、重なり判定手段
23の結果をもとにオブジェクトバッファ22の優先順
位を決定する。展開処理不能であればこのオブジェクト
の優先度を0として出力しないようにする。展開処理可
能であればこのオブジェクトがオブジェクトバッファ2
2にいる時間が長いほど高い優先度を設定する。
【0029】これは中間データ分配手段20がオブジェ
クトを分配する際、オブジェクトバッファ22の先頭か
ら展開処理可能なオブジェクトを捜しても同様の効果を
得ることができる。本発明はこの方法を用いることにす
る。
【0030】展開処理手段12a〜12nは、中間デー
タ分配手段20で出力されたオブジェクトを受け取り、
これを描画データであるビットマップデータに展開す
る。描画データ記憶手段13は、複数の展開処理手段1
2a〜12nで生成されたビットマップデータを収集
し、一時保持する。なお、描画データ記憶手段13で
は、複数の展開処理手段12a〜12nで同時にビット
マップ展開が行われる領域には重なりがないため、展開
処理手段12a〜12nから描画データ記憶手段13へ
の描画は排他制御を用いて管理する必要はない。
【0031】したがって、それぞれの展開処理手段12
a〜12nは非同期で描画データ記憶手段13にアクセ
スすることが可能である。描画出力手段14は、描画デ
ータ記憶手段13から出力されるビットマップデータを
受け取って、記録用紙に描画し出力する。描画出力手段
14の具体例としては例えば、CMYBK(シアン、マ
ゼンタ、イエロー、ブラック)カラーの色毎に露光、現
像、転写を繰り返すことにより、フルカラー画像を出力
できるレーザー走査方式の電子写真方式を用いたカラー
・ページプリンタが挙げられる。
【0032】または、CMYBK(シアン、マゼンタ、
イエロー、ブラック)カラーの色を並列にインクジェッ
ト方式を用いて出力するカラー・ラインプリンタでもよ
い。なお、描画データ記憶手段13は描画出力手段14
に従って必要なメモリ量が異なる。例えば、電子写真方
式を用いたカラー・ページプリンタの場合は1ページ分
の容量が、インクジェット方式を用いたカラー・ライン
プリンタの場合は1ライン分の容量が必要となる。
【0033】次に優先順位付き待ち行列について説明す
る。通常の待ち行列が最も古く登録された値を出力する
のに対して、優先順位付き待ち行列は最も優先順位が高
い値を出力する待ち行列である。図4は優先順位付き待
ち行列の概念を示す図である。(A)はFが入力された
場合、(B)はGが入力された状態、(C)はHが入力
された状態である。
【0034】まず、(A)ではバッファはA、C、E、
D、Bの順に並んでおり、各々6、9、5、3、4の優
先度を持っているとする。なお、優先度は数字の大きい
ものほど優先順位が高いものとする。そして、Fが次に
入力されるとする。Fの優先度は4である。
【0035】(B)では、バッファの中で優先度の一番
高いCが出力され、バッファの順番はA、E、D、B、
Fとなる。対応する優先度は各々8、7、5、6、4に
再設定される。そして、Gが次に入力される。Gの優先
度は8である。
【0036】(C)では、バッファの中で優先度の一番
高いAが出力され、バッファの順番はE、D、B、F、
Gとなる。その後、優先度3のHが入力される。このよ
うに、通常の待ち行列と違って、優先順位付き待ち行列
では最も古く登録されたものが出力される保証はない。
実際には、バッファにいる時間が長くなるにつれ優先度
を上げ、古いものがいつまでもバッファに残ることを防
ぐのが一般的である。
【0037】次に中間データ生成手段11について説明
する。図5は中間データ生成手段11の内部構成図であ
る。字句解析手段11aは、入力された印刷データを定
められたシンタックスに従ってトークンとして切り出
し、そのトークンをトークン解析手段11bに出力す
る。
【0038】トークン解析手段11bは、このトークン
を解析し、内部命令に変換して命令実行手段11cに送
る。命令実行手段11cは、トークン解析手段11bか
ら送られてきた命令に応じて画像処理手段11d、描画
状態記憶手段11e、ベクタデータ生成手段11fへ転
送する。
【0039】画像処理手段11dは、入力された画像ヘ
ッダと画像データをもとに各種の画像処理を行って出力
画像ヘッダと出力画像データを生成し、矩形データ管理
手段11jへ転送する。
【0040】描画状態記憶手段11eは、命令実行手段
11cの命令によって与えられる描画に必要な情報を記
憶する。ベクタデータ生成手段11fは、命令実行手段
11cの命令とそれに付加された情報、描画状態記憶手
段11eからの情報、フォント管理手段11gからの情
報を使用して描画すべきベクタデータを生成し、マトリ
ックス変換手段11hへ転送する。
【0041】フォント管理手段11gは、各種フォント
のアウトラインデータを管理記憶し、要求に応じてアウ
トラインデータを提供する。マトリックス変換手段11
hは、ベクタデータ生成手段11fから入力されたベク
タデータを描画状態記憶手段11eの変換マトリックス
によってアフィン変換し、ショートベクタ生成手段11
iへ転送する。
【0042】ショートベクタ生成手段11iは、入力さ
れたベクタ中の曲線に対するベクタを複数の直線のベク
タ集合(ショートベクタ)で近似し、矩形データ生成手
段11jへ送る。
【0043】矩形データ生成手段11jは、入力された
ショートベクタから描画する矩形データを生成し、さら
に矩形データに対して、外接矩形と、データ管理情報と
描画状態記憶手段11eから入力された色情報または画
像処理手段11dから入力された出力画像データとを付
加して、中間データ記憶手段11kへ送り、中間データ
記憶手段11kで記憶される。
【0044】なお、上記で説明した字句解析手段11a
から中間データ記憶手段11kに記憶されるまでの処理
は、描画命令が入力されるたびに繰り返し行われる。次
に重なり判定手段23によってオブジェクトが展開処理
可能か否かを判定する判定処理について説明する。図
6、図7は2つのオブジェクトの重なり判定を行う際の
概念を示す図である。
【0045】オブジェクトAの外接矩形の座標を(x
1,y1,x2,y2)、オブジェクトBの外接矩形の
座標を(X1,Y1,X2,Y2)とする。ここで、双
方の初めの2つの座標値は外接矩形の左下の座標を示
し、後の2つの座標値は外接矩形の右上の座標を示す。
このとき、オブジェクトAがオブジェクトBと重なって
いるためには、オブジェクトAの左下の点の座標が以下
の式を満たす必要がある。
【0046】
【数1】 x1≦X2かつy1≦Y2 …(1) それと同時に図7に示すように、オブジェクトAの右上
の点の座標が以下の式を満たす必要がある。
【0047】
【数2】 x2≧X1かつy2≧Y1 …(2) この式(1)、式(2)を共に満たすときのみ、この2
つのオブジェクトA、Bは重なりがあると判定される。
式(1)、式(2)のいずれかを満たさないときは、オ
ブジェクトA、Bは重ならないと判定できる。なお、こ
こでは2つのオブジェクトが接する場合、すなわち境界
線が等しい場合は重なっているものと判定する。
【0048】次に重なり判定手段23の動作について説
明する。図8は重なり判定手段23の動作手順を示すフ
ローチャートである。 〔S10〕展開処理可能か否かを判定するオブジェクト
の外接矩形を(x1,y1,x2,y2)にセットす
る。 〔S11〕このオブジェクトと重なり判定を行うオブジ
ェクトをリストにセットする。具体的には、現在展開処
理手段12a〜12nで処理中のオブジェクトと、オブ
ジェクトバッファ22の中で、このオブジェクトよりも
前に位置するオブジェクトがそれに相当する。 〔S12〕これから判定を行うオブジェクトとして、ス
テップS11で生成したリストの先頭に位置するオブジ
ェクトをセットする。 〔S13〕これから判定を行うオブジェクトの外接矩形
を(X1,Y1,X2,Y2)にセットする。 〔S14〕x1≦X2を判定する。満たす場合はステッ
プS15へ、満たさない場合はステップS19へ行く。 〔S15〕y1≦Y2を判定する。満たす場合はステッ
プS16へ、満たさない場合はステップS19へ行く。 〔S16〕x2≧X1を判定する。満たす場合はステッ
プS17へ、満たさない場合はステップS19へ行く。 〔S17〕y2≧Y1を判定する。満たす場合はステッ
プS18へ、満たさない場合はステップS19へ行く。 〔S18〕すべての条件を満たしているので、オブジェ
クトの間に重なりがあると判定する。このとき、重なり
判定手段23は、オブジェクトバッファ22のこのオブ
ジェクトのステイタスに展開処理不能をセットする。 〔S19〕ステップS11で生成したリストを調べ、ま
だ処理が行われていないオブジェクトがあるかどうか調
べる。オブジェクトがまだ存在する場合は、ステップS
20へ行き、存在しない場合はステップS21へ行く。 〔S20〕リスト中の次のオブジェクトをこれから判定
を行うオブジェクトにセットする。 〔S21〕リスト中のすべてのオブジェクトと重なりが
ないと判定する。したがって、重なり判定手段23は、
オブジェクトバッファ22のこのオブジェクトのステイ
タスに展開処理可能をセットする。
【0049】次にオブジェクトバッファ22について説
明する。図9はオブジェクトバッファ22の構成を示す
図である。この例では、オブジェクトバッファ22は3
つの要素からなる優先順位付き待ち行列の構成をとる。
【0050】オブジェクトバッファ22の各要素は、オ
ブジェクトID22aと、ステイタス22bと、外接矩
形情報22cと、から構成される。各オブジェクトの優
先度はステイタス22bが展開処理不能であれば0で、
ステイタスが展開処理可能であればバッファの先頭に近
いほど優先度は上である。
【0051】次に中間データ分配手段20がオブジェク
トを出力する際の動作について説明する。図10、図1
1は中間データ分配手段20がオブジェクトを出力する
際の動作手順を示すフローチャートである。 〔S30〕オブジェクトバッファ22の先頭オブジェク
トを選択する。 〔S31〕オブジェクトバッファ22内の各オブジェク
トに対し、番号の若い順にステイタス22bをチェック
する。ステイタス22bが展開処理不能であればステッ
プS33へ行き、展開処理可能であればステップS32
へ行く。 〔S32〕該当するオブジェクトを出力する。 〔S33〕オブジェクトバッファ22にオブジェクトが
あるかどうかを判断する。あればステップS34へ、な
ければステップS35へ行く。 〔S34〕次のオブジェクトを選択しステップS31へ
戻る。 〔S35〕オブジェクトバッファ22の先頭オブジェク
トを選択する。 〔S36〕ここでもし、どのオブジェクトのステイタス
も展開処理不能の場合でも、今展開処理を終了したオブ
ジェクトによって、これらのオブジェクトのうちいずれ
かが展開処理可能となる場合もありうる。そこで、オブ
ジェクトバッファ22のステイタス22bをアップデー
トし、優先度が一番高いオブジェクトを出力する必要が
ある。したがって、オブジェクトバッファ22内の各オ
ブジェクトに対し、番号の若い順に重なり判定手段23
を用いてステイタス22bを再計算する。 〔S37〕ステイタス22bが展開処理可能かどうかを
調べる。ステイタス22bが展開処理不能であればステ
ップS39へ行き、展開処理可能であればステップS3
8へ行く。 〔S38〕該当するオブジェクトを出力する。 〔S39〕オブジェクトバッファ22にオブジェクトが
あるかどうかを判断する。あればステップS40へ、な
ければ終了する。 〔S40〕次のオブジェクトを選択しステップS36へ
戻る。
【0052】ここで、オブジェクトの出力についてさら
に詳しく説明する。オブジェクトバッファ22が1つの
オブジェクトを選択して展開処理手段12a〜12nの
いずれかに出力した場合、オブジェクトバッファ22に
空きが発生する。
【0053】このとき、空きが発生した箇所より後ろの
オブジェクトを順次繰り上げ、オブジェクトバッファ2
2の最後尾に空きを移動させる。そして、フェッチ手段
21によって新たなオブジェクトを取り出し、これを最
後尾に追加する。
【0054】最後に、重なり判定手段23はオブジェク
トバッファ22内のステイタス22bが展開処理不能で
あるオブジェクト、および新しくオブジェクトバッファ
22に加えられたオブジェクトに対して、ステイタス2
2bを計算する。
【0055】なお、この計算はすでにオブジェクトの出
力の際に再計算が行われたオブジェクトに対しては行わ
なくてよい。次に中間データ分配手段20の処理を具体
的なオブジェクトを示して説明する。図12はオブジェ
クトの並びを示している図である。オブジェクト10
1、102、103はそれぞれ展開処理手段12a、1
2b、12cで現在処理されているオブジェクトである
とする。
【0056】そして、オブジェクト201〜204はオ
ブジェクトバッファ22にこの順番で並んでいるオブジ
ェクトである。さらに、オブジェクト205はフェッチ
手段21によって次にオブジェクトバッファ22に読み
込まれるオブジェクトであるとする。
【0057】まず、重なり判定手段23はオブジェクト
201に対して、調べるオブジェクトのリストとして、
オブジェクト101、102、103を生成する。そし
て、リストの中の各オブジェクトと重なるか順に調べ
る。その結果、オブジェクト201はオブジェクト10
1と重なることが判明するので、重なり判定手段23は
オブジェクト201のステイタス22bを展開処理不能
とする。
【0058】次に、重なり判定手段23はオブジェクト
202に対して、調べるオブジェクトのリストとして、
オブジェクト101、102、103、201を生成す
る。そして、リストの中の各オブジェクトと重なるか順
に調べる。その結果、オブジェクト202はどのオブジ
ェクトとも重ならないことが判明するので、重なり判定
手段23はオブジェクト202のステイタス22bを展
開処理可能とする。
【0059】同様にして、重なり判定手段23はオブジ
ェクト203に対して、オブジェクト101、102、
103、201、202と重なるか順に調べる。その結
果、オブジェクト203はオブジェクト101と重なる
ことが判明するので、重なり判定手段23はオブジェク
ト203のステイタスを展開処理不能とする。
【0060】同様にして、重なり判定手段23はオブジ
ェクト204に対して、オブジェクト101、102、
103、201、202、203と重なるか順に調べ
る。その結果、オブジェクト204はどのオブジェクト
とも重ならないことが判明するので、重なり判定手段2
3はオブジェクト204のステイタス22bを展開処理
可能とする。
【0061】このようにして、重なり判定手段23はオ
ブジェクトバッファ22内のすべてのオブジェクトに対
してステイタス22bを計算する。次にオブジェクトバ
ッファ22内の状態変化について説明する。図13はオ
ブジェクトバッファ22内の状態変化を示す図である。
(A)が図12で説明した状態、(B)がオブジェクト
202が出力され、オブジェクト205が入力してきた
状態、(C)がオブジェクト204が出力された状態で
ある。
【0062】まず、(A)の状態から展開処理手段12
bでのオブジェクト102の処理が終了したとする。こ
のとき、展開処理手段12bから中間データ分配手段2
0に新しいオブジェクトを要求する命令が伝えられる。
【0063】中間データ分配手段20はオブジェクトバ
ッファ22の中で一番優先度の高いオブジェクト、すな
わちオブジェクト202を出力する。そして、オブジェ
クト202より後ろのオブジェクトは順次繰り上がり、
フェッチ手段21によって取り出した新しいオブジェク
ト205をオブジェクトバッファ22の最後尾に追加す
る。
【0064】最後に、重なり判定手段23はオブジェク
トバッファ22内のステイタス22bが展開処理不能で
あるオブジェクト201、203、および新しくオブジ
ェクトバッファ22に加えられたオブジェクト205に
対して、ステイタス22bを計算する。その結果、オブ
ジェクトバッファ22は(B)に示すようになる。
【0065】次に、展開処理手段12aでのオブジェク
ト101の処理が終了したとする。このとき、中間デー
タ分配手段20はオブジェクトバッファ22の中で一番
優先度の高いオブジェクト204を出力する。そして、
重なり判定手段23はオブジェクトバッファ22内のス
テイタス22bが展開処理不能であるオブジェクト20
1、203、205に対してステイタス22bの再計算
を行う。オブジェクト101の処理が終了したため、オ
ブジェクト201と203が展開処理可能となり、その
結果、オブジェクトバッファ22は(C)に示すように
なる。
【0066】これらの処理を繰り返し、オブジェクトバ
ッファ22内のオブジェクトがすべてなくなり、すべて
の展開処理手段12a〜12cでの処理を終了するまで
実行する。
【0067】以上説明したように、本発明の描画処理装
置では、中間データ分配手段20がオブジェクトの重な
りを調べて、重なりのないオブジェクトから優先順位に
もとづいて、展開処理手段12a〜12nに分配する。
このため、各々の展開処理手段12a〜12nに対して
処理を独立に行うことが可能になる。
【0068】また、展開処理手段12a〜12nがオブ
ジェクトの処理を終了するごとにオブジェクトを中間デ
ータ分配手段20に要求することにより、適切な負荷の
分散を計ることが可能になる。
【0069】次に本発明の描画処理装置の変形例につい
て説明する。図14は描画処理装置の変形例の原理図で
ある。ここで、図1と同じ構成には同一符号を付けて説
明は省略する。
【0070】中間データ生成手段11aは、入力された
印刷データから中間データを生成する。この中間データ
の最少単位はオブジェクトである。変形例では、さらに
各々のオブジェクトの展開処理内容をオブジェクトに付
加する。ここでの展開処理内容とは、例えば図形処理、
文字処理、画像処理といったものが挙げられる。
【0071】中間データ分配手段20aは、中間データ
生成手段11aにより生成された中間データをオブジェ
クト単位で読み出し、現在の展開処理の情報をもとに動
的に優先度を決定し、一番優先度の高いオブジェクトを
分配する。
【0072】オブジェクトバッファ22−1は、オブジ
ェクトを後述の構成可変展開処理手段15a〜15nに
分配する前にあらかじめ先読みし、一時保持するための
バッファであり、優先順位付き待ち行列で構成されてい
る。変形例では、オブジェクトバッファ22−1の項目
としてオブジェクトに対する展開処理内容として後述の
構成データ情報が新たに加わっている。
【0073】優先順位決定手段24aは、現在の構成可
変展開処理手段15a〜15nの展開処理内容をもとに
オブジェクトに対して優先順位を決定する。具体的に
は、空きの発生した展開処理ブロックの展開処理内容と
同一の展開処理内容で処理可能なオブジェクトを優先し
て出力する。
【0074】構成可変展開処理手段15a〜15nは、
展開処理内容にしたがって、展開処理ブロックの再構成
を展開処理ブロック毎に行う。これはFPGA(Field
Programable Gate Array) 等を用いて実現することが可
能である。
【0075】図15は構成可変展開処理手段15aの内
部構成例を示す図である。構成可変展開処理手段15a
では、展開処理ブロック単位で図形処理や画像処理、文
字処理などの処理内容を変更することが可能である。
【0076】図では例えば、構成可変展開処理手段15
a−1は、3つのブロック構成をとり、展開処理ブロッ
クAが画像処理、展開処理ブロックBが図形処理、展開
処理ブロックCが図形処理となっている。
【0077】また、構成可変展開処理手段15a−2で
は、展開処理ブロックAが画像処理、展開処理ブロック
Bが文字処理、展開処理ブロックCが図形処理となって
いる。
【0078】さらに、構成可変展開処理手段15a−3
では、展開処理ブロックA〜Cが画像処理となってい
る。このように構成可変展開処理手段15a〜15nの
それぞれは、内部が複数の展開処理ブロックに分割され
ており、受け取るオブジェクトによって、それら展開処
理ブロックの展開処理処理内容を自由に変更することが
可能である。
【0079】次に本発明の描画処理装置である変形例の
動作についてさらに詳しく説明する。中間データ生成手
段11aは、印刷データを受け取って矩形を基本とする
中間データに変換する。この中間データの最少単位であ
る矩形はオブジェクトである。
【0080】中間データ生成手段11aでは、オブジェ
クトの展開処理内容をオブジェクトに付加して中間デー
タを生成する。中間データ生成手段11aで生成された
オブジェクトは、中間データ分配手段20aで構成可変
展開処理手段15a〜15n内のある展開処理ブロック
に分配される。まず最初に、オブジェクトは中間データ
分配手段20a内のオブジェクトバッファ22−1に先
読みされる。
【0081】重なり判定手段23は各々のオブジェクト
に対して重なり判定を行って中間データの分配を行う。
そして先読みしたオブジェクトの中から一番優先度の高
いオブジェクトを処理の行われていない展開処理ブロッ
クに分配し、そのオブジェクトの展開に必要な展開処理
内容を示す構成データをロードする。
【0082】このときオブジェクトバッファ22−1に
空きが発生するので、中間データ生成手段11aから新
しいオブジェクトを1つとってきて、重なり判定を行
い、優先度を設定する。
【0083】そして、これらのオブジェクトの中から一
番優先度の高いオブジェクトを別の処理の行われていな
い展開処理ブロックに分配する。このような一連の流れ
を続け、すべての展開処理ブロックで展開処理を実行さ
せ、オブジェクトバッファ22−1から出力できるオブ
ジェクトがなくなるまで中間データの分配を行う。
【0084】各々の展開処理ブロックではオブジェクト
を受け取って、それらの展開処理を行い、描画データ記
憶手段13に一時保持する。展開処理ブロックで処理が
行われている矩形領域には重なりがないため、展開処理
ブロックから描画データ記憶手段13への転送は非同期
に行うことが可能である。そして、展開処理が終了する
と、中間データ分配手段20aに新たなオブジェクトの
要求を行う。
【0085】中間データ分配手段20aは、展開処理ブ
ロックから新しいオブジェクトの要求を受けると、優先
順位決定手段24aは展開処理ブロックの現在の展開処
理内容をもとに、オブジェクトバッファ22−1の中の
各オブジェクトの優先度を計算し、一番優先度の高いオ
ブジェクトを出力する。
【0086】ここで、展開処理ブロックでの処理が現在
の展開処理内容で行えるオブジェクトの優先度を高く設
定する。そして、中間データ生成手段11aから新しい
オブジェクトを取ってくる。そして、重なり判定手段2
3で重なり合わせを再計算することにより、オブジェク
トのステイタス22bを再設定する。
【0087】なお、現在展開処理可能であるオブジェク
トが後から加わるオブジェクトによって展開処理不能に
なることはないので、ステイタス22bを再設定するの
は現在展開処理不能のオブジェクトと、新しくオブジェ
クトバッファ22−1に加えられたオブジェクトと、に
対して行えばよい。
【0088】構成可変展開処理手段15a〜15nはオ
ブジェクトを受け取ると、オブジェクトの要求を行った
展開処理ブロックの現在の展開処理内容と、オブジェク
トの処理に必要な展開処理内容が一致しているか調べ
る。一致していれば、オブジェクトを展開処理ブロック
に割当て、処理を実行する。一致していなければ、その
オブジェクトの処理に必要な処理の構成データをロード
し、展開処理ブロックを再構成し、オブジェクトの処理
を実行する。
【0089】すべてのオブジェクトが展開処理ブロック
で処理され、描画データ記憶手段13に蓄積されると、
描画出力手段14は自身の記録速度に応じて1ラインご
とに描画データ記憶手段13から読み出し、描画(印
字)を行う。
【0090】描画出力手段14での印字は、1ページ分
の印刷データが処理されるまで、色毎にあるいは4色同
時に繰り返される。さらに、印刷データが複数ページで
構成される場合は、全ページの出力が終了するまで繰り
返される。次にオブジェクトバッファ22−1について
説明する。図16はオブジェクトバッファ22−1の構
成図である。
【0091】オブジェクトバッファ22−1は4つの要
素からなる優先順位付き待ち行列である。オブジェクト
バッファ22−1の各要素は、オブジェクトID22a
と、ステイタス22bと、構成データ情報22dと、外
接矩形情報22cとから構成される。
【0092】構成データ情報22dは展開処理内容を示
す。例えば、図形処理や画像処理及び文字処理といった
ものである。次に、優先順位決定手段24aについて説
明する。優先度の設定は展開処理ブロックから新しいオ
ブジェクトの要求があると、その展開処理ブロックの現
在の処理内容の情報をもとに動的に行われる。まず、オ
ブジェクトのステイタス22bが展開処理不能の場合は
優先度0である。オブジェクトのステイタス22bが展
開処理可能の場合はオブジェクトの構成データ情報22
dを調べ、以下に示す式によって優先度を決定する。
【0093】
【数3】 C + α T …(3) Cはブロック構成による優先度で、オブジェクトの構成
データが展開処理ブロックと同じ展開処理内容のときは
優先度を例えば15とし、新しい展開処理内容をロード
する必要があるときは優先度を例えば5とする。
【0094】Tは時間による優先度で、オブジェクトが
オブジェクトバッファ22−1にいる時間が長いほど優
先度を高くする。αはTとCとの優先度を調整するため
の係数である。ここでは、新しい展開処理内容をロード
するときの優先度+時間による優先度が、展開処理内容
が同じであるときの優先度である15を上回らないよう
にαを設定する。なお、αの設定は、このほかにもオブ
ジェクトが長い時間オブジェクトバッファ22−1にい
る場合は15を上回るように設定してもよい。
【0095】次に中間データ分配手段20aがオブジェ
クトを出力する際の動作について説明する。図17〜図
18は中間データ分配手段20aがオブジェクトを出力
する際の動作手順を示すフローチャートである。 〔S50〕オブジェクトバッファ22−1の先頭オブジ
ェクトを選択する。 〔S51〕ステイタス22bが展開処理可能かどうかを
判断する。展開処理可能ならばステップS52へ、そう
でなければステップS54へ行く。 〔S52〕解放された展開処理ブロックの構成データで
処理可能かどうかを判断する。展開処理可能ならばステ
ップS54へ、そうでなければステップS53へ行く。 〔S53〕該当するオブジェクトを出力する。 〔S54〕オブジェクトバッファ22−1にまだオブジ
ェクトがあるかどうかを判断する。ある場合はステップ
S55へ、なければステップS56へ行く。 〔S55〕次のオブジェクトを選択する。
【0096】以上説明したように、図17のフローチャ
ートは展開処理ブロックの展開処理内容を考慮して、同
じ構成データで展開処理可能なオブジェクトを検索して
いる。
【0097】すなわち、オブジェクトバッファ22−1
内の各オブジェクトに対し、番号の若い順に優先順位決
定手段24aで優先度を調べ、優先度が15以上であれ
ばこのオブジェクトを出力すればよい。
【0098】また、優先度が15以上のオブジェクトが
あれば、展開処理ブロックは展開処理内容を変更するこ
となく、このオブジェクトを処理することが可能であ
る。次に図18のフローチャートを説明する。 〔S56〕オブジェクトバッファ22−1の先頭オブジ
ェクトを選択する。 〔S57〕ステイタス22bを再計算する。 〔S58〕ステイタス22bが展開処理可能かどうかを
判断する。展開処理可能ならばステップS59へ、そう
でなければステップS60へ行く。 〔S59〕該当するオブジェクトを出力する。 〔S60〕オブジェクトバッファ22−1にまだオブジ
ェクトがあるかどうかを判断する。ある場合はステップ
S61へ、なければステップS62へ行く。 〔S61〕次のオブジェクトを選択する。
【0099】以上説明したように、図18は優先度15
以上のオブジェクトがない場合、現在のステイタス22
bが優先度の一番高いオブジェクトを出力するフローチ
ャートである。これには、オブジェクトバッファ22−
1内の各オブジェクトに対し番号の若い順にステイタス
22bをチェックし、ステイタス22bが展開処理不能
であれば次のオブジェクトに進み、ステイタス22bが
展開処理可能であればこのオブジェクトを出力すればよ
い。次に図19のフローチャートを説明する。〔S6
2〕オブジェクトバッファ22−1の先頭オブジェクト
を選択する。 〔S63〕ステイタス22bを再計算する。 〔S64〕ステイタス22bが展開処理可能かどうかを
判断する。展開処理可能ならばステップS65へ、そう
でなければステップS66へ行く。 〔S65〕該当するオブジェクトを出力する。 〔S66〕オブジェクトバッファ22−1にまだオブジ
ェクトがあるかどうかを判断する。ある場合はステップ
S67へ、なければ終了する。 〔S67〕次のオブジェクトを選択する。
【0100】以上説明したように、図19はオブジェク
トバッファ22−1のステイタス22bをアップデート
し、優先度が一番高いオブジェクトを出力するフローチ
ャートである。なお、どのオブジェクトのステイタス2
2bも展開処理不能の場合では、今展開を終了したオブ
ジェクトによって、これらのオブジェクトのうちいずれ
かが展開処理可能となる。
【0101】これには、オブジェクトバッファ22−1
内の各オブジェクトに対し、番号の若い順に重なり判定
手段23を用いてステイタス22bを再計算し、オブジ
ェクトが展開処理可能となるかを調べればよい。
【0102】また、ステイタス22bが依然展開処理不
能であれば、次のオブジェクトに進む。ステイタス22
bが展開処理可能となれば、このオブジェクトを出力す
る。それでもすべてのオブジェクトが展開処理不能であ
る場合は、現在展開中のオブジェクトにより展開処理が
不能となっていることを意味するので、オブジェクトバ
ッファ22−1は何も出力しない。
【0103】ここで、オブジェクトの出力についてさら
に詳しく説明する。オブジェクトバッファ22−1が1
つのオブジェクトを選択して展開処理ブロックに出力し
た場合、オブジェクトバッファ22−1に空きが発生す
る。このとき、空きが発生した箇所より後ろのオブジェ
クトを順次繰り上げ、オブジェクトバッファ22−1の
最後尾に空きを移動させる。
【0104】そして、フェッチ手段21によって新たな
オブジェクトを取り出し、これを最後尾に追加する。最
後に、重なり判定手段23はオブジェクトバッファ22
−1内のステイタス22bが展開処理不能であるオブジ
ェクト、および新しくオブジェクトバッファ22−1に
加えられたオブジェクトに対して、ステイタス22bを
計算する。
【0105】なお、この計算はすでにオブジェクトの出
力の際に再計算が行われたオブジェクトに対しては行わ
なくてよい。次に構成可変展開処理手段15a〜15n
について説明する。図20は中間データ分配手段20a
と構成可変展開処理手段15aとの内部構成を示す図で
ある。
【0106】オブジェクト割当て手段15−1は、いず
れかの展開処理ブロックA〜Cでの処理が終了すると、
中間データ分配手段20aにオブジェクトの要求を行
う。このとき、展開処理ブロックA〜Cの展開処理内容
情報も同時に転送する。そして、中間データ分配手段2
0aからオブジェクトが入力されると、そのオブジェク
トを要求のあった展開処理ブロックA〜Cに割り当て
る。
【0107】再構成制御手段15−3は、複数から構成
される展開処理ブロックA〜Cの展開処理内容を示す構
成データを管理する。処理の終了した展開処理ブロック
A〜Cに割当てられるオブジェクトが現在の展開処理ブ
ロックA〜Cの構成データと別の構成データを必要とす
る場合、再構成制御手段15−3は構成データ記憶手段
15−2からその構成データを取り出し、展開処理ブロ
ックA〜Cにロードする。
【0108】次に中間データ分配手段20aの処理を具
体的なオブジェクトを示して説明する。図21はオブジ
ェクトの並びを示している図である。オブジェクト30
1、302、303はそれぞれ構成可変展開処理手段1
5a内の展開処理ブロックA、展開処理ブロックB、展
開処理ブロックCで現在処理中のオブジェクトであると
する。そして、オブジェクト401、402、403、
404はオブジェクトバッファ22−1にこの順番で並
んでいるオブジェクトであるとする。さらに、オブジェ
クト405はフェッチ手段21によって次にオブジェク
トバッファ22−1に読み込まれるオブジェクトであ
る。
【0109】ここで、オブジェクト301、402は画
像オブジェクト、オブジェクト302、401、404
は図形オブジェクト、オブジェクト303、403、4
05は文字オブジェクトである。
【0110】まず、重なり判定手段23はオブジェクト
バッファの各オブジェクトに対して重なり合わせを判定
し、その結果をオブジェクトバッファ22のステイタス
22bに格納する。その結果、オブジェクト401はオ
ブジェクト301と重なるのでオブジェクト401のス
テイタス22bは展開処理不能、オブジェクト402は
それ以前のオブジェクトと重ならないので、オブジェク
ト402のステイタス22bは展開処理可能、オブジェ
クト403はオブジェクト301と重なるのでオブジェ
クト403のステイタス22bは展開処理不能、オブジ
ェクト404はそれ以前のオブジェクトと重ならないの
でオブジェクト404のステイタス22bは展開処理可
能となる。
【0111】次にオブジェクトバッファ22−1内の状
態変化について説明する。図22、図23はオブジェク
トバッファ22−1内の状態変化を示す図である。
(A)が図21で説明した状態、(B)がオブジェクト
404が出力され、オブジェクト405が入力してきた
状態、(C)がオブジェクト402が出力された状態、
(D)がオブジェクト401が出力された状態である。
【0112】まず、(A)の状態から展開処理ブロック
Bでのオブジェクト302の処理が終了したとする。こ
のとき、オブジェクト割当て手段15−1から中間デー
タ分配手段20aに新しいオブジェクトを要求する命令
と、展開処理ブロックBでの構成データが図形処理であ
ることが伝えられる。
【0113】優先順位決定手段24aは構成データが図
形処理であることを考慮に優先度を定める。オブジェク
ト401とオブジェクト404が図形処理のオブジェク
トであるが、オブジェクト401は展開処理不能である
ため、結果として中間データ分配手段20aはオブジェ
クト404を出力する。
【0114】出力するオブジェクトが展開処理ブロック
Bの回路で処理可能なため、構成データのロードは必要
ない。そして、フェッチ手段21によって新しいオブジ
ェクト405を取り出しオブジェクトバッファ22−1
の最後尾に追加する。
【0115】重なり判定手段23はオブジェクトバッフ
ァ22−1内のステイタス22bが展開処理不能である
オブジェクト401、403、および新しくオブジェク
トバッファ22−1に加えられたオブジェクト405に
対して、ステイタス22bを計算する。その結果、オブ
ジェクトバッファ22−1は(B)に示すようになる。
【0116】次に展開処理ブロックCでのオブジェクト
303の処理が終了したとする。このときオブジェクト
割当て手段15−1から中間データ分配手段20aに新
しいオブジェクトを要求する命令と、展開処理ブロック
Cでの構成データが文字処理であることが伝えられる。
【0117】優先順位決定手段24aは構成データが文
字処理であることを考慮に優先度を定めるが、文字処理
でかつ展開処理可能であるオブジェクトが存在しないの
で、中間データ分配手段20aはオブジェクト402を
出力する。
【0118】このとき、展開処理ブロックCでの構成デ
ータとオブジェクトの処理に必要な構成データが異なる
ため、再構成制御手段15−3は画像処理の構成データ
を構成データ記憶手段15−2から取り出し、展開処理
ブロックCにロードする。
【0119】そして、重なり判定手段23はオブジェク
トバッファ22−1内のステイタス22bが展開処理不
能であるオブジェクト401、403、405に対し
て、ステイタス22bを計算する。その結果、オブジェ
クトバッファ22−1は(C)に示すようになる。
【0120】次に、展開処理ブロックAでのオブジェク
ト301の処理が終了したとする。このとき、オブジェ
クト割当て手段15−1から中間データ分配手段20a
に新しいオブジェクトを要求する命令と、展開処理ブロ
ックAでの構成データが画像処理であることが伝えられ
る。優先順位決定手段24aは構成データが画像処理で
あることを考慮に優先度を定めるが、画像処理であるオ
ブジェクトはなく、さらに展開処理可能であるオブジェ
クトも存在しないので、重なり判定手段23はオブジェ
クトバッファ22−1内のステイタス22bが展開処理
不能であるオブジェクト401、403、405に対し
て、ステイタス22bを再計算する。
【0121】その結果、これまでオブジェクト301に
より展開処理不能であったオブジェクト401が展開処
理可能となるため、中間データ分配手段20aはオブジ
ェクト401を出力する。このとき、展開処理ブロック
Aでの構成データとオブジェクトの処理に必要な構成デ
ータが異なるため、再構成制御手段15−3は図形処理
の構成データを構成データ記憶手段15−2から取り出
し、展開処理ブロックAにロードする。その結果、オブ
ジェクトバッファ22−1は(D)に示すようになる。
【0122】これらの処理を繰り返し、オブジェクトバ
ッファ22−1のオブジェクトがすべてなくなり、すべ
ての展開処理ブロックでの処理を終了するまで実行す
る。以上説明したように、本発明の描画処理装置の変形
例は、オブジェクトの重なりを調べる。そして、重なり
のないオブジェクトであり、かつ展開処理ブロックの展
開処理内容と同じ処理が可能なオブジェクトを優先して
展開処理ブロックに分配する構成とした。
【0123】これにより各々の構成可変展開処理手段1
5a〜15nでの処理を独立に行うことができるととも
に、展開処理ブロックの展開処理内容を示す構成データ
の書換えを減らすことが可能になる。
【0124】また、展開処理ブロックがオブジェクトの
処理を終了するごとにオブジェクトを中間データ分配手
段20aに要求することにより、適切な負荷の分散を計
ることが可能になる。
【0125】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の描画処理
装置は、中間データの重なりを判定して、重なる領域の
ない中間データから優先順位にもとづいて展開処理して
描画する構成とした。これにより、重なりの上下関係を
誤ることなく、複数ある展開処理手段に対して、順次に
中間データを割り当てることができるので、効率のよい
描画処理を行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の描画処理装置の原理図である。
【図2】本発明の描画処理装置の概略動作手順を示すフ
ローチャートである。
【図3】中間データ分配手段の内部構成を示す図であ
る。
【図4】優先順位付き待ち行列の概念を示す図である。
(A)はFが入力された状態、(B)はGが入力された
状態、(C)はHが入力された状態である。
【図5】中間データ生成手段の内部構成図である。
【図6】2つのオブジェクトの重なり判定を行う際の概
念を示す図である。
【図7】2つのオブジェクトの重なり判定を行う際の概
念を示す図である。
【図8】重なり判定手段の動作手順を示すフローチャー
トである。
【図9】オブジェクトバッファの構成を示す図である。
【図10】中間データ分配手段がオブジェクトを出力す
る際の動作手順を示すフローチャートである。
【図11】中間データ分配手段がオブジェクトを出力す
る際の動作手順を示すフローチャートである。
【図12】オブジェクトの並びを示している図である。
【図13】オブジェクトバッファ内の状態変化を示す図
である。(A)は図12で説明した状態、(B)はオブ
ジェクト202が出力され、オブジェクト205が入力
してきた状態、(C)はオブジェクト204が出力され
た状態である。
【図14】描画処理装置の変形例の原理図である。
【図15】構成可変展開処理手段の内部構成例を示す図
である。
【図16】オブジェクトの構成図である。
【図17】中間データ分配手段がオブジェクトを出力す
る際の動作手順を示すフローチャートである。
【図18】中間データ分配手段がオブジェクトを出力す
る際の動作手順を示すフローチャートである。
【図19】中間データ分配手段がオブジェクトを出力す
る際の動作手順を示すフローチャートである。
【図20】中間データ分配手段と構成可変展開処理手段
との内部構成を示す図である。
【図21】オブジェクトの並びを示している図である。
【図22】オブジェクトバッファ内の状態変化を示す図
である。(A)は図21で説明した状態、(B)はオブ
ジェクト404が出力され、オブジェクト405が入力
してきた状態である。
【図23】オブジェクトバッファ内の状態変化を示す図
である。(C)はオブジェクト402が出力された状
態、(D)はオブジェクト401が出力された状態であ
る。
【符号の説明】
11 中間データ生成手段 12a〜12n 展開処理手段 13 描画データ記憶手段 14 描画出力手段 20 中間データ分配手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも文字、図形、または画像のい
    ずれかを有し、描画命令で記述されている印刷データを
    入力として描画処理を行う描画処理装置において、 描画出力可能なデータ構造より抽象度が高く、少なくと
    も1種類の基本図形を含む形式で表現される中間データ
    を前記印刷データから生成する中間データ生成手段と、 前記中間データを描画出力可能なデータ構造を持つ描画
    データに展開処理する複数の展開処理手段と、 前記中間データが未展開処理の前記中間データと重なる
    領域があるかどうかを判定し、重なる領域のない前記中
    間データから優先順位にもとづいて、前記展開処理手段
    へ分配する中間データ分配手段と、 前記描画データを記憶する描画データ記憶手段と、 記憶された前記描画データを描画出力する描画出力手段
    と、 を有することを特徴とする描画処理装置。
  2. 【請求項2】 前記中間データ生成手段は、ページ記述
    言語で記述された前記印刷データから前記中間データを
    生成することを特徴とする請求項1記載の描画処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記中間データ分配手段は、前記中間デ
    ータの最小単位であるオブジェクト毎に前記中間データ
    を前記中間データ生成手段から取り出すフェッチ手段
    と、前記オブジェクトを保持するオブジェクトバッファ
    と、前記中間データが未展開処理の前記中間データと重
    なる領域があるかどうかを判定する重なり判定手段と、
    前記優先順位を決定する優先順位決定手段と、から構成
    されることを特徴とする請求項1記載の描画処理装置。
  4. 【請求項4】 前記重なり判定手段は、2つの前記中間
    データの外接矩形の座標が(x1,y1,x2,y2)
    と(X1,Y1,X2,Y2)であるならば、x1≦X
    2かつy1≦Y2かつx2≧X1かつy2≧Y1を満た
    す場合に、2つの前記中間データは重なっていると判定
    することを特徴とする請求項3記載の描画処理装置。
  5. 【請求項5】 前記優先順位決定手段は、前記中間デー
    タが未展開処理の前記中間データと重なる領域がなく、
    かつ待ち行列にいる時間が長いほど優先度を高く設定す
    ることを特徴とする請求項3記載の描画処理装置。
  6. 【請求項6】 前記展開処理手段は、複数の展開処理ブ
    ロックで構成され、受け取る前記中間データの種類によ
    って、前記展開処理ブロックの展開処理内容の再構成を
    行うことを特徴とする請求項1記載の描画処理装置。
  7. 【請求項7】 前記優先順位決定手段は、空きの発生し
    た前記展開処理ブロックの展開処理内容と同一の展開処
    理内容で処理可能な前記オブジェクトを優先して前記展
    開処理手段に出力することを特徴とする請求項6記載の
    描画処理装置。
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