JP4720509B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置によるカラー画像形成の信頼性を高めるための技術に関する。
いわゆるタンデム型の画像形成装置(例えば、特許文献1参照)においては、コントローラがカラー画像データをY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)およびK(ブラック)の各色に分解されたビットマップデータを生成し、これを各色に対応した画像形成ユニットに供給して画像を形成するのが一般的である。この場合、画像形成ユニットは各色で独立の構成となっており、それぞれが所定の間隔を有して設けられている。また、コントローラが各色のビットマップデータを供給するタイミングは同一ではなく、各ユニットの間隔に応じた時間差を有している。そのため、コントローラは、画像形成ユニットが画像を形成するタイミングに応じてビットマップデータの供給を遅延させるためのメモリ等の機構を有している。
特許第3704970号公報
このような画像形成装置においては、ビットマップデータのメモリへの書き込みや読み出しに伴うエラーや、コントローラと画像形成ユニットを接続するケーブルの配線ミスなどといった不具合によって、本来形成すべきページとは異なるページのビットマップデータや、本来形成すべき色とは異なる色のビットマップデータが画像形成ユニットに供給されることがある。このような不具合が生じた場合には、特定の色だけ別ページの画像や、カラー画像データとはまったく色味の異なる画像(以下、これらの画像を「エラー画像」という。)が形成されてしまうため、記録用紙が無駄になるばかりでなく、画像形成装置の信頼性を著しく損ねることとなる。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、画像形成装置内部の不具合に起因するエラー画像の発生を抑制することを可能にする技術を提供することにある。
上述の目的を達成するために、本発明は、記録材に形成されるカラー画像を表すカラー画像データを構成する複数の色データであって、それぞれが同一のカラー画像の異なる色の画像を表す複数の色データを、前記カラー画像を特定するための識別データと対応付けて供給する供給手段と、前記供給手段により前記複数の色データのいずれかをそれぞれ供給されて、当該色データが表す像を像担持体(例えば、感光体)に形成する複数の像形成手段と、前記複数の像形成手段により像担持体に形成された複数の像が単一の画像となるように、当該複数の像を転写体(例えば、記録や中間転写ベルト)の所定の位置に転写する転写手段と、前記供給手段により前記像形成手段のそれぞれに供給される色データに対応する前記識別データを参照することにより、前記供給手段により供給される各色の色データが同一のカラー画像データを構成する色データであるか否かを判断する検証手段とを備える画像形成装置を提供する。
また、本発明において、前記識別データは、前記色データを特定するための色情報を含み、前記検証手段は、前記識別データの前記色情報を参照することにより、前記像形成手段のそれぞれに供給された色データの色が当該像形成手段により形成される像の色であるか否かを判断する構成であると、より好適である
このような画像形成装置によれば、識別データを参照することで各色の色データを検証することができるので、エラー画像が形成されることを未然に回避することが可能となる。なお、この画像形成装置において、「像」とは不可視の像(静電潜像等)のことであってもよいし、可視の像(トナー像等)のことであってもよい。
また、本発明において、前記色データは、前記記録材のあらかじめ決められた余白部分に相当するデータ領域を有し、前記供給手段は、前記余白部分に相当するデータ領域にその色データに対応する識別データを書き込む書込手段を備える構成であると、より好適である。このようにすれば、色データと識別データとが一体不可分に構成されるので、データの検証をより確実に行うことが可能となる。
また、本発明において、前記供給手段により供給される色データのいずれかが同一のカラー画像データを構成する色データでないと前記検証手段が判断した場合や、前記像形成手段のいずれかに供給された色データの色が当該像形成手段により形成される像の色でないと前記検証手段が判断した場合、すなわち、そのまま画像形成を行うとエラー画像が形成されてしまうような場合には、記録に画像が形成されるのを禁止することが望ましい。具体的には、例えば、前記像形成手段による像の形成を禁止したり、前記転写手段による像の転写を禁止する手段を設けることが望ましい。このようにすれば、記録を無駄に消費することを抑制することが可能となる。
なお、上述のような場合には、画像形成を禁止することに加え、ユーザにその旨を通知するのも有効である。また、ユーザに通知を行った後に、その後に行う処理をユーザに選択させてもよい。
以下では、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。ここでは、本発明の実施の一態様として、用紙搬送ベルトを備えたいわゆるタンデム型の電子写真方式のプリンタ(画像形成装置)を例示して説明する。ただし、以下の説明は、本発明の実施をかかる態様に限定する趣旨ではない。
[構成]
図1は、本発明の一実施形態である画像形成装置1の全体構成を機能的に示した機能ブロック図である。同図に示すように、画像形成装置1の構成は、コントローラ10とIOT(Image Output Terminal)20とに大別される。コントローラ10はプリントジョブを受け取ってY、M、C、K各色のビットマップデータ(以下「色データ」ともいう。)を生成するものであり、IOT20はコントローラ10によって生成された色データに応じた画像をシート状の記録材(以下「記録用紙」という。)に形成するものである。以下、それぞれの構成を詳細に説明する。
コントローラ10は、ジョブ入力部11と、ラスタライズ部12と、色データ記憶部13Y、13M、13C、13Kと、色データ出力部14Y、14M、14C、14Kと、コマンド指示部15としての機能を実現する。ジョブ入力部11は、ユーザが操作する図示せぬコンピュータからプリントジョブを受信する機能を有する。ここでプリントジョブとは、1または複数の画像データからなる画像形成を行う旨の指示である。なお、本実施形態においては、画像データとは所定のページ記述言語により記述された複数色の画像データ(カラー画像データ)であるとする。
ラスタライズ部12は、プリントジョブに含まれる画像データにいわゆるRIP(Raster Image Processor)処理を実行し、画像データを表すY、M、C、K各色のビットマップデータ(色データ)を生成する機能を有する。本実施形態のラスタライズ部12は、RIP処理をプログラムにより実現するいわゆるソフトウェアRIPである。また、ラスタライズ部12は、RIP処理を行う際に各色の色データに対応する識別データを生成する機能を有する。ここで識別データとは、各々の色データの色やページを特定するためのデータであり、本実施形態では16ビットのデータ容量を有している。色データ記憶部13Y、13M、13C、13Kは、それぞれ、ラスタライズ部12により生成された色データを一時的に記憶する機能を有する。
ここで、本実施形態における識別データのデータ構造を図2に示す。同図に示すように、識別データDは、ページ情報を記述するための記憶領域Daと色情報を記述するための記憶領域Dbとを有している。ページ情報は識別データDの上位12ビットを占めており、画像データを特定するIDとして機能する。すなわち、同一の画像データから生成された色データには同一のページ情報が付与されるということである。また、色情報は識別データDの下位4ビットを占めており、それぞれの色データの色を一意的に特定する。
ここで、画像データと色データの関係と、それぞれの色データに対応する識別データを、図3の模式図を例示して説明する。いま、iページ目の画像データと、それに続く(i+1)ページ目の画像データがあるとする。なお、ここにおいて、ページ数はある時点(例えば、電源投入時や所定の間隔で決められた日時)からカウントされる数値であり、「0」から1ページ毎に「1」ずつ増加するものとする。ラスタライズ部12は、それぞれの画像データからY、M、C、K各色の色データY、M、C、KおよびYi+1、Mi+1、Ci+1、Ki+1を生成すると同時に、これらの色データに対応する識別データDiY、DiM、DiC、DiKおよびD(i+1)Y、D(i+1)M、D(i+1)C、D(i+1)Kを生成する。
生成された識別データDiY、DiM、DiC、DiKのページ情報は、いずれも「000000000011」である。また、識別データDiY、DiM、DiC、DiKの色情報は、それぞれ、「0000」、「0001」、「0010」、「0011」というように、色毎に異なっている。つまり、ここにおいて、「0000」はY、「0001」はM、「0010」はC、「0011」はKに相当する色情報ということである。
一方、生成された識別データD(i+1)Y、D(i+1)M、D(i+1)C、D(i+1)Kのページ情報は、いずれも「000000000100」であり、上述の識別データDiY、DiM、DiC、DiKのページ情報よりも「1」だけ増加した値となっている。また、識別データD(i+1)Y、D(i+1)M、D(i+1)C、D(i+1)Kの色情報は、上述の識別データDiY、DiM、DiC、DiKの色情報と同様に色毎に異なっているものの、それぞれの色に対応する色情報はいずれのページにおいても不変となっている。
ここで図1に示す構成の説明に戻る。色データ出力部14Y、14M、14C、14Kは、それぞれ、色データ記憶部13Y、13M、13C、13Kに記憶された色データを所定のタイミングでIOT20に供給する機能を有する。コマンド指示部15は、ジョブ入力部11に入力されたプリントジョブに基づいて、画像を形成させる命令であるプリントコマンドをIOT20に供給する機能を有する。
コントローラ10が実現する機能は以上の通りである。なお、コントローラ10のハードウェア構成は、図4のブロック図のようになっている。同図に示すように、コントローラ10は、CPU(Central Processing Unit)101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103と、HDD(Hard Disk Drive)104と、通信IF(InterFace)105とを備えており、上述の各機能はこれらによって実現されている。例えば、ジョブ入力部11は通信IF105により実現され、ラスタライズ部12はCPU101がROM102に記憶されたプログラムを実行することにより実現され、色データ記憶部13Y、13M、13C、13KはRAM103により実現される。
続いて、IOT20の構成を説明する。IOT20は、マスタメカコン21と、スレーブメカコン22Y、22M、22C、22Kと、画像形成部23としての機能を実現する。このうち、画像形成部23には、画像形成ユニット23Y、23M、23Cおよび23Kが含まれる。なお、「メカコン」とは、「メカコントローラ」を省略して記載したものである。
マスタメカコン21とスレーブメカコン22Y、22M、22C、22Kは、それぞれ、CPUやROM、RAM等を有しており、IOT20の機械的な動作を制御する機能を有する。マスタメカコン21がIOT20の全体的な制御を行うものであるのに対して、スレーブメカコン22Y、22M、22C、22Kは各色の画像形成ユニットに特化した制御を行うものである。マスタメカコン21はコマンド指示部15から供給されたプリントコマンドを受信し、画像形成を行うための制御信号をスレーブメカコン22Y、22M、22C、22Kおよび画像形成部23に供給する。
スレーブメカコン22Y、22M、22C、22Kは、それぞれ、色データの供給を受けるための信号である要求信号をコントローラ10に送信し、この要求信号に応じた色データを色データ出力部14Y、14M、14C、14Kから受信する。そして、スレーブメカコン22Y、22M、22C、22Kは、各色の色データに応じた各種のパラメータを画像形成ユニット23Y、23M、23C、23Kに供給する。なお、各々の要求信号が送信されるタイミングは、IOT20の構成、具体的には、画像形成ユニット23Y、23M、23C、23Kにおける転写位置の間隔に基づいて決定される。
画像形成部23は、スレーブメカコン22Y、22M、22C、22Kにより供給された色データに応じた画像を記録用紙に形成する機能を有する。画像形成部23の機械的構成は、図5のようになっている。同図に示すように、画像形成部23は、画像形成ユニット23Y、23M、23C、23Kと、用紙搬送ベルト236と、複数の張架ロール237と、定着器238とを備える。なお、同図に破線で示した矢印は、記録用紙の搬送経路を示している。
ここで図6は、画像形成ユニットの構成をより詳細に示した図である。なお、画像形成ユニット23Y、23M、23C、23Kは、画像形成に用いるトナーの色が異なるのみであって、それぞれの構成自体はほぼ同様である。そこで、ここでは画像形成ユニットを1つのみ示す。
図6に示すように、画像形成ユニット23Y、23M、23C、23Kは、感光体ドラム231と、帯電器232と、露光装置233と、現像器234と、転写ロール235とをそれぞれ備える。感光体ドラム231は電荷発生層や電荷輸送層を有する像担持体であり、図中の矢印Aの方向に回転される。帯電器232は帯電ローラを備えており、感光体ドラム231表面を一様に帯電させる。露光装置233はレーザダイオードにより感光体ドラム231に光を照射し、その表面に所定の電位の静電潜像を形成する。現像器234はY、M、CまたはKのいずれかのトナーを収容し、感光体ドラム231表面との間に所定の電位差(現像バイアス)を生じさせる。トナーはこの電位差によって感光体ドラム231表面に形成された静電潜像に付着し、感光体ドラム231表面にはトナー像が形成される。転写ロール235は、用紙搬送ベルト236が感光体ドラム231と対向する位置において所定の電位差(転写バイアス)を生じさせ、この電位差によって用紙搬送ベルト236に搬送される記録用紙にトナー像を転写させる。なお、露光装置233における露光量、現像器234における現像バイアス、転写ロール235における転写バイアスといった各種のパラメータは、スレーブメカコン22Y、22M、22C、22Kが色データに応じて供給するものである。
用紙搬送ベルト236は無端のベルト部材であり、複数の張架ロール237に張架される。張架ロール237の少なくとも1つは駆動部を有しており、用紙搬送ベルト236を図中の矢印Bの方向に回転させる。これにより用紙搬送ベルト236は記録用紙をその回転方向に移動させ、画像形成ユニット23Y、23M、23C、23Kにより形成されるトナー像が一の画像となるように順次転写される。定着器238はトナー像が転写された記録用紙を加熱および加圧し、記録用紙表面のトナー像を定着させる。
[動作]
以上の構成のもと、画像形成装置1は、ジョブ入力部11に入力されたプリントジョブを解釈してY、M、C、K各色の色データを生成し、この色データが表す画像を記録用紙に形成する。このような一連の画像形成処理において、画像形成装置1は、画像形成ユニット23Y、23M、23C、23Kに供給される各色の色データが正当なものであるか否かを検証する処理を行い、色データが不正である場合、すなわちそのまま画像形成を行うとエラー画像が形成されてしまうような場合には、画像が記録用紙に形成されるのを禁止する処理を行う。以下では、これらの具体的な動作について、フローチャートを示しながら説明する。
図7は、画像形成装置1のコントローラ10が行う処理を示したフローチャートである。同図に沿って説明すると、はじめにコントローラ10の制御部101は、通信IF105を介してプリントジョブを入力する(ステップSa1)。続いて、制御部101はROM102に記憶されたプログラムを実行することによりRIP処理を実行し、Y、M、C、K各色の色データを生成する(ステップSa2)。また、制御部101はこれらの色データに対応する識別データを生成し、これを色データのあらかじめ決められた位置に書き込む(ステップSa3)。
識別データを書き込む位置は、画像データの辺に相当する位置であり、例えば、画像データの最初のラインや最後のラインに相当する位置である。電子写真方式の画像形成装置においては、一般に、記録用紙の端部、すなわち4辺およびその近傍には余白領域が設けられている。これは、記録用紙の端部にまでトナー像を形成すると、定着プロセスにおいて溶融したトナーが記録用紙からはみ出し、定着器238等を汚してディフェクト(画質欠陥)の原因となるからである。そこで制御部101は、画像データにおいてこの余白領域に相当するデータ領域のデータを識別データに置き換える。なお、識別データのデータ容量は小さい(16ビット)ため、これに相当する余白領域はごく僅かであり、数mm四方ないしはそれ以下である。
各色の色データに識別データを書き込んだら、制御部101はこれをRAM103に記憶させ、IOT20から送信される要求信号を待機する(ステップSa4)。要求信号が送信されてきたら(ステップSa4;YES)、制御部101はこの要求信号に応じた色データをIOT20に供給する(ステップSa5)。画像形成装置1がコントローラ10側において行う処理は以上である。続いて、色データを供給された後にIOT20が行う処理について説明する。
図8は、画像形成装置1のIOT20が行う処理を示したフローチャートである。同図に沿って説明すると、はじめにIOT20のスレーブメカコン22Y、22M、22C、22Kは、それぞれに供給された色データから識別データを抽出する(ステップSb1)。なお、識別データが抽出されたら、スレーブメカコン22Y、22M、22C、22Kは識別データの書き込まれていたデータ領域の値をクリアし、その位置に何も画像が形成されないようにする。
次に、スレーブメカコン22Y、22M、22C、22Kは、それぞれに供給された色データに対応する識別データに含まれる色情報が、自機に割り当てられている値と一致するか否かを判断する(ステップSb2)。具体的には、スレーブメカコン22Yは、色情報が「0000」であるか否かを判断する。同様に、スレーブメカコン22M、22C、22Kは、それぞれ、色情報が「0001」、「0010」、「0011」であるか否かを判断する。
識別データの色情報が全て正当である場合、すなわち識別データの色情報が自機に割り当てられている値と一致する場合には(ステップSb2;YES)、スレーブメカコン22Y、22M、22C、22Kはマスタメカコン21に識別データを供給し、マスタメカコン21はこの識別データに含まれるページ情報が同一であるか否かを判断する(ステップSb3)。そして、識別データのページ情報が全て同一であれば(ステップSb3;YES)、マスタメカコン21は画像形成部23にトナー像の形成を行わせる旨の命令をスレーブメカコン22Y、22M、22C、22Kに供給し、画像形成部23によるトナー像の形成が実行される(ステップSb4)。
一方、識別データの色情報が1つでも正当でない場合や(ステップSb2;NO)、識別データのページ情報が1つでも異なる場合には(ステップSb3;NO)、このまま画像形成を行うとエラー画像が形成されてしまうことを意味しているので、マスタメカコン21はステップSb4の処理をスキップし、画像形成部23によるトナー像の形成が行われないようにする。具体的には、例えば、スレーブメカコン22Y、22M、22C、22Kに一時的に記憶されている色データを削除する処理を行う。
以上のように、本実施形態の画像形成装置1は、色データの検証を行い、何らかの異常があると判断された場合には、その色データを用いた画像形成を行わせないように制御することが可能となっている。そのため、この画像形成装置1によれば、エラー画像が形成されることを未然に回避することが可能である。また、この画像形成装置1によれば、色データのデータフローの最上流に位置するラスタライズ部12で生成された識別データを、その最下流に位置するスレーブメカコン22Y、22M、22C、22Kにおいて検証するため、色データの転送にまつわる多くの不具合に対応可能であり、より信頼性の高い検証を行うことが可能となっている。
[変形例]
なお、本発明は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、種々の態様にて実施することが可能である。本発明においては、例えば、上述した実施形態に対して以下のような変形を適用することができる。なお、これらの変形は、各々を適宜に組み合わせることも可能である。
上述の実施形態は、識別データを色データに埋め込む態様であったが、識別データは色データとの対応付けがなされていれば足りるので、色データに直接埋め込まれている必要はない。例えば、ラスタライズ部が色データとそれに対応する識別データとを色データ出力部に供給し、色データ出力部はそれぞれのデータを別個の論理的IFを介してスレーブメカコンに出力するように構成しても、色データの正当性を検証することができる。また、色データをヘッダ情報のようにして識別データに埋め込んでもよい。
また、上述の実施形態においては、色データが正当でないと判断された場合には、画像形成を禁止すると説明したが、このとき、色データが正当でない旨をユーザに視覚的ないし聴覚的に通知する構成としてもよい。この通知手段の具体的な構成としては、例えば、通信IFを介してユーザのコンピュータに通知するものが考えられる。また、画像形成装置がタッチパネル等の表示装置を備える構成であれば、ここに表示させてもよい。
また、上述の実施形態においては、識別データのデータ構造は図2に示したフォーマットであると説明したが、識別データのデータ構造は、もちろん、この限りではない。例えば色情報は、トナーの色がY、M、C、Kの4色であれば、最小2ビットで構成することが可能である。また、ページ情報のビット数は12ビットよりも多くても少なくてもよいが、ページ情報のビット数があまりにも小さいと、同一のページ情報が異なる色データに割り当てられてしまうおそれがあるため、好ましくない。
なお、識別データは、色情報とページ情報のいずれかを有していれば、一定の効果を奏し得る。すなわち色データは、色情報のみ、あるいはページ情報のみの構造であってもよい。このような場合には、図8に示した処理は、ステップSb2またはSb3のいずれかのステップを省略すればよい。
また、上述した画像形成装置1の構成は、適宜に変形することができる。例えば、上述の実施形態は画像データがページ記述言語により記述されたものであることを前提とした構成であったが、画像データはスキャナ等の画像読取装置によって入力されるものであってもよい。また、上述の画像形成装置1は用紙搬送ベルト236を備える構成であったが、これに代えて、各色のトナー像が重ねて転写されるいわゆる中間転写ベルトを備える構成としてもよい。
本発明の一実施形態である画像形成装置の全体構成を機能的に示した機能ブロック図である。 同実施形態における識別データのデータ構造を示した図である。 同実施形態における画像データと色データの関係と、それぞれの色データに対応する識別データを例示した図である。 同実施形態の画像形成装置が備えるコントローラのハードウェア構成を示したブロック図である。 同実施形態の画像形成装置が備える画像形成部の構成を示した図である。 同実施形態の画像形成装置が備える画像形成ユニットの構成を示した図である。 同実施形態の画像形成装置が行う処理を示したフローチャートである。 同実施形態の画像形成装置が行う処理を示したフローチャートである。
符号の説明
1…画像形成装置、10…コントローラ、101…CPU、102…ROM、103…RAM、104…HDD、105…通信IF、11…ジョブ入力部、12…ラスタライズ部、13Y、13M、13C、13K…色データ記憶部、14Y、14M、14C、14K…色データ出力部、15…コマンド指示部、20…IOT、21…マスタメカコン、22Y、22M、22C、22K…スレーブメカコン、23…画像形成部、23Y、23M、23C、23K…画像形成ユニット、231…感光体ドラム、232…帯電器、233…露光装置、234…現像器、235…転写ロール、236…用紙搬送ベルト、237…張架ロール、238…定着器

Claims (9)

  1. 記録材に形成されるカラー画像を表すカラー画像データを構成する複数の色データであって、それぞれが同一のカラー画像の異なる色の画像を表す複数の色データを、前記カラー画像を特定するための識別データと対応付けて供給する供給手段と、
    前記供給手段により前記複数の色データのいずれかをそれぞれ供給されて、当該色データが表す像を像担持体に形成する複数の像形成手段と、
    前記複数の像形成手段により像担持体に形成された複数の像が単一の画像となるように、当該複数の像を転写体の所定の位置に転写する転写手段と、
    前記供給手段により前記像形成手段のそれぞれに供給される色データに対応する前記識別データを参照することにより、前記供給手段により供給される各色の色データが同一のカラー画像データを構成する色データであるか否かを判断する検証手段と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記識別データは、前記色データを特定するための色情報を含み、
    前記検証手段は、前記識別データの前記色情報を参照することにより、前記像形成手段のそれぞれに供給された色データの色が当該像形成手段により形成される像の色であるか否かを判断する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記色データは、前記記録材のあらかじめ決められた余白部分に相当するデータ領域を有し、
    前記供給手段は、前記余白部分に相当するデータ領域にその色データに対応する識別データを書き込む書込手段を備える
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記供給手段により供給される色データのいずれかが同一のカラー画像データを構成する色データでないと前記検証手段が判断した場合に、前記像形成手段による像の形成を禁止する禁止手段を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記供給手段により供給される色データのいずれかが同一のカラー画像データを構成する色データでないと前記検証手段が判断した場合に、前記転写手段による像の転写を禁止する禁止手段を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記供給手段により供給される色データのいずれかが同一のカラー画像データを構成する色データでないと前記検証手段が判断した場合に、ユーザにその旨を通知する通知手段を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 前記像形成手段のいずれかに供給された色データの色が当該像形成手段により形成される像の色でないと前記検証手段が判断した場合に、前記像形成手段による像の形成を禁止する禁止手段を備える
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  8. 前記像形成手段のいずれかに供給された色データの色が当該像形成手段により形成される像の色でないと前記検証手段が判断した場合に、前記転写手段による像の転写を禁止する禁止手段を備える
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  9. 前記像形成手段のいずれかに供給された色データの色が当該像形成手段により形成される像の色でないと前記検証手段が判断した場合に、ユーザにその旨を通知する通知手段を備える
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
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